JPH11193210A - 皮膚外用剤 - Google Patents
皮膚外用剤Info
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- JPH11193210A JPH11193210A JP9367833A JP36783397A JPH11193210A JP H11193210 A JPH11193210 A JP H11193210A JP 9367833 A JP9367833 A JP 9367833A JP 36783397 A JP36783397 A JP 36783397A JP H11193210 A JPH11193210 A JP H11193210A
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Abstract
促進する効果を有し、皮膚のしわの発生や弾力性の低
下,肌荒れ,くすみ,たるみといった皮膚の老化症状の
防止或いは改善に有効で、保湿作用をも発揮し得る、皮
膚外用剤を提供する。 【解決手段】 皮膚外用剤において、セリシン及びその
加水分解物と、酵母抽出物,酵母分解物,酵母分解物抽
出物を併用する。セリシン加水分解物は、蚕繭又は生糸
に含まれるセリシンを、アルカリ水溶液中又は酵素処理
により部分加水分解して溶出させて得られる。また、酵
母分解物は、酵母を自己消化若しくは蛋白質分解酵素に
よる分解,酸による加水分解によって得られる。
Description
の加水分解物と、酵母抽出物,酵母分解物,酵母分解物
の抽出物(以下まとめて酵母エキスと略す)を含有する
ことを特徴とする皮膚外用剤に関し、更に詳しくは、真
皮線維芽細胞におけるコラーゲンの産生を促進する効果
を有し、皮膚のしわの発生や弾力性の低下,肌荒れ,く
すみ,たるみといった皮膚の老化症状の防止或いは改善
に有効で、保湿作用をも発揮し得る皮膚外用剤を提供す
るものである。
生や弾力性の低下が挙げられる。このことは、加齢とと
もにコラーゲンが真皮から消失し、真皮が薄くなること
により生じると考えられている。そこで、コラーゲンを
配合した数多くの化粧料や、コラーゲン産生促進物質を
配合した化粧料が開発されている。
維芽細胞により生成され、真皮線維芽細胞がつくるコラ
ゲナーゼにより分解される。そこで、コラゲナーゼの活
性を阻害するコラゲナーゼ阻害剤を配合することによ
り、コラーゲンの分解を抑制し、しわの発生や弾力の低
下を抑制する化粧料が提案されている。
の化粧料は、経皮吸収性や安定性などに問題があり、真
皮中のコラーゲン量を根本的に改善するものではなかっ
た。また、コラーゲン産生促進剤やコラゲナーゼ阻害剤
を配合した化粧料においても充分な老化防止効果は得ら
れておらず、より効果のあるものが望まれていた。
細胞におけるコラーゲンの産生を促進する効果を発揮
し、皮膚のしわの発生や弾力性の低下,肌荒れ,くす
み,たるみといった皮膚の老化症状の防止或いは改善に
有効で、しかも安全性に優れた皮膚外用剤を得ることを
目的とする。
及びその加水分解物が、真皮線維芽細胞において十分な
コラーゲン産生促進効果を発揮し、これを配合した皮膚
外用剤は、しわの発生や弾力性の低下を抑制し、しかも
安全性,安定性ともに優れることを見いだしている(特
願平9−50896)。今回、このセリシン及びその加
水分解物と、酵母エキスを併用して皮膚外用剤に配合す
ることにより、真皮線維芽細胞におけるコラーゲンの産
生が相乗的に向上し、皮膚のしわの発生や弾力性の低
下,肌荒れ,くすみ,たるみといった皮膚の老化症状の
防止或いは改善に有効で、しかも安全性に優れることを
見いだし、上記課題を解決するに至った。
解物は、蚕繭又は生糸に含まれるセリシンをそのまま、
若しくはアルカリ水溶液中又は酵素処理により部分加水
分解して溶出させたものを用いることができる。また、
この溶出液を有機酸或いは無機酸によってpH3〜5に
調整、若しくはメタノール,エタノール,ジオキサン等
の水溶性有機溶媒を混合して、セリシン加水分解物を析
