JP3809516B2 - 並設一体型熱交換器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数の熱交換器を通風方向に相前後して配置し、隣り合う熱交換器でそれぞれの熱交換部が対峙するように一体にろう付けされている並設一体型熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】
用途の異なる2つの熱交換器を通風方向に相前後して一体にろう付けしたものとしては、実公平6−45155号公報に示される熱交換器が知られている。これは、コンデンサとラジエタとのそれぞれを、一対のヘッダと、これらヘッダ間を連通する複数のチューブと、チューブ間に介在されたフィンとによって構成し、図7に示されるように、コンデンサAとラジエタBとは、チューブC,Dやヘッダ(図示せず)を熱交換器間で離間させて配置し、フィンEを両熱交換器で一体に形成する構成となっている。また、熱交換部の上下端に両熱交換器を一体化する補強材Fを沿設し(図面においては、上端の補強材のみを示す)、この補強材Fを、コンデンサAからラジエタBにかけて一体に形成するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、コンデンサとラジエタとは、熱交換効率を考慮して、コンデンサAを上流側にラジエタBを下流側に配置するが、上述の従来構成によれば、両熱交換器を結合するための補強材Cが熱交換部の上下端を隙間なく覆うように設けられることから、コンデンサAを通過した空気が外部へ抜けることもなく、或いは、コンデンサAを通過した空気が外部の空気と混合することもなく、そのままラジエタBへ導かれる。このため、ラジエタBの熱交換能力を向上させにくい構造となっていることに加え、特に、低風速時においては、コンデンサAとラジエタBとの間で空気がよどみ、この部分に熱がこもるなどしてコンデンサAの性能低下を招く。
【0004】
そこで、この発明においては、複数の熱交換器を熱交換部を対峙させつつ一体に結合する構成において、少しでも下流側の熱交換器の性能向上を図ることができ、また、低風速時においても、上流側の熱交換器の性能低下を抑えることができる並設一体型熱交換器を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、この発明にかかる並設一体型熱交換器は、フィンと、このフィンを介して積層される複数のチューブとによって熱交換部を構成し、前記複数のチューブの積層方向に延設されて各々のチューブと連通するヘッダを備えてなる第1及び第2の熱交換器を有し、前記第1及び第2の熱交換器ごとにサイドプレートを設けると共に、該第1及び第2の熱交換器を対峙させ、第1の熱交換器のサイドプレートと第2の熱交換器のサイドプレートとをろう接することにより両熱交換器を結合する並設一体型熱交換器において、前記第1の熱交換器のサイドプレートのろう接部分と前記第2の熱交換器のサイドプレートのろう接部分とをそれぞれ間隔をおいて設け、これら両サイドプレートのろう接部分を突き合せることにより隣り合うろう接部分間に通風穴を形成したことを特徴としている(請求項1)。
【0006】
ここで、第1及び第2の熱交換器は、同様の用途を有するものであっても、異なる用途を有するものであってもよく、第1及び第2の2つの熱交換器を一体に結合したものであっても、これら2つの熱交換器を含む3つ以上の熱交換器を並設して一体に結合したものであってもよい。
【0008】
したがって、第1の熱交換器と第2の熱交換器との間は、通風穴を介して外部と連通しているので、上流側から流れる空気は、上流側の熱交換器を通過した後に下流側の熱交換器を通らずに一部が通風穴を介して外部へ流出することも、また、上流側の熱交換器をバイパスして通風穴を介して第1の熱交換器と第2の熱交換器との間に入り、上流側の熱交換器を通過した空気と共に下流側の熱交換器へ導かれることもあり得る。
【0009】
