JPH04231857A - 可燃ガス成分の検出用測定回路装置の動作方法 - Google Patents

可燃ガス成分の検出用測定回路装置の動作方法

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JPH04231857A
JPH04231857A JP3105363A JP10536391A JPH04231857A JP H04231857 A JPH04231857 A JP H04231857A JP 3105363 A JP3105363 A JP 3105363A JP 10536391 A JP10536391 A JP 10536391A JP H04231857 A JPH04231857 A JP H04231857A
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time
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temperature
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JP3105363A
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Wolfgang Kauschke
ヴォルフガング カウシュケ
Werner Thoren
ヴェルナー トーレン
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Draegerwerk AG and Co KGaA
Original Assignee
Draegerwerk AG and Co KGaA
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Publication date
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    • G01N33/0009General constructional details of gas analysers, e.g. portable test equipment
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    • GPHYSICS
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    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
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    • G01N27/02Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス混合気中の可燃ガ
ス成分検出用装置の動作方法に関する。この検出用装置
は、指示ユニットと測定装置と検出器素子と制御可能な
補償器素子を有する。
【0002】可燃ガスの濃度測定にはガスセンサが使用
される。ガスセンサは触媒を有しており、触媒は所定の
温度(例えば500°C)に加熱される。それにより可
燃ガスは、測定ガス中に存在する酸素の一部を消費して
、センサ表面にて接触反応で燃焼する。
【0003】そのための測定装置として通常は、アクテ
ィブセンサ(検出器)およびパッシブセンサ(補償器)
が1つの測定ブリッジまたは2つの別個の測定ブリッジ
に配置される。検出器は被測定ガスに反応し、一方補償
器は実質的に周囲の影響を補正するのに用いられる。補
償器も検出器と同じ温度に加熱される。下側爆発限界(
UEG)以下の可燃ガスの温度に比例する測定電圧は、
検出器電圧と補償器電圧との間の差と同じである。
【0004】所属の測定回路によって、ガス中に存在す
る構成成分の量を測定する測定方法は、EP−B118
221号明細書から公知である。
【0005】公知の測定方法では、検出器素子と補償器
素子は別個の測定ブリッジに配置されており、共通の電
圧源に接続されている。給電電流は、検出器素子と補償
器素子とが所定の温度に保持されるように制御される。 そのために各測定ブリッジには2点制御器としての回路
装置が電圧供給部に設けられている。回路装置は所定の
温度を上回る間、給電電流を遮断する。検出器素子と補
償器素子の較正は、可燃構成成分を含まない基準ガスで
の出力電圧が同じ大きさに平衡となるようにして行われ
る。所定の適用例に対しては、検出器素子と補償器素子
に等しくない大きさの電圧を給電し、等しくない温度で
動作させることも行う。その際、異なる出力電圧は電圧
