JPH11197189A - 車椅子 - Google Patents
車椅子Info
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- JPH11197189A JPH11197189A JP10002686A JP268698A JPH11197189A JP H11197189 A JPH11197189 A JP H11197189A JP 10002686 A JP10002686 A JP 10002686A JP 268698 A JP268698 A JP 268698A JP H11197189 A JPH11197189 A JP H11197189A
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- Japan
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- footrest
- body frame
- wheelchair
- main body
- slide mechanism
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 介護者が被介護者を容易に着座させることが
でき、着座状態では被介護者が足置部に楽に足先を載せ
置くことができる車椅子を提供する。 【解決手段】 両側に走行車輪1、下側に補助車輪2を
有する本体フレーム3の上部に着座部4を設け、同本体
フレーム3の下部前端に足置部5を設けてなる車椅子に
おいて、足置部5と着座部4との相対位置関係が、足置
部5の前端51が着座部4の前端41より前方へ突出する位
置と足置部5の前端51が着座部4の前端41の下方に納ま
る位置との間で変化するように、着座部4或いは足置部
5を前後方向スライド移動自在に保持するスライド機構
6を具備させた。
でき、着座状態では被介護者が足置部に楽に足先を載せ
置くことができる車椅子を提供する。 【解決手段】 両側に走行車輪1、下側に補助車輪2を
有する本体フレーム3の上部に着座部4を設け、同本体
フレーム3の下部前端に足置部5を設けてなる車椅子に
おいて、足置部5と着座部4との相対位置関係が、足置
部5の前端51が着座部4の前端41より前方へ突出する位
置と足置部5の前端51が着座部4の前端41の下方に納ま
る位置との間で変化するように、着座部4或いは足置部
5を前後方向スライド移動自在に保持するスライド機構
6を具備させた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、足腰の不自由な人
が移動するのに使用される車椅子に関し、より詳しく
は、特に、介護者が足腰の不自由な被介護者を容易に着
座させるとができる車椅子に関する。
が移動するのに使用される車椅子に関し、より詳しく
は、特に、介護者が足腰の不自由な被介護者を容易に着
座させるとができる車椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、実開平6−9627号公報に
開示されるように、足腰の不自由な人が移動するのに使
用される車椅子は一般に知られている。該車椅子は、図
6に示す如く、左右両側に走行車輪1を有すると共に下
側に補助車輪2を有する本体フレーム3の上部に着座部
4を設け、同本体フレーム3の下部前端に足置部5を設
けてなるものである。
開示されるように、足腰の不自由な人が移動するのに使
用される車椅子は一般に知られている。該車椅子は、図
6に示す如く、左右両側に走行車輪1を有すると共に下
側に補助車輪2を有する本体フレーム3の上部に着座部
4を設け、同本体フレーム3の下部前端に足置部5を設
けてなるものである。
【0003】このような車椅子においては、着座部4に
着座した利用者が走行車輪1を手動で回して自力で移動
したり、介護者が手押しハンドル10を持ち押して移動さ
せたりすることができる。又、該車椅子においては、補
助車輪2が走行車輪1の後方に一つ設けられ、該補助車
輪2と両側の走行車輪1との三点で水平状態が保持され
るようになっている。そして、補助車輪2は本体フレー
ム3に対して水平回転できるように取り付けられてい
て、進行方向を変えることができるようになっている。
着座した利用者が走行車輪1を手動で回して自力で移動
したり、介護者が手押しハンドル10を持ち押して移動さ
せたりすることができる。又、該車椅子においては、補
助車輪2が走行車輪1の後方に一つ設けられ、該補助車
輪2と両側の走行車輪1との三点で水平状態が保持され
るようになっている。そして、補助車輪2は本体フレー
ム3に対して水平回転できるように取り付けられてい
て、進行方向を変えることができるようになっている。
【0004】又、該車椅子において、足腰の不自由な被
