JPH1119603A - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

Info

Publication number
JPH1119603A
JPH1119603A JP9177405A JP17740597A JPH1119603A JP H1119603 A JPH1119603 A JP H1119603A JP 9177405 A JP9177405 A JP 9177405A JP 17740597 A JP17740597 A JP 17740597A JP H1119603 A JPH1119603 A JP H1119603A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning liquid
cleaning
cover
suction
cleaned
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9177405A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Tokushima
一雄 徳島
Naochika Kokubo
尚躬 小久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP9177405A priority Critical patent/JPH1119603A/ja
Publication of JPH1119603A publication Critical patent/JPH1119603A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B1/00Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means
    • B05B1/14Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means with multiple outlet openings; with strainers in or outside the outlet opening
    • B05B1/18Roses; Shower heads
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B1/00Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means
    • B05B1/28Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means with integral means for shielding the discharged liquid or other fluent material, e.g. to limit area of spray; with integral means for catching drips or collecting surplus liquid or other fluent material

Landscapes

  • Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者の作業負荷を低減可能な洗浄装置を提
供する。 【解決手段】 洗浄液を噴霧する噴霧ノズル9の周囲に
距離を隔てて円筒状のカバー10を配してある。このカ
バー10は、リング状の保持部10aに多数の毛100
の一端部側を植毛してなり、カバー10内のうち噴霧ノ
ズル9の周囲に形成される空隙Cには、送風機3の吸引
力が作用している。そして、カバー10の毛100の先
端100b側を人体に密着させた状態で、噴霧ノズル9
から洗浄液を噴霧させることにより、洗浄液の勢いによ
り人体の汚れが洗浄液に取り込まれるとともに、汚れを
含む洗浄液が、送風機3の吸引力により空隙Cからタン
ク1側へ吸引される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄液により被洗
浄物を洗浄する洗浄装置に関するもので、特に、水等に
より介護必要者の体を洗浄する洗浄装置に用いて好適で
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、介護必要者の体(被洗浄物)
を洗浄する場合、浴槽内において、石鹸の泡や湯等(洗
浄液)により体の汚れを除去した後、この体に残る湯を
タオル等にて拭き取って除去する方法が用いられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、石鹸の泡や
