JPH11196835A - 食品の洗浄装置 - Google Patents

食品の洗浄装置

Info

Publication number
JPH11196835A
JPH11196835A JP751998A JP751998A JPH11196835A JP H11196835 A JPH11196835 A JP H11196835A JP 751998 A JP751998 A JP 751998A JP 751998 A JP751998 A JP 751998A JP H11196835 A JPH11196835 A JP H11196835A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
food
foreign matter
water tank
water
washing water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP751998A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Ishikawa
尋己 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KE CORP KK
KE Corp Co Ltd
Original Assignee
KE CORP KK
KE Corp Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KE CORP KK, KE Corp Co Ltd filed Critical KE CORP KK
Priority to JP751998A priority Critical patent/JPH11196835A/ja
Publication of JPH11196835A publication Critical patent/JPH11196835A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Meat And Fish (AREA)
  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 衛生的であり、かつ、低コストの食品の洗浄
装置を提供する。 【解決手段】 水槽11の上部に、4枚の羽根部材22
がシャフト22に取り付けられた異物捕捉装置13を設
置する。この羽根部材22は、枠23にフィルタ24を
取り付ける構成となっており、フィルタ24は、板状に
成形された繊維材31からなる。食品の洗浄時は、この
異物捕捉装置13を回転させ、水槽11内の洗浄水を撹
拌し、その洗浄水の流動によって投入口11aから投入
する食品を搬送コンベア11b側へ移送する。食品に付
着している異物は、水槽11の底部に設けられたチャン
バ16から噴出される気泡によって食品から離脱して浮
上し、一部は異物捕捉装置13の繊維材31に付着し、
一部は異物捕捉装置13の撹拌作用によって投入口11
a側へ流される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農水産加工原料等
の食品から毛髪等の異物を除去することを目的とした食
品の洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、食生活におけるヘルシー志向を反
映し、生野菜、塩蔵野菜、及び浅漬(一夜漬)等の農産
物、特に外食産業におけるムキエビ及びホタテ等の水産
物の需要が急増している。ところで、このような農産物
もしくは水産物の加工製造工場において、これら農水産
加工原料に対して十分な洗浄を行わないと、毛髪、砂、
貝殻、金物等の異物が多く含まれてしまい、消費者に対
して不衛生な感じを与え、商品価値を著しく低下させる
こととなる。
【0003】そのため、従来は、食品の洗浄装置とし
て、例えば図8に示すような装置が採用されていた。同
図において、上方が開口された細長い箱形の容器1の内
部に洗浄水が充填されており、この容器1の上部に毛髪
等の除去ブラシ2が複数個配置されている。この除去ブ
ラシ2は、シャフトの表面に無数の繊維材が放射状に植
え付けられてなり、図示しないモータによって回転する
ようになっている。
【0004】また、この装置には、容器1の下部に設け
られた複数本のパイプ3と、ホース4を介してパイプ3
に連結された送風機5とからなる洗浄水の撹拌装置6が
設けられている。パイプ3は、多数の小孔が設けられて
おり、容器1の底部近傍に固定されている。この撹拌装
置6によって容器1の底から無数の気泡が噴出され、こ
