JP2000039413A - センサ駆動装置およびセンサの駆動方法 - Google Patents
センサ駆動装置およびセンサの駆動方法Info
- Publication number
- JP2000039413A JP2000039413A JP10207299A JP20729998A JP2000039413A JP 2000039413 A JP2000039413 A JP 2000039413A JP 10207299 A JP10207299 A JP 10207299A JP 20729998 A JP20729998 A JP 20729998A JP 2000039413 A JP2000039413 A JP 2000039413A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensor
- operating point
- operating
- driving
- ambient temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】測定対象の物理量を測定するセンサを温度補償
用のセンサとして兼用することのできるセンサ駆動装置
およびセンサの駆動方法を提供する。 【解決手段】COセンサ20を駆動し作動させる駆動部
11と、駆動部11によってCOセンサ20を駆動する
際の動作点を変更する動作点変更部12とを備え、CO
センサ20は、測定対象の物理量と雰囲気温度との双方
に対して感度を有する第1の動作領域と雰囲気温度にの
み感度を有する第2の動作領域とを有し、動作点変更部
12は、COセンサ20を駆動する際の動作点を第1の
動作領域内と第2の動作領域内とに切り替え、温度補償
部13は、第2の動作領域内の動作点を設定して測定し
た雰囲気温度に基づいて、第1の動作領域内に動作点を
設定した際の出力値を温度補償する。
用のセンサとして兼用することのできるセンサ駆動装置
およびセンサの駆動方法を提供する。 【解決手段】COセンサ20を駆動し作動させる駆動部
11と、駆動部11によってCOセンサ20を駆動する
際の動作点を変更する動作点変更部12とを備え、CO
センサ20は、測定対象の物理量と雰囲気温度との双方
に対して感度を有する第1の動作領域と雰囲気温度にの
み感度を有する第2の動作領域とを有し、動作点変更部
12は、COセンサ20を駆動する際の動作点を第1の
動作領域内と第2の動作領域内とに切り替え、温度補償
部13は、第2の動作領域内の動作点を設定して測定し
た雰囲気温度に基づいて、第1の動作領域内に動作点を
設定した際の出力値を温度補償する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の物理量を測
定するセンサを駆動するセンサ駆動装置およびセンサの
駆動方法に関する。
定するセンサを駆動するセンサ駆動装置およびセンサの
駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、給湯機などで、排気中の一酸化炭
素濃度を検出するために用いるCOセンサやバーナーに
供給する燃焼ガスの流量を測定する流量センサ等は、測
定対象の物理量を検知する素子と、雰囲気温度を検出す
る素子との2種類の素子をセンサ内に備え、出力値の温
度補償を行うようになっていた。
素濃度を検出するために用いるCOセンサやバーナーに
供給する燃焼ガスの流量を測定する流量センサ等は、測
定対象の物理量を検知する素子と、雰囲気温度を検出す
る素子との2種類の素子をセンサ内に備え、出力値の温
度補償を行うようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術では、測定対象の物理量を検知するため
の素子と温度補償用の素子との2個の素子を使用するた
め、センサ自体の価格が高騰したり、素子間の調整を要
するなど問題があった。またセンサの構造も複雑であっ
た。
うな従来の技術では、測定対象の物理量を検知するため
の素子と温度補償用の素子との2個の素子を使用するた
め、センサ自体の価格が高騰したり、素子間の調整を要
するなど問題があった。またセンサの構造も複雑であっ
た。
【0004】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、測定対象の物理量を
測定するセンサを温度補償用のセンサとして兼用できる
センサ駆動装置およびセンサの駆動方法を提供すること
を目的としている。
問題点に着目してなされたもので、測定対象の物理量を
測定するセンサを温度補償用のセンサとして兼用できる
センサ駆動装置およびセンサの駆動方法を提供すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]所定の物理量を測定するセンサ(20、70)を
駆動するセンサ駆動装置において、前記センサ(20、
70)を駆動し作動させる駆動手段(11)と、前記駆
動手段(11)によって前記センサ(20、70)を駆
動する際の動作点を変更する動作点変更手段(12)と
を備え、前記センサ(20、70)は、前記物理量と雰
囲気温度との双方に対して感度を有する第1の動作領域
(51)と雰囲気温度にのみ感度を有する第2の動作領
域(52)とを有し、前記動作点変更手段(12)は、
前記センサ(20、70)の動作点を前記第1の動作領
域(51)内と前記第2の動作領域(52)内とに切り
替えることを特徴とするセンサ駆動装置。
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]所定の物理量を測定するセンサ(20、70)を
駆動するセンサ駆動装置において、前記センサ(20、
70)を駆動し作動させる駆動手段(11)と、前記駆
動手段(11)によって前記センサ(20、70)を駆
動する際の動作点を変更する動作点変更手段(12)と
を備え、前記センサ(20、70)は、前記物理量と雰
囲気温度との双方に対して感度を有する第1の動作領域
(51)と雰囲気温度にのみ感度を有する第2の動作領
域(52)とを有し、前記動作点変更手段(12)は、
前記センサ(20、70)の動作点を前記第1の動作領
域(51)内と前記第2の動作領域(52)内とに切り
替えることを特徴とするセンサ駆動装置。
【0006】[2]所定の物理量を測定するセンサ(2
0、70)を駆動するセンサ駆動装置において、前記セ
ンサ(20、70)を駆動し作動させる駆動手段(1
1)と、前記駆動手段(11)によって前記センサ(2
0、70)を駆動する際の動作点を変更する動作点変更
手段(12)とを備え、前記センサ(20、70)は、
前記物理量と雰囲気温度との双方に対して感度を有する
第1の動作領域(51)と雰囲気温度にのみ感度を有す
る第2の動作領域(52)とを有し、前記動作点変更手
段(12)は、前記センサ(20、70)の動作点を前
記第1の動作領域(51)内と前記第2の動作領域(5
2)内とに交互に繰り返し切り替えることを特徴とする
センサ駆動装置。
