JP5309219B2 - 設定計算学習装置及び設定計算学習方法 - Google Patents

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Description

本発明は、プロセスラインにおけるセットアップ計算のような機械設備を動作させるために必要な設定値を精度良く決定する設定計算学習装置及び設定計算学習方法に関する。
一般に、セットアップ計算で利用されるモデル適応学習は、物理現象を数式に表現した数式モデル(以下、モデル式)に、入力変数を実績値として計算した実績計算値(以下、ACALと呼ぶ)と、計測器などで計測した実績値から求めた、ACALに相当する実績値(以下、ACTと呼ぶ)とを比較することにより、モデル式の補正項を修正していた。
この学習方法をここではモデル学習計算と呼ぶ。このモデル学習計算では、その時々の条件(例えば熱間圧延設備では、鋼材の鋼種、寸法など)を区切り(その区分をロットと呼ぶ)、ロット毎にモデル式の誤差を吸収する長期学習機能と、ロットに関係無く連続的(短期的)な学習を行って、経時的に発生する誤差を吸収する短期学習機能とを組み合わせる方法がよく利用されている(例えば、特開平4−367901号公報)。
特開平4−367901号公報
ところで、このような従来のモデル学習計算では、学習時に得られた実績値からACTとACALとが算出され、これらの偏差に基づいて学習が行われる。そのため、実績値が収集された物理環境時に、評価される物理対象が目標値に一致していたとは限らないので、学習による補正項を使うことにより、評価される物理対象が目標値に近づくような機械の設定値を適切に計算できるとは限らない。即ち、従来のモデル学習計算は、学習時に得られた実績値を使ってその条件に合うようにモデル式(モデル予測精度)のみを補正するので、設定値を精度良く決定することが困難であった。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、制御対象である機械設備の設定値を精度良く決定する設定計算学習装置及び設定計算学習方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る設定計算学習装置の第1の特徴は、
制御対象に対して設定する設定値に対応する入力変数実績値に基づいて第1のモデル式を用いて算出された途中結果出力実績計算値と、前記制御対象の計測部により計測された最終結果出力実績値に基づいて第2のモデル式を用いて算出された前記途中結果出力実績計算値に対応する途中結果出力実績値との偏移量に基づいてモデル学習補正項を算出し、この算出されたモデル学習補正項に基づいて前記第2のモデル式を補正するモデル学習計算部と、外部入力により初期値として設定された初期目標値と、前記最終結果出力実績値との偏移量をスムージング処理することによりバーニア補正項を算出し、前記初期目標値と、前記算出されたバーニア補正項とに基づいて仮目標値を算出するバーニア適応計算部と、
前記初期目標値と、前記第1のモデル式と、前記モデル学習計算部により補正された第2のモデル式とに基づいて、前記バーニア適応計算部により算出された仮目標値を得るための前記設定値を算出する設定値計算部とを備えたことにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る設定計算学習装置の第2の特徴は、制御対象に対して設定する設定値に対応する入力変数実績値に基づいて第1のモデル式を用いて算出された途中結果出力実績計算値と、前記制御対象の計測部により計測された最終結果出力実績値に基づいて第2のモデル式を用いて算出された前記途中結果出力実績計算値に対応する途中結果出力実績値との偏移量に基づいてモデル学習補正項を算出し、この算出されたモデル学習補正項に基づいて前記第2のモデル式を補正するモデル学習計算部と、評価される物理対象の最終結果出力値と、前記最終結果出力実績値との偏移量をスムージング処理することによりバーニア補正項を算出し、前記最終結果出力値に対する初期目標値と、前記算出されたバーニア補正項とに基づいて仮目標値を算出するバーニア適応計算部と、前記初期目標値と、前記第1のモデル式と、前記モデル学習計算部により補正された第2のモデル式とに基づいて、前記バーニア適応計算部により算出された仮目標値を得るための前記設定値を算出する設定値計算部とを備えたことにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る設定計算学習装置の第3の特徴は、制御対象に対して設定する設定値に対応する入力変数実績値に基づいてモデル式を用いて算出された途中結果出力実績計算値と、前記制御対象の計測部により計測された最終結果出力実績値との偏移量に基づいてモデル学習補正項を算出し、この算出されたモデル学習補正項に基づいて、評価される物理対象の最終結果出力値を補正するモデル学習計算部と、前記最終結果出力値に対する初期目標値と、前記最終結果出力実績値との偏移量をスムージング処理することによりバーニア補正項を算出し、前記初期目標値と、前記算出されたバーニア補正項とに基づいて仮目標値を算出するバーニア適応計算部と、前記初期目標値と、前記モデル式と、前記モデル学習計算部により補正された最終結果出力値とに基づいて、前記バーニア適応計算部により