JPH10233983A - プロジェクタ - Google Patents

プロジェクタ

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JPH10233983A
JPH10233983A JP10057217A JP5721798A JPH10233983A JP H10233983 A JPH10233983 A JP H10233983A JP 10057217 A JP10057217 A JP 10057217A JP 5721798 A JP5721798 A JP 5721798A JP H10233983 A JPH10233983 A JP H10233983A
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light
fan
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air
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Fumitaka Yajima
章隆 矢島
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 光源部と、前記光源部からの光を変調する光
変調手段と、前記光変調手段により変調された光を投写
する投写光学手段とを有してなるプロジェクタであっ
て、前記光源部の近傍にプロジェクタの電源部を配置
し、前記光変調手段を外気により冷却するための第1の
ファンと、前記光源部及び前記電源部の発する熱により
温まった空気と前記光変調手段の冷却に伴い温まった空
気とを排気するための第2のファンとを有する。 【効果】強力な光が照射される光変調のライトバルブを
第1の冷却ファンにより外気で冷却すると共に、その冷
却風は、互いに隣接して配置した光源部及び電源部を冷
却する第2の冷却ファンにより排気されるので、過熱し
やすい光変調手段、光源部及び電源部が効率的に冷却さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成用ライトバルブ
を用い、レンズで拡大投写して大画面表示を行うプロジ
ェクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】赤・緑・青の光を各々制御する3枚の液
晶ライトバルブを用いてこれら3成分の光を合成し、そ
の合成された光をレンズを通して拡大投写するいわゆる
液晶プロジェク夕が知られている(例えぱ特開願60−
179723号公報・特開昭61−150487号公
報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の液晶プロジ
ェク夕は、赤・緑・青色光の混色合成を複数のダイクロ
イックミラーによって行うことにより装置の小型軽量化
を図っているが、ダイクロイックミラーの設置にスペー
スを取られるので、CRTを用いたビデオブロジェク夕
に比べればはるかに小さいけれども、十分小型化される
には至っていない。本出願人は先に、小型コンパクト化
した液晶プロジェクタを得るために、複数のダイクロイ
ックミラーを用いる代わりにl個のダイクロイックミラ
ープリズムで混色合成を行うと共に、投写光源と各液晶
ライトバルブの光路長を、強度の大きい色光を最も長
く、強度の小さい色光を最も短くなるように構成し、さ
らに3枚のうち1枚の液晶ライトバルブのみ左右反転し
た表示を行うように制御することを提案している。
【0004】本発明は上記の構成を元にして、その周辺
の関連部材の配置に工夫を加えることにより、操作性・
耐久性・メンテナンス性に優れたプロジェク夕を提供し
ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶プロジェク
タは上記の目的を達成するために、光源部と、前記光源
部からの光を変調する光変調手段と、前記光変調手段に
より変調された光を投写する投写光学手段とを有してな
るプロジェクタであって、前記光源部の近傍にプロジェ
クタの電源部を配置し、前記光変調手段を外気により冷
却するための第1のファンと、前記光源部及び前記電源
部の発する熱により温まった空気と前記光変調手段の冷
却に伴い温まった空気とを排気するための第2のファン
とを有することを特徴とする。
【0006】また、前記第1のファンは、当該プロジェ
