JPH11193997A - 並設一体型熱交換器 - Google Patents

並設一体型熱交換器

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JPH11193997A
JPH11193997A JP9104298A JP9104298A JPH11193997A JP H11193997 A JPH11193997 A JP H11193997A JP 9104298 A JP9104298 A JP 9104298A JP 9104298 A JP9104298 A JP 9104298A JP H11193997 A JPH11193997 A JP H11193997A
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JP
Japan
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fins
heat exchanger
heat
radiator
fin
Prior art date
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JP9104298A
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English (en)
Inventor
Kunihiko Nishishita
邦彦 西下
Takashi Sugita
隆司 杉田
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の熱交換器を一体に結合する構成におい
て、隣り合う熱交換器でフィンを介して熱が伝達される
のを殆どなくし、各熱交換器の熱交換性能に悪影響を与
えないようにする。熱交換器毎に仕様の異なるフィンを
用いることを可能にする。 【解決手段】 熱交換部を互いに対峙させて一体にろう
付けされたコンデンサ5とラジエータ9とでフィン4,
8を別々の部材をもって形成し、相隣接する各々の熱交
換器のフィン4,8を1/2ピッチ位相をずらして接合
する。相隣接するフィン4,8が接合する場合でも点接
合で済み、ラジエータ9の熱がフィン4,8を介してコ
ンデンサ5へ伝達されることが殆どなくなり、コンデン
サ5の熱交換性能が確保される。コンデンサ5の熱交換
部とラジエータ9の熱交換部とは異面積でもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の熱交換器
を通風方向に相前後して配置し、隣り合う熱交換器でそ
れぞれの熱交換部が対峙するように一体に接合されてい
る並設一体型熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】用途の異なる2つの熱交換器を通風方向
に相前後して一体に結合したものとしては、実公平6−
45155号公報に示される熱交換器が知られている。
これは、コンデンサとラジエータとのそれぞれを、一対
のヘッダと、これらヘッダ間を連通する複数のチューブ
と、チューブ間に介在されたフィンとによって構成し、
両熱交換器でチューブやヘッダを別部材をもって形成
し、フィンを両熱交換器で共有できるように一体に形成
するようにしたものであり、これにより、製造工程や取
り付けの簡略化を図っている。
【0003】また、同公報には、一体に形成されたフィ
ンに、コンデンサとラジエータとの間でスリットを形成
し、一方の熱交換部(ラジエータ)から他方の熱交換器
(コンデンサ)へフィンを介して熱が移動するのをでき
るだけ抑えるようにした構成も開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、隣り合
う熱交換器間でフィンを一体にする構成においては、フ
ィン自体の強度を確保する必要からスリットを極端に大
きくすることはできず、熱伝達を抑えるにも限度があ
る。また、フィンを一体化する構成では、並設される各
熱交換器の製造上の要求や性能の要求に合わせてフィン
の仕様を変更することができず、さらには、フィンにス
リットを形成しなければならないことから、生産性も良
くない。
【0005】そこで、この発明においては、複数の熱交
換器が一体となった並設一体型熱交換器を形成するも、
隣り合う熱交換器でフィンを介して熱が伝達されるのを
少なくし、各熱交換器の熱交換性能に悪影響を与えない
ようにすることを第1の課題としている。また、一体化
した各熱交換器の製造上の要求や性能の要求に合わせて
熱交換器毎に異なる仕様のフィンを用いることが可能な
並設一体型熱交換器を提供することも課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、この発明にかかる並設一体型熱交換器は、コルゲー
ト状のフィンと、このフィンを介して積層される複数の
チューブとによって熱交換部を構成し、前記複数のチュ
ーブの積層方向に延設されて各々のチューブと連通する