調整装置により、2つの測定ブリッジの加算点にて補正
され、後置接続された増幅器には補正された測定ブリッ
ジとなる。この補正もまた可燃構成成分のない基準ガス
によって行われる。
【0006】公知の測定方法では、検出器素子と補償器
素子を固定の所定温度でしか動作させることができず、
電力消費(特に可燃ガスが存在しない準備フェーズの電
力消費)が可燃ガスによる測定フェーズと同じ大きさで
ある、という欠点がある特に携帯型機器の場合、測定器
の電力需要を賄うためには不必要に大きなバッテリーを
携行しなければならない。そのためこの機器は取り扱い
にくく、重量がかさむ。
【0007】US−4538448号明細書から、ガス
混合気の爆発限界検出方法が公知である。ここでは検出
器素子が電圧供給源に接続され、投入接続後の給電電流
は一定に制御される。検出器素子の電圧経過は、時間に
依存して測定装置により記録される。電圧経過から基準
値を介して指数関数が計算され、この関数はガス混合気
の爆発限界の検出に用いられる。
【0008】公知の装置には、検出器素子と補償器素子
が測定フェーズ中絶えずバッテリー電流に接続され、従
い常に、全電力消費を必要とするという欠点がある。そ
の他この装置は測定休止中は検出器素子が給電電流に接
続されていない−測定準備状態でない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、連続
的に動作する可燃ガス検出のための測定方法を改善して
、電力消費を最小にし、可燃ガスの被測定濃度に適応さ
せることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この課題は、第1の動作
フェーズ中、検出器素子に検出器動作電流IDを給電し
、一方補償器素子を補償器−部分動作電流IK1により
動作し、検出器素子における電圧UDと補償器素子にお
ける電圧UKとから、ガス分析のための第1の測定信号
U1を形成し、第2の動作フェーズでは、補償器測定素
子に、投入接続時点t0から時点t1までの部分加熱フ
ェーズで補償器動作電流IKを印加接続し、補償器電圧
の定常終了値UK(ts)を、加熱フェーズの終了時に
、時間間隔t0からt1の補償器電圧UK(t)の上昇
度から、処理関数により外挿法で求め、外挿法により求
めた終了電圧UK(ts)と検出器素子における電圧U
Dによってガス分析のための第2の測定信号U2を形成
するように構成して解決される。
【0011】本発明の利点は実質的に次の点にある。す
なわち、周囲の影響を補正するために用いる補償器素子
に第1の動作フェーズ中(準備フェーズ中)は補償器部
分動作電流IK1のみを給電する点である。検出器動作
電流IDに常に接続される検出器素子は常時測定準備状
態にあり、測定ガス中の可燃ガスの存在を検知する。補
償器素子には第1の動作フェーズでは補償器部分動作電
流IK1が給電されるから、濃度測定制限的な精度を以
てのみ可能である。検出器素子UDと補償器素子UKに
おける電圧降下から形成された測定信号U1(2つの電
圧の商とすることができる)が、後置接続された測定装
置にて評価され、検出された濃度が表示される。濃度は
混合ガスの燃焼性に対する尺度である。測定信号U1に
よって測定装置内に記憶されている切り替え基準がトリ
ガされると、制御ユニットは第2の動作フェーズ(いわ
ゆる測定フェーズ)で、所定の時間間隔t0からt1(
t0は投入接続時点)にわたって補償器動作電流IKを
補償器素子に接続する。時間間隔t0からt1での補償
器素子における電圧経過から、処理関数により、補償器
素子における電圧の終了値が外挿法で求められる。この
終了値は通常、投入接続持続期間ts(例えば30分)
後に初めて現れる。投入接続持続期間tsから定常終了
値に達するまでの長さは、実質的にセンサヘッドの構造
的特徴および使用する補償器の形式に依存する。終了値
への電圧の外挿法によって、補償器素子の加熱過程を早
期に中断することができ、第1の動作フェーズに対して
さらに高められた測定精度による濃度測定が可能である
。準備フェーズから測定フェーズへ切り換えるにもかか
わらず、測定装置は常に測定準備状態にある。第2の動
作フェーズでは、第2の測定信号U2が、補償器素子に
おける外挿法により求められた電圧UK(ts)および
検出器素子における電圧UDから形成される。
【0012】検出器素子と補償器素子の周囲にあるセン
サヘッド内の温度Tを検出するために、温度センサが設
けられている。有利な構成はプラチナ抵抗(Pt100
,Pt200)または半導体抵抗(KTY)である。 というのは、これらは重要な温度領域で十分に急峻な特
性曲線を有しているからである。温度信号は測定装置に
供給され、処理関数の計算の際に使用される。これは処