出させ、濾別後乾燥し粉体化したものを用いることもで
きる。さらに本発明で用いられるセリシン及びその加水
分解物は、平均分子量約10,000〜20,000
で、セリンを20〜40モル%含有するものが特に好ま
しい。
分解物は、易水溶性であり、通常の皮膚外用剤成分との
混和性に優れ、また、水溶液として安定な性状を維持
し、皮膚に対する刺激性及び感作性がなく安全性に優れ
ている。このようなセリシン及びその加水分解物を老化
防止有効成分として医薬品,医薬部外品,化粧料等の皮
膚外用剤に配合する。
母は、サッカロミセス属(Saccharomyces)に属する酵
母、例えばビール酵母,清酒酵母,ワイン酵母,パン酵
母などが用いられる。
する場合は、洗浄後の湿菌体に対して10〜100重量
倍の精製水を加え、35〜45℃で、24〜72時間程
度自己消化させた後、必要に応じて濾過し、凍結乾燥若
しくは減圧濃縮することにより得られるものを用いるこ
とができる。
する場合は、洗浄後の湿菌体に対して10〜100重量
倍の精製水を加え、蛋白質分解酵素を湿菌体1kgに対
して20〜50万ユニット程度添加し、酵素の至適温度
付近で12〜48時間反応させる。次いで酵素を失活さ
せた後、必要により極性溶媒を適量加えて、遠心分離な
どの操作を行った後濾過し、凍結乾燥若しくは減圧濃縮
することにより得られるものを用いることができる。
浄後の湿菌体に対して、塩酸などの酸を添加し、40〜
60℃にて3〜8時間ときどき攪拌しながら加水分解
し、水酸化ナトリウムなどのアルカリを用いて中和し、
必要に応じて濾過した後、凍結乾燥若しくは減圧濃縮す
ることにより得られるものを用いることができる。
スとして用いても良く、また酵母分解物から下記に示す
方法にて抽出して得られる酵母分解物の抽出物を酵母エ
キスとして用いても良い。
後の菌体を回収し、精製水などを用いて洗浄し湿菌体を
得た後、湿菌体をそのまま若しくは高周波などで菌体を
破壊して用いる。
エタノール,メタノール,イソプロパノール,イソブタ
ノール,n-ヘキサノール,メチルアミルアルコール,2-
エチルブタノール,n-オクチルアルコールなどの一価ア
ルコール類、グリセリン,エチレングリコール,エチレ
ングリコールモノメチルエーテル,エチレングリコール
モノエチルエーテル,プロピレングリコール,プロピレ
ングリコールモノメチルエーテル,プロピレングリコー
ルモノエチルエーテル,トリエチレングリコール,1,3-
ブチレングリコール,ヘキシレングリコール等の多価ア
ルコール又はその誘導体等の極性溶媒から1種又は2種
以上を選択し、抽出溶媒として添加して抽出を行う。抽
出溶媒としては上記のような極性溶媒であれば特に限定
されないが、皮膚外用剤に配合する際の安全性及び安定
性の面から、精製水,エタノール,1,3-ブチレングリコ
ール,グリセリン,プロピレングリコールを単独で若し
くは2種以上を併用して用いることが好ましい。
た状態で浸漬して抽出する方法、水蒸気蒸留等の蒸留法
を用いて抽出する方法等が例示され、これらの方法を単
独で又は2種以上を組み合わせて抽出を行う。
定されるものではないが、湿菌体1に対して溶媒0.5
〜1000重量倍、特に抽出操作、効率の点で0.5〜
100重量倍が好ましい。また抽出温度は、常圧下で5
℃程度から溶剤の沸点以下の範囲とするのが便利であ
り、抽出時間は抽出温度などによって異なるが、2時間
〜2週間の範囲とするのが好ましい。
解物より極性溶媒を用いて得た抽出物は、そのまま用い
ることもできるが、本発明の効果を失わない範囲内で脱
臭,脱色,濃縮等の精製操作を加えたり、さらにはカラ
ムクロマトグラフィー等を用いて分画して用いてもよ
い。これらの抽出物は、これらから溶媒を除去すること
によって乾固物とすることもでき、さらに精製水,アル
コールなどの溶媒に可溶化若しくは懸濁した形態、或い
は乳剤の形態で皮膚外用剤に配合することができる。
酵母エキスの皮膚外用剤への配合量は、その効果や添加
した際の香り,色調の点から考え、それぞれ0.000
