JPH11195953A - 弾性表面波フィルタ - Google Patents
弾性表面波フィルタInfo
- Publication number
- JPH11195953A JPH11195953A JP35865697A JP35865697A JPH11195953A JP H11195953 A JPH11195953 A JP H11195953A JP 35865697 A JP35865697 A JP 35865697A JP 35865697 A JP35865697 A JP 35865697A JP H11195953 A JPH11195953 A JP H11195953A
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- Japan
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- acoustic wave
- surface acoustic
- package
- electrode
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- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 非常に簡便な構成でしかも確実に減衰特性を
確保することのできる弾性表面波フィルタを提供するこ
と。 【解決手段】 パッケージP内に、複数個の電極パッド
D1〜D5を有する励振電極を備えた圧電基板3を配設
し、上記励振電極の電極パッドD1〜D5とパッケージ
Pに設けた複数の電極パッドP1〜P4の各々とをボン
ディングワイヤーB1〜B5を介して接続するととも
に、これらボンディングワイヤーB1〜B5の少なくと
も2本の最近接距離を500μm 以下として、所定周波
数帯域で減衰させる弾性表面波フィルタFとした。
確保することのできる弾性表面波フィルタを提供するこ
と。 【解決手段】 パッケージP内に、複数個の電極パッド
D1〜D5を有する励振電極を備えた圧電基板3を配設
し、上記励振電極の電極パッドD1〜D5とパッケージ
Pに設けた複数の電極パッドP1〜P4の各々とをボン
ディングワイヤーB1〜B5を介して接続するととも
に、これらボンディングワイヤーB1〜B5の少なくと
も2本の最近接距離を500μm 以下として、所定周波
数帯域で減衰させる弾性表面波フィルタFとした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パッケージ内に設
けた圧電基板上に励振電極を設け、励振電極とパッケー
ジ内の電極パッドとの間をボンディングワイヤーで接続
するように成した弾性表面波フィルタに関し、特に小型
で減衰特性の優れた弾性表面波フィルタに関する。
けた圧電基板上に励振電極を設け、励振電極とパッケー
ジ内の電極パッドとの間をボンディングワイヤーで接続
するように成した弾性表面波フィルタに関し、特に小型
で減衰特性の優れた弾性表面波フィルタに関する。
【0002】
【従来技術とその課題】一般に、圧電基板を用いた弾性
表面波(SAW)共振器の電極構造は、図2に示すよう
に、少なくとも1対の櫛歯状電極から構成されるIDT
電極と呼ばれる励振電極4の両端に、反射器と呼ばれる
弾性表面波を反射する反射電極5を配置し、ある特定の
周波数にて共振現象を発生させるものである。このよう
なSAW共振器Sを電気的にはしご型回路に接続をする
と、帯域通過フィルタが構成できる。
表面波(SAW)共振器の電極構造は、図2に示すよう
に、少なくとも1対の櫛歯状電極から構成されるIDT
電極と呼ばれる励振電極4の両端に、反射器と呼ばれる
弾性表面波を反射する反射電極5を配置し、ある特定の
周波数にて共振現象を発生させるものである。このよう
なSAW共振器Sを電気的にはしご型回路に接続をする
と、帯域通過フィルタが構成できる。
【0003】一般に、通過帯域の奇数倍の帯域に高調波
が発生するため、通過帯域外の特定の周波数帯域(例え
ば2GHz〜4GHz)に減衰域を設けるようにして、
できるだけフィルタ特性を良好とするべく、外部回路に
より減衰特性を確保していた。
が発生するため、通過帯域外の特定の周波数帯域(例え
ば2GHz〜4GHz)に減衰域を設けるようにして、
できるだけフィルタ特性を良好とするべく、外部回路に
より減衰特性を確保していた。
【0004】すなわち、従来の外部回路による減衰域の