理関数の温度依存性を補正するのに用いる。
【0013】第1の動作フェーズと第2の動作フェーズ
との切り換え基準は有利には、この切り換え基準が、第
1の測定信号U1の第1の限界値DU1を上回った後に
トリガされるように構成する。第1の限界値DU1は下
側爆発限界(UEG)の1%から20%(有利には5%
)の領域にある。この領域は切り換え基準の感度を表す
。既知の可燃ガスの多数に対して、5%(UEG)が、
周囲の影響による統計的変動の上側の有意な閾値である
。第1の限界値DU1を上回ることにより第2の動作フ
ェーズがトリガされ、センサヘッド内のガス濃度が第2
の動作フェーズ中変化しなければ、測定装置により後続
の経過が次のように制御されなければならない。すなわ
ち、第2の動作フェーズが連続しないで再度新たにトリ
ガされないように制御されなければならない。例えばこ
の経過は次のように行うことができる。すなわち、第1
の限界値DU1を期限付きの時間の間増加するか、また
は測定装置により予設定可能な時間間隔後に初めて再び
トリガし得るように構成するのである。
【0014】選択的に、または組み合わせで、測定装置
により予設定可能な時間t2後に第2の動作フェーズを
トリガし、測定値を第1の動作フェーズから得られた値
と比較し、妥当性を検査することも有利である。偏差が
測定装置に記憶された許容誤差幅を外れれば、補償器素
子が補償器動作電流IKに接続され、定常終了電圧UK
(ts)に加熱される。次いで、濃度測定が完全な測定
精度で可能となる。
【0015】処理関数は有利には、UK(t)=UK(
ts)×(1−exp(−b(t,T)×t))の形の
指数関数として表される。実験により、補償器素子にお
ける電圧経過は上記の形式の関数により表されることが
明らかになった。ここでUK(t)は時点tの瞬時電圧
、UK(ts)は加熱時間ts後の定常終了電圧、b(
t,T)は時間tとガス温度T、および場合により測定
ガスの相対湿度のような周囲の影響およびガス組成に依
存する係数である。実験では(時間tと周囲温度Tは例
外として)、他の影響パラメータは、時間間隔t0から
t1の投入接続時間の上側で、処理関数の曲線経過に何
ら有意な作用を及ぼさず、従いb(t,T)にも及ぼさ
ない。
【0016】処理関数は有利には、別個に経過する較正
サイクルで定める。そのために、補償器素子は補償器動
作電流IKに接続され、周囲温度Tでの電圧曲線UK(
t)が、投入接続時点t0から設定された時点で記録さ
れ、測定装置の恒久メモリにファイルされる。定常終了
値UK(ts)は投入接続時間ts後の補償器素子にお
ける電圧値である。定常終了値は、(補償器形式および
センサヘッドの構造的特徴に応じて)約30分後に得ら
れる。
【0017】処理関数が周囲温度Tに依存する度合は、
較正サイクルを第2の周囲温度T1で繰り返すことによ
り検出される。この温度での電圧曲線はUK1(t)で
ある。温度の影響は線形であるから、相応の補正直線を
、固定時間teでの基準値UK(te)とUK1(te
)から計算することができる。この補正直線により、そ
れぞれの固定時間teごとに中間温度に対する補償器電
圧値が、t0からt1の時間間隔で検出され得る。周囲
温度TおよびT1での較正曲線は、センサヘッドに対し
て特徴的な量として製造時に記録し、EPROMに記憶
することができる。両方の部材は後に現場で所属の測定
装置に装填される。例えば相応のスタート信号が使用開
始時に手動でトリガされるか、または測定装置により予
定された時間計画に従い、または第1の動作フェーズの
測定値と第2の動作フェーズの測定値との間で許容誤差
幅領域を越えた場合、別の較正曲線を記録することがで
きる。例えばこの種の較正サイクルが、第1と第2の動
作フェーズ間の妥当性の見地からトリガされるならば、
存在するガス温度T2の際に電圧曲線UK2(t)が固
定時間間隔ごとに記録され、測定装置の恒久メモリにフ
ァイルされる。この加熱過程により、加熱フェーズの終
了時に一方では完全な精度でのガス濃度の検出が可能に
なり、他方ではガス温度T2に対する付加的較正曲線が
得られる。
【0018】第2の動作フェーズでは、補償器素子が投
入接続時点t0から時点t1まで、部分加熱フェーズ中
、補償器動作電流IKに接続される。時間間隔t0から
t1は1秒から30秒、有利には10秒である。この時
間間隔内の時点teで、または時点t1の時間間隔の終
了時に、処理関数により定常終了値が外挿法で求められ
る。温度の影響を考慮するためには、温度補正直線をそ
れぞれの外挿時点teまたはt1で検出しなければなら
ない。
【0019】第1の動作フェーズでは、補償器素子に補
償器部分動作電流IK1が給電される。この補償器部分
