JPH11197727A - ワークロールクラウン量演算装置および方法 - Google Patents

ワークロールクラウン量演算装置および方法

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JPH11197727A
JPH11197727A JP10004779A JP477998A JPH11197727A JP H11197727 A JPH11197727 A JP H11197727A JP 10004779 A JP10004779 A JP 10004779A JP 477998 A JP477998 A JP 477998A JP H11197727 A JPH11197727 A JP H11197727A
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JP
Japan
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work roll
crown amount
roll crown
amount
rolling
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JP10004779A
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English (en)
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Masaki Hioka
昌樹 樋岡
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧延実績値を用いてワークロールクラウン量
のモデル計算の誤差をオンラインで逐次に補正すること
により、高価なオンラインロールプロフィールメータを
使用することなくモデルの精度向上を図る。 【解決手段】 圧延スタンド出側に設置されたプロフィ
ールメータ5で測定される圧延材料の板クラウン量と、
圧延荷重、ベンディング力等の圧延実績値とに基づいて
ワークロールクラウン量実績値を算出するワークロール
クラウン量実績値計算部2と、算出されたワークロール
クラウン量と、ワークロールクラウン量モデル計算部3
によりモデル計算されたワークロールクラウン量モデル
計算値との偏差を演算し、この偏差に基づいて、以後の
モデル計算により求められるワークロールクラウン量を
補正する補正部4とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄鋼圧延制御にお
いて精度良くワークロールクラウン量を求めるワークロ
ールクラウン量演算装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄鋼圧延は、材料を複数のワークロール
によって徐々に圧下することにより実現される。
【0003】図8に模式的に示すワークロールは、圧延
の過程で、熱膨張や摩耗、あるいは冷却などに起因して
図9に示すように、板幅方向への外径分布が異なってく
る。このワークロール外径分布をワークロールクラウン
(プロフィール)という。
【0004】また、圧延される鋼板にも、板幅方向の厚
み分布が異なるいわゆる板クラウン(プロフィール)が
発生する。この板クラウン量は、圧延荷重、ワークロー
ルのベンド力、ワークロールの初期クラウン量、圧延前
の材料のクラウン量、材料の温度によるワークロールの
熱膨張量、圧延進行に伴うワークロールの摩耗量など、
多数の因子が複雑に作用することにより生じる。板クラ
ウン量は、図10に示すように、評価点(板エッジから
x=25〜40mm内側の点)の板幅a、cと中心点の
板幅bとから、 板クラウン量=b−(a+c)/2 として求められる。
【0005】一方、ワークロールクラウン量は、図11
に示すように、材料の板幅に応じた前記評価点に対応す
る外径a’、c’を選出し、中心点の外径をb’とする
と、 ワークロールクラウン量=b’−(a’+c’)/2 として求められる。このワークロールクラウン量は、初
期クラウン量、熱膨張量、ワークロール摩耗量によって
圧延中に変化していく。これらの量は、圧延材料の温
度、圧延荷重、圧延間隔等に影響される。特に、ワーク
ロールクラウンに関する因子は、オンラインで独立に測
定することが困難であるため、クラウン制御を自動で行
なうためには圧延モデルの高精度化が要求される。モデ
ル精度向上の手法は、ロールを圧延スタンドから抜いた
直後に測定したワークロールクラウン量、スタンド出側