0、70)を駆動するセンサ駆動装置において、前記セ
ンサ(20、70)を駆動し作動させる駆動手段(1
1)と、前記駆動手段(11)によって前記センサ(2
0、70)を駆動する際の動作点を変更する動作点変更
手段(12)とを備え、前記センサ(20、70)は、
前記物理量と雰囲気温度との双方に対して感度を有する
第1の動作領域(51)と雰囲気温度にのみ感度を有す
る第2の動作領域(52)とを有し、前記動作点変更手
段(12)は、前記センサ(20、70)の動作点を前
記第1の動作領域(51)内と前記第2の動作領域(5
2)内とに交互に繰り返し切り替えることを特徴とする
センサ駆動装置。
【0007】[3]前記動作点の切り替えを、前回他方
の動作領域内に動作点を設定していたことによる影響が
前記センサ(20、70)の出力値に現れなくなってか
ら行うことを特徴とする[2]記載のセンサ駆動装置。
の動作領域内に動作点を設定していたことによる影響が
前記センサ(20、70)の出力値に現れなくなってか
ら行うことを特徴とする[2]記載のセンサ駆動装置。
【0008】[4]前記動作点を切り替える周期を、前
回他方の動作領域内に動作点を設定していたことによる
影響が前記センサ(20、70)の出力値に現れなくな
る範囲内で短く設定することを特徴とする[2]記載の
センサ駆動装置。
回他方の動作領域内に動作点を設定していたことによる
影響が前記センサ(20、70)の出力値に現れなくな
る範囲内で短く設定することを特徴とする[2]記載の
センサ駆動装置。
【0009】[5]前記第2の動作領域(52)内に動
作点を設定して測定した雰囲気温度に基づいて前記第1
の動作領域(51)内に動作点を設定して得た出力値を
温度補償することを特徴とする[1]、[2]、[3]
または[4]記載のセンサ駆動装置。
作点を設定して測定した雰囲気温度に基づいて前記第1
の動作領域(51)内に動作点を設定して得た出力値を
温度補償することを特徴とする[1]、[2]、[3]
または[4]記載のセンサ駆動装置。
【0010】[6]前記駆動手段(11)は、前記セン
サ(20、70)に電流を供給するものであり、前記セ
ンサ(20、70)は、前記駆動手段(11)から供給
された電流を流す発熱用の抵抗体(21、71)を有し
ていることを特徴とする[1]、[2]、[3]、
[4]または[5]記載のセンサ駆動装置。
サ(20、70)に電流を供給するものであり、前記セ
ンサ(20、70)は、前記駆動手段(11)から供給
された電流を流す発熱用の抵抗体(21、71)を有し
ていることを特徴とする[1]、[2]、[3]、
[4]または[5]記載のセンサ駆動装置。
【0011】[7]前記センサ(20)は、前記抵抗体
(21)の周りに可燃性ガスと反応する触媒を配した可
燃性ガス濃度センサ(20)であることを特徴とする
[6]記載のセンサ駆動装置。
(21)の周りに可燃性ガスと反応する触媒を配した可
燃性ガス濃度センサ(20)であることを特徴とする
[6]記載のセンサ駆動装置。
【0012】[8]前記センサ(70)は、気体の流速
を測定する流速センサ(70)であることを特徴とする
[6]記載のセンサ駆動装置。
を測定する流速センサ(70)であることを特徴とする
[6]記載のセンサ駆動装置。
【0013】[9]所定の物理量を測定するセンサ(2
0、70)の駆動方法において、前記センサ(20、7
0)を駆動する際の動作点を、前記物理量と雰囲気温度
との双方に対して感度を有する第1の動作領域(51)
内に設定した状態と、雰囲気温度にのみ感度を有する第
2の動作領域(52)内に設定した状態とに切り替え、
前記センサ(20、70)を前記物理量の測定と雰囲気
温度の測定の双方に用いることを特徴とするセンサの駆
動方法。
0、70)の駆動方法において、前記センサ(20、7
0)を駆動する際の動作点を、前記物理量と雰囲気温度
との双方に対して感度を有する第1の動作領域(51)
内に設定した状態と、雰囲気温度にのみ感度を有する第
2の動作領域(52)内に設定した状態とに切り替え、
前記センサ(20、70)を前記物理量の測定と雰囲気
温度の測定の双方に用いることを特徴とするセンサの駆
動方法。
【0014】前記本発明は次のように作用する。センサ
(20、70)の動作点を第1の動作領域(51)内に
設定することにより、センサ(20、70)は測定対象
となる物理量と雰囲気温度との双方に対して感度を示
す。一方、センサ(20、70)の動作点を第2の動作
領域(52)内に設定することにより、センサ(20、
70)は雰囲気温度にのみ感度を示す。したがって、動
作点変更手段(12)によってセンサ(20、70)の
動作点を第1の動作領域(51)内と第2の動作領域
(52)内とに切り替えることによって、1つのセンサ
(20、70)を用いて、測定対象の物理量と雰囲気温
度の双方を時分割で測定することができる。
(20、70)の動作点を第1の動作領域(51)内に
設定することにより、センサ(20、70)は測定対象
となる物理量と雰囲気温度との双方に対して感度を示
す。一方、センサ(20、70)の動作点を第2の動作
領域(52)内に設定することにより、センサ(20、
70)は雰囲気温度にのみ感度を示す。したがって、動
作点変更手段(12)によってセンサ(20、70)の
動作点を第1の動作領域(51)内と第2の動作領域
(52)内とに切り替えることによって、1つのセンサ
(20、70)を用いて、測定対象の物理量と雰囲気温
度の双方を時分割で測定することができる。
【0015】センサ(20、70)は、電流源から供給
された電流を流す発熱用の抵抗体(21、71)を有す
るものであり、たとえば、抵抗体(21)の周りに可燃
性ガスと反応する触媒を配した可燃性ガス濃度センサ
(20)や、抵抗体(71)から奪われる熱量等によっ
て気体の流速を測定する流速センサ(70)などであ
る。
された電流を流す発熱用の抵抗体(21、71)を有す
るものであり、たとえば、抵抗体(21)の周りに可燃
性ガスと反応する触媒を配した可燃性ガス濃度センサ
(20)や、抵抗体(71)から奪われる熱量等によっ
て気体の流速を測定する流速センサ(70)などであ
る。
【0016】また、動作点変更手段(12)によってセ
ンサ(20、70)の動作点を第1の動作領域(51)
内と第2の動作領域(52)内とに交互に繰り返し切り
替えることにより、雰囲気温度と測定対象の物理量の双
方をほぼ連続的に計測することができる。また、動作点
の切り替えを、前回、他方の動作領域内に動作点を設定
していたことによる影響がセンサ(20、70)の出力
値に現れなくなってから行うことにより、各動作点にお
いて的確な測定を行うことができる。
ンサ(20、70)の動作点を第1の動作領域(51)
内と第2の動作領域(52)内とに交互に繰り返し切り
替えることにより、雰囲気温度と測定対象の物理量の双
方をほぼ連続的に計測することができる。また、動作点
の切り替えを、前回、他方の動作領域内に動作点を設定
していたことによる影響がセンサ(20、70)の出力
値に現れなくなってから行うことにより、各動作点にお