1〜5重量%の濃度範囲とすることが望ましい。配合量
が0.0001重量%未満であると、十分な効果が得ら
れないが、あまり多量に配合する必要もない。
の加水分解物と酵母エキスをともに含有する皮膚外用剤
を提供するが、皮膚外用剤としては、ローション,乳
剤,クリーム,軟膏等の形態をとることができる。また
さらに、柔軟性化粧水,収れん性化粧水,洗浄用化粧水
等の化粧水類、エモリエントクリーム,モイスチュアク
リーム,マッサージクリーム,クレンジングクリーム,
メイクアップクリーム等のクリーム類、エモリエント乳
液,モイスチュア乳液,ナリシング乳液,クレンジング
乳液等の乳液類、ゼリー状パック,ピールオフパック,
洗い流しパック、粉末パック等のパック類、美容液及び
洗顔料といった、種々の製剤形態の化粧料としても提供
することができる。
分や美白成分,保湿成分,抗炎症剤,紫外線吸収剤等、
他の有効成分を併用することもでき、美白化粧料,日焼
け止め化粧料,皮膚保護用化粧料等の化粧料或いは医薬
部外品等として提供することもできる。
物と酵母エキスの製造例を、まず示す。
ロテアーゼを用い、pH8.0,55℃で1時間処理
し、セリシン加水分解物を溶出させる。溶出液を減圧濃
縮し、2倍容量のエタノールを添加して、セリシン加水
分解物を析出させ、濾別後乾燥し、セリシン加水分解物
を得た。なお、このセリシン加水分解物の平均分子量は
約13,000で、セリンを35モル%含有していた。
懸濁液をホモミキサーにて十分ホモジネート処理した
後、遠心分離して濾過し、濾液を回収する。
させる。次いで、これを凍結乾燥し、30重量%1,3-ブ
チレングリコール溶液を添加して十分攪拌抽出した後、
遠心分離して濾過し、濾液を回収する。
製:アクチナーゼA)を添加し、37℃で一昼夜反応さ
せる。次いで酵素を失活させた後、最終濃度が30重量
%となるようにプロピレングリコールを添加し、遠心分
離して濾過し、濾液を回収するする。
間、ときどき攪拌しながら加水分解する。分解終了後、
水酸化ナトリウムを用いて中和し、メンブランフィルタ
ーを用いて濾過し、減圧濃縮した後、脱塩する。
た場合におけるコラーゲン産生促進作用を、培養ヒト真
皮線維芽細胞を用いて検討した。ヒト真皮線維芽細胞
を、牛胎仔血清添加ダルベッコ最少必須培地にて培養
し、24時間後に表1に示した製造例をそれぞれ添加し
た前記培地に交換し、7日間培養を続けた。培養上清中
のプロコラーゲンを、市販のキット(Takara Procollag
en TypeI C-Peptide EIAKit)を用いて酵素免疫測定法
(ELISA法)にて定量した。その際、対照としてセ
リシン加水分解物及び酵母エキスを添加せずに同様に培
養し、対照におけるプロコラーゲン産生量を100%と
して、プロコラーゲン産生率(%)を算出した。プロコ
ラーゲンはコラーゲンの前駆体であり、プロコラーゲン
が細胞内から分泌された後、コラーゲンに変換される。
わせて示した。表1において明らかなように、コラーゲ
ン産生促進作用の認められない製造例2〜製造例5の酵
母エキスと、セリシン加水分解物を同時に添加して線維
芽細胞を培養することにより、セリシン加水分解物の有
するプロコラーゲン産生促進効果が相乗的に向上し、プ
ロコラーゲン産生量の飛躍的な増加が認められた。な
お、本実験を行った濃度範囲において、線維芽細胞に対
する細胞毒性は認められなかった。
W乳化型美容液 セリシン加水分解物及び酵母エキスを表2に示した量配
合し、O/W乳化型美容液を調製した。 (処方) (1)スクワラン 5.0(重量%) (2)白色ワセリン 2.0 (3)ミツロウ 0.5 (4)ソルビタンセスキオレエート 0.8 (5)ポリオキシエチレンオレイルエーテル(20EO) 1.2 (6)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (7)プロピレングリコール 5.0 (8)精製水 全量を100とする量 (9)カルボキシビニルポリマー1.0重量%水溶液 20.0 (10)水酸化カリウム 0.1 (11)セリシン加水分解物及び酵母エキス 表2に示す量 (12)精製水 1.0 製法:(1)〜(5)の油相成分を混合し75℃に加熱して