に設置したプロフィールメータで測定される製品の板ク
ラウン量を基にしてモデル係数を調整するなど、オフラ
イン的な解析が主流であり、オンラインで逐次に精度向
上を図るものではなかった。
【0006】現在、オンラインでワークロールクラウン
量を測定することができる装置としては、オンライン・
ロールプロフィールメータがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数あ
る圧延スタンドの全てについて、オンラインでワークロ
ールクラウン量実測値を得るには、圧延スタンドの数分
のオンラインロールプロフィールメータが必要となり、
多大なコストがかかってしまうという問題があった。
【0008】そこで、圧延スタンドのいずれか1台にの
み、オンラインロールプロフィールメータを設置し、こ
のメータによって測定されるワークロールクラウン量に
基づいて他の圧延スタンドでのワークロールクラウン量
を予測することも考えられる。
【0009】すなわち、今、スタンド数を7台、最終ス
タンドである第7スタンドF7にオンラインロールプロ
フィールメータを設置したと仮定する。先ず、第7スタ
ンドF7のワークロールクラウン実績値と、モデル計算
値との偏差量ΔCWR7を計算する。この偏差量ΔCWR7
モデル誤差としてとらえ、第6スタンドF6のワークロ
ールクラウン量実績値CWR6 actを所定の演算式で計算す
る。以下、第5スタンドF5から第1スタンドF1ま
で、順次ワークロールクラウン量実績値を求める。そし
て、求めた実績値を次回のロール摩耗量計算や、ロール
熱膨張量計算で用いることにより、モデル式の精度を向
上させようとするものである。
【0010】しかしながら、このように構成することに
より、予測精度は向上するものの、やはり、オンライン
ロールプロフィールメータを1台は必要とすることか
ら、設備コストがかかってしまう。
【0011】本発明は上記事情に鑑み、圧延実績値を用
いてワークロールクラウン量のモデル計算の誤差をオン
ラインで逐次に補正することにより、高価なオンライン
ロールプロフィールメータを使用することなくモデルの
精度向上を図ることのできるワークロールクラウン量演
算装置および方法を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、請求項1では、外界からの熱流入、外界
への熱流出を考慮して求めたワークロール熱膨張量やワ
ークロールの摩耗量を逐次計算してワークロールのクラ
ウン量を計算する装置において、圧延スタンド出側に設
置されたプロフィールメータで測定される圧延材料の板
クラウン量と、圧延荷重、ベンディング力等の圧延実績
値とに基づいてワークロールクラウン量実績値を算出す
る算出手段と、算出されたワークロールクラウン量と、
モデル計算により求められたワークロールクラウン量モ
デル計算値との偏差を演算し、この偏差に基づいて、以
後のモデル計算により求められるワークロールクラウン
量を補正する補正手段とを備えたことを特徴している。
【0013】また、請求項2では、請求項1に記載のワ
ークロールクラウン量演算装置において、前記ワークロ
ールクラウン量実績値と、ワークロールクラウン量モデ
ル計算値との偏差を学習項として、以降のモデル計算に
反映させる学習項演算手段を備えたことを特徴としてい
る。
【0014】また、請求項3では、外界からの熱流入、
外界への熱流出を考慮して求めたワークロール熱膨張量
やワークロールの摩耗量を逐次計算してワークロールの
クラウン量を計算する方法において、圧延スタンド出側
に設置されたプロフィールメータで測定される圧延材料
の板クラウン量と、圧延荷重、ベンディング力等の圧延
実績値とに基づいてワークロールクラウン量実績値を算
出し、この算出されたワークロールクラウン量と、モデ
ル計算により求められたワークロールクラウン量モデル
計算値との偏差を演算し、この偏差に基づいて、以降の
モデル計算により求められるワークロールクラウン量を
補正することを特徴としている。
【0015】さらに、請求項4では、請求項3に記載の
ワークロールクラウン量演算方法において、前記ワーク
ロールクラウン量実績値とワークロールクラウン量モデ
ル計算値との偏差を学習項として、以降のモデル計算に
反映させることを特徴としている。
【0016】上記の構成によれば、いわゆるプロフィー
ルメータで測定される材料のクラウン量から、ワークロ
ールの熱膨張量を算出し、モデルによる計算値との誤差
を次回の計算に反映させることにより、モデル計算の精