介護者は介護者の手を借りて着座部4に着座し、この着
座状態で被介護者は、両側の肘掛部8に両腕を載せ置く
と共に、足先を足置部5に載せ置くことができる。
介護者は介護者の手を借りて着座部4に着座し、この着
座状態で被介護者は、両側の肘掛部8に両腕を載せ置く
と共に、足先を足置部5に載せ置くことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術に示すような車椅子にあっては、着座部4及び
足置部5が本体フレーム3に対して共に固定された状態
にあり、この状態で、足置部5は着座部4より前方へ大
きく突出している。着座状態で足置部5が着座部4より
前方へ突出していることは、該突出した足置部5に足先
を楽に載せ置くことができて好ましいものである。とこ
ろが、介護者が被介護者を着座部4に着座させる際に
は、同突出した足置部5が邪魔になり、被介護者を着座
部4に一度浅く座らせ、その後、後側へ回って被介護者
を後方へ引いて深く座りなおさせて着座させなければな
らず、介護者に大きな負担がかかっていた。
来の技術に示すような車椅子にあっては、着座部4及び
足置部5が本体フレーム3に対して共に固定された状態
にあり、この状態で、足置部5は着座部4より前方へ大
きく突出している。着座状態で足置部5が着座部4より
前方へ突出していることは、該突出した足置部5に足先
を楽に載せ置くことができて好ましいものである。とこ
ろが、介護者が被介護者を着座部4に着座させる際に
は、同突出した足置部5が邪魔になり、被介護者を着座
部4に一度浅く座らせ、その後、後側へ回って被介護者
を後方へ引いて深く座りなおさせて着座させなければな
らず、介護者に大きな負担がかかっていた。
【0006】本発明は、上記従来の技術における事由に
鑑みて発明されたもので、その課題は、足置部が邪魔に
ならない状態で介護者が被介護者を容易に着座させるこ
とができ、着座状態では被介護者が同足置部に楽に足先
を載せ置くことができて使い勝手の良い車椅子を提供す
ることである。
鑑みて発明されたもので、その課題は、足置部が邪魔に
ならない状態で介護者が被介護者を容易に着座させるこ
とができ、着座状態では被介護者が同足置部に楽に足先
を載せ置くことができて使い勝手の良い車椅子を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
車椅子は、左右両側に走行車輪を有すると共に下側に補
助車輪を有する本体フレームの上部に着座部を設け、同
本体フレームの下部前端に足置部を設けてなる車椅子に
おいて、足置部と着座部との相対位置関係が、足置部の
前端が着座部の前端より前方へ突出する位置と足置部の
前端が着座部の前端の下方に納まる位置との間で変化す
るように、着座部或いは足置部の少なくともいずれか一
方を前後方向スライド移動自在に保持するスライド機構
を具備することを特徴とする。
車椅子は、左右両側に走行車輪を有すると共に下側に補
助車輪を有する本体フレームの上部に着座部を設け、同
本体フレームの下部前端に足置部を設けてなる車椅子に
おいて、足置部と着座部との相対位置関係が、足置部の
前端が着座部の前端より前方へ突出する位置と足置部の
前端が着座部の前端の下方に納まる位置との間で変化す
るように、着座部或いは足置部の少なくともいずれか一
方を前後方向スライド移動自在に保持するスライド機構
を具備することを特徴とする。
【0008】したがって、この場合、足置部と着座部と
の相対位置関係を、足置部の前端が着座部の前端より前
方へ突出する位置と足置部の前端が着座部の前端の下方
に納まる位置との間で変化させ得るので、介護者が被介
護者を着座させる際に、足置部の前端が着座部の前端の
下方に納まる位置関係となし、該足置部が邪魔にならな
い状態として、被介護者を着座部に最初から深く容易に
着座させることができる。その後、着座状態では、足置
部の前端が着座部の前端より前方へ突出する位置関係と
なして、該前方へ突出した足置部に被介護者は足先を載
せ置いて楽な姿勢で着座することができる。しかも、そ
の際、着座部或いは足置部がスライド機構に保持されて
前後方向にスライド移動されるので、該移動に要するス
ペースは小さくて被介護者に当たる等の不都合を生じる
こともなく、スムーズに移動させることができて使い勝
手は良好である。
の相対位置関係を、足置部の前端が着座部の前端より前
方へ突出する位置と足置部の前端が着座部の前端の下方
に納まる位置との間で変化させ得るので、介護者が被介
護者を着座させる際に、足置部の前端が着座部の前端の
下方に納まる位置関係となし、該足置部が邪魔にならな
い状態として、被介護者を着座部に最初から深く容易に
着座させることができる。その後、着座状態では、足置
部の前端が着座部の前端より前方へ突出する位置関係と
なして、該前方へ突出した足置部に被介護者は足先を載
