JPH11194701A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH11194701A
JPH11194701A JP9361208A JP36120897A JPH11194701A JP H11194701 A JPH11194701 A JP H11194701A JP 9361208 A JP9361208 A JP 9361208A JP 36120897 A JP36120897 A JP 36120897A JP H11194701 A JPH11194701 A JP H11194701A
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JP
Japan
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scanning
optical system
mirror
cooling
image reading
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JP9361208A
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Inventor
Makoto Kitahara
誠 北原
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の画像読取装置よりも冷却効果の高い画
像読取装置を提供する。 【解決手段】 本体50a内部を冷却する送風冷却手段
61a,61bからの冷却風の方向を、シート載置台に
載置されたシートの画像を読み取る走査光学系50A,
50Bの第2走査部50Bの上面に設けられた偏向手段
71により、走査光学系の走査方向に拡がる方向に偏向
し、冷却風を均一化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置に関
し、特に画像読取装置本体内部の冷却に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、本体の上面に設けられたシート載
置台にシートを載置する一方、シートの下方に配された
走査光学系を走査させてシートの画像を読み取る画像読
取装置がある。次に、このよう従来の画像読取装置を図
10及び図11を用いて説明する。
【0003】画像読取装置150のシートである原稿を
載置するシート載置台である原稿台ガラス31上におか
れた不図示の原稿は、走査光学系によって走査される。
ここで、走査光学系は、第1ミラー台51及び第1ミラ
ー台51に配された照明ランプ32、リフレクタ38、
第1ミラー35を備えた第1走査部50Aと、第2ミラ
ー台52及び第2ミラー台52に配された第2ミラー3
6、第3ミラー37を備えた第2走査部50Bとからな
るものである。
【0004】そして、光源である照明ランプ32から原
稿に照射された後、原稿から反射してきた反射光は第1
走査部50Aの第1ミラー35により第2走査部50B
の方向へ反射され、この後第2走査部50Bの第2ミラ
ー36、第3ミラー37により下流のレンズ33の方向
へ反射される。そして、この後レンズ33により、読み
取り素子であるCCDセンサ34において原稿像を結像
する。
【0005】ここで、これら第1走査部50Aの第1ミ
ラー台51及び第2走査部50Bの第2ミラー台52は
不図示の駆動系により原稿台ガラス31に平行な矢印A
方向に移動する。
【0006】このとき、第1ミラー台51は一定速度V
で、また第2ミラー台52はこれと同期して第1ミラー
台51の半分の速度V/2で移動し、原稿とレンズ33
及びCCD34間の距離を一定にして結像関係を保つよ
うになっている。そして、このような速度で第1ミラー
台51及び第2ミラー台52に移動することで原稿台ガ
ラス31の原稿の画像情報の読み取りを行う。
【0007】ところで、このような従来の画像読取装置
においては、照明ランプ32から発生する熱により装置
本体150aの内部の温度や原稿台ガラス31の温度が
上昇する場合があり、この温度上昇が大きい場合は、同
図に示すように装置本体内に冷却ファン61a,61b
を設け、これを回転させることで装置本体内に冷却風と