特に、両熱交換器を放熱用として用いる場合には、低風速時において上流側の熱交換器の直後で比較的温度の高い空気が淀んでしまうこともあるが、通風穴が接続部材に形成されていることから、この淀んだ空気を通風穴を介して外部へ放出することができ、あるいは、通風穴を介して外部から流入する空気により淀みを解消することができ、上流側の熱交換器の放熱作用の低下も防ぐことができる。また、通風穴を介して流入した空気を直接下流側の熱交換器へ導き、下流側の熱交換器に比較的低温の空気を通過させて放熱作用の促進を図ることも期待できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面により説明する。図1乃至図3において、並設一体型熱交換器1は、その全体がアルミニウム合金で構成され、一対のヘッダ2a,2bと、この一対のヘッダ2a,2bを連通する複数の偏平状のチューブ3と、各チューブ間に挿入接合されたコルゲート状のフィン4とを有して構成されたコンデンサ5、及び、一対のヘッダ6a,6bと、この一対のヘッダを連通する複数の偏平状のチューブ7と、各チューブ間に挿入接合されたコルゲート状のフィン8とを有して構成されたラジエタ9が一体に組付けられて構成されている。それぞれの熱交換器は、複数のチューブ3,7とフィン4,8とによってチューブ内を流通する流体とフィン間を通過する空気とを熱交換する熱交換部を構成しており、この熱交換部が互いに対峙されて一体に組付けられている。
【0011】
コンデンサ5のチューブ3は、内部が多数のリブにより仕切られて強度が高められた公知形状のものが用いられている。また、コンデンサ5のヘッダ2a,2bは、円筒状の筒状部材10の両端開口部を蓋体11で閉塞して構成され、筒状部材10の周壁にはチューブ3を挿入する複数のチューブ挿入孔12が形成され、内部が仕切壁15a,15b,15cによって仕切られて複数の流路室に画成されている。最上流側の流路室を構成するヘッダの部位には、冷媒が流入する入口部13が設けられ、最下流側の流路室を構成するヘッダの部位には、冷媒が流出する出口部14が設けられている。
【0012】
図1に示す構成例にあっては、一方のヘッダ2aが2つの仕切壁15a,15bによって3つの流路室に画成され、他方のヘッダ2bが1つの仕切壁15cによって2つの流路室に画成されており、一方のヘッダ2aに入口部13と出口部14とを設け、入口部13から入った冷媒をヘッダ間を2回往復させて出口部14から流出する構成となっている。
【0013】
これに対して、ラジエタ9のチューブ7は、内部がリブによって仕切られていない公知形状のものが用いられている。また、ラジエタ9のヘッダ6a,6bは、チューブ7を挿入するチューブ挿入孔が形成された断面コ字状の第1のヘッダ部材16と、この第1のヘッダ部材16の側壁部間に架設され、第1のヘッダ部材16と共にヘッダ6の周壁を構成する第2のヘッダ部材17とによって断面矩形状の筒状体を構成し、この筒状体の両端開口部を閉塞板18で閉塞して構成されている。
【0014】
閉塞板18は、ヘッダの断面形状に合わせて矩形状に形成された平板からなり、対向する2辺に突起が形成され、この突起を第1のヘッダ部材16と第2のヘッダ部材17とに形成された嵌合孔19に嵌合して筒状体の開口部に組付けられている。
【0015】
第2のヘッダ部材17には、両側縁を膨出するようにU字状に曲げて係止溝18が形成されており、この係止溝18に第1のヘッダ部材16の側壁端部を嵌入することで互いのヘッダ部材16が組付けられている。この第1のヘッダ部材16と第2のヘッダ部材17との接合部分は、チューブ7と接合する部位から最も遠ざかる位置にあり、コンデンサ5のヘッダ2と対峙する部位よりも外側に位置している。
【0016】
ラジエタ9の一方のヘッダ6bには、流体が流入する入口部26が設けられ、他方のヘッダ6aには、流体が流出する出口部27が設けられており、この例にあっては、両ヘッダ6a、6bの内部が仕切られておらず、入口部26から入った流体を一方のヘッダ6bから他方のヘッダ6aへ全チューブ7を介して移動させ、しかる後に出口部27から流出する構成となっている。
【0017】