クタのケースに設けられたスリットを介して外気を吸い
込み、その外気により前記光変調手段を冷却することを
特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の実施例においては、以下の構成が説明
される。
【0008】直方体のケース内にベースブレートを設
け、そのベースプレート上に、投写光源を持っランプハ
ウジングユニットと、光分離手段を内蔵したライトガイ
ドユニットと、画像形成用液晶ライトバルブ・光合成プ
リズムおよび投写レンズを組み合わせた光学へッドユニ
ットとを、主光路が平面視L形となるように配置して、
投写レンズをケース正面の窓に、ランブハウジングユニ
ットをケース背面の開ロに臨ませたものである。
【0009】そしてケースの一方の側面とランプハウジ
ングユニットの間に電源ユニットを、またケースの他方
の側面とライトガイドユニットの間に駆動用制御回路ユ
ニットを配置し、光学へッドユニットの下に光学へッド
ユニット冷却用ファンを、またL形主光路の形成によっ
て生じたライトガイドユニットとランプハウジングユニ
ットとケースの正面およぴその一方の側面とによって園
まれる空所にランプハウジンダユニット冷却用ファンを
設ける。
【0010】上記ランプハウジングユニット・ライトガ
イドユニット・光学へッドユニット・電源ユニット・駆
動用制御回路ユニットは、ベースプレートに対し別個に
着脱可能に設ける。
【0011】駆動用制御回路ユニットは、アナログ回路
ユニットとデジ夕ル回路ユニットに分離し、そのいずれ
か一方の回路ユニットをライトガイドユニットの上面に
配置する。
【0012】またランブハウジングユニットは、ベース
プレートに固定のアウ夕ハウジング内に位置決め支持さ
れていて、ランプハウジングユニットをケース背面の開
ロを通して出し入れできるように構成したことを特微と
している。
【0013】投写光源(白色光)から出てライトガイド
ユニットに導かれた光は、該ユニット内で赤・緑・青の
3原色に分離され、各色光はそれぞれの液晶ライトバル
ブを透過する際、各液晶ライトバルブに入力される各色
ごとのピデオ信号によって変調される。
【0014】そして上記変調制御された各色光はプリズ
ムによって混色合成されると同時に、レンズに導かれ、
レンズを通してスクリーンに拡大投写される。
【0015】ケース正面の窓に臨んでいる投写レンズを
回して進退させることにより焦点合わせを行う。
【0016】光学へッドユニットの下方にあるファンに
よって液晶ライトバルブおよびプリズムが冷却される。
【0017】またランプハウジングユニット寄りに設け
たファンによってランプハウジングユニットが冷却され
る。その冷却風はランプハウジングユニットの側方にあ
る電源ユニットの方にも送られて電源ユニットの過熱を
防ぐ。
【0018】液晶ライトバルブ駆動用制御回路ユニット
は、電源ユニット・ランプハウジングユニット等と反対
側に配置されていることにより熱影響を受けない。さら
に上記制御回路ユニットは、アナログ回路ユニットとデ
ジタル回路ユニットに分離されていることにより、該ユ
ニット相互の干渉が避けられ、ノイズが滅る。
【0019】投写光源ランプの交換は、ケース背面の開
口からランプハウジングユニットごと取出して行う。
【0020】ランプ交換後、ランプハウジングユニット
を開ロ内に納めると、ランプハウジングユニットはアウ
夕ハウジングの中に正しく位置決めされる。
【0021】ランプハウジングユニットを始めとする各
構成ユニットのメンテナンスは、ケースを開き、各ユニ
ットごとにベースプレートから外して行うことができ
る。
【0022】
【実施例】以下本発明の液晶プロジェクタの実施例を図
面について説明する。
【0023】図1は本発明による液晶プロジェクタの外
観斜視図で直方体のケース1の中にすべての部品が機能
ごとにユニット化されて収容されている。
【0024】直方体ケース1は図2に示すように、底板
1Aと正面板1Bと背面板1Cと、両側板と一体の天板
1Dとに分離可能に形成されている。底板1Aの下面の
前部に、投写方向の上下調節を行うためのねじ付脚2が
左右一対設けられている。また後述の光学へッドユニッ
トの下方に位置する部分に換気スリット3が開いてい
る。
【0025】正面板1Bの中央から左右方向のやや片側
に寄った位置にレンズ窓4が開いており、その窓4は、
横方向に動くスライド式のカバー板5で覆われ、カバー