溶解,均一化する。一方(6)〜(8)の水相成分を混合,
溶解して75℃に加熱し、前記の油相成分を徐々に添加
して予備乳化する。(9)を添加した後ホモミキサーにて
均一に乳化し、(10)を加えてpHを調整する。冷却後4
0℃にて(11)を(12)に溶解して添加し、混合,均一化す
る。
較例6を用いて、使用試験を行った。まず各効果の評価
方法を示す。
よりしわ改善効果を評価した。パネラーとして、顕著な
しわの発生等の皮膚症状を有する40歳〜60歳代の女
性を用い、1群20名とした。使用試験は、各群に実施
例1〜実施例4及び比較例1〜比較例6のそれぞれをブ
ラインドにて使用させて行った。使用試験前および使用
試験終了後の皮膚の状態を観察し、しわの改善状況につ
いて、「改善」,「やや改善」,「変化なし」の3段階
にて評価し、以下の基準に従い判定した。
上 ○:被験者が改善,及びやや改善を示す割合が50%以
上80%未満 △:被験者が改善,及びやや改善を示す割合が30%以
上50%未満 ×:被験者が改善,及びやや改善を示す割合が30%未
満
む被験者20名を一群とし、実施例1〜実施例4及び比
較例1〜比較例6を3ヶ月間、1日2回顔面に使用させ
て行った。使用開始前及び使用後の皮膚の粘弾性をcu
tometer SEM575(Courage&Kh
azaka社,ドイツ製)を用いて測定し、弾力性改善
効果を、吸引による皮膚の最大高さと、吸引後解放時の
皮膚の最小高さの差を、吸引による皮膚の最大高さで除
した値によりスコア化し、使用前後のスコアの変化によ
り評価した。なお、使用前の被験者のスコアは全て3以
下であった。結果を表3に示した。
80%以上 ○:使用前後でスコアが1以上向上した被験者の割合が
50%以上80%未満 △:使用前後でスコアが1以上向上した被験者の割合が
30%以上50%未満 ×:使用前後でスコアが1以上向上した被験者の割合が
30%未満
群とし、前腕の何カ所かに、界面活性剤であるラウリル
硫酸ナトリウムの10重量%水溶液を3日間塗布して、
肌荒れを誘起した。その後、この肌荒れ部位に実施例1
〜実施例4及び比較例1〜比較例6をそれぞれ1日2回
塗布し、塗布開始後5日後に、レプリカ法によって肌表
面の状態を観察し、肌荒れ誘起後何も塗布していない部
位と比較して、肌荒れの改善状況を下記のスコアにより
評価した。なお、肌荒れを誘起した部位の、実施例又は
比較例塗布前のスコアは、全て2以下であった。
%未満 △:スコア3以上の評価をした被験者が30%以上50
%未満 ×:スコア3以上の評価をした被験者が30%未満
者20名を一群とし、実施例1〜実施例4及び比較例1
〜比較例6を3ヶ月間、1日2回顔面に使用させ、くす
み改善効果を以下の基準で評価し、結果を表3に示した
0%以上 ○:被験者が著効,有効,及びやや有効を示す割合が5
0%以上80%未満 △:被験者が著効,有効,及びやや有効を示す割合が3
0%以上50%未満 ×:被験者が著効,有効,及びやや有効を示す割合が3
0%未満
者20名を一群とし、実施例1〜実施例4及び比較例1
〜比較例6を3ヶ月間、1日2回顔面に使用させ、たる
み改善効果を以下の基準で評価し、結果を表3に示した
%未満 △:被験者が著効及び有効を示す割合が30%以上50
%未満 ×:被験者が著効及び有効を示す割合が30%未満
対湿度50%の恒温恒湿室内で、前腕内側部に実施例1
〜実施例4及び比較例1〜比較例6を0.01ml/c
m2塗布し、30分後の表皮水分量を高周波インピーダ
ンスメータ(IBS社製,Skicon200)を用い
て測定した。なお、対照として実施例及び比較例を塗布
していない部分の表皮水分量を測定し、その差を以下の
基準で判定した。
満増加
酵母エキスを併用することにより、しわ改善効果,弾力
性改善効果,肌荒れ改善効果,くすみ改善効果,たるみ
改善効果,保湿効果を兼ね備えた優れた美容液が得られ