ヘッダを備えてなる第1及び第2の熱交換器を有し、前
記第1及び第2の熱交換器が各々の前記熱交換部を前記
チューブの積層方向を同じくして互いに対峙して結合さ
れている並設一体型熱交換器において、前記第1の熱交
換器のフィンと前記第2の熱交換器のフィンとを別々の
部材をもって形成すると共に、前記対峙する熱交換部間
で相隣接する各々の熱交換器のフィンを位相をずらして
接合したことを特徴としている(請求項1)。
【0007】ここで、「相隣接する各々の熱交換器のフ
ィンを位相をずらして接合」するとは、同位相での接合
を避けることであるが、製造工程のバラツキにより、フ
ィン同士の一部の位相が略同一となる部分が存在し得る
場合を排除するものではなく、このような場合も本件発
明思想に包含されるべきものである。
【0008】また、第1及び第2の熱交換器は、同様の
用途を有するものであっても異なる用途を有するもので
あっても差し支えないが、特に、本発明では、使用時で
の温度が異なる複数の熱交換器を一体化する場合に有効
である。また、第1及び第2の2つの熱交換器を一体に
結合したものであっても、これら2つの熱交換器を含む
3つ以上の熱交換器を並設して一体に結合したものであ
ってもよい。
【0009】隣り合う熱交換器は、各々の熱交換部を互
いに対峙させて一体に結合されるが、その態様として
は、各熱交換部の最外側にサイドプレートを取り付け、
隣り合う熱交換器を互いのサイドプレートをろう接する
ことによって結合するものであっても、最外側に設ける
サイドプレートを隣り合う熱交換器で共有できるように
一枚のプレートをもって形成し、このサイドプレートで
隣り合う熱交換器を結合するものであってもよい。
【0010】また、隣り合う熱交換器は、隣り合う熱交
換器のヘッダを突き合わせてこのヘッダ部分を接合する
ことで結合するようにしても、対峙する熱交換部のフィ
ンのみを接合することによって結合するようにしてもよ
い。あるいは、以上の組み合わせによって隣り合う熱交
換器を結合するようにしてもよい。
【0011】対峙する熱交換部間で相隣接するフィンを
位相をずらしてろう接する構成としては、第1の熱交換
器のフィンと第2の熱交換器のフィンとを同一形状に形
成し、相隣接するフィンの位相を1/2ピッチずらす構
成が実用的である(請求項2)。ここでいう1/2ピッ
チも、製造工程のバラツキにより、正確に1/2ピッチ
とならない部分が存在する場合を排除するものではな
く、このような場合もこの発明思想に包含されるべきも
のである。このような構成によれば、各熱交換器のフィ
ンを同一の製造ラインをもって同時に成形することも可
能となる。
【0012】上述の構成としたことにより、それぞれの
熱交換器では、チューブ内を流れる流体の熱がフィンに
伝達され、これによりチューブ内の流体は、フィン間を
通過する空気と熱交換される。第1の熱交換器のフィン
と第2の熱交換器のフィンとは位相をずらして接合して
いるので、フィンどうしが接合する場合でも点接合で済
み、隣り合う熱交換器間で一方のフィンから他方のフィ
ンへ熱が伝達されることがほとんどない。このため、そ
れぞれの熱交換器の熱交換性能が他の熱交換器から伝達
される熱によって阻害されにくくなる。
【0013】また、対峙する熱交換部間で相隣接するフ
ィンの接合箇所をできるだけ少なくする態様としては、
フィンの位相をずらすことに代えて、各々の熱交換器の
相隣接するフィンを異なるピッチに形成するようにして
もよい(請求項3)。
【0014】以上の構成は、第1の熱交換器の熱交換部
と第2の熱交換器の熱交換部との面積が同じであって
も、異なるものであってもよい。例えば、第1の熱交換
器と第2の熱交換器との積層方向の長さを異ならせるよ
うにしても(請求項4)、第1の熱交換器と第2の熱交
換器との積層方向と直交するチューブの延長方向の長さ
を異ならせるようにしてもよく(請求項5)、さらに
は、これらを組み合わせて、第1の熱交換器と第2の熱
交換器とを、積層方向の長さと、これに直交するチュー
ブの延長方向の長さとを異ならせるようにしてもよい
(請求項6)。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面により説明する。図1乃至図3において、並設一体型
熱交換器1は、その全体がアルミニウム合金で構成さ
れ、一対のヘッダ2a,2bと、この一対のヘッダ2
a,2bを連通する複数の偏平状のチューブ3と、各チ
ューブ間に挿入接合されたコルゲート状のフィン4とを
有して構成されたコンデンサ5、及び、一対のヘッダ6
a,6bと、この一対のヘッダを連通する複数の偏平状
のチューブ7と、各チューブ間に挿入接合されたコルゲ
ート状のフィン8とを有して構成されたラジエータ9が
一体に組付けられて構成されている。それぞれの熱交換
器は、複数のチューブ3,7とフィン4,8とによって
チューブ内を流通する流体とフィン間を通過する空気と
を熱交換する熱交換部を構成しており、この熱交換部が
互いに対峙されて一体に組付けられている。