せ置いて楽な姿勢で着座することができる。しかも、そ
の際、着座部或いは足置部がスライド機構に保持されて
前後方向にスライド移動されるので、該移動に要するス
ペースは小さくて被介護者に当たる等の不都合を生じる
こともなく、スムーズに移動させることができて使い勝
手は良好である。
【0009】本発明の請求項2記載の車椅子は、上記請
求項1記載の車椅子において、着座部を前後方向スライ
ド移動自在に保持するスライド機構を該着座部と本体フ
レームとの間に具備することを特徴とする。
求項1記載の車椅子において、着座部を前後方向スライ
ド移動自在に保持するスライド機構を該着座部と本体フ
レームとの間に具備することを特徴とする。
【0010】したがって、この場合は特に、着座部を本
体フレームに対しスライド機構を介して前後方向にスラ
イド移動させることによって、該着座部と足置部との相
対位置関係を簡単に変化させることができる。
体フレームに対しスライド機構を介して前後方向にスラ
イド移動させることによって、該着座部と足置部との相
対位置関係を簡単に変化させることができる。
【0011】本発明の請求項3記載の車椅子は、上記請
求項1記載の車椅子において、足置部を前後方向スライ
ド移動自在に保持するスライド機構を該足置部と本体フ
レームとの間に具備することを特徴とする。
求項1記載の車椅子において、足置部を前後方向スライ
ド移動自在に保持するスライド機構を該足置部と本体フ
レームとの間に具備することを特徴とする。
【0012】したがって、この場合は特に、足置部を本
体フレームに対しスライド機構を介して前後方向にスラ
イド移動させることによって、該足置部と着座部との相
対位置関係を簡単に変化させることができる。
体フレームに対しスライド機構を介して前後方向にスラ
イド移動させることによって、該足置部と着座部との相
対位置関係を簡単に変化させることができる。
【0013】本発明の請求項4記載の車椅子は、上記請
求項1記載の車椅子において、着座部を前後方向スライ
ド移動自在に保持するスライド機構を該着座部と本体フ
レームとの間に具備すると共に、足置部を前後方向スラ
イド移動自在に保持するスライド機構を該足置部と本体
フレームとの間に具備することを特徴とする。
求項1記載の車椅子において、着座部を前後方向スライ
ド移動自在に保持するスライド機構を該着座部と本体フ
レームとの間に具備すると共に、足置部を前後方向スラ
イド移動自在に保持するスライド機構を該足置部と本体
フレームとの間に具備することを特徴とする。
【0014】したがって、この場合は特に、着座部及び
足置部を本体フレームに対し各々スライド機構を介して
前後方向にスライド移動させることによって、該着座部
と足置部との相対位置関係を簡単に変化させることがで
きる。しかも、その際、着座部と足置部とが共にスライ
ド機構を介してスライド移動されるので、両スライド機
構各々のスライド移動距離を短くすることができ、スラ
イド機構のコンパクト化を図ることができる。
足置部を本体フレームに対し各々スライド機構を介して
前後方向にスライド移動させることによって、該着座部
と足置部との相対位置関係を簡単に変化させることがで
きる。しかも、その際、着座部と足置部とが共にスライ
ド機構を介してスライド移動されるので、両スライド機
構各々のスライド移動距離を短くすることができ、スラ
イド機構のコンパクト化を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1、2は、本発明の請求項1、
2に対応する第一実施形態を示しており、該第一実施形
態の車椅子は、左右両側に走行車輪1を有すると共に下
側に補助車輪2を有する本体フレーム3の上部に着座部
4を設け、同本体フレーム3の下部前端に足置部5を設
けてなるものであって、足置部5と着座部4との相対位
置関係が、足置部5の前端51が着座部4の前端41より前
方へ突出する位置と足置部5の前端51が着座部4の前端
41の下方に納まる位置との間で変化するように、着座部
4或いは足置部5の少なくともいずれか一方を前後方向
スライド移動自在に保持するスライド機構6を具備して
いる。この場合は、着座部4を前後方向スライド移動自
在に保持するスライド機構6aを該着座部4と本体フレー
ム3との間に具備している。
2に対応する第一実施形態を示しており、該第一実施形
態の車椅子は、左右両側に走行車輪1を有すると共に下
側に補助車輪2を有する本体フレーム3の上部に着座部
4を設け、同本体フレーム3の下部前端に足置部5を設
けてなるものであって、足置部5と着座部4との相対位
置関係が、足置部5の前端51が着座部4の前端41より前
方へ突出する位置と足置部5の前端51が着座部4の前端
41の下方に納まる位置との間で変化するように、着座部
