JPH11195232A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JPH11195232A
JPH11195232A JP36820997A JP36820997A JPH11195232A JP H11195232 A JPH11195232 A JP H11195232A JP 36820997 A JP36820997 A JP 36820997A JP 36820997 A JP36820997 A JP 36820997A JP H11195232 A JPH11195232 A JP H11195232A
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JP
Japan
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tracking
signal
flaw
scratch
control circuit
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Application number
JP36820997A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Tomita
典幸 富田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクに傷があってもトラッキングサーボ
制御への影響を少なくする。 【解決手段】 傷判断回路22から傷通知信号が出力さ
れかつシステム制御回路36から前段の傷対策処理を行
うことを指示する実行信号が前段傷対策スイッチ部38
に与えられれば、前段傷対策スイッチ部38は端子38
b側に接続される。すると、定常偏差取得部50からの
定常偏差と前段オフセットとが加算回路52で加算さ
れ、エラー信号が生成される。PID制御回路40で
は、このエラー信号に基づいて制御信号が生成される。
後段傷対策スイッチ部62に、システム制御回路36か
ら後段の傷対策処理を行うことを指示する実行信号がさ
らに与えられれば、後段傷対策スイッチ部62は端子5
4b側に接続される。すると、PID制御回路40から
の制御信号と後段オフセットとが加算回路64で加算さ
れ、トラッキング制御信号として出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はディスク装置に関
し、特にたとえばCD方式のディスク再生装置などに用
いられるディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ディスク再生装置のサーボ制御
時において、光記録媒体に形成された傷区間をトレース
するとき、トラッキングエラー信号が不正確なものとな
りサーボ制御が不安定になる。
【0003】その対策として、図16に示すようなトラ
ッキングサーボ制御回路1によって、傷通過時にはトラ
ッキングエラー信号の定常偏差を検出し、その定常偏差
に基づいてトラッキング制御信号を生成し、サーボ系へ
の悪影響を軽減するものが提案されている。すなわち、
図16に示す従来のトラッキングサーボ制御回路1で
は、ディスクの傷の有無を判断する傷判断回路2からの
傷通知信号および傷対策処理を行うことを指示するシス
テム制御回路4からの実行信号に基づいて、傷対策スイ
ッチ部3のスイッチングが制御される。そして、傷判断
回路2によってディスクの傷が検出されかつシステム制
御回路4から実行信号が出力されれば、傷対策スイッチ
部3は端子3b側に接続され、定常偏差取得部5によっ
てトラッキングエラー信号の定常偏差がDCホールド処
理されて、その定常偏差がPID制御回路6に与えられ
る。PID制御回路6では、与えられた定常偏差に基づ
いてトラッキング制御信号が生成され、そのトラッキン
グ制御信号に基づいてディスクに対するトラッキングが
制御される。
【0004】図17を参照して、トラッキングサーボ制
御回路1を用いたトラッキングサーボ処理動作を説明す
る。
【0005】まず、光ピックアップの受光量が閾値未満
か否かが傷判断回路2によって判断され(ステップS
a)、受光量が閾値未満であれば、傷対策処理を行うこ
とを指示する実行信号がシステム制御回路4から出力さ
れているかが判断され(ステップSb)、実行信号が出
力されていれば、傷対策スイッチ部3が定常偏差取得部
5側(端子3b側)に接続され、スイッチが傷対策処理
用に切り換えられる(ステップSc)。そして、定常偏
差がエラー信号としてPID制御回路6に与えられ(ス
テップSd)、PID制御回路6によってそのエラー信
号に基づいてサーボ制御処理が行われ(ステップS
e)、生成されたトラッキング制御信号が制御対象すな
わち光ピックアップへ送られ(ステップSf)、トラッ
キングサーボ処理が終了する。
【0006】一方、ステップSaにおいて受光量が閾値
以上の場合またはステップSbにおいて傷対策処理が行
われない場合には、傷対策スイッチ部3が端子3a側に
接続され、スイッチが通常用に切り換えられる(ステッ
プSg)。そして、トラッキングエラー信号がエラー信
号としてPID制御回路6に与えられ(ステップS
h)、ステップSeに進む。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のトラ
ッキングサーボ制御回路1では、図15(a)に示すよ
