JPH11195322A - 光源装置および投写型表示装置 - Google Patents

光源装置および投写型表示装置

Info

Publication number
JPH11195322A
JPH11195322A JP3330298A JP3330298A JPH11195322A JP H11195322 A JPH11195322 A JP H11195322A JP 3330298 A JP3330298 A JP 3330298A JP 3330298 A JP3330298 A JP 3330298A JP H11195322 A JPH11195322 A JP H11195322A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light source
discharge lamp
source device
projection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3330298A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoyuki Fujimori
基行 藤森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP3330298A priority Critical patent/JPH11195322A/ja
Publication of JPH11195322A publication Critical patent/JPH11195322A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 投写型表示装置等の光源として用いる放電ラ
ンプと反射鏡を備えた光源装置において、色バランスの
良い照明光を形成できるようにすること。 【解決手段】 放電ランプ10は、内部に金属ハロゲン
化物が封入された発光部17と、断面が略長方形の電極
シール部19とを備えている。放電ランプ10は、この
電極シール部19の長方形の断面の長辺が、発光管の管
軸10aを一辺とし、反射鏡21の通風口27に水平な
面27aとほぼ垂直に交わる面に略水平となるように、
反射鏡21に取り付けてある。従って、通風口27から
の導かれた冷却風は、ほぼ均等に発光部17の周囲に流
れることとなる。よって、発光部17をほぼ均等に冷却
することが可能となり、発光部17内の温度分布の均一
化を図ることができるとともに、発光部17の熱応力に
よる破壊を防ぐことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投写型表示装置の
光源として用いるのに適したメタルハライドランプ等の
ランプを備えた光源装置に関するものである。また、本
発明は、この光源装置が組み込まれた投写型表示装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】メタルハライドランプ、キセノンランプ
等の放電ランプは、投写型表示装置等の光源として利用
されている。特に、メタルハライドランプは他の形式の
ランプに比べて発光効率が良く、長寿命であり、演色性
にも優れているので、投写型表示装置の光源として広く
利用されている。一般には、このような放電ランプは、
反射鏡と共にランプハウジングに組付けられ、ユニット
形式の光源装置として用いられている。
【0003】図11には、投写型表示装置の光源として
使用されている光源装置の概略断面を示してある。この
図に示すように、光源装置200は、ランプハウジング
202と、そこに取付け固定された反射鏡201と、こ
の反射鏡201の反射面203の中央に水平に配置され
た放電ランプ210とから基本的に構成された水平点灯
方式の光源装置である。放電ランプ210の発光管21
5は、略楕円球形状の発光部217と、その両側から水
平方向に張り出したシール部218、219を備えてい
る。発光管215の内部には金属ハロゲン化物が封入さ
れている。なお、ガラス封止部226は、金属ハロゲン
化物を封入する封入管の封止跡である。
【0004】図12は放電ランプ210の外観を示す斜
視図である。放電ランプ210は、所定のアーク長分だ
け間隔を開けて対向配置された陽極芯棒211および陰
極芯棒212と、これらの芯棒211,212の互いに
対向しない側の端部に接続された箔体であるモリブデン
箔213,214とを備えている。各モリブデン箔21
3,214の各芯棒211,212が設けられる側とは
反対側の端部にはニッケルリード線216が接続されて