【0016】コンデンサ5のチューブ3は、内部が多数
のリブにより仕切られて強度が高められた公知形状のも
のが用いられており、例えば、押し出し材によって形成
される。また、コンデンサ5のヘッダ2a,2bは、円
筒状の筒状部材10の両端開口部を蓋体11で閉塞して
構成され、筒状部材10の周壁にはチューブ3を挿入す
る複数のチューブ挿入孔12が形成され、内部が仕切壁
15a,15b,15cによって仕切られて複数の流路
室に画成されている。最上流側の流路室を構成するヘッ
ダの部位には、冷媒が流入する入口部13が設けられ、
最下流側の流路室を構成するヘッダの部位には、冷媒が
流出する出口部14が設けられている。
【0017】図1に示す構成例にあっては、一方のヘッ
ダ2aが2つの仕切壁15a,15bによって3つの流
路室に画成され、他方のヘッダ2bが1つの仕切壁15
cによって2つの流路室に画成されており、一方のヘッ
ダ2aに入口部13と出口部14とを設け、入口部13
から入った冷媒をヘッダ間を2回往復させて出口部14
から流出する構成となっている。
【0018】これに対して、ラジエータ9のチューブ7
は、内部が仕切られていない公知形状のもので、例えば
電縫管によって形成される。また、ラジエータ9のヘッ
ダ6a,6bは、チューブ7を挿入するチューブ挿入孔
が形成された断面コ字状の第1のヘッダ部材16と、こ
の第1のヘッダ部材16の側壁部間に架設され、第1の
ヘッダ部材16と共にヘッダ6の周壁を構成する第2の
ヘッダ部材17とによって断面矩形状の筒状体を構成
し、この筒状体の両端開口部を閉塞板18で閉塞して構
成されている。
【0019】閉塞板18は、ヘッダの断面形状に合わせ
て矩形状に形成された平板からなり、対向する2辺に突
起が形成され、この突起を第1のヘッダ部材16と第2
のヘッダ部材17とに形成された嵌合孔19に嵌合して
筒状体の開口部に組付けられている。
【0020】第2のヘッダ部材17には、両側縁を膨出
するようにU字状に曲げて係止溝22が形成されてお
り、この係止溝22に第1のヘッダ部材16の側壁端部
を嵌入することで互いのヘッダ部材16が接合されてい
る。この第1のヘッダ部材16と第2のヘッダ部材17
との接合部分は、チューブ7が接合する部位から遠ざか
る位置にあり、コンデンサ5のヘッダ2aと対峙する部
位よりも外側に位置している。
【0021】ラジエータ9の一方のヘッダ6bには、流
体が流入する入口部26が設けられ、他方のヘッダ6a
には、流体が流出する出口部27が設けられており、こ
の例にあっては、両ヘッダ6a、6bの内部が仕切られ
ておらず、入口部26から入った流体を一方のヘッダ6
bから他方のヘッダ6aへ全チューブ7を介して移動さ
せ、しかる後に出口部27から流出する構成となってい
る。
【0022】そして、積層されたチューブ3,7のさら
に外側(図1(a)においては、熱交換部の上下端)に
フィン4,8を介してサイドプレート20が取り付けら
れ、コンデンサ5とラジエータ9とは、このサイドプレ
ート20をもって一体に結合されている。このサイドプ
レート20は、例えば、両熱交換器で共有する一枚のプ
レートをもって形成されており、その表面には、コンデ
ンサ5とラジエータ9との間に臨む部位で通風穴21が
形成されている。
【0023】この通風穴21は、サイドプレート20の
長手方向に延びる長孔として少なくとも1つ以上穿設さ
れており、コンデンサ5とラジエータ9との間を外部と
連通し、低風速時において上流側に配されるコンデンサ
5と下流側に配されるラジエータ9との間に比較的温度
の高い空気が淀み、コンデンサ5の放熱作用が低下する
のを防ぐと共に、通風穴21を介して流入する比較的低
温の空気をラジエータ9に直接導き、ラジエータ9の放
熱作用を促進すること等を意図して設けられている。
【0024】コンデンサ5とラジエータ9とのチューブ
3,7は、特に図3に示されるように、それぞれのフィ
ン4,8が挿入できるように一定の間隔をもって設けら
れており、チューブ3,7のピッチは、両熱交換器で同
一に設定されている。また、コンデンサ5のチューブ3
は、ラジエータ9のチューブ7と通風方向(図3におい
ては水平方向)で所定の間隔をもって対峙するように配
されている。
【0025】コンデンサ5のフィン4とラジエータ9の
フィン8とは、別部材によって形成され、各熱交換器の
フィンの巾は、サイドプレート20の略半分の巾に形成
されると共にチューブ3,7よりも大きい巾に形成さ
れ、各フィン4,8の両側縁がチューブ3,7の側縁か
ら突き出るように取り付けられているが、一方の熱交換
器のチューブ端部とフィン端部の端面位置が同じであっ
ても構わない。また、コンデンサ5のフィン4とこれに
隣接するラジエータ9のフィン8とは、互いに突き合わ
せた状態でチューブ間にろう接されている。
【0026】フィンの接合状態は、図4においても示さ
れており、コンデンサ5のフィン4とラジエータ9のフ
ィン8とは、曲げられた頂部4a,8aと、この頂部間