湯にて体の汚れを除去する作業と、体に残る湯を除去す
る作業とを独立して行なう必要があり、しかも、石鹸の
泡や湯にて汚れを除去する作業では、石鹸の泡や湯が流
れ落ちるので、浴槽のような排水機構を有する場所に介
護必要者を移動させる必要があり、介護人(使用者)の
作業負荷が大きい、といった問題があった。
【0004】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、使用者の作業負荷を低減可能な洗浄装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1ないし5に記載の発明では、洗浄液を被洗
浄物に吹き出す洗浄液吹出部(9)、(8b)、(3
1)と、この洗浄液吹出部(9)、(8b)、(31)
から被洗浄物へ吹き出された洗浄液を吸引する洗浄液吸
引部(C)、(32)とを備え、洗浄液吹出部(9)、
(8b)、(31)から洗浄液を吹き出して被洗浄物の
汚れを除去すると同時に、汚れを含んだ洗浄液を洗浄液
吸引部(C)、(32)にて吸引することを特徴として
いる。
【0006】このような手段によれば、洗浄液を吹き出
して被洗浄物の汚れを除去する作業と、この汚れを含ん
だ洗浄液を吸引する(つまり、除去する)作業とを同時
に行うことができるので、作業負荷を低減できる。ま
た、洗浄液を吹き出して汚れを除去すると同時に汚れを
含んだ洗浄液を除去できるので、洗浄液が流れ落ちるこ
とを抑制できる。よって、被洗浄物(例えば介護必要
者)を排水機構を有する場所(例えば浴槽)へ移動させ
ることなく(ベッドに寝かせたままで)、被洗浄物の汚
れを除去できる。この結果、使用者の作業負荷を低減で
きる。
【0007】また、請求項2に記載の発明では、洗浄液
吹出部(9)、(8b)、(31)の周囲を距離を隔て
て囲うカバー部材(10)、(21、22)を備え、こ
のカバー部材(10)、(21、22)は、被洗浄物表
面に密着可能な密着部(100b)、(22)を有して
おり、カバー部材(10)、(21、22)内のうち、
洗浄液吹出部(9)、(8b)、(31)の周囲に形成
される空隙(C)により、上記洗浄液吸引部を構成した
ことを特徴としている。このように密着部(100
b)、(22)を設けることにより、洗浄液吸引部を負
圧とすることができ、汚れを含んだ洗浄液をより確実に
吸引できる。
【0008】また、請求項3に記載の発明では、被洗浄
物に接触しつつ回転することにより被洗浄物の汚れをか
きとる回転部材(11)、(20)を、上記空隙(C)
に配しているので、被洗浄物の汚れをより良好に除去で
きる。また、請求項4に記載の発明では、洗浄液が供給
される吹出吸引ヘッド(H3)の一面(30b)が、被
洗浄物表面に密着可能となっており、この一面(30
b)と同一面に、洗浄液吹出部を構成する洗浄液吹出孔
(31)、および、洗浄液吸引部を構成する洗浄液吸引
孔(32)を形成している。このようにしても、本発明
を良好に実施できる。
【0009】また、請求項5に記載の発明では、洗浄液
を収容するタンク(1)を備え、このタンク(1)と洗
浄液吹出部(9)、(8b)、(31)とを第1連通管
(8)にて連通するとともに、洗浄液吸引部(C)、
(32)とタンク(1)とを第2連通管(7)にて連通
し、第1連通管(8)および第2連通管(7)の一方に
より外側管(7)を構成し、他方により、外側管(7)
の内側に収容される内側管(8)を構成している。従っ
て、第1連通管(8)および第2連通管(7)がそれぞ
れ独立に配される場合に比べて装置を小型化できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。 (第1の実施形態)本実施形態は、人体(被洗浄物)を
洗浄する洗浄装置に本発明を適用したものである。この
洗浄装置は、図1に示すように、樹脂製で密閉箱状のタ
ンク1を備えており、このタンク1の内部に、水や洗浄
原液からなる洗浄液Lがためられている。このタンク1
の上方には、樹脂製の機能ケース2が装着されている。
このタンク1と機能ケース2との間には仕切り部1aが
設けられている。
【0011】機能ケース2には、送風機3、および、ポ
ンプ手段41、42が収容されている。また、タンク1
および機能ケース2にまたがって(仕切り部1aに貫通
するように)、フィルタケース6が設けられており、こ
のフィルタケース6内には、上方にプリーツフィルタ5
1が、下方に活性炭フィルタ52が収容されている。プ
リーツフィルタ51および活性炭フィルタ52は円筒形
状に構成されており、図1中矢印で示すように洗浄液が
流れる。これらフィルタ51、52により、洗浄液中に
含まれる汚れや洗浄原液を除去する。
【0012】そして、機能ケース2内には空気通路を形