いる。各芯棒211,212および各モリブデン箔21
3,214は発光管215によって覆われている。電極
シール部218、219にはモリブデン箔213、21
4が封入されているため、その断面形状はモリブデン箔
の形状に沿うよう略長方形となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、投写型表示装
置、特にカラー画像を投写可能な投写型表示装置の光源
としては、色バランスに優れたものが適している。換言
すれば、光源として、赤、緑、青の各色の発光スペクト
ルのバランスがとれている放電ランプ210を備えた光
源装置200を用いる必要がある。ランプの発光スペク
トルの分布を決定する要因は発光部217内の蒸気圧で
あり、この蒸気圧を決めているのが発光部217におけ
る発光管215内の温度である。このため、封入金属の
発光スペクトルの分布を安定化させるためには発光部に
おける発光管内の温度を均一にすることが重要である。
【0006】そこで、本発明の課題は、一般的に投写型
表示装置の光源に水平点灯方式の光源装置が用いられる
ことを考慮して、水平点灯方式の光源装置において、投
写型表示装置の光源等として用いるのに適した色バラン
スの良い光源装置を提案することにある。また、本発明
は、この光源装置を光源として用いた投写型表示装置を
提案することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、放電ランプと、前記放電ランプから出射
された光を反射して略平行光として出射する反射鏡とを
有し、前記放電ランプは、金属化合物ガスが封入された
発光部と、断面が略長方形の電極シール部とを備えた発
光管を有してなる光源装置において、前記反射鏡には、
前記封止部に冷却風を導くための通風口が設けられてお
り、前記電極シール部は、前記長方形の長辺が前記発光
管の管軸を一辺とし、前記通風口に水平な面とほぼ垂直
に交わる面に略水平となるように配置されてなることを
特徴としている。
【0008】このように電極シール部を配置することに
より、冷却風が発光部の周囲に均等に流れるようになる
ため、発光部における発光管内の温度を均一にすること
ができる。従って、本発明によれば、放電ランプの発光
状態を改善できるので、色バランスが良く投写型表示装
置に適した光源装置を実現できる。また、本発明の光源
装置では、冷却風が発光部の周囲に均等に流れるように
なるため、発光部へ加わる熱応力が均一となる。従っ
て、発光部の熱応力による破壊を防ぐことが可能とな
る。
【0009】上記の光源装置は、光源装置から出射され
る光束に対して画像情報に対応した変調を施す変調手段
と、前記変調手段によって変調が施された後の変調光束
を投写面上に拡大投写する投写手段とを有する投写型表
示装置の前記光源として用いることができる。
【0010】特に、光源装置から出射される光束を少な
くとも2色の色光束に分離する色分離手段と、前記色分
離手段によって分離された各色の光束に対して画像情報
に対応した変調を施す変調手段と、前記変調手段によっ
て変調が施された後の各色の変調光束を合成する合成手
段と、前記合成手段から出射された合成光束を投写面上
に拡大投写する投写手段とを有するカラー画像表示用の
投写型表示装置の前記光源として用いるのに適してい
る。
【0011】上記の光源装置は、上述の通り色バランス
が良いため、これを投写型表示装置に用いれば、色バラ
ンスの良い投写画像を得ることが可能となる。また、上
記の光源装置では、上述の通りランプの発光部の熱応力
による破壊を防ぐことが可能であるため、安全性の高い
投写型表示装置を提供することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】(光源装置)以下に、図面を参照
して本発明を適用した光源装置を説明する。図1には本
例の光源装置の外観を斜視図で示してある。これらの図
に示すように、光源装置20は、放電ランプ10と、こ
の放電ランプ10が取り付けられている反射鏡21と、
この反射鏡21が取り付けられている樹脂製のランプハ
ウジング22を備えた水平点灯方式の光源装置である。
【0013】図2は放電ランプ10の外観を示す斜視図
である。放電ランプ10は、例えば1.5mm程度の短い
アーク長分だけ間隔を開けて対向配置された陽極芯棒1
1および陰極芯棒12と、これらの芯棒11,12の互
いに対向しない側の端部に接続された箔体であるモリブ
デン箔13,14と、各芯棒11,12および各モリブ
デン箔13,14を覆う発光管15とを備えたメタルハ
ライドランプである。
【0014】各芯棒11,12は、径寸法が例えば0.