板5は投写するとき横に逃がす。また正面板1Bの中央
部には画像および音声等の各種調整用ノプ6が設けられ
ている。背面板1Cの中央からやや前記正面板1Bのレ
ンズ窓3が開いている側と反対側に寄った位置にランプ
ハウジングユニット出し入れ用開口7が開いており、そ
の開口7は後述のランプハウジングユニットに一体に設
けたパネルで覆われる。
【0026】また背面板1Cには図3に示すように、電
源接続用コンセント8、電源入切スイッチのノブ9、各
種信号入力端子10が設置されている。
【0027】図2に示すように天板1Dと底板1Aの各
コーナ部その他に、位置決め用のピン脚11と受筒12
が上下対応して設けられており、このピン脚11と受筒
12をはめ合わせて組付けた天板1Dと底板1Aの前後
に正面板1Bおよび背面板1Cをそれぞれはめ付け、ビ
ス等で固定することによってケース1が組立てられる。
天板1Dの中央より電源部側に寄った位置に換気スリッ
ト13が広い範囲にわたって設けられている。この換気
スリット13の下にスピーカが取付けられるが図には省
略されている。
【0028】底板1Aの上にベースプレート14が取外
しできるようにビス等で取付けられている。
【0029】上記ベースプレート14の上に、ランプハ
ウジングユニット15とライトガイドユニット16と光
学へッドユニット17を、主光路が平面から見てL形と
なるように配置し(図9参照)、光学へッドユニット1
7の投写レンズ18がケース正面の窓4に、ランプハウ
ジングユニット15がケース背面の開ロ7に臨むように
構成されている。
【0030】また電源ユニット19がランプハウジング
ユニット15より外側に、駆動用制御回路ユニット20
がライトガイドユニット16より外側にそれぞれ配置さ
れていて、上記ランプハウジングユニット15・ライト
ガイドユニット16・光学へッドユニット17・電源ユ
ニット19および駆動用制御回路ユニット20は、別々
にベースプレート14に対し着脱できるように構成され
ている。
【0031】上記駆動用制御回路ユニット20は、アナ
ログ回路の部分とデジタル回路の部分とを含むが、両回
路は分離してそれぞれユニット化されており、いずれか
一方の回路ユニット201はライトガイドユニット14
の上面に配置されている。そして光学へッドユニット1
7の下方でベースプレート14に平形のプロべラファン
21が取付けられており、ケース底板1Aの換気スリッ
ト3から吸込んだ外気を光学へッドユニット17に吹付
け、特にライトバルブの偏光板を冷却する。また主光路
がL形になるように各ユニットを配置した結果形成され
た、ライトガイドユニット16とランプハウジングユニ
ット15とケース1の一方の側面1Eおよび正面1Bと
によって囲まれる空所S(図9参照)において、ベース
プレート14にシロッコファン22が取付けられてお
り、ランプハウジングユニット15が発する熱を、その
ユニット15の近傍から吸込んだ外気の流れに乗せて天
板1Dの換気スリット13から強制排気する。電源ユニ
ット19の熱および前記光学へッドユニット1Tを冷や
して温まった空気も同時に排気する。
【0032】図4はランプハウジングユニット15と該
ユニット15を収容支持するアウ夕ハウジング23の外
観斜視図である。アウ夕ハウジング23はベースプレー
ト14に固定されていて、その背面の開ロ24がケース
背面板1Cの開口7と対面している。
【0033】ランプハウジングユニット15は図4およ
び図5の分解斜視図に示すように、箱形フレーム25A
・25Bの中にハロゲンランブを可とする投写光源ラン
プ26を支持している。27はリフレ夕夕で、熱対策と
してコールドミラー付および明るさを向上する目的でマ
ルチミラーリフレクタが用いられる。28はランプソケ
ット、29はランプ取外し用エジェク夕、30は箱形フ
レーム25Bの光路方向正面側に設けた導光筒、31は
箱形フレーム25Bのシロッコファン22の側の面に設
けた導風筒、32は箱形フレーム25A・25Bのケー
ス背面側の面に一体に設けたパネル部である。そのパネ
ル部32はケース背面の開ロ7より大きくて、ランプハ
ウジングユニット15を開口7からアウタハウジング2
3に収めると、開口7はランプハウジングユニット15
のパネル部32によって覆われる。33は上記パネル部
32に一体に設けたつまみで、そのつまみ33をつまん
でランプハウジングユニット15の出し入れをする。3
4はケース1に対するランプハウジングユニット15の
