JPH11198134A - 水中カット造粒装置 - Google Patents
水中カット造粒装置Info
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- JPH11198134A JPH11198134A JP10005956A JP595698A JPH11198134A JP H11198134 A JPH11198134 A JP H11198134A JP 10005956 A JP10005956 A JP 10005956A JP 595698 A JP595698 A JP 595698A JP H11198134 A JPH11198134 A JP H11198134A
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29B—PREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
- B29B9/00—Making granules
- B29B9/02—Making granules by dividing preformed material
- B29B9/06—Making granules by dividing preformed material in the form of filamentary material, e.g. combined with extrusion
- B29B9/065—Making granules by dividing preformed material in the form of filamentary material, e.g. combined with extrusion under-water, e.g. underwater pelletizers
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Abstract
回転するカッタにより溶融樹脂を切断し造粒する水中カ
ット造粒装置において、ナイフの撓みによるカッティン
グ不良や集中応力によるナイフ折損があった。 【解決手段】 カッタの先端部に放射状に取り付けるナ
イフ7として、刃部15のすくい面部17と取付部16
との接続部となる切上部20を、刃部15の刃先部分1
9からその背側15aへゆくほど刃部15の突出側とな
るように傾けた。これにより刃部15の撓み変形等を防
止できて、ナイフ7の強度アップができた。
Description
を製造するために用いられる水中カット造粒装置に関す
るものである。
は、水室1を挟んでその一方側にダイ2が設けられ、他
方側に、ダイ2へ向けて進退可能で且つ回転可能なカッ
タ3が設けられたものである。そして、水室1には給水
装置(図示略)が接続されて、室内へ水を循環供給可能
になっており、またダイ2にはギヤポンプ等の樹脂供給
装置(図示略)が接続されて、樹脂混練機(図示略)等
からの溶融樹脂4を、ダイノズル2aを介して水室1内
へ加圧供給可能になっている。
ダイ2側の突端部にナイフホルダ6が設けられ、図17
に示すようにこのナイフホルダ6に対して放射状配置で
複数のナイフ30が設けられたものである。上記ナイフ
30は、図18に示すように、樹脂切断作用を奏する刃
部31と、この刃部31を回転軸3a(ナイフホルダ
6)に対する径方向外方へ突出保持する取付基部32と
を有している。
2aから水室1内へ押し出される溶融樹脂4は、水で冷
却されると同時にカッタ3によって細かく切断され、造
粒(符号5参照)されることになる。ところで、この
種、水中カット造粒装置では、切断形状が綺麗に整った
ペレットを得るうえで、ナイフ30の刃部31におい
て、その回転方向の先側となる刃先部分33をダイス2
の正面に強く押し付けながら回転させるのが好ましいと
されている(なお図面上は隙間を持たせている)。
りもダイス2側へ少し突出させてあると共に、回転軸心
方向に沿った刃部31としての全体的な丈寸法Hを分厚
く形成して、刃部31が径方向及び軸方向の撓みに耐え
られるうようにしてあるが、これでは、ナイフの回転抵
抗が大であった。そこで、本発明者等は特願平9−67
432号および特願平9−182806号(いずれも公
知技術ではない)において、水中カット造粒装置を提案
し、水に対するナイフの回転抵抗を減らして乱流やキャ
