JPH11194550A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11194550A
JPH11194550A JP9352844A JP35284497A JPH11194550A JP H11194550 A JPH11194550 A JP H11194550A JP 9352844 A JP9352844 A JP 9352844A JP 35284497 A JP35284497 A JP 35284497A JP H11194550 A JPH11194550 A JP H11194550A
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JP
Japan
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toner
image forming
image
developing
sensor
Prior art date
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JP9352844A
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English (en)
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Makoto Hasegawa
真 長谷川
Atsuya Oojiya
篤哉 大慈彌
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、装置の使い方によっては適切なト
ナー濃度制御を行えないという課題を解決しようとする
ものである。 【解決手段】 この発明は、像担持体1上の非画像領域
にトナー付着パターンを形成し、このトナー付着パター
ンの濃度を光学センサ10によって検出し、その検出結
果に応じて画像濃度制御を行う画像形成装置において、
前記トナー付着パターンの作像条件を画像形成装置本体
の稼動状態に応じて切り換える作像条件切り換え手段2
1〜24を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、プリンタ、
ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電
子写真方式の画像形成装置は、感光体からなる像担持体
を帯電器により均一に帯電させて露光装置による露光で
静電潜像を形成し、この静電潜像を現像器により現像し
て転写手段により紙などに転写している。この画像形成
装置においては、像担持体上の非画像領域にトナー付着
パターンを形成し、このトナー付着パターンの濃度を光
反射型フォトセンサによって検出し、その検出結果に応
じてトナー補給装置から現像器へのトナー補給を制御す
るトナー濃度制御方式が従来から一般に利用されてい
る。
【0003】このトナー濃度制御方式においては、光反
射型フォトセンサの出力値のうち、像担持体上のトナー
付着パターンに対する光反射型フォトセンサの出力値を
Vsp、像担持体上のトナー非付着部に対する光反射型
フォトセンサの出力値をVsgとすると、通常はVsp
/Vsgが一定になるようにトナー補給制御を行う。ト
ナー付着パターンのトナー付着量が少なくなると、Vs
p/Vsgが上昇し、現像器内の現像剤のトナー濃度が
低いと判断されてトナー補給装置から現像器へトナー補
給が行われることでトナー濃度が制御される。
【0004】ところで、現像器内の現像剤の物性(トナ
ー帯電量など)の経時変化によって現像能力が変化する
ため、例えば、経時的に現像能力が低下していく現像剤
においては、上記光反射型フォトセンサを用いてトナー
濃度制御を行う場合、像担持体上に作像するトナー付着
パターンは、その作像条件が同じであっても、現像能力
の低下に伴いトナー付着量が低下する。
【0005】その結果、Vsp/Vsgが上昇し、トナ
ー濃度が低いと判断されてトナー補給動作が実行され
る。つまり、トナー濃度を上昇させることで、現像能力
を一定に維持しようとする。このようなトナー濃度制御
を行った場合、現像剤の物性変化に伴う現像能力変化の
程度によっては、トナー濃度が上がり過ぎることにより
トナー飛散や地肌汚れの不具合が発生する。この不具合
に対する対策としては、従来は、画像形成枚数に応じて
上記トナー付着パターンの作像条件を切り換えたり上記