うなトラッキングエラー信号に基づいて図15(b)に
示すようなトラッキング制御信号が生成される。
【0008】なお、図15においてAは傷区間を示す
が、傷区間Aではトラッキングエラー信号は不定になる
ため説明の便宜上傷区間Aでのトラッキングエラー信号
は略0としておく。この明細書では、光ピックアップの
基準位置からの対物レンズの左右方向の移動量が、トラ
ッキングエラー信号によって示される。また、トラッキ
ング制御信号によって、対物レンズが光ピックアップの
基準位置から左右方向に移動すべき距離が制御される。
このようにトラッキング制御信号は、光ピックアップの
対物レンズの動作を制御するものであり、トラッキング
制御信号が(正)のときには対物レンズが外周方向に位
置するように指示し、(負)のときには対物レンズが内
周方向に位置するように指示する。したがって、傷通過
時にオフセットを(正)にしたときには、外周方向への
対物レンズの移動を促すことになり、オフセットを
(負)にしたときには、内周方向への対物レンズの移動
を促すことになる。
【0009】傷区間Aでは、PID制御回路6へは一定
値である定常偏差が入力されるので、比例制御部6aお
よび微分制御部6cからのそれぞれの出力はほぼ一定と
なる。また、定常偏差の積分値を出力する積分制御部6
bの出力も一定となる。すなわち、傷区間Aでは、PI
D制御回路6によって定常偏差に基づいてトラッキング
制御信号が生成されるので、図15(b)に示すように
PID制御回路6からのトラッキング制御信号は一定値
となり、傷を通過するまでトラッキングサーボ制御は停
止される。したがって、図18に示すように傷通過時の
メインスポット7すなわちトラッキングの軌跡8は真円
となり、メインスポット7がディスクのトラック9より
内周方向に振られることが多くなる。光ピックアップは
ディスクの内周から外周に向かって送られるので、トラ
ッキングがディスクの内周方向に戻されると、トラッキ
ングは傷から外周方向に脱出することができず、正常に
トラッキングサーボ制御できなくなるという問題点があ
った。
【0010】それゆえに、この発明の主たる目的は、デ
ィスクに傷があってもトラッキングサーボ制御への影響
を少なくできる、ディスク装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載のディスク装置は、トラッキング制
御信号に基づいてディスクに対するトラッキングを制御
するディスク装置であって、ディスクに傷があるか否か
を判断する傷判断手段、および傷判断手段によってディ
スクに傷があると判断されたとき、トラッキングに関す
るトラッキングエラー信号とオフセットとに基づいてト
ラッキング制御信号を生成するトラッキングサーボ制御
手段を備える。
【0012】請求項2に記載のディスク装置は、請求項
1に記載のディスク装置において、オフセットは前段オ
フセットを含み、トラッキングサーボ制御手段は、傷判
断手段によってディスクに傷があると判断されたとき、
傷検出時のトラッキングエラー信号の定常偏差に前段オ
フセットを付加して第1エラー信号を生成する手段、お
よび第1エラー信号に基づいてトラッキング制御信号を
生成する手段を含むものである。
【0013】請求項3に記載のディスク装置は、請求項
1に記載のディスク装置において、オフセットは後段オ
フセットを含み、トラッキングサーボ制御手段は、傷判
断手段によってディスクに傷があると判断されたとき、
トラッキングエラー信号に基づいて第1制御信号を生成
する手段、および第1制御信号に後段オフセットを付加
してトラッキング制御信号を生成する手段を含むもので
ある。
【0014】請求項4に記載のディスク装置は、請求項
1に記載のディスク装置において、オフセットは後段オ
フセットを含み、トラッキングサーボ制御手段は、傷判
断手段によってディスクに傷があると判断されたとき、
傷検出時のトラッキングエラー信号の定常偏差に基づい
て第2制御信号を生成する手段、および第2制御信号に
後段オフセットを付加してトラッキング制御信号を生成
する手段を含むものである。
【0015】請求項5に記載のディスク装置は、請求項
1に記載のディスク装置において、オフセットは前段オ
フセットおよび後段オフセットを含み、トラッキングサ
ーボ制御手段は、傷判断手段によってディスクに傷があ
ると判断されたとき、傷検出時のトラッキングエラー信
号の定常偏差に前段オフセットを付加して第1エラー信
号を生成する手段、第1エラー信号に基づいて第3制御
信号を生成する手段、および第3制御信号に後段オフセ
ットを付加してトラッキング制御信号を生成する手段を
含むものである。
【0016】請求項6に記載のディスク装置は、請求項
1ないし5のいずれかに記載のディスク装置において、
ディスクは光ディスクを含むものである。
【0017】請求項1に記載のディスク装置では、傷判
断手段によってディスクに傷があると判断されたときす
なわち傷区間において、トラッキングサーボ制御手段に
よって、トラッキングエラー信号とオフセットとに基づ
いてトラッキング制御信号が生成され、そのトラッキン
グ制御信号に基づいてディスクに対するトラッキングサ
ーボ制御が行われる。
【0018】トラッキングサーボ制御手段ではたとえば
以下のように処理される。
【0019】請求項2に記載のディスク装置では、傷区
間において、トラッキング制御手段によって、トラッキ
ングエラー信号の定常偏差に前段オフセットを付加して
第1エラー信号が生成され、その第1エラー信号に基づ