して外気を流通させ、温度上昇を防止している。
【0008】特に、読取スピードが高速になると、これ
に伴い大きい照明光量が必要になり、照明ランプ32と
して大型ハロゲンランプ等が使用されるため、冷却ファ
ン61a,61bは必須のものとなっている。
【0009】ところで、例えば冷却ファン61a,61
bを、図10に示すように第1ミラー台51及び第2ミ
ラー台52の走査開始位置であるホームポジション側に
配置し、矢印Aに示す走査方向に空気を流通させて装置
本体内部及び原稿台ガラス31を冷却する場合、その冷
却風の強さの分布は同図のBに示す中央域が強くなり、
同図のC、Dに示す両側域は弱くなる傾向にある。
【0010】なおこれは、中央域Bには冷却風の流れの
抵抗になるものがないが、両側域C,D近傍には第1及
び第2ミラー台51,52の走査をガイドする不図示の
レールや読取装置150の構造体である前後側板が設け
られており、これらが冷却風の抵抗となっているためで
ある。
【0011】そこで、例えば両側域C,Dを十分冷却す
ることができるように冷却能力の大きい冷却ファンを使
用すると、中央域Bは過剰冷却となる。また、冷却ファ
ンが大型化したり個数が増加してコストアップするだけ
ではなく、装置の電力消費量が増加し、さらに風切りの
騒音が増大する。なお、この風切りの騒音は、特に冷却
ファン61a,61bを配置したホームポジションとは
反対側で著しい。
【0012】そこで、従来は冷却ファン61a,61b
からの冷却風の方向を変えるよう例えば、レンズ33及
びCCDセンサ34のカバー部材39の上面にフィン6
3を設けるようにして冷却風の分布を均一にするように
している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の画像
読取装置よりも冷却効果の高い画像読取装置を提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、本体の上面に
設けられたシート載置台にシートを載置する一方、前記
シートの下方に配された走査光学系を走査させて該シー
トの画像を読み取る画像読取装置において、前記本体内
部を冷却する送風冷却手段と、前記送風冷却手段からの
冷却風の方向を偏向するよう前記走査光学系の上面に設
けられた偏向手段と、を備えたことを特徴とするもので
ある。
【0015】また本発明は、前記走査光学系は、光源
と、前記シートから反射した前記光源からの光を反射さ
せるミラーと、前記光源及びミラーを保持するミラー台
とを備えた第1走査部と、前記第1走査部からの反射光
を読み取り素子に反射するミラーと、該ミラーを保持す
るミラー台とを備えた第2走査部とを有し、前記偏向手
段を少なくとも前記第1走査部のミラー台又は第2走査
部のミラー台の上面に設けたことを特徴とするものであ
る。
【0016】また本発明は、前記送風冷却手段は冷却風
を前記走査光学系の走査方向、又は前記走査方向と逆方
向に送風する一方、前記偏向手段は前記送風冷却手段か
らの冷却風の一部を前記走査方向、又は前記走査方向と
逆方向に拡がる方向に偏向することを特徴とするもので
ある。
【0017】また本発明は、前記送風冷却手段は冷却風
を前記走査光学系の走査方向と直交する方向に送風する
一方、前記偏向手段は前記送風冷却手段からの冷却風の
一部を前記走査方向と直交する方向に拡がる方向に偏向
することを特徴とするものである。
【0018】また本発明は、前記偏向手段は、前記走査
光学系が走査開始位置にあるとき、該走査光学系の上面
より外方に突出しないように構成されていることを特徴
とするものである。
【0019】また本発明は、前記偏向手段を可撓性部材
にて形成し、前記走査光学系が走査開始位置にあると
き、該偏向手段の端部が前記本体の壁面に当接して該走
査光学系の上面側に撓むようになっていることを特徴と
するものである。
【0020】また本発明は、前記偏向手段は、前記走査
光学系が走査開始位置にあるとき、該偏向手段の端部が
機械的に該走査光学系の上面に移動するようになってい
ることを特徴とするものである。
【0021】また本発明は、前記偏向手段は、前記シー
ト載置台の近くまで達する高さを有することを特徴とす
るものである。
【0022】また本発明のように、本体内部を冷却する
送風冷却手段からの冷却風の方向を、シート載置台に載
