JP2000312126A - 弾性表面波装置 - Google Patents

弾性表面波装置

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JP2000312126A
JP2000312126A JP11120870A JP12087099A JP2000312126A JP 2000312126 A JP2000312126 A JP 2000312126A JP 11120870 A JP11120870 A JP 11120870A JP 12087099 A JP12087099 A JP 12087099A JP 2000312126 A JP2000312126 A JP 2000312126A
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acoustic wave
surface acoustic
reflector
resonator
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Masayuki Funemi
雅之 船見
Yoshifumi Yamagata
佳史 山形
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通過帯域内のリップルを低減するとともに通
過帯域幅を増大させることが可能な弾性表面波装置を提
供すること。 【解決手段】 圧電基板上にIDT電極1と、IDT電
極1により励振された弾性表面波をIDT電極1側へ反
射せしめる複数の電極指2aを有する反射器電極2を設
けて成り、反射器電極2の電極指幅L及び電極指間距離
Sが、0.35≦L/(L+S)≦0.45を満足する
弾性表面波装置F1とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話等の移動
体通信機器に用いられる弾性表面波フィルタ等の弾性表
面波装置に関し、特に、圧電基板上にIDT(Inte
rdigitalTransducer)電極及び反射
器電極から成る弾性表面波共振子を配設した弾性表面波
装置や複数の弾性表面波共振子を梯子型(ラダー型)又
は格子型(ラティス型)回路に接続して成る弾性表面波
装置に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】近年、電波を利用する電子機器
のフィルタ,遅延線,発信機等の素子として多くの弾性
表面波装置が用いられている。特に、小型・軽量で且つ
フィルタとしての急峻遮断性能が高い弾性表面波フィル
タは、移動体通信分野において、携帯端末装置のRF
(Radio Frequency:無線周波数あるい
は高周波)段及びIF(Intermidiate F
requency:中間周波数)段のフィルタとして多
用されるようになって来ており、低損失で且つ通過帯域
外の遮断特性が優れた様々な比帯域幅を有する弾性表面
波フィルタが要求されている。
【0003】現在までに、弾性表面波フィルタには、電
極構成の観点から梯子型(ラダー型),トランスバーサ
ル型,縦モード結合共振器型等の各種フィルタが実用化
されているが、中でもラダー型表面弾性波フィルタは低
損失で且つ良好な通過帯域近傍の遮断特性を有し、高周
波化による電極の微細化に伴う耐電力面での信頼性も高
く、非常に有望視されている。
【0004】また近年、携帯電話システムの急激な変化
に伴なって、システム側の要求スペックも変化してい
る。主に通話品質を向上させるために、CDMA(Co
deDivision Multiple Acces
s)方式といったシステムへの移行とともに、必要とさ
れる帯域幅の増大が要求されている。
【0005】これに伴ない、IFバンドの必要帯域幅も
2倍〜3倍程度に広がるので、1つのチャンネル当たり
のIFバンド領域内での損失レベル差(リップル)の影
響が大きくなる。これにより、リップルがSAW(Su
