JPH11197462A - 中空糸膜型分離エレメント - Google Patents

中空糸膜型分離エレメント

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JPH11197462A
JPH11197462A JP1486998A JP1486998A JPH11197462A JP H11197462 A JPH11197462 A JP H11197462A JP 1486998 A JP1486998 A JP 1486998A JP 1486998 A JP1486998 A JP 1486998A JP H11197462 A JPH11197462 A JP H11197462A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高分子材料からなる中空糸膜束を用いる交換
式の分離エレメントとして、中空糸膜束の固定部の気密
性を保つと共にケーシングの強度を高める。 【解決手段】 筒状のケーシングの内部に高分子材料か
らなる中空糸膜の束をU字状に折り曲げて収容し、その
合せ端部を低密度のポリエチレンで固定すると共にケー
シングの一端部内面に固定する中空糸膜型分離エレメン
トEとして、中空糸膜束11を固定するケーシング12
の一端から内向き突起12cまでの短筒部分12bを糸
膜束11の固定部11aと同じ低密度のポリエチレンで
形成して、固定部11aに亀裂を作らないようにする一
方、突起12cから他端までの本体部分12aを高密度
のポリエチレンで形成して強度を持たせ、ケーシング1
2が捩れないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電子工業、食品工
業、医薬品工業等において各種の液体や気体を処理する
ようにした中空糸膜型の分離エレメントの改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】中空糸膜分離エレメントは多数の中空糸
状多孔質膜(以下単に中空糸膜という)を結束し、その
端部を固定してケーシング内に組込みユニット化するも
のであるが、中空糸膜端部を個化するやり方として、こ
までにはポリウレタン系、エポキシ系樹脂からなる接着
剤により固定化するものであったが、このものは接着剤
の溶出物があり、かつ耐熱性,耐薬性に乏しいため、そ
の用途が浄水器関係に限定されるので、最近では中空糸
膜同士の間にポリプロフィン樹脂のような熱融着性の樹
脂を充填して一体化したものが知られるようになった。
【0003】しかし、これらのものは中空糸膜が潰れた
り、中空糸膜の内,外径の寸法が不揃いであったり、又
は溶着の不十分な箇所があって、シール不良を生じた
り、気泡が残存したりするところから、これらの点をを
改良するため本出願人は先に次のような中空糸膜型の分
離エレメントを特願平7−73827号(特開平8−2
66871号)として提案した。
【0004】その概略を示せば、図8ないし図10のと
おりであり、ポリオレフィン,ポリサルホン,ポリフッ
化ビニリデン,ポリテトラフルオロエチレン等の合成樹
脂からなる多数(約400〜600本)の中空糸膜を図
8(a)のように束ねて中空糸膜束1となし、この糸膜
束1を同図(b)ようにU字状に折り曲げ、かつ各糸膜
中に溶融樹脂が入らないように各糸膜先端を押潰し、次
いで(c)図のように糸膜束1を束ねた側からポリオレ
フィン樹脂製の筒状ケーシング2内に挿入し、これを先
端から所定の位置(約10ないし40mm)に設けた環
状突起2aで絞り込みながら紐を引上げ、ケーシング2
内に組込む。
【0005】その後(d)図のようにケーシング2の外
側に形体保持用のチューブ5を嵌め合せ、これを(e)
図のように上方からホルダー6で保持して溶融樹脂注入
機7にセットし、注入口7aから溶融樹脂(ポリエチレ
ン)を合せ端部における各中空糸膜同士の間及びケーシ
ング2の内壁との間に均一に注入し、その注入深さが環