いてトラッキング制御信号が生成される。この場合に
は、傷区間におけるトラッキング制御信号は一定ではな
く漸増し、それに応じてトラッキングもディスクの外周
方向に移動するので、トラッキングが、トレースすべき
トラックより内周方向に大きく振られることはない。
【0020】請求項3に記載のディスク装置では、傷区
間において、トラッキングサーボ制御手段によって、デ
ィスクに傷がない区間と同様にトラッキングエラー信号
に基づいて第1制御信号が生成される。この第1制御信
号はディスクに傷がない場合のトラッキング制御信号に
相当する。この第1制御信号にさらに後段オフセットを
付加してトラッキング制御信号が生成される。このよう
に後段オフセットを付加することによって、トラッキン
グ制御信号を大きな値に設定できるので、それに応じて
トラッキングもディスクの外周方向に移動する。したが
って、トラッキングが、トレースすべきトラックより内
周方向に振られることが少なくなる。
【0021】請求項4に記載のディスク装置では、傷区
間において、トラッキングサーボ制御回路によって、ト
ラッキングエラー信号の定常偏差に基づいて第2制御信
号が生成される。この第2制御信号は従来のトラッキン
グ制御信号に相当する。ここでは、第2制御信号にさら
に後段オフセットを付加してトラッキング制御信号が生
成されるので、それに応じてトラッキングもディスクの
外周方向に移動する。したがって、トラッキングが、ト
レースすべきトラックより内周方向に振られることが少
なくなる。
【0022】請求項5に記載のディスク装置では、傷区
間において、トラッキングサーボ制御回路によって、ト
ラッキングエラー信号の定常偏差に前段オフセットを付
加して第1エラー信号が生成され、その第1エラー信号
に基づいて第3制御信号が生成される。この第3制御信
号は請求項2のトラッキング制御信号に相当する。ここ
では、第3制御信号にさらに後段オフセットが付加され
てより大きな値のトラッキング制御信号が生成される。
このように、トラッキング制御信号をより大きな値に設
定できるので、それに応じてトラッキングもさらにディ
スクの外周方向に移動する。したがって、トラッキング
が、トレースすべきトラックより内周方向に振られるこ
とはない。
【0023】なお、請求項1〜5におけるディスクは光
ディスクを含み、この場合ディスク装置は光ディスク装
置となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明をCD方式のディ
スクの再生装置に適用した場合の実施の形態について、
図面を参照して説明する。
【0025】図1を参照して、この発明の実施の形態の
コンパクトディスク(以下、「CD」という)再生装置
10は、ディスクモータ12を含む。ディスクモータ1
2によってCD14が回転駆動される。CD14の情報
は、光ピックアップ16によって読み取られる。図2に
示すように、CD14からの情報は、CD14の内周か
ら外周に向かって螺旋状に読み取られていく。
【0026】光ピックアップ16で読み取られたデータ
および光ピックアップ16から得られたエラー信号(フ
ォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号)は、増
幅器18で増幅される。増幅器18で増幅された信号の
うち、エラー信号以外の信号は、信号復調器20に送ら
れる。
【0027】信号復調器20では、入力信号が復調さ
れ、復調された主信号(音声信号、映像信号、その他の
データ)が再生信号として出力される。
【0028】また、信号復調器20からは光ピックアッ
プ16によって読み取られた同期信号および光ピックア
ップ16によって得られた光量信号が出力される。光量
信号は、傷判断回路22に送られる。傷判断回路22で
は、傷対策処理のために用いられる傷通知信号が光量信
号に基づいて生成され、出力される。CD14の傷の有
無に応じて光ピックアップ16の受光量は変化する。し
たがって、傷判断回路22では、光量信号に基づいて光
ピックアップ16の受光量と閾値とを比較することによ
って傷の有無が判断され、傷が検出されたとき傷通知信
号が出力される。
【0029】増幅器18からのフォーカスエラー信号、
トラッキングエラー信号、信号復調器20からの同期信
号および傷判断回路22からの傷通知信号は、それぞれ
サーボ制御回路24のフォーカスサーボ制御回路26、
トラッキングサーボ制御回路28、スレッドサーボ制御
回路30およびスピンドルサーボ制御回路32に与えら
れる。
【0030】フォーカスサーボ制御回路26では、フォ
ーカスエラー信号に基づいてフォーカス制御信号が生成
され、光ピックアップ16から出射されるレーザービー
ムのスポットが正確にピット上に収束するように対物レ
ンズ(図示せず)の上下位置が調節される。トラッキン
グサーボ制御回路28では、トラッキングエラー信号に
基づいてトラッキング制御信号が生成され、対物レンズ
の左右方向の移動量を調節してレーザービームのスポッ
トをピット列からなるトラックに追従させる。スレッド
サーボ制御回路30では、トラッキングエラー信号に基
づいてスレッド制御信号が生成され、再生が進むにつれ
てCD14の半径方向に光ピックアップ16全体を移動
させる。スピンドルサーボ制御回路32では、同期信号
に基づいてスピンドル制御信号が生成され、ディスクモ
ータ12を制御することによってCD14の回転が制御
される。したがって、フォーカス制御信号、トラッキン