いて的確な測定を行うことができる。
【0017】さらに、上述の範囲内で、切り替え周期を
できるだけ短く設定することで、測定対象の物理量の測
定間隔が短くなり、センサ(20、70)を雰囲気温度
の測定素子に兼用しても、物理量の変動を細かく測定す
ることができる。また雰囲気温度の測定時点と物理量の
測定時点との間隔が短くなるので、雰囲気温度が時事刻
々と変化するような場合であっても、物理量を測定した
際の出力値をその前後に測定した雰囲気温度に基づいて
的確に温度補償することができる。
できるだけ短く設定することで、測定対象の物理量の測
定間隔が短くなり、センサ(20、70)を雰囲気温度
の測定素子に兼用しても、物理量の変動を細かく測定す
ることができる。また雰囲気温度の測定時点と物理量の
測定時点との間隔が短くなるので、雰囲気温度が時事刻
々と変化するような場合であっても、物理量を測定した
際の出力値をその前後に測定した雰囲気温度に基づいて
的確に温度補償することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。各図は本発明の一実施の形態を示
している。図1に示すように、本発明にかかるセンサ駆
動装置10は、センサ20と、当該センサ20に駆動用
の電流を流す駆動部11と、センサ20を駆動する際の
動作点を設定変更する動作点変更部12と、センサ20
の出力値の温度補償を行う温度補償部13とを備えてい
る。ここでは、センサ20として、一酸化炭素濃度を調
べるためのCOセンサ20を用いている。
施の形態を説明する。各図は本発明の一実施の形態を示
している。図1に示すように、本発明にかかるセンサ駆
動装置10は、センサ20と、当該センサ20に駆動用
の電流を流す駆動部11と、センサ20を駆動する際の
動作点を設定変更する動作点変更部12と、センサ20
の出力値の温度補償を行う温度補償部13とを備えてい
る。ここでは、センサ20として、一酸化炭素濃度を調
べるためのCOセンサ20を用いている。
【0019】図2は、COセンサ20の構成を示してい
る。COセンサ20は接触燃焼式の検知素子であり、た
とえば、給湯機の燃焼室や排気筒内などに配置されるも
のである。COセンサ20は、抵抗器21をセラミック
22で包み、その表面を一酸化炭素などの可燃性ガスに
反応して発熱する触媒23で覆った構造を成している。
抵抗器21に一定の電流を流して発熱させておくこと
で、表面の触媒23が雰囲気中の可燃性ガスと反応し、
その反応熱によって内部の抵抗器21の抵抗値が変化す
るようになっている。
る。COセンサ20は接触燃焼式の検知素子であり、た
とえば、給湯機の燃焼室や排気筒内などに配置されるも
のである。COセンサ20は、抵抗器21をセラミック
22で包み、その表面を一酸化炭素などの可燃性ガスに
反応して発熱する触媒23で覆った構造を成している。
抵抗器21に一定の電流を流して発熱させておくこと
で、表面の触媒23が雰囲気中の可燃性ガスと反応し、
その反応熱によって内部の抵抗器21の抵抗値が変化す
るようになっている。
【0020】したがって、定電流駆動された状態におけ
る抵抗器21の両端電圧は、雰囲気中の一酸化炭素濃度
に応じて変化する。また、抵抗器21の抵抗値は、雰囲
気温度によっても変化するので、抵抗器21の両端電
圧、すなわちCOセンサ20の出力電圧は、雰囲気中の
温度と一酸化炭素濃度の双方に依存する。そこで、通常
は、雰囲気の温度を調べ、これに基づいてCOセンサ2
0の出力電圧値を温度補償するようになっている。
る抵抗器21の両端電圧は、雰囲気中の一酸化炭素濃度
に応じて変化する。また、抵抗器21の抵抗値は、雰囲
気温度によっても変化するので、抵抗器21の両端電
圧、すなわちCOセンサ20の出力電圧は、雰囲気中の
温度と一酸化炭素濃度の双方に依存する。そこで、通常
は、雰囲気の温度を調べ、これに基づいてCOセンサ2
0の出力電圧値を温度補償するようになっている。
【0021】図3は、雰囲気温度と雰囲気中の一酸化炭
素濃度と抵抗器21に流す電流値とをパラメータにして
COセンサ20の出力電圧特性を示したものである。図
中の横軸は雰囲気温度を示し、縦軸はCOセンサ20の
出力電圧を示している。この図では、抵抗器21に流す
電流(駆動電流)をI0、I1、I2、ILの4種類に設定
した場合について示して有る。また各電流値は、I0>
I1>I2>ILの関係になっている。
素濃度と抵抗器21に流す電流値とをパラメータにして
COセンサ20の出力電圧特性を示したものである。図
中の横軸は雰囲気温度を示し、縦軸はCOセンサ20の
出力電圧を示している。この図では、抵抗器21に流す
電流(駆動電流)をI0、I1、I2、ILの4種類に設定
した場合について示して有る。また各電流値は、I0>
I1>I2>ILの関係になっている。
【0022】各電流値において、図中の実線は一酸化炭
素濃度が0ppmの場合を示し、点線は100ppmの
場合を、一点破線は200ppmの場合を、粗点線は3
00ppmの場合を、細点線は400ppmの場合を示
している。駆動電流および一酸化炭素濃度が同一の場合
には、図示するように、雰囲気温度の上昇に伴ってCO
センサ20の出力電圧が増加する。また、駆動電流およ
び雰囲気温度が同一の場合には、一酸化炭素濃度が高く
なるに従ってCOセンサ20の出力電圧が上昇してい
る。すなわち、一定の駆動電流を流した状態下でのCO
センサ20の出力電圧は、一酸化炭素濃度と、雰囲気温
度の双方の要因によって変化している。
素濃度が0ppmの場合を示し、点線は100ppmの
場合を、一点破線は200ppmの場合を、粗点線は3
00ppmの場合を、細点線は400ppmの場合を示
している。駆動電流および一酸化炭素濃度が同一の場合
には、図示するように、雰囲気温度の上昇に伴ってCO
センサ20の出力電圧が増加する。また、駆動電流およ
び雰囲気温度が同一の場合には、一酸化炭素濃度が高く
なるに従ってCOセンサ20の出力電圧が上昇してい
る。すなわち、一定の駆動電流を流した状態下でのCO
センサ20の出力電圧は、一酸化炭素濃度と、雰囲気温
度の双方の要因によって変化している。
【0023】一方、駆動電流を小さくすると、一酸化炭
素濃度の変化に対する出力電圧の変化幅は次第に減少
し、ILでは、雰囲気温度にだけ依存し、一酸化炭素濃
度に対する感度を持たなくなっている。たとえば、駆動
電流がI0であって雰囲気温度がT1の場合には、0p
pmから400ppmまでの一酸化炭素濃度の変化に対
して、COセンサ20の出力電圧は矢印で示した範囲4
1のように変化するが、駆動電流をILまで下げると、
一酸化炭素濃度が変動しても、COセンサ20の出力電
圧は変化しない。
素濃度の変化に対する出力電圧の変化幅は次第に減少
し、ILでは、雰囲気温度にだけ依存し、一酸化炭素濃
度に対する感度を持たなくなっている。たとえば、駆動
電流がI0であって雰囲気温度がT1の場合には、0p
pmから400ppmまでの一酸化炭素濃度の変化に対
して、COセンサ20の出力電圧は矢印で示した範囲4
1のように変化するが、駆動電流をILまで下げると、