ビテーションの抑制を図ること等が可能となった。
ット造粒装置においては、いずれにおいても、上記のよ
うにナイフ30の刃部31の刃先部分33をダイス2の
正面に強く押し付けて回転させる関係上、ナイフ30の
撓みによるカッティング不良で生じるペレットの欠陥
や、ナイフ30の折損を生じるという問題があった。
の原因がナイフの刃部形状に関わり無く、刃部のすくい
面と取付基部との接続部が大きく影響することを知見し
た。本発明は、上記知見に基づいてなされたものであっ
て、ナイフの刃部に撓み変形等が生じないような強度ア
ップを図ることにより、ナイフの撓みによるカッティン
グ不良に基因するペレットの欠陥やナイフの欠損を確実
に防止し、併せて、水に対するナイフの回転抵抗を減ら
して乱流やキャビテーションの抑制を図ると共に、ダイ
正面に沿った旋回方向水流の低速化を図り、もって駆動
効率の向上だけでなく高MFR材料等を用いた場合の形
状欠陥の発生防止を可能にできる水中カット造粒装置を
提供することを目的とする。
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係る水中カット造粒装置でも従来と同様に、カッタ
のナイフは、樹脂切断作用を奏する刃部と、この刃部を
ナイフホルダに対して径方向外方へ突出保持する取付基
部とを有し、且つナイフのナイフホルダ側へ向く面にお
いて刃部のすくい面部と取付基部との接続部となる切上
部が設けられたものであるが、本発明に係る水中カット
造粒装置では、この切上部について、刃部の刃先部分に
必要長さを確保させたうえで、その背側ほど刃部の突出
方向へ向けて所定角度に傾けて形成されてある。
ルダに対して固定されることから撓み等の変形は生じな
いと考えることができるが、上記のように切上部を所定
角度に傾けさせることで、取付基部(即ち、ナイフとし
て厚肉に形成される部分)が、実質的に刃部の突出方向
へ延長されるかたちとなる。従って、わざわざ刃部側に
対して厚肉化等の措置を講じなくても、カッタの回転時
に刃部が撓み等の変形を生じることがなくなるし、これ
により、ナイフの形式のいかんを問わずペレットの欠陥
やナイフの折損等を防止できたのである。
は、可及的に径方向外方とするのが強度的観点からは好
ましいが、この切上部がナイフホルダよりも更に外周側
へ位置付けられることは、刃部の有効作用面積(溶融樹
脂の切断に用いられる面積)を減少させることになる点
で不適当である。そこで、上記切上部は、ナイフホルダ
の外周部に外接した状態となるように設けるのが最適と
なる。
にあたり、ナイフに、カッタの回転方向に対する後退角
を持たせるようにすると、刃部の有効作用面積を何ら侵
すことなく、切上部の傾きを無理なく大きくすることが
でき、好適である。しかも、このようにナイフに後退角
を持たせ、且つ切上部をナイフホルダの外周部に外接さ
せておくことにより、カッタの回転時に刃部と水との相
対間に生じる水流に対して、切上部の傾斜角が平行状態
になり、その結果、この切上部による水切り抵抗(刃部
の回転抵抗)を小さく抑えられるという利点もある。
刃部における回転軸心方向の丈寸法を薄く形成できるこ
とになり、刃部を薄くできれば、水に対する回転抵抗が
益々減少し、カッタの回転時にダイ正面に沿うように生
じる旋回方向の水流も、低速化できることになる。その
ため、ナイフの回転方向後方側に生じる乱流が小さく抑
えられ、キャビテーションの抑制にも繋がり、もってカ
ッタ駆動力の消費を抑えてその駆動効率が高められる。
陥の発生を可及的に抑えた造粒が可能になり、この形状
欠陥を原因とした各種欠点も防止できることになる。一
方、ナイフの刃部に水流誘導面を形成させた場合も、水
に対するナイフの回転抵抗を減らすことができる。この
水流誘導面には山型水流誘導面と谷型水流誘導面とがあ
り、このいずれの水流誘導面も水流をダイへ向かわせる
作用を奏するものである。
剥離が円滑になり、回転抵抗の減少を図り、それ故に乱
流やキャビテーションの発生が抑えられることになる。
そのため、上記した駆動効率の高効率化や高MFR材料
等を用いる場合の形状欠陥の防止等について、一層、確
実で良好なものとできる。
施の形態を説明する。図1乃至図6は、本発明に係る水
中カット造粒装置のカッタ3において用いられる第1実
施形態のナイフ7を示している。なお、水中カット造粒
装置の基本構成として、水室1、ダイ2及びカッタ3を