に形成される平部4b、8bとを有し、いずれのフィン
4,8も同じピッチの山(乃至は谷)を有し、高さ及び
巾が等しく形成され、平部4b、8bにルーバ30が形
成されている。コンデンサ5のフィン4とラジエータ9
のフィン8とは、同一形状のフィンを長手方向を軸とし
て互いに反転させた関係にあり、したがって、相隣接す
る互いのフィンは、1/2ピッチ位相がずれて取り付け
られ、平部4b、8bの側縁中程で点接合した状態とな
っている。
【0027】コンデンサ5のフィン4とラジエータ9の
フィン8とは、形状が同一であることから、同じ製造ラ
インで同時に成形することが可能であり、例えば、その
一例として、図5に示される製造方法が考えられてい
る。
【0028】以下において、このフィンの製造方法を説
明すると、先ず、フィンを成形するためのフィン材50
をアンコイラ51から引き出し、オイル塗布装置32に
より油中を通過させて全面にオイルを塗布する(オイル
塗布工程)。その後、ルーバ成形機33によりフィン材
50を上下に細かく曲げてコルゲート状に形成すると同
時に平部にルーバを形成する(ルーバ成形工程)。次
に、ピッチ詰め装置34により、この装置とルーバ成形
機33との間でフィンピッチを一旦詰め(ピッチ詰め工
程)、その後、フィンピッチを設定されたピッチとなる
ように中間詰め装置35及びピッチ出し装置36とによ
って整える(ピッチ調整工程)。しかる後に、計数器3
9(例えば、フィン材に噛合してこのフィン材を送り出
すウォーム)によってフィン材50の山数をカウント
し、所定の山数毎に連続するフィン材を切断機37によ
って切断し、所定長のフィン40とする(切断工程)。
【0029】こうして出来たフィン40は、次に振り分
け工程へ進み、振り分け装置38をもって図5(b)、
(c)にも示されるように、フィンの移動方向に対して
左右交互に横倒しにする。これにより、上から見た場合
に一方のフィンは他方のフィンに対して180℃の位相
(1/2ピッチ)だけずれたものとなり(図5(c)参
照)、その後の熱交換器の自動組付けの工程において
は、こうして形成された位相の異なるフィンの一方をコ
ンデンサのフィン4として、他方をラジエータ9のフィ
ン8としてそれぞれ選択的にピックアップして組付け
る。
【0030】組付け工程において、コンデンサ5は、一
対のヘッダ2a,2bにチューブ3を挿入すると共にチ
ューブ間にフィン4を組付け、また、ラジエータ9は、
係止溝22に第1のヘッダ部材16の縁辺部を嵌め込ん
で第1のヘッダ部材16と第2のヘッダ部材17とを組
付け、それと同時に閉塞板18をヘッダ部材16、17
の嵌合孔19に係合して組付け、第1のヘッダ部材16
にチューブ7を挿入すると共にチューブ7間にフィン8
を組付ける。また、積層されたチューブ3,7のさらに
外側にフィン4,8を介してサイドプレート20を組付
ける。
【0031】ここで、フィンの組付けは、各熱交換器毎
に別々の工程で行なうようにしても、フィン4,8を除
いたコンデンサ5とラジエータ9との構成部材を先に組
付けておき、両熱交換器を互いの熱交換部が平行に対峙
するように並設した後にそれぞれの熱交換器のフィンを
同時に組付けるようにしてもよい。
【0032】組付けられた各熱交換器は、互いの熱交換
部が平行に対峙して配置され、コンデンサ5のヘッダ2
a,2bとラジエータ9のヘッダ6a,6bとは、チュ
ーブ3,7との接合部位が横並びとなるよう離間した状
態で近隣して配置され、また、熱交換器間で相隣接する
フィン4,8の位相が1/2ピッチずれた状態となり、
この状態を保つように治具にて固定される。しかる後
に、全体を炉中にてろう付けすれば、コンデンサ5とラ
ジエータ9とは、サイドプレート20を介して一体に結
合される。
【0033】フィンの組付け又は組付けられた後の各工
程では、コンデンサ5とラジエータ9とが上下に重なり
合うように置かれる場合もあり、この場合には、両熱交
換器のフィンが離れていても、上側のフィンが自重によ
ってずれて下側のフィンと当接する。したがって、隣合
うフィンを意識的に当接しようとしなくても、相隣接す
るフィンどうしは、炉中ろう付けが完了した後において
互いに当接した状態となり、いずれかのフィンにろう材
がクラッドされていれば、当接している平部でフィン同
士もろう接される。
【0034】このような一体型熱交換器は、コンデンサ
5を上流側にして取り付けられ、コンデンサ5へは図示
しないコンプレッサから高温高圧の冷媒が流入され、こ
の冷媒は、チューブ3を通過する過程で熱がフィン4に
伝達し、このフィン間を通過する空気と熱交換する。ま
た、ラジエータ9においては、エンジン冷却水が流入さ
れ、同じく、エンジン冷却水は、チューブ7を通過する
過程において熱がフィンに伝達され、このフィン8間を
通過する空気と熱交換する。
【0035】両熱交換器でフィンが一体に形成される従
来の構成にあっては、ラジエータの温度がコンデンサの
温度よりも高くなるので、ラジエータの熱がフィンを介
してコンデンサへ伝達され、コンデンサの熱交換性能を