状突起2aの絞り込みにより所定の値(先端から約20
ないし40mm)に達した時点で注入を止め、(f)図
のように注入機7及びホルダー6から取外し、これを
(g)図のように遠心機8にセットし、100ないし1
50G程度の遠心加速度を与え、溶融樹脂の冷却固化時
に起こりがちなボイドの発生を防ぎながら、冷却固化さ
せ各中空糸膜同士及びケーシング2との接合を行う。
【0006】その後にケーシング2から形体保持用チュ
ーブ5を外し、(h)図のようにその先端部をケーシン
グともども5ないし10mm程度切断して、各中空糸膜
を開口させ、(i)図のように切断端側には大径部3a
と中央パイプ部3bを備えたケーシング2と同じ材質の
第1端板3を溶着接合すると共に他端には皿状の第2端
板4を溶着接合してユニット化された分離エレメントE
としている。又図10は中空糸膜束1を折り曲げること
なくケーシング2内に収容し、その両端部を片側ずつ上
記製造方法によって糸膜同士を固定すると共にケーシン
グ2の両端部内面に固定したもの(但し他端は密閉状
態)である。図8の製造工程図ではケーシングの周面に
通孔を持たず、ハウジングを必要としないエレメントを
例示しているが、通孔を備えてハウジングを必要とする
交換式のものもその製造工程に変わりはない。
【0007】そして、交換式の分離エレメントEは図
9,図10のように周囲に多数の通孔2bを備えてい
て、使用時には鋼板製のハウジングH内に収容し、第1
端板3のパイプ部3bに柔軟なシールリング3cを取付
けた上で、蓋体Haの中央ボス部に嵌め込む一方、ハウ
ジングHの底部と第2端板4との間にコイルばねSを配
設して、分離エレメントEを保持し、処理流体を蓋体H
aに設けた入口パイプHbを通じてハウジングH内に取
入れ、流体はケーシング周面の多くの通孔2bから内部
に入り、各中空糸膜を横切ることにより浄化され、浄化
された流体は蓋体Ha上の出口パイプHcから取出され
る。又時間の経過により各中空糸膜が表面に付着した微
粒子により目詰まりした際には、蓋体Haを外して新し
いエレメントEと交換される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記分離エ
レメントEの使用に先立って、中空糸膜束1の固定部1
aのシール状態の良否を確認(入口パイプHbからハウ
ジングH内にアルコールを入れ、中空糸膜を濡らして糸
膜の細孔を塞いでおき、その後に入口パイプHbからハ
ウジングH内に一定圧の圧縮空気を送り込み、ハウジン
グH内にあるアルコールを出口パイプHcから押し出
し、引き続き圧縮空気を送り込み出口パイプHcから泡
が出る点の圧力(バルブポイント値)状態を調べる。す
なわち、固定部1aに亀裂がなければ圧力は高く、亀裂
があれば圧力が低い)しているが、この場合、固定部1
aを形成するポリオレフィン樹脂とケーシング2を形成
しているポリオレフィン樹脂の溶融温度に大きな差があ
ると、遠心機8にかけての遠心冷却時に残留応力により
固定部1aに亀裂が生じ易いため現在では固定部1aを
形成する樹脂とケーシング2を形成する樹脂には同一系
統の融点の近い低密度のポリエチレンを用いており、低
密度のポリエチレンは機械的強度が弱く、ケーシング2
が通常仕様の外径が70mmで長さを250mm以上に
すると捩れを生じてしまい、中空糸膜束の保持には役立
たないことがある。
【0009】そこで、この発明は中空糸膜束の固定部に
亀裂を作らず、しかもケーシングの長さを長くしても剛
性を維持して捩れないようにすることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題のもとにこの発
明は、筒状のケーシングの内部に高分子材料からなる多
数の中空糸膜の束をU字状に折り曲げて収容し、その合
せ端部を低密度のポリエチレンで固定すると共にケーシ
ングの一端部内面に固定する中空糸膜型の分離エレメン
トとして、中空糸膜束を固定する上記ケーシングの一端
の短筒部分を低密度のポリエチレンで形成すると共にそ