度を向上させる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明によるワークロール
クラウン量演算装置の第1の実施の形態を示すブロック
図である。
【0018】この図に示すワークロールクラウン量演算
装置1Aは、ワークロールクラウン量実績値計算部2
と、ワークロールクラウン量モデル計算部3と、補正部
4とを備えている。
【0019】ワークロールクラウン量実績値計算部2
は、プロフィールメータ5で測定された製品の板クラウ
ン量(製品クラウン量)と、圧延荷重やベンディング力
等の圧延実績値を入力するとともに、プロフィールメー
タ5の測定完了のタイミングで、ワークロールクラウン
量実績値を計算する。
【0020】ワークロールクラウン量モデル計算部3
は、予め設定されているモデル式によってワークロール
クラウン量モデル計算値を予測値として求める。
【0021】補正部4は、ワークロールクラウン量実績
値計算部2で得られたワークロールクラウン量実績値
と、ワークロールクラウン量モデル計算部3で得られた
予測値との偏差を演算し、この偏差に基づいてワークロ
ールクラウン量モデル計算値を補正する。
【0022】次に本実施の形態の作用について図2のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0023】各スタンドの圧延設定値と出側材料クラウ
ン量との関係は、一例として次の(1)式により求めら
れる。
【0024】
【数1】 但し、Ci :iスタンド出側材料クラウン量 Pi :圧延荷重 FBi :ベンディング力 CWi :ワークロールクラウン量 (∂Ci/∂Pi,∂Ci/∂FBi,∂Ci/∂CWi):影
響係数 β :遺伝係数 D :定数(オフセット項) 先ず、ワークロールクラウン量モデル計算部3では、各
スタンドのワークロールクラウン量を、モデル式により
ワークロール摩耗量、ワークロール熱膨張量を求めるこ
とによって予測計算する(ステップST1)。
【0025】圧延ライン上においては、圧延スタンド出
側に設けられたプロフィールメータ5によって製品の板
クラウン量が測定され、測定された各スタンド出側の板
クラウン量はワークロールクラウン量実績値計算部2に
供給される。また、このワークロールクラウン量実績値
計算部2には圧延荷重やベンディング力等の圧延実績値
が供給されている。
【0026】ワークロールクラウン量実績値計算部2で
は、供給されたスタンド出側板クラウン量、および圧延
荷重実績値、ベンディング力実績値を次の(1)’式に
当てはめ、ワークロールクラウン量実績値CWi actを計
算する(ステップST3)。但し、先頭スタンドについ
てのクラウン量C0は、バークラウン(=0.0)とす
る。
【0027】
【数2】 補正部4では、次の(2)式を用いてモデル計算値(予
測値)と実績値の偏差を演算して、次回のモデル計算を
補正する(ステップST4)。
【0028】
【数3】 ΔCti=CWi act−CWi cal …(2) 但し、ΔCti :偏差 CWi act :ワークロールクラウン実績値 CWi cal :ワークロールクラウン量モデル計算値 以上の補正処理は最終スタンドまで繰り返し実行される
(ステップST6)。
【0029】次に、この実施の形態における補正処理を
より具体的に説明すると、今、ワークロールが図3に示
すような状態にあるものとする。式(1)’で求められ
たワークロールクラウン量実績値CWi act は、 b’−(a’+c’)/2 …(3) で示すことができる。ここで、b’は、ワークロールの
中心部の径、a’、c’は、圧延材料の板エッジから所
定距離x離れた点での径をいう。このxをクラウン評価
点といい、例えば,40mmなどの値に設定される。
【0030】この(3)式において、径b’と径a’お
よび径b’と径C’の各偏差を考え、ワークロール径の
分布を以下のように補正する。
【0031】先ず、図4に示すロール中心点の外径b’
を固定し、外径a’、c’の値を b’−a’=b’−c’=CWi act と補正する。
【0032】次に、図5に示すように、点y1から板端
部までを直線補正する。なお、このy1点は、例えば、
ワークロール交換後から今までに圧延した材料の最小板
幅である。
【0033】補正処理の結果をグラフ表示すると、図6
に示すように、ワークロールクラウン量は、ワークロー
ル交換時点から圧延時間にほぼ比例するように上昇して
いく。圧延を停止すると、一旦ワークロールクラウン量
も低下していくが、再度圧延を開始すると再びワークロ
ールクラウン量も上昇する。この場合、破線で示す圧延
実績値と、実線で示す予測値との偏差を演算し、その偏