置されたシートの画像を読み取る走査光学系の上面に設
けられた偏向手段により、走査光学系の走査方向に拡が
る方向に偏向し、冷却風を均一化する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0024】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
画像読取装置を適用したフルカラー画像形成装置の断面
を示す図である。なお、このフルカラー画像形成装置1
00は、上部に画像読取装置であるデジタルカラー画像
リーダ部(以下、リーダ部という)50、下部にデジタ
ルカラー画像プリンタ部(以下、プリンタ部という)1
50を備えている。
【0025】そして、リーグ部50において、原稿30
を原稿台ガラス31上に載せ、露光ランプ32により露
光走査することにより、原稿30からの反射光像をレン
ズ33によりフルカラーCCDセンサー34に集光しカ
ラー色分解画像信号を得る。カラー色分解画像信号は不
図示の増幅回路を経て、不図示のビデオ処理ユニットに
て処理を施され、プリンタ部150に送出される。
【0026】ここで、プリンタ部150には、矢印方向
に回転自在に担持された像担持対である感光ドラム1が
配されると共に、感光ドラム1の周りに前露光ランプ1
1、コロナ帯電器2、レーザー露光光学系3、電位セン
サ−12、色の異なる4個の現像器4y,4c,4m,
4Bk、ドラム上光量検知手段3、転写装置5、クリー
ニング器6が配置されている。
【0027】そして、レーザー露光光学系3において、
リーダ部50からの画像信号は、不図示のレーザー出力
部にて光信号に変換され、光信号に変換されたレーザー
光がポリゴンミラー3aで反射され、レンズ3b及びミ
ラー3cを通って感光ドラム1の面に投影される。この
後、感光ドラム1を矢印方向に回転させ、前露光ランプ
11で除電した後の感光ドラム1を帯電器2により一様
に帯電させて、各分解色ごとに光像Eを照射し、潜像を
形成する。
【0028】次に、所定の現像器4y,4c,4m,4
Bkを動作させて、感光ドラム1上の潜像を現像し、感
光ドラム1上に樹脂と顔料を基体としたトナーの画像を
形成する。なお、現像器4y,4c,4m,4Bkは偏
心カム24y,24m,24Bkの動作により、各分解
色に応じて択一的に感光ドラム1に接近するようになっ
ている。
【0029】さらにこの後、感光ドラム1上のトナー画
像を記録材カセット7より搬送系及び転写装置5を介し
て感光ドラム1と対向した位置に供給された記録材に転
写する。ここで、本実施の形態において、この転写装置
5は転写ドラム5a、転写帯電器5b、記録材を静電吸
着させるための吸着帯電器5cと対向する吸着ローラ5
g、内側帯電器5d、外側帯電器5eとを有し、回転駆
動されるように軸支持された転写ドラム5aの周面開口
域には誘電体からなる記録材担持シート5fを円筒状に
一体的に張設している。なお、この記録材担持シート5
fは、本実施の形態ではポリカーボネートフィルム等の
誘電体シートを使用している。
【0030】そして、ドラム状とされる転写装置5の転
写ドラム5aを回転させるに従って感光ドラム上のトナ
ー像は転写帯電器5bにより記録材担持シート5fに担
持された記録材上に転写される。これにより、このよう
に記録材担持シート5fに静電吸着し搬送される記録材
には、所望数の色画像が転写され、フルカラー画像を形
成する。
【0031】なお、フルカラー画像形成の場合、このよ
うにして4色のトナー像の転写を終了すると記録材を転
写ドラム5aから分離爪8a、分離押し上げコロ8b及
び分離帯電器5hの作用によって分離し、熱ローラ定若
器9を介して排紙トレー10に排紙する。他方、転写
後、感光ドラム1は表面の残留トナーをクリーニング器
で清掃した後、再度画像形成工程に供する。
【0032】一方、記録材の両面に画像を形成する場合
には、定着器9を記録材が通過後、すぐに搬送パス切換
ガイド19を駆動し、記録材を搬送縦パス20を経て反
転パス21aに一端導いた後、反転ローラ21bの逆転
により、送り込まれた際の後端を先頭にして送り込まれ
た方向と反対向きに退出させ、中間トレイ22に収納す
る。その後再び上述した画像形成工程によってもう一方
の面に画像を形成する。
【0033】また、転写ドラム5aの記録材担持シート