算出された仮目標値を得るための前記設定値を算出する設定値計算部とを備えたことにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る設定計算学習方法の第1の特徴は、制御対象に対して設定する設定値に対応する入力変数実績値に基づいて第1のモデル式を用いて算出された途中結果出力実績計算値と、前記制御対象の計測部により計測された最終結果出力実績値に基づいて第2のモデル式を用いて算出された前記途中結果出力実績計算値に対応する途中結果出力実績値との偏移量に基づいてモデル学習補正項を算出し、この算出されたモデル学習補正項に基づいて前記第2のモデル式を補正するモデル学習計算ステップと、外部入力により初期値として設定された初期目標値と、前記最終結果出力実績値との偏移量をスムージング処理することによりバーニア補正項を算出し、前記初期目標値と、前記算出されたバーニア補正項とに基づいて仮目標値を算出するバーニア適応計算ステップと、前記初期目標値と、前記第1のモデル式と、前記モデル学習計算ステップにより補正された第2のモデル式とに基づいて、前記バーニア適応計算ステップにより算出された仮目標値を得るための前記設定値を算出する設定値計算ステップとを有することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る設定計算学習方法の第2の特徴は、制御対象に対して設定する設定値に対応する入力変数実績値に基づいて第1のモデル式を用いて算出された途中結果出力実績計算値と、前記制御対象の計測部により計測された最終結果出力実績値に基づいて第2のモデル式を用いて算出された前記途中結果出力実績計算値に対応する途中結果出力実績値との偏移量に基づいてモデル学習補正項を算出し、この算出されたモデル学習補正項に基づいて前記第2のモデル式を補正するモデル学習計算ステップと、評価される物理対象の最終結果出力値と、前記最終結果出力実績値との偏移量をスムージング処理することによりバーニア補正項を算出し、前記最終結果出力値に対する初期目標値と、前記算出されたバーニア補正項とに基づいて仮目標値を算出するバーニア適応計算ステップと、前記初期目標値と、前記第1のモデル式と、前記モデル学習計算ステップにより補正された第2のモデル式とに基づいて、前記バーニア適応計算ステップにより算出された仮目標値を得るための前記設定値を算出する設定値計算ステップとを有することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る設定計算学習方法の第3の特徴は、制御対象に対して設定する設定値に対応する入力変数実績値に基づいてモデル式を用いて算出された途中結果出力実績計算値と、前記制御対象の計測部により計測された最終結果出力実績値との偏移量に基づいてモデル学習補正項を算出し、この算出されたモデル学習補正項に基づいて、評価される物理対象の最終結果出力値を補正するモデル学習計算ステップと、前記最終結果出力値に対する初期目標値と、前記最終結果出力実績値との偏移量をスムージング処理することによりバーニア補正項を算出し、前記初期目標値と、前記算出されたバーニア補正項とに基づいて仮目標値を算出するバーニア適応計算ステップと、前記初期目標値と、前記モデル式と、前記モデル学習計算ステップにより補正された最終結果出力値とに基づいて、前記バーニア適応計算ステップにより算出された仮目標値を得るための前記設定値を算出する設定値計算ステップとを有することにある。
本発明によれば、制御対象である機械設備の設定値を精度良く決定することができる。
本発明の第1の実施形態に係る設定計算学習装置が適用されたセットアップ計算システムの構成を示した構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る設定計算学習装置の構成を示した構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る設定計算学習装置が適用されたセットアップ計算システムによるセットアップ計算処理の処理手順を示したフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る設定計算学習装置の構成を示した構成図である。 本発明の第3の実施形態に係る設定計算学習装置の構成を示した構成図である。 本発明の第3の実施形態に係る設定計算学習装置が適用されたセットアップ計算システムによるセットアップ計算処理の処理手順を示したフローチャートである。
以下、本発明に係る設定計算学習装置の実施の形態について図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態に係る設定計算学習装置が適用されたセットアップ計算システムの構成を示した構成図である。
図1に示すように、第1の実施形態に係る設定計算学習装置1が適用されたセットアップ計算システム10は、設定計算学習装置1と、機械設備3と、実績収集収集装置4とを備えている。
機械設備3は、例えば熱間圧延設備のような、設定された設定値に基づいて動作する1以上の機器を有する設備である。また、機械設備3には、温度計、圧力計、及び速度計のような各種計測器が備えられている。
実績収集装置4は、機械設備3の各種計測器により計測された計測値を収集する。