4或いは足置部5の少なくともいずれか一方を前後方向
スライド移動自在に保持するスライド機構6を具備して
いる。この場合は、着座部4を前後方向スライド移動自
在に保持するスライド機構6aを該着座部4と本体フレー
ム3との間に具備している。
【0016】本体フレーム3は金属製パイプで構成さ
れ、その両側に手動で回転動作される走行車輪1が回動
自在に取着されている。本体フレーム3の両側にはサイ
ドフレーム7が固着されており、該両サイドフレーム7
上に両腕を載せ置くことができる肘掛部8が各々付設さ
れている。又、同サイドフレーム7の前側下端に補助車
輪2が水平回転できるように取着されており、該補助車
輪2と前記両側の走行車輪1とで車椅子の水平状態が保
持されると共に、同補助車輪2が水平回転して車椅子の
進行方向を変えることができるようになっている。
れ、その両側に手動で回転動作される走行車輪1が回動
自在に取着されている。本体フレーム3の両側にはサイ
ドフレーム7が固着されており、該両サイドフレーム7
上に両腕を載せ置くことができる肘掛部8が各々付設さ
れている。又、同サイドフレーム7の前側下端に補助車
輪2が水平回転できるように取着されており、該補助車
輪2と前記両側の走行車輪1とで車椅子の水平状態が保
持されると共に、同補助車輪2が水平回転して車椅子の
進行方向を変えることができるようになっている。
【0017】又、本体フレーム3の後端両側には前記サ
イドフレーム7の後端と結合されるバックバー9が各々
立設固着されており、該両バックバー9の上端に後方へ
折曲した手押しハンドル10が各々設けられている。この
場合、着座部4に着座した被介護者が走行車輪1を手動
で回転させて自力で移動したり、介護者が手押しハンド
ル10を持ち押して移動させたりすることができる。
イドフレーム7の後端と結合されるバックバー9が各々
立設固着されており、該両バックバー9の上端に後方へ
折曲した手押しハンドル10が各々設けられている。この
場合、着座部4に着座した被介護者が走行車輪1を手動
で回転させて自力で移動したり、介護者が手押しハンド
ル10を持ち押して移動させたりすることができる。
【0018】本体フレーム3の上部両側には前後方向に
長いレール部材でなるスライド機構6aが配設されてお
り、該両側のスライド機構6aを介してその上に着座部4
が前後方向スライド自在に取着保持されている。又、本
体フレーム3の前端両側に位置する縦パイプ材11の下端
は前方へ折曲されており、該両縦パイプ材11の下端上に
足置部5が架設固着されている。この場合、着座部4
は、図1に示す如く、その前端41が本体フレーム3の前
端の縦パイプ材11と略合致する位置と、図2に示す如
く、その前端41が足置部5の前端51と略合致する位置と
の間の範囲で、前後方向にスライド移動される。
長いレール部材でなるスライド機構6aが配設されてお
り、該両側のスライド機構6aを介してその上に着座部4
が前後方向スライド自在に取着保持されている。又、本
体フレーム3の前端両側に位置する縦パイプ材11の下端
は前方へ折曲されており、該両縦パイプ材11の下端上に
足置部5が架設固着されている。この場合、着座部4
は、図1に示す如く、その前端41が本体フレーム3の前
端の縦パイプ材11と略合致する位置と、図2に示す如
く、その前端41が足置部5の前端51と略合致する位置と
の間の範囲で、前後方向にスライド移動される。
【0019】したがって、該第一実施形態の車椅子にお
いては、足置部5と着座部4との相対位置関係を、足置
部5の前端51が着座部4の前端41より前方へ突出する位
置と足置部5の前端51が着座部4の前端41の下方に納ま
る位置との間で変化させ得るので、介護者が被介護者を
着座させる際に、図2に示す如く、足置部5の前端51が
着座部4の前端41の下方に納まる位置関係となし、該足
置部5が邪魔にならない状態として、被介護者を着座部
4に最初から深く容易に着座させることができる。その
後、着座状態では、図1に示す如く、足置部5の前端51
が着座部4の前端41より前方へ突出する位置関係となし
て、該前方へ突出した足置部5に被介護者は足先を載せ
置いて楽な姿勢で着座することができる。
いては、足置部5と着座部4との相対位置関係を、足置
部5の前端51が着座部4の前端41より前方へ突出する位
置と足置部5の前端51が着座部4の前端41の下方に納ま
る位置との間で変化させ得るので、介護者が被介護者を
着座させる際に、図2に示す如く、足置部5の前端51が
着座部4の前端41の下方に納まる位置関係となし、該足
置部5が邪魔にならない状態として、被介護者を着座部
4に最初から深く容易に着座させることができる。その
後、着座状態では、図1に示す如く、足置部5の前端51
が着座部4の前端41より前方へ突出する位置関係となし
て、該前方へ突出した足置部5に被介護者は足先を載せ