具備している点等は図16で説明したとおりであり、同
図中のナイフ30を上記ナイフ7に置換すればよい。
5と、この刃部15を、回転軸3aの先端部に設けられ
たナイフホルダ6からその径方向外方へ突出保持する取
付基部16とを有している。刃部15は、回転方向の先
方側でダイ2へ向けてすくい角を持たせたすくい面部1
7とその後方側の平板部18とを有しており、すくい面
部17の先端縁が刃先部分19とされている。また、ナ
イフ7のナイフホルダ6側へ向く面において、刃部15
のすくい面部17と取付基部16との接続部(境界)に
は、切上部20が設けられたものとなっている。
示すように、刃部15における刃先部分19の長手方向
に必要長さを確保させたうえで、その背側15aほど刃
部15の突出方向へ向けて所定角度θだけ傾けて形成さ
れている(図4(A)に二点鎖線で示した三角形領域
を、従来のナイフ30に対して追加したようなかたちに
なっている)。
イフホルダ6に対して固定されることから撓み等の変形
は生じ難いと考えることができ、上記のように切上部2
0を所定角度θに傾けさせることで、取付基部16(即
ち、ナイフ7として厚肉に形成される部分)が、実質的
に刃部15の突出方向へ延長されるかたちとなり、ナイ
フ7としての強度の増強が図られることになる。
状にしたものであり、切上部20については図4(A)
と同様である。図7及び図8に示すように、このナイフ
7を装着したカッタ3において、各ナイフ7の刃部15
の部分を当て台25へ当接させた状態のまま、回転軸3
aに当て台25へ向けて200kgfの軸力Fを加える
ようにするナイフ7の強度試験を行ったところ、回転軸
3aの沈み込み量X(μm)と刃部15における突出端
側の浮き上がり量Y(μm)との合計として得られる最
大たわみδmaxは、18.8μmであった。
イフ30を同一条件で強度試験したときの37.5μm
に比べると略半減したと見ることができ、このことか
ら、本発明に係るナイフ7の方が、従来のナイフ30よ
りも応力の低減が図れると予測することができる。この
ようなことから、本発明に係るナイフ7では、刃部15
における回転軸心方向の丈寸法h(図5参照)を薄く形
成することができ、水に対する回転抵抗を小さくして、
カッタ3の回転時にダイ2の正面に沿うように生じる旋
回方向の水流を低速化できることになる。そのため、ナ
イフ7の回転方向後方側に生じる乱流が小さく抑えら
れ、キャビテーションの抑制にも繋がる。
付けは、可及的に径方向外方とするのが強度的観点から
は好ましいが、この切上部20がナイフホルダ7よりも
更に外周側へ位置付けられることは、刃部15として、
樹脂切断等にとって有益に作用する有効作用面積を減少
させることになる点で不適当となることから、該切上部
20はナイフ7ホルダの外周部に外接した状態となるよ
うに設けておくのが推奨される。
出し効率や整形性、及び水流抵抗の抑制等の理由によ
り、カッタ3の回転方向に対して後退角β(図6参照)
を持たせた状態でナイフホルダ6へ取り付けるのが好適
である。そのため、上記のように切上部20をナイフ7
ホルダの外周部に外接した状態とすることは、カッタ3
の回転時に刃部15と水との相対間に生じる水流に対し
て、切上部20の傾斜角を平行状態にして、切上部20
による水切り抵抗(刃部15の回転抵抗)を更に抑制す
るうえでも有益となる。
有効作用面積を何ら侵すことなく、切上部20の傾きを
無理なく大きくすることに繋がる。ナイフ7の後退角β
にもよるが、切上部20を、刃部15の刃先部分19に
対して傾かせる角度(90°から上記の所定角度θを減
じた角度)としては、40°以上80°以下とするのが
好ましく、特に50°以上70°以下とするのが好適で
あった。
あって、且つダイ2へ向く側の面に対して、刃部15の
丈寸法と同じ肉厚のまま、取付基部16側へ平面三角形
状に延長する厚肉化部21を設けた比較例のナイフ50
を示している。この比較例のナイフ50は、刃部15の
刃先部分19と同時に、厚肉化部21をダイ2の正面に
押し付けるようにして、これによりナイフ50としての
強度の増強を図ろうとしたものである。
と、厚肉化部21をダイ2へ当接させる必要があること
から、既存の水中カット造粒装置をそのまま流用するこ
とはできず、少なくともダイ2については、そのドーナ
ツ盤形状の内径を小さくしたものと置換する必要がでて
くる(図3中に、厚肉化部21を設ける場合を想定し