図2は、第1の実施形態に係る設定計算学習装置1の構成を示した構成図である。
図2に示すように、設定計算学習装置1は、セットアップ計算装置2と、モデル適応学習装置5とを備えている。
セットアップ計算装置2は、予め登録されているモデル式を使用して、評価される物理対象、即ち実績収集装置4に備えられた計測器により計測された計測値のうち評価される値が目標値に近づくように機械設備3の設定値を求める。このセットアップ計算装置2により設定された設定値が機械設備3に出力される。
具体的には、セットアップ計算装置2は、設定値計算部8を備えており、設定値計算部8が、初期目標値Vori AIMと、第1のモデル式fと、後述するモデル学習計算部6により補正された第2のモデル式gとに基づいて、後述するバーニア適応計算部7により算出された仮目標値VAIMを得るための設定値Xを算出する。
モデル適応学習装置5は、その機能上、モデル学習計算部6と、バーニア適応計算部7とを備えている。
モデル学習計算部6は、機械設備3に対して設定する設定値Xに対応する入力変数実績値X ACTに基づいて第1のモデル式fを用いて算出された途中結果出力実績計算値YACALと、機械設備3の計測部により計測された最終結果出力実績値VACTに基づいて第2のモデル式gを用いて算出された途中結果出力実績計算値YACALに対応する途中結果出力実績値YACTとの偏移量に基づいてモデル学習補正項ZNEWを算出し、この算出されたモデル学習補正項ZNEWに基づいて第2のモデル式gを補正する。
バーニア適応計算部7は、最終結果出力値Vに対する初期目標値Vori AIMと、最終結果出力実績値VACTとの偏移量をスムージング処理することによりバーニア補正項Zver NEWを算出し、初期目標値Vori AIMと、算出されたバーニア補正項Zver NEWとに基づいて仮目標値VAIMを算出する。
≪設定計算学習装置1の作用≫
図3は、第1の実施形態に係る設定計算学習装置1が適用されたセットアップ計算システム10によるセットアップ計算処理の処理手順を示したフローチャートである。
図3に示すように、設定計算学習装置1のセットアップ計算装置2は、セットアップ計算処理が要求されると(ステップS101)、外部入力により初期値として設定された初期目標値Vori AIMに対応する機械設備3の入力変数である初期設定値を算出して、機械設備3に設定する(ステップS103)。
そして、機械設備3の運転中、実績収集装置4が、機械設備3の各種計測器により計測された計測値を収集する(ステップS105)。
次に、設定計算学習装置1のモデル適応学習装置5のモデル学習計算部6は、第1のモデル式fの途中結果出力値YOUTに対する実績値である途中結果出力実績値YACTと、第1のモデル式fの途中結果出力値YINに対する実績計算値である途中結果出力実績計算値YACALとを算出する(ステップS107)。
具体的には、モデル学習計算部6は、評価される物理対象の最終結果出力値Vに対する実績値である最終結果出力実績値VACTと、実績収集装置4により収集された計測値W ACTと、その他条件入力bとに基づいて、下記の(数式1)を用いて、途中結果出力実績値YACTを算出する。
ACT=g−1(VACT,W ACT,W ACT,・・・,b,b,・・・) (数式1)
ここで、
ACT:第1のモデル式fの途中結果出力値YOUTに対する実績値(途中結果出力実績値)
−1:第2のモデル式gの逆関数
ACT:評価される物理対象の最終結果出力値Vに対する実績値(最終結果出力実績値)
ACT (i=1,2,3,・・・):その他の変数入力の実績値(実績収集装置4により収集された計測値)
(k=1,2,3,・・・):その他の条件入力
とする。
さらに、モデル学習計算部6は、解として求めるべき入力変数である設定値Xの実績値である入力変数実績値X ACTと、その他条件入力aとに基づいて、下記の(数式2)を用いて、途中結果出力実績計算値YACALを算出する。
ACAL=f(X ACT,X ACT,・・・,a,a,・・・) (数式2)
ここで、
ACAL=:第1のモデル式fの途中結果出力値YINに対する実績計算値(途中結果出力実績計算値)
f:学習の偏移量を評価される(補正項が施される)物理量の第1のモデル式
ACT(i=1,2,3,・・・):解として求めるべき入力変数である設定値Xの実績値(入力変数実績値)
(j=1,2,3,・・・):その他の条件入力
とする。
次に、モデル学習計算部6は、モデル学習偏移量を算出する(ステップS109)。具体的には、モデル学習計算部6は、ステップS107において算出された途中結果出力実績値YACTと、途中結果出力実績計算値YACALとに基づいて、下記の(数式3)を用いて、モデル学習偏移量ZCURを算出する。
CUR=h(YACT,YACAL) (数式3)
ここで、
CUR:モデル学習偏移量
h:減算又は除算(i.e. ZCUR=YACT−YACAL 又は ZCUR=YACT/YACAL
とする。
次に、モデル学習計算部6は、下記の(数式4)を用いて、今回のセットアップ計算処理で用いられるモデル学習補正項ZNEWを算出する(ステップS111)。なお、今回のセットアップ計算処理とは、実行されているステップS105〜S121の処理のことをいい、後述するステップS123においてセットアップ計算の計算周期に達したと判定され、次のループとして実行されるステップS105〜S121の処理のことを次回のセットアップ計算処理といい、前回実行されたステップS105〜S121の処理のことを前回のセットアップ計算処理という。