一酸化炭素濃度が変動しても、COセンサ20の出力電
圧は変化しない。
【0024】図4は、駆動電流とCOセンサ20の出力
電圧の変化幅(感度)との関係を各種の一酸化炭素濃度
について示している。図中の横軸は、抵抗器21に流す
駆動電流の値を示し、縦軸は、COセンサ20の出力電
圧の変化幅を示している。動作点を定める駆動電流がI
L以下の場合には、一酸化炭素濃度が変化してもCOセ
ンサ20の出力電圧は変化しない。一方、駆動電流が増
加するにしたがって、一酸化炭素濃度の変化に対する出
力電圧の変化幅(感度)が増加している。すなわち、駆
動電流(動作点)がIL以上の第1の動作領域51で
は、一酸化炭素に対する感度を備えているが、駆動電流
がIL以下の第2の動作領域52では、COセンサ20
は、一酸化炭素濃度に対して感度を持っていない。
電圧の変化幅(感度)との関係を各種の一酸化炭素濃度
について示している。図中の横軸は、抵抗器21に流す
駆動電流の値を示し、縦軸は、COセンサ20の出力電
圧の変化幅を示している。動作点を定める駆動電流がI
L以下の場合には、一酸化炭素濃度が変化してもCOセ
ンサ20の出力電圧は変化しない。一方、駆動電流が増
加するにしたがって、一酸化炭素濃度の変化に対する出
力電圧の変化幅(感度)が増加している。すなわち、駆
動電流(動作点)がIL以上の第1の動作領域51で
は、一酸化炭素に対する感度を備えているが、駆動電流
がIL以下の第2の動作領域52では、COセンサ20
は、一酸化炭素濃度に対して感度を持っていない。
【0025】動作点変更部12は、COセンサ20の抵
抗器21に流す駆動電流の値(動作点)を、一酸化炭素
濃度に対して全く感度を持たない温度検出用動作点53
(ここでは、電流値がILの点)と、一酸化炭素濃度に
対して十分な感度を有する濃度検出用動作点54(ここ
では、電流値がI0の点)とに逐次切り替えるようにな
っている。より具体的には、動作点変更部12は、図5
に示すように、COセンサ20を作動させる際の動作点
を、駆動電流をILに設定した温度検出用動作点53
と、駆動電流をI0に設定した濃度検出用動作点54と
に一定周期で交互に繰り返し切り替えるようになってい
る。
抗器21に流す駆動電流の値(動作点)を、一酸化炭素
濃度に対して全く感度を持たない温度検出用動作点53
(ここでは、電流値がILの点)と、一酸化炭素濃度に
対して十分な感度を有する濃度検出用動作点54(ここ
では、電流値がI0の点)とに逐次切り替えるようにな
っている。より具体的には、動作点変更部12は、図5
に示すように、COセンサ20を作動させる際の動作点
を、駆動電流をILに設定した温度検出用動作点53
と、駆動電流をI0に設定した濃度検出用動作点54と
に一定周期で交互に繰り返し切り替えるようになってい
る。
【0026】温度補償部13は、COセンサ20の動作
点が温度検出用動作点53に設定されている期間61に
おいてCOセンサ20の出力電圧を読み取ってその時点
における雰囲気温度を求める。また温度補償部13は、
COセンサ20の動作点が濃度検出用動作点54に設定
されている期間62においてCOセンサ20の出力電圧
を読み取り、これを直前に求めた雰囲気温度に基づいて
温度補償するようになっている。
点が温度検出用動作点53に設定されている期間61に
おいてCOセンサ20の出力電圧を読み取ってその時点
における雰囲気温度を求める。また温度補償部13は、
COセンサ20の動作点が濃度検出用動作点54に設定
されている期間62においてCOセンサ20の出力電圧
を読み取り、これを直前に求めた雰囲気温度に基づいて
温度補償するようになっている。
【0027】また、動作点変更部12は、動作点の切り
替えを、前回、他方の動作領域内に動作点を設定してい
たことによる影響がCOセンサ20の出力値に現れなく
なってから行うようになっている。すなわち、濃度検出
用動作点54における駆動電流IOの方が温度検出用動
作点53における駆動電流ILよりも多いので、その分
発熱量が多い。また雰囲気中の一酸化炭素との反応熱が
あり、COセンサ20自体の温度が高くなる。
替えを、前回、他方の動作領域内に動作点を設定してい
たことによる影響がCOセンサ20の出力値に現れなく
なってから行うようになっている。すなわち、濃度検出
用動作点54における駆動電流IOの方が温度検出用動
作点53における駆動電流ILよりも多いので、その分
発熱量が多い。また雰囲気中の一酸化炭素との反応熱が
あり、COセンサ20自体の温度が高くなる。
【0028】このため、濃度検出用動作点54から温度
検出用動作点53に切り替えた直後は、雰囲気温度を適
切に計測することができず、濃度検出用動作点54で作
動させていたことによる影響が現れなくなるまでCOセ
ンサ20が冷えるのを待ってから、温度を計測しなけれ
ばならない。そこで、動作点を濃度検出用動作点54か
ら温度検出用動作点53に切り替えた後、これを再び、
濃度検出用動作点54に戻すまでの期間61を、前回、
濃度検出用動作点54で作動させていたことによる影響
が現れなくなるまでCOセンサ20が冷えるのに要する
時間よりも長く設定してある。
検出用動作点53に切り替えた直後は、雰囲気温度を適
切に計測することができず、濃度検出用動作点54で作
動させていたことによる影響が現れなくなるまでCOセ
ンサ20が冷えるのを待ってから、温度を計測しなけれ
ばならない。そこで、動作点を濃度検出用動作点54か
ら温度検出用動作点53に切り替えた後、これを再び、
濃度検出用動作点54に戻すまでの期間61を、前回、
濃度検出用動作点54で作動させていたことによる影響
が現れなくなるまでCOセンサ20が冷えるのに要する
時間よりも長く設定してある。
【0029】一方、温度検出用動作点53から濃度検出
用動作点54に切り替えた後、これを再び温度検出用動
作点53に戻すまでの期間62は、動作点を濃度検出用
動作点54に切り替えてからCOセンサ20の温度が、
周囲の一酸化炭素と十分に反応する温度まで上昇するた
めに要する時間よりも長く設定してある。ただし、期間
61および期間62は、それぞれ、上述した条件を満た
す範囲内で、できるだけ短い時間に設定してある。
用動作点54に切り替えた後、これを再び温度検出用動
作点53に戻すまでの期間62は、動作点を濃度検出用
動作点54に切り替えてからCOセンサ20の温度が、
周囲の一酸化炭素と十分に反応する温度まで上昇するた
めに要する時間よりも長く設定してある。ただし、期間
61および期間62は、それぞれ、上述した条件を満た
す範囲内で、できるだけ短い時間に設定してある。
【0030】次に作用を説明する。COセンサ20の動
作点を第1の動作領域51内の濃度検出用動作点54に
設定することにより、COセンサ20は一酸化炭素濃度
と雰囲気温度との双方に対して感度を示す。一方、CO
センサ20の動作点を第2の動作領域52内の温度検出
用動作点53に設定することにより、COセンサ20
は、一酸化炭素濃度に対する感度を持たなくなり、雰囲
気温度にのみ感度を示す。したがって、動作点変更部1
