JPH11194112A - 酸素検出素子の温度制御装置の調整方法 - Google Patents
酸素検出素子の温度制御装置の調整方法Info
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- JPH11194112A JPH11194112A JP9368881A JP36888197A JPH11194112A JP H11194112 A JPH11194112 A JP H11194112A JP 9368881 A JP9368881 A JP 9368881A JP 36888197 A JP36888197 A JP 36888197A JP H11194112 A JPH11194112 A JP H11194112A
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Abstract
て、酸素検出素子の温度制御装置を正確に調整しようと
すると、ヒータの特性のデータ管理が煩雑となる等の課
題があった。 【解決手段】 ヒータに供給される現在の電力を電力表
示部で監視しながら、この現在の電力を目標電力に合わ
せるように、温度設定部を操作して目標温度を設定する
ように構成した。それ故、個々のヒータの特性に係わら
ず、一定条件(標準条件)下での電力と温度との関係を
用いるのみで、簡易にかつ適切に酸素検出素子の温度制
御装置を調整することができる。
Description
エンジンの空燃比制御や燃焼炉の制御等において用いら
れる酸素濃度を測定するための酸素検出素子の温度制御
装置の調整方法に係り、例えば、燃焼開始前の目標温度
設定の際に行われる酸素検出素子の温度制御装置の調整
方法に関するものである。
て用いられる従来の酸素検出素子の温度制御装置の構成
を示すブロック図、図5は酸素検出素子の温度と酸素検
出素子からの出力との間の概略の関係を示す特性図、図
6は同温度制御装置のヒータの温度とヒータの抵抗値と
の間の関係を示す特性図である。
からなる酸素検出素子、102a,102bは酸素検出
素子101の両面に取り付けられる電極、103は酸素
検出素子101を所定の高温状態(例えば750℃程
度)に保つためのヒータ、104は酸素検出素子101
の温度を検知するための温度センサ、105は温度セン
サ104から温度検知信号を受けて酸素検出素子101
の温度を表示する温度表示器、106は酸素検出素子1
01の目標温度を設定するための温度調整部、107は
温度調整部106において設定された目標温度に基づい
てヒータ103に供給される電力を調節する制御部であ
る。
101に安定した動作をさせるためには、酸素検出素子
101を所定の高温に維持する必要があるので、ヒータ
103によって酸素検出素子101を加熱する。図5に
示すように、酸素検出素子101からの出力は略740
℃以上の領域で出力が略一定となり、試料ガスの酸素濃
度に対応した安定した出力が得られることがわかる。但
し、酸素検出素子101の温度は必要以上に高くする
と、故障の原因となったり、寿命の低下を招くので、酸
素検出素子101の温度は略740℃から略820℃の
範囲に調整される。
まず、温度調整部106において調整して酸素検出素子
101の目標温度T0を設定する。ヒータ103に通電
した後、操作者は温度調整部106の調節ダイアルを回
しながら温度表示器105の表示を監視して、表示され
た温度が略目標温度T0近傍で安定するようにする。
置してから最初の運転時に行われ、また点検等で酸素検
出装置を交換した際には再調整が必要である。なぜなら
ば、同種のヒータであっても、温度対抵抗値の特性にば
らつきがあり、同じ制御を行った場合、温度対抵抗値特
性の違いのために安定する温度が異なってしまい、新た
な調整を必要とするためである。
る。ここで、例えば、酸素検出素子101の一方の電極
102a側を酸素濃度を測定したい試料ガスとしての排
気を通し、他方の電極102b側に酸素濃度が既知の比
較ガスとしての大気を通す。酸素検出素子101は排気
の酸素濃度に応じた検出信号を発生し、この検出信号を
取り出して、例えば、燃焼装置の燃焼炉の制御に用い
る。
御や燃焼炉の制御において、実際に用いられている酸素
検出素子の温度制御装置はコスト高になる問題から温度