NEW=ZOLD+β・(ZCUR−ZOLD) (数式4)
ここで、
NEW:今回のセットアップ計算処理で使用するモデル学習補正項
OLD:前回のセットアップ計算処理で使用したモデル学習補正項
β:平滑化係数
とする。
そして、モデル学習計算部6は、第2のモデル式gへ反映する(ステップS113)。具体的には、モデル学習計算部6は、補正される前の途中結果出力値であるYINと、ステップS111により算出したモデル学習補正項ZNEWとに基づいて、下記の(数式6)を用いて、途中結果出力値であるYOUTを算出し、この算出されたYOUTを、下記の(数式5)に示すように、最終結果出力値Vを算出するための第2のモデル式gに適応させる。
V=g(YOUT,W,W,・・・,b,b,・・・) (数式5)
OUT=p(YIN,ZNEW) (数式6)
ここで、
OUT:補正されたYIN
p:(数式3)が減算であれば加算、(数式3)が除算であれば乗算(i.e. YOUT=YIN+ZNEW又は YOUT=YIN×ZNEW
とする。
次に、設定計算学習装置1のモデル適応学習装置5のバーニア適応計算部7は、評価される物理対象の最終結果出力値Vに対する実績値である最終結果出力実績値VACTと、評価される物理対象の最終結果出力値Vに対する目標値の初期値である初期目標値Vori AIMとに基づいて、下記の(数式7)を用いて、バーニア偏移量Zver CURを算出する(ステップS115)。
ver CUR=q(VACT,Vori AIM) (数式7)
ここで、
ver CUR:バーニア偏移量
q:減算又は除算(i.e. Zver CUR =VACT−Vori AIM 又は Zver CUR=VACT/Vori AIM
ACT:評価される物理対象の最終結果出力値Vに対する実績値(最終結果出力実績値)
ori AIM:評価される物理対象の最終結果出力値Vに対する初期目標値
とする。
そして、バーニア適応計算部7は、下記の(数式8)を用いて、目標値Vori AIMと最終結果出力実績値VACTとに基づいて算出されたバーニア偏移量Zver CURをスムージング処理することにより、バーニア補正項Zver NEWを算出する(ステップS117)。
ver NEW=α・Zver CUR (数式8)
ここで、
ver NEW:今回のセットアップ計算で使用するバーニア補正項
α:平滑化係数
次に、バーニア適応計算部7は、目標値へ反映する(ステップS119)。具体的には、バーニア適応計算部7は、初期目標値Vori AIMと、ステップS117において算出されたバーニア補正項Zver NEWとに基づいて、下記の(数式9)を用いて、評価される物理対象の最終結果出力値Vに対する補正後の仮目標値VAIMを算出する。
AIM=r(Vori AIM,Zver NEW) (数式9)
ここで、
AIM:評価される物理対象の最終結果出力値Vに対する補正後の仮目標値
r:(数式7)が減算であれば加算、(数式7)が除算であれば乗算(i.e. VAIM=Vori AIM+Zver NEW又は VAIM=Vori AIM×Zver NEW
とする。
次に、設定計算学習装置1のセットアップ計算装置2の設定値計算部8は、設定値を算出する(ステップS121)。具体的には、設定値計算部8は、第1のモデル式fと、ステップS113においてモデル学習補正項ZNEWが反映された第2のモデル式gとに基づいて、下記の(数式10)〜(数式13)を用いて、ステップS119において算出された仮目標値VAIMを得るための設定値Xを算出する。
AIM=V (数式10)
V=g(YOUT,W,W,・・・,b,b,・・・) (数式11)
OUT=p(YIN,ZNEW) (数式12)
IN=f(X,X,・・・,a,a,・・・) (数式13)
次に、設定計算学習装置1のモデル適応学習装置5は、セットアップ計算の計算周期に達したと判定すると、処理をステップS123へ移行し、セットアップ計算の計算周期に達していないと判定すると処理をステップS125へ移行する(ステップS123)。
ステップS123において、セットアップ計算の計算周期に達したと判定された場合(NOの場合)、セットアップ計算処理の停止が要求されると(ステップS125)、設定計算学習装置1は、セットアップ計算処理を終了する。
以上のように、第1の実施形態に係る設定計算学習装置1が適用されたセットアップ計算システム10によれば、モデル適応学習装置5のモデル学習計算部6が第2のモデル式を補正し、バーニア適応計算部7が仮目標値を算出し、セットアップ計算装置2の設定値計算部8が第1のモデル式と、補正された第2のモデル式とに基づいて、算出された仮目標値を得るための設定値を算出するので、制御対象である機械設備3の設定値を精度良く決定することができる。
なお、第1の実施形態に係る設定計算学習装置1では、例えば、機械設備3として熱間圧延設備が採用された場合、最終結果出力値Vを圧延された圧延板の板厚として、仕上げ圧延を行う仕上げ圧延ミルのロールギャップの設定値を精度良く算出することができる。
<第2の実施形態>