ロック部材で、そのロック部材操作用ノブ34Aは上記
つまみ33の中央に位置している。
【0034】ランプハウジングユニット15はアウタハ
ウジング23に対し点接触で支持され、出し入れの際の
摩擦抵抗を少なくし、且つ位置決め精度を向上させてい
る。アウタハウジング23に対するランプハウジングユ
ニット15の位置決め、すなわち投写光源ランプ26の
位置は、ランプハウジングユニット15の箱形フレーム
25Bの外面と、アウ夕ハウジング23の内面に相対的
に設けた光路方向に対する前後方向・上下方向および左
右方向の各方向に作用する3個のばね35(図5および
図7参照)によって決められる。
【0035】上記アウ夕ハウジング23にも、図4・図
6に示すように前記ランプハウジングユニット15の導
光筒30に連なる導光筒36が設けられている。両導光
筒30・36共に内面は鏡面に仕上げられていて、明る
さ並びに冷却効率の向上を図っている。
【0036】さらにランプハウジングユニット15をア
ウ夕ハウジング23に収めると該ユニット15はあたか
も二重構造となり、パネル部32に設けたスリット37
から吸込まれてランプハウジンダユニット15とアウ夕
ハウジング23の間の隙間を流れる外気の流速が高めら
れ、またスリット37から入った外気の一部は、前記導
風筒31の案内作用によって光源ランプ26の周囲を正
確に流れるのでランプハウジングユニット15は十分冷
却される。従ってランプ26の寿命が永く、ケース1の
過熟がない。38は万が一過熱したときの安全のために
設けた電源遮断用の温度ヒューズである。
【0037】アウタハウジング23の導光筒36の光源
ランブ側端面に熱線カットフィルタI39を重ねて押さ
えプレート40で固定している。導光筒36の光源ラン
プと反対側の端面にはマスク41が形成されている。4
2は前記ランプハウジングユニット15のランプソケッ
ト28が接触して通電するコネクタである。
【0038】図8はライトガイドユニット16と光学へ
ッドユニット17の外観斜視図である。
【0039】ライトガイドユニット16は、平面視コ字
形の上下一対の枠板44・45と内外の側板46・47
とによって管状に形成された導光管内にダイクロイック
ミラー系を組込んだものである。上記導光管の内面は鏡
面仕上げして反射率を高め、明るさの低下を抑止してい
る。
【0040】ダイクロイックミラー系は、図9に示すよ
うに、光源26側から青色反射ダイクロイックミラ一4
8・緑色反射ダイクロイックミラー49および通常の反
射ミラー50の順に配置し、さらに青色反射ダイクロイ
ックミラー48および最も離れた位置にある反射ミラー
50の各々に対応させて反射ミラー51・52を設け、
青色反射グイクロイックミラー48で反射変向した青色
光、および反射ミラー50で反射変向した赤色光をそれ
ぞれ内方向に変向させるようにしている。色の分離順を
以上のように設定すると、青色光の光路長が短く、赤色
光の光路長が長くなって、明るさ・色再現性・色バラン
スを向上させる。
【0041】上記平面視コ字形のライトガイドユニット
16の中央の空所に光学へッドユニット17が配置さ
れ、光合成プリズム53およびそのプリズム53の3面
に各々配置した液晶ライトバルブ54・55・56が、
ライトガイドユニット16のダイクロイックミラー系で
色分離された青色光・緑色光および赤色光の各光路に合
致している。
【0042】液晶ライトバルブ54・55・56は、ド
ライバー内蔵のアクティブマトリクス液晶パネルで、そ
れぞれ青色信号・緑色信号・赤色信号を変調する。
【0043】プリズム53は、4個の直角プリズムの直
角を、はさむ二つの面を互いに貼り合わせて波長選択反
射層(青色反射面57と赤色反射面58)が直交するよ
うに構成したダイ夕ロイックプリズムである。
【0044】図9を参照して光の分離・合成を説明する
と、青色反射ダイ夕ロイックミラー48は青色光を反射
し、その他の色光を透過させる。反射した青色光は反射
ミラー51によって方向を変え、青色変調液晶ライトバ
ルブ54に入る。
【0045】青色反射ダイ夕ロイックミラー48を透過
した色光は緑色反射ダイタロイッ夕ミラー49に人射
し、そのミラー49は緑色光のみを反射し、その他の色
光である赤色光を透過させる。反射した縁色光は直進し
て緑色変調液晶ライトバルブ55に入射する。
【0046】緑色反射ダイ夕ロイックミラー49を透過
した赤色光は反射ミラー50で方向を変え、さらに次の
反射ミラー52で方向を変えて赤色変調液晶ライトバル