成する通風ダクト2aが形成されており、この通風ダク
ト2aの途中に上記送風機3が設けられている。通風ダ
クト2aの一端は、仕切り部1aに貫通してタンク1の
うち洗浄液Lの界面の上方に連通し、他端は、機能ケー
ス2外(タンク1外)に連通している。なお、送風機3
は、通風ダクト2aの一端から他端にかけて送風するも
のである。
【0013】また、タンク1および機能ケース2にまた
がって送液ホース15が備えられており、この送液ホー
ス15の一端15aは、タンク1内の洗浄液Lに連通
し、他端15bは、フィルタケース6の上方に連通して
いる。送液ホース15の途中にはポンプ手段41が設け
られており、このポンプ手段41により、送液ホース1
5の一端15aから他端15bにかけて送液される。
【0014】タンク1の側面のうち、洗浄液Lの界面よ
りも上方部には、樹脂製で蛇腹状の吸引ホース7の一端
7aが気液密に連通される連通口1bが形成されてい
る。この吸引ホース7の内部には、ゴム製で円筒状の送
液ホース8が収容されており、この送液ホース8の一端
8aもタンク1に気液密に連通されている。送液ホース
8の一端8aは、送液ホース16を介して送液ホース1
5の途中に連通されている。送液ホース16の途中に
は、ポンプ手段42が設けられており、このポンプ手段
42により、送液ホース15の一端15aから送液ホー
ス16を経て送液ホース8へ送液される。
【0015】送液ホース16の途中には、洗浄原液を収
容する洗浄原液タンク17が、連通ホース17aを介し
て連通されている。この連通ホース17aの途中には、
連通ホース17aを開閉する電磁弁18が設けられてい
る。図2に示すように、吸引ホース7の他端7b側に
は、樹脂製で円筒状の握り部71が設けてある。なお、
図1では握り部71の図示を省略してある。この握り部
71は、使用者が握る部位であるとともに、後述するス
イッチ21、22、23が設置される部位でもある。こ
の握り部71の先端には、樹脂製で略筒状の吸引カバー
72が装着されている。この吸引カバー72の先端に
は、吹出吸引ヘッドH1が脱着可能に装着されている。
【0016】この吹出吸引ヘッドH1は、リング状保持
部10aの一面に多数の毛100を植毛してなるブラシ
状カバー10と、円筒状保持部11aの一面に多数の毛
200を植毛してなるブラシ11と、洗浄液を噴霧する
噴霧ノズル9(洗浄液吹出部)とを備えている。なお、
吹出吸引ヘッドH1の軸方向(つまり、毛100、20
0の長手方向)が、握り部71の軸方向に対して傾斜し
て設けられるように、吸引カバー72の形状が変形させ
てある。これにより、使用者が吹出吸引ヘッドH1を人
体に接触させやすくなる。
【0017】カバー10の保持部10aは吸引カバー7
2の先端に脱着可能に装着されている。また、カバー1
0の保持部10aには、径方向内側に向かって延びる複
数本の支持軸部(図示しない)が一体成形されており、
この支持軸部の先端に、フランジ部を有する筒部10b
が一体に支持されている。この筒部10bの内側には、
送液ホース8の他端8bが嵌合されている。
【0018】また、ブラシ11の保持部11aの他面に
は、径方向内側に向かって延びる複数本の軸部112が
一体成形され、この軸部112の先端には、筒部10b
の外周部に回動可能に設けられる回動筒部113が一体
に支持されている。そして、回動筒部113に形成した
図示しないギヤを、ギヤ駆動手段としてのサーボモータ
12にて駆動することにより、保持部11aが回転して
ブラシ11全体が回転する。
【0019】なお、カバー10の毛100の剛性および
密度は、この他端部100b(密着部)を人体に密着さ
せたときに形態を維持できる程度で、かつ、後述するよ
うに、毛100の1本1本の間を洗浄液が表面張力にて
良好に移動できる程度に設定してある。また、ブラシ1
1の毛200の剛性および密度は、人体の汚れを良好に
かきとることができる程度で、かつ、人体に接触しつつ
回転するときに人のフィーリングを損ねない程度に設定
してある。
【0020】噴霧ノズル9は、筒部10bに一体に、か
つ、送液ホース8の他端8bに脱着可能に装着されてい
る。ここで、上記カバー10は、噴霧ノズル9の周囲を
距離を隔てて囲うように配されており、このカバー部材
10内のうち噴霧ノズル9の周囲には空隙C(洗浄液吸
引部)が形成される。噴霧ノズル9は、円錐形状に洗浄
液を噴霧可能となっており、この円錐形状の底面が、カ
バー10の毛100の先端100b側内周に当たるよう
に設定されている(図3も参照)。これにより、噴霧ノ
ズル9から噴霧される洗浄液がカバー10外部へ飛散す
るのを抑制できる。
【0021】また、タンク1内において、タンク1の連
通口1bと距離を隔てて、かつ、連通口1bに対向する