の短筒部分を除く本体部分を高密度のポリエチレンで形
成し、ケーシングの一端には高密度ポリエチレンからな
り中央パイプ部を持つ第1端板を取付け、他端には同じ
材質の第2端板を取付けたことを特徴とし、第2には、
上記ケーシングの本体部分の他端部に複数の弾性係止片
と少なくとも一つの軸方向みぞを設け、かつ第2端板に
は係止片かけ止め用の窓孔とみぞ嵌め込み用の突条を設
け、この第2端板をケーシングの他端部に着脱可能に取
付けたことを特徴とし、第3には、筒状のケーシングの
内部に高分子材料からなる中空糸膜の束を収容し、その
両端部を低密度のポリエチレンで固定すると共にケーシ
ングの両端部内面に固定する中空糸膜型の分離エレメン
トとして、中空糸膜束を固定する上記ケーシングの両端
の短筒部分を低密度のポリエチレンで形成すると共にそ
の短筒部分を除く本体部分を高密度のポリエチレンで形
成し、ケーシングの一端には高密度ポリエチレンからな
り中央パイプ部を持つ第1端板を取付け、他端には同じ
材質の第2端板を取付けたことを特徴とするものであ
る。
【0011】
【実施の形態】図1はこの発明に係る分離エレメント0
のケーシングの一例を示すものであり、ケーシング12
は外径約60ないし70mm、肉厚約2ないし3mm、
長さ約250mm程度のもので、一端(図で左端)から
約20ないし40mmの位置に中空糸膜束を絞り込むた
めの内向き突起12cが環状に設けられると共に両端部
を除く周面には多数の通孔12dが設けられており、そ
して、一端から内向き突起部12cまでの短筒部分12
bは低密度のポリエチレン(密度0.915ないし0.930g/
cm3、融点100ないし115℃)で形成され、内向
き突起12cから他端までの本体部分12aは高密度の
ポリエチレン(密度0.945ないし0.965g/cm3融点1
25ないし135℃)で形成されている。
【0012】しかして、上記ケーシング12は、例えば
図2のように予め成形しておいた低密度ポリエチレン製
の短筒部分12bを中央の下型D1に嵌め合せ、これに
マンドレル状の上型D2を圧接させると同時に左右の割
り型D3を突き合わせ、上型D2と左右の割り型D3の間
の隙間に溶融した上記高密度のポリエチレンを注入する
ことにより、高密度ポリエチレンの本体部分12a低密
度ポリエチレンの短筒部分12bが一体になったものと
して成形される。
【0013】そして、ケーシング12の内部には、前記
のようにポリウレフィン,ポリサルホン,ポリフッ化ビ
ニリデン,ポリテトラフルオロエチレン等の樹脂からな
る多数の中空糸膜が束ねられ、U字状に曲げられて挿入
され、ケーシング12の一端部外側には形体保持用のチ
ューブが嵌合される一方、他端部はホルダーで掴まれて
樹脂注入機にセットされ、その注入口から溶融した低密
度のポリエチレン(密度0.919g/cm3、融点101
℃)が合せ端部における各中空糸膜同士の間及びケーシ
ングの短筒部分12bの内面との間に注入され、その後
注入機から取出されると共に遠心機にかけられた後チュ
ーブを外し、上記溶融樹脂が遠心冷却されて気泡やみだ
れのない固定部11a(図3)となされ、その固定部1
1aがケーシング12ともども5ないし10mm程度切
断されて、各中空糸膜が開口され、次いで、図3のよう
にケーシング12の一端部即ち短筒部分12b上にケー
シングの本体部分12aと同じ高密度のポリエチレンか
らなり大径部13aと中央パイプ13bを備えた第1端
板13が金型状のヒータにより加熱されて嵌められて溶
着される一方、本体部分12aの他端部には同じ高密度
のポリエチレンからなる皿状盲の第2端板14が同様に
嵌合溶着されて、交換式の中空糸膜型分離エレメントE
が形成される。
【0014】その使用時には、上記分離エレメントEは
鋼板製のハウジングH内に収容され、第1端板13の中
央パイプ部13bの周面に柔軟なゴム材からなるシール
リング13cが取付けられて蓋体Haの中央ボス部に嵌
め込まれ、かつ第2端板14とハウジングH底部との間