グ制御信号およびスレッド制御信号は、光ピックアップ
16に送られ、スピンドル制御信号はディスクモータ1
2の駆動回路34に送られる。
【0031】信号復調器20、傷判断回路22およびサ
ーボ制御回路24は、マイクロコンピュータ、DSP等
からなるシステム制御回路36によって制御される。
【0032】ここで、トラッキングサーボ制御回路28
は、たとえば図3に示すように構成される。
【0033】トラッキングサーボ制御回路28は、PI
D制御回路40(後述)の前段でオフセット成分を付加
(前段オフセット処理)することによって、前段のみ傷
対策処理を行うものである。トラッキングサーボ制御回
路28は前段傷対策スイッチ部38を含み、前段傷対策
スイッチ部38は、傷判断回路22およびシステム制御
回路36からの指示に応じて制御される。すなわち、前
段傷対策スイッチ部38は、PID制御回路40の前段
において傷対策処理を行うことを指示するシステム制御
回路36からの実行信号が与えられていなければ、傷判
断回路22からの信号に拘わらず、端子38a側に接続
され、トラッキングエラー信号がエラー信号としてPI
D制御回路40に与えられる。
【0034】PID制御回路40は、トラッキングエラ
ー信号に比例した値によってトラッキングを制御する比
例制御部(P部)42、定常偏差を補正するためにトラ
ッキングエラー信号の積分要素によってトラッキングを
制御する積分制御部(I部)44、揺らぎを補正するた
めにトラッキングエラー信号の微分要素によってトラッ
キングを制御する微分制御部(D部)46を含み、それ
ぞれの出力が加算回路48で加算されてトラッキング制
御信号が生成される。なお、積分制御部44はたとえば
ローパスフィルタによって構成され、微分制御部46は
たとえばハイパスフィルタによって構成される。
【0035】また、前段傷対策スイッチ部38にシステ
ム制御回路36から実行信号が与えられても傷判断回路
22から傷通知信号が与えられない場合には、前段傷対
策スイッチ部38は端子38a側に接続され、トラッキ
ングエラー信号がエラー信号としてPID制御回路40
に与えられる。
【0036】一方、前段傷対策スイッチ部38にシステ
ム制御回路36から実行信号が与えられかつ傷判断回路
22から傷通知信号が与えられる場合には、前段傷対策
スイッチ部38は端子38b側に接続される。
【0037】このとき、前段傷対策スイッチ部38が端
子38b側に接続される時点のトラッキングエラー信号
が定常偏差取得部50で保持される。定常偏差取得部5
0はたとえばローパスフィルタを含み、トラッキングエ
ラー信号の直流成分だけを抽出して保持することによっ
て、トラッキングエラー信号の定常偏差がDCホールド
処理され、その定常偏差が加算回路52に与えられる。
加算回路52では、定常偏差とシステム制御回路36か
らの前段オフセットとが加算されてエラー信号が得ら
れ、そのエラー信号がPID制御回路40に与えられ
る。PID制御回路40では、与えられたエラー信号に
基づいてトラッキング制御信号が生成される。
【0038】トラッキングサーボ制御回路28を用いた
トラッキングサーボ処理動作について、図4を参照して
説明する。
【0039】まず、傷判断回路22によって光量信号に
基づいて光ピックアップ16の受光量が所定の閾値未満
か否かが判断される(ステップS1)。受光量が閾値未
満であれば、CD14に傷があると判断され傷判断回路
22から前段傷対策スイッチ部38へ傷通知信号が出力
される。さらに、システム制御回路36から前段傷対策
スイッチ部38へ、前段の傷対策処理を行うことを指示
する実行信号が出力されていれば(ステップS3がYE
S)、前段傷対策スイッチ部38は端子38b側に接続
され、スイッチが傷対策処理用に切り換えられる(ステ
ップS5)。このとき、定常偏差取得部50からの定常
偏差と前段オフセットとが加算回路52で加算されてエ
ラー信号が生成される(ステップS7)。そのエラー信
号がPID制御回路40に与えられ、サーボ制御処理が
行われ、トラッキング制御信号が生成される(ステップ
S9)。そして、生成されたトラッキング制御信号が制
御対象すなわち光ピックアップ16へ送られ、トラッキ
ング制御信号に基づいて対物レンズの左右方向の移動量
が調節され(ステップS11)、トラッキングサーボ処
理が終了する。
【0040】一方、ステップS1において傷判断回路2
2によって受光量は閾値以上であると判断される場合、
またはステップS3においてシステム制御回路36から
前段傷対策スイッチ部38へ前段の傷対策処理を行うこ
とを指示する実行信号が与えられない場合には、前段傷
対策スイッチ部38は端子38a側に接続され、スイッ
チが通常用に切り換えられる(ステップS13)。そし
て、トラッキングエラー信号がエラー信号とされ(ステ
ップS15)、ステップS9に進む。
【0041】トラッキングサーボ制御回路28における
トラッキングエラー信号およびトラッキング制御信号
は、それぞれ図15(c)および(d)に示すようにな
る。すなわち、この場合、傷通過時には、(定常偏差+
前段オフセット)をPID制御回路40へ入力するエラ
ー信号とするため、積分制御部44の出力は定常偏差に
基づいて生成される信号から(定常偏差+前段オフセッ
ト)に基づいて生成される信号に漸増する形で推移し、
最終的に(定常偏差+前段オフセット)に基づいて生成
される信号で安定する。したがって、図15(d)に示
すように、トラッキング制御信号の値は一定ではなく、