差を零にするように補正する。この補正処理を一定周期
で実行することにより、図3に示すように、補正後のワ
ークロールクラウン量の実績値と予測値とは、ほぼ同一
の値で推移していくことが判る。
【0034】図7は、本発明によるワークロールクラウ
ン量演算装置の第2の実施の形態を示すブロック図であ
る。なお、図1に示した第1の実施の形態と同一構成部
分には同一符号が付されている。
【0035】図7に示す第2の実施の形態が図1に示し
た第1の実施の形態と相違する点は、補正部4に替えて
学習機能部6と学習項テーブル7とを設け、ワークロー
ルクラウン量実績値計算部2で得られるワークロールク
ラウン量実績値と、ワークロールクラウンモデル計算部
3で得られる予測値との偏差から逐次最小2乗法を用い
て学習項を計算して学習項テーブル7に更新した学習項
を格納するとともに、この学習項を用いて次回のワーク
ロールクラウン量のモデル計算を実行するようにしたも
のである。
【0036】次に、本実施の形態による学習処理につい
て説明する。
【0037】先ず、ワークロールクラウンモデル計算部
3では、ワークロールクラウン量モデル計算値が以下の
(3)式に基づいて計算される。
【0038】
【数4】 CWi=λ・ΔTci・Rci−λ・ΔTei・Rei −ΔWci+ΔWei+CWi init …(3) 但し、CWi :ワークロールクラウン量(実績計算
値) CWi init :ワークロールイニシャルクラウン量 ΔTc :センター部のワークロール平均上昇温度 ΔTe :エッジ部のワークロール平均上昇温度 Rc :センター部のワークロール半径 Re :エッジ部のワークロール半径 λ :熱膨張係数 ΔWci :センター部の摩耗量 ΔWei :エッジ部の摩耗量 この実施の形態では、上記(3)式を用いたワークロー
ルクラウン量計算に学習項を設ける。
【0039】
【数5】 CWi=λ・ΔTci・Rci−λ・ΔTei・Rei −ΔWci+ΔWei+CWi init +Zti …(3)’ Zti=a0+a1×Δθ+a2×Δt 但し、Zti :学習項 Δθ :ワークロール平均上昇温度(ワークロール
初期温度からの上昇量) Δt :ワークロール交換後からの圧延経過時間 a0,a1,a2 :回帰係数 ここで、ワークロール交換後からの圧延経過時間Δt
は、 Δt=圧延時間の積算値/ワークロール交換後から現在
までの時間 で表現できる。圧延経過時間Δtを考慮するのは、ワー
クロールを交換した直後は、温度も元に戻るが、徐々に
温度が戻らなくなるので、温度とワークロールの交換時
からの圧延経過時間とは相関関係があると考えられるた
めである。温度差から補正値を予測することができる。
【0040】偏差量を時間経過とワークロール温度の関
数で持つことにより、偏差量の時系列変化に対応させる
ことができる。
【0041】以上の概念を用いて、以下の処理を繰り返
していくことにより、モデル誤差を吸収することができ
る。
【0042】圧延が行われ、プロフィールメータ5の測
定完了のタイミングで、ワークロールクラウン量実績値
計算部2では、ワークロールクラウン量実績値を計算
し、学習機能部6に提供する。
【0043】学習機能部6では、ワークロールクラウン
量モデル計算部3から得られる予測値と、ワークロール
クラウン量実績値計算部2から得られる実績値を用い
て、逐次最小2乗法に基づき、前記回帰係数a0,a1,a
2を求めることによって学習項Ztiを計算する。
【0044】計算された学習項は学習項テーブル7に記
憶され、逐次更新される。但し、補正処理を実行しない
場合には、この学習項の更新処理は実行されない。
【0045】ワークロールクラウン量モデル計算部3で
は、学習項テーブル7に登録されている学習項を用いて
以降のワークロールクラウン量のモデル計算を行う。
【0046】この学習処理は、連続鋳造設備と直結した
ミニミルプラントなど、同一幅の材料の圧延が比較的長
く続くプラントで有効である。また、圧延ピッチが長い
ため、ワークロール熱膨張量が飽和するのに時間がかか
る場合に、この学習処理は有効である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、圧
延実績値を用いてワークロールクラウン量のモデル計算
の誤差をオンラインで逐次に補正することにより、高価
なオンラインロールプロフィールメータを使用すること
なくモデルの精度向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるワークロールクラウン量演算装置