低下させる不都合があったが、上記構成によれば、フィ
ン4,8がコンデンサ5とラジエータ9とで別々に形成
され、しかも、相隣接するフィンが1/2ピッチ位相を
ずらして接合されているので、これらフィン4,8の接
合は点接合で済み、ラジエータ9からコンデンサ5への
フィンによる熱移動は殆どなくなる。これにより、コン
デンサ5の熱交換性能がラジエータ9からの熱によって
阻害されにくくなる。
【0036】図6において、これを裏付ける実験結果が
示されている。これは、風速が同じであっても、ラジエ
ータからコンデンサへ伝達される熱の影響が大きければ
コンデンサの冷媒平均圧力が高くなり、逆に、ラジエー
タからの熱影響が小さければコンデンサの冷媒平均圧力
が低くなるという相関に基づき、ラジエータからの熱影
響をコンデンサの冷媒平均圧力をもって評価したもの
で、一定の温水をラジエータに流し、風速を変化させて
コンデンサの冷媒平均圧力の変化を計測したものであ
る。図において実線は、コンデンサとラジエータとのフ
ィンを一体の素材で構成した一体型熱交換器、一点鎖線
は、コンデンサとラジエータとを別々に構成し、これら
熱交換器をフィンを離間した状態で並設した場合、破線
は、上記図1乃至図4で示す一体型熱交換器1をそれぞ
れ示している。
【0037】この実験結果から明らかなように、本構成
の一体型熱交換器1は、コンデンサ5のフィン4とラジ
エータ9のフィン8とが点接合していることでラジエー
タ9の熱影響は多少あるものの、フィンを離間して並設
した一点鎖線のものと遜色のない結果が得られ、フィン
を一体の素材で形成した実線で示す従来品に比べて熱影
響を格段に抑えることができる。また、この実験結果に
よれば、特に低風速域において大きな効果が得られるこ
とが判る。
【0038】上記構成においては、特に一つの製造ライ
ンでコンデンサ5のフィン4とラジエータ9のフィン8
とを同時に製造できる利点や、既存の設備を利用でき、
また、製造工程を簡略化できるなどの利点から相隣接す
るフィンで1/2ピッチの位相のずれを考えているが、
これに限定されるものではなく、図7(a)に示される
ように、一方のフィンに対して他方のフィンの位相を僅
かにずらすものであっても、相隣接するフィン4,8が
同位相に組付けられて線接合するのでなければ、即ち、
点接合する範囲であれば、位相は適宜変更されてもよ
い。
【0039】また、上述した位相をずらす構成にあって
は、製造工程のバラツキにより、フィン同士の一部の位
相が略同一となる場合もあり得るが、そのような場合も
上記構成の射程範囲であることは言うまでもない。
【0040】さらに、図7(b)に示されるように、各
々の熱交換器でピッチの異なるフィンを用いることで相
隣接するフィン4,8の線接合を低減するようにしても
よい。この場合には、一部において接合部分が大きくな
る箇所もでてくるが、概して点接合の箇所が多くなるこ
とから、一方のフィンから他方のフィンへの熱の移動を
効果的に抑えることができ、同一ピッチで位相をずらし
た前記構成と同程度の効果を得ることができる。
【0041】さらにまた、各熱交換器の要求性能に合わ
せてフィンの板厚やルーバ形状等を熱交換器毎で異なら
せるようにしても、フィン材を両熱交換器で異ならせる
ようにしてもよい。
【0042】フィン材の異なる態様としては、コンデン
サ5のチューブ3を押し出し材によって構成し、ラジエ
ータ9のチューブ7を電縫管によって構成した場合にお
いて、コンデンサ側においては、チューブ3をベア材の
ままにしておき、フィン材にブレージングシートを用い
ることによってチューブ3とフィン4とをろう接し、こ
れに対して、ラジエータ側においては、チューブ7にブ
レージングシートを用い、フィン材をベア材としてチュ
ーブ7とフィン8とをろう接する構成が考えられる。つ
まり、コンデンサ5のフィン4とラジエータ9のフィン
8とは、互いに接合される必要から、少なくとも一方が
ブレージングシートによって構成される必要があるが、
そのような制限の範囲内であれば、チューブ材表面のろ
う材の有無に合わせてフィン材を適宜選択するようにし
てもよい。
【0043】従来のようにフィンがコンデンサ5とラジ
エータ9とで共通する一体のものである場合には、コン
デンサ5とラジエータ9の一方がベア材で構成される
と、フィン材はブレージングシートによって構成せざる
を得なくなる。この場合に、コンデンサ5とラジエータ
9の他方のチューブがブレージング材で構成されていれ
ば、そのチューブとフィンとの接合面はろう材が過多と
なり、ろう拡散によるフィンやチューブの侵食等の不都
合が懸念される。これに対して、本願の場合には、上述
のように、チューブがブレージング材かベア材かによっ
てそれぞれのフィンを適宜選択することができるので、
ろう材の過多による侵食等の不都合を避けることができ
るという利点を有する。
【0044】尚、上述の熱交換器においては、サイドプ
レート20がコンデンサ側とラジエータ側とで一体の部
材をもって構成された例を示したが、図8に示されるよ
