JPH11195271A - 信号処理装置 - Google Patents

信号処理装置

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JPH11195271A
JPH11195271A JP36106797A JP36106797A JPH11195271A JP H11195271 A JPH11195271 A JP H11195271A JP 36106797 A JP36106797 A JP 36106797A JP 36106797 A JP36106797 A JP 36106797A JP H11195271 A JPH11195271 A JP H11195271A
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JP
Japan
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signal
input signal
value
voltage
calculating means
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP36106797A
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English (en)
Inventor
Kenichi Hayashi
健一 林
Tatsuya Narahara
立也 楢原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH11195271A publication Critical patent/JPH11195271A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オフセット発生時に直流成分の変動を防止で
きる信号処理装置を提供する。 【解決手段】 信号処理装置10は、入力信号の電圧の
最大値を検出する最大値検出手段1と、入力信号の電圧
の最小値を検出する最小値検出手段2と、最大値検出手
段1と最小値検出手段2との出力信号から入力信号の電
圧の中心値を算出する第1の演算手段3と、入力信号か
ら第1の演算手段3が算出した電圧の中心値を減算して
出力する第2の演算手段4とを備える。第2の演算手段
4に対して入力信号と第1の演算手段3の出力信号とが
供給され、第2の演算手段4が入力信号から第1の演算
手段3による電圧の中心値を減算して出力することによ
り、入力信号から中心値の変動が除去された信号が出力
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号処理装置に関
し、詳しくはオフセット発生時に直流成分の変動を防止
できる信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、記録装置の高密度化や通信手段の
高転送レート化の進展に伴い、それらに対応するための
有効な技術としてPRML(Partial Response Maximum
Likelyhood)検出やマルチレベル検出等の技術が広く
用いられている。これらの技術においては、一定の振幅
レベルに基づいた信号を検出することが前提となってい
ることから、検出する信号の振幅値について規定されて
おり、規定した振幅値に変動をきたすと信号の誤検出の
原因となる。また、これらの技術によれば、信号の検出
にあたり、サンプルした信号を用いるため、PLL(Ph
ase Locked Loop:位相同期ループ)によるクロック再
生が必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、信号に無信
号部やディフェクトがあったり、変調度の異なる信号が
混じっている場合などに、信号のDCレベルの変動によ
るオフセットを生じることがある。また、間欠信号によ
る信号におけるはじめの部分や、変調度、振幅の異なる
信号の境目等で発生するサグ等によってもオフセットを
生じることがある。このようなオフセットの乗った信号
は、PRML検出やマルチレベル検出等での誤検出やP
LLによる上記クロック再生への悪影響を生じさせるこ
とが懸念される。
【0004】図3に、基板の薄板化が図られた光ディス
クの再生を行う場合における再生信号の周波数と出力と
の特性を示す。なお、破線で示した波形は、通常の基板
を用いた光ディスクのディスク表面における再生周波数
特性を示したものである。このような光ディスクの再生
を行う場合には、基板の薄板化によりディスク表面のゴ
ミや傷等による影響が顕著に現れることとなり、この影
響により、再生信号に周波数の高い雑音成分が増加する
ことが分かる。そして、この周波数の高い雑音成分と再
生信号の低域成分との重なりが増加すると、再生信号に
DCレベルの変動をきたすことになる。
【0005】このようなDCレベルの変動は、上述した
PRML検出やマルチレベル検出等による信号の検出時
に誤差を生じ、さらにサンプルした信号を得るためのP
LLによるクロックの再生にも悪影響が生じる。また、
精度良く再生されなかったクロックを用いて信号をサン
プリングしてしまうことによるエラーレートの増大やバ
ーストエラーの発生が懸念される。
【0006】本発明は、このような実情に鑑みて提案さ
れたものであって、オフセット発生時に直流成分の変動
を防止できる信号処理装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る信号処理装
置は、上記課題を解決するため、入力信号の電圧の最大
値を検出する最大値検出手段と、入力信号の電圧の最小
値を検出する最小値検出手段と、最大値検出手段と最小
値検出手段との出力信号から入力信号の電圧の中心値を
算出する第1の演算手段と、入力信号から第1の演算手
段が算出した電圧の中心値を減算して出力する第2の演
算手段とを備える。
【0008】信号処理装置においては、第2の演算手段
に対して入力信号と第1の演算手段の出力信号とが供給
され、第2の演算手段が入力信号から第1の演算手段が
算出した電圧の中心値を減算して出力することにより、
入力信号から中心値の変動が除去された信号が出力され
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を適用した装置の実施の形
態につき図面を参照しながら詳細に説明する。図1に示
す信号処理装置10は、例えば光ディスク再生装置にお
いて光ディスクの再生信号に所定処理を施すために好適
に用いられるものであり、入力信号の電圧の最大値(ピ
ーク値)を検出するピーク値検出器1と、入力信号の電
圧の最小値(ボトム値)を検出するボトム値検出器2
と、ピーク値検出器1とボトム値検出器2との出力信号
から入力信号の電圧の中心値を算出する演算器3と、入
力信号から演算器3が生成した電圧の中心値を減算して
出力する演算器4とを備える。
【0010】ピーク値検出器1は、例えばピークホール
ド回路からなり、入力信号のエンベロープのピーク値を
検出する。ボトム値検出器2は、例えばボトムホールド
回路からなり、入力信号のエンベロープのボトム値を検