6mmのタングステン棒からなり、陽極芯棒11の先端は
陰極芯棒12からの放電を受け易くするために径寸法が
例えば1.8mmと大きくされ、陰極芯棒12の先端側に
はタングステン線を密に巻いて形成したコイルが配置さ
れている。
【0015】各モリブデン箔13,14は、限定される
ものではないが、厚さ寸法が例えば20μm、幅寸法が
1.5mmのものであり、その各芯棒11,12が設けら
れる側とは反対側の端部にはニッケルリード線16が接
続されている。
【0016】発光管15は、石英ガラス製であり、楕円
球形状で中空の発光部17を備えている。各芯棒11,
12はほぼ同一軸線上に配置され、発光部17の両側に
一体成形された電極シール部18,19で、各芯棒1
1,12の互いの離間側および各モリブデン箔13,1
4がシールされている。
【0017】放電ランプ10の発光部17には、金属ハ
ロゲン化物が封入されている。金属ハロゲン化物とは、
例えば、沃化ジスプロシウム、沃化ネオジムおよび沃化
セシウム等である。また、発光部17には、上記の金属
ハロゲン化物と共に、バッファガスとしての水銀および
始動用補助ガスとしてのアルゴンも封入されている。
【0018】これらの金属ガスの封入は、発光部17に
形成された封入管を介して行なわれる。この封入管は、
発光管15の成形時に、発光部17に一体成形したもの
であり、金属ガスの封入後にその根元部分が溶断され
る。従って、光源装置20に組込まれた放電ランプ10
には、封入管21の封止跡であるガラス封止部26が残
っている。
【0019】反射鏡21は、断面が略放物線形状の反射
面23を備え、その反射面23の底部中央には、ランプ
取付け孔24が形成されている。この取付け孔24に、
上記構成のランプの口金25の部分が挿入され、耐熱性
の接着剤によって固定されている。ここに、放電ランプ
10は、管軸10aが水平となるように反射鏡21に取
り付けられており、管軸10aは反射面23の中心軸線
と一致している。従って、ランプ発光管15の一方のシ
ール部は、反射面23から前方に向けて水平に突き出た
状態となっている。また、反射鏡21には、発光部17
に冷却風を導くための一対の通風口27が設けられてい
る。
【0020】図3は、電極シール部18、19のモリブ
デン箔13、14に密着した部分の断面図である。
【0021】この図に示すように、電極シール部18、
19のモリブデン箔13周りの断面形状は、例えば横寸
法Bが縦寸法Aの1.5〜6倍に設定された略長方形と
され、モリブデン箔13の断面形状に沿った形状となっ
ている。
【0022】ここで、電極シール部18、19の各部の
断面形状は、正確な長方形である必要はなく、図3に示
すように、電極シール部18、19の四周面に凹部18
A,、19A、18B、19B等が形成されていてもよ
い。これらの凹部18A、19A,18B、19Bは、
電極シール部18、19を四方から金型で押圧してその
内部をモリブデン箔13、14に密着させる際、金型の
表面形状が転写されたものである。
【0023】前述したように投写型表示装置の光源は、
赤、緑、青の各色の発光スペクトルのバランスがとれて
いることが必要であり、放電ランプ10の発光スペクト
ルの分布を決定する要因は発光部17内の蒸気圧であ
り、この蒸気圧を決めているのが発光部17内の温度で
ある。封入金属の発光を安定させて発光スペクトルのバ
ランス改善を図るには、発光部17内の温度分布を均一
にする必要がある。
【0024】本例では、図1(B)のI−I線における
断面図である図4に示すように、電極シール部18、1
9の略長方形の断面の長辺が、発光管の管軸10aを一
辺とし、反射鏡21の通風口27に水平な面27aとほ
ぼ垂直に交わる面20aに略水平となるように、放電ラ
ンプ10を反射鏡21に取り付けてある。従って、図1
に示した光源装置20を反射鏡21の開口側から見た図
である図5に示すように、通風口27からの導かれた冷
却風は、ほぼ均等に発光部17の周囲に流れることとな
る。よって、発光部17をほぼ均等に冷却することが可
能となり、発光部17内の温度分布の均一化を図ること
ができる。
【0025】本例の光源装置20では、電極シール部1
8、19を上記のように配置してあるので、最冷部の温
度を上げて、発光部17内の蒸気圧を高めて、水銀以外
の金属ハロゲン化物の発光を促進でき、これにより、発
光スペクトルが改善される。このため、メタルハライド
ランプを使用した光源ユニットの色バランスを良くする
ことができ、しかも、投写面上での明るさも高くでき
る。
【0026】なお、本例の光源装置20において、放電
ランプ10は、キセノンランプ等その他の放電ランプで