れによって容器1内の洗浄水が撹拌される。
【0005】更に、容器1の一方の端部から食品Fが供
給され、この食品Fは、上記撹拌装置6による撹拌作用
によって洗浄されながら容器1内部を移動し、容器1の
他方の端部に向かって設けられたネットコンベア7によ
って外部に排出される。
【0006】このような構成により、容器1の一方の端
部から供給される食品Fが容器1内を移動する間に、撹
拌装置6から噴出される気泡や水流が食品Fに付着した
毛髪等を浮上させ、これを除去ブラシ2に絡めて捕捉す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の異物の除去装置においては、上述したように、除去
ブラシ2は、シャフトの表面に繊維材が植え付けられて
構成されており、通常このシャフトは木製であるため、
繊維材が抜けやすいという問題があった。また、繊維材
は放射状に植え付けられていることも、余計に抜けやす
くしていた。更に、一旦付着した毛髪等が離脱しやすか
った。そのため、この抜けた繊維材や毛髪等が食品Fに
付着する等、衛生面での問題があった。
【0008】更に、除去ブラシ2の繊維材に絡まり付い
た毛髪等は、運転を停止した際に、櫛もしくは線材等に
よって除去しており、この作業は1日乃至数日に1回程
の割合で行う必要があって、多大な時間及び労力がかか
るという問題があった。また、繊維材は植え付けられて
いるため、交換の際には除去ブラシ2ごと取り外して交
換する必要があり、作業が大変であった。
【0009】また、食品Fが軽い野菜等の場合であれば
よいが、例えば貝等のように重さがある物である場合、
撹拌装置6からの気泡だけでは沈んで移動しない恐れが
あった。そのような場合には、例えば、別途液体ポンプ
等を設けて、食品Fの供給側から洗浄水を供給し、排出
側に向かって洗浄水を移動させるような構成とする必要
があり、コストがかかるという問題があった。
【0010】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
衛生的であり、作業性がよく、かつ、低コストの食品の
洗浄装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
る食品の洗浄装置は、洗浄水が充填され、一方の端部に
食品の投入部が形成されると共に、他方の端部に前記食
品の取出部が形成された水槽と、前記水槽内の水面近傍
に配設され、シャフトに放射状に取り付けられた複数枚
の羽根部材を有し、当該水槽内に投入される前記食品か
ら分離する異物を捕捉する水車型の異物捕捉手段とを具
備し、前記異物捕捉手段は、前記羽根部材の一部が前記
洗浄水の水面に没入して回転するように構成されたこと
を特徴としている。
【0012】請求項1記載の発明によれば、水車型の異
物捕捉手段が回転することによって、水槽内の洗浄水が
撹拌され、投入部から投入された食品は、その洗浄水の
流動によって取出部側へ移送される。この間、食品から
分離した毛髪等の異物は、異物捕捉手段によって捕捉さ
れる。このように、異物捕捉手段が、異物を捕捉するの
みでなく水槽内の洗浄水を撹拌する作用をも有している
ため、特別な装置を設けることなく、重量の重い食品に
ついても効果的に移送することができる。
【0013】請求項2記載の発明による食品の洗浄装置
は、請求項1記載の発明において、前記異物捕捉手段
が、前記羽根部材が着脱自在な板状のフィルタを備えて
なることを特徴としている。請求項2記載の発明によれ
ば、羽根部材が着脱自在な板状のフィルタを備えた構成
となっているため、フィルタの交換が可能であり、異物
の除去を容易に行うことができる。また、従来のように
シャフトの表面に繊維材を植え付けた構成ではないた
め、繊維材が抜けるということがない。
【0014】請求項3記載の発明による食品の洗浄装置
は、請求項1記載の発明において、前記異物捕捉手段
が、板状の前記羽根部材の表面に繊維材が略垂直に植え
付けられてなることを特徴としている。請求項3記載の
発明によれば、繊維材は、羽根部材の表面に略垂直に植
え付けられているため、異物捕捉手段の回転時に遠心力
に対して直交する方向となっている。そのため、繊維材
は抜けにくく、かつ、付着した異物も離脱しにくい。
【0015】請求項4記載の発明による食品の洗浄装置
は、請求項1、2、または3記載の発明において、前記
水槽内に無数の気泡を噴出し、かつ、当該水槽内の洗浄
水を撹拌することにより、当該水槽内に投入された前記
食品に付着している異物をその食品から分離させる撹拌
装置を具備することを特徴としている。請求項4記載の
発明によれば、撹拌装置から噴出される無数の気泡が、