従来のトラッキング制御信号の値から漸増する。
【0042】その結果、この場合の傷通過時のメインス
ポット54すなわちトラッキングの軌跡56は、図5に
示すようにメインスポット固定時の軌跡58とは異な
り、ほぼトラック60に沿うように形成される。
【0043】このような前段傷対策処理によれば、傷の
範囲がある一定範囲内であれば、メインスポット54を
徐々に外周方向に移動することによって、傷に応じて適
切にトラッキングすることができ、トラッキングがCD
14の内周方向に大幅に振られることを防止できる。し
たがって、トラッキングを傷から外周方向に脱出させる
ことができ、トラッキングサーボ制御を円滑に行える。
【0044】また、トラッキングサーボ制御回路は、図
6に示すトラッキングサーボ制御回路28aのように構
成されてもよい。
【0045】図6に示すトラッキングサーボ制御回路2
8aはPID制御回路40の後段でオフセット成分を付
加(後段オフセット処理)することによって、後段のみ
傷対策処理を行うものであり、PID制御回路40の後
段に後段傷対策スイッチ部62および加算回路64が形
成される。
【0046】後段傷対策スイッチ部62は、後段傷対策
処理を行うことを指示するシステム制御回路36からの
実行信号および傷判断回路22からの傷通知信号に基づ
いて制御される。システム制御回路36から実行信号が
与えられかつ傷判断回路22から傷通知信号が与えられ
た場合には、後段傷対策スイッチ部62は端子62b側
に接続され、PID制御回路40からの制御信号とシス
テム制御回路36からの後段オフセットとが加算回路6
4で加算され、トラッキング制御信号として出力され
る。
【0047】それ以外の場合には、後段傷対策スイッチ
部62は端子62a側に接続され、PID制御回路40
から出力される制御信号がトラッキング制御信号として
出力される。
【0048】トラッキングサーボ制御回路28aを用い
たトラッキングサーボ処理動作について、図7を参照し
て説明する。
【0049】まず、トラッキングエラー信号がPID制
御回路40に与えられ、サーボ制御処理が行われ、制御
信号が生成される(ステップS21)。そして、傷判断
回路22によって受光量が所定の閾値未満か否かが判断
される(ステップS23)。受光量が閾値未満であれ
ば、CD14に傷があると判断され傷判断回路22から
後段傷対策スイッチ部62へ傷通知信号が出力される。
さらに、システム制御回路36から後段傷対策スイッチ
部62へ、後段の傷対策処理を行うことを指示する実行
信号が出力されていれば(ステップS25がYES)、
後段傷対策スイッチ部62は端子62b側に接続され、
スイッチは傷対策処理用に切り換えられる(ステップS
27)。このとき、PID制御回路40からの制御信号
と後段オフセットとが加算回路64で加算されてトラッ
キング制御信号が生成される(ステップS29)。そし
て、生成されたトラッキング制御信号が制御対象すなわ
ち光ピックアップ16へ送られ、トラッキング制御信号
に基づいて対物レンズの左右方向の移動量が調節され
(ステップS31)、トラッキングサーボ処理が終了す
る。
【0050】一方、ステップS23において傷判断回路
22によって受光量は閾値以上であると判断される場
合、またはステップS25においてシステム制御回路3
6から後段傷対策スイッチ部62へ後段の傷対策処理を
行うことを指示する実行信号が与えられない場合には、
後段傷対策スイッチ部62は端子62a側に接続され、
スイッチが通常用に切り換えられる(ステップS3
3)。そして、制御信号がトラッキング制御信号とされ
(ステップS35)、ステップS31に進む。
【0051】トラッキングサーボ制御回路28aにおけ
るトラッキングエラー信号およびトラッキング制御信号
は、それぞれ図15(e)および(f)に示すようにな
る。すなわち、この場合、傷通過時には、トラッキング
制御信号は(PID制御回路40からの制御信号+後段
オフセット)となるため、図15(f)に示すようにト
ラッキング制御信号は従来よりも大きな値となる。した
がって、図8に示すように、この場合の傷通過時のメイ
ンスポット54すなわちトラッキングの軌跡56は、メ
インスポット固定時の軌跡58とは異なり、トラック6
0より外周に形成される。
【0052】さらに、トラッキングサーボ制御回路は、
図9に示すトラッキングサーボ制御回路28bのように
構成されてもよい。
【0053】図9に示すトラッキングサーボ制御回路2
8bでは、PID制御回路40の前段に、従来(図16
に示す)と同様の前段傷対策スイッチ部38および定常
偏差取得部50が形成され、PID制御回路40の後段
に、図6に示すトラッキングサーボ制御回路28aと同
様の後段傷対策スイッチ部62および加算回路64が形
成される。したがって、トラッキングサーボ制御回路2
8bでは、PID制御回路40の前段において従来の傷
対策処理が行われ、後段において傷対策処理(オフセッ
ト処理)が行われる。
【0054】前段傷対策スイッチ部38は、システム制
御回路36から傷対策処理を行うことを指示する実行信
号が与えられかつ傷判断回路22から傷通知信号が与え
られた場合にのみ端子38b側に接続され、定常偏差取
得部50からの定常偏差がPID制御回路40に与えら
れる。それ以外の場合には、前段傷対策スイッチ部38
は端子38a側に接続され、トラッキングエラー信号が
エラー信号としてPID制御回路40に与えられる。