2によってCOセンサ20の動作点を濃度検出用動作点
54と温度検出用動作点53とに切り替えることによっ
て、1つのCOセンサ20を用いて、測定対象の物理量
である一酸化炭素濃度と、雰囲気温度の双方を時分割で
測定することができる。
作点を第1の動作領域51内の濃度検出用動作点54に
設定することにより、COセンサ20は一酸化炭素濃度
と雰囲気温度との双方に対して感度を示す。一方、CO
センサ20の動作点を第2の動作領域52内の温度検出
用動作点53に設定することにより、COセンサ20
は、一酸化炭素濃度に対する感度を持たなくなり、雰囲
気温度にのみ感度を示す。したがって、動作点変更部1
2によってCOセンサ20の動作点を濃度検出用動作点
54と温度検出用動作点53とに切り替えることによっ
て、1つのCOセンサ20を用いて、測定対象の物理量
である一酸化炭素濃度と、雰囲気温度の双方を時分割で
測定することができる。
【0031】さらに、動作点変更部12によってCOセ
ンサ20の動作点を温度検出用動作点53と濃度検出用
動作点54とに交互に繰り返し切り替えることにより、
雰囲気温度と一酸化炭素濃度とをほぼ継続的に計測する
ことができる。また、動作点の切り替えを、前回、他方
の動作領域内に動作点を設定していたことによる影響が
COセンサ20の出力値に現れなくなってから行うこと
により、各動作点において的確な測定を行うことができ
る。
ンサ20の動作点を温度検出用動作点53と濃度検出用
動作点54とに交互に繰り返し切り替えることにより、
雰囲気温度と一酸化炭素濃度とをほぼ継続的に計測する
ことができる。また、動作点の切り替えを、前回、他方
の動作領域内に動作点を設定していたことによる影響が
COセンサ20の出力値に現れなくなってから行うこと
により、各動作点において的確な測定を行うことができ
る。
【0032】さらに、その範囲内で切り替えの周期をで
きるだけ短く設定しているので、測定対象の物理量の測
定間隔が短くなり、COセンサ20を雰囲気温度の測定
素子として時分割で兼用しても、物理量の変動を的確に
測定することができる。また雰囲気温度の測定時点と一
酸化炭素濃度の測定時点との時間間隔が短くなるので、
雰囲気温度が時事刻々と変化するような場合であって
も、一酸化炭素濃度を測定した際におけるCOセンサ2
0の出力値をその直前または直後に測定した雰囲気温度
に基づいて的確に温度補償することができる。
きるだけ短く設定しているので、測定対象の物理量の測
定間隔が短くなり、COセンサ20を雰囲気温度の測定
素子として時分割で兼用しても、物理量の変動を的確に
測定することができる。また雰囲気温度の測定時点と一
酸化炭素濃度の測定時点との時間間隔が短くなるので、
雰囲気温度が時事刻々と変化するような場合であって
も、一酸化炭素濃度を測定した際におけるCOセンサ2
0の出力値をその直前または直後に測定した雰囲気温度
に基づいて的確に温度補償することができる。
【0033】以上説明した実施の形態では、センサとし
てCOセンサ20を用いたが、測定対象の物理量と雰囲
気温度との双方に対して感度を有する動作領域と、雰囲
気温度にのみ感度を有する動作領域とを有するセンサで
あれば本発明を適用することができる。たとえば、図6
に示すような、気体の流速を検出する流速センサであっ
てもよい。
てCOセンサ20を用いたが、測定対象の物理量と雰囲
気温度との双方に対して感度を有する動作領域と、雰囲
気温度にのみ感度を有する動作領域とを有するセンサで
あれば本発明を適用することができる。たとえば、図6
に示すような、気体の流速を検出する流速センサであっ
てもよい。
【0034】図示した流速センサ70は、熱線式のもの
であって、たとえば、給湯機のガス供給管内に配置さ
れ、バーナーに供給する燃焼ガスの流量計測等に用いる
ものである。
であって、たとえば、給湯機のガス供給管内に配置さ
れ、バーナーに供給する燃焼ガスの流量計測等に用いる
ものである。
【0035】流速センサ70、ヒーター71として作用
する白金薄膜抵抗素子を中心にしてその近傍に2つの温
度検出用の薄膜抵抗素子(上流温度センサ72と下流温
度センサ73)を、燃焼ガスの流れの上流側と下流側に
分けて配置した構造を成している。流速センサ70は、
ヒーター71に一定の電流を流して発熱させておき、上
流温度センサ72と下流温度センサ73との検出する温
度の差、すなわち、一定の電流を流した際に得られる両
端電圧の差、に基づいて燃焼ガスの流速を検知するもの
である。
する白金薄膜抵抗素子を中心にしてその近傍に2つの温
度検出用の薄膜抵抗素子(上流温度センサ72と下流温
度センサ73)を、燃焼ガスの流れの上流側と下流側に
分けて配置した構造を成している。流速センサ70は、
ヒーター71に一定の電流を流して発熱させておき、上
流温度センサ72と下流温度センサ73との検出する温
度の差、すなわち、一定の電流を流した際に得られる両
端電圧の差、に基づいて燃焼ガスの流速を検知するもの
である。
【0036】このような流速センサ70は、ヒーター7
1に流す電流値を下げることで、当該ヒーター71がほ
とんど発熱しなくなり、その周囲を流れる気体によって
奪われる熱量がほとんど無視できる程度に小さくなる。
その結果、周囲の気体の流速に対してほとんど感度を持
たなくなる。このような状態で、ヒーター71自体の両
端電圧あるいは上流温度センサ72または下流温度セン
サ73の抵抗値を測定すれば、流速に影響されず、雰囲
気温度を測定することができる。またこのようにして測
定した雰囲気温度に基づいて、流速測定時の出力値を温
度補償することができる。
1に流す電流値を下げることで、当該ヒーター71がほ
とんど発熱しなくなり、その周囲を流れる気体によって
奪われる熱量がほとんど無視できる程度に小さくなる。
その結果、周囲の気体の流速に対してほとんど感度を持
たなくなる。このような状態で、ヒーター71自体の両
端電圧あるいは上流温度センサ72または下流温度セン
サ73の抵抗値を測定すれば、流速に影響されず、雰囲
気温度を測定することができる。またこのようにして測
定した雰囲気温度に基づいて、流速測定時の出力値を温
度補償することができる。
【0037】このほか、実施の形態では、温度検出用動
作点53と濃度検出用動作点54とを一定の周期で繰り
返し切り替えることによって、一酸化炭素濃度等の物理
量と雰囲気温度とを、ほぼ継続的に計測するようにした
が、たとえば、単発的に測定を行えば十分な場合には、
必要が生じたときにその測定対象に応じて動作点を切り
替えればよい。すなわち、雰囲気温度だけが必要な場合
には、温度検出用動作点53に設定して測定すればよ
い。また温度補償された一酸化炭素濃度の測定が必要な
場合には、動作点を温度検出用動作点53と濃度検出用
動作点54とに少なくとも1回切り替えれば目的の測定
を行うことができる。
作点53と濃度検出用動作点54とを一定の周期で繰り
返し切り替えることによって、一酸化炭素濃度等の物理
量と雰囲気温度とを、ほぼ継続的に計測するようにした
が、たとえば、単発的に測定を行えば十分な場合には、