センサを備えていないものが多く、現実的に適用が不可
能であり、また酸素検出素子が燃焼装置に実装されてい
る状態で温度センサを挿入できる構造になっていたとし
ても、点検などで燃料装置の取付いている現場で作業す
る必要がある時などは、作業者が温度測定装置を持ち歩
くことになり不便である。
温度と抵抗値との関係を予め測定しておき、この温度と
抵抗値の関係に合わせて、温度制御装置の目標抵抗値の
設定を変えることで目標温度の設定を行う方法が提案さ
れた。
(ヒータの抵抗値により温度制御を行う)温度制御装置
の調整方法は以上のように構成されていたので、酸素濃
度の測定精度を維持するために、例えば、上述したヒー
タの温度−抵抗特性のばらつきを考慮して調整しようと
すると、個々のヒータの温度−抵抗特性を予め測定し入
手しておかなければならず、手間がかかるほか、データ
の管理も煩雑となる等の課題があった。
めになされたもので、温度センサを用いずに酸素検出素
子の温度制御装置の調整を可能とすることを目的とす
る。
素子の温度制御装置の調整方法は、既知の熱的環境にあ
る特定の条件で酸素検出素子を加熱するためのヒータに
電力を供給し、ヒータに供給される電力を検出し、検出
された電力に基づいて、ヒータに供給される電力がある
べきヒータの温度に対応する所定の範囲内の値となるよ
うに調整するものである。
置の調整方法は、電圧検出手段によってヒータに印加さ
れる電圧を検出し、電流検出手段によってヒータに流れ
る電流を検出し、電力検出手段によってヒータに供給さ
れる電力を演算し、温度設定手段によって目標温度に対
応する設定信号を出力し、制御手段によって前記電圧ま
たは電流を調整する一方、監視手段によって、電力検出
手段によって演算された電力を監視し、ヒータに供給さ
れる電力が目標電力に略一致するように温度設定手段を
操作して、温度設定手段から目標温度に対応する設定信
号が出力されるように調整するものである。
置の調整方法は、少なくとも試料気体の流量と温度およ
び酸素検出素子の周囲の温度が所定の値である特定の条
件の下で、監視手段によって、電力検出手段によって演
算された電力を監視し、ヒータに供給される電力が、予
め特定の条件の下で求められた電力と酸素検出素子の温
度との間の関係から得られる目標温度に対応する目標電
力に略一致するように温度設定手段を操作して、温度設
定手段から目標温度に対応する設定信号が出力されるよ
うに操作することによって、温度調整を行うものであ
る。
置の調整方法は、監視手段は、電力検出手段によって演
算された電力を表示する電力表示手段であって、表示さ
れる電力が目標電力に略一致するように温度設定手段を
操作するものである。
置の調整方法は、監視手段は、電力検出手段から出力さ
れた電力検出信号を受け取り、ヒータに供給される電力
が目標電力に略一致するように操作信号を温度設定手段
へ送出して、温度設定手段から目標温度が得られる設定
信号が出力されるように制御するものである。
置の調整方法は、電力検出手段は、電圧検出手段によっ
て検出された電圧と第1の定数との積、及び電流検出手
段によって検出された電流と第2の定数との積の和を算
出することによって近似された電力を得、該近似された
電力に対応した電力検出信号を出力するものである。
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係る酸
素検出装置の構成を示すブロック図、図2は同酸素検出
装置が適用された燃焼装置の構成を示す模式図である。
図1において、1は燃焼装置の制御に用いられる酸素検
出装置、11は例えば、ZrO2 にCaOやY2 O3 等
を固溶させて作成されたジルコニア素子からなる酸素検
出素子、12a,12bは酸素検出素子11の両面に取
り付けられ酸素検出素子11に所定の電圧を印加するた
めの電極、13は酸素検出素子11を所定の高温状態
(例えば750℃程度)に保つためのヒータ、14は酸
素検出素子11からの出力を増幅した後、酸素濃度をデ
ジタル表示する表示装置、15はヒータ13に印加され
る電圧を検出し、電圧検出信号を出力する電圧検出部
(電圧検出手段)、16はヒータ13に流れる電流を検
出し、電流検出信号を出力する電流検出部(電流検出手
段)、17は電圧検出部15から出力された電流検出信
号と、電流検出部16から出力されたに電流検出信号と