トナー付着パターンに対する光反射型フォトセンサの出
力値を補正したりすることなどが行われている。
【0006】特開平8ー334964号公報には、感光
体上に静電潜像を形成する静電潜像形成部と、感光体上
に形成された静電潜像にトナーを付着する現像器と、現
像器に標準値の現像バイアス電位を印加するバイアス印
加手段と、現像器にトナーを補給するトナーホッパー
と、所定のタイミングで、感光体上に静電潜像形成手段
により基準パターンの静電潜像を形成させ、当該形成さ
れた静電潜像に現像器によりトナーを付着させる第1制
御手段と、感光体表面に付着したトナーの量を検出する
AIDCセンサと、第1制御手段による制御により感光
体表面に付着したトナーの量をAIDCセンサにより検
出し、検出したトナーの付着量が所定の基準範囲外にあ
る場合に、トナー付着量が上記所定の基準範囲内の値と
なるように、バイアス印加手段が現像器に印加する現像
バイアス電位の値を変更する第2制御手段と、第2制御
手段により現像器に印加する現像バイアス電位が変更さ
れた場合に、当該変更された現像バイアス電位の値を段
階的に標準値に戻すと共に、感光体表面に付着するトナ
ーの量が上記所定の範囲内の値となるように、トナーホ
ッパーによる現像器へのトナーの補給量を制御する第3
制御手段とを備えることを特徴とする画像形成装置が記
載されている。
【0007】特開平9ー179356号公報には、像担
持体に潜像を形成する潜像形成手段と、この潜像形成手
段により像担持体に形成された潜像を現像する現像手段
と、この現像手段の現像剤の状態をモニタするモニタ手
段と、被転写体を案内するとともに、上記現像手段によ
り現像された潜像を被転写体に転写する転写手段と、上
記潜像形成手段により潜像が形成された回数を計数する
計数手段と、この計数手段により計数された上記潜像形
成手段による潜像の形成回数が所定回数に達した時点
で、上記モニタ手段からの出力値を補正する補正手段と
を有する画像形成装置が記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記対策では、画像形
成枚数に応じて上記トナー付着パターンの作像条件を切
り換えたり上記トナー付着パターンに対する光反射型フ
ォトセンサの出力値を補正したりすることなどが行われ
るが、現像剤の劣化は現像剤の撹拌時間と相関があるの
で、画像形成のデューティ比や紙サイズなどが異なるこ
とによって現像駆動時間が異なるため、画像形成枚数に
よりトナー付着パターンの作像条件切り換えやトナー付
着パターンに対する光反射型フォトセンサの出力補正を
行っても、装置の使い方によってトナー付着パターンの
作像条件切り換え時期などが安定せず、適切なトナー濃
度制御を行えない。
【0009】本発明は、現像剤の物性変化に応じて適切
な画像濃度制御を行うことができて画像品質を安定的に
維持させることができる画像形成装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、像担持体上の非画像領域に
トナー付着パターンを形成し、このトナー付着パターン
の濃度を光学センサによって検出し、その検出結果に応
じて画像濃度制御を行う画像形成装置において、前記ト
ナー付着パターンの作像条件を画像形成装置本体の稼動
状態に応じて切り換える作像条件切り換え手段を備えた
ものである。
【0011】請求項2に係る発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記作像条件切り換え手段は現像
駆動時間に応じて前記トナー付着パターンの作像条件を
切り換えるものである。
【0012】請求項3に係る発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記作像条件切り換え手段は前記
トナー付着パターンの作像条件を複数回に分けて段階的
に切り換えるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態の作像
系を示す。この実施形態は複写機からなる画像形成装置
の一実施形態である。図1において、1は感光体からな
る像担持体の一例である感光体ドラムであり、その周囲
には、除電ランプからなる除電手段2、帯電チャージャ
からなる帯電器3、感光体ドラム1に光4を照射する露
光装置、イレーサ5、電位センサ6、現像装置7、転写
前除電ランプ8、転写手段及び搬送手段を兼ねた転写搬