あっても良い。また、放電ランプ10の点灯駆動方式と
しては、電極間に印加する駆動電流の種類に応じてAC
(交流)駆動方式とDC(直流)駆動方式が知られてい
るが、本例の光源装置20は、いずれの方式のものであ
っても良い。
【0027】(投写型表示装置)上記構成の光源装置2
0を備えた投写型表示装置の例を説明する。この投写型
表示装置は、光源装置20から出射された光束を、赤、
緑、青、の3色光束に分離し、これらの各色光束を液晶
パネルから構成されるライトバルブを通して映像情報に
対応させて変調し、変調した後の各色の変調光束を再合
成して、投写レンズを介して投写面上に拡大表示する形
式のものである。
【0028】図6には本例の投写型表示装置の外観を示
してある。本例の投写型表示装置1は直方体形状をした
外装ケース2を有している。外装ケース2は、基本的に
は、アッパーケース3と、ロアーケース4と、装置前面
を規定しているフロントケース5から構成されている。
フロントケース5の中央からは投写レンズユニット6の
先端側の部分が突出している。
【0029】図7には、投写型表示装置1の外装ケース
2の内部における各構成部分の配置を示してあり、図8
には、図7のII−II線における断面を示してある。これ
らの図に示すように、外装ケース2の内部において、そ
の後端側には電源ユニット7が配置されている。この電
源ユニット7よりも装置前側の隣接した位置には光源装
置20が配置されている。光源装置20の装置前側には
この光源装置20からほぼ光軸に沿って出射された光束
を入射できる光学ユニット9が配置されている。光学ユ
ニット9の前側の中央には、投写レンズユニット6の基
端側が位置している。一方、光学ユニット9の側方に
は、装置の前後方向に向けて入出力インターフェース回
路が搭載されたインターフェース基板111が配置さ
れ、このインターフェース基板111に平行にビデオ信
号処理回路が搭載されたビデオ基板112が配置されて
いる。さらに、光源装置20、光学ユニット9の上側に
は、装置駆動制御用の制御基板113が配置されてい
る。装置前端側の左右の角には、それぞれスピーカ11
4R、114Lが配置されている。光学ユニット9の上
面側の中央には冷却用の吸気ファン115Aが配置さ
れ、光学ユニット9の底面側の中央には冷却用循環流形
成用の循環用ファン115Bが配置されている。また、
光源装置20の裏面側である装置側面には排気ファン1
16が配置されている。そして、電源ユニット7におけ
る基板111、112の端に面する位置には吸気ファン
115Aからの冷却用空気流を電源ユニット7内に吸引
するための補助冷却ファン117が配置されている。
【0030】図9には、光学ユニット9および投写レン
ズユニット6の部分を取り出して示してある。この図に
示すように、光学ユニット9は、色合成プリズム910
以外の光学素子が上下のライトガイド901、902の
間に上下から挟まれて保持された構成となっている。こ
れらの上ライトガイド901、下ライトガイド902
は、それぞれアッパーケース3およびロアーケース4の
側に固定ねじにより固定されている。また、これらの上
下のライトガイド板901、902は、色合成プリズム
910の側に同じく固定ねじによって固定されている。
色合成プリズム910は、ダイキャスト板である厚手の
ヘッド板903の裏面側に固定ねじによって固定されて
いる。このヘッド板903の前面には、投写レンズユニ
ット6の基端側が同じく固定ねじによって固定されてい
る。
【0031】図10には、本例の投写型表示装置1に組
み込まれている光学系の概略構成を示してある。本例の
投写型表示装置1の光学系には、前述した光源装置20
と、均一照明光学系923が採用されている。そして、
投写型表示装置1は、この均一照明光学系923から出
射される光束Wを赤(R)、緑(G)、青(B)に分離
する色分離手段としての色分離光学系924と、各色光
束R、G、Bを変調する変調手段としての3つのライト
バルブ925R、925G、925Bと、変調された後
の色光束を再合成する色合成手段としての色合成プリズ
ム910と、合成された光束を投写面100の表面に拡
大投写する投写手段としての投写レンズユニット6を備
えている。また、青色光束Bを対応するライトバルブ9
25Bに導く導光系927をも備えている。
【0032】均一照明光学系923は、2つのレンズ板
921、922と反射ミラー931を備えており、反射
ミラー931を挟んで2つのレンズ板921、922が
直交する状態に配置されている。均一照明光学系923
の2つのレンズ板921、922は、それぞれマトリク