動作電流は、補償器動作電流IKの20%から80%、
有利には50%である。50%の補償器部分電流では、
加熱時間の既に数秒後に良好な精度で定常終了値UK(
ts)を外挿法で求めることができる。この値はんだい
1の動作フェーズにおける電力節約と第2の動作フェー
ズにおける迅速な測定準備状態との間で理想的である。
【0020】ガス混合気中の可燃ガス成分が高められた
際、または濃度が強よく変動する際には、第3の動作フ
ェーズ中、補償器素子に連続的に補償器動作電流IKを
給電すると有利である。
【0021】第3の動作フェーズは第2の測定信号U2
の第2の限界値DU2を上回った後にトリガすることが
できる。第2の限界値は40%から140%(UEG)
、有利には40%(UEG)である。第3の動作フェー
ズはまた、測定装置により予設定可能な固定時間t3後
にトリガすることもできる。
【0022】
【実施例】図1には、センサヘッド13、検出器電圧供
給部7、補償器電圧供給部8、A/D変換器9、測定装
置10、指示ユニット12および制御ユニット11を有
する測定機器が示されている。センサヘッド13では、
支持板2に検出器素子4と補償器素子3が配置されてい
る。測定ガスは焼結金属板6を通ってセンサヘッド13
へ流入し、検出器素子4にて接触反応で燃焼する。セン
サヘッド13内の測定ガス温度は、温度センサ5として
のプラチナ抵抗により測定される。検出器素子4、補償
器素子3および温度センサ5からの測定信号UD,UK
およびUTはA/D変換器9でディジタル信号に変換さ
れ、測定装置10に供給される。制御ユニット11は測
定装置10および電圧供給部7、8と接続されており、
電流制御パルスを信号線路15、16を介して検出器素
子4および補償器素子3に対して送出する。測定装置1
0は実質的にマイクロプロセッサと計算ユニットと、処
理関数を記憶するための恒久メモリとを有している。計
算ユニットは、補償器電圧を外挿法で求めるために電圧
値を計算し、補償器素子3および検出器素子4で測定し
た電圧をガス濃度値に変換するためのものである。
【0023】図2は補償器素子3の電圧経過(UK(t
)を時間に依存して、第1の動作フェーズから第2の動
作フェーズへの切り換えで示す。まず第1の動作フェー
ズでは補償器素子3に補償器部分動作電流IK1が給電
される。時点t0で第2に動作フェーズが開始し、補償
器動作電流IKが接続される。図2の実線は補償器素子
3の電圧経過UK(t)を表す。時点t1で第2の動作
フェーズは終了し、再び電流IK1が補償器素子に接続
される。時点t1より上側の点線は、補償器素子3が時
点t1を越えて定常終了値UK(ts)に加熱されるこ
ととなった場合の電圧経過UK(t)を定性的に表す。 この場合定常終了値には約30分後に達する。時間ts
は選択された縮尺では示されていない。というのは時間
tsは約30分であり、一方t1はたった10秒だから
である。時点t2で新たな加熱フェーズが開始される。 図示の実施例では、投入接続時点t0からt1は約10
秒、t2は約30分である。
【0024】次式は、時間ts後に補償器電圧を定常終
了値へ外挿法で求めるための処理関数14である。
【0025】
【数1】
【0026】実験により、補償器素子3の電圧経過は上
記形式の指数関数で表されることが判明した。ここでU
K(t)は時点tの瞬時電圧、UK(ts)は加熱時間
ts後の定常終了電圧、そしてb(t,T)は時間t、
ガス温度Tおよび測定ガスの相対湿度やガス組成のよう
な周囲の影響に依存する係数である。
【0027】図3は、b(t,T)の経過を周囲温度T
の関数として表す。曲線パラメータとして加熱時間tが
、加熱時間内の固定時点としてのteによりプロットさ
れている。b(T)と温度Tとの線形関係のため、少な
くとも2つの基準値が相応の加熱時間teに対して得ら
れれば、温度依存性は直線により近似的に表すことがで
きる。この基準値は、補償器素子を較正サイクルで、2
つの異なる周囲温度TとT1の際に補償器動作電流IK
に接続し、第1の較正サイクルから補償器素子3におけ
る電圧UK(t)を、また第2の較正サイクルからUK
1(t)を、開始時点t0から定常終了値tsまで固定
時間間隔で記録し、測定装置10の恒久メモリにファイ
ルすることにより検出される。
【0028】温度補正直線に対する基準値は、それぞれ
の投入接続時点t0に関して同じ時間teでの、周囲温
度TとT1における電圧値UK(te)とUK1(te
)である。従い、各周囲温度Tごとに、時点tsでの定
常終了値への時点teの外挿関数が測定装置10内で得
られる。teは、時間間隔t0〜t1までの中にあって
外挿法に対して予設定可能な時点である。外挿法は、時
間teを大きく選択すればするほど、すなわちteがt