に基づいてヒータ13に供給される電力を演算し、電力
信号を出力する電力演算部(電力検出手段)、18は電
力演算部17によって演算された電力を表示する電力表
示部(監視手段、電力表示手段)、19は酸素検出素子
11の目標温度を設定し、設定信号を出力する温度設定
部(温度設定手段)、20は電圧検出部15から出力さ
れた電圧検出信号と、電流検出部16から出力された電
流検出信号に基づきヒータの抵抗値を演算し、ヒータの
抵抗値からヒータの温度を演算し、温度設定部19から
出力された設定信号と比較して、酸素検出素子11の温
度が目標温度に一致するように、ヒータ13に印加され
る電圧またはヒータ13に流れる電流を制御する制御部
(制御手段)である。
a,12b、ヒータ13から構成されるセンサ部、1B
は電圧検出部15、電流検出部16、電力演算部17、
電力表示部18、温度設定部19、制御部20から構成
されるセンサコントローラ部であり、この実施の形態1
に係る酸素検出素子の温度制御装置は、ヒータ13とセ
ンサコントローラ部1Bとから構成されている。ここ
で、センサ部1Aからは検出信号が表示装置14と同時
に後述するバーナコントローラへも送出され、空燃比
(空気比)等の制御のために用いられる。
は、予め求められた、少なくとも排気の流量、並びに酸
素検出素子11及びヒータ13の周囲の温度が所定の値
である特定の条件(例えば、排気なしで、センサ部1A
が一定の温度の外気に晒されている場合)下におけるヒ
ータ13に供給される電力Wと酸素検出素子11の温度
Tとの間の関係に基づいて、ヒータの温度−抵抗特性に
係わらず、酸素検出素子11の温度として読み取られ
る。
される電力Wとヒータ13の温度THとの関係はヒータ
の温度−抵抗特性に係わらず所定の関係にあり、かつ、
ヒータ13の温度THと酸素検出素子11の温度Tとの
間には比例関係が成り立っているとみなせるので、ヒー
タ13に供給される電力Wと酸素検出素子11の温度T
とは簡単な関係式によって関係付けられる。また、温度
設定部19は、例えば、図示せぬ可変抵抗器を備え、目
標温度T0に対応した設定信号を制御部20に与える。
の両端間の電圧Vとヒータに流れる電流Iとを用いて、
式(1)によって求めることができる。 W=V・I …(1)
がおおよそ適温で一定し、電圧V及び電流Iの値が比較
的安定していて、許容範囲内で変動しているような場合
は、式(2)に示すように、電力Wを電圧Vと電流Iと
の和から近似的に求めることができる。 W=K1V+K2I C=K1・K2 …(2)
ータ13の特性によって定まる回路定数であり、センサ
コントローラ部1Bを構成する抵抗等の回路素子の値は
これらの定数K1,K2の値に応じて予め設定される。
電力演算部17においては、式(2)によってヒータ1
3に供給される電力Wが演算され、この電力値に対応し
た電力信号を電力表示部18に与える。
炉、32はバーナ、33は燃焼装置3の各部を制御する
ための制御盤、34は同図において矢印S3に示す方向
へ空気を送風するためのブロワ、35は空気の通流経路
上に設けられその流量を調節するためのバタフライ弁、
36は同図において矢印S4に示す方向へ供給される燃
料ガスの通流経路上に設けられその流量を調節するため
のバタフライ弁、37は安全遮断弁、38はコック、3
9はバタフライ弁35,36を制御するコントロールモ
ータである。また、制御盤33はセンサコントローラ部
1B、バーナコントローラ331、燃焼量を調節するた
めの調節計332を備えている。
コントローラ331の電源スイッチをONとする。そし
て、電力−温度特性を得たのと略同一の特定の条件下
で、例えば、排気が排出されていない状態及び所定の外
気温度で、燃焼装置3の燃焼を開始する前に、温度設定
部19において調節して酸素検出素子11の目標温度T
0を設定する。
定部19の図示せぬ可変抵抗器を調節しながら電力表示
部18の表示を監視して、表示された電力が略目標温度
T0に対応する目標電力W0近傍で安定するように調整
する。
6に示すように、略比例の関係があるが、例えば、ヒー
タによってこの特性にばらつきがあっても(すなわち、
直線の傾きがヒータによって異なっても)、上記特定の
条件下ではヒータの温度THに対応する酸素検出素子1