送装置9、反射型フォトセンサからなる光学センサ1
0、クリーニング装置11等が配置されている。
【0014】また、この実施形態における画像形成装置
本体は、上記構成要素1〜11等の他に、転写紙からな
る転写材を供給する給紙装置や、転写紙を搬送する搬送
系、定着装置などを有し、原稿搬送装置やソータなどの
周辺機が選択的に取り付けられる。現像装置7は現像器
12及びトナー補給装置13からなり、現像器12は現
像容器14内に現像ローラ15、16や図示しない撹拌
器などが設けられているとともに、トナーとキャリアか
らなる2成分現像剤が現像容器14内に収容されてい
る。
【0015】トナー補給装置13は、トナーを収容した
トナー容器17と、このトナー容器17内のトナーを現
像器12に補給するトナー補給部18を有する。現像ロ
ーラ15、16は現像バイアス電源19から現像バイア
ス電圧が印加され、撹拌器及び現像ローラ15、16は
感光体ドラム1上の静電潜像を現像する現像時に現像モ
ータにより回転駆動されて現像容器14内の現像剤を搬
送して循環させる。
【0016】現像容器14内の現像剤はトナー補給装置
13から補給されたトナーとともに撹拌器により撹拌さ
れて現像ローラ15、16へ搬送され、現像ローラ1
5、16は現像剤を磁気的に吸引して回転に伴って搬送
する。現像ローラ15、16上の現像剤は、図示しない
規制部材により一定の量に規制され、感光体ドラム1と
現像ローラ15、16との間の現像領域を通過する際に
感光体ドラム1上の静電潜像を現像する。
【0017】また、現像容器14内の現像剤のトナー濃
度がトナー濃度センサ20により測定される。転写搬送
装置9はローラ26、27に張架された転写ベルト28
を有し、この転写ベルト28は画像形成時に接離手段に
より感光体ドラム1に当接されて画像形成時以外は接離
手段により感光体ドラム1から離される。転写ベルト2
8は、図示しない転写電源から電極を介して裏面に転写
バイアスが印加され、給紙装置から給送されてきた転写
紙を静電的に吸着して搬送するとともに、感光体ドラム
1上のトナー像を転写紙に転写させる。
【0018】CPU21、ROM22、RAM23及び
I/O24からなるマイクロコンピュータは本実施形態
の所定部分を制御する制御手段を構成する。CPU21
は、ROM22内の制御プログラムに従ってRAM23
を使いながら電位センサ6、反射型フォトセンサ10、
トナー濃度センサ20などの出力値をI/O24を介し
て取り込み、帯電器3を駆動する電源25、トナー補給
部18、現像バイアス電源19などをI/O24を介し
て制御する。
【0019】画像形成動作の開始を指示するためのコピ
ースイッチからなる指示手段がオンされて画像形成動作
が開始されると、まず、感光体ドラム1がメインモータ
からなる駆動部により回転駆動されて感光体ドラム1の
表面が帯電器3によって所定の電位に均一に帯電され、
露光装置からの照射光4により露光されて静電潜像が形
成される。
【0020】そして、感光体ドラム1上の不要部分の電
荷がイレーサ5により消去され、感光体ドラム1上の静
電潜像は現像装置7により現像されてトナーが付着する
ことによりトナー像となる。給紙装置から給紙された転
写紙は、転写ベルト28により搬送されるとともに感光
体ドラム1上のトナー像が転写され、定着装置によりト
ナー像が定着されて画像形成装置本体の排紙部へ搬送さ
れる。感光体ドラム1上に残留したトナーはクリーニン
グ装置11により除去され、感光体ドラム1上に残留し
た静電潜像が除電ランプ2により消去されて感光体ドラ
ム1が初期状態に戻される。
【0021】次に、本実施形態のトナー濃度制御動作に
ついて説明する。以下の説明では、反射型フォトセンサ
10をPセンサ、トナー濃度センサ20をTセンサとい
う。また、感光体ドラム1上のトナー付着パターン部の
反射光量に対するPセンサ10の出力値をVsp、感光
体ドラム1上のトナー付着パターン部以外の地肌部の反
射光量に対するPセンサ10の出力値をVsgとし、T
センサ20の出力値をVtとし、トナー補給制御の制御
基準値をVrefとする。
【0022】図2は本実施形態の動作フローを示す。ま
ず、CPU21は、画像形成装置本体の電源投入と共
に、定着装置の定着温度を検出する温度検出センサの出
力値から定着装置の定着温度が100℃以下であるか否
かを判断し、定着温度が100℃以下である場合にはP
センサ校正を実行する。ここでは、CPU21は、電源