必要が生じたときにその測定対象に応じて動作点を切り
替えればよい。すなわち、雰囲気温度だけが必要な場合
には、温度検出用動作点53に設定して測定すればよ
い。また温度補償された一酸化炭素濃度の測定が必要な
場合には、動作点を温度検出用動作点53と濃度検出用
動作点54とに少なくとも1回切り替えれば目的の測定
を行うことができる。
【0038】
【発明の効果】本発明にかかるセンサ駆動装置およびセ
ンサの駆動方法によれば、センサの動作点を、測定対象
の物理量と雰囲気温度との双方に対して感度を有する第
1の動作領域内と雰囲気温度にのみ感度を有する第2の
動作領域内とに切り替えるようにしたので、1つのセン
サを用いて雰囲気温度と測定対象の物理量の双方を測定
することができるとともに、測定した周囲温度に基づい
て測定対象の物理量を測定した際の出力値を温度補償す
ることができる。これにより、温度補償用に別途、温度
センサを設ける必要がなく、センサ価格の低減とその構
造の簡略化を図ることができる。
ンサの駆動方法によれば、センサの動作点を、測定対象
の物理量と雰囲気温度との双方に対して感度を有する第
1の動作領域内と雰囲気温度にのみ感度を有する第2の
動作領域内とに切り替えるようにしたので、1つのセン
サを用いて雰囲気温度と測定対象の物理量の双方を測定
することができるとともに、測定した周囲温度に基づい
て測定対象の物理量を測定した際の出力値を温度補償す
ることができる。これにより、温度補償用に別途、温度
センサを設ける必要がなく、センサ価格の低減とその構
造の簡略化を図ることができる。
【図1】本発明の一実施の形態に係るセンサ駆動装置の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るセンサ駆動装置の
駆動するCOセンサを示す説明図である。
駆動するCOセンサを示す説明図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るセンサ駆動装置の
駆動するCOセンサの出力特性を示す説明図である。
駆動するCOセンサの出力特性を示す説明図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係るセンサ駆動装置の
駆動するCOセンサの感度と駆動電流との関係を示す説
明図である。
駆動するCOセンサの感度と駆動電流との関係を示す説
明図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係るセンサ駆動装置の
有する動作点変更部による動作点の切り替え周期を示す
説明図である。
有する動作点変更部による動作点の切り替え周期を示す
説明図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係るセンサ駆動装置の
駆動対象となる流速センサの構成を示す説明図である。
駆動対象となる流速センサの構成を示す説明図である。
10…センサ駆動装置 11…駆動部 12…動作点変更部 13…温度補償部 20…COセンサ 21…抵抗器 22…セラミック 23…触媒 51…第1の動作領域 52…第2の動作領域 53…温度検出用動作点 54…濃度検出用動作点 70…流速センサ 71…ヒーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榎本 正徳 神奈川県大和市深見台3丁目4番地 株式 会社ガスター内 Fターム(参考) 2G060 AA02 AB01 AB08 AE19 AE40 AF04 AF07 AG01 AG13 BA03 BB02 BD02 HA03 HC02 HC09 HC10 HE10 KA01
Claims (9)
- 【請求項1】所定の物理量を測定するセンサを駆動する
センサ駆動装置において、 前記センサを駆動し作動させる駆動手段と、前記駆動手
段によって前記センサを駆動する際の動作点を変更する
動作点変更手段とを備え、 前記センサは、前記物理量と雰囲気温度との双方に対し
て感度を有する第1の動作領域と雰囲気温度にのみ感度
を有する第2の動作領域とを有し、 前記動作点変更手段は、前記センサの動作点を前記第1
の動作領域内と前記第2の動作領域内とに切り替えるこ
とを特徴とするセンサ駆動装置。 - 【請求項2】所定の物理量を測定するセンサを駆動する
センサ駆動装置において、 前記センサを駆動し作動させる駆動手段と、前記駆動手
段によって前記センサを駆動する際の動作点を変更する
動作点変更手段とを備え、 前記センサは、前記物理量と雰囲気温度との双方に対し
て感度を有する第1の動作領域と雰囲気温度にのみ感度
を有する第2の動作領域とを有し、 前記動作点変更手段は、前記センサの動作点を前記第1
の動作領域内と前記第2の動作領域内とに交互に繰り返
し切り替えることを特徴とするセンサ駆動装置。 - 【請求項3】前記動作点の切り替えを、前回他方の動作
領域内に動作点を設定していたことによる影響が前記セ
ンサの出力値に現れなくなってから行うことを特徴とす
る請求項2記載のセンサ駆動装置。 - 【請求項4】前記動作点を切り替える周期を、前回他方
の動作領域内に動作点を設定していたことによる影響が
前記センサの出力値に現れなくなる範囲内で短く設定す
ることを特徴とする請求項2記載のセンサ駆動装置。 - 【請求項5】前記第2の動作領域内に動作点を設定して
測定した雰囲気温度に基づいて前記第1の動作領域内に
動作点を設定して得た出力値を温度補償することを特徴
とする請求項1、2、3または4記載のセンサ駆動装
置。 - 【請求項6】前記駆動手段は、前記センサに電流を供給
するものであり、前記センサは、前記駆動手段から供給
された電流を流す発熱用の抵抗体を有していることを特
徴とする請求項1、2、3、4または5記載のセンサ駆
動装置。 - 【請求項7】前記センサは、前記抵抗体の周りに可燃性
ガスと反応する触媒を配した可燃性ガス濃度センサであ
ることを特徴とする請求項6記載のセンサ駆動装置。 - 【請求項8】前記センサは、気体の流速を測定する流速
センサであることを特徴とする請求項6記載のセンサ駆
動装置。 - 【請求項9】所定の物理量を測定するセンサの駆動方法
において、 前記センサを駆動する際の動作点を、前記物理量と雰囲
気温度との双方に対して感度を有する第1の動作領域内
に設定した状態と、雰囲気温度にのみ感度を有する第2
の動作領域内に設定した状態とに切り替え、前記センサ
を前記物理量の測定と雰囲気温度の測定の双方に用いる
ことを特徴とするセンサの駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10207299A JP2000039413A (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | センサ駆動装置およびセンサの駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10207299A JP2000039413A (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | センサ駆動装置およびセンサの駆動方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000039413A true JP2000039413A (ja) | 2000-02-08 |