本発明に係る第1の実施形態では、バーニア適応計算部7が、最終結果出力値Vに対する初期目標値Vori AIMと、最終結果出力実績値VACTとの偏移量をスムージング処理することによりバーニア補正項Zver NEWを算出する設定計算学習装置1を例に挙げて説明したが、これに限らない。
本発明に係る第2の実施形態では、バーニア適応計算部7が、最終結果出力値Vと、最終結果出力実績値VACTとの偏移量をスムージング処理することによりバーニア補正項Zver NEWを算出する設定計算学習装置1を例に挙げて説明する。
本発明の第2の実施形態に係る設定計算学習装置1が適用されたセットアップ計算システム10の構成につては、図1に示した本発明の第1の実施形態に係る設定計算学習装置1が適用されたセットアップ計算システム10の構成と同一であるので、説明を省略する。
図4は、第2の実施形態に係る設定計算学習装置1の構成を示した構成図である。
図4に示すように、第2の実施形態に係る設定計算学習装置1は、セットアップ計算装置2と、モデル適応学習装置5とを備えている。ここで、セットアップ計算装置2の構成については、図2に示した本発明の第1の実施形態に係る設定計算学習装置1に備えられたセットアップ計算装置2の構成と同一であるので、説明を省略する。
モデル適応学習装置5は、その機能上、モデル学習計算部6と、バーニア適応計算部7とを備えている。
モデル学習計算部6は、機械設備3に対して設定する設定値Xに対応する入力変数実績値X ACTに基づいて第1のモデル式fを用いて算出された途中結果出力実績計算値YACALと、機械設備3の計測部により計測された最終結果出力実績値VACTに基づいて第2のモデル式gを用いて算出された途中結果出力実績計算値YACALに対応する途中結果出力実績値YACTとの偏移量に基づいてモデル学習補正項ZNEWを算出し、この算出されたモデル学習補正項ZNEWに基づいて第2のモデル式gを補正する。
バーニア適応計算部7は、最終結果出力値Vと、最終結果出力実績値VACTとの偏移量をスムージング処理することによりバーニア補正項Zver NEWを算出し、最終結果出力値Vに対する初期目標値Vori AIMと、算出されたバーニア補正項Zver NEWとに基づいて仮目標値VAIMを算出する。
≪設定計算学習装置1の作用≫
第2の実施形態に係る設定計算学習装置1が適用されたセットアップ計算システム10によるセットアップ計算処理は、図3に示した第1の実施形態に係る設定計算学習装置1が適用されたセットアップ計算システム10によるセットアップ計算処理のうち、ステップS115〜S119の処理が異なるので、これらの処理について以下に説明する。
図3に示したフローチャートのステップS113の処理において、設定計算学習装置1のモデル学習計算部6が、途中結果出力値であるYOUTを第2のモデル式gへ反映すると、設定計算学習装置1のモデル適応学習装置5のバーニア適応計算部7は、評価される物理対象の最終結果出力値Vに対する実績値である最終結果出力実績値VACTと、評価される物理対象の最終結果出力値Vとに基づいて、下記の(数式15)を用いて、バーニア偏移量Zver CURを算出する(ステップS115)。
ver CUR=q(VACT,V) (数式15)
ここで、
ver CUR:バーニア偏移量
q:減算又は除算(i.e. Zver CUR =VACT−Vori AIM 又は Zver CUR=VACT/Vori AIM
ACT:評価される物理対象の最終結果出力値Vに対する実績値(最終結果出力実績値)
V:評価される物理対象の最終結果出力値
とする。
次に、バーニア適応計算部7は、下記の(数式16)を用いて、最終結果出力値Vと最終結果出力実績値VACTとに基づいて算出されたバーニア偏移量Zver CURをスムージング処理することにより、バーニア補正項Zver NEWを算出する(ステップS117)。
ver NEW=α・Zver CUR (数式16)
ここで、
ver NEW:今回のセットアップ計算で使用するバーニア補正項
α:平滑化係数
次に、バーニア適応計算部7は、目標値へ反映する(ステップS119)。具体的には、バーニア適応計算部7は、初期目標値Vori AIMと、ステップS117において算出されたバーニア補正項Zver NEWとに基づいて、下記の(数式17)を用いて、評価される物理対象の最終結果出力値Vに対する補正後の仮目標値VAIMを算出する。
AIM=r(Vori AIM,Zver NEW) (数式17)
ここで、
AIM:評価される物理対象の最終結果出力値Vに対する補正後の仮目標値
r:(数式15)が減算であれば加算、(数式15)が除算であれば乗算(i.e. VAIM=Vori AIM+Zver NEW又は VAIM=Vori AIM×Zver NEW
とする。
以上のように、第2の実施形態に係る設定計算学習装置1が適用されたセットアップ計算システム10によれば、モデル適応学習装置5のモデル学習計算部6が第2のモデル式を補正し、バーニア適応計算部7が最終結果出力値に基づいて仮目標値を算出し、セットアップ計算装置2の設定値計算部8が第1のモデル式と、補正された第2のモデル式とに基づいて、算出された仮目標値を得るための設定値を算出するので、制御対象である機械設備3の設定値を精度良く決定することができる。
<第3の実施形態>
本発明に係る第1の実施形態では、モデル学習計算部が、算出したモデル学習補正項に基づいて第2のモデル式を補正する設定計算学習装置1を例に挙げて説明したが、これに限らない。