【0055】後段傷対策スイッチ部62についてはすで
に説明したので、その重複する説明は省略する。
【0056】トラッキングサーボ制御回路28bを用い
たトラッキングサーボ処理動作について、図10を参照
して説明する。
【0057】まず、傷判断回路22によって受光量が所
定の閾値未満か否かが判断される(ステップS41)。
受光量が閾値未満であれば、傷判断回路22から前段傷
対策スイッチ部38および後段傷対策スイッチ部62へ
傷通知信号が出力される。さらに、システム制御回路3
6から前段傷対策スイッチ部38へ、前段の傷対策処理
を行うことを指示する実行信号が出力されていれば(ス
テップS43がYES)、前段傷対策スイッチ部38は
端子38b側に接続され、スイッチは傷対策処理用に切
り換えられる(ステップS45)。このとき、定常偏差
取得部50からの定常偏差がエラー信号とされ(ステッ
プS47)、そのエラー信号がPID制御回路40に与
えられ、サーボ制御処理が行われ、トラッキング制御信
号が生成される(ステップS49)。
【0058】一方、ステップS41において傷判断回路
22によって受光量は閾値以上であると判断されると、
前段傷対策スイッチ部38は端子38a側に、後段傷対
策スイッチ部62は端子62a側に、それぞれ接続さ
れ、通常のサーボ制御処理が行われる。
【0059】また、ステップS43においてシステム制
御回路36から前段傷対策スイッチ部38へ前段の傷対
策処理を行うことを指示する実行信号が与えられなけれ
ば、前段傷対策スイッチ部38は端子38a側に接続さ
れ、スイッチが通常用に切り換えられる(ステップS5
1)。そして、トラッキングエラー信号がエラー信号と
され(ステップS53)、ステップS49に進む。
【0060】ステップS49の処理後ステップS55に
進み、システム制御回路36から後段傷対策スイッチ部
62へ、後段の傷対策処理を行うことを指示する実行信
号が出力されていれば(ステップS55がYES)、後
段傷対策スイッチ部62は端子62b側に接続され、ス
イッチは傷対策処理用に切り換えられる(ステップS5
7)。このとき、PID制御回路40からの制御信号と
後段オフセットとが加算回路64で加算されてトラッキ
ング制御信号が生成される(ステップS59)。そし
て、生成されたトラッキング制御信号が制御対象すなわ
ち光ピックアップ16へ送られ、トラッキング制御信号
に基づいて対物レンズの左右方向の移動量が調節され
(ステップS61)、トラッキングサーボ処理が終了す
る。
【0061】一方、ステップS55において、システム
制御回路36から後段傷対策スイッチ部62へ、後段の
傷対策処理を行うことを指示する実行信号が与えられな
ければ、後段傷対策スイッチ部62は端子62a側に接
続され、スイッチが通常用に切り換えられる(ステップ
S63)。そして、制御信号がトラッキング制御信号と
され(ステップS65)、ステップS61に進む。
【0062】トラッキングサーボ制御回路28bにおけ
るトラッキングエラー信号およびトラッキング制御信号
は、それぞれ図15(g)および(h)に示すようにな
る。この場合には、傷区間Aにおけるトラッキング制御
信号は、定常偏差に基づいて生成された制御信号(これ
は図15(b)に示す従来のトラッキング制御信号)に
さらに後段オフセットを付加した値となるので、図15
(b)に示す従来のトラッキング制御信号より大きな値
になる。したがって、図11に示すように、この場合の
傷通過時のメインスポット54すなわちトラッキングの
軌跡56は、メインスポット固定時の軌跡58より外周
に形成され、トラック60を追従することができる。
【0063】また、トラッキングサーボ制御回路は、図
12に示すトラッキングサーボ制御回路28cのように
構成されてもよい。
【0064】トラッキングサーボ制御回路28cでは、
PID制御回路40の前段に、図3に示すトラッキング
サーボ制御回路28と同様の前段傷対策スイッチ部3
8、定常偏差取得部50および加算回路52が形成さ
れ、PID制御回路40の後段に、図9に示すトラッキ
ングサーボ制御回路28bと同様の後段傷対策スイッチ
部62および加算回路64が形成され、PID制御回路
40の前段および後段において傷対策処理が行われる。
さらに、トラッキングサーボ制御回路28cでは、シス
テム制御回路36には処理モード設定部66が接続さ
れ、前段傷対策処理および後段傷対策処理をともに行う
のか、前段傷対策処理だけを行うのか、後段傷対策処理
だけを行うのか、それとも傷対策処理は行わないのか、
といった処理モードが処理モード設定部66で設定され
る。したがって、システム制御回路36からは、処理モ
ードに応じて実行信号が出力される。
【0065】このようなトラッキングサーボ制御回路2
8cを用いたトラッキングサーボ処理動作について、図
13を参照して説明する。
【0066】まず、傷判断回路22によって受光量が所
定の閾値未満か否かが判断される(ステップS71)。
受光量が閾値未満であれば、傷判断回路22から前段傷
対策スイッチ部38および後段傷対策スイッチ部62へ
傷通知信号が出力される。さらに、システム制御回路3
6から前段傷対策スイッチ部38へ、前段の傷対策処理
を行うことを指示する実行信号が出力されていれば(ス
テップS73がYES)、前段傷対策スイッチ部38は
端子38b側に接続され、スイッチは傷対策処理用に切
り換えられる(ステップS75)。このとき、定常偏差
取得部50からの定常偏差と前段オフセットとが加算回