異物に付着して食品から分離させ、浮上する。そして、
浮上した異物は、異物捕捉手段によって捕捉される。こ
のように、撹拌装置を設けることによって、より確実に
異物を捕捉することができる。
【0016】請求項5記載の発明による食品の洗浄装置
は、請求項1乃至4のいずれか1項記載の発明におい
て、前記異物捕捉手段は、前記食品の移送方向と逆方向
に回転することにより、前記水槽内の洗浄水を前記投入
部側へ流動させ、その洗浄水が当該水槽の内壁に当たっ
てその底部を通り、前記取出部側へ循環するように構成
されたことを特徴としている。
【0017】請求項5記載の発明によれば、食品から分
離した異物のうち例えば毛髪等は異物捕捉手段によって
捕捉され、その他の例えば砂等は、異物捕捉手段による
洗浄水の投入部側への流動により投入部側へ流される。
これにより、異物を投入部側に滞留させることができ
る。また、投入部側で水槽の内壁に当たって取出部側へ
流動する洗浄水により、食品が取出部側へ移送される。
このように、異物捕捉手段による洗浄水の撹拌により、
食品を移送すると共に、異物をその逆方向に移動させる
ことができる。
【0018】請求項6記載の発明による食品の洗浄装置
は、請求項5記載の発明において、前記投入部の下部
に、前記異物が沈殿する沈殿槽が設けられたことを特徴
としている。請求項6記載の発明によれば、異物捕捉手
段による洗浄水の撹拌によって流された異物は、投入部
の下部に設けられた沈殿槽に沈殿する。このため、食品
の洗浄作業の終了後に、この沈殿槽に沈殿した異物を取
り除けばよく、作業が容易である。また、異物が食品と
共に取出部に移送されるのを防ぐことができる。
【0019】請求項7記載の発明による食品の洗浄装置
は、請求項1乃至6のいずれか1項記載の発明におい
て、前記異物捕捉手段は、食品の移送方向に沿って複数
台配置されていることを特徴としている。請求項7記載
の発明によれば、異物捕捉手段を複数台配設することに
より、水槽内の洗浄水を満遍なく流動させ、部分的に食
品の移送能力を低下させたり、異物を移送途中で滞留さ
せるのを防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態を図面を参照して説明する。なお、本実施の形態にお
いて、洗浄対象の食品としては、例えば塩蔵胡瓜及び塩
蔵タケノコ等の塩蔵品、赤貝、蛤、サザエ、及びホタテ
貝等の貝類が含まれるものとする。また、それらに混入
する異物としては、例えば、塩蔵品の場合は毛髪、等、
貝類の場合は砂、貝殻、及び貝粉等を考慮するものとす
る。
【0021】[1.第1の実施の形態] [1−1.構成] [1−1−1.全体構成]図1は、第1の実施の形態に
よる食品の洗浄装置の構成を示す斜視図であり、図2
は、その模式図である。図1において、11は上部が開
口した水槽であって、洗浄水が充填されており、一方の
端部の投入口11aから食品が投入されるようになって
いる。また、水槽11の他方の端部には取出口11bが
設けられており、水槽11内を移動した食品がこの取出
口11bから取出されるようになっている。この取出口
11bには、搬送コンベア12が設けられており、水槽
11内部の食品を取出口11bに搬送する構成となって
いる。
【0022】また、水槽11の上部には、水車型の異物
捕捉装置13が複数台(ここでは、3台)設けられてい
る。これらの異物捕捉装置13は、水槽11に充填され
た洗浄水の水面近傍に配置され、一部が洗浄水の水面の
下部に没入して回転するようになっている。この異物捕
捉装置13は、横幅が水槽11の幅方向の寸法にほぼ等
しい寸法となっており、水槽11の外側に取り付けられ
た駆動モータ14によって駆動されるようになってい
る。図2に示すように、異物捕捉装置13は、矢印R方
向に回転するようになっており、これによって水槽11
内の洗浄水が矢印F方向に流動する。すなわち、洗浄水
は、異物捕捉装置13の撹拌により、投入口11a側へ
流動し、水槽11の内壁に当たって取出口11b側へ流
動する。これによって、投入口11aから投入される食
品が、この洗浄水の流動によって搬送コンベア12側へ
移送されるようになっている。
【0023】なお、この異物捕捉装置13の設置高さが
低く、水槽11の底面までの距離が短い場合には、異物
捕捉装置13の回転による洗浄水の撹拌の強さに影響が
生じ、食品の搬送能力が低下する。そのため、異物捕捉
装置13の設置高さは、そのような搬送能力が低下しな
いような高さに設定する。
【0024】また、この異物捕捉装置13の回転速度
は、食品の種類によって変化させられるものとする。す
なわち、重量の重い食品の場合は、回転速度を速くして
搬送能力を増加させる。一方、軽い食品の場合は、回転