5f上のトナーなどの粉体の飛散及び付着、記録材上の
オイルの付着などを防止するために、ファーブラシ14
と記録材担持シート5fを介してファーブラシ14に対
向するバックアップブラシ15や、オイル除去ローラ1
6と記録材担持シート5fを介してオイル除去ローラ1
6に対向するバックアップブラシ17の作用により清掃
を行う。このような清掃は画像形成前もしくは後に行
い、またジャム(紙つまり)発生時には随時行う。
【0034】また、本実施の形態においては、所望のタ
イミングで偏心カム24y,24m,24Bkを動作さ
せ、転写ドラム5fと一体化しているカムフォロワ5i
を作動させることにより、記録材担持シート5aと感光
ドラム1とのギャップを任意に設定可能な構成としてい
る。例えばスタンバイ中または電源オフ時には、転写ド
ラムと感光ドラムの間隔を離す。
【0035】ところで、図2は本実施の形態に係るリー
ダ部50の上視図であり、図3はその断面図である。な
お、図2及び図3において、図10及び図11と同一符
号は同一又は相当部分を示している。
【0036】図2及び図3において、71は第2走査部
50Bの第2ミラー台52の上面に複数設けられた偏向
手段であるフィンであり、このフィン71は中央域から
外方へ向かうにしたがって矢印Aに示す走査方向に対し
て角度を持つように配置されている。
【0037】したがって、第2ミラー台52が、同図の
実線で示すホームポジションに位置しているとき、送風
冷却手段である冷却ファン61a,61bからの冷却風
はフィン71に沿って流れた後、中央部のフィン71を
通過した冷却風は走査方向に真直に、また両端部のフィ
ン71を通過した冷却風は走査方向に拡がる方向に偏向
されて流れるようになる。
【0038】これにより、冷却風が流れにくい端部域
C,Dの風量が増加し、冷却風の均一化をはかることが
でき、冷却効果を高めることができる。そして、このよ
うに冷却効果を高めることにより、冷却ファンの大型
化、個数増加などのコストアップ、騒音の増大、電力消
費量増加を防ぐことができる。
【0039】なお、このフィン71を第2ミラー台52
の上面ではなく、冷却ファン61a,61bと第2ミラ
ー台52との間に設けた場合は、フィン71と第2ミラ
ー台52とが近接しているため冷却風の方向を変えるに
十分なスペースがとりにくく渦流が増しかえって効率を
おとしてしまうこととなる。また、冷却ファン61a,
61bから十分なスペースをとってフィン71を配する
と、装置本体50aが大型化してしまうこととなる。
【0040】一方、第2ミラー台52の上面の幅は、冷
却ファン61a,61bと第2ミラー台52との空間よ
りも十分広いので、本実施の形態のようにフィン71を
第2ミラー台52の上面に設けるようにすれば、冷却風
を偏向する角度も緩やかとなり、効率をおとしてしまう
ことなく、また装置本体50aを大型化することなく冷
却風を偏向することができる。
【0041】なお、読取走査がすすみ第2ミラー台52
が、同図の一点鎖線で示すホームポジションから離れた
位置に移動した場合でも、冷却風はフィン71によって
走査方向に拡がる方向に偏向され、均一化される。この
ように走査光学系が移動しても均一な冷却風が得られ
る。
【0042】ところで、これまでの説明では、冷却ファ
ン61a,61bをホームポジション側に配置すると共
に、フィン71を第2ミラー台52に設けた場合につい
て述べてきたが、本発明はこれに限らず、冷却ファン6
1a,61bをホームポジションと反対側に配置して冷
却風を走査方向と逆方向に流す一方、フィン71を第1
ミラー台51に設けるようにしてもよい。
【0043】次に、このような本発明の第2の実施の形
態について説明する。
【0044】図4はこのような構成の第2の実施の形態
に係るリーダ部50の上視図であり、図5はその断面図
である。なお、図4及び図5において、図2及び図3と
同一符号は同一又は相当部分を示している。
【0045】図4及び図5において、72は第1走査部
50Aの第1ミラー台51の上面に複数設けられた偏向
手段であるフィンであり、このフィン72は中央域から
外方へ向かうにしたがって矢印Aで示す走査方向に対し
て角度を持つように配置されている。
【0046】これにより、第1ミラー台51が、同図の