1の温度Tと電力Wとは1対1に対応し、目標電力W0
を維持するように調整することによって一意的に目標温
度T0が定まることとなる。
子11の温度Tが所定の目標温度T0で安定したら、燃
焼開始スイッチを押下して燃焼炉31において燃焼を開
始させる。また、一度調整が行われれば、二度目からは
調整の必要はなく、温度制御装置により任意の条件下で
も酸素検出素子は一定温度に制御される。
の一方の電極12a側には矢印S1の示す方向に酸素濃
度を測定したい試料ガスとしての排気を通し、他方の電
極12b側には矢印S2の示す方向に酸素濃度が既知の
比較ガスとしての大気を通す。酸素検出素子11は排気
の酸素濃度に応じた濃度検出信号を出力する。この間、
制御部20は設定信号に基づいて、酸素検出素子11の
温度Tが目標温度T0に一致するように、ヒータ13に
印加される電圧またはヒータ13に流れる電流を調節す
る。
酸素濃度がデジタル表示される一方、バーナコントロー
ラ331へ送られて燃料ガスやブロワ34によって送風
される空気の流量等が調節される。そして、排気の酸素
の濃度をもとに、空燃比を制御することによって、排気
中のNOx やCOの濃度を低減させる。
ば、燃料装置の設置調整時にヒータ13に供給される電
力を監視しながら、現在の電力を目標電力に合わせるよ
うにすることによって、目標温度を設定するように構成
したので、個々のヒータの特性に係わらず、一定条件下
でのヒータ13の電力Wと酸素検出素子11の温度Tと
の関係を用いるのみで、簡易にかつ正確に酸素検出素子
の温度制御装置を調整することができる効果が得られ
る。それ故、高精度に酸素濃度を測定することができる
ので、燃焼装置3を適切に制御し、例えば、排気中のN
Ox やCOの濃度を確実に低減させることができる。ま
た、(電圧・電流)の乗算を実行する代わりに加算によ
り電力を演算するように構成したので、演算回路を簡略
化することができる効果が得られる。
態2に係る酸素検出装置の構成を示すブロック図であ
る。この発明の実施の形態2が上述の実施の形態1と大
きく異なるところは、手動で温度設定部を操作するのに
代えて、電力検出信号に基づいて自動で操作するような
構成とした点である。これ以外は実施の形態1と略同一
の構成であるので、その説明を簡略にする。
られる酸素検出装置、11は酸素検出素子、12a,1
2bは酸素検出素子11の両面に取り付けられた電極、
13は酸素検出素子11を所定の高温状態に保つための
ヒータ、14は酸素濃度をデジタル表示する表示装置、
15はヒータ13に印加される電圧を検出し、電圧検出
信号を出力する電圧検出部、16はヒータ13に流れる
電流を検出し、電流検出信号を出力する電流検出部、1
7はヒータ13に供給される電力を演算し電力信号を出
力する電力演算部、21は例えばアナログの電力信号を
デジタルの信号に変換する信号変換部、22は、酸素検
出素子の目標温度を設定し、設定信号を出力する温度設
定部(温度設定手段)、20は電圧検出部15から出力
された電圧検出信号と、電流検出部16から出力された
電流検出信号と、温度設定部22から出力された設定信
号とに基づいて、酸素検出素子11の温度が目標温度に
一致するように、ヒータ13に印加される電圧またはヒ
ータ13に流れる電流を調節する制御部である。
に設けられ、信号変換部21を介して得られた電力信号
に基づいて温度設定部22における調整量を変化させる
ための操作信号を出力する主制御部(監視手段)、24
は目標温度を入力するための入力部、25は電力Wとこ
れに対応する酸素検出素子11の温度Tとの多数の組の
データ等が格納された記憶部である。
件下で入力部24から酸素検出素子11の目標温度T0
をキー入力する。主制御部23は、入力部24から入力
された目標温度T0に対応した目標電力W0を記憶部2
5から選び出す。
られた電力信号と目標電力W0とに基づいて、現在の電
力Wと目標電力W0とを比較し、この比較結果によっ
て、温度設定部22における調整量を変化させる操作信
号を出力し、現在の電力Wと目標電力W0とが略一致し
たと判断したならば、上記操作信号の出力を停止する。
この後の動作は実施の形態1の場合と同様であるので省
略する。
ば、実施の形態1で述べたと略同様の効果が得られる。
加えて、主制御部23から操作信号を温度設定部22へ