ように、矩形状の気液分離板13が吸引ホース7の一端
7aに装着されている。そして、吸引ホース7を経てタ
ンク1内へ吸引される気液混合流体(洗浄液および空気
からなる)が、気液分離板13に当たると、気液混合流
体の流速が抑えられるため、この気液混合流体中の液体
(洗浄液)が下方へ分離される。
【0022】また、通風ダクト2aの一端には、気液分
離筒14が装着されている。この気液分離筒14は、空
気通路2aの一端に吸い込まれる空気に混入される洗浄
液を分離するものであり、網目状シートを筒状に形態保
持したものからなる。なお、タンク1の洗浄液Lの界面
が気液分離筒14より下方となるように、洗浄液Lの量
が設定されている。そして、気液分離板13にて液体が
確実に分離されていなくても、この気液分離筒14を通
過することにより、液体が確実に分離され、空気のみが
ケース6側へ送られる。
【0023】そして、機能ケース2の上面には、この洗
浄装置の主電源スイッチ19が備えられている。また、
上記スイッチ21は、洗浄液の流量(つまり、噴霧ノズ
ル9からの噴霧量、実際にはポンプ手段42の送液能
力)を例えば低、中、高の3段階に調整する流量調整ス
イッチであり、上記スイッチ22は、洗浄装置のオン、
オフを切り替える(つまり、ポンプ手段41、42、送
風機3、および、サーボモータ12の作動停止を切り替
える)オンオフスイッチであり、上記スイッチ23は、
洗浄原液の混入を切り替える(つまり、電磁弁18の開
閉を切り替える)洗浄原液スイッチである。
【0024】ここで、洗浄装置の機能ケース2内には、
図4に示すような電気制御装置24が収容されている。
この電気制御装置24内には、図示しないCPU、RO
M、RAM等からなる周知のマイクロコンピュータが設
けられ、上記各スイッチ19、21、22、23からの
信号は、電気制御装置24内の図示しない入力回路によ
ってA/D変換された後、上記マイクロコンピュータへ
入力されるように構成されている。なお、主電源スイッ
チ19をオンとすることにより、上記各スイッチ21、
22、23からの信号が電気制御装置24に入力され
る。
【0025】なお、タンク1内の洗浄液(水)Lの交換
や、フィルタ51、52の交換や、洗浄原液の補給は、
使用者にて適宜行なうようにする。次に、本実施形態の
作動を説明する。まず、主電源スイッチ19をオンと
し、オンオフスイッチ21をオンとすることにより、ポ
ンプ手段41、42、送風機3、および、サーボモータ
12が作動を開始する。これにより、送液ホース15を
介してフィルタ51、52に洗浄液が循環して浄化さ
れ、送液ホース15の一端15a側、送液ホース16、
および、送液ホース8を介して噴霧ノズル9から洗浄液
が噴霧され、送風機3の吸引力により、噴霧された洗浄
液が吸引ホース7を介してタンク1内へ吸引され、ブラ
シ11が回転する。
【0026】ここで、噴霧された洗浄液は、カバー10
の毛100の先端100b側内周に当たるように設定し
てあるので、この噴霧された洗浄液はカバー10を伝っ
て良好に吸引ホース7側へ吸引される。よって、洗浄液
がカバー10の外部へたれることは防止される。この状
態から、カバー10の毛100の先端100b、およ
び、ブラシ11の先端部200bを人体に密着させる
と、洗浄液は人体およびカバー10の上記先端100b
に噴霧される。洗浄液が人体に直接噴霧されることによ
り人体に衝撃が与えられ、この衝撃により人体の汚れが
かきだされるとともに、ブラシ11の先端が人体に密着
(接触)しつつ回転することにより、人体の汚れがかき
だされる。これにより、汚れが洗浄液に取り込まれる。
【0027】そして、空隙Cに存在する汚れを含んだ洗
浄液および空気は、送風機3の吸引力により、吸引カバ
ー72、操作部71、および、吸引ホース7を経て、タ
ンク1内へ吸引(除去)される。ここで、気液分離板1
3および気液分離筒14にて洗浄液はタンク1内に溜め
られ、空気のみが、ダクト2aを介して機能ケース2外
へ放出される。
【0028】なお、ブラシ10内の空隙Cに存在する洗
浄液は、空隙Cを移動して吸引カバー72側へ移動する
ものと、人体表面を移動してカバー10の毛100の先
端100bに接触した後、毛100の1本1本の間の隙
間を表面張力にて良好に移動して、吸引カバー72側へ
吸引されるものとがある。このようにして、洗浄液を吹
き出して人体の汚れを除去する作業と、この汚れを含ん
だ洗浄液を吸引する作業とを同時に行うことができる。
しかも、洗浄液がカバー10の外部へ漏れることが抑制
される、つまり、洗浄液が流れ落ちることが抑制される
ので、浴槽等に人を移動させることなく人体を洗浄でき
る。
【0029】ここで、カバー10の毛100の上記隙間
を洗浄液が移動するため、この隙間が洗浄液にて塞がれ