電圧5Vを用いてPセンサ10を作動させ、パルス幅変
調(PWM)制御によってPセンサ10の発光光量を変
化させてVsg(初期値)を4.0Vに調整する。この
時のPWM制御値は、次のPセンサ校正を実行するまで
本体制御部に記憶される。
【0023】Pセンサ10が転写工程の下流側に配置さ
れているため、ここでは画像形成動作終了後に転写ベル
ト28が感光体ドラム1から離れている間にPセンサ検
知モードでトナー付着パターン(以下Pセンサパターン
という)の作像及びその電位、濃度の検出が行われる。
【0024】Pセンサ検知モードになると、メインモー
タ、帯電チャージャ3、イレーサ5等がオンして感光体
ドラム1上にPセンサパターンの静電潜像が形成される
(ステップS9参照)。この場合、CPU21は電源2
5から帯電チャージャ3のグリッドへのグッド電圧を予
め設定された値に切り換え(ステップS8参照)、感光
体ドラム1は帯電チャージャ3により予め設定された電
位に均一に帯電される。
【0025】また、露光装置は感光体ドラム1にPセン
サパターンの露光を行い、感光体ドラム1上にPセンサ
パターンの静電潜像が形成される。このPセンサパター
ンの静電潜像の電位は電位センサ6により測定され、こ
の電位センサ6の出力値VpがI/O24を介してCP
U21に入力される。CPU21は、電位センサ6の出
力値Vpと、現像バイアス電源19から現像ローラ1
5、16への現像バイアス電圧Vbpより現像ポテンシ
ャル(Vp−Vbp)を求め、ステップS10〜S18
で現像バイアス電源19を制御して現像ポテンシャル
(Vp−Vbp)が後述する値に切り換えられるように
現像バイアス電圧Vbpを決定する。
【0026】そして、現像モータ、現像バイアス電源1
9から現像ローラ15、16への現像バイアス電圧Vb
pがオンされ、Pセンサパターンの静電潜像は現像器1
2により現像されてPセンサパターンのトナー像となる
(ステップS19参照)。このPセンサパターンのトナ
ー像のトナー付着量はPセンサ10により測定され、P
センサ10の出力値VspがI/O24を介してCPU
21に入力される(ステップS20参照)。
【0027】一方、感光体ドラム1上のトナー非付着部
(地肌部)の反射光量を精度良く測定するため、Pセン
サ10は、感光体ドラム1上の地肌部にトナーがほとん
ど付着しない領域、すなわち、現像器12が現像モータ
で駆動されていない時にオフ状態の現像器12を通過し
た感光体ドラム1上の地肌部(現像オフ領域)の反射光
量を測定する。具体的には、画像形成動作終了時に現像
モータによる現像器12の回転駆動が停止した後でメイ
ンモータによる感光体ドラム1の駆動が停止することに
より、感光体ドラム1上に現像オフ領域が作られ、次の
画像形成動作開始時に感光体ドラム1上の現像オフ領域
の反射光量がPセンサ10により測定される。このPセ
ンサ10の出力値VsgはI/O24を介してCPU2
1に入力される(ステップS1参照)。
【0028】CPU21は、上記Vsp、Vsgの比率
Vsp/Vsgを求め、このVsp/Vsgより予め設
定されたルールに基づいてVrefを決定する。例え
ば、CPU21は、Vsp/Vsgが0.1より大きけ
ればトナー補給の制御基準値Vref1を下げ、Vsp
/Vsgが0.1以下であればVref1を上げ、その
下げ又は上げたVref1をVref2としてメモリに
格納する(ステップS21〜S24参照)。
【0029】そして、CPU21は、現像モータにより
現像器12を回転駆動する時には、常時現像器12内の
現像剤のトナー濃度を測定しているTセンサ20の出力
値VtをI/O24を介して取り込み(ステップS3参
照)、このVtと、上記Vref2としてメモリに格納
したVref1との差分でトナー補給量を決定する。す
なわち、CPU21は、VtがVref1より小さけれ
ばトナー補給部18をオフさせ、VtがVref1以上
であればトナー補給部18をオンさせてトナー容器17
内のトナーを現像器12に補給させる(ステップS4〜
S6参照)。
【0030】ここに、Pセンサ10が感光体ドラム1上
のトナー付着部の反射光量を検出するため、感光体ドラ
ム1上のトナー付着部のトナー付着量が少ない(現像剤
のトナー濃度が低い)ほどトナー付着部の反射光量が増
えてVspが高くなる。CPU21は、Vsg=4.0
vに対して、Vsp=0.4v、すなわち、Vsp/V
sg=1/10となるようにトナー補給を制御してお