1に近付けば近付くほど正確になる。
【0029】時間teに依存する処理関数14による外
挿法の品質が図4に示されている。ここでは種々異なる
周囲の条件、例えば25°Cの一定の周囲温度Tの際の
相対湿度50%および75%、また2重量%のc(cH
4)と1重量%のc(H2)も考慮されている。それぞ
れの周囲温度に対して実際の加熱曲線UK(t)が測定
され、すべての曲線から同じ時間teでb(te,T)
値が検出され、時点teごとに平均されている。平均さ
れたb(te,T)値により、種々異なる時点teの処
理関数を用いて定常終了値UK(ts)が外挿法で求め
られ、外挿値が測定された値と比較される。電圧差ΔU
は縦軸にプロットされている。±1mVの領域が、外挿
精度に対して設定された誤差限界である。図4から明ら
かなように、周囲の影響は所定時間後減少し、何らさし
たる影響を外挿法にもはや及ぼさない。図示の実施例で
は、7秒以上の時間teに対しては外挿された終了値U
K(ts)が選択誤差限界内にある。外挿は時間間隔t
0〜t1内のいずれの時点でも可能であるが、しかしt
eがt1に近付けば近付くほど精度は高くなる。以下典
型的な測定経過を説明する。
【0030】まず較正サイクルがトリガされる。較正サ
イクルでは2つの異なる周囲温度TおよびT1の際に、
補償器素子3が補償器動作電流IKに接続される。固定
の時間間隔、例えば開始点t0から0.1秒ごと、次に
20秒からは5秒ごとに、温度Tでの補償器素子3の電
圧値UK(t)および温度T1での電圧値UK1(t)
が測定され、測定装置10の恒久メモリにファイルされ
る。中間の温度の電圧値は測定装置により2つの較正曲
線から線形外挿法によって求められる。その際、2つの
曲線からの基準点が同じ時間teで使用される。較正曲
線はまたセンサヘッド13の製造時に記録し、EPRO
Mに記憶することもできる。この場合、2つの部材は測
定機器に後で装着される。
【0031】測定フェーズは第1の動作フェーズ(準備
状態フェーズ)と共に開始し、このフェーズでは検出器
素子4が検出器動作電流IDに接続され、一方補償器素
子3は補償器部分動作電流IK1により給電される。例
えばID=100mA、IK1=50mAである。測定
ガス(例えば空気中のCH4)中の可燃ガスの濃度が上
昇すると、測定信号U1が第1の限界値DU1に達し、
第2の動作フェーズが開始する。ここ測定装置10は、
時間間隔t0〜t1の間、補償器素子への完全な補償器
動作電流IKに切り替わり、これを加熱する。同時に温
度センサ5によりセンサヘッド13内の周囲温度Tを測
定する。時点teで、測定装置10の恒久メモリに記憶
されている較正曲線により補償器電圧UK(ts)の定
常終了値が外挿法で求められる。従い既に時点teで、
補償器素子3が定常終了値に加熱されたかのように測定
することができる。第2の動作フェーズが第1の限界値
DU1を上回ることでトリガされ、センサヘッド内のガ
ス濃度が第2の動作フェーズ中不変に留まる場合、測定
装置10により後続の経過を次のように制御しなければ
ならない。すなわち、第2の動作フェーズが連続して再
トリガされないように制御しなければならない。この経
過は例えば、第1の限界値DU1を期限付きの時間増加
させるか、または測定装置10により予設定可能な時間
間隔後に初めて再トリガ可能とするのである。第1と第
2の動作フェーズの切り換えは、測定装置10により予
設定可能な固定の時間で行うことができる。これは交互
に、例えば20秒の動作準備フェーズ後に10秒の測定
フェーズを行うのである。利点は、30秒の連続的測定
準備動作の際に、全電力は10秒しか必要としないこと
である。
【0032】可燃ガスの濃度が高められたり、または急
速にガス濃度が変化する際は、第3の動作フェーズに切
り換えられる。第3の動作フェーズでは検出器素子4と
補償器素子3が常に動作電流IDおよびIKにより給電
される。この動作フェーズは測定装置10により、設定
された時点、例えば1時間ごとに、投入接続することが
できる。それにより基準測定値が完全な精度により得ら
れる。このこにより測定系のエラーの原因を推定するこ
ともできる。エラーの識別は例えば第1と第2の動作フ
ェーズを交互に切り換えることによっても可能である。 これは第2の動作フェーズの個々の測定信号U1を相互
に相関させ、妥当性を検査するのである。さらに、第2
の動作フェーズ中に複数の外挿法を種々異なる時点te
で実行し、外挿値を相互に相関させることも可能である
。このようにして推計学上の変動を減少することができ
る。
【0033】
【発明の効果】本発明により、連続的に動作する可燃ガ
ス検出のための測定方法が改善され、電力消費が最小と