置いて楽な姿勢で着座することができる。
【0020】しかも、その際、着座部4がスライド機構
6aに保持されて前後方向にスライド移動されるので、該
移動に要するスペースは小さくて被介護者に当たる等の
不都合を生じることもなく、スムーズに移動させること
ができて使い勝手は良好である。又、この場合、着座部
4を本体フレーム3に対しスライド機構6aを介して前後
方向にスライド移動させることによって、該着座部4と
足置部5との相対位置関係を簡単に変化させることがで
きる。
6aに保持されて前後方向にスライド移動されるので、該
移動に要するスペースは小さくて被介護者に当たる等の
不都合を生じることもなく、スムーズに移動させること
ができて使い勝手は良好である。又、この場合、着座部
4を本体フレーム3に対しスライド機構6aを介して前後
方向にスライド移動させることによって、該着座部4と
足置部5との相対位置関係を簡単に変化させることがで
きる。
【0021】図3は、本発明の請求項1、2に対応する
第二実施形態を示し、該第二実施形態の車椅子において
は、着座部4を本体フレーム3に対して着脱自在に固定
するストッパー12aが付設されている。したがって、こ
の場合、足置部5の前端51が着座部4の前端41より前方
へ突出する位置と足置部5の前端51が着座部4の前端41
の下方に納まる位置との各々で、着座部4をストッパー
12aによって本体フレーム3に対して固定することがで
きるので、該着座部4のずれ動きが防止されて使い勝手
はより向上される。なお、それ以外は、上記第一実施形
態の車椅子と同様に構成されていて、上記第一実施形態
の車椅子におけると同様の作用効果が奏される。
第二実施形態を示し、該第二実施形態の車椅子において
は、着座部4を本体フレーム3に対して着脱自在に固定
するストッパー12aが付設されている。したがって、こ
の場合、足置部5の前端51が着座部4の前端41より前方
へ突出する位置と足置部5の前端51が着座部4の前端41
の下方に納まる位置との各々で、着座部4をストッパー
12aによって本体フレーム3に対して固定することがで
きるので、該着座部4のずれ動きが防止されて使い勝手
はより向上される。なお、それ以外は、上記第一実施形
態の車椅子と同様に構成されていて、上記第一実施形態
の車椅子におけると同様の作用効果が奏される。
【0022】図4は、本発明の請求項1、3に対応する
第三実施形態を示し、該第三実施形態の車椅子において
は、足置部5を前後方向スライド移動自在に保持するス
ライド機構6bを該足置部5と本体フレーム3との間に具
備している。この場合、本体フレーム3の前端に縦パイ
プ材11が、摺動自在に嵌合された二重パイプ構造でなる
スライド機構6bを介して結合されており、該スライド機
構6bを介して同縦パイプ材11の下端に固着された足置部
5は本体フレーム3に対し前後方向スライド移動自在に
保持されるものである。
第三実施形態を示し、該第三実施形態の車椅子において
は、足置部5を前後方向スライド移動自在に保持するス
ライド機構6bを該足置部5と本体フレーム3との間に具
備している。この場合、本体フレーム3の前端に縦パイ
プ材11が、摺動自在に嵌合された二重パイプ構造でなる
スライド機構6bを介して結合されており、該スライド機
構6bを介して同縦パイプ材11の下端に固着された足置部
5は本体フレーム3に対し前後方向スライド移動自在に
保持されるものである。
【0023】したがって、この場合、足置部5を本体フ
レーム3に対しスライド機構6bを介して前後方向にスラ
イド移動させることによって、該足置部5と着座部4と
の相対位置関係を簡単に変化させることができる。しか
も、スライド機構6bでのスライド移動を停止固定させる
ストッパー12bが付設されているので、足置部5の前端
51が着座部4の前端41より前方へ突出する位置と足置部
5の前端51が着座部4の前端41の下方に納まる位置との
各々で、同ストッパー12bによりスライド機構6bでのス
ライド移動を停止固定させて、本体フレーム3に対する
足置部5のずれ動きを防止することができ使い勝手はよ
り向上される。なお、それ以外は、上記第一実施形態の
車椅子と同様に構成されていて、上記第一実施形態の車
椅子におけると同様の作用効果が奏される。
レーム3に対しスライド機構6bを介して前後方向にスラ
イド移動させることによって、該足置部5と着座部4と
の相対位置関係を簡単に変化させることができる。しか
も、スライド機構6bでのスライド移動を停止固定させる
ストッパー12bが付設されているので、足置部5の前端
51が着座部4の前端41より前方へ突出する位置と足置部
5の前端51が着座部4の前端41の下方に納まる位置との
各々で、同ストッパー12bによりスライド機構6bでのス
ライド移動を停止固定させて、本体フレーム3に対する