ブ56に入射する。
【0047】各液晶ライトバルブ54・55・56の光
変調手段により変調された色光のうち、青色光はプリズ
ム53の青色反射面57で反射し、また赤色光はプリズ
ム53の赤色反射面58で反射し、緑色光はプリズム5
3をまっすぐ透過して混色合成され、レンズ18に入っ
て一つのカラー画像となってスクリーンに拡大投写され
る。
【0048】上記の構成によると、青色変調液晶ライト
バルブ54と赤色変調液晶ライトバルブ56で得られた
各画像情報は、それぞれプリズム53の反射面57・5
8で左右反転させられるのに対し、緑色変調液晶ライト
バルプ55による画像情報は左右反転しないので、駆動
ドライバー回路を緑色変調液晶ライトバルブ55のみを
左右反転した表示をするように構成することによって合
成画像の表示を一致させている。
【0049】図10は光学へッドユニット17の具体的
構成を示す分解斜視図である。上下および前後の板59
・60・61・62を組み合わせて構成される左右が開
いた箱形枠の中央にダイ夕ロイックプリズム53を、前
後・左右および上下にそれぞれ作用する3個のばね63
(図は1個のみ表示)によって位置決め支持している。
【0050】上記箱形枠の前板61の前面の開ロ61A
に合わせてレンズ18を取付け、箱形枠の左右の開ロ部
および背板62の後に、青色変調液晶ライトバルブ5
4、赤色変調液晶ライトバルブ56および緑色変調液晶
ライトパルブ55が、それぞればね64を介して上下・
左右・前後の光軸調整可能に取付けられている。
【0051】各液晶ライトバルプ54・55・56は、
前後一対の支持板65・66の問に絶縁シート67・偏
光板(不図示)等と共に挟持されており、液晶ライトバ
ルブと前後の板の間には若干の隙間を置いている。さら
に外側となる各支持板65の下辺に外方に開いたはかま
形の整流部65Aが設けられており、図11の拡大縦断
面図に示すように、光学へッドユニット17の下方に置
かれたファン21がケース1内に吸込んだ外気を逃がす
ことなく各液晶ライトバルブ54・55・56に誘導し
て冷却効果を上げている。すなわち液晶ライトバルブを
支持している板部材自身に冷却風の整流機能を持たせて
いる。
【0052】以上本発明の液晶プロジェタタは上述の構
成としたから、少なくとも3枚のカラー画像形成用液晶
ライトバルブを用い、混色合成した画像をレンズで拡大
投写して大画面の表示を行うのに必要なランブハウジン
グユニット、ライトガイドユニット、ライトバルブ・光
合成プリズム・投写レンズから成る光学へッドユニッ
ト、およびランプハウジング冷却用ファン並びに光学へ
ッドユニット特に偏光板冷却用ファン等が直方体のケー
スの中にコンパクトに収まり、冷却効率がよくて画質を
向上させる。また携行も可能である。
【0053】上記各機能ユニット並ぴに電源ユニット・
駆動用制御回路ユニットをケース内のベースブレートに
対し、個々に着脱できる構成であるから、生産時の組立
てが簡単能率的で生産性が向上する。また各ユニットご
とのメンテナンス・交換が容易である。
【0054】駆動用制御回路ユニットが電源ユニットお
よびランプハウジングユニット等の発熱部から離れてい
るので、駆動用制御回路ユニットは熱影響を受けること
がない。
【0055】またその駆動用制御回路ユニットはアナロ
グ回路ユニットとデジタル回路ユニットに分けて配置す
るので、相互干渉がなくてノイズ発生がない。
【0056】投写光源ランプはしばしば交換するが、そ
の場合ケースを開くことなくランプハウジングユニット
ごとケース内に固定のアウ夕ハウジングから外に引出し
てランプ交換できるので煩わしさがない。
【0057】またランプハウジングユニットをアウ夕ハ
ウジングに入れると位置決めされるので、あとから光軸
調整する必要がないもので、操作性に優れている。
【0058】
【発明の効果】以上に説明したように本発明のプロジェ
クタは、色光を変調する光変調手段を外気により冷却す
るための第1のファンと、光源部およびその近傍に配置
される電源部の発する熱により温まった空気と光変調手
段及びプリズムの冷却に伴い温まった空気とを排気する
ための第2のファンとを有するので、第1のファンによ
り取り込まれ光変調手段を冷却して温まった空気は、第
2のファンにより排気されるように構成される。
【0059】従って、外気を吸気するファンとその空気
を排気するファンを有するので、プロジェクタ内に大き