実線で示すホームポジションに位置しているとき、冷却
ファン61a,61bから冷却風はフィン72に沿って
流れた後、中央部のフィン72を通過した冷却風は走査
方向と逆方向に真直に、また両端部のフィン72を通過
した冷却風は走査方向と逆方向に拡がる方向に偏向され
て流れるようになる。これにより、冷却風が流れにくい
端部域C,Dの風量が増加し、冷却風の均一化をはかる
ことができる。
【0047】なお、既述したようにカバー部材39の上
面にフィン63を設けるようにした場合(図11参
照)、カバー部材39は第1ミラー台51の移動領域で
あるため効果のある形状がとりにくく、また効果のある
形状を取った場合には装置本体50aの高さが高くなる
こととなる。
【0048】一方、本実施の形態のようにフィン72を
第1台52の上面に設けるようにすれば、装置本体50
aの高さを高くすることなく、冷却風を偏向することが
できる。
【0049】なお、読取走査がすすみ第1ミラー台51
が、同図の一点鎖線で示すホームポジションから離れた
位置に移動した場合でも、冷却風はフィン72によって
走査方向と逆方向に拡がる方向に偏向され、均一化され
る。このように走査光学系が移動しても均一な冷却風が
得られる。
【0050】さらに、既述した第1及び第2の実施の形
態において、フィン71,72の上面71a、72a
(図3及び図5参照)を、原稿台ガラス31に近づける
ようにすれば、偏向効果をさらに高めることができる。
【0051】ところで、既述した第1及び第2の実施の
形態においては、冷却風を走査方向、又は走査方向と逆
方向に流す場合について述べてきたが、本発明はこれに
限らず、冷却風を光学系走査方向と直交する方向に流す
ようにしてもよい。
【0052】次に、このような本発明の第3の実施の形
態について説明する。
【0053】図6は、このような構成の第3の実施の形
態に係るリーダ部50の上視図であり、図7はその断面
図である。なお、図6及び図7において、図2及び図3
と同一符号は同一又は相当部分を示している。
【0054】図6及び図7において、62はリーダ部5
0の走査方向と直交する位置であるリーダ部奥側に配さ
れた冷却ファン、73、74は第1ミラー台51及び第
2ミラー台52の上面にそれぞれ配された複数のフィン
である。
【0055】ここで、この第1ミラー台51に配された
フィン73は、奥側から前方に向かうにしたがって矢印
Aに示す走査方向との角度が小さくなるように設定され
ている。そして、このようにフィン73を設定すること
により、前方のフィン73に十分冷却風を当てることが
できるようになっている。なお、このフィン73は奥側
からの冷却風をホームポジション側へ向うように偏向す
るものである。
【0056】一方、第2ミラー台52に配されたフィン
74は、奥側から前方に向うにしたがって長さが長くな
るように、かつ間隔が広くなるように設定している。そ
して、このようにフィン74を設定することにより、前
方に流れる冷却風の量を多くすることがきるようになっ
ている。なお、このフィン74は奥側からの冷却風をホ
ームポジションとは反対の方向に向うように偏向するも
のである。
【0057】そして、第1走査部50A及び第2走査部
50Bが、ホームポジション側にあるとき奥側から前方
へ流れる冷却風は、第1ミラー台51のフィン73によ
りホームポジション方向へ偏向され、ホームポジション
側の前側端部に流れ込み、冷却を行うようになってい
る。なお、ホームポジション側の後側端部は、冷却ファ
ン62に近いためフィン73によらなくとも冷却風が流
れ込み、冷却が行われる。
【0058】また、第1走査部50A及び第2走査部5
0Bが、同図の一点鎖線で示すホームポジションから離
れた位置に移動した場合は、冷却風は第2ミラー台52
のフィン74によりホームポジションの反対方向へ偏向
され、ホームポジション反対側の前側端部に流れ込み、
冷却を行うようになっている。なお、ホームポジション
反対側の後側端部は、冷却ファン62に近いためフィン
74によらなくとも冷却風が流れ込み、冷却が行われ
る。
【0059】さらに、第1ミラー台51、第2ミラー台
52が共に中央部の領域にある場合は、第1ミラー台5
1のフィン73は第2ミラー台52の方向へ、第2ミラ
ー台52のフィン74は第1ミラー台51の方向へ冷却
風をそれぞれ偏向し、読取り直後の照明ランプ32によ