ス状に配置された複数の矩形レンズを備えている。光源
装置20から出射された光束は、第1のレンズ板921
の矩形レンズによって複数の部分光束に分割される。そ
して、これらの部分光束は、第2のレンズ板922の矩
形レンズによって3つのライトバルブ925R、925
G、925B付近で重畳される。従って、均一照明光学
系923を用いることにより、光源装置20が出射光束
の断面内で不均一な照度分布を有している場合でも、3
つのライトバルブ925R、925G、925Bを均一
な照明光で照明することが可能となる。
【0033】各色分離光学系924は、青緑反射ダイク
ロイックミラー941と、緑反射ダイクロイックミラー
942と、反射ミラー943から構成される。まず、青
緑反射ダイクロイックミラー941において、光束Wに
含まれている青色光束Bおよび緑色光束Gが直角に反射
され、緑反射ダイクロイックミラー942の側に向か
う。赤色光束Rはこのミラー941を通過して、後方の
反射ミラー943で直角に反射されて、赤色光束Rの出
射部944からプリズムユニット910の側に出射され
る。
【0034】次に、緑反射ダイクロイックミラー942
において、青緑反射ダイクロイックミラー941におい
て反射された青色、緑色光束B、Gのうち、緑色光束G
のみが直角に反射されて、緑色光束Gの出射部945か
ら色合成光学系の側に出射される。緑反射ダイクロイッ
クミラー942を通過した青色光束Bは、青色光束Bの
出射部946から導光系927の側に出射される。本例
では、均一照明光学素子の光束Wの出射部から、色分離
光学系924における各色光束の出射部944、94
5、946までの距離がほぼ等しくなるように設定され
ている。
【0035】色分離光学系924の赤色、緑色光束R、
Gの出射部944、945の出射側には、それぞれ集光
レンズ951、952が配置されている。したがって、
各出射部から出射した赤色、緑色光束R、Gは、これら
の集光レンズ951、952に入射して平行化される。
【0036】このように平行化された赤色、緑色光束
R、Gは、ライトバルブ925R、925Gに入射して
変調され、各色光に対応した画像情報が付加される。す
なわち、これらのライトバルブは、不図示の駆動手段に
よって画像情報に応じてスイッチング制御されて、これ
により、ここを通過する各色光の変調が行われる。この
ような駆動手段は公知の手段をそのまま使用することが
できる。一方、青色光束Bは、導光系927を介して対
応するライトバルブ925Bに導かれ、ここにおいて、
同様に画像情報に応じて変調が施される。なお、本例の
ライトバルブ925R、925G、925Bは、入射側
偏光板960R、960B、960Gと、出射側偏光板
961R、961G、961Bと、これらの間に配置さ
れた液晶パネル962R、962G、962Bとからな
る液晶ライトバルブである。液晶パネル9262R、9
62G、962Bとしては、例えば、ポリシリコンTF
Tをスイッチング素子として用いたものを採用すること
ができる。
【0037】導光系927は、青色光束Bの出射部94
6の出射側に配置した集光レンズ954と、入射側反射
ミラー971と、出射側反射ミラー972と、これらの
反射ミラーの間に配置した中間レンズ973と、ライト
バルブ925Bの手前側に配置した集光レンズ953と
から構成されている。集光レンズ946から出射された
青色光束Bは、導光系927を介してライトバルブ95
2Bに導かれて変調される。各色光束の光路長、すなわ
ち、光束Wの出射部から各液晶パネル962R、962
G、962Bまでの距離は青色光束Bが最も長くなり、
したがって、青色光束の光量損失が最も多くなる。しか
し、導光系927を介在させることにより、光量損失を
抑制することができる。
【0038】各ライトバルブ925R、925G、92
5Bを通って変調された各色光束R、G、Bは、色合成
プリズム910に入射され、ここで合成される。そし
て、この色合成プリズム910によって合成された光が
投写レンズユニット6を介して所定の位置にある投写面
10の表面に拡大投写されるようになっている。
【0039】このように構成した本例の投写型表示装置
1においては、その光源として、本発明を適用した光源
装置20を備えている。この光源装置20の電極シール
部18、19は、前述したように、略長方形の断面の長
辺が、発光管15の管軸10aを一辺とし、通風口27
に水平な面27aとほぼ垂直に交わる面20aに略水平
となるように配置してある。従って、この光源装置20
からの出射光は色バランスが良いので、この光源装置2
0を備えた投写型表示装置1によれば、色バランスが良
い画像を投写面上に形成できる。
