JP3050024B2 - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

Info

Publication number
JP3050024B2
JP3050024B2 JP5306400A JP30640093A JP3050024B2 JP 3050024 B2 JP3050024 B2 JP 3050024B2 JP 5306400 A JP5306400 A JP 5306400A JP 30640093 A JP30640093 A JP 30640093A JP 3050024 B2 JP3050024 B2 JP 3050024B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
oxygen sensor
combustion
unit
oxygen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5306400A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07158851A (ja
Inventor
武彦 重岡
邦弘 鶴田
村上  茂
和久 森上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP5306400A priority Critical patent/JP3050024B2/ja
Publication of JPH07158851A publication Critical patent/JPH07158851A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3050024B2 publication Critical patent/JP3050024B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)
  • Control Of Combustion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は酸素センサーを用いて燃
焼を制御する室内開放型石油温風暖房機などの燃焼装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の燃焼装置は、燃焼機の排
気経路に酸素センサーを取り付けて排気ガス中の酸素濃
度を検出し、その値を予め設定した値になるように空燃
比目標値と比較して燃焼用空気量あるいは燃料量の少な
くともいずれか一方を制御するようになっている。
【0003】従来この種の燃焼制御用に用いられている
限界電流式の酸素センサーは、図3に示すように、ジル
コニア固体電解質17の両面に電極18,19を設け、
その両端に電圧20を印加して電流を流すと、陰極1
8,陽極19で発生する酸素の注入、放出の電気化学反
応が起こる。この酸素の注入、放出の過程で酸素の供給
を制限することにより、図4に示すように電圧電流特性
に飽和電流特性が現れ、その大きさは雰囲気中の酸素濃
度にほぼ比例する。限界電流式酸素センサーはこの特性
を利用し、陰極への酸素供給をガス拡散口21によって
行い、この段階で拡散速度を律速することにより供給酸
素濃度に比例した限界電流を得て燃焼を制御するのであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この酸素センサーは安
定性に優れ、長寿命であるが、内部抵抗が大きいため、
高温に加熱して動作させなければならないという欠点を
有する。このため、この種の酸素センサーは酸素センサ
ー部近傍にセンサー加熱ヒータ22を取り付け、所定の
電圧23を印加して、自己加熱して使用する。すなわち
上記酸素センサーは、図5に示すように雰囲気温度が高
くなれば限界電流が増大し、温度が低くなれば減少する
という温度依存性を有するため、所定温度に達するまで
所定の出力が得られない。
【0005】そのために、酸素センサーはセンサー加熱
ヒータ22でヒートアップした状態で使用されるため抵
抗値が変化したり、基板であるジルコニア電解質17や
電極18,19の経年変化が生じてその出力が変化す
る。また酸素センサー周囲が高温に保持されることによ
り経年変化で周囲が黒色にすすけたりして雰囲気の温度
条件が徐々に変化し、それにつれて酸素センサーの所定
の出力も変化する。そしてまた、酸素センサー自身も、
大気中の水分やほこり、その他成分が酸素センサーの電
極18,19及びセンサー加熱ヒータ22に付着してそ
の基板であるジルコニア電解質17表面や電極18,1
9表面を覆ったり、酸化させたりして、その付着物が酸
素の注入、放出も阻害する。
【0006】このように上記限界電流式の酸素センサー
を用いたものは、長期間使用しているうちにセンサー出
力が変化し、正確な燃焼制御が困難であるという課題が
あった。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、燃焼
を制御する酸素センサーの経年変化を補正して正確な燃
焼制御ができるようにすることを目的としたものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、燃料を燃焼させるバーナ部と、前記バーナ部
の排気経路に設けた酸素濃度検知用の酸素センサーと、
前記酸素センサーからの出力を空燃比目標設定部の空燃
比目標値と比較して燃焼用空気量あるいは燃料量の少な
くともいずれか一方の制御用出力を出す制御出力部と、
前記バーナ部の燃焼量を制御する燃焼制御部と、前記室
温あるいは周囲の温度を検知する温度検知部と、前記温
度検知部からの出力がある温度以下の時の前記酸素セン
サーの出力値を正常な大気の酸素濃度として酸素センサ
ー特性の劣化等を補正する出力を出す酸素センサー補正
部とを備えた構成としてある。
【0009】
【作用】本発明は上記の構成によって、熱による酸素セ
ンサーの経年変化や、排気ガス中の水分やほこりの影響
を受けて酸素センサーの出力値が変化していても、温度
検知部からの出力がある温度以下の時、すなわち機器が
使用されていない時の酸素濃度を正常な状態として以後
の制御を行うようになる。したがって常に正確な制御が
可能となる。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図1〜図2を参照して
説明する。1は高温に保持された燃料を気化する気化部
で、気化部温度を検知する気化部温度検知部2を有し、
ポンプ3から燃料が供給され、そしてバーナ送風機4か
ら燃焼用空気が供給される。5はこの気化部1からの気
化ガスを燃焼させるバーナ部で、そこで燃焼される燃料