うに、サイドプレートを各熱交換器毎に熱交換部の最外
側に設け、両熱交換器のサイドプレート41、42を突
き合わせてろう接することによりコンデンサ5とラジエ
ータ6とを一体に結合するようにしてもよい。
【0045】また、ラジエータ9の温度はコンデンサ5
の温度よりも高くなることから、サイドプレート20,
41,42をもって両熱交換器を一体に結合する上記場
合には、コンデンサ側においてサイドプレート20、4
2を両ヘッダ2a,2bに接合しておくと、コンデンサ
5とラジエータ9との熱膨張の違いから、長期間の使用
によりサイドプレート20、42とヘッダ2a,2bと
の接合部分が疲労破壊し、このヘッダ2a,2bに穴が
あいて冷媒漏れの発生が懸念される。
【0046】このため、図1(b)や図8(a)に示さ
れるように、コンデンサ側においては、サイドプレート
20、42とヘッダ2a,2bとを接合せずに離すよう
にしておくとよい。図においては、サイドプレート2
0、42の両端部を両ヘッダ2a,2bから離すように
しているが、強度の確保からいずれか一方の端部のみを
ヘッダから離し、他方の端部にあっては、ヘッダとろう
接するようにしてもよい。また、このようなコンデンサ
側の構成に加え、ラジエータ側においても、サイドプレ
ート20、41をヘッダ6a,6bの少なくとも一方か
ら離すようにしてもよい。
【0047】サイドプレート20,41の端部とラジエ
ータ9のヘッダ6a又は6bとの接合が予定される場合
には、閉塞板18を予めサイドプレート20又は41と
一体に形成するものであってもよい。このような構成の
場合には、第1のヘッダ部材16に切り欠き乃至はスリ
ットを設け、サイドプレートに続く閉塞板18をチュー
ブと同方向からヘッダ6に装着できるようにしても、あ
るいは、第2のヘッダ部材17を第1のヘッダ部材16
よりも長く延設し、第2のヘッダ部材17の突き出た部
分にサイドプレートに続く閉塞板18を係合させ、その
際にヘッダの開口端を閉塞板18で塞ぐようにあてがう
ような構成としてもよい。さらに、一体に形成されたサ
イドプレートと閉塞板との連接部分を外側に膨出させて
アーチ状に形成し、このアーチ状の部分に第1のヘッダ
部材16を挿着してサイドプレート20,41とこれに
続く閉塞板18とを取り付けるようにしてもよい。
【0048】ラジエータ9のヘッダ構造にしても、ヘッ
ダ6の構成部品の低減、組付け作業の簡易化等の目的か
ら、閉塞板18を第1のヘッダ部材と一体に形成し、こ
の第1のヘッダ部材16と嵌合するよう第2のヘッダ部
材17の係止溝を全周縁に渡って形成する構成として
も、第1のヘッダ部材をチューブ7が挿入される挿着壁
部と、コンデンサ5と近接する側において前記挿着壁部
に続いて形成される側壁部16bとから構成した断面L
字状に形成し、第2のヘッダ部材を第1のヘッダ部材に
組付けられる断面L字状乃至は断面円弧状に形成し、こ
れらヘッダ部材によってヘッダ6の周壁を構成するよう
にしてもよい。
【0049】さらに、第2のヘッダ部材17を樹脂で構
成し、第1のヘッダ部材16をアルミニウム合金で構成
し、炉中での一体ろう付けは第2のヘッダ部材17を除
いた他の構成部材の組付け後に行ない、ろう付け後に第
2のヘッダ部材17を第1のヘッダ部材16に気密よく
組みつけるものであってもよい。
【0050】上述したコンデンサ5とラジエータ9と
は、通過空気と熱交換する熱交換部の面積が等しく形成
されているものであるが、図9〜図12に示されるよう
に、コンデンサ5の熱交換部とラジエータ9の熱交換部
とを異ならせるようにしてもよい。
【0051】たとえば、図9及び図10に示される並設
一体型熱交換器1は、コンデンサ5の積層方向の長さを
ラジエータ9の積層方向の長さよりも短くし、コンデン
サ5の上端に設けられるサイドプレート42の側縁から
屈曲された接合代43をラジエータ9の端面に沿って上
方へ延ばし、この接合代43をラジエータ9のサイドプ
レート41の側縁から屈曲された接合代44とろう付け
する構成となっている。図においては、コンデンサ5の
下端とラジエータ9の下端とを揃えた場合であるが、上
端同士を揃えて下端のサイドプレートを接合代の長さを
異ならせて同様に接合するようにしても、コンデンサ5
がラジエータ9の中央にくるように上下端をずらすよう
にしてもよい。また、それぞれの熱交換器5,9は、予
定された熱交換能力が得られるように熱交換部の面積が
決定されるものであるが、必要によりラジエータ9の熱
交換部をコンデンサ5の熱交換部よりも正面面積を小さ
くしてもよい。
【0052】また、図11に示す並設一体型熱交換器の
例は、積層方向と直角をなすチューブ3,7の延長方向
の長さがコンデンサ5とラジエータ9とで異なっている
場合を示している。この例では、コンデンサ5のチュー
ブ3の長さAがラジエータ9のチューブ7の長さBより
も短く形成されており(A<B)、それぞれの熱交換器
5,9は、図8と同様に、それぞれのサイドプレート4
1,42を有し、フィンと共にサイドプレート41,4