Family
ID=16537491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10207299A Pending JP2000039413A (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | センサ駆動装置およびセンサの駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000039413A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003028823A (ja) * | 2001-07-18 | 2003-01-29 | Honda Motor Co Ltd | 信号処理装置 |
JP2006112911A (ja) * | 2004-10-14 | 2006-04-27 | Riken Keiki Co Ltd | 改質型燃料電池用ガス検出装置 |
JP2009068876A (ja) * | 2007-09-11 | 2009-04-02 | Yazaki Corp | ガス検出装置 |
WO2018212965A1 (en) * | 2017-05-17 | 2018-11-22 | Msa Technology, Llc | Comparative diagnostics for combustible gas sensors including catalytic structures |
WO2018229509A1 (en) * | 2017-06-16 | 2018-12-20 | Oxford University Innovation Limited | Sensing apparatus and sensing method |
US10900922B2 (en) | 2018-07-17 | 2021-01-26 | Msa Technology, Llc | Power reduction in combustible gas sensors |
US10948469B2 (en) | 2017-05-17 | 2021-03-16 | Msa Technology, Llc | Dynamic comparative diagnostics for catalytic structures and combustible gas sensors including catalytic structures |
US11268923B2 (en) | 2019-06-11 | 2022-03-08 | Msa Technology, Llc | Sensor for compositions which deposit upon a surface from a gaseous matrix |
US11543396B2 (en) | 2019-06-11 | 2023-01-03 | Msa Technology, Llc | Gas sensor with separate contaminant detection element |
US11703473B2 (en) | 2019-12-11 | 2023-07-18 | Msa Technology, Llc | Operation of combustible gas sensor in a dynamic mode with a constant resistance setpoint |
-
1998
- 1998-07-23 JP JP10207299A patent/JP2000039413A/ja active Pending
Cited By (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003028823A (ja) * | 2001-07-18 | 2003-01-29 | Honda Motor Co Ltd | 信号処理装置 |
JP4577748B2 (ja) * | 2001-07-18 | 2010-11-10 | 本田技研工業株式会社 | 信号処理装置 |
JP2006112911A (ja) * | 2004-10-14 | 2006-04-27 | Riken Keiki Co Ltd | 改質型燃料電池用ガス検出装置 |
JP2009068876A (ja) * | 2007-09-11 | 2009-04-02 | Yazaki Corp | ガス検出装置 |
JP2020522675A (ja) * | 2017-05-17 | 2020-07-30 | エムエスエー テクノロジー, リミテッド・ライアビリティ・カンパニー | 触媒構造体を含む可燃性ガスセンサの比較診断 |
US20180335412A1 (en) * | 2017-05-17 | 2018-11-22 | Msa Technology, Llc | Comparative diagnostics for catalytic structures and combustible gas sensors including catalytic structures |
CN110291385A (zh) * | 2017-05-17 | 2019-09-27 | Msa技术有限公司 | 用于包括催化结构的可燃气体传感器的比较诊断 |
US10627379B2 (en) | 2017-05-17 | 2020-04-21 | Msa Technology, Llc | Comparative diagnostics for catalytic structures and combustible gas sensors including catalytic structures |
WO2018212965A1 (en) * | 2017-05-17 | 2018-11-22 | Msa Technology, Llc | Comparative diagnostics for combustible gas sensors including catalytic structures |
US10948469B2 (en) | 2017-05-17 | 2021-03-16 | Msa Technology, Llc | Dynamic comparative diagnostics for catalytic structures and combustible gas sensors including catalytic structures |