【0040】(その他の実施の形態)上記実施形態で
は、上記実施形態に係る光源装置を透過型の投写型表示
装置に適用した例について説明したが、上記実施形態に
係る光源装置は反射型の投写型表示装置にも適用するこ
とが可能である。ここで、「透過型」とは、液晶ライト
バルブ等のライトバルブが光を透過するタイプであるこ
とを意味しており、「反射型」とは、ライトバルブが光
を透過するタイプであることを意味している。反射型の
投写型表示装置では、色合成プリズムは、光源から出射
された光を赤、緑、青の3色の光に分離する色光分離手
段として利用されると共に、変調された3色の光を再度
合成して同一の方向に出射する色光合成手段としても利
用される。反射型の投写型表示装置にこの発明を適用し
た場合にも、透過型の投写型表示装置とほぼ同様な効果
を得ることができる。なお、ライトバルブは液晶ライト
バルブに限られず、例えばマイクロミラーを用いたライ
トバルブであっても良い。
【0041】さらに、投写型表示装置としては、投写面
を観察する方向から画像投写を行う前面投写型表示装置
と、投写面を観察する方向とは反対側から画像投写を行
う背面投写型表示装置とがあるが、上記実施形態に係る
光源装置は、いずれにも適用可能である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
放電ランプの発光状態を改善でき、色バランスが良い光
源装置を得ることができる。さらに、色バランスがよい
画像を投写面上に形成できる投写型表示装置を実現する
ことができる。また、安全性の高い光源装置、並びに投
写型表示装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した光源装置の一実施形態を示す
斜視図である。
【図2】本発明の実施形態に係る光源装置の放電ランプ
を示す斜視図である。
【図3】図2の放電ランプの電極シール部の一部の断面
図である。
【図4】図1のI−I線における断面図である。
【図5】図1の光源装置を反射鏡の開口側から見た図で
ある。
【図6】図1に示す光源装置を備えた投写型表示装置の
外観形状を示す図である。
【図7】図5に示す投写型表示装置の内部構成を示す概
略平面構成図である。
【図8】図6のII−II線における概略断面構成図であ
る。
【図9】光学ユニットと投写レンズユニットの部分を取
り出して示す概略平面構成図である。
【図10】光学系を示す概略構成図である。
【図11】従来の光源装置の概略断面構成図である。
【図12】図11における放電ランプを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 投写型表示装置 2 外装ケース 3 アッパーケース 4 ロアーケース 5 フロントケース 6 投写レンズユニット(投写手段) 7 電源ユニット 9 光学ユニット 10 放電ランプ 11 陽極芯棒 12 陰極芯棒 13、14 モリブデン箔 15 発光管 16 リード線 17 発光部 18、19 電極シール部 20 光源装置 21 反射鏡 22 ランプハウジング 23 反射面 24 ランプ取付け孔 25 口金 26 ガラス封止部 27 通風口 100 投写面 111 インターフェース基板 112 ビデオ基板 113 制御基板 114R、114L スピーカー 115A 吸気ファン 115B 循環用ファン 116 排気ファン 117 補助冷却ファン 200 光源装置 201 反射鏡 202 ランプハウジング 203 反射面 210 放電ランプ 211 陽極芯棒 212 陰極芯棒 213、214 モリブデン箔 215 発光管 216 ニッケルリード線 217 発光部 218、219 電極シール部 226 ガラス封止部 901、902 ライトガイド 903 ヘッド板 910 色合成プリズム(色合成手段) 921、922 レンズ板 923 均一照明光学系 924 色分離光学系(色分離手段) 925R、925G、925B ライトバルブ(変調
手段) 927 導光系 931 反射ミラー 941 青緑反射ダイクロイックミラー 942 緑反射ダイクロイックミラー 943 反射ミラー 944、945、946 出射部 951、952、953、954 集光レンズ 960R、960G、960B 入射側偏光板 961R、961G、961B 出射側偏光板 962R、962G、962B 液晶パネル 971 入射側反射ミラー 972 出射側反射ミラー 973 中間レンズ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電ランプと、前記放電ランプから出射