て、カバー10内の空隙Cに負圧を良好に生じさせるこ
とができ、洗浄液を良好に吸引ホース7側へ吸引するこ
とができる。なお、上記隙間の全てが完全に塞がれるわ
けではないので、塞がれない部位から空気を吸い込むこ
とにより、カバー10内の空隙Cに生じる負圧が小さく
なりすぎることはない(つまり、人体を強く吸引しすぎ
ることはない)。
【0030】なお、使用者の好みに応じて、洗浄原液ス
イッチ24をオンオフして洗浄原液の混入を切り替えた
り、流量調整スイッチ21を切り替えて噴霧ノズル9か
らの噴霧量(つまり、洗浄液が噴霧されることにより人
体に与える衝撃)を多く(強く)する。また、吸引ホー
ス7の内側に送液ホース8が収容されているので、ホー
ス7とホース8とを独立して配する場合に比べて装置を
小型化できる。
【0031】(第2の実施形態)本実施形態では、上記
第1の実施形態における吹出吸引ヘッドH1に替えて、
図5に示すような吹出吸引ヘッドH2を用いている。こ
の吹出吸引ヘッドH2は、吸引カバー72の先端に脱着
可能な円筒状カバー(カバー部材)21と、カバー21
の先端に一体に装着される密着部(カバー部材)22
と、円盤状の保持部20bに多数の毛201を植毛して
なる円柱状のブラシ20とを備えている。
【0032】ブラシ20は、上記したブラシ11と同様
の機構により、カバー21に対して回転可能となってい
る。このブラシ20の断面積は送液ホース8の断面積よ
りも大きいものであり、ブラシ20の先端面は密着部2
2の先端面と略同一面に配されている。また、ブラシ2
0の内部に、送液ホース8の他端8b(洗浄液吹出部)
が配されており、ブラシ20の先端から洗浄液がしみ出
るようになっている。
【0033】カバー21および密着部22は、ブラシ2
0(つまり、送液ホース8の他端8b)の周囲を距離を
隔てて囲うように配されており、カバー21および密着
部22内のうち、ブラシ20の周囲には、空隙C(洗浄
液吸引部)が形成されている。カバー21は、密着部2
2を人体に密着させたときに形態を維持できる程度の剛
性を有する材料であるゴム(他には樹脂やステンレス
等)にて形成してある。また、密着部22は、人体に密
着する部位であるため、弾性材料であるスポンジ材料
(例えば発泡性ウレタン等)から形成してある。なお、
カバー21は通気性がほとんどないので、密着部22に
通気性を有する材料(スポンジ)を使用することによ
り、このカバー21および密着部22内の空隙Cが大幅
に負圧となることを防止し、人体を強く吸引しすぎるこ
とを防止している。
【0034】そして、人体に密着部22およびブラシ2
0の先端を密着させた状態で、ブラシ20を回転させる
ことにより、人体の汚れをかきとり、この汚れを含んだ
洗浄液が、カバー21および密着部22内の空隙Cを経
て図示しない吸引ホース側へ吸引される。このようにし
ても、上記第1の実施形態と同様の効果が得られる。な
お、カバー21および密着部22によれば、通気性のあ
る部位が密着部22だけであるため、この密着部22が
濡れていなくても、密着部22を人体に密着させた状態
において、カバー21および密着部22の内側に良好に
負圧を生じさせることができる。
【0035】(第3の実施形態)本実施形態では、上記
した吹出吸引ヘッドH1、H2に替えて、図6(a)な
いし(c)に示すような吹出吸引ヘッドH3を用いてい
る。この吹出吸引ヘッドH3は、樹脂製で円盤形状をな
しており、吸引カバー72の先端に脱着可能に装着され
る。
【0036】このヘッドH3の一面30aの中央には、
送液ホース8の他端8bが連結される洗浄液供給孔33
が開口形成されており、ヘッドH3の他面30bには、
洗浄液供給孔33に連通するように、洗浄液吹出孔31
(洗浄液吹出部)が開口形成されている。この洗浄液吹
出孔31は、図6(a)に示すように放射状に形成され
ている。なお、他面30bのうち洗浄液供給孔33に対
向する部位には、洗浄液の吹き出しを抑制する板部34
が一体に成形されている。また、ヘッドH3のうち上記
洗浄液吹出孔31以外の部位には、ヘッドH3の他面3
0bから一面30aにかけて貫通する洗浄液吸引孔32
(洗浄液吸引部)が形成されているこれによれば、ヘッ
ドH3の他面30bを人体に接触させた状態で、洗浄液
吹出孔31から洗浄液を吹き出すことにより、洗浄液
は、ヘッドH3の他面30bと人体との間に表面張力に
て存在し、この洗浄液が、洗浄液吸引孔32に向かって
図6(a)に示すように移動し、この洗浄液吸引孔32
から吸引カバー72側へ吸引される。なお、洗浄液が表
面張力により洗浄液吹出孔31の長手方向全体にゆきわ
たるように、洗浄液吹出孔31の幅(長手方向に垂直な
方向の寸法)が小さく設定されている。
【0037】(他の実施形態)まず、上記実施形態にお