rface Acoustic Wave)フィルタ部
品へのより厳しいスペックが要求されている。
【0006】ところが、従来の弾性表面波フィルタでは
一般的な性能として、小さなリップルは必ず存在してい
た。また、通過帯域幅は、通常電極膜厚や基板材料とい
ったものである程度決まってしまい、簡単な電極設計で
変更することは困難であった。
【0007】また、これらの問題を解決するために、縦
モード共振器型フィルタの反射器電極のデューティ(D
uty=電極指幅/(電極指幅+電極指間距離))を調
整することにより、通過帯域幅を広帯域化する技術が提
案されている(例えば、1998年信学会A−11−5
「LiTaO3 基板を用いた2重モード弾性表面波フィ
ルタの広帯域化」東洋通信機 松本、渡辺他を参照)。
【0008】また、ラダー型フィルタの反射器電極ピッ
チをIDTピッチと微妙に違えることによって、反射器
電極のストップバンドを高周波側もしくは低周波側に移
動させ、共振子リップルを低減させるとともに、フィル
タのリップルを低減させる技術が提案されている(例え
ば、特開平10−209806号公報を参照)。
【0009】しかしながら、上記いずれの技術も通過帯
域幅を増大させると同時にリップルを低減させることは
できなかった。
【0010】図9に、従来の一般的なラダー型たラティ
ス型の弾性表面波フィルタを構成する弾性表面波共振子
Jを示す。弾性表面波共振子Jは反射器電極3のデュー
ティが0.5であるものが一般的であり、ラダー型弾性
表面波フィルタの場合、図10に示すように、上記共振
子を入出力線8に対して直列及び並列に接続して、例え
ば2.5段T型構成のラダー型弾性表面波フィルタF0
が構成される。
【0011】上記したような弾性表面波フィルタF0で
は、図11に示すように、直列腕共振子(直列に接続し
た共振子)のインピーダンス特性において、小さなリッ
プルAが存在するために、このリップルBが図12に示
すように通過帯域内リップルとして現れていた。
【0012】このようなフィルタ帯域内におけるリップ
ル発生の原因は、以下のように考えることができる。図
13はデューティが0.5(=50%)の反射器電極で
反射される弾性表面波エネルギーの反射効率を表わす反
射係数R(=反射エネルギー/入射エネルギー)の周波
数特性を示したものであり、図14は弾性表面波共振子
の電気インピーダンス特性を示したものである。
【0013】図13に示すように、メインスロープにお
ける極の周波数差をΔfとする。これは一般に反射器電
極のストップバンドと呼ばれている。規格化周波数(周
波数/中心周波数または共振周波数)が1.00±(Δ
f/2)の範囲内では、ほぼ100%の反射効率が得ら
れ、周波数軸を図13に対応させた図14に示す共振子
特性にもリップルがなく滑らかであるのに対して、規格
化周波数1.00±(Δf/2)以外の周波数領域(反
射器のストップバンド外)では反射率に大きな差があ
り、IDT電極内の高次定在波と共振する周波数でリッ
プルを生じさせている。なお、このような反射器電極の
ストップバンドは、多くの文献等で理論解析されてお
り、Δfは反射器電極の反射中心から反対側の反射器電
極の反射中心までの距離(キャビティ長)と反射器電極
の1本当たりの反射量との積の反比例の関数となってい
る。
【0014】そこで本発明は、通過帯域内のリップルを
低減するとともに通過帯域幅を増大させることが可能な
弾性表面波装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の弾性表面波装置は、圧電基板上にIDT電
極と、該IDT電極により励振された弾性表面波をID
T電極側へ反射せしめる複数の電極指を有する反射器電
極を設けて成り、反射器電極の電極指幅及び電極指間距
離が、0.35≦電極指幅/(電極指幅+電極指間距
離)≦0.45を満足する。
【0016】また、反射器電極は電極指の本数が20以
上であり、IDT電極及び反射器電極の電極膜厚が0.