足置部5のずれ動きを防止することができ使い勝手はよ
り向上される。なお、それ以外は、上記第一実施形態の
車椅子と同様に構成されていて、上記第一実施形態の車
椅子におけると同様の作用効果が奏される。
【0024】図5は、本発明の請求項1、2、3、4に
対応する第四実施形態を示し、該第四実施形態の車椅子
においては、着座部4を前後方向スライド移動自在に保
持するスライド機構6aを該着座部4と本体フレーム3と
の間に具備すると共に、足置部5を前後方向スライド移
動自在に保持するスライド機構6bを該足置部5と本体フ
レーム3との間に具備している。したがって、この場
合、着座部4及び足置部5を本体フレーム3に対し各々
スライド機構6a,6bを介して前後方向にスライド移動さ
せることによって、該着座部4と足置部5との相対位置
関係を簡単に変化させることができる。
対応する第四実施形態を示し、該第四実施形態の車椅子
においては、着座部4を前後方向スライド移動自在に保
持するスライド機構6aを該着座部4と本体フレーム3と
の間に具備すると共に、足置部5を前後方向スライド移
動自在に保持するスライド機構6bを該足置部5と本体フ
レーム3との間に具備している。したがって、この場
合、着座部4及び足置部5を本体フレーム3に対し各々
スライド機構6a,6bを介して前後方向にスライド移動さ
せることによって、該着座部4と足置部5との相対位置
関係を簡単に変化させることができる。
【0025】しかも、その際、着座部4と足置部5とが
共にスライド機構6a,6bを介してスライド移動されるの
で、両スライド機構6a,6b各々のスライド移動距離を短
くすることができ、スライド機構6a,6bのコンパクト化
を図ることができる。なお、それ以外は、上記第二実施
形態或いは第三実施形態の車椅子と同様に構成されてい
て、上記第二実施形態或いは第三実施形態の車椅子にお
けると同様の作用効果が奏される。
共にスライド機構6a,6bを介してスライド移動されるの
で、両スライド機構6a,6b各々のスライド移動距離を短
くすることができ、スライド機構6a,6bのコンパクト化
を図ることができる。なお、それ以外は、上記第二実施
形態或いは第三実施形態の車椅子と同様に構成されてい
て、上記第二実施形態或いは第三実施形態の車椅子にお
けると同様の作用効果が奏される。
【0026】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1記載の車
椅子においては、介護者が被介護者を着座させる際に、
足置部が邪魔にならない状態として、被介護者を着座部
に最初から深く容易に着座させることができ、その後、
着座状態では、足置部を前方へ突出させて、該足置部に
被介護者は足先を載せ置いて楽な姿勢で着座することが
でき、しかも、その際、着座部或いは足置部を小さなス
ペースでスムーズに移動させることができて使い勝手が
良好である。
椅子においては、介護者が被介護者を着座させる際に、
足置部が邪魔にならない状態として、被介護者を着座部
に最初から深く容易に着座させることができ、その後、
着座状態では、足置部を前方へ突出させて、該足置部に
被介護者は足先を載せ置いて楽な姿勢で着座することが
でき、しかも、その際、着座部或いは足置部を小さなス
ペースでスムーズに移動させることができて使い勝手が
良好である。
【0027】又、本発明の請求項2記載の車椅子におい
ては、特に、着座部を前後方向にスライド移動させて、
該着座部と足置部との相対位置関係を簡単に変化させる
ことができる。
ては、特に、着座部を前後方向にスライド移動させて、
該着座部と足置部との相対位置関係を簡単に変化させる
ことができる。
【0028】又、本発明の請求項3記載の車椅子におい
ては、特に、足置部を前後方向にスライド移動させて、
該足置部と着座部との相対位置関係を簡単に変化させる
ことができる。
ては、特に、足置部を前後方向にスライド移動させて、
該足置部と着座部との相対位置関係を簡単に変化させる
ことができる。
【0029】又、本発明の請求項4記載の車椅子におい
ては、特に、着座部及び足置部を各々前後方向にスライ
ド移動させて、該着座部と足置部との相対位置関係を簡
単に変化させることができ、しかも、各々のスライド移
動距離を短くすることができて、スライド機構のコンパ
クト化を図ることができる。
ては、特に、着座部及び足置部を各々前後方向にスライ
ド移動させて、該着座部と足置部との相対位置関係を簡
単に変化させることができ、しかも、各々のスライド移
動距離を短くすることができて、スライド機構のコンパ
クト化を図ることができる。
【図1】本発明の第一実施形態である車椅子を示す側面
図。
図。
【図2】同車椅子の異なる状態での側面図。
【図3】本発明の第二実施形態である車椅子を示す側面
図。
図。
【図4】本発明の第三実施形態である車椅子を示す側面