本発明に係る第3の実施形態では、モデル学習計算部が、算出したモデル学習補正項に基づいて最終結果出力値を補正する設定計算学習装置1を例に挙げて説明する。
本発明の第3の実施形態に係る設定計算学習装置1が適用されたセットアップ計算システム10の構成につては、図1に示した本発明の第1の実施形態に係る設定計算学習装置1が適用されたセットアップ計算システム10の構成と同一であるので、説明を省略する。
図5は、第3の実施形態に係る設定計算学習装置1の構成を示した構成図である。
図5に示すように、第3の実施形態に係る設定計算学習装置1は、セットアップ計算装置2と、モデル適応学習装置5とを備えている。
セットアップ計算装置2は、予め登録されているモデル式を使用して、評価される物理対象、即ち実績収集装置4に備えられた計測器により計測された計測値が目標値に近づくように機械設備3の設定値を求める。このセットアップ計算装置2により設定された設定値が機械設備3に出力される。
具体的には、セットアップ計算装置2は、設定値計算部8を備えており、設定値計算部8が、初期目標値Vori AIMと、モデル式と、後述するモデル学習計算部6により補正された最終結果出力値Vとに基づいて、バーニア適応計算部7により算出された仮目標値VAIMを得るための設定値Xを算出する。
モデル適応学習装置5は、その機能上、モデル学習計算部6と、バーニア適応計算部7とを備えている。
モデル学習計算部6は、機械設備3に対して設定する設定値Xに対応する入力変数実績値X ACTに基づいてモデル式fを用いて算出された途中結果出力実績計算値YACALと、機械設備3の計測部により計測された最終結果出力実績値VACTとの偏移量に基づいてモデル学習補正項ZNEWを算出し、この算出されたモデル学習補正項ZNEWに基づいて最終結果出力値Vを補正する。
バーニア適応計算部7は、最終結果出力値Vに対する初期目標値Vori AIMと、最終結果出力実績値VACTとの偏移量をスムージング処理することによりバーニア補正項Zver NEWを算出し、初期目標値Vori AIMと、算出されたバーニア補正項Zver NEWとに基づいて仮目標値VAIMを算出する。
≪設定計算学習装置1の作用≫
図6は、第3の実施形態に係る設定計算学習装置1が適用されたセットアップ計算システム10によるセットアップ計算処理の処理手順を示したフローチャートである。ここでは、一例として、機械設備3として熱間圧延設備が採用され、最終結果出力値である最終板厚値Vを圧延された圧延板の板厚としたときの、仕上げ圧延を行う仕上げ圧延ミルのロールギャップの設定値を精度良く算出する設定計算学習装置1を例に挙げて説明する。
図6に示すように、設定計算学習装置1のセットアップ計算装置2は、セットアップ計算処理が要求されると(ステップS201)、外部入力により初期値として設定された初期目標値Vori AIMに対応する機械設備3の入力変数である初期設定値を算出して、機械設備3に設定する(ステップS203)。
そして、機械設備3の運転中、実績収集装置4が、機械設備3の各種計測器により計測された計測値を収集する(ステップS205)。
次に、設定計算学習装置1のモデル適応学習装置5のモデル学習計算部6は、ゲージメータ板厚モデル式fの途中出力板厚値Yに対する実績計算値である途中結果出力実績計算値YACALを算出する(ステップS207)。具体的には、モデル学習計算部6は、解として求めるべき入力変数であるロールギャップの設定値Xの実績値である入力変数実績値X ACTと、圧延荷重の実績値として入力される入力変数実績値X ACTと、その他条件入力aとに基づいて、下記の(数式19)を用いて、途中結果出力実績計算値YACALを算出する。
ACAL=f(X ACT,X ACT,・・・,a,a,・・・) (数式19)
ここで、
ACAL=:ゲージメータ板厚モデル式fの途中出力板厚値Yに対する実績計算値(途中結果出力実績計算値)
f:ゲージメータ板厚モデル式
ACT:ロールギャップの実績値(入力変数実績値)
ACT:圧延荷重の実績値(入力変数実績値)
(j=1,2,3,・・・):その他の条件入力
とする。
次に、モデル学習計算部6は、モデル学習偏移量ZCURを算出する(ステップS209)。具体的には、モデル学習計算部6は、ステップS207において算出された途中結果出力実績計算値YACALと、実績収集装置4から供給された板厚実績値VACTとに基づいて、下記の(数式20)を用いて、モデル学習偏移量ZCURを算出する。
CUR=h(VACT,YACAL) (数式20)
ここで、
CUR:モデル学習偏移量
h:減算(i.e. ZCUR=VACT−YACAL
とする。
次に、モデル学習計算部6は、下記の(数式21)を用いて、今回のセットアップ計算処理で用いられるモデル学習補正項ZNEWを算出する(ステップS211)。
NEW=ZOLD+β・(ZCUR−ZOLD) (数式21)
ここで、
NEW:今回のセットアップ計算処理で使用するモデル学習補正項
OLD:前回のセットアップ計算処理で使用したモデル学習補正項
β:平滑化係数
とする。
そして、モデル学習計算部6は、途中出力板厚値Yに、下記の(数式22)を用いて、ステップS211において算出されたモデル学習補正項ZNEWを反映させて、最終板厚値Vを補正する(ステップS213)。