05≦電極膜厚/弾性表面波の波長≦0.15を満足す
ることを特徴とする。また、圧電性基板は36°〜42
°回転YカットX伝搬のタンタル酸リチウム単結晶から
成ることを特徴とする。
【0017】特に、複数のIDT電極を入出力線に対し
て直列(直列共振子)及び並列(並列共振子)に接続し
て成るラダー型やラティス型の弾性表面波フィルタにお
いて、直列に接続した(直列共振子における)IDT電
極の両端に設けた反射器電極の電極指及び電極指間距離
を上記のようにするとよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0019】図1は、例えば図2に示すような本発明に
係る弾性表面波装置であるラダー型弾性表面波フィルタ
F1を構成する弾性表面波共振子Kを模式的に示したも
のである。なお、図は簡単のためIDT電極1や反射器
電極2の電極指の本数等について簡略化して図示したも
のである。
【0020】図1に示すように、弾性表面波共振子Kは
櫛歯状を成すIDT電極1及びその両外側に配置され、
IDT電極1により励振された弾性表面波をIDT電極
1側へ反射せしめる線状の複数の電極指2aから成る反
射器電極2から構成されるものである。このような弾性
表面波共振子の複数を入出力線8に対して直列及び並列
に接続することにより、図2に示すラダー型の弾性表面
波フィルタF1を構成する。
【0021】本発明では、弾性表面波共振子(特に、直
列共振子)Kを構成する反射器電極2のデューティ(=
L/(L+S)、L:電極指幅、S:電極指間距離)に
着目し、反射器電極2で反射される弾性表面波エネルギ
ーの反射効率の周波数依存性を適正化し、特に共振周波
数の低周波側に現れるリップルを低減させるようにし
た。
【0022】すなわち、図1に示すように反射器電極2
のデューティを小さし、例えば反射器電極2のデューテ
ィを0.4にした場合、反射係数R(反射器電極で反射
される弾性表面波エネルギーの反射効率)の周波数特性
は図3に示す通りとなる。また、図3の周波数軸に対応
した反射器電極2のデューティを0.4(=40%)に
した場合、弾性表面波共振子Kの電気インピーダンス特
性は図4に示す通りとなる。
【0023】このように、図4に示したインピーダンス
の共振周波数の低周波側に、従来構成の反射器電極を用
いた場合には大きなリップルが発生していたが、反射器
電極のデューティを小さくすることで減少することが判
る。この理由は、図3の反射器電極におけるΔfが図1
3に示した従来の反射器電極(デューティが0.5(=
50%))に比べて帯域が広くなり、すなわち、反射器
電極のデューティを小さくすることで、1本当たりの反
射器電極の反射量が減り、反射器電極全体の反射中心が
より外側に移動したことにより、実効的なキャビティ長
が長くなったためと思われる。
【0024】この理由について図5と図6を用い説明す
る。図5は反射器電極のデューティと中心周波数で規格
化したΔf(=Δf/f:ストップバンド比率)を、電
極周期長で規格化した電極膜厚(=H/λ、ただし、
H:電極膜厚、λ:弾性表面波の波長=電極周期長))
をパラメータにとり図示したものである。H/λの大き
さによって違いがあるものの、デューティが0.3〜
0.5で最も大きくなるピークを有する。図中のストッ
プバンド比率がフィルタ通過帯域以上(特に0.04以
上)で共振子のリップルが通過帯域外へ移動し、帯域内
のリップルが減少することから、本発明ではデューティ
の適正な範囲を0.35≦ L/(L+S)≦0.45
とした。すなわち、デューティが0.35未満では反射
器電極による十分な反射量が確保されず、インピーダン
ス共振抵抗が上昇しフィルタの挿入損失が増大する。ま
た、デューティが0.45より大きいと帯域内にリップ
ルが発生する。
【0025】また、図6には、規格化電極膜厚H/λに
よるストップバンド比率の関係を示す。上述したように
ストップバンド比率は、H/λの大きさによって違いが
あり、H/λ=5〜15%(0.05〜0.15)でス
トップバンド比率が0.04以上の大きな値が得られる
ため、この範囲でΔf/fが反射器電極のデューティを
適正な範囲にすることが最良である。デューティと同様
にH/λが5%未満では十分な反射器による反射量が確
保されず、インピーダンス共振抵抗が上昇しフィルタの
挿入損失が増大する。また、H/λが15%より大きい
と帯域内にリップルが発生する。また、反射器の反射量
が十分に確保できるのは、反射器電極本数が20本以上