にコイルばねSが配設されて保持され、蓋体Haの入口
パイプHbから取入れられた処理流はケーシング12の
多くの通孔12dからケーシング12内に入り、各中空
糸膜を横切ることにより浄化され、浄化された流体は各
中空糸膜内を通って固定部11aから蓋体Ha内に出
て、出口パイプHcを通じ外部に取出される。又時間の
経過により各中空糸膜が表面に付着した微粒子により目
詰まりした際には、蓋体Haを外して新しいエレメント
Eと交換される。
【0015】この場合、中空糸膜束の固定部11aとケ
ーシング12一端の短筒部分12bは同じ系統の低密度
ポリエチレンで形成されているので、固定部11bには
亀裂を生じることなく、十分な気密性を保持し、又ケー
シング12の本体部12aは高密度のポリエチレンで形
成らえているので、高い機械的強度を維持する。
【0016】図4はケーシング12の変更例を示すもい
のであり、この例では高密度のポリエチレンからなるケ
ーシング12の本体部分12aの他端部に複数(図では
二つ)の長手方向の内側が肉厚になった弾性的な係止片
12eが円周方向に間隔をおいて設けられると共にこれ
と位置をずらせて軸方向みぞ12fが複数(これは一つ
でもよい)穿切されている。
【0017】又、図5は同じ材質の第2端板の変更例を
示し、このものは周面にケーシング12の係止片12e
をかけ止めるための窓孔14aと流体の通孔14cが設
けられ、内周面にはケーシング12の軸方向みぞ12f
に係合させる突条14bが形成され、端面にはばね受け
用の円形突条14dと中央通孔14eが設けられてい
る。
【0018】この第2端板14は内周面の突条14bを
ケーシングのみぞ12fに嵌めて位置決めしながら他端
部に嵌め合せ、その窓孔14aにケーシング12の係止
片12eを係止させるというやり方で、ケーシング12
の他端部に着脱可能に取付けられる。この第2端板14
を用いたときには、処理流体はその周面の通孔14cと
端面の通孔14eからもケーシング12内に入ることに
なる。第2端板14をこのようにする理由は、U字状の
中空糸膜束11を用いた交換式のエレメントでは、第2
端板14は必ずしも盲状のものでなく、かつケーシング
12に固定する必要がなく、更にケーシング12の長さ
を変更可能とすることによる。
【0019】全体をケーシング本体部分と同じ高密度ポ
リエチレン製とし、図6のように所要の長さ(図ではケ
ーシング12と同じ)で、周面に多孔の通孔15dを有
し、、一端部は上記第2端板14と同じように窓孔15
aと軸方向の突条15bを備え、かつ若干大径に形成さ
れ、他端部にはケーシング12の他端部と同じように周
面に弾性的な係止片15eと軸方向みぞ15fを設けた
継ぎ足しケーシング15を用い、その一端部をケーシン
グ12の他端に着脱可能に結合し、内部には長さの長い
U字状の中空糸膜束11を収容し、他端部には第2端板
14を着脱可能に取付ければ、処理能力の大きな分離エ
レメントEを得ることができる。
【0020】なお、上述の例ではケーシング12の内部
に中空糸膜11をU字状に折り曲げ、その合せ端部をケ
ーシング12の一端部内面に固定するようにしたものを
示したが、本発明はこれに限らず、図7のようにケーシ
ング12の両端における短筒部分12bを低密度ポリエ
チレンで形成すると共にそれらの短筒部分12bを除く
本体部分12aを高密度ポリエチレンで形成し、そのケ
ーシング12内に中空糸膜束11を折り曲げないで直線
状に収容し、その両端部における糸膜同士を低密度ポリ
エチレンで固定する(この場合、一端は固定部を切断し
て中空糸膜を開口させるが、他端は密封したままとす
る)と共にケーシング12両端の短筒部分の内面に固定
するようにしてもよい。この場合の溶融樹脂による固定
及び溶融樹脂の冷却はケーシングともども片側端ずつ順
次に上記工程にしたがって行う。又上述の例ではケーシ
ング12の周面に通孔12dを設けて交換式使用とした
ものを示したが、通孔12dを設けずにハウジングを必