て、ダイ2の内径が位置付けるべき位置Zを併記し
た)。
担となるおそれがある。なお、このようなダイ2の作り
替えを回避するために、厚肉化部21の形成位置を刃部
15の突出方向側へずらすという方法も考えられるが、
このようにする場合には、ダイ2における内径寄りに設
けられるダイノズル2aを目塞ぎする必要がでてくるた
め、それだけ有効作用面積が小さくなり、ペレットの生
産量が減るといった別の不具合が生じることになる。
ば、本発明に係るナイフ7は、ダイ2の作り替えが不要
となり、且つ刃部15の有効作用面積も小さくならない
ためにペレットの生産量も減少することがないという点
で優れている。図10及び図11は、本発明に係る第2
実施形態のナイフ7を示している。この第2実施形態の
ナイフ7では、刃部15におけるダイ2へ向く面とは反
対向きの面7a(以下、「外面7a」と言う)を、その
回転方向の中間部付近で山なりにカーブさせ、回転方向
後方側ではダイ2へ向けた下り傾斜となるように形成し
てある。また、ダイ2へ向く面7b(以下、「内面7
b」と言う)は、その回転方向後方側をダイ正面に略平
行するフラット面に形成してある。
刃部15は、回転軸心方向の丈寸法hが、従来のナイフ
30(二点鎖線参照)の丈寸法Hに比べてかなり薄くな
っている。また、刃部15の肉厚自体もかなり薄くなっ
ている。従ってこのナイフ7は、水に対する回転抵抗が
小さくなり、ナイフ7を高速回転させても、ダイ2の正
面に沿って生じる旋回方向の水流はそれほど高速のもの
とはならない。また、ナイフ7の回転方向後方側におい
て乱流の発生を抑える効果も得られる。
たカーブ面は、山型水流誘導面9を形成するものであ
る。この山型水流誘導面9は、上記外面7aを水流の指
向先、即ち、ナイフ7の回転方向後方側において、ダイ
2の正面に平行する水流とは干渉しない(遠ざかる)方
向へ外曲げしたものである。従って、ナイフ7の外面7
aに沿った水流は、山型水流誘導面9を乗り越すのと同
時に外面7a側への吸引作用を受け、その結果、ナイフ
7の回転方向後方側から剥離しようとする時点でダイ2
側へ引き込まれるようになる。そのため、この水流は、
ナイフ7の回転方向後方側から円滑に剥離し、乱流やキ
ャビテーションの発生は抑えられる。
も、ダイ2の正面に沿って生じる旋回方向の水流は高速
化せず、乱流も生じ難くなってキャビテーションに至り
難くなるため、カッタ駆動力の消費が抑えられて駆動効
率を高くでき、また高MFR材料等を用いた場合でも形
状欠陥の発生を防止できるという、種々の利点を得るに
至る。
イフ7を示したもので、この第3実施形態では、ナイフ
7の外面7aに山型水流誘導面9が形成されているだけ
でなく、内面7bにも谷型水流誘導面10が形成されて
いる。この谷型水流誘導面10は、上記内面7bを水流
の指向先、即ち、ナイフ7の回転方向後方側において、
ダイ2の正面に平行する水流と干渉する方向へ内曲げし
たものである。
は、ナイフ7の回転方向後方側へ近づくにつれて物理的
な接触による偏向作用を受け、その結果、ナイフ7の回
転方向後方側から剥離しようとする時点でダイ2側へ押
し付けられるようになる。そのため、この水流について
も、山型水流誘導面9に導かれた水流と同じく、ナイフ
7の回転方向後方側から円滑に剥離し、乱流やキャビテ
ーションの発生は抑えられる。
水流誘導面10との双方を設けると、ナイフ7の回転方
向後方側から剥離する各々の水流に対し、それらが合流
するときの水勢が加勢されることになり、上記効果は相
乗的に高くなる利点がある。従って、この第3実施形態
では少なくとも第2実施形態の場合を超越した効果を得
ることができる。
イフ7の回転方向後方側の水流がダイ2へ向かう作用が
強いため、ナイフ7には、この作用の反動としてダイ2
から離れようとする揚力が生じる。そのため、ダイ2の
正面に対するナイフ7の押圧作用が低減し、両者共に磨
耗を抑えられるという副次的効果が得られる。更に、こ
の第3実施形態では、山型水流誘導面9や谷型水流誘導
面10を共に曲面によって形成してあるため、ナイフ7
の断面形状として、その全体が曲線で囲まれた流線形と
なり、水に対して回転方向に沿った抵抗が極めて小さく
なるという利点もある。特に、外面7aにおける回転方
向前端部の山なり部分では、滑らかな曲面とするのが好
適であった。
0は、図13に示す第4実施形態のナイフ7のように複
数の平坦面を継ぎ合わせたような折曲面としてもよい。