    された光を反射して略平行光として出射する反射鏡とを
    有し、 前記放電ランプは、金属化合物ガスが封入された発光部
    と、断面が略長方形の電極シール部とを備えた発光管を
    有してなる光源装置において、 前記反射鏡には、前記封止部に冷却風を導くための通風
    口が設けられており、 前記電極シール部は、前記長方形の長辺が前記発光管の
    管軸を一辺とし、前記通風口に水平な面とほぼ垂直に交
    わる面に略水平となるように配置されてなることを特徴
    とする光源装置。
  2. 【請求項2】 光源装置と、 前記光源装置から出射される光束に対して画像情報に対
    応した変調を施す変調手段と、 前記変調手段によって変調が施された後の変調光束を投
    写面上に拡大投写する投写手段とを有する投写型表示装
    置において、 前記光源装置は、放電ランプと、前記放電ランプから出
    射された光を反射して略平行光として出射する反射鏡と
    を有し、 前記放電ランプは、金属化合物ガスが封入された発光部
    と、断面が略長方形の電極シール部とを備えた発光管を
    有しており、 前記反射鏡には、前記封止部に冷却風を導くための通風
    口が設けられており、 前記電極シール部は、前記長方形の長辺が前記発光管の
    管軸を一辺とし、前記通風口に水平な面とほぼ垂直に交
    わる面に略水平となるように配置されてなることを特徴
    とする投写型表示装置。
  3. 【請求項3】 光源装置と、 前記光源装置から出射される光束を少なくとも2色の色
    光束に分離する色分離手段と、 前記色分離手段によって分離された各色の光束に対して
    画像情報に対応した変調を施す変調手段と、 前記変調手段によって変調が施された後の各色の変調光
    束を合成する合成手段と、 前記合成手段から出射された合成光束を投写面上に拡大
    投写する投写手段とを有する投写型表示装置において、 前記光源装置は、放電ランプと、前記放電ランプから出
    射された光を反射して略平行光として出射する反射鏡と
    を有し、 前記放電ランプは、金属化合物ガスが封入された発光部
    と、断面が略長方形の電極シール部とを備えた発光管を
    有しており、 前記反射鏡には、前記封止部に冷却風を導くための通風
    口が設けられており、 前記電極シール部は、前記長方形の長辺が前記発光管の
    管軸を一辺とし、前記通風口に水平な面とほぼ垂直に交
    わる面に略水平となるように配置されてなることを特徴
    とする投写型表示装置。
JP3330298A 1997-11-04 1998-02-16 光源装置および投写型表示装置 Withdrawn JPH11195322A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3330298A JPH11195322A (ja) 1997-11-04 1998-02-16 光源装置および投写型表示装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30225497 1997-11-04
JP9-302254 1997-11-04
JP3330298A JPH11195322A (ja) 1997-11-04 1998-02-16 光源装置および投写型表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11195322A true JPH11195322A (ja) 1999-07-21

Family

ID=26371982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3330298A Withdrawn JPH11195322A (ja) 1997-11-04 1998-02-16 光源装置および投写型表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11195322A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1115247A1 (en) * 1999-12-24 2001-07-11 Ushiodenki Kabushiki Kaisha Light source unit for liquid crystal projector
EP1178510A1 (en) * 2000-08-04 2002-02-06 Ushiodenki Kabushiki Kaisha Lamp unit for a projector and a process for the light control thereof