制御は、通常、フィルタエレメントの入出力パッドから
結線されたパッケージ内で引き回した導電線による回路
で行っていた。このような構成ではパッケージ内の電極
設計が非常に複雑となるだけでなく、通常は十分な減衰
特性を確保できなかった。また、パッケージ内に外部回
路を設けることはフィルタ装置全体を大きくしてしまう
という問題がある。
制御は、通常、フィルタエレメントの入出力パッドから
結線されたパッケージ内で引き回した導電線による回路
で行っていた。このような構成ではパッケージ内の電極
設計が非常に複雑となるだけでなく、通常は十分な減衰
特性を確保できなかった。また、パッケージ内に外部回
路を設けることはフィルタ装置全体を大きくしてしまう
という問題がある。
【0005】そこで、本発明は上記従来の問題点を解消
し、非常に簡便な構成でしかも確実に減衰特性を確保す
ることのでき、小型化が可能な弾性表面波フィルタを提
供することを目的とする。
し、非常に簡便な構成でしかも確実に減衰特性を確保す
ることのでき、小型化が可能な弾性表面波フィルタを提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する弾性
表面波フィルタは、パッケージ内に、複数個の電極パッ
ドを有する励振電極を備えた圧電基板を配設し、上記励
振電極の電極パッドとパッケージに設けた複数の電極パ
ッドの各々とをボンディングワイヤーを介して接続する
とともに、これらボンディングワイヤーの少なくとも2
本の最近接距離を500μm 以下として、所定周波数帯
域で減衰させるように成した。
表面波フィルタは、パッケージ内に、複数個の電極パッ
ドを有する励振電極を備えた圧電基板を配設し、上記励
振電極の電極パッドとパッケージに設けた複数の電極パ
ッドの各々とをボンディングワイヤーを介して接続する
とともに、これらボンディングワイヤーの少なくとも2
本の最近接距離を500μm 以下として、所定周波数帯
域で減衰させるように成した。
【0007】また、2本のボンディングワイヤーの近接
させた領域でのボンディングワイヤーの接線が成す角度
が30°以下であることを特徴とする。
させた領域でのボンディングワイヤーの接線が成す角度
が30°以下であることを特徴とする。
【0008】なお従来は、ボンディングワイヤーどうし
は電気的干渉を抑えるために互いに遠ざけてパッケージ
内の電極パッドに接続していた。
は電気的干渉を抑えるために互いに遠ざけてパッケージ
内の電極パッドに接続していた。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る一実施形態について
図面に基づき詳細に説明する。本発明の弾性表面波フィ
ルタFは、例えば図1にパッケージPの内部の様子を平
面図にて示すように、パッケージP内に、電極パッドD
1〜D5を有する励振電極を備えたLiTaO3 単結晶
やLi2 B4 O7 単結晶等の圧電基板3が配設されてい
る。すなわち、圧電基板3上に、図2に示すような弾性
表面波共振器S(図中、X方向へ弾性表面波が伝搬)を
ラダー型回路に接続された電極領域D(一点鎖線で囲ま
れた領域)を有している。ここで、E1〜E5は圧電基
板3上に設けた金ワイヤー等のボンディングワイヤーB
1〜B5を接続するための電極パッドであり、B1は入
力用ボンディングワイヤー、B2は出力用ボンディング
ワイヤー、B3〜B5は接地用(GND)のボンディン
グワイヤーである。また、P1〜P4はパッケージ1側
に設けた電極パッドであり、P1が入力用、P2が出力
用、P3,P4が接地用である。
図面に基づき詳細に説明する。本発明の弾性表面波フィ
ルタFは、例えば図1にパッケージPの内部の様子を平
面図にて示すように、パッケージP内に、電極パッドD
1〜D5を有する励振電極を備えたLiTaO3 単結晶
やLi2 B4 O7 単結晶等の圧電基板3が配設されてい
る。すなわち、圧電基板3上に、図2に示すような弾性
表面波共振器S(図中、X方向へ弾性表面波が伝搬)を
ラダー型回路に接続された電極領域D(一点鎖線で囲ま
れた領域)を有している。ここで、E1〜E5は圧電基
板3上に設けた金ワイヤー等のボンディングワイヤーB
1〜B5を接続するための電極パッドであり、B1は入
力用ボンディングワイヤー、B2は出力用ボンディング
ワイヤー、B3〜B5は接地用(GND)のボンディン
グワイヤーである。また、P1〜P4はパッケージ1側