なり、可燃ガスの被測定濃度に適応させることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施するための測定装置のブロ
ック回路図である。
【図2】クロック動作での補償器素子における電圧経過
を示す線図である。
【図3】温度に依存する係数b(t,T)を表す線図で
ある。
【図4】30分の時間ts後の、測定した補償器終了電
圧と外挿法で求めた終了電圧の電圧差の時間特性を表す
線図である。
【符号の説明】
3  補償器素子 4  検出器素子 5  温度センサ 6  焼結金属板 7、8  電圧供給部 10  測定装置 11  制御ユニット 12  支持ユニット 13  センサヘッド 15、16  信号線路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ガス混合気中の可燃ガスの検出用測定
    回路装置の動作方法であって、該測定回路装置は、指示
    ユニットと、測定装置と、検出器素子と、制御可能な補
    償器素子とを有するものである、動作方法において、第
    1の動作フェーズ中、検出器素子(4)に検出器動作電
    流IDを給電し、一方補償器素子(3)を補償器−部分
    動作電流IK1により動作し、検出器素子(4)におけ
    る電圧UDと補償器素子(3)における電圧UKとから
    、ガス分析のための第1の測定信号U1を形成し、第2
    の動作フェーズでは、補償器測定素子(3)に、投入接
    続時点t0から時点t1までの部分加熱フェーズで補償
    器動作電流IKを印加接続し、補償器電圧の定常終了値
    UK(ts)を、加熱フェーズの終了時に、時間間隔t
    0からt1の補償器電圧UK(t)の上昇度から、処理
    関数(14)により外挿法で求め、外挿法により求めた
    終了電圧UK(ts)と検出器素子(4)における電圧
    UDによってガス分析のための第2の測定信号U2を形
    成する、ことを特徴とする動作方法。
  2. 【請求項2】  検出器素子(4)および補償器素子(
    3)における温度Tを検出するために、センサヘッド(
    13)には温度センサ(5)が設けられている請求項1
    記載の方法。
  3. 【請求項3】  第2の動作フェーズは、第1の測定信
    号U1の第1の限界値DU1を上回った後にトリガされ
    る請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】  第1の限界値DU1は、下側爆発限界
    (UEG)の1%から20%(有利には5%)の領域に
    ある請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】  第2の動作フェーズは、測定装置(1
    0)により設定可能な時間t2後にトリガされる請求項
    1記載の方法。
  6. 【請求項6】  処理関数(14)は、UK(t)=U
    K(ts)×(1−exp(−b(t,T)×t))の
    形の指数関数であり、b(t,T)は温度および時間に
    依存した係数であり、周囲の影響に依存している請求項
    1から5までのいずれか1記載の方法。
  7. 【請求項7】  処理関数は、別個に経過する較正サイ
    クルにて定められ、該較正サイクルでは補償器素子(3
    )を補償器動作電流IKにより定常終了温度まで加熱し
    、前以て選択可能な時間間隔で、電圧曲線UK(t)を
    一定の温度で記録し、測定装置(10)の恒久メモリに
    ファイルする請求項1から6までのいずれか1記載の方
    法。
  8. 【請求項8】  b(t,T)の温度の影響を検出する
    ために、第2の温度曲線UK1(t)を第2の周囲温度
    T1で記録し、それぞれの温度補正度を、基準値UK(
    te)およびUK1(te)から、所定の時間で計算す
    る請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】  第3の動作フェーズ中、補償器素子(
    3)に連続的に補償器動作電流IKを給電する請求項1
    から8までのいずれか1記載の方法。
JP3105363A 1990-05-10 1991-05-10 可燃ガス成分の検出用測定回路装置の動作方法 Pending JPH04231857A (ja)

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ZA91995B (en) 1991-11-27
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