速度が速いと水流の巻き戻しに会い、逆に取出口11b
側へ進み難くなるため、回転速度を遅くする。
【0025】また、水槽11の投入口11a下部には、
沈殿槽11cが形成されており、投入口11aから投入
される食品に付着していた異物が、主にこの沈殿槽11
aに沈殿するようになっている。この沈殿槽11cは、
食品が入らないように網目の多孔板、もしくは金網等の
網材15によって覆われている。
【0026】更に、水槽11の底部には、上部に多数の
小孔が設けられたチャンバ16が配置されており、この
チャンバ16にホースもしくはパイプ等を介して図示し
ない送風機が接続されることによって、撹拌装置が構成
されている。そして、送風機により、チャンバ16の小
孔から無数の気泡が噴出されるようになっている。
【0027】[1−1−2.異物捕捉装置13の構成]
次に、異物捕捉装置13の構成について説明する。図3
は、異物捕捉装置13の構成を示す正面図であり、図4
は、図3における矢印A−A’断面図である。図3及び
図4において、21はシャフトであり、図示しない駆動
モータによって回転するようになっている。また、この
シャフト21には、放射状に羽根部材22が設けられて
いる。本実施の形態では、羽根部材22は4枚設けられ
ている。そのため、シャフト21の形状は断面が略正方
形状であり、隣接する羽根部材22同士が直交する方向
に取り付けられている。
【0028】また、本実施の形態による羽根部材22
は、枠23と、その枠内に挿入されるカートリッジ式の
フィルタ24と、挿入されたフィルタ24を押えるため
の蓋部材25とから構成される。枠23は、長手方向の
両端にそれぞれ設けられたガイド23aと、挿入される
フィルタ24を押えるための2本または3本の押え棒2
3bとからなる。また、蓋部材25の両側端にはロック
部材26がそれぞれ設けられており、このロック部材2
6によって蓋部材25がガイド23aに固定されるよう
になっている。
【0029】ここで、図5に、上記フィルタ24の構成
を示す。同図において、フィルタ24は、ポリプロピレ
ン等からなる板状に成形された繊維材からなり、この繊
維材は枠24aによって包囲されている。このようなフ
ィルタ24が、図3及び図4に示す各羽根部材22の各
枠23に矢印I方向にそれぞれ挿入される。このとき、
フィルタ24の枠24aの両側部が、枠23のガイド2
3aに沿って挿入されるようになっている。
【0030】また、図6に、ロック部材26の構成を示
す。これは、図3におけるB矢視図である。このロック
部材26は、蓋部材25側の部材26aと羽根部材23
のガイド23a側の部材26bとからなり、これらが係
止することによって固定されるようになっている。ま
た、蓋部材25を取り外す時は、部材26aをガイド2
3aに対して垂直方向に持ち上げて、部材26bから外
すようになっている。
【0031】[1−2.作用効果]以上のように構成さ
れる食品の洗浄装置の動作について説明する。まず、図
示しない操作スイッチを操作することにより、駆動モー
タ14を駆動させて異物捕捉装置13を回転させる。ま
た、図示しない送風機を駆動して、水槽11の下部に設
けられたチャンバ16から気泡を噴出させる。同時に、
搬送コンベア12を駆動し、水槽11内部から取出口1
1bへ向かって移動させる。
【0032】ここで、図2に示すように、異物捕捉装置
13が矢印R方向に回転することによって、水槽11内
の洗浄水が矢印F方向に撹拌される。すなわち、異物捕
捉装置13の下部では、洗浄水が投入口11aの方向に
流れ、その洗浄水が水槽11の壁面に当たることによ
り、逆方向、すなわち搬送コンベア12側へ流れる。
【0033】次に、水槽11の投入口11aから、食品
を投入する。食品は、異物捕捉装置13による洗浄水の
撹拌作用により、搬送コンベア12側へ移送される。こ
の間、チャンバ16から噴出される無数の気泡が、食品
に付着している異物に付着して食品から分離させ、浮上
させる。そして、この浮上した異物のうち毛髪等が、異
物捕捉装置13のフィルタ24に付着する。一方、砂や
貝殻等の異物は、異物捕捉装置13による洗浄水の流れ
により、投入口11a側へ流れ、沈殿槽11cに沈殿す
る。
【0034】なお、送風機の強弱、すなわち、チャンバ
16からの気泡の噴出量は、食品の種類によって変化さ
せて、食品の品質(例えば貝類の貝ひも等)を損なわな
い程度で、かつ、効果的に異物を分離させるように設定
する。
【0035】このようにして異物が除去された食品は、
洗浄水の流れにより搬送コンベア12まで移動すると、
搬送コンベア12によって取出口11bに搬送される。