そして、コンデンサ5とラジエタ9とは、積層されたチューブ3,7のさらに外側(図1においては、熱交換部の上下端)においてフィン4,8を介してサイドプレート20,21がそれぞれ取り付けられ、各サイドプレート20,21に形成されたフランジ部20a,21aを互いに突き合わせ、その部分をろう付けすることによって両熱交換器を一体に結合している。
【0018】
フランジ部20a,21aは、サイドプレート20,21の側縁に所定の間隔をもって複数設けられ、サイドプレートの巾を拡大して形成された折り代を直角に折り曲げて形成されている。尚、図中においては、フランジ部20a,21aをサイドプレート20,21が互いに突き合わされる側縁にのみ形成されたものとなっているが、組付け時の簡便さ等を考慮してサイドプレートの両側縁に形成するようにしてもよい。
【0019】
したがって、フランジ部20a,21aは、少なくともその板厚の分だけ側縁から突出したものとなっており、両サイドプレート20,21のフランジ部20a,21aが突き合わされてろう接させることにより、隣り合うろう接部分の間に間隙が形成され、この間隙部分をもってサイドプレート間に通風穴22が構成されている。
【0020】
この通風穴22は、フランジ部20a,21aの厚みや折り曲げ方如何によって大きさを変更でき得るものであり、コンデンサ5の熱交換部とラジエタ9の熱交換部との離間部分に臨むように形成され、この離間部分と外部との間で空気の出入りを許している。
【0021】
上記構成において、コンデンサ5は、一対のヘッダ2a,2bにチューブ3を挿入すると共にチューブ間にフィン4を組付け、積層されたチューブ3のさらに外側にフィンを介してサイドプレート20を組付ける。また、ラジエタ9は、第1のヘッダ部材16と第2のヘッダ部材17とを係止溝18に第1のヘッダ部材16の縁辺部を嵌め込んで組付け、それと同時に閉塞板18をヘッダ部材16、17の嵌合孔19に係合して組付け、第1のヘッダ部材16にチューブ7を挿入すると共に、チューブ7間にフィン8を挿入し、積層されたチューブ7のさらに外側にフィン8を介してサイドプレート21を組付ける。
【0022】
しかる後に両熱交換器をサイドプレート20,21のフランジ部20a,21aで互いに当接して平行に配置し、この状態を保つように治具にて固定する。これにより、両熱交換器は、フィンとチューブとを積層して構成される熱交換部が互いに対峙してずれることなく配置され、コンデンサのヘッダ2a,2bとラジエタのヘッダ6a,6bとは、チューブ3,7との接合部位が横並びとなるよう離間した状態で近隣して配置される。そして、接合部分にフラックスを塗布した後に全体を炉中にてろう付けすれば、コンデンサ5とラジエタ9とは、サイドプレート20,21を介して一体に結合され、互いに接合されたサイドプレート20,21の間には、通風穴22が同時に形成される。
【0023】
上述の一体型熱交換器は、コンデンサ5を上流側にして配されるものであり、コンデンサ5へは図示しないコンプレッサから高温高圧の冷媒が流入され、この冷媒は、チューブ3を通過する過程でフィン4間を通過する空気と熱交換する。また、ラジエタ9には、エンジンの冷却水が流入され、同じく、チューブ7を通過する過程においてフィン8間を通過する空気と熱交換する。
【0024】
コンデンサ5へ流入する冷媒温度はラジエタ9へ流入する流体温度よりも低いことから、コンデンサ5を通過して暖められた空気がその後にラジエタ9を通過する場合でも、ラジエタ内の流体を冷却する機能が損なわれることはないが、ラジエタに供給される空気はラジエタの熱交換性能を高めるためにできるだけ低い温度であることが望ましい。この点、上記構成においては、通風穴22が両熱交換器の離間部分と連通するようにサイドプレートに設けられているので、通風穴22を介して外部からの空気を導入できる状態にあり、ラジエタに少しでも低温の空気を導くことができる。
【0025】