送出して調整量を変化させるように構成したので、人手
を煩わすことなく、一段と簡単、迅速かつ確実に調整を
行うことができる効果が得られる。
図3に示す構成と同じであるが、前記実施の形態2と大
きく異なるところは、主制御部(監視手段)23が燃焼
前などの特定の条件でのみ、ヒータ13に与えるべき電
力を演算するだけでなく、たとえば高燃焼時の排気温度
が一定の範囲の時などの任意の条件において、燃焼量等
から酸素検出装置の周囲の熱的影響を推定し、与えるべ
き電力を演算し、逐一温度設定部22を操作することに
より温度制御を行う。
ば、温度制御装置の温度調整のために、燃焼を停止する
ことなく、燃焼中での調整も可能となり、設置時および
交換時に燃焼を一旦停止する必要がなくなる。また、温
度制御装置は必ずしも、厳密な温度制御機能を求められ
なくなるため、温度制御装置は安価な電圧制御装置など
に置換可能となる。
ータに供給される電力をモニタし、このモニタした電力
に基づいて、酸素検出素子11の温度を所定の範囲内の
温度とすべき電力を演算しているが、実施の形態4は酸
素検出素子11の温度を目標温度にするための電力量
を、排気温度や燃焼量を量に逆算して求めるもので、こ
のように構成することにより、ヒータに供給すべき電力
をモニタする必要がなくなるため、電圧検出手段15、
電流検出手段16を省略できる。
検出手段によって検出された電力に基づいて、酸素検出
素子の温度を所定の範囲内の値とする調整を行うように
構成したので、個々のヒータの特性に係わらず、ヒータ
の電力と温度との関係を用いるのみで、簡易にかつ正確
に酸素検出素子の温度制御装置を調整することができる
効果がある。それ故、高精度に酸素濃度を測定すること
ができる。
力を監視しながら、ヒータに供給される電力を目標電力
に合わせるように温度設定手段を操作することによっ
て、目標温度を設定するように構成したので、個々のヒ
ータの特性に係わらず、ヒータの抵抗値を演算し、抵抗
値からヒータの温度を演算し、設定値と比較することに
よって温度制御を行うので、簡易にかつ正確に酸素検出
素子の温度制御装置を調整することができる効果があ
る。
力を監視しながら、ヒータに供給される電力を目標電力
に合わせるように温度設定手段を操作することによっ
て、目標温度を設定するように構成したので、個々のヒ
ータの特性に係わらず、標準条件下でのヒータの電力と
温度との関係を用いるのみで、簡易にかつ正確に酸素検
出素子の温度制御装置を調整することができる効果があ
る。
力を電力表示手段に表示された電力を監視しながら、ヒ
ータに供給される電力を目標電力に合わせるように温度
設定手段を操作することによって、目標温度を設定する
ように構成したので、個々のヒータの特性に係わらず、
ヒータの電力と温度との関係を用いるのみで、簡易にか
つ正確に酸素検出素子の温度制御装置を調整することが
できる効果がある。
を温度設定手段へ送出して調整量を変化させるように構
成したので、人手を煩わすことなく、一段と簡単、迅速
かつ確実に調整を行うことができる効果がある。
を実行する代わりに加算により電力を演算するように構
成したので、演算回路を簡略化することができる効果が
ある。
構成を示すブロック図である。
示す模式図である。
構成を示すブロック図である。
すブロック図である。
との間の概略の関係を示す特性図である。
値との間の関係を示す特性図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 試料気体の酸素濃度に応じた濃度検出信
号を出力する酸素検出素子をヒータにより加熱し、ヒー
タの抵抗値の温度変化を利用することによってヒータの
温度を一定範囲に保つことによって酸素検出素子の温度
制御を行う酸素検出素子の温度制御装置の調整方法にお
いて前記ヒータに供給される電力を電力検出手段によっ
て検出し、前記電力検出手段によって検出された電力に
基づいて、酸素検出素子の周囲の熱伝導など熱的環境が
既知の状態で前記ヒータに供給される電力が所定の範囲
内の値となるように温度設定を調整することを特徴とす
る酸素検出素子の温度制御装置の調整方法。 - 【請求項2】 電圧検出手段によってヒータに印加され
る電圧を検出して対応する電圧検出信号を出力し、電流
検出手段によって前記ヒータに流れる電流を検出して対