路52で加算されてエラー信号とされ(ステップS7
7)、そのエラー信号がPID制御回路40に与えら
れ、サーボ制御処理が行われ、トラッキング制御信号が
生成される(ステップS79)。
【0067】一方、ステップS71において傷判断回路
22によって受光量は閾値以上であると判断されると、
前段傷対策スイッチ部38では端子38a側に、後段傷
対策スイッチ部62では端子62a側に、それぞれ接続
され、通常のサーボ制御処理が行われる。
【0068】また、ステップS73において、システム
制御回路36から前段傷対策スイッチ部38へ、前段の
傷対策処理を行うことを指示する実行信号が与えられな
ければ、前段傷対策スイッチ部38は端子38a側に接
続され、スイッチが通常用に切り換えられる(ステップ
S81)。そして、トラッキングエラー信号がエラー信
号とされ(ステップS83)、ステップS79に進む。
【0069】ステップS79の処理後ステップS85に
進み、システム制御回路36から後段傷対策スイッチ部
62へ、後段の傷対策処理を行うことを指示する実行信
号が出力されていれば(ステップS85がYES)、後
段傷対策スイッチ部62は端子62b側に接続され、ス
イッチは傷対策処理用に切り換えられる(ステップS8
7)。このとき、PID制御回路40からの制御信号と
後段オフセットとが加算回路64で加算されてトラッキ
ング制御信号が生成される(ステップS89)。そし
て、生成されたトラッキング制御信号が制御対象すなわ
ち光ピックアップ16へ送られ、トラッキング制御信号
に基づいて対物レンズの左右方向の移動量が調節され
(ステップS91)、トラッキングサーボ処理が終了す
る。
【0070】一方、ステップS85において、システム
制御回路36から後段傷対策スイッチ部62へ、後段の
傷対策処理を行うことを指示する実行信号が与えられな
ければ、後段傷対策スイッチ部62は端子62a側に接
続され、スイッチが通常用に切り換えられる(ステップ
S93)。そして、制御信号がトラッキング制御信号と
され(ステップS95)、ステップS91に進む。
【0071】トラッキングサーボ制御回路28cにおけ
るトラッキングエラー信号およびトラッキング制御信号
は、それぞれ図15(i)および(j)に示すようにな
る。この場合、PID制御回路40の前段および後段に
おいてそれぞれオフセット処理を行うことによって、傷
区間Aのトラッキング制御信号をさらに大きな値にする
ことができる。したがって、図14に示すように、この
場合の傷通過時のメインスポット54すなわちトラッキ
ングの軌跡56は、従来とは異なり、トラック60より
内周に形成されることはない。
【0072】上述のようにこの発明によれば、傷通過時
にPID制御回路40の前段および/または後段におい
てオフセットを付加する機能を設けることによって、傷
通過時に光ピックアップ16を外周方向へ移動させるこ
とができる。それによって、傷通過時におけるCD14
の内周方向への、光ピックアップ16のトラックジャン
プを軽減することができる。
【0073】上述の発明の実施の形態では、CD14に
傷(スクラッチ)が形成されている場合について説明し
たが、これに限定されず、この発明は、CD14に埃
(ブラックドット)が形成されている場合にも同様に適
用できる。
【0074】また、上述の発明の実施の形態では、CD
再生装置10にこの発明を適用した場合について説明し
たが、これに限定されず、この発明は、CD−R等のデ
ィスク記録装置やDVDなどのディスク記録・再生装置
などにも適用できる。また、この発明に用いられるディ
スクとしては、光ディスク(オーディオCD、CD−R
OM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD
−RAMなど)や光磁気ディスク(MO、MDなど)な
どの光記録媒体が用いられる。
【0075】また、上述のトラッキングサーボ制御回路
28a〜28cでは、後段オフセットの値を可変にする
のも有効であろう。
【0076】
【発明の効果】この発明によれば、傷通過時におけるデ
ィスク内周方向へのトラックジャンプを軽減することが
でき、傷通過によるサーボはずれ等、トラブルの発生を
減少できる。したがって、ディスクに傷があってもトラ
ッキングサーボ制御への影響を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示すブロック図であ
る。
【図2】CDの読み取りの軌跡を説明するための図解図
である。
【図3】トラッキングサーボ制御回路の一例を示すブロ
ック図である。
【図4】図3に示すトラッキングサーボ制御回路を用い
た場合の動作の一例を示すフロー図である。
【図5】前段傷対策処理を行う場合の傷通過時のトラッ
キングの軌跡を示す図解図である。
【図6】トラッキングサーボ制御回路の他の例を示すブ
ロック図である。
【図7】図6に示すトラッキング制御回路を用いた場合
の動作の一例を示すフロー図である。
【図8】後段傷対策処理を行う場合の傷通過時のトラッ
キングの軌跡を示す図解図である。
【図9】トラッキングサーボ制御回路のその他の例を示
すブロック図である。
【図10】図9に示すトラッキングサーボ制御回路を用
いた場合の動作の一例を示すフロー図である。
【図11】前段従来傷対策処理、後段傷対策処理(オフ
セット処理)を行う場合の傷通過時のトラッキングの軌
跡を示す図解図である。
【図12】トラッキングサーボ制御回路のさらにその他