に設けた電極パッドであり、P1が入力用、P2が出力
用、P3,P4が接地用である。
【0010】また、上記弾性表面波フィルタFの等価回
路は、図3に示すように、直列接続された複数の弾性表
面波共振器1a〜1dと並列接続された複数の弾性表面
波共振器2a〜2cとから構成され、いわゆるバランス
型フィルタなどの弾性表面波フィルタを指すが、特にこ
れに限定されるものではなく、ラティス型回路等の上記
以外の各種フィルタや、各種接続態様のSAWフィルタ
であってもよい。なおここで、G1〜G4及びHはパッ
ケージPが有する容量及びインダクタンス成分等であ
る。
路は、図3に示すように、直列接続された複数の弾性表
面波共振器1a〜1dと並列接続された複数の弾性表面
波共振器2a〜2cとから構成され、いわゆるバランス
型フィルタなどの弾性表面波フィルタを指すが、特にこ
れに限定されるものではなく、ラティス型回路等の上記
以外の各種フィルタや、各種接続態様のSAWフィルタ
であってもよい。なおここで、G1〜G4及びHはパッ
ケージPが有する容量及びインダクタンス成分等であ
る。
【0011】この弾性表面波フィルタSは、複数の直列
接続された弾性表面波共振器1でローパスフィルタを構
成し、並列接続された弾性表面波共振器2でハイパスフ
ィルタを構成して所望の特性を得るものである。
接続された弾性表面波共振器1でローパスフィルタを構
成し、並列接続された弾性表面波共振器2でハイパスフ
ィルタを構成して所望の特性を得るものである。
【0012】例えば900〜1000MHz の通過帯域
を有する弾性表面波フィルタにおいて、その奇数倍であ
る例えば2.7GHz 〜3GHz の帯域に高調波が発生
するので、少なくとも2.5GHz 〜3.5GHz の範
囲で減衰域を有するように設計することがフィルタ特性
を良好とする上で重要となる。
を有する弾性表面波フィルタにおいて、その奇数倍であ
る例えば2.7GHz 〜3GHz の帯域に高調波が発生
するので、少なくとも2.5GHz 〜3.5GHz の範
囲で減衰域を有するように設計することがフィルタ特性
を良好とする上で重要となる。
【0013】図3に示す等価回路から明らかなように、
本発明ではボンディングワイヤーB3とB4とを近接さ
せて相互インダクタンス発生させることにより、上記減
衰域を制御する。具体的にはボンディングワイヤーB3
とB4を最短距離(最近接距離)で500μm 以下と
し、さらにその最近接距離での各ボンディングワイヤー
の接線の成す角度(鋭角)を30°以下とした。
本発明ではボンディングワイヤーB3とB4とを近接さ
せて相互インダクタンス発生させることにより、上記減
衰域を制御する。具体的にはボンディングワイヤーB3
とB4を最短距離(最近接距離)で500μm 以下と
し、さらにその最近接距離での各ボンディングワイヤー
の接線の成す角度(鋭角)を30°以下とした。
【0014】この理由は、図4に示すように、断面が円
形の直径25〜35μm の金(Au)から成るボンディ
ングワイヤーどうしの最短距離と減衰極周波数との関係
について、2本のボンディングワイヤーが成す角度が7
°〜60°、最近接距離が30〜1000μm の範囲で
調べたところ、2.5GHz 以上の減衰極周波数を持た
せるためには、ボンディングワイヤーの近接距離は50
0μm 以下とし、かつその近接させた領域のボンディン
グワイヤーの接線の成す角度は30°以下がよいことが
判明したからである。
形の直径25〜35μm の金(Au)から成るボンディ
ングワイヤーどうしの最短距離と減衰極周波数との関係
について、2本のボンディングワイヤーが成す角度が7
°〜60°、最近接距離が30〜1000μm の範囲で
調べたところ、2.5GHz 以上の減衰極周波数を持た
せるためには、ボンディングワイヤーの近接距離は50
0μm 以下とし、かつその近接させた領域のボンディン
グワイヤーの接線の成す角度は30°以下がよいことが
判明したからである。
【0015】なお、本実施形態では2本の接地用のボン
ディングワイヤーを近接した好適な例について説明した
が、3本以上のボンディングワイヤーを近接させたり、
接地用以外のボンディングワイヤーを近接させてもよ
い。
ディングワイヤーを近接した好適な例について説明した
が、3本以上のボンディングワイヤーを近接させたり、
接地用以外のボンディングワイヤーを近接させてもよ
い。
【0016】
【実施例】次に、より具体的で好適な実施例について説