V=p(Y,ZNEW) (数式22)
ここで、
V:補正されたY、即ち最終板厚値
p:加算(i.e. V=Y+ZNEW
とする。
次に、設定計算学習装置1のモデル適応学習装置5のバーニア適応計算部7は、最終板厚値Vに対する実績値である板厚実績値VACTと、最終板厚値Vに対する板厚目標値の初期値である初期板厚目標値Vori AIMとに基づいて、下記の(数式23)を用いて、バーニア偏移量Zver CURを算出する(ステップS215)。
ver CUR=q(VACT,Vori AIM) (数式23)
ここで、
ver CUR:バーニア偏移量
q:減算(i.e. Zver CUR =VACT−Vori AIM
ACT:最終板厚値Vに対する実績値(最終結果出力実績値)
ori AIM:最終板厚値Vに対する初期板厚目標値
とする。

そして、バーニア適応計算部7は、下記の(数式24)を用いて、板厚目標値Vori AIMと板厚実績値VACTとに基づいて算出されたバーニア偏移量Zver CURをスムージング処理することにより、バーニア補正項Zver NEWを算出する(ステップS217)。
ver NEW=α・Zver CUR (数式24)
ここで、
ver NEW:今回のセットアップ計算で使用するバーニア補正項
α:平滑化係数
次に、バーニア適応計算部7は、板厚目標値へ反映する(ステップS219)。具体的には、バーニア適応計算部7は、初期板厚目標値Vori AIMと、ステップS217において算出されたバーニア補正項Zver NEWとに基づいて、下記の(数式25)を用いて、最終板厚値Vに対する補正後の仮板厚目標値VAIMを算出する。
AIM=r(Vori AIM,Zver NEW) (数式25)
ここで、
AIM:最終板厚値Vに対する補正後の仮板厚目標値
r:加算(i.e. VAIM=Vori AIM+Zver NEW
とする。
次に、設定計算学習装置1のセットアップ計算装置2の設定値計算部8は、ロールギャップ設定値を算出する(ステップS221)。具体的には、設定値計算部8は、ゲージメータ板厚モデル式fと、モデル学習計算部6により補正された最終板厚値Vとに基づいて、下記の(数式10)〜(数式13)を用いて、ステップS219において算出された仮板厚目標値VAIMを得るためのロールギャップ設定値Xを算出する。
AIM=V (数式26)
V=p(Y,ZNEW) (数式27)
Y=f(X,X,・・・,a,a,・・・) (数式28)
次に、設定計算学習装置1のモデル適応学習装置5は、セットアップ計算の計算周期に達したと判定すると、処理をステップS205へ移行し、セットアップ計算の計算周期に達していないと判定すると処理をステップS225へ移行する(ステップS223)。
ステップS223において、セットアップ計算の計算周期に達したと判定された場合(NOの場合)、セットアップ計算処理の停止が要求されると(ステップS225)、設定計算学習装置1は、セットアップ計算処理を終了する。
以上のように、第3の実施形態に係る設定計算学習装置1が適用されたセットアップ計算システム10によれば、モデル学習計算部6が、算出したモデル学習補正項ZNEWに基づいて最終結果出力値Vを補正し、バーニア適応計算部7が仮板厚目標値VAIMを算出し、セットアップ計算装置2の設定値計算部8が、ゲージメータ板厚モデル式fと、モデル学習計算部6により補正された最終板厚値Vとに基づいて、バーニア適応計算部7により算出された仮板厚目標値VAIMを得るためのロールギャップ設定値Xを算出するので、装置負荷を低減しつつ、制御対象である機械設備3の設定値を精度良く決定することができる。
なお、第3の実施形態に係る設定計算学習装置1では、機械設備3として熱間圧延設備が採用され、最終結果出力値である最終板厚値Vを圧延された圧延板の板厚としたときの、仕上げ圧延を行う仕上げ圧延ミルのロールギャップの設定値を精度良く算出する設定計算学習装置1を例に挙げて説明したが、機械設備3は、熱間圧延設備に限らず、設定された設定値に基づいて動作する1以上の機器を有する設備であればよい。
産業上の利用の可能性
本発明は、熱間で金属を圧延する熱間圧延装置のような機械設備を動作させるために必要な設定値を精度良く決定する制御装置に適用できる。

Claims (6)

  1. 制御対象に対して設定する設定値に対応する入力変数実績値に基づいて第1のモデル式を用いて算出された途中結果出力実績計算値と、前記制御対象の計測部により計測された最終結果出力実績値に基づいて第2のモデル式を用いて算出された前記途中結果出力実績計算値に対応する途中結果出力実績値との偏移量に基づいてモデル学習補正項を算出し、この算出されたモデル学習補正項に基づいて前記第2のモデル式を補正するモデル学習計算部と、
    外部入力により初期値として設定された初期目標値と、前記最終結果出力実績値との偏移量をスムージング処理することによりバーニア補正項を算出し、前記初期目標値と、前記算出されたバーニア補正項とに基づいて仮目標値を算出するバーニア適応計算部と、
    前記初期目標値と、前記第1のモデル式と、前記モデル学習計算部により補正された第2のモデル式とに基づいて、前記バーニア適応計算部により算出された仮目標値を得るための前記設定値を算出する設定値計算部と、