特に、低風速時にあっては、コンデンサ5を通過した空気がラジエタ9との間で淀むことが心配されるが、コンデンサ5とラジエタ9との離間部分の空気が通風穴22を介して外部へ流出したり、逆に通風穴22を介して外部から離間部分へ空気が流入することで空気の淀みを解消することができ、コンデンサの性能低下も防ぐことができる。
【0026】
ところで、ラジエタ9の温度はコンデンサ5の温度よりも高くなることから、サイドプレート20,21をもって両熱交換器を一体に結合する上記構成の場合には、コンデンサ側のサイドプレート20を両ヘッダ2a,2bに接合しておくと、コンデンサとラジエタとの熱膨張の違いから、長期間の使用によりサイドプレート20とヘッダ2a,2bとの接合部分が疲労破壊し、このヘッダに穴があいて冷媒漏れの発生が懸念される。
【0027】
このため、図1(b)に示されるように、コンデンサ側においては、サイドプレート20とヘッダ2a,2bとを接合せずに離すようにしておくとよい。図においては、サイドプレート20の両端部を両ヘッダ2a,2bから離すようにしているが、強度の確保からいずれか一方の端部のみをヘッダから離し、他方の端部にあっては、ヘッダとろう接するようにしてもよい。また、このようなコンデンサ側の構成に加え、ラジエタ側のサイドプレート21にあっても、ヘッダ6a,6bの少なくとも一方と離すようにしてもよい。
【0028】
図4乃至図6において、他の構成例が示され、この構成例では、フィン24とサイドプレート25とがコンデンサ側とラジエタ側とで一体の部材をもって構成されている。
【0029】
即ち、コンデンサ5とラジエタ9とは、それぞれ一対のヘッダ(2aと2b,6aと6b)と、この一対のヘッダ間に連設された別々の複数のチューブ3,7とを有し、コンデンサ5のチューブ3とラジエタ9のチューブ7とが所定の距離をもって離間するように配置され、コンデンサ5のチューブ間からラジエタ9のチューブ間にかけて一体のフィン24が組付けられている。また、各々の熱交換部の最外側にフィンを介して一体のサイドプレート25が組付けられ、これら全体が一体にろう付けされている。
【0030】
フィン24とサイドプレート25とは、それぞれの巾は略等しく形成され、コンデンサ5のチューブ巾と、ラジエタ9のチューブ巾と、これらチューブ間の離間距離との和よりも大きな巾に形成されている。そして、サイドプレート25には、少なくとも1つの通風穴28がプレス等によって穿設されている。この通風穴28は、サイドプレート25の長手方向に延設された長孔として形成されており、コンデンサ5とラジエタ9との間に臨むようになっている。
【0031】
ここで、フィン24には、両熱交換器間で熱伝導を抑えるためにコンデンサ5とラジエタ9との間でスリット29が形成されており、したがって、フィン24を両熱交換器で一体に形成した場合でも、コンデンサ5とラジエタ9との間に臨む通風穴28は、最外側のフィンによって形成される通風路だけでなく、他のフィンによって形成される通風路ともスリット29を介して連通し、図6の一点鎖線で示されるように、最外側の通風路と外部との間で空気の出入りが予定されるだけでなく、他の通風路とこれに隣接する通風路乃至は外部との間でも空気の流れが予定される。
【0032】
また、前記実施例と同様に、コンデンサ5とラジエタ9との熱膨張の違いから、サイドプレート25とコンデンサ5のヘッダ2a,2bとを、少なくとも一方において離すようにしてもよい。図4においては、サイドプレート25の両端部をコンデンサ5のヘッダ2a,2bから離すようにしているが、強度の確保からいずれか一方の端部のみをヘッダから離し、他方の端部にあっては、ヘッダとろう接するようにしてもよい。また、このようなコンデンサ側の構成に加え、ラジエタ側のヘッダ6a,6bにあっても、少なくとも一方をサイドプレート25から離すようにしてもよい。
【0033】
その他の構成においては、前記構成例と同様であるので、同一箇所に同一番号を付して説明を省略する。
【0034】
このような構成においても、ラジエタ5やコンデンサ9の性能低下を防止することができるという前記構成例と同様の作用効果を得ることができることに加え、サイドプレート25やフィン24を各熱交換器で別々に用意する必要がないことから、部品点数の削減、組付け工数の削減を図ることができる。