ける吹出吸引ヘッドH1、H2、H3を全て用意し、こ
れらのヘッドH1、H2、H3を、使用目的に応じて付
け替えるようにしてもよい。また、上記実施形態におい
て、強酸性(例えばPH2程度)の水を形成する電解ユ
ニットを機能ケース2内に装着し、この電解ユニットに
タンク1内の水を循環させることによりタンク1内の水
を強酸性の水とし、この強酸性の水により皮膚を殺菌す
るようにしてもよい。なお、電解ユニットは、ポンプ手
段41とフィルタケース6との間等に装着するとよい。
【0038】また、上記実施形態では、洗浄原液タンク
17を設け、このタンク17内の洗浄原液を送液ホース
16内の洗浄液に混入させていたが、洗浄液を泡状(洗
浄液に気体を含ませた状態)に吹き出す泡形成手段を設
け、この泡形成手段(泡形成用ノズル等)が形成した泡
を、図2に示すブラシ11内に吹き出させてもよいし、
図5に示すブラシ20内に吹き出させてもよいし、図6
(a)、(b)に示す洗浄液吹出孔31に吹き出させて
もよい。この場合、まず、泡のみを吹き出させてこの泡
に汚れを含ませ、その後、水のみを吹き出させて泡の除
去を行なうようにしてもよい。
【0039】また、上記実施形態では、1つのタンク1
により、洗浄液吹出部へ供給する洗浄液(水)をためる
タンクと、洗浄液吸引部が吸引した汚れを含む洗浄液を
ためるタンクとを兼ねていたが、上記両タンクに対応し
て2つのタンクを設けてもよい。この場合、フィルタを
廃止してもよい。また、上記実施形態において、通風ダ
クト2aから吹き出される空気は、送風機3が発する熱
にて例えば50℃程度に加熱されているので、この温風
を人体に当てることにより人体の乾燥を行なうようにし
てもよい。
【0040】また、上記第1の実施形態における噴霧ノ
ズル9から吹き出される洗浄液の噴霧角度を調整可能と
してもよい。つまり、噴霧角度の切り替えを行なう角度
切り替えスイッチを設け、このスイッチの切り替えによ
り、噴霧ノズル9の弁の開度を調整する。また、洗浄液
Lを加熱するために、電気ヒータを設けてもよい。これ
によれば、温かい洗浄液を人体に吹きつけることができ
る。
【0041】また、上記実施形態では、人体を洗浄する
洗浄装置に本発明を適用していたが、車両や建築物等を
洗浄する洗浄装置に適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に関わる洗浄装置の概
略的な断面図である。
【図2】第1の実施形態に係わる吹出吸引ヘッド近傍の
概略的な部分断面図である。
【図3】第1の実施形態に係わる吹出吸引ヘッドの概略
的な斜視図である。
【図4】第1の実施形態に係わる電気ブロック図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施形態に係わる吹出吸引ヘッ
ド近傍の概略的な断面図である。
【図6】(a)は本発明の第3の実施形態に係わる吹出
吸引ヘッドの正面図、(b)は(a)のA−A断面図、
(c)は(a)のB−B断面図である。
【符号の説明】
9…噴霧ノズル(洗浄液吹出部)、10…カバー(カバ
ー部材)、C…空隙(洗浄液吸引部)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄液を被洗浄物に吹き出す洗浄液吹出
    部(9)、(8b)、(31)と、 前記被洗浄物に吹き出された洗浄液を吸引する洗浄液吸
    引部(C)、(32)とを備え、 前記洗浄液吹出部(9)、(8b)、(31)から洗浄
    液を吹き出して前記被洗浄物の汚れを除去すると同時
    に、汚れを含んだ洗浄液を前記洗浄液吸引部(C)、
    (32)にて吸引することを特徴とする洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記洗浄液吹出部(9)、(8b)、
    (31)の周囲を距離を隔てて囲うカバー部材(1
    0)、(21、22)を備え、 前記カバー部材(10)、(21、22)は、前記被洗
    浄物表面に密着可能な密着部(100b)、(22)を
    有しており、 前記カバー部材(10)、(21、22)内のうち、前
    記洗浄液吹出部(9)、(8b)、(31)の周囲に形
    成される空隙(C)により、前記洗浄液吸引部が構成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記空隙(C)には、前記被洗浄物に接
    触しつつ回転することにより、前記被洗浄物の汚れをか
    きとる回転部材(11)、(20)が配されていること
    を特徴とする請求項2に記載の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記洗浄液が供給される吹出吸引ヘッド