    を備えたことを特徴とする設定計算学習装置。
  2. 制御対象に対して設定する設定値に対応する入力変数実績値に基づいて第1のモデル式を用いて算出された途中結果出力実績計算値と、前記制御対象の計測部により計測された最終結果出力実績値に基づいて第2のモデル式を用いて算出された前記途中結果出力実績計算値に対応する途中結果出力実績値との偏移量に基づいてモデル学習補正項を算出し、この算出されたモデル学習補正項に基づいて前記第2のモデル式を補正するモデル学習計算部と、
    評価される物理対象の最終結果出力値と、前記最終結果出力実績値との偏移量をスムージング処理することによりバーニア補正項を算出し、前記最終結果出力値に対する初期目標値と、前記算出されたバーニア補正項とに基づいて仮目標値を算出するバーニア適応計算部と、
    前記初期目標値と、前記第1のモデル式と、前記モデル学習計算部により補正された第2のモデル式とに基づいて、前記バーニア適応計算部により算出された仮目標値を得るための前記設定値を算出する設定値計算部と、
    を備えたことを特徴とする設定計算学習装置。
  3. 制御対象に対して設定する設定値に対応する入力変数実績値に基づいてモデル式を用いて算出された途中結果出力実績計算値と、前記制御対象の計測部により計測された最終結果出力実績値との偏移量に基づいてモデル学習補正項を算出し、この算出されたモデル学習補正項に基づいて、評価される物理対象の最終結果出力値を補正するモデル学習計算部と、
    前記最終結果出力値に対する初期目標値と、前記最終結果出力実績値との偏移量をスムージング処理することによりバーニア補正項を算出し、前記初期目標値と、前記算出されたバーニア補正項とに基づいて仮目標値を算出するバーニア適応計算部と、
    前記初期目標値と、前記モデル式と、前記モデル学習計算部により補正された最終結果出力値とに基づいて、前記バーニア適応計算部により算出された仮目標値を得るための前記設定値を算出する設定値計算部と、
    を備えたことを特徴とする設定計算学習装置。
  4. 制御対象に対して設定する設定値に対応する入力変数実績値に基づいて第1のモデル式を用いて算出された途中結果出力実績計算値と、前記制御対象の計測部により計測された最終結果出力実績値に基づいて第2のモデル式を用いて算出された前記途中結果出力実績計算値に対応する途中結果出力実績値との偏移量に基づいてモデル学習補正項を算出し、この算出されたモデル学習補正項に基づいて前記第2のモデル式を補正するモデル学習計算ステップと、
    外部入力により初期値として設定された初期目標値と、前記最終結果出力実績値との偏移量をスムージング処理することによりバーニア補正項を算出し、前記初期目標値と、前記算出されたバーニア補正項とに基づいて仮目標値を算出するバーニア適応計算ステップと、
    前記初期目標値と、前記第1のモデル式と、前記モデル学習計算ステップにより補正された第2のモデル式とに基づいて、前記バーニア適応計算ステップにより算出された仮目標値を得るための前記設定値を算出する設定値計算ステップと、
    を有することを特徴とする設定計算学習方法。
  5. 制御対象に対して設定する設定値に対応する入力変数実績値に基づいて第1のモデル式を用いて算出された途中結果出力実績計算値と、前記制御対象の計測部により計測された最終結果出力実績値に基づいて第2のモデル式を用いて算出された前記途中結果出力実績計算値に対応する途中結果出力実績値との偏移量に基づいてモデル学習補正項を算出し、この算出されたモデル学習補正項に基づいて前記第2のモデル式を補正するモデル学習計算ステップと、
    評価される物理対象の最終結果出力値と、前記最終結果出力実績値との偏移量をスムージング処理することによりバーニア補正項を算出し、前記最終結果出力値に対する初期目標値と、前記算出されたバーニア補正項とに基づいて仮目標値を算出するバーニア適応計算ステップと、
    前記初期目標値と、前記第1のモデル式と、前記モデル学習計算ステップにより補正された第2のモデル式とに基づいて、前記バーニア適応計算ステップにより算出された仮目標値を得るための前記設定値を算出する設定値計算ステップと、
    を有することを特徴とする設定計算学習方法。
  6. 制御対象に対して設定する設定値に対応する入力変数実績値に基づいてモデル式を用いて算出された途中結果出力実績計算値と、前記制御対象の計測部により計測された最終結果出力実績値との偏移量に基づいてモデル学習補正項を算出し、この算出されたモデル学習補正項に基づいて、評価される物理対象の最終結果出力値を補正するモデル学習計算ステップと、
    前記最終結果出力値に対する初期目標値と、前記最終結果出力実績値との偏移量をスムージング処理することによりバーニア補正項を算出し、前記初期目標値と、前記算出されたバーニア補正項とに基づいて仮目標値を算出するバーニア適応計算ステップと、
    前記初期目標値と、前記モデル式と、前記モデル学習計算ステップにより補正された最終結果出力値とに基づいて、前記バーニア適応計算ステップにより算出された仮目標値を得るための前記設定値を算出する設定値計算ステップと、
    を有することを特徴とする設定計算学習方法。
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