【0035】
尚、上記構成において、サイドプレート21の端部とラジエタ9のヘッダとの接合が予定される場合には、閉塞板18を予めサイドプレート21又は25と一体に形成するものであってもよい。このような構成の場合には、第1のヘッダ部材16に切り欠き乃至はスリットを設け、閉塞板18をチューブと同方向からヘッダ6に装着できるようにしても、あるいは、第2のヘッダ部材17を第1のヘッダ部材16よりも長く延設し、第2のヘッダ部材17の突き出た部分に閉塞板18を係合させ、これと同時にヘッダの開口端を覆うようにしてもよい。さらに、一体に形成されたサイドプレートと閉塞板との連接部分を外側に膨出させてアーチ状に形成し、このアーチ状の部分に第1のヘッダ部材16を挿着してサイドプレート21と閉塞板18とを取り付けるようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば、少なくとも第1の熱交換器と第2の熱交換器とが熱交換部を対峙するように併設され、熱交換部に組付けられる接続部材を介して両熱交換器を一体に結合し、前記接続部材に隣り合う熱交換器間に臨む通風穴を設けるようにしたので、上流側の熱交換器を通らずに通風穴を介して下流側の熱交換器に直接導かれる空気もあり、それぞれの熱交換器が放熱用として用いられる場合には、下流側の熱交換器に上流側の熱交換器を通過した空気よりも温度の低い空気を導くことができ、もって下流側の熱交換器の放熱作用を確保して性能低下を防止することができる。
【0037】
また、低風速時においては、上流側と下流側とのそれぞれの熱交換器の間に比較的高い温度の空気が淀んでしまうことも懸念されるが、通風穴を介して淀んだ空気を外部へ放出することができ、あるいは、通風穴から流入した空気をもって上流側の熱交換器直後の空気の淀みを低減することができ、もって上流側の熱交換器の放熱作用を確保してこの熱交換器の性能低下を防止することができる。さらに、通風穴はろう接部分(フランジ部)の厚みや折り曲げ方向如何によって大きさを変更できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明にかかる並設一体型熱交換器の全体構成を示し、図1(a)は、中程の一部を省略した正面図、図1(b)は、図1(a)の平面図である。
【図2】図2は、図1にかかる並設一体型熱交換器のヘッダとその近傍を示す斜視図である。
【図3】図3は、図2のA−A線で切断した断面図である。
【図4】図4は、本発明に係る並設一体型熱交換器の他の構成例を示す平面図である。
【図5】図5は、図4にかかる並設一体型熱交換器のヘッダとその近傍を示す斜視図である。
【図6】図6は、図5のB−B線で切断した断面図である。
【図7】図7は、従来の一体型熱交換器を示す断面図である。
【符号の説明】
1 熱交換器
2a,2b,6a,6b ヘッダ
3,7 チューブ
4,8 フィン
5 コンデンサ
9 ラジエタ
20,21,25 サイドプレート
22,28 通風穴

Claims (1)

  1. フィンと、このフィンを介して積層される複数のチューブとによって熱交換部を構成し、前記複数のチューブの積層方向に延長されて各々のチューブと連通するヘッダとを備えてなる第1及び第2の熱交換器を有し、前記第1及び第2の熱交換器ごとにサイドプレートを設けると共に、該第1及び第2の熱交換器を対峙させ、第1の熱交換器のサイドプレートと第2の熱交換器のサイドプレートとをろう接することにより両熱交換器を結合する並設一体型熱交換器において、
    前記第1の熱交換器のサイドプレートのろう接部分と前記第2の熱交換器のサイドプレートのろう接部分とをそれぞれ間隔をおいて設け、これら両サイドプレートのろう接部分を突き合せることにより隣り合うろう接部分間に通風穴を形成したことを特徴とする並設一体型熱交換器。
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