2を突き合わせて当接部分がろう接されている。このよ
うな構成においても、場合によっては、ラジエータ9の
熱交換部の正面面積をコンデンサ5の熱交換部の正面面
積よりも小さくしたり、コンデンサ5とラジエータ9と
でサイドプレートを一体に構成してもよい。
【0053】さらに、コンデンサ5の熱交換部の寸法
は、図12で示されるように、積層方向とチューブの延
長方向とで短くし、図9で示されるように、サイドプレ
ート42から延びる接合代43をラジエータ9のサイド
プレート41の接合代44と接合する構成としてもよ
い。
【0054】尚、図9及び図12で示すコンデンサ5の
接合代43は、ラジエータ9の熱交換部を部分的に覆う
ことになるため、ラジエータ9の熱交換性能に影響を与
えないように間隔を置いて複数形成したり、接合代43
に通孔を形成するとよい。また、いずれの構成において
も、接合代43,44のいずれかに位置決め用のストッ
パを設けるようにしてもよい。さらに、上述の構成で
は、コンデンサ5とラジエータ9とがフィンとサイドプ
レートとによって接合(ろう付け)される構成となって
いるが、サイドプレートの代わりに、あるいは、これに
加えて、互いに対峙しているコンデンサ5のヘッダ2
a,2bとラジエータ9のヘッダ6a,6bとを接合
(ろう付け)するようにしてもよい。また、一方の熱交
換器のヘッダと他方の熱交換器のサイドプレートとを接
合することを考えてもよい。
【0055】コンデンサ5とラジエータ9との熱交換部
の正面面積が異なる上述したいずれの場合も、対峙する
熱交換部間で相隣接する各々のフィン4,8が位相をず
らして、あるいは、ピッチを変えて接合(ろう付け)さ
れる点は同様であり、熱交換器の一方から他方にかけて
熱の伝達が少なくなるようになっている。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
少なくとも第1の熱交換器と第2の熱交換器とが熱交換
部を対峙するように一体に結合され、第1の熱交換器の
フィンと第2の熱交換器のフィンとを別々の部材をもっ
て形成すると共に前記対峙する熱交換部間で相隣接する
フィンを位相をずらして接合したので、相隣接するフィ
ンどうしが当接する場合でも線接合を避けて点接合とす
ることができ、一方の熱交換器から他方の熱交換器へフ
ィンを介して熱が移動しにくくなり、各熱交換器の熱交
換性能の低下を防止することができる。
【0057】また、フィンの位相をずらすことに代え
て、各々の熱交換器のフィンを異なるピッチに形成する
場合でも、相隣接するフィンどうしの接合部分の大半を
点接合にすることができ、同様に一方の熱交換器から他
方の熱交換器への熱移動がフィンを介して生じにくくな
り、各熱交換器の熱交換性能の低下を防止することがで
きる。
【0058】しかも、フィンが各熱交換器ごとに別部材
をもって構成されることから、その限りにおいて部品点
数は増加するものであるが、複数の熱交換器の一体化に
よる製造工数や取り付け工数の簡略化は各熱交換器を別
々に製造する場合よりも削減することができる点で従来
の一体型熱交換器のメリットを阻害することはない。む
しろ、各熱交換器でフィンを別々にしていることから、
各熱交換器の製造上での要請や性能の要請にあわせてフ
ィンの仕様を熱交換器毎に個別に設定することができ、
設計の自由度を損なうことがない。
【0059】さらに、第1の熱交換器のフィンと第2の
熱交換器のフィンとを同一形状に形成し、相隣接するフ
ィンの位相を1/2ピッチずらす構成とすれば、同じフ
ィンを反転して用いることができ、各熱交換器のフィン
を同一の製造装置で同時に成形することも可能となり、
製造工数やコストの削減を図ることができる。
【0060】隣り合う熱交換器は、フィン同士が位相又
はピッチをずらして接合してさえいれば、熱交換部の正
面面積の大きさは異なっていても構わず、第1の熱交換
器と第2の熱交換器とのそれぞれの熱交換部は、積層方
向の長さが異なっていても、積層方向と直交するチュー
ブの延長方向の長さが異なっていても、積層方向の長さ
と、チューブの延長方向の長さとが異なっていてもよ
い。
【0061】このような異面積の熱交換部を有する熱交
換器同士の結合にあっても、フィン同士を位相をずらし
て、あるいは、ピッチを変えて接合すれば、一方の熱交
換器から他方の熱交換器への熱移動がフィンを介して生
じにくくなり、各熱交換器の熱交換性能の低下を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明にかかる並設一体型熱交換器の
全体構成を示し、図1(a)は、中程の一部を省略した
正面図、図1(b)は、図1(a)の平面図である。
【図2】図2は、図1にかかる並設一体型熱交換器のヘ
ッダとその近傍を示す斜視図である。
【図3】図3は、図2のA−A線で切断した断面図であ
る。
【図4】図4は、コンデンサのフィンとラジエータのフ
ィンとを1/2ピッチ位相をずらして接合した状態を示
す図であり、図4(a)は、その斜視図を示し、図4