である。
【0026】このようにして、反射器電極のデューティ
範囲と、規格化電極膜厚範囲でラダー型弾性表面波フィ
ルタを作製すれば、通過帯域内にリップルのない、良好
な特性を得ることができる。
【0027】さらに、圧電性基板は36°〜42°回転
YカットX伝搬のタンタル酸リチウム単結晶から成るも
のとすると、温度安定性やフィルタ通過特性の急峻度の
点でより好適となる。
【0028】また、本発明の構造のラダー型弾性表面波
フィルタでは、反射器のストップバンド幅Δfが大きく
なるため、副次的効果として、直列共振子及び並列共振
子の共振・反共振周波数間隔(fa−fr)が広がり、
ラダー型弾性表面波フィルタにした場合の、通過帯域幅
が大きな広帯域フィルタを実現することができる。
【0029】なお、本実施の形態では、ラダー型弾性表
面波フィルタにおける直列共振子の反射器電極のデュー
ティについて最適化した例について説明したが、これに
限定されるものではなく、例えばラティス型弾性表面波
フィルタにおいても、フィルタを構成する共振子に本実
施の形態を適用することが可能であり、同様な効果を奏
することが期待である。
【0030】
【実施例】次に、本発明に係るラダー型弾性表面波フィ
ルタを具体的に作製した実施例を説明する。
【0031】42°YカットX伝播のLiTaO3 単結
晶基板上に、Al−Cu(2重量%)による微細電極パ
ターンを形成した。このパターン作製には、縮小投影露
光機(ステッパー)、及びRIE(Reactive
Ion Etching)装置によりフォトリソグラフ
ィを行なった。まず、基板材料をアセトン・IPA等に
よって超音波洗浄し有機成分を除去した。
【0032】次に、クリーンオーブンによって充分に基
板乾燥を行なった後、電極の成膜を行なった。電極成膜
には、スパッタリング装置を使用し、Al−Cu(2重
量%)の材料を成膜した。電極膜厚は約2000Åとし
た。
【0033】次に、フォトレジストを約0.5μm厚み
にスピンコートし、縮小投影露光装置(ステッパー)に
より、所望のパターニングを行なった。ステッパーには
パターニングの原版となるレチクル(コンタクトアライ
ナーのためのフォトマスクのようなもの)が必要である
が、これは、ステッパー自身の光学系にて像を1/5に
縮小投影するので、実際のパターンの5倍のサイズでか
まわない。このため、逆に従来のコンタクトアライナー
に比べると5倍の解像度が得られる。
【0034】次に、現像装置にて不要部分のフォトレジ
ストをアルカリ現像液で溶解させ、所望パターンを表出
した後、RIE装置により、Al−Cu合金膜のエッチ
ングを行ない、電極のパターンニングを終了した。
【0035】この後、保護膜を形成した。SiO2 をス
パッタリング装置にて成膜し、その後、フォトリソグラ
フィによってレジストのパターニングを行ない、RIE
装置等でワイヤーボンディング用窓開け部のエッチング
を行ない、保護膜パターンを完成した。
【0036】次に、基板をダイシングラインに沿ってダ
イシングし、チップごとに分割した。そして、各チップ
をダイボンダーにおいてピックアップし、Si樹脂を主
成分とするダイボンド樹脂でSMD(Surface
Mounted Devices:表面実装型部品)パ
ッケージ内に接着した。この後、約160℃の温度にお
いて乾燥,硬化させた。なお、SMDパッケージは3m
m角の積層構造を成すものである。
【0037】次に、30μφAuワイヤーをSMDパッ
ケージのパッド部とチップ上のAlパッド上にボールボ
ンディングした後、リッドをパッケージに覆い、封止機
にて封止を完了した。なお、チップ上のグランドは各々
分離して配線し、Auボールボンディングにてパッケー
ジ上のグランドパッドにボンディングした。
【0038】ラダー型弾性表面波フィルタ構成は、図2
に示すように直列腕共振子及び並列腕共振子を用いて
2.5段T型構成とした。弾性表面波共振子は、IDT
の対数が40〜120対、交差幅が10〜30λ(λは
弾性表面波の波長)で、弾性表面波の波長λは直列と並
列で違えてあるが、ほぼ2μmとした。ここで、反射電
極本数は直列共振子、並列共振子とも20本とした。ま
た、反射器電極のデューティ=0.4とした。
【0039】図7に上記実施例の直列腕共振子のインピ
ーダンス特性を示す。この図から明らかなように、共振
周波数近傍にはほとんどリップルは生じなかった。この
ため、これらの共振子をラダー型回路に直列、及び並列