そして、一通り食品の異物除去が終了すると、異物捕捉
装置13の枠23からフィルタ24を取り外し、粘着付
ローラ等によって表面をローリングさせてフィルタ24
に付着した異物を採集するか、もしくは、フィルタ24
ごと水洗い等して異物を洗い流す。
【0036】以上のように、本実施の形態によれば、異
物捕捉装置13をカセット式のフィルタ24によって構
成しているため、取り外して交換が可能であり、異物の
除去が容易である。また、フィルタ24は板状に成形し
たポリプロピレン等の繊維からなるため、抜けにくく
く、かつ、一旦付着した毛髪等が離脱しにくい。更に、
従来の除去ブラシに比べて表面積が大きいため、多くの
異物を採取することができる。
【0037】また、異物捕捉装置13の作用は洗浄水の
撹拌も兼ねているため、重量の重い食品についても、食
品を移動させるために洗浄水を流動させる装置を別途設
ける必要がない。
【0038】[2.第2の実施の形態]次に、第2の実
施の形態による食品の洗浄装置について説明する。図7
は、第2の実施の形態による異物捕捉装置40の構成を
示す断面図である。本実施の形態の構成は、第1の実施
の形態における異物捕捉装置13以外の部分の構成と同
様であるものとする。すなわち、図1及び図2に示す洗
浄装置において、異物捕捉装置13の代わりに図7に示
す異物捕捉装置40を設けたものである。
【0039】図7において、異物捕捉装置40は、ブラ
シの形状を有している。まず、41は木製の板からなる
羽根部材であり、シャフト43に4枚取り付けられてい
る。この場合、羽根部材41は、隣接する他の羽根部材
41と直交する方向に取り付けられている。そして、こ
の羽根部材41の両面には、無数の繊維材42が略垂直
方向に植え付けられている。
【0040】このような異物捕捉装置40が、図1及び
図2に示す洗浄装置において、水槽11の上部に複数台
取り付けられる。そして、第1の実施の形態と同様に、
異物捕捉装置40が矢印R方向に回転することにより、
水槽11内の洗浄水が撹拌され、食品が搬送コンベア1
2側へ移送される。また、チャンバ16から噴出される
気泡により、食品に付着している異物が食品から分離し
て浮上し、毛髪等は異物捕捉装置40の繊維材42に付
着し、砂等は異物捕捉装置40による洗浄水の流動によ
って、投入口11a側へ流れて沈殿槽11cに沈殿す
る。
【0041】以上のような本実施の形態によれば、第1
の実施の形態と同様に、異物捕捉装置40の表面積が大
きいため多くの異物を採取することができる。また、繊
維材42は、異物捕捉装置40の回転による遠心力に対
して直交する方向に植毛されているため、一旦付着した
毛髪等が離脱しにくく、かつ、従来のように繊維材が抜
けやすいということがない。また、第1の実施の形態と
同様、異物捕捉装置40によって洗浄水の撹拌も行うこ
とができるため、重量の重い食品についても、容易に移
動させることができる。
【0042】[3.他の実施の形態]なお、本発明の食
品の洗浄装置は、上述した実施の形態に限定されるもの
ではなく、具体的な各部材の形状、或いは各々の取り付
け位置及び方法は適宜変更可能である。特に、羽根部材
22,41の構成は、水槽11内の洗浄水を撹拌する形
状であれば上述した各実施の形態に限定されない。
【0043】また、上述した各実施の形態では、羽根部
材22または羽根部材41を4枚取り付ける例を示した
が、これに限らず、装置全体の大きさにより、例えば3
枚もしくは6枚等でもよい。その場合、第1の実施の形
態では、シャフト21の形状がそれぞれ変更される。例
えばフィルタ24が3枚である場合は、シャフト21は
断面が三角形状となり、6枚である場合は、断面が六角
形状となる。また、第1の実施の形態におけるフィルタ
24は繊維材に限らず、浮上した異物を捕捉することが
できる部材であれば他の部材でもよい。
【0044】また、上述した各実施の形態では、撹拌装
置としてチャンバ16の小孔から気泡を噴出させる構成
としたが、これに限らず、例えばパイプから直接噴出さ
せるようにしてもよい。また、設置位置は水槽11の底
部に限らず、適当な場所から噴出させて壁に当てるよう
にしてもよい。あるいは、気泡を噴出するのではなく、
単に洗浄水を撹拌する装置であってもよい。更に、この
ような撹拌装置を設けずに、異物捕捉装置13もしくは
異物捕捉装置40による撹拌作用のみによって、異物を
食品から分離させるようにしてもよい。更に、異物が搬
送コンベア12側へ移送されないようにするため、水槽
11の下面に傾斜を設けてもよい。
【0045】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、異物