の例を示すブロック図である。
【図13】図12に示すトラッキングサーボ制御回路を
用いた場合の動作の一例を示すフロー図である。
【図14】前段、後段ともに傷対策処理を行う場合の傷
通過時のトラッキングの軌跡を示す図解図である。
【図15】従来およびこの発明の各実施形態におけるト
ラッキングエラー信号およびトラッキング制御信号を示
す波形図である。
【図16】従来のトラッキングサーボ制御回路の一例を
示すブロック図である。
【図17】従来における動作を示すフロー図である。
【図18】従来における傷通過時のトラッキングの軌跡
を示す図解図である。
【符号の説明】
10 CD再生装置 14 CD 16 光ピックアップ 22 傷判断回路 24 サーボ制御回路 28、28a〜28c トラッキングサーボ制御回
路 36 システム制御回路 38 前段傷対策スイッチ部 40 PID制御回路 42 比例制御部 44 積分制御部 46 微分制御部 50 定常偏差取得部 52、64 加算回路 54 メインスポット 56 傷対策処理時のメインスポットの軌跡 58 メインスポット固定時の軌跡 60 トラック 62 後段傷対策スイッチ部 66 処理モード設定部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラッキング制御信号に基づいてディス
    クに対するトラッキングを制御するディスク装置であっ
    て、 前記ディスクに傷があるか否かを判断する傷判断手段、
    および前記傷判断手段によって前記ディスクに傷がある
    と判断されたとき、前記トラッキングに関するトラッキ
    ングエラー信号とオフセットとに基づいて前記トラッキ
    ング制御信号を生成するトラッキングサーボ制御手段を
    備える、ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記オフセットは前段オフセットを含
    み、 前記トラッキングサーボ制御手段は、前記傷判断手段に
    よって前記ディスクに傷があると判断されたとき、傷検
    出時の前記トラッキングエラー信号の定常偏差に前記前
    段オフセットを付加して第1エラー信号を生成する手
    段、および前記第1エラー信号に基づいて前記トラッキ
    ング制御信号を生成する手段を含む、請求項1に記載の
    ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記オフセットは後段オフセットを含
    み、 前記トラッキングサーボ制御手段は、前記傷判断手段に
    よって前記ディスクに傷があると判断されたとき、前記
    トラッキングエラー信号に基づいて第1制御信号を生成
    する手段、および前記第1制御信号に前記後段オフセッ
    トを付加して前記トラッキング制御信号を生成する手段
    を含む、請求項1に記載のディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記オフセットは後段オフセットを含
    み、 前記トラッキングサーボ制御手段は、前記傷判断手段に
    よって前記ディスクに傷があると判断されたとき、傷検
    出時の前記トラッキングエラー信号の定常偏差に基づい
    て第2制御信号を生成する手段、および前記第2制御信
    号に前記後段オフセットを付加して前記トラッキング制
    御信号を生成する手段を含む、請求項1に記載のディス
    ク装置。
  5. 【請求項5】 前記オフセットは前段オフセットおよび
    後段オフセットを含み、 前記トラッキングサーボ制御手段は、前記傷判断手段に
    よって前記ディスクに傷があると判断されたとき、傷検
    出時の前記トラッキングエラー信号の定常偏差に前記前
    段オフセットを付加して第1エラー信号を生成する手
    段、前記第1エラー信号に基づいて第3制御信号を生成
    する手段、および前記第3制御信号に前記後段オフセッ
    トを付加して前記トラッキング制御信号を生成する手段
    を含む、請求項1に記載のディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記ディスクは光ディスクを含む、請求
    項1ないし5のいずれかに記載のディスク装置。
JP36820997A 1997-12-26 1997-12-26 ディスク装置 Pending JPH11195232A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6628581B1 (en) 1999-09-20 2003-09-30 Fujitsu Limited Servo control method and servo controller of a storage device, and its storage device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6628581B1 (en) 1999-09-20 2003-09-30 Fujitsu Limited Servo control method and servo controller of a storage device, and its storage device

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