に配置することで、図8に示すような、通過帯域内にお
いて非常にフラットなフィルタ特性5が得られた。
【0040】ここで、図8は共振子特性のリップルを低
減し、フィルタ特性の通過帯域内リップルを低減させた
例であり、特性の測定にはネットワークアナライザを用
いた。また、共振子のインピーダンス測定にはネットア
ナライザーにおいてインピーダンス反射量を測定して求
め、フィルタの減衰特性測定には通過特性を測定し求め
た。測定方法としては、インピーダンス測定にはマイク
ロ波検知プローバーを用い、フィルタ特性測定には専用
のテストフィクスチャを用いた。従来のインピーダンス
特性(図11),従来のフィルタ特性(図12)に比べ
て、本発明のインピーダンス特性(図7),本発明のフ
ィルタ特性(図8)はリップルのほとんどない良好な特
性を得た。また、リップルの大きさは、従来0.5dB
程度であったものが、本発明によって高々0.2dB程
度までに改善することができた。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の弾性表面
波装置によれば、反射器電極のデューティを0.35〜
0.45の最適範囲としたので、反射器電極のストップ
バンド幅が拡大し、これによりストップバンド外のリッ
プルが弾性表面波共振子の共振周波数付近から遠ざか
り、フィルタの通過帯域内のリップルを減少させ、リッ
プルのほとんどない通過帯域幅の大きな優れたフィルタ
を実現できる。このため、1ch当たりのIFバンド領
域内での損失レベル差(リップル)を小さくでき、ま
た、帯域幅も増大させることができるので、CDMA方
式のような通話品質の高いシステムにも極めて好適に対
応することが可能な優れた弾性表面波装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る弾性表面波共振子の電極構造を示
す模式的な平面図である。
【図2】本発明のラダー型弾性表面波フィルタの電極構
造を模式的に示す平面図である。
【図3】本発明の弾性表面波共振子の規格化周波数と反
射器電極の反射係数との関係を示す線図である。
【図4】本発明の弾性表面波共振子のインピーダンス特
性を示す線図である。
【図5】反射器電極のデューティと△f/fとの関係を
示す線図である。
【図6】規格化電極膜厚と△f/fとの関係を示す線図
である。
【図7】本発明に係るラダー型弾性表面波フィルタを構
成する弾性表面波共振子のインピーダンス特性を示す線
図である。
【図8】本発明に係る弾性表面波フィルタの伝送特性を
示す線図である。
【図9】従来の弾性表面波共振子の電極構造を示す模式
的な平面図である。
【図10】従来のラダー型弾性表面波フィルタの電極構
造を模式的に示す平面図である。
【図11】従来のラダー型弾性表面波フィルタを構成す
る弾性表面波共振子のインピーダンス特性を示す線図で
ある。
【図12】従来の弾性表面波フィルタの伝送特性を示す
線図である。
【図13】従来の弾性表面波共振子における規格化周波
数と反射器電極の反射係数との関係を示す線図である。
【図14】従来の弾性表面波共振子のインピーダンス特
性を示す線図である。
【符号の説明】
1:IDT電極 2,3:反射器電極 K:弾性表面波共振子 F1:弾性表面波フィルタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電基板上にIDT電極と、該IDT電
    極により励振された弾性表面波をIDT電極側へ反射せ
    しめる複数の電極指を有する反射器電極を設けて成る弾
    性表面波装置であって、前記反射器電極の電極指幅及び
    電極指間距離が下記式を満足するように設定されている
    ことを特徴とする弾性表面波装置。 0.35 ≦ 電極指幅/(電極指幅+電極指間距離)
    ≦ 0.45
  2. 【請求項2】 前記反射器電極は電極指の本数が20以
    上であり、且つ前記IDT電極及び反射器電極の電極膜
    厚が下記式を満足することを特徴とする請求項1に記載
    の弾性表面波装置。 0.05 ≦ 電極膜厚/弾性表面波の波長 ≦ 0.
    15
  3. 【請求項3】 前記圧電性基板は36°〜42°回転Y
    カットX伝搬のタンタル酸リチウム単結晶から成ること
    を特徴とする請求項1に記載の弾性表面波装置。
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