(b)は、正面図を示す。
【図5】図5は、本熱交換器に用いられるフィンの製造
工程を示す図である。
【図6】図6は、コンデンサの冷媒平均圧力を風速との
関係で表した特性線図である。
【図7】図7(a)は、コンデンサのフィンとラジエー
タのフィンとの位相のずれを小さくして接合した状態を
示し、図7(b)は、各熱交換器のフィンのピッチを異
ならせた状態を示す。
【図8】図8は、本発明にかかる並設一体型熱交換器の
他の結合構造を示す図であり、図8(a)は、その平面
図、図8(b)は、その斜視図である。
【図9】図9は、本発明にかかる並設一体型熱交換器に
おいて、一方の熱交換器の積層方向の長さを短くした例
を示す正面図である。
【図10】図10は、図9の並設一体型熱交換器にかか
る積層端部の接合状態を示す図であり、図10(a)
は、その斜視図、図10(b)は、その側断面図であ
る。
【図11】図11は、本発明にかかる並設一体型熱交換
器において、一方の熱交換器のチューブの延長方向の長
さを短くした例を示す図であり、図11(a)は、その
正面図、図11(b)は、その平面図である。
【図12】図12は、本発明にかかる並設一体型熱交換
器において、一方の熱交換器の積層方向とチューブの延
長方向との長さを短くした例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 熱交換器 2a,2b,6a,6b ヘッダ 3,7 チューブ 4,8 フィン 5 コンデンサ 9 ラジエータ 20,41,42 サイドプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F28F 9/26 F28F 9/26

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コルゲート状のフィンと、このフィンを
    介して積層される複数のチューブとによって熱交換部を
    構成し、前記複数のチューブの積層方向に延設されて各
    々のチューブと連通するヘッダを備えてなる第1及び第
    2の熱交換器を有し、前記第1及び第2の熱交換器が各
    々の前記熱交換部を前記チューブの積層方向を同じくし
    て互いに対峙して結合されている並設一体型熱交換器に
    おいて、 前記第1の熱交換器のフィンと前記第2の熱交換器のフ
    ィンとを別々の部材をもって形成すると共に、前記対峙
    する熱交換部間で相隣接する各々の熱交換器のフィンを
    位相をずらして接合したことを特徴とする並設一体型熱
    交換器。
  2. 【請求項2】 前記第1の熱交換器のフィンと前記第2
    の熱交換器のフィンとは同一形状に形成され、前記位相
    を1/2ピッチずらすようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の並設一体型熱交換器。
  3. 【請求項3】 前記フィンの位相をずらすことに代え
    て、前記対峙する熱交換部間で相隣接する各々の熱交換
    器のフィンを異なるピッチに形成したことを特徴とする
    請求項1記載の並設一体型熱交換器。
  4. 【請求項4】 前記第1の熱交換器と前記第2の熱交換
    器とは、前記積層方向の長さが異なっている請求項1,
    2又は3記載の並設一体型熱交換器。
  5. 【請求項5】 前記第1の熱交換器と前記第2の熱交換
    器とは、前記積層方向と直交する前記チューブの延長方
    向の長さが異なっている請求項1,2又は3記載の並設
    一体型熱交換器。
  6. 【請求項6】 前記第1の熱交換器と前記第2の熱交換
    器とは、前記積層方向の長さと、前記積層方向と直交す
    る前記チューブの延長方向の長さとが異なっている請求
    項1,2又は3記載の並設一体型熱交換器。
JP9104298A 1997-11-06 1998-03-19 並設一体型熱交換器 Withdrawn JPH11193997A (ja)

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JP32038997 1997-11-06
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100334719C (zh) * 2002-10-28 2007-08-29 郑建荣 传导叶片
JP2013134016A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Daikin Industries Ltd 熱交換器

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CN100334719C (zh) * 2002-10-28 2007-08-29 郑建荣 传导叶片
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