を捕捉する水車型の撹拌手段が、洗浄水を撹拌する作用
をも有しているため、別途装置を備えることなく、重量
の重い食品も容易に移動させることができ、コストを低
減することができる。また、フィルタ繊維材が抜けにく
く、かつ、繊維材に付着した異物が離脱しにくいため、
衛生的である。更に、羽根部材が着脱自在のフィルタを
有する構成とした場合、付着した異物を除去する際に、
フィルタを取り外して交換することができるため、作業
性がよいという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による食品の洗浄装
置の構成を示す斜視図
【図2】同実施の形態による食品の洗浄装置の構成を示
す模式図
【図3】同実施の形態による異物捕捉装置13の構成を
示す正面図
【図4】図3における矢印A−A’断面図
【図5】同実施の形態によるフィルタ23の構成を示す
正面図
【図6】図3におけるB矢視図
【図7】第2の実施の形態による食品の洗浄装置の異物
捕捉装置40を示す断面図
【図8】従来の食品の洗浄装置の構成を示す縦断面図
【符号の説明】
11…水槽 11a…投入口 11b…取出口 11c…沈殿槽 12…搬送コンベア 13,40…異物捕捉装置 14…駆動モータ 16…チャンバ 21,43…シャフト 22,41…羽根部材 23…枠 24…フィルタ 25…蓋部材1 26…ロック部材 42…繊維材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄水が充填され、一方の端部に食品の
    投入部が形成されると共に、他方の端部に前記食品の取
    出部が形成された水槽と、 前記水槽内の水面近傍に配設され、シャフトに放射状に
    取り付けられた複数枚の羽根部材を有し、当該水槽内に
    投入される前記食品から分離する異物を捕捉する水車型
    の異物捕捉手段とを具備し、 前記異物捕捉手段は、前記羽根部材の一部が前記洗浄水
    の水面に没入して回転するように構成されたことを特徴
    とする食品の洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記異物捕捉手段は、前記羽根部材が着
    脱自在な板状のフィルタを備えてなることを特徴とする
    請求項1記載の食品の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記異物捕捉手段は、板状の前記羽根部
    材の表面に繊維材が略垂直に植え付けられてなることを
    特徴とする請求項1記載の食品の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記水槽内に無数の気泡を噴出し、か
    つ、当該水槽内の洗浄水を撹拌することにより、当該水
    槽内に投入された前記食品に付着している異物をその食
    品から分離させる撹拌装置を具備することを特徴とする
    請求項1、2、または3記載の食品の洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記異物捕捉手段は、前記食品の移送方
    向と逆方向に回転することにより、前記水槽内の洗浄水
    を前記投入部側へ流動させ、その洗浄水が当該水槽の内
    壁に当たってその底部を通り、前記取出部側へ循環する
    ように構成されたことを特徴とする請求項1乃至4のい
    ずれか1項記載の食品の洗浄装置。
  6. 【請求項6】 前記投入部の下部に、前記異物が沈殿す
    る沈殿槽が設けられたことを特徴とする請求項5記載の
    食品の洗浄装置。
  7. 【請求項7】 前記異物捕捉手段は、食品の移送方向に
    沿って複数台配設されていることを特徴とする請求項1
    乃至6のいずれか1項記載の食品の洗浄装置。
JP751998A 1998-01-19 1998-01-19 食品の洗浄装置 Pending JPH11196835A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP751998A JPH11196835A (ja) 1998-01-19 1998-01-19 食品の洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP751998A JPH11196835A (ja) 1998-01-19 1998-01-19 食品の洗浄装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11196835A true JPH11196835A (ja) 1999-07-27