    (H3)の一面(30b)が、前記被洗浄物表面に密着
    可能となっており、この一面(30b)と同一面に、前
    記洗浄液吹出部を構成する洗浄液吹出孔(31)、およ
    び、前記洗浄液吸引部を構成する洗浄液吸引孔(32)
    が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の洗
    浄装置。
  5. 【請求項5】 前記洗浄液を収容するタンク(1)と、 前記タンク(1)と前記洗浄液吹出部(9)、(8
    b)、(31)とを連通する第1連通管(8)と、 前記洗浄液吸引部(C)、(32)と前記タンク(1)
    とを連通する第2連通管(7)とを備え、 前記第1連通管(8)および前記第2連通管(7)の一
    方により外側管(7)を構成し、他方により、前記外側
    管(7)の内側に収容される内側管(8)を構成するこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載
    の洗浄装置。
JP9177405A 1997-07-02 1997-07-02 洗浄装置 Pending JPH1119603A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9177405A JPH1119603A (ja) 1997-07-02 1997-07-02 洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9177405A JPH1119603A (ja) 1997-07-02 1997-07-02 洗浄装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1119603A true JPH1119603A (ja) 1999-01-26

Family

ID=16030365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9177405A Pending JPH1119603A (ja) 1997-07-02 1997-07-02 洗浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1119603A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001252329A (ja) * 2000-03-14 2001-09-18 Sankyo Reijakku Kk ノズル構造
JP2001276172A (ja) * 2000-03-30 2001-10-09 Sankyo Reijakku Kk ノズル構造
JP2001299903A (ja) * 2000-04-20 2001-10-30 Sankyo Reijakku Kk ノズル構造
US6938838B2 (en) 1999-12-10 2005-09-06 Sanyo Rayjac Co., Ltd. Nozzle and aspirator with nozzle
JP2006288717A (ja) * 2005-04-11 2006-10-26 Kao Corp 湿式電気掃除機
JP2007175122A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Kao Corp 湿式電気掃除機
JP2010273945A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Kobayashi Seimitsu Kogyo:Kk 身体洗浄装置
JP2011015770A (ja) * 2009-07-08 2011-01-27 Yagishita Giken Kk 洗浄装置
CN105903709A (zh) * 2016-04-29 2016-08-31 嘉善博华绒业有限公司 一种植绒加工用可调式清洗装置
WO2018097164A1 (ja) * 2016-11-25 2018-05-31 ガードナー株式会社 洗浄ヘッド及び洗浄システム
JP2018089548A (ja) * 2016-11-30 2018-06-14 独立行政法人国立高等専門学校機構 洗浄機のノズル機構
WO2019225384A1 (ja) * 2018-05-23 2019-11-28 ガードナー株式会社 洗浄ヘッド及び洗浄装置
IT202100008612A1 (it) * 2021-04-07 2022-10-07 Spriss S R L Apparecchiatura per la pulizia personale di un utente.