り、Vsp/Vsgが高くなるほどトナー濃度が低いと
判断してトナー濃度が高くなるようにVref1を変更
する。
【0031】また、コピースイッチがオンされた場合、
画像形成動作(コピー)が上述のように行われ、この画
像形成ジョブ(コピージョブ)は設定枚数分だけ繰り返
して行われると終了する(ステップS2、S7参照)。
本実施形態で使用する現像剤の経時的な物性変化に伴っ
て変化する現像能力は、新品の現像剤を現像器12に充
填して画像形成動作を開始してから初期的に低下してい
き、下側のピークに達すると今度は徐々に上昇し安定す
る。
【0032】つまり、現像剤を使い始めた初期には、一
時的に現像能力の低下を補うために、Pセンサ10の出
力値によるトナー補給制御でトナー濃度を上昇させるこ
とになる。従って、現像能力の安定した状態でトナー濃
度制御レベルを最適化すると、初期のトナー濃度上昇時
にはトナー飛散や地肌汚れが発生してしまう。そこで、
本実施形態では、トナー濃度制御レベルを現像剤の経時
的安定時に対して、現像剤の初期のみトナー濃度が低め
に制御されるようにトナー濃度制御レベルを変更する。
【0033】具体的には、本実施形態は、Pセンサパタ
ーンの作像条件、すなわち、現像ポテンシャル(Vp−
Vbp)を経時の340vに対して初期に380vと大
きく設定することで、感光体ドラム1上のPセンサパタ
ーン部のトナー付着量を増加させてトナー濃度が高目で
あると誤検知させ、結果的にトナー濃度を低目に制御す
る。そして、本実施形態は、経時的に現像能力が上昇し
た時点でトナー濃度制御レベルを元の目標値に自動的に
切り換える。
【0034】現像剤の現像能力変化は、現像剤の撹拌時
間と相関があることが実験的に分かっており、現像ポテ
ンシャル(Vp−Vbp)を変更するトリガーは、現像
剤の撹拌時間、すなわち、現像剤を使い始めてからの現
像駆動時間(現像器12を現像モータで駆動する時間)
としている。
【0035】また、初期の現像剤に対するトナー濃度制
御レベルは経時の現像剤に対するトナー濃度制御レベル
より約0.5wt%下げている。従って、上記トリガー
によって現像ポテンシャル(Vp−Vbp)が切り換わ
ることによりトナー濃度制御レベルが約0.5wt%上
昇することになる。このトナー濃度制御レベルの切り換
えを一度に実行した場合には、Pセンサ10及びTセン
サ20の出力値によるトナー補給制御で短期間にトナー
濃度を目標値にしようとするため、一時的に高いトナー
補給率でトナー補給が実行されてしまい、トナー飛散や
トナー補給時地肌汚れ、連続画像形成動作中の画像濃度
変動が発生してしまう。
【0036】そこで、本実施形態においては、現像ポテ
ンシャル(Vp−Vbp)切り換え方法を、現像ポテン
シャルの総切り換え量40vに対して10v単位で4段
階に分けて実施している。これによって、トナー濃度制
御レベルは僅かずつ変化していくので、トナー濃度制御
レベルを一度に切り換えた場合に発生する上記不具合を
抑えることができる。
【0037】図3は本実施形態の現像ポテンシャル(V
p−Vbp)切り換え条件を示す。この現像ポテンシャ
ル(Vp−Vbp)切り換えでは、CPU21は、現像
駆動時間(現像器12を現像モータで駆動する時間)T
dがTd<140分であれば現像ポテンシャル(Vp−
Vbp)を(Vp−Vbp)=380vに切り換え、T
d<140分でなくてTd<150分であれば(Vp−
Vbp)=370vに切り換え、Td<150分でなく
てTd<160分であれば(Vp−Vbp)=360v
に切り換え、Td<160分でなくてTd<170分で
あれば(Vp−Vbp)=350vに切り換え、Td<
170分でなければ(Vp−Vbp)=340vに切り
換える。
【0038】ところで、現像器12内に始めて新品の現
像剤を充填する場合、もしくは、現像器12内の現像剤
を新品と交換する場合には、新品の現像剤を充填した現
像器12を画像形成装置本体にセットした後に、現像器
12において現像剤を撹拌しトナーの帯電を立ち上げる
ための初期現像剤設定動作を実行する。CPU21は、
その時に現像駆動時間をリセットし、その後に現像駆動
時間を積算していく。
【0039】このように、この実施形態は、請求項1に
係る発明の一実施形態であって、像担持体としての感光
体ドラム1上の非画像領域(画像形成を行わない領域)
にトナー付着パターンを形成し、このトナー付着パター