要としないものとしてもよい。この場合は、他端固定部
11aは一端の固定部と同じように切断して中空糸膜を
開口させるとともに、第2端板14は第1端板13と同
じく中央パイプ部を持つものとし、又、ケーシング12
の途中には濾過液の取出し口を設けることになる。
【0021】
【発明の効果】以上のようにこの発明は、筒状ケーシン
グの内部に高分子材料からなる中空糸膜の束をU字状に
折り曲げて収容し、その合せ端部を低密度のポリエチレ
ンで固定すると共にケーシングの一端部内面に固定する
中空糸膜型分離エレメントとして、請求項1及び請求項
3のように構成することにより、中空糸膜束の固定部に
は亀裂を生じることなく、密封状態を十分に維持するこ
とができ、しかもケーシングは高い強度を保持し、捩れ
る恐れなく長いものとすることが可能であり、そして、
請求項2のように構成すれば、ケーシングの長さを継ぎ
足し部材を利用することにより容易に変更することがで
き、分離エレメントの処理能力を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る分離エレメントのケーシングの
一例の半断面側面図。
【図2】ケーシングの作り方の説明図。
【図3】この発明に係る分離エレメントの使用状態を示
す半断面側面図。
【図4】ケーシングの変更例の斜視図。
【図5】第2端板の変更例の斜視図。
【図6】長さを長くした例の半断面側面図。
【図7】両端部固定とした例の使用状態を示す半断面側
面図。
【図8】先行技術の製造工程図。
【図9】一端部固定とした先行技術エレメントの使用状
態を示す半断面側面図。
【図10】両端部固定とした先行技術エレメントの使用
状態を示す半断面側面図。
【符号の説明】
11 中空糸膜束 11a 固定部 12 ケーシング 12a 本体部分 12b 短筒部分 12c 内向き突起 13 第1端板 13b 中央パイプ部 14 第2端板 15 継ぎ足しケーシング E 分離エレメント H ハウジング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のケーシングの内部に高分子材料か
    らなる多数の中空糸膜の束をU字状に折り曲げて収容
    し、その合せ端部を低密度のポリエチレンで固定すると
    共にケーシングの一端部内面に固定する中空糸膜型の分
    離エレメントにおいて、中空糸膜束を固定する上記ケー
    シングの一端の短筒部分を低密度のポリエチレンで形成
    すると共にその短筒部分を除く本体部分を高密度のポリ
    エチレンで形成し、ケーシングの一端には高密度ポリエ
    チレンからなり中央パイプ部を持つ第1端板を取付け、
    他端には同じ材質の第2端板を取付けたことを特徴とす
    る中空糸膜型の分離エレメント。
  2. 【請求項2】 上記ケーシングの本体部分の他端部に複
    数の弾性係止片と少なくとも一つの軸方向みぞを設け、
    かつ第2端板には係止片かけ止め用の窓孔とみぞ嵌め込
    み用の突条を設け、この第2端板をケーシングの他端部
    に着脱可能に取付けたことを特徴とする請求項1記載の
    中空糸膜型の分離エレメント。
  3. 【請求項3】 筒状のケーシングの内部に高分子材料か
    らなる中空糸膜の束を収容し、その両端部を低密度のポ
    リエチレンで固定すると共にケーシングの両端部内面に
    固定する中空糸膜型の分離エレメントにおいて、中空糸
    膜束を固定する上記ケーシングの両端の短筒部分を低密
    度のポリエチレンで形成すると共にその短筒部分を除く
    本体部分を高密度のポリエチレンで形成し、ケーシング
    の一端には高密度ポリエチレンからなり中央パイプ部を
    持つ第1端板を取付け、他端には同じ材質の第2端板を
    取付けたことを特徴とする中空糸膜型の分離エレメン
    ト。
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