明する。まず、LiTaO3 単結晶から成り、36°±
3°〜42°±3°の回転YカットX方向伝搬の基板上
に、Alを主成分とする微細電極パターン(励振電極及
び反射電極)を形成する。このパターン作製には、De
ep−UV光を用いた密着露光機によりフォトリソグラ
フィーを行ない、Al電極の成膜には、電子ビーム蒸着
機を使用し、電極膜厚を約3500Åとした。また、フ
ォトレジストの剥離液中で不要なAlパターンをリフト
オフで除去した。
明する。まず、LiTaO3 単結晶から成り、36°±
3°〜42°±3°の回転YカットX方向伝搬の基板上
に、Alを主成分とする微細電極パターン(励振電極及
び反射電極)を形成する。このパターン作製には、De
ep−UV光を用いた密着露光機によりフォトリソグラ
フィーを行ない、Al電極の成膜には、電子ビーム蒸着
機を使用し、電極膜厚を約3500Åとした。また、フ
ォトレジストの剥離液中で不要なAlパターンをリフト
オフで除去した。
【0017】このように作製された弾性表面波共振器
は、IDTの対数が40対、交差幅が30λで、弾性表
面波の波長は直列と並列で若干異なるようにさせたが略
4.4μmとした。また、反射電極本数は20本とし、
このような弾性表面波共振器をラダー型回路に構成し
た。
は、IDTの対数が40対、交差幅が30λで、弾性表
面波の波長は直列と並列で若干異なるようにさせたが略
4.4μmとした。また、反射電極本数は20本とし、
このような弾性表面波共振器をラダー型回路に構成し
た。
【0018】その後、パターニングされたウエハーをダ
イシングカットし、エポキシ樹脂等でSMDパッケージ
内に接着・硬化して、30μφAu ワイヤーをSMDパ
ッケージのAuから成る電極パッド部とチップ上のAl
パッド上に超音波ボールボンデイングした後、パッケー
ジリッドにてシーリングして完成した。ここで、完成し
た弾性表面波フィルタのパッケージ内部は図1に示すよ
うに、その等価回路は図3に示すものと同一とする。ま
た、接地用のボンディングワイヤーどうしを約200μ
m 程度に近接させ、その近接領域での各ボンディングワ
イヤーの接線の成す角度を15°とした。
イシングカットし、エポキシ樹脂等でSMDパッケージ
内に接着・硬化して、30μφAu ワイヤーをSMDパ
ッケージのAuから成る電極パッド部とチップ上のAl
パッド上に超音波ボールボンデイングした後、パッケー
ジリッドにてシーリングして完成した。ここで、完成し
た弾性表面波フィルタのパッケージ内部は図1に示すよ
うに、その等価回路は図3に示すものと同一とする。ま
た、接地用のボンディングワイヤーどうしを約200μ
m 程度に近接させ、その近接領域での各ボンディングワ
イヤーの接線の成す角度を15°とした。
【0019】上記弾性表面波フィルタのフィルタ特性の
測定には、ネットワークアナライザ(ヒューレットパッ
カード社製)を用い、S21の周波数特性の測定を行っ
た。図5に示すように、実線で示した特性曲線が本実施
例であり、破線で示した特性曲線はボンディングワイヤ
ーどうしを2000μm 程度離した一般的な弾性表面波
フィルタの場合を示す。
測定には、ネットワークアナライザ(ヒューレットパッ
カード社製)を用い、S21の周波数特性の測定を行っ
た。図5に示すように、実線で示した特性曲線が本実施
例であり、破線で示した特性曲線はボンディングワイヤ
ーどうしを2000μm 程度離した一般的な弾性表面波
フィルタの場合を示す。
【0020】図5から明らかなように、本実施例では通
過帯域の高周波側である3.8〜4GHzに減衰域のあ
る仕様の場合、図において破線で示すように、通常の一
般的な電極設計では−3〜4dB程度の減衰しか得られ
ない。これに対して、本実施例のようにボンディングワ
イヤーどうしを近接させることによって、ボンディング
ワイヤー間に発生する相互インダクタンスを積極的に利
用し、減衰極をコントロールすることにより、上記所定
周波数帯域において、約−17dBと非常に大きな減衰
量を得ることができた。ここで、Kは相互インダクタン
スの結合係数で0<K<1であるが、本実施例ではK=
0.4で上記結果が得られた(通常の場合は、K=
0)。なお、Kのコントロールはボールボンデイングの
間隔で行なうことも可能である。
過帯域の高周波側である3.8〜4GHzに減衰域のあ
る仕様の場合、図において破線で示すように、通常の一
般的な電極設計では−3〜4dB程度の減衰しか得られ