の第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したワークロールクラウン量演算装置
の作用を説明するフローチャートである。
【図3】ワークロールクラウン量の状態を示す説明図で
ある。
【図4】補正処理の手順を示す説明図である。
【図5】直線補正を示す説明図である。
【図6】図1に示した実施の形態における補正処理の作
用効果を示す説明図である。
【図7】本発明によるワークロールクラウン量演算装置
の第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図8】ワークロールの外径を模式的に示す説明図であ
る。
【図9】ワークロールの外径分布を示す説明図である。
【図10】板クラウン量を模式的に示す説明図である。
【図11】ワークロールクラウン量を模式的に示す説明
図である。
【符号の説明】
1A、1B ワークロールクラウン量演算装置 2 ワークロールクラウン量実績値計算部(算出手段) 3 ワークロールクラウン量モデル計算部 4 補正部(補正手段) 5 プロフィールメータ 6 学習機能部(学習項演算手段) 7 学習項テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // G06F 15/18 550 B21B 37/00 BBH

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外界からの熱流入、外界への熱流出を考
    慮して求めたワークロール熱膨張量やワークロールの摩
    耗量を逐次計算してワークロールのクラウン量を計算す
    る装置において、 圧延スタンド出側に設置されたプロフィールメータで測
    定される圧延材料の板クラウン量と、圧延荷重、ベンデ
    ィング力等の圧延実績値とに基づいてワークロールクラ
    ウン量実績値を算出する算出手段と、 算出されたワークロールクラウン量と、モデル計算によ
    り求められたワークロールクラウン量モデル計算値との
    偏差を演算し、この偏差に基づいて、以後のモデル計算
    により求められるワークロールクラウン量を補正する補
    正手段と、 を備えたことを特徴するワークロールクラウン量演算装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のワークロールクラウン
    量演算装置において、 前記ワークロールクラウン量実績値と、ワークロールク
    ラウン量モデル計算値との偏差を学習項として、以降の
    モデル計算に反映させる学習項演算手段を備えたことを
    特徴とするワークロールクラウン量演算装置。
  3. 【請求項3】 外界からの熱流入、外界への熱流出を考
    慮して求めたワークロール熱膨張量やワークロールの摩
    耗量を逐次計算してワークロールのクラウン量を計算す
    る方法において、 圧延スタンド出側に設置されたプロフィールメータで測
    定される圧延材料の板クラウン量と、圧延荷重、ベンデ
    ィング力等の圧延実績値とに基づいてワークロールクラ
    ウン量実績値を算出し、この算出されたワークロールク
    ラウン量と、モデル計算により求められたワークロール
    クラウン量モデル計算値との偏差を演算し、この偏差に
    基づいて、以降のモデル計算により求められるワークロ
    ールクラウン量を補正することを特徴とするワークロー
    ルクラウン量演算方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のワークロールクラウン
    量演算方法において、 前記ワークロールクラウン量実績値とワークロールクラ
    ウン量モデル計算値との偏差を学習項として、以降のモ
    デル計算に反映させることを特徴とするワークロールク
    ラウン量演算方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5309219B2 (ja) * 2009-09-03 2013-10-09 東芝三菱電機産業システム株式会社 設定計算学習装置及び設定計算学習方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5309219B2 (ja) * 2009-09-03 2013-10-09 東芝三菱電機産業システム株式会社 設定計算学習装置及び設定計算学習方法

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