EP1253372A2 (en) * 2001-04-27 2002-10-30 General Electric Company Discharge lamp having improved shield
US6509674B1 (en) * 1998-10-30 2003-01-21 Phoenix Electric Co., Ltd. Discharge lamp with ventilation passage

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6509674B1 (en) * 1998-10-30 2003-01-21 Phoenix Electric Co., Ltd. Discharge lamp with ventilation passage
EP1115247A1 (en) * 1999-12-24 2001-07-11 Ushiodenki Kabushiki Kaisha Light source unit for liquid crystal projector
EP1178510A1 (en) * 2000-08-04 2002-02-06 Ushiodenki Kabushiki Kaisha Lamp unit for a projector and a process for the light control thereof
US6759793B2 (en) 2000-08-04 2004-07-06 Ushiodenki Kabushiki Kaisha Lamp unit for a projector and a process for the light control thereof
EP1253372A2 (en) * 2001-04-27 2002-10-30 General Electric Company Discharge lamp having improved shield
EP1253372A3 (en) * 2001-04-27 2007-05-02 General Electric Company Discharge lamp having improved shield

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10254061A (ja) 光源装置および投写型表示装置
US8360584B2 (en) Projector
US6695461B2 (en) Lamp unit, projector, and fixing method of light source lamp and reflector
JP2005309372A (ja) ランプ装置およびそれを備えたプロジェクタ
JP2003207849A (ja) ランプ装置及びそれを備えたプロジェクタ
JPH11195322A (ja) 光源装置および投写型表示装置
JP2005070216A (ja) 照明装置及びこれを備えたプロジェクタ
JPH11195402A (ja) 光源装置および投写型表示装置
JPH11311835A (ja) 光源装置、光源ランプユニットおよび投写型表示装置
JP2011209382A (ja) 光源装置およびプロジェクター
JP2008226570A (ja) 光源装置及びプロジェクタ
JP2004252473A (ja) 光源装置およびこれを用いた投写型表示装置
JP3367491B2 (ja) 電気光学装置取り付けユニットおよびこれを用いたプロジェクタ
JPH10172510A (ja) 光源装置および投写型表示装置
JP3633490B2 (ja) 光源装置およびこれを用いたプロジェクタ
JPH1116540A (ja) 投写型表示装置
JPH1116539A (ja) 光源ランプおよび光源ランプユニット
JP3603647B2 (ja) 投写型表示装置
JP2005005183A (ja) 高圧水銀ランプ、光源装置、およびプロジェクタ
JP3589074B2 (ja) 光源装置およびこれを用いた投写型表示装置
JP4492168B2 (ja) 光学装置およびプロジェクタ
JPH10233983A (ja) プロジェクタ
JP4129777B2 (ja) 光学装置及びそれを用いた液晶プロジェクタ装置
JP2013143321A (ja) 光源装置およびプロジェクター
JP2008102168A (ja) プロジェクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050510