な冷却風の流れが生じ、内部の各部材を効率的に冷却す
ることができる。
【0060】また、強い光により照射されて高温に晒さ
れる光変調手段には外気が送風されるので、光変調手段
を外気により効率的に冷却し、光変調手段の光学特性な
どが熱により劣化することを防ぐことができる。
【0061】また、発熱する光源部およびその近傍に配
置される電源部に対しては、この発熱により温まった空
気を排気するファンを設けたので、光源部の熱によりプ
ロジェクタ内部の各部材がその熱の影響を受けてしまう
ことを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプロジェク夕の外観斜視図。
【図2】ケースを分解して示す斜視図。
【図3】背面側から見た外観斜視図。
【図4】ランプハウジングユニットをアウ夕ハウジング
から取出した状態の斜視図。
【図5】ランプハウジングユニットの分解斜視図。
【図6】アウ夕ハウジングの分解斜視図。
【図7】アウ夕ハウジングをランプハウジングユニット
出し入れ側の面から見た図。
【図8】ライトガイドユニットと光学へッドユニットの
外観斜視図。
【図9】ケース内における各ユニットの配置並びに光路
の慨略を説明する平面図。
【図10】光学へッドユニットの分解斜視図。
【図11】光学へッドユニットの要部の拡大縦断正面
図。
【符号の説明】
l・・・直方体ケース lA・・・底板 lB・・・正面板 lC・・・背面板 lD・・・天板 lE・lF・・・側面 4・・・正面の窓 7・・・背面の開口 l4・・・ぺースブレート l5・・・ランブハウジングユニット l6・・・ライトガイドユニット l7・・・光学へッドユニット l8・・・投写レンズ l9・・・電源ユニット 20・・・駆動用制御回路ユニット 2l・・・光学へッドユニット冷却用ファン 22・・・ランプハウジングユニット冷却用ファン 23・・・ランブハウジングユニットのアウ夕ハウジン
グ 26・・・投写光源 53・・・光合成プリズム 54・55・56・・・液晶ライトバルブ S・・・空所
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年4月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶プロジェク
タは上記の目的を達成するために、光源部と、前記光源
部からの光を変調する光変調手段と、前記光変調手段に
より変調された光を投写する投写光学手段とを有してな
るプロジェクタであって、前記光源部の近傍にプロジェ
クタの電源部を配置し、前記光変調手段を外気により冷
却するための第1のファンと、前記光源部及び前記電源
部の発する熱を排気するための第2のファンとを有し、
前記第2のファンは前記光変調手段の冷却に伴い温まっ
た空気を排気してなることを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】
【発明の効果】以上に説明したように本発明のプロジェ
クタは、光源部からの光を変調する光変調手段を外気に
より冷却するための第1のファンと、光源部およびその
近傍に配置される電源部の熱を排気するための第2のフ
ァンとを有し、第2のファンは光変調手段の冷却に伴い
温まった空気も排気する機能を有してなるので、第1の
ファンにより取り込まれ光変調手段を冷却して温まった
空気は、第2のファンにより排気されるように構成され
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源部と、前記光源部からの光を変調す
    る光変調手段と、前記光変調手段により変調された光を
    投写する投写光学手段とを有してなるプロジェクタであ
    って、 前記光源部の近傍にプロジェクタの電源部を配置し、 前記光変調手段を外気により冷却するための第1のファ
    ンと、前記光源部及び前記電源部の発する熱により温ま
    った空気と前記光変調手段の冷却に伴い温まった空気と
    を排気するための第2のファンとを有することを特徴と
    するプロジェクタ。
  2. 【請求項2】 前記第1のファンは、当該プロジェクタ
    のケースに設けられたスリットを介して外気を吸い込
    み、その外気により前記光変調手段を冷却することを特
    徴とする請求項1記載のプロジェクタ。
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