って最も昇温する領域を、効率よく冷却することができ
る。
【0060】なお、これまで述べた第1〜第3の実施の
形態においては、フィン71,72,73,74による
偏向の方向は前後方向又は左右方向(上視図において)
であるが、本発明はこれに限られるものではなく上下方
向の偏向であってもよい。
【0061】また、これまで述べた第1〜第3の実施の
形態においては、フィン71,72,73,74は、そ
れぞれモールド材質又は板金等によってそれぞれのミラ
ー台51,52に固着されており、光学系走査に影響し
ない重量の範囲内において付加されている。
【0062】ところで、フィン71,72,73,74
を冷却風によって角度が変らない程度の剛性をもった可
撓性部材、例えば0.5mm〜1mm程度の厚さのPE
Tシートや、0.1〜0.5mm程度の厚さの板バネで
作成し、ミラー台51,52が走査端部に到達した際、
左右ステー等の押圧部材によって押圧収納されるように
構成してもよい。
【0063】次に、このような本発明の第4の実施の形
態について説明する。
【0064】図8は、このような構成の第4の実施の形
態に係るリーダ部50の上視図であり、図9はその断面
図である。なお、図8及び図9において、図2及び図3
と同一符号は同一又は相当部分を示している。
【0065】図8及び図9において、75は左ステーで
あり、この左ステー75は、ホームポジションに第1走
査部50A及び第2走査部50Bが位置している時は、
第2ミラー台52より突出しているフィン74の端部と
当接し、このフィン74を撓ませて第2ミラー台上に収
納するようにしている。
【0066】そして、このようにフィン74を撓ませて
収納状態とすることにより、装置本体5aの、フィン7
4の端部のためのスペースが不要となり、装置本体5a
の走査方向の長さを短くすることができると共に、フィ
ン74を大きくすることが可能となり、偏向効率を高く
することができる。なお、この撓んだフィン74の端部
は、第2ミラー台52が走査方向に移動し、左ステー7
5の押圧がとかれると撓みがなくなり機能状態となる。
【0067】一方、76は右ステーであり、この右ステ
ー75は、図8の一点鎖線で示す位置に第1走査部50
A及び第2走査部50Bが位置している時は、第1ミラ
ー台51のフィン73の端部と当接し、このフィン73
を撓ませて第1ミラー台上に収納するようにしている。
【0068】そして、このようにフィン73を撓ませる
ことにより、装置本体5aの、フィン73の端部のため
のスペースが不要となる。なお、この撓んだフィン73
の端部は第1ミラー台51がホームポジション側に移動
し、右ステー76の押圧がとかれると撓みがなくなり機
能状態となる。
【0069】ここで、フィン73,74の左右ステー7
5,76への当接押圧は読取り時のショックを考慮して
画像読取り領域以外のところで行うようにすることが好
ましい。
【0070】なお、本実施の形態においては、可撓性部
材にて形成されたフィン73,74を撓ませてフィン7
3,74の端部のためのスペースが不要となるようにし
たが、本発明はこれに限らず、フィン73,74を剛性
のある材質にて形成すると共に、ミラー台51,52に
対し回転自在に支持する一方、バネ等により機能位置に
付勢して左右ステー75,76に当接押圧することで収
納位置をとるように構成してもよい。又、カム、リンク
機構を用いて走査光学系の走査運動に応じてフィン7
3,74が機能位置、収納位置をとるように構成しても
よい。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、本
体内部を冷却する送風冷却手段からの冷却風を走査光学
系の上面に設けられた偏向手段によって偏向することに
より、装置内部を均一に冷却することができ、冷却効果
を高めることができる。これにより、送風冷却手段の大
型化、個数増加などのコストアップ、騒音の増大、電力
消費量増加、装置の大型化を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
を適用したフルカラー画像形成装置の断面図。
【図2】上記画像読取り装置の上視図。
【図3】上記画像読取り装置の概略を示す断面図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る画像読取り装