応する電流検出信号を出力し、電力検出手段は前記電圧
検出信号と前記電流検出信号とに基づいて前記ヒータに
供給される電力を演算して対応する電力検出信号を出力
し、 温度設定手段によって、酸素検出素子の所定の範囲内の
目標温度に対応する設定信号を出力し、制御手段によっ
て、前記電圧検出信号と前記電流検出信号とに基づい
て、前記ヒータの抵抗値を演算し、抵抗値からヒータの
温度を演算し、前記設定信号と比較することによって温
度制御を行う一方、 監視手段によって、前記電力検出手段によって演算され
た電力を監視し、前記ヒータに供給される電力が、前記
目標温度に対応する目標電力に略一致するように前記温
度設定手段を操作して、該温度設定手段から前記目標温
度に対応する設定信号が出力されるように調整すること
を特徴とする請求項1記載の酸素検出素子の温度制御装
置の調整方法。 - 【請求項3】 少なくとも試料気体の流量と温度および
酸素検出装置の周囲温度が所定の値である特定の条件の
下で、 監視手段によって、電力検出手段によって演算された電
力を監視し、前記ヒータに供給される電力が、予め前記
特定の条件の下で求められた前記ヒータに供給される電
力と前記酸素検出素子の温度との間の所定の関係から得
られる前記目標温度に対応する目標電力に略一致するよ
うに温度設定手段を操作して、該温度設定手段から前記
目標温度に対応する設定信号が出力されるように操作す
ることによって、温度調整を行うことを特徴とする請求
項2記載の酸素検出素子の温度制御装置の調整方法。 - 【請求項4】 監視手段は、電力検出手段によって演算
された電力を表示する電力表示手段であって、該電力表
示手段によって表示される電力が、目標電力に略一致す
るように温度設定手段を操作することを特徴とする請求
項2または請求項3記載の酸素検出素子の温度制御装置
の調整方法。 - 【請求項5】 監視手段は、電力検出手段から出力され
た電力検出信号を受け取り、ヒータに供給される電力が
目標電力に略一致するように操作信号を温度設定手段へ
送出して、該温度設定手段から目標温度が得られる設定
信号が出力されるように制御することを特徴とする請求
項2または請求項3記載の酸素検出素子の温度制御装置
の調整方法。 - 【請求項6】 電力検出手段は、電圧検出手段によって
検出された電圧と第1の定数との積、及び電流検出手段
によって検出された電流と第2の定数との積の和を算出
することによって近似された電力を得、該近似された電
力に対応した電力検出信号を出力することを特徴とする
請求項3から請求項5のうちのいずれか1項記載の酸素
検出素子の温度制御装置の調整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36888197A JP3469448B2 (ja) | 1997-12-27 | 1997-12-27 | 酸素検出素子の温度制御装置の調整方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36888197A JP3469448B2 (ja) | 1997-12-27 | 1997-12-27 | 酸素検出素子の温度制御装置の調整方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11194112A true JPH11194112A (ja) | 1999-07-21 |
JP3469448B2 JP3469448B2 (ja) | 2003-11-25 |
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ID=18492992
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JP (1) | JP3469448B2 (ja) |
Cited By (2)
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JP2019132756A (ja) * | 2018-02-01 | 2019-08-08 | 東京窯業株式会社 | ガス濃度検出方法及びガス濃度検出装置 |
-
1997
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