ない。これに対して、本実施例のようにボンディングワ
イヤーどうしを近接させることによって、ボンディング
ワイヤー間に発生する相互インダクタンスを積極的に利
用し、減衰極をコントロールすることにより、上記所定
周波数帯域において、約−17dBと非常に大きな減衰
量を得ることができた。ここで、Kは相互インダクタン
スの結合係数で0<K<1であるが、本実施例ではK=
0.4で上記結果が得られた(通常の場合は、K=
0)。なお、Kのコントロールはボールボンデイングの
間隔で行なうことも可能である。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の弾性表面
波フィルタによれば、少なくとも2本のボンディングワ
イヤーどうしを最近接距離で500μm 以下としたので
ボンディングワイヤー間に発生する相互インダクタンス
を積極的に利用することが可能となり、しかも、簡便な
構成で通過帯域外での所望の周波数帯域で減衰極をコン
トロールすることができ、フィルタ特性の非常に良好で
小型化が可能な優れた弾性表面波フィルタを提供でき
る。
波フィルタによれば、少なくとも2本のボンディングワ
イヤーどうしを最近接距離で500μm 以下としたので
ボンディングワイヤー間に発生する相互インダクタンス
を積極的に利用することが可能となり、しかも、簡便な
構成で通過帯域外での所望の周波数帯域で減衰極をコン
トロールすることができ、フィルタ特性の非常に良好で
小型化が可能な優れた弾性表面波フィルタを提供でき
る。
【図1】本発明に係わる弾性表面波フィルタの一実施形
態を模式的に説明するパッケージ内平面図である。
態を模式的に説明するパッケージ内平面図である。
【図2】弾性表面波共振器を模式的に説明する平面図で
ある。
ある。
【図3】本発明に係わる弾性表面波フィルタの一実施形
態の等価回路図である。
態の等価回路図である。
【図4】ボンディングワイヤー間の最近接距離と減衰極
周波数との関係を説明するグラフである。
周波数との関係を説明するグラフである。
【図5】S21の周波数依存性を示す周波数特性図であ
る。
る。
1a〜1d:直列共振器 2a〜2c:並列共振器 3:圧電基板 4:励振電極 5:反射電極 B1〜B5:ボンディングワイヤー D1〜D5:電極パッド(励振電極側) P1〜P4:電極パッド(パッケージ側) P:パッケージ F:弾性表面波フィルタ
Claims (1)
- 【請求項1】 パッケージ内に、複数個の電極パッドを
有する励振電極を備えた圧電基板を配設し、上記励振電
極の電極パッドとパッケージに設けた複数の電極パッド
の各々とをボンディングワイヤーを介して接続するとと
もに、これらボンディングワイヤーの少なくとも2本の
最近接距離を500μm 以下として、所定周波数帯域で
減衰させるように成した弾性表面波フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35865697A JPH11195953A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 弾性表面波フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35865697A JPH11195953A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 弾性表面波フィルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11195953A true JPH11195953A (ja) | 1999-07-21 |
Family
ID=18460445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35865697A Pending JPH11195953A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 弾性表面波フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11195953A (ja) |
-
1997
- 1997-12-26 JP JP35865697A patent/JPH11195953A/ja active Pending
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