AU2018269398B2 (en) * | 2017-05-17 | 2021-07-01 | Msa Technology, Llc | Comparative diagnostics for combustible gas sensors including catalytic structures |
US11761935B2 (en) | 2017-05-17 | 2023-09-19 | Msa Technology, Llc | Dynamic comparative diagnostics for catalytic structures and combustible gas sensors including catalytic structures |
WO2018229509A1 (en) * | 2017-06-16 | 2018-12-20 | Oxford University Innovation Limited | Sensing apparatus and sensing method |
US11543377B2 (en) | 2017-06-16 | 2023-01-03 | Oxford University Innovation Limited | Sensing apparatus and sensing method |
US10900922B2 (en) | 2018-07-17 | 2021-01-26 | Msa Technology, Llc | Power reduction in combustible gas sensors |
US11543396B2 (en) | 2019-06-11 | 2023-01-03 | Msa Technology, Llc | Gas sensor with separate contaminant detection element |
US11268923B2 (en) | 2019-06-11 | 2022-03-08 | Msa Technology, Llc | Sensor for compositions which deposit upon a surface from a gaseous matrix |
US11846617B2 (en) | 2019-06-11 | 2023-12-19 | Msa Technology, Llc | Gas sensor with separate contaminant detection element |
US11703473B2 (en) | 2019-12-11 | 2023-07-18 | Msa Technology, Llc | Operation of combustible gas sensor in a dynamic mode with a constant resistance setpoint |
US12061161B2 (en) | 2019-12-11 | 2024-08-13 | Msa Technology, Llc | Operation of combustible gas sensor in a dynamic mode with a constant resistance setpoint |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4543176A (en) | Oxygen concentration detector under temperature control | |
US6888467B2 (en) | Gas detection instrument and method for its operation | |
US8918289B2 (en) | Combustible gas detection apparatus and combustible gas sensor control method | |
WO2000065315A1 (fr) | Detecteur de flux thermal, procede et appareil d'identification de fluide, detecteur de flux, et procede et appareil de mesure de flux | |
US7467547B2 (en) | Fluid-measuring device and fluid-measuring method | |
EP1742025B1 (en) | Thermal type flow measuring apparatus | |
EP1657532A1 (en) | Thermal mass flow sensor | |
US4818977A (en) | Combustible gas detector having temperature stabilization capability | |
JP2000039413A (ja) | センサ駆動装置およびセンサの駆動方法 | |
JP2682348B2 (ja) | 空気流量計及び空気流量検出方法 | |
JPH04231857A (ja) | 可燃ガス成分の検出用測定回路装置の動作方法 | |
JPH06102073A (ja) | 空気流量計及び空気流量検出方法 | |
US6085575A (en) | Process for the determination of the exhaust gas temperature and of the air/fuel ratio lambda and a sensor arrangement for execution of the process | |
JPH02102447A (ja) | エンジンの空燃比制御装置 | |
JPH0611472A (ja) | ガスセンサ | |
JP2001091487A (ja) | ガス検出装置 | |
JPH11148849A (ja) | 流体検出センサ | |
KR20010087136A (ko) | 온도센서를 조정하는 방법 | |
JPH08136491A (ja) | 雰囲気検出装置 | |
JPS6197528A (ja) | 熱線型空気流量測定装置 | |
JPS6053814A (ja) | 空気流量測定装置 | |
JP4711332B2 (ja) | 水素検出装置 | |
JPH10170465A (ja) | 湿度検出素子およびそれを用いた空気流量測定装置 | |
JP2019070608A (ja) | ガス検知器 | |
JPH08338284A (ja) | ガスエンジンの運転制御方法及び装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040720 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051116 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051129 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060411 |