また、図14に示す第5実施形態のナイフ7のように、
外面7aに対して山型水流誘導面9よりも回転方向後方
側に補助的に谷型水流誘導面10を形成させたり、内面
7bに対して谷型水流誘導面10よりも回転方向後方側
に補助的に山型水流誘導面9を形成させたりすることも
可能である。
きさや適用回転数等)や運転条件等ごとに、水流を最も
効果的に低速化させるための調節を行うことが目的であ
るので、補助的に設けた外面7aの谷型水流誘導面10
や内面7bの山型水流誘導面9が、外面7aの山型水流
誘導面9や内面7bの谷型水流誘導面10の本来の作用
を吸収又は阻害するものでないことは言うまでもない。
7のように、外面7aと内面7bを回転方向前方側から
後方側へ向かうにしたがって曲率半径が徐々に減少する
曲面に形成し、内面7bの回転方向後部側に、回転方向
に対する仰角αだけ傾斜した平坦な傾斜面7cを形成す
ることも可能である。ところで、本発明は上記各実施形
態に限定されるものではない。
傾斜は直線状にしても曲線状にしてもよい。またナイフ
7の形成材料には、TICをはじめ、SKH,SUS等
の適宜材料を使用可能であるし、その他、ナイフ7にお
ける細部形状、カッタ3に対するナイフ7の取付数、水
中カット造粒装置としての細部構成等は適宜変更可能で
ある。
用いることが限定されるものではなく、その材質も特に
限定されるものではない。
係る水中カット造粒装置では、カッタにおけるナイフの
ナイフホルダ側へ向く面において、刃部のすくい面部と
取付基部との接続部となる切上部を、刃部の刃先部分か
らその背側へゆくほど刃部の突出側となるように傾けて
あるので、ナイフの形式のいかんを問わずわざわざ刃部
側に対して厚肉化等の措置を講じなくても、カッタの回
転時に刃部が撓み等の変形を生じることがなくなる。
不良で生じるペレット欠陥やナイフの折損を防止できる
とともに、併せてナイフの刃部を薄くでき、これより回
転抵抗の減少、ダイ正面での旋回水流の低速化、乱流及
びキャビテーションの抑制が図られ、結果としてカッタ
駆動力の消費を抑えてその駆動効率が高められる。ま
た、高MFR材料等であっても、形状欠陥の発生を可及
的に抑えた造粒が可能になり、この形状欠陥を原因とし
た各種欠点も防止できることになる。
で、ダイを作り替える必要がなく、ナイフホルダとして
も既存のものをそのまま使用できるものであるから、従
来の水中カット造粒装置からの改造を行う場合に、コス
ト的負担は殆ど生じず、またナイフの交換等に係る手間
として極めて簡単なもので済ませられる等の利点があ
る。
ナイフホルダの外周部に外接させた状態にすることによ
り、切上部による水切り抵抗(刃部の回転抵抗)を更に
小さく抑えられる等の利点がある。一方、ナイフに水流
誘導面を設けて水流をダイへ向かわせるようにすると、
ナイフから水流の剥離を円滑化させ、乱流やキャビテー
ションの抑制やダイ正面での旋回水流の低速化が可能に
なる。従って、カッタ駆動力の高効率化が一層向上し、
且つ高MFR材料等での確実な造粒が可能になる。
ナイフの第1実施形態を示す平面図(図6の一部拡大
図)である。
例、(B)は第2例である。
図(図16のA−A線矢視に対応)である。
概略図である。
斜視図である。
る。
る。
図である。
図である。
図である。
図である。
粒装置を示す側断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 ダイ(2)から水室(1)内へ押し出さ
れる溶融樹脂(4)を該ダイ(2)にナイフ(7)を対
向させた状態で回転させるカッタ(3)により切断して
造粒する水中カット造粒装置において、 上記カッタ(3)のナイフ(7)は、樹脂切断作用を奏
する刃部(15)と、該刃部(15)をカッタ(3)の
回転軸(3a)に設けられたナイフホルダ(6)に対し
て径方向外方へ突出保持する取付基部(16)とを有し
ており、 該ナイフ(7)のナイフホルダ(6)側へ向く面におい
て刃部(15)のすくい面部(17)と取付基部(1
6)との接続部となる切上部(20)が、刃部(15)
の刃先部分(19)に必要長さを確保させたうえでその
背側(15a)ほど刃部(15)の突出方向へ向けて所
定角度(θ)に傾けて形成されていることを特徴とする
水中カット造粒装置。 - 【請求項2】 前記ナイフ(7)は、カッタ(3)の回
転方向に対する後退角(β)を有してナイフホルダ