Family

ID=11668032

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP751998A Pending JPH11196835A (ja) 1998-01-19 1998-01-19 食品の洗浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11196835A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103008287A (zh) * 2012-12-21 2013-04-03 江苏安华电气自动化有限公司 一种多功能清洗机
CN104286135A (zh) * 2014-09-23 2015-01-21 獐子岛集团股份有限公司 适用于采捕船的活品贝清洗传送装置
KR20160015256A (ko) * 2013-06-05 2016-02-12 가부시키가이샤 아르스 식품 처리 장치
CN106862154A (zh) * 2017-03-21 2017-06-20 昆明理工大学 一种甘蔗渣清洗机

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103008287A (zh) * 2012-12-21 2013-04-03 江苏安华电气自动化有限公司 一种多功能清洗机
KR20160015256A (ko) * 2013-06-05 2016-02-12 가부시키가이샤 아르스 식품 처리 장치
CN104286135A (zh) * 2014-09-23 2015-01-21 獐子岛集团股份有限公司 适用于采捕船的活品贝清洗传送装置
CN106862154A (zh) * 2017-03-21 2017-06-20 昆明理工大学 一种甘蔗渣清洗机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6508699B1 (en) Apparatus for rinsing and scraping bi-valve mollusks
US9408412B2 (en) Apparatus and method for cleaning produce
KR20180068402A (ko) 바지락 세척선별기
US20030155279A1 (en) Screening method for size sorting of feathers, down, wood needles, or the like maintained in suspension in a fluid
CN212120827U (zh) 一种便于筛选出干瘪种子的粮食清洗装置
JP4030849B2 (ja) むき海老の洗浄装置
JP2003009833A (ja) 異物除去装置
JPH08173905A (ja) サラダ用葉菜類の葉片から小異物を除去する方法及び装置
JPH11196835A (ja) 食品の洗浄装置
CN210929543U (zh) 一种农产品加工用清洗装置
CN211482872U (zh) 一种食品加工用土豆清洗装置
CN213727727U (zh) 一种水产品用筛分装置
CN108850915A (zh) 红枣深加工及污水处理复合装置
JP2003192117A (ja) 振動搬送装置
CN212531225U (zh) 一种多功能易维护水产品传送装置
JP2002335929A (ja) 砂糖黍の水流選別装置
JP2000300232A (ja) 搬送装置
JPH0630749A (ja) 食品の洗浄装置
CN219556248U (zh) 一种农产品清洗设备
KR20000016907A (ko) 식품처리장치및식품처리방법
JP2999418B2 (ja) 糸状海藻類の異物除去・洗浄装置及び方法
US5161558A (en) Vibrating apparatus for cleaning floatable and light weight objects
CN214600768U (zh) 一种樱桃种植用种子清洗装置
CN218736949U (zh) 一种海鲜清洗除杂装置
CN211558753U (zh) 一种卧式西瓜子清洗机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20050106

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060919

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070130