と燃焼用空気との空燃比は、ポンプ3、バーナ送風機4
を駆動する燃焼制御部6によって制御される。7は室温
あるいは周囲の温度を検知する機器温度検知部である。
【0011】8はバーナ部5の排気経路9に設けバーナ
部5の酸素濃度を検知する酸素センサーユニットで、酸
素センサー10とセンサー加熱ヒータ11を有する。1
2は前記酸素センサー10を制御し酸素センサー10が
検知した酸素濃度に応じた値を出力するセンサー制御部
である。センサー加熱ヒータ11は酸素センサー10に
密接してその温度を高温に保持しており、ヒータ制御部
13によって制御されるようになっている。14は前記
センサー制御部12とヒータ制御部13に酸素濃度を測
定するように信号を送る制御出力部で、空燃比目標設定
部15の空燃比目標値と比較してその差を縮めるように
燃焼用空気量あるいは燃焼量の少なくともいずれか一方
の制御用出力を燃焼制御部6へ出力する。
【0012】16は酸素センサー10の特性劣化等を補
正する酸素センサー補正部で、前記機器温度検知部7あ
るいは気化部温度検知部2からの出力がある温度たとえ
ば摂氏10度以下になった時の酸素センサーの出力値を
通常大気濃度とするようになっている。
【0013】上記した構成において、運転ボタンなどの
信号により燃焼開始命令が出されると、制御出力部14
より酸素濃度測定開始の信号がセンサー制御部12およ
びヒータ制御部13に出力され、センサー制御部12お
よびヒータ制御部13より酸素センサー10およびセン
サー加熱ヒータ11に定格電圧が印加される。また同時
に予め決められたシーケンスに基づいて、所定時間後に
ポンプ3およびバーナ送風機4を駆動してバーナ部5の
燃焼を開始する。
【0014】一方、この燃焼開始前の酸素センサー10
の出力が安定した状態になった時に、センサー制御部1
2より測定された酸素濃度に応じた値は制御出力部14
へ出力される。制御出力部14は空燃比目標設定部15
の空燃比目標値と比較してその差を縮めるように燃焼用
空気量あるいは燃焼量の少なくともいずれか一方を変更
するよう制御用出力を燃焼制御部6へ出力する。また、
燃焼制御部6は前記制御用出力に応じてポンプ3および
バーナ送風機4の制御量を変更して燃焼用空気量と燃焼
量の比率を変化させる。
【0015】このように、酸素センサー10により測定
された酸素濃度に応じて空燃比目標値になるように、ポ
ンプ3およびバーナ送風機4の制御量を変更して燃焼用
空気量と燃焼量の比率を変化させるフィードバックを繰
り返し、燃焼が最適になるように制御する。
【0016】ここで、上記燃焼装置の酸素センサー補正
部16は、酸素センサー10の出力が安定した状態にな
って、機器温度検知部7あるいは気化筒温度検知部2か
らの出力が摂氏10度以下の出力を出している時に、酸
素センサー10からの出力を正常な大気の酸素濃度とし
て制御出力部14に送る。つまり、酸素センサー補正部
16は、機器温度検知部7あるいは気化筒温度検知部2
からの出力がある温度以下の低温の時には機器が使用さ
れておらず、よってその時の酸素濃度が正常な酸素濃度
になっていると判断して、その時の酸素センサー10の
出力値を正常な大気の酸素濃度として制御出力部14に
送るのである。制御出力部14はこの時に入力されてい
るセンサー制御部12からの出力を基準に以後の制御出
力を出す。したがって酸素センサー10に劣化等があっ
てその出力が変化していても、常に燃焼開始前、すなわ
ち酸素を消費する前の正常な時の酸素センサー10から
の出力を基準として制御をするので正確な燃焼制御が可
能となる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明の燃焼装置
は、燃焼を制御する酸素センサーの経年変化を補正して
正確な燃焼制御ができ、信頼性を一段と向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における燃焼装置の制御部を
示すブロック図
【図2】同燃焼装置の構成図
【図3】本発明ならびに従来の燃焼装置に用いる酸素セ
ンサーの動作原理図
【図4】同センサーの代表特性図
【図5】同センサーの温度特性図
【符号の説明】
2 気化部温度検知部 5 バーナ部 6 燃焼制御部 7 機器温度検知部 9 排気経路 10 酸素センサー 11 センサー加熱ヒータ 12 センサー制御部 13 ヒータ制御部 14 制御出力部 15 空燃比目標設定部 16 酸素センサー補正部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森上 和久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−87516(JP,A) 実開 平4−115244(JP,U) 実開 平5−34442(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23N 5/24 F23N 5/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料を燃焼させるバーナ部と、前記バー
    ナ部の排気経路に設けた酸素濃度検知用の酸素センサー
    と、前記酸素センサーからの出力を空燃比目標設定部の
    空燃比目標値と比較して燃焼用空気量あるいは燃料量の
    少なくともいずれか一方の制御用出力を出す制御出力部
    と、前記バーナ部の燃焼量を制御する燃焼制御部と、前
    記室温あるいは周囲の温度を検知する温度検知部と、前
    記温度検知部からの出力がある温度以下の時の前記酸素
    センサーの出力値を正常な大気の酸素濃度として酸素セ
    ンサー特性の劣化等を補正する出力を出す酸素センサー
    補正部とからなる燃焼装置。
JP5306400A 1993-12-07 1993-12-07 燃焼装置 Expired - Lifetime JP3050024B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5306400A JP3050024B2 (ja) 1993-12-07 1993-12-07 燃焼装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5306400A JP3050024B2 (ja) 1993-12-07 1993-12-07 燃焼装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07158851A JPH07158851A (ja) 1995-06-20
JP3050024B2 true JP3050024B2 (ja) 2000-06-05