図。
図。
【図5】本発明の第四実施形態である車椅子を示す側面
図。
図。
【図6】従来例である車椅子を示す側面図。
1 走行車輪 2 補助車輪 3 本体フレーム 4 着座部 41 前端 5 足置部 51 前端 6 スライド機構 6a スライド機構 6b スライド機構
Claims (4)
- 【請求項1】 左右両側に走行車輪を有すると共に下側
に補助車輪を有する本体フレームの上部に着座部を設
け、同本体フレームの下部前端に足置部を設けてなる車
椅子において、足置部と着座部との相対位置関係が、足
置部の前端が着座部の前端より前方へ突出する位置と足
置部の前端が着座部の前端の下方に納まる位置との間で
変化するように、着座部或いは足置部の少なくともいず
れか一方を前後方向スライド移動自在に保持するスライ
ド機構を具備することを特徴とする車椅子。 - 【請求項2】 着座部を前後方向スライド移動自在に保
持するスライド機構を該着座部と本体フレームとの間に
具備することを特徴とする請求項1記載の車椅子。 - 【請求項3】 足置部を前後方向スライド移動自在に保
持するスライド機構を該足置部と本体フレームとの間に
具備することを特徴とする請求項1記載の車椅子。 - 【請求項4】 着座部を前後方向スライド移動自在に保
持するスライド機構を該着座部と本体フレームとの間に
具備すると共に、足置部を前後方向スライド移動自在に
保持するスライド機構を該足置部と本体フレームとの間
に具備することを特徴とする請求項1記載の車椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10002686A JPH11197189A (ja) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | 車椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10002686A JPH11197189A (ja) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | 車椅子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11197189A true JPH11197189A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11536182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10002686A Pending JPH11197189A (ja) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | 車椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11197189A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006055413A (ja) * | 2004-08-20 | 2006-03-02 | Nisshin Iryoki Kk | 車椅子 |
JP2006055286A (ja) * | 2004-08-18 | 2006-03-02 | Aono:Kk | 車椅子の座装置 |
JP2013165788A (ja) * | 2012-02-14 | 2013-08-29 | Erevo Japan 株式会社 | 車いすのレッグバーの取付構造及び車いす |
JP2014004288A (ja) * | 2012-06-27 | 2014-01-16 | Kotaro Iwashima | 車椅子 |
-
1998
- 1998-01-09 JP JP10002686A patent/JPH11197189A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006055286A (ja) * | 2004-08-18 | 2006-03-02 | Aono:Kk | 車椅子の座装置 |
JP2006055413A (ja) * | 2004-08-20 | 2006-03-02 | Nisshin Iryoki Kk | 車椅子 |
JP2013165788A (ja) * | 2012-02-14 | 2013-08-29 | Erevo Japan 株式会社 | 車いすのレッグバーの取付構造及び車いす |
JP2014004288A (ja) * | 2012-06-27 | 2014-01-16 | Kotaro Iwashima | 車椅子 |
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