KR20220157262A (ko) * 2021-05-20 2022-11-29 강소영 유체 분사 장치

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6938838B2 (en) 1999-12-10 2005-09-06 Sanyo Rayjac Co., Ltd. Nozzle and aspirator with nozzle
JP2001252329A (ja) * 2000-03-14 2001-09-18 Sankyo Reijakku Kk ノズル構造
JP2001276172A (ja) * 2000-03-30 2001-10-09 Sankyo Reijakku Kk ノズル構造
JP2001299903A (ja) * 2000-04-20 2001-10-30 Sankyo Reijakku Kk ノズル構造
JP4667107B2 (ja) * 2005-04-11 2011-04-06 花王株式会社 湿式電気掃除機
JP2006288717A (ja) * 2005-04-11 2006-10-26 Kao Corp 湿式電気掃除機
JP2007175122A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Kao Corp 湿式電気掃除機
JP2010273945A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Kobayashi Seimitsu Kogyo:Kk 身体洗浄装置
JP2011015770A (ja) * 2009-07-08 2011-01-27 Yagishita Giken Kk 洗浄装置
CN105903709A (zh) * 2016-04-29 2016-08-31 嘉善博华绒业有限公司 一种植绒加工用可调式清洗装置
WO2018097164A1 (ja) * 2016-11-25 2018-05-31 ガードナー株式会社 洗浄ヘッド及び洗浄システム
JP2018089548A (ja) * 2016-11-30 2018-06-14 独立行政法人国立高等専門学校機構 洗浄機のノズル機構
WO2019225384A1 (ja) * 2018-05-23 2019-11-28 ガードナー株式会社 洗浄ヘッド及び洗浄装置
JP2019201925A (ja) * 2018-05-23 2019-11-28 ガードナー株式会社 洗浄ヘッド及び洗浄装置
IT202100008612A1 (it) * 2021-04-07 2022-10-07 Spriss S R L Apparecchiatura per la pulizia personale di un utente.
KR20220157262A (ko) * 2021-05-20 2022-11-29 강소영 유체 분사 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1119603A (ja) 洗浄装置
JP4925310B2 (ja) シャワー装置
US7941887B2 (en) Multi-purpose showerhead
JP6272188B2 (ja) 超音波式加湿器
KR101222604B1 (ko) 살균수 분사 장치, 및 이를 구비한 비데
CN108323907A (zh) 一种洗头装置
JP3129114U (ja) 身体洗浄装置
JP4591542B2 (ja) ノズル装置とそれを使用した衛生洗浄装置
KR100784315B1 (ko) 가습기
JP2020048628A (ja) 手指自動洗浄装置
CN209883317U (zh) 一种智能洗头机
JP4521932B2 (ja) 美・理容装置用ノズル
CN110840047A (zh) 一种洗头机按摩头罩及其工作方法、及洗头机
KR20050014089A (ko) 훈증장치가 구비된 비데
KR200482616Y1 (ko) 좌변기용 악취제거장치
CN219887069U (zh) 具有吹干功能的排便装置
CN213405177U (zh) 一种洗头机供液系统
JP2006274603A (ja) 局部洗浄装置
KR200359796Y1 (ko) 노즐커버유닛을 갖는 비데
CN211608454U (zh) 一种盖体组件及洗头机
CN211581872U (zh) 洗头机
US20070039199A1 (en) Body and shower dryer combination
JPH03257231A (ja) 洗浄装置
KR200307801Y1 (ko) 때밀이 장치가 구비된 샤워기
KR980006798U (ko) 공기 정화기