ンの濃度を光学センサとしてのPセンサ10によって検
出し、その検出結果に応じて画像濃度制御を行う画像形
成装置において、前記トナー付着パターンの作像条件を
画像形成装置本体の稼動状態に応じて切り換える作像条
件切り換え手段としてのCPU21、ROM22、RA
M23及びI/O24を備えたので、現像能力の変化に
応じて適切な画像濃度制御を行うことができ、画像品質
を安定的に維持させることができる。
【0040】また、この実施形態は、請求項2に係る発
明の一実施形態であって、請求項1記載の画像形成装置
において、前記作像条件切り換え手段は現像駆動時間に
応じて前記トナー付着パターンの作像条件を切り換える
ので、現像剤の物性変化に伴う現像能力の経時変化に応
じた適切な画像濃度制御を行うことができ、画像品質を
安定的に維持させることができる。
【0041】また、この実施形態は、請求項3に係る発
明の一実施形態であって、請求項1記載の画像形成装置
において、前記作像条件切り換え手段は前記トナー付着
パターンの作像条件を複数回に分けて段階的に切り換え
るので、急激なトナー補給に伴うトナー飛散や地肌汚
れ、連続画像形成動作中の画像濃度変動等の不具合の発
生を防止することができる。
【0042】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、例えば現像ポテンシャル以外のトナー
付着パターン作像条件を現像駆動時間に応じて切り換え
るようにしてもよく、現像剤の撹拌時間を測定してトナ
ー付着パターン作像条件を現像剤撹拌時間に応じて切り
換えるようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、上記構成により、現像能力の変化に応じて適切な画
像濃度制御を行うことができ、画像品質を安定的に維持
させることができる。
【0044】請求項2に係る発明によれば、上記構成に
より、現像剤の物性変化に伴う現像能力の経時変化に応
じた適切な画像濃度制御を行うことができ、画像品質を
安定的に維持させることができる。
【0045】請求項3に係る発明によれば、上記構成に
より、急激なトナー補給に伴うトナー飛散や地肌汚れ、
連続画像形成動作中の画像濃度変動等の不具合の発生を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の作像系を示す図である。
【図2】同実施形態の動作フローを示す図である。
【図3】同実施形態の現像ポテンシャル(Vp−Vb
p)切り換え条件を示す図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 6 電位センサ 12 現像器 13 トナー補給装置 10 Pセンサ 19 現像バイアス電源 20 Tセンサ 21 CPU 22 ROM 23 RAM 24 I/O

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体上の非画像領域にトナー付着パタ
    ーンを形成し、このトナー付着パターンの濃度を光学セ
    ンサによって検出し、その検出結果に応じて画像濃度制
    御を行う画像形成装置において、前記トナー付着パター
    ンの作像条件を画像形成装置本体の稼動状態に応じて切
    り換える作像条件切り換え手段を備えたことを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記作像条件切り換え手段は現像駆動時間に応じて前記ト
    ナー付着パターンの作像条件を切り換えることを特徴と
    する画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記作像条件切り換え手段は前記トナー付着パターンの作
    像条件を複数回に分けて段階的に切り換えることを特徴
    とする画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003114549A (ja) * 2001-08-03 2003-04-18 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2010042636A (ja) * 2008-08-18 2010-02-25 Brother Ind Ltd ラベル作成装置

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