Family

ID=17956563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5306400A Expired - Lifetime JP3050024B2 (ja) 1993-12-07 1993-12-07 燃焼装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3050024B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07158851A (ja) 1995-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4543176A (en) Oxygen concentration detector under temperature control
US4658790A (en) Air/fuel ratio detecting device and control system using same
US6341599B1 (en) Power supply control system for heater used in gas concentration sensor
JPH07209245A (ja) 加熱される電流測定形酸素センサのセンサ信号のための評価装置
US7117099B2 (en) Wide band lambda probe having improved starting behaviour
JP4595718B2 (ja) 空燃比センサの異常検出装置並びに同異常検出装置を備える内燃機関
JP4415771B2 (ja) ガス濃度検出装置
US6541741B2 (en) Heater control device for air-fuel ratio sensor
US5836292A (en) Heater controller for an air-fuel ratio sensor
US7017567B2 (en) Device and method for measuring element temperature of air-fuel ratio sensor, and device and method for controlling heater of air-fuel ratio sensor
JP3050024B2 (ja) 燃焼装置
JP3052688B2 (ja) 酸素センサー制御装置
JP2002048761A (ja) ガス濃度センサのヒータ制御装置
JP4905726B2 (ja) 空燃比検出装置
JP2600453B2 (ja) 空燃比センサ出力の補正方法
JPH0321859A (ja) 酸素センサー
JP2909425B2 (ja) 燃焼機器の未燃成分濃度検出装置の較正装置
JPS606037A (ja) 空燃比制御装置
JP3031018B2 (ja) 燃焼機器
JPH04147048A (ja) ガス検知装置
JPH01155262A (ja) 酸素濃度センサの温度制御装置
JP3012954B2 (ja) 燃焼機器
JP4051742B2 (ja) ガス成分濃度測定装置
JP3018833B2 (ja) 燃焼制御装置
JP3469448B2 (ja) 酸素検出素子の温度制御装置の調整方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080331

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090331

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090331

Year of fee payment: 9

S801 Written request for registration of abandonment of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R311801

ABAN Cancellation of abandonment
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090331

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350