(6)から突出されており、前記切上部(20)が、ナ
イフホルダ(6)の外周部に外接する状態で設けられて
いることを特徴とする請求項1記載の水中カット造粒装
置。 - 【請求項3】 前記切上部(20)は、刃部(15)の
刃先部分(19)に対して40°以上80°以下の角度
で傾けられていることを特徴とする請求項1又は請求項
2記載の水中カット造粒装置。 - 【請求項4】 前記ナイフ(7)の刃部(15)は、ダ
イ(2)正面に沿って生じる旋回方向の水流を低速化で
きる程度まで回転軸心方向の丈寸法(h)が薄く形成さ
れていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
れかに記載の水中カット造粒装置。 - 【請求項5】 前記ナイフ(7)には、刃部(15)表
面に沿って流れる水流をダイ(2)へ向けて導く水流誘
導面(9)(10)が形成されていることを特徴とする
請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の水中カット造
粒装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00595698A JP3365735B2 (ja) | 1998-01-14 | 1998-01-14 | 水中カット造粒装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00595698A JP3365735B2 (ja) | 1998-01-14 | 1998-01-14 | 水中カット造粒装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11198134A true JPH11198134A (ja) | 1999-07-27 |
JP3365735B2 JP3365735B2 (ja) | 2003-01-14 |
Family
ID=11625354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00595698A Expired - Lifetime JP3365735B2 (ja) | 1998-01-14 | 1998-01-14 | 水中カット造粒装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3365735B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010000740A (ja) * | 2008-06-23 | 2010-01-07 | Japan Steel Works Ltd:The | ペレット製造装置用のカッター刃およびペレット製造装置 |
JP4790720B2 (ja) * | 2004-10-13 | 2011-10-12 | アウトマティック・プラスティックス・マシーナりー・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | プラスチック押出物をペレット化するためのロータリーカッター |
-
1998
- 1998-01-14 JP JP00595698A patent/JP3365735B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
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JP4790720B2 (ja) * | 2004-10-13 | 2011-10-12 | アウトマティック・プラスティックス・マシーナりー・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | プラスチック押出物をペレット化するためのロータリーカッター |
JP2010000740A (ja) * | 2008-06-23 | 2010-01-07 | Japan Steel Works Ltd:The | ペレット製造装置用のカッター刃およびペレット製造装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3365735B2 (ja) | 2003-01-14 |
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