置の上視図。
【図5】上記画像読取り装置の概略を示す断面図。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る画像読取り装
置の上視図。
【図7】上記画像読取り装置の概略を示す断面図。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る画像読取り装
置の上視図。
【図9】上記画像読取り装置の概略を示す断面図。
【図10】従来の画像読取り装置の上視図。
【図11】従来の画像読取り装置の概略を示す断面図。
【符号の説明】
31 原稿台ガラス 32 照明ランプ 34 CCDセンサ 35 第1ミラー 36 第2ミラー 37 第3ミラー 50,150 画像読取装置 50A 第1走査部 50B 第2走査部 50,150a 装置本体 51 第1ミラー台 52 第2ミラー台 61a,61b,62冷却ファン 71,72,73,74フィン(偏向手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の上面に設けられたシート載置台に
    シートを載置する一方、前記シートの下方に配された走
    査光学系を走査させて該シートの画像を読み取る画像読
    取装置において、 前記本体内部を冷却する送風冷却手段と、 前記送風冷却手段からの冷却風の方向を偏向するよう前
    記走査光学系の上面に設けられた偏向手段と、 を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記走査光学系は、光源と、前記シート
    から反射した前記光源からの光を反射させるミラーと、
    前記光源及びミラーを保持するミラー台とを備えた第1
    走査部と、前記第1走査部からの反射光を読み取り素子
    に反射するミラーと、該ミラーを保持するミラー台とを
    備えた第2走査部とを有し、前記偏向手段を少なくとも
    前記第1走査部のミラー台又は第2走査部のミラー台の
    上面に設けたことを特徴とする請求項1記載の画像読取
    装置。
  3. 【請求項3】 前記送風冷却手段は冷却風を前記走査光
    学系の走査方向、又は前記走査方向と逆方向に送風する
    一方、前記偏向手段は前記送風冷却手段からの冷却風の
    一部を前記走査方向、又は前記走査方向と逆方向に拡が
    る方向に偏向することを特徴とする請求項1又は2記載
    の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記送風冷却手段は冷却風を前記走査光
    学系の走査方向と直交する方向に送風する一方、前記偏
    向手段は前記送風冷却手段からの冷却風の一部を前記走
    査方向と直交する方向に拡がる方向に偏向することを特
    徴とする請求項1又は2記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記偏向手段は、前記走査光学系が走査
    開始位置にあるとき、該走査光学系の上面より外方に突
    出しないように構成されていることを特徴とする請求項
    1乃至4のいずれかに記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記偏向手段を可撓性部材にて形成し、
    前記走査光学系が走査開始位置にあるとき、該偏向手段
    の端部が前記本体の壁面に当接して該走査光学系の上面
    側に撓むようになっていることを特徴とする請求項5記
    載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】 前記偏向手段は、前記走査光学系が走査
    開始位置にあるとき、該偏向手段の端部が機械的に該走
    査光学系の上面に移動するようになっていることを特徴
    とする請求項5記載の画像読取装置。
  8. 【請求項8】 前記偏向手段は、前記シート載置台の近
    くまで達する高さを有することを特徴とする請求項1乃
    至7のいずれかに記載の画像読取装置。
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