出する。
【0011】演算器3は、ピーク値検出器1とボトム値
検出器2との出力信号を加算することにより入力信号の
電圧の中心値を算出し、加算後の信号を演算器4に出力
する。演算器4は、一方の入力側端子に入力信号が供給
され、他方の入力側端子に演算器3により加算された信
号が供給される。この演算器4からの出力信号は、上述
したPRML検出やマルチレベル検出等による信号検出
器5に供給される。
【0012】このような構成を有する信号処理装置10
においては、例えば入力信号としての光ディスク等の再
生信号がオフセットを生じた場合であっても、演算器4
からは、当該オフセットが除去された状態の再生信号が
信号検出器5に出力される。
【0013】すなわち、オフセットを生じた再生信号が
例えば図2(A)に示すような波形で入力された場合に
は、ピーク値検出器1により図2(B)に示すように当
該再生信号のエンベロープのピーク値が検出され、一方
ボトム値検出器2により図2(C)に示すように当該再
生信号のエンベロープのボトム値が検出される。そし
て、ピーク値検出器1及びボトム値検出器2により検出
されたこれら各信号は、さらに演算器3に入力されて加
算されることにより、図2(D)に示すように、これら
ピーク値とボトム値間の中心値を示す波形が演算器3か
ら出力される。さらに、信号処理装置10においては、
演算器4が、再生信号から演算器3からの中心値を減算
して出力することにより、図2(A)に示す波形の再生
信号から図2(D)に示す電圧の中心値を示す信号が減
算されて、図2(E)に示すようなオフセット成分の除
去された信号が出力される。したがって、信号処理装置
10の出力側に接続された信号検出器5は、オフセット
の影響を受けずに高精度の信号検出を行うことが可能と
なる。
【0014】このように、この信号処理装置10によれ
ば、演算器4が、入力信号と演算器3が検出した中心値
とを常に演算して出力することで、入力信号のオフセッ
トの影響を受けずに高精度に信号検出を行うことが可能
となる。従って、信号処理装置10は、例えば光ディス
ク再生装置において基板の薄板化が図られた光ディスク
の再生信号に処理を施す場合に好適に使用することがで
きる。
【0015】また、この信号処理装置10では、演算器
3及び演算器4による各演算を常に行っているので、オ
フセット値の異常を検出するような検出器が不要とな
り、当該検出器に伴う誤検出という問題もなく、またコ
ストの削減になる。
【0016】なお、信号の周波数成分と信号のエンベロ
ープの周波数成分とが重なっており帯域分割が困難な場
合には、演算器4が、入力信号と演算器3が検出した中
心値との演算を、オフセットのあるところのみで選択的
に行うこととすればよい。この場合には、オフセットの
ないところは高精度の信号検出をおこない、オフセット
が発生したところではオフセットの影響によるエラーレ
ートの増大を抑えることができる。
【0017】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る信号処理装置によれば、第2の演算手段に対して入力
信号と第1の演算手段の出力信号とが供給され、第2の
演算手段が入力信号から第1の演算手段が算出した電圧
の中心値を減算して出力することにより、入力信号から
中心値の変動が除去された信号が出力されるので、オフ
セット発生時に直流成分の変動が防止され、これにより
入力信号のオフセットの影響を受けずに高精度の信号検
出を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した信号処理装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】信号処理装置の動作を示す波形図である。
【図3】基板の薄板化が図られた光ディスクの再生を行
う場合における周波数と出力との関係を示す特性図であ
る。
【符号の説明】
10 信号処理装置、1 ピーク値検出器、2 ボトム
値検出器、3 演算器、4 演算器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号の電圧の最大値を検出する最大
    値検出手段と、 上記入力信号の電圧の最小値を検出する最小値検出手段
    と、 上記最大値検出手段と上記最小値検出手段との出力信号
    から上記入力信号の電圧の中心値を算出する第1の演算
    手段と、 上記入力信号から第1の演算手段が算出した電圧の中心
    値を減算して出力する第2の演算手段とを備えることを
    特徴とする信号処理装置。
JP36106797A 1997-12-26 1997-12-26 信号処理装置 Withdrawn JPH11195271A (ja)

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JP36106797A JPH11195271A (ja) 1997-12-26 1997-12-26 信号処理装置

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JP36106797A JPH11195271A (ja) 1997-12-26 1997-12-26 信号処理装置

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ID=18472061

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JP36106797A Withdrawn JPH11195271A (ja) 1997-12-26 1997-12-26 信号処理装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001054125A1 (fr) * 2000-01-17 2001-07-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Appareil d'enregistrement/reproduction numeriques de donnees
US7428195B2 (en) 2003-05-14 2008-09-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Information reproduction apparatus and information reproduction method

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US6674707B2 (en) 2000-01-17 2004-01-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Digital recorded data reproducing device
CN100405489C (zh) * 2000-01-17 2008-07-23 松下电器产业株式会社 数字记录数据再生装置
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