た。これに対して、セリシン加水分解物のみを配合した
比較例1は、しわ改善効果,弾力性改善効果及び肌荒れ
改善効果において、改善傾向が認められたものの、くす
み改善効果は認められなかった。また、酵母エキスのみ
を配合した比較例2〜比較例5は、くすみ改善効果及び
保湿効果において改善傾向が認められるものの、しわ,
弾力性,肌荒れ,たるみの各項目においては、有効な効
果が認められた被験者は、50%未満であった。
実施例を使用した群においても、痛み、痒み等の皮膚刺
激感やアレルギー反応等の皮膚症状を訴えたパネラーは
いなかった。また、乳化状態の悪化や配合成分の沈降,
変質等の製剤の状態変化も認められなかった。
なお、以下に示す実施例の内、実施例7,実施例9,実
施例10,実施例11においては、製造例に示したセリ
シン加水分解物を精製水に溶解し、10重量%水溶液と
したものを使用した。 [実施例5]液状皮膚外用剤 (1)グリセリン 5.0(重量%) (2)プロピレングリコール 4.0 (3)エタノール 10.0 (4)セリシン加水分解物 0.05 (5)酵母エキス1 0.5 (6)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (7)精製水 80.35 製法:(6)を(3)に溶解して(7)に加え、(1),(2),
(4),(5)を順次添加し、混合,均一化する。
(2),(5),(6)を順次添加して混合した後、(4)を加
え、混合,均一化する。
溶解,均一化する。75℃に加熱した(5)に前記油相成
分を添加して乳化し、冷却後40℃にて(6),(7)を順
次添加,混合,均一化する。
溶解,均一化する。一方(9)〜(13)の水相成分を混合,
溶解して75℃に加熱し、前記の油相成分に添加してホ
モミキサーにて均一に乳化する。
て均一とする。一方(5)〜(7)の水相成分を混合し、7
5℃に加熱,溶解して均一とし、これに(8)〜(10)の顔
料を添加し、ホモミキサーにて均一に分散させる。この
水相成分に前記油相成分を添加し、ホモミキサーにて乳
化した後冷却し、40℃にて(11)〜(13)を添加,混合す
る。
て均一とする。一方(6)〜(9)の水相成分を混合し、7
5℃に加熱,溶解して均一とし、これに(10)〜(14)の顔
料を添加しホモミキサーにて均一に分散させる。この水
相成分に前記油相成分を添加し、ホモミキサーにて均一
に乳化した後冷却し、40℃にて(15)〜(17)を順次添
加,混合する。
加熱する。一方、(7)〜(9)の水相成分を混合,溶解し
て75℃に加熱する。ついで、この水相成分に油相成分
を添加して予備乳化した後、ホモミキサーにて均一に乳
化して冷却し、40℃にて(10),(11)を順次添加,混合
する。
リシン及びセリシン加水分解物と酵母エキスを併用して
含有させることにより、コラーゲン産生促進効果が相乗
的に向上し、しわ改善効果,弾力性改善効果,肌荒れ改
善効果,くすみ改善効果,たるみ改善効果及び保湿効果
に優れた皮膚外用剤を得ることができた。
Claims (7)
- 【請求項1】 セリシン及びその加水分解物から選択さ
れる1種又は2種以上と、酵母より極性溶媒を用いて得
られた抽出物を含有する皮膚外用剤。 - 【請求項2】 セリシン及びその加水分解物から選択さ
れる1種又は2種以上と、酵母分解物を含有する皮膚外
用剤。 - 【請求項3】 セリシン及びその加水分解物から選択さ
れる1種又は2種以上と、酵母分解物より極性溶媒を用
いて得られた抽出物を含有する皮膚外用剤。 - 【請求項4】 酵母分解物が酵母を自己消化させること
によって得られる酵母分解物であることを特徴とする、
請求項2又は請求項3に記載の皮膚外用剤。 - 【請求項5】 酵母分解物が酵母を蛋白質分解酵素で消
化させることによって得られる酵母分解物であることを
特徴とする、請求項2又は請求項3に記載の皮膚外用
剤。 - 【請求項6】 酵母分解物が酵母を酸で加水分解するこ
とによって得られる分解物であることを特徴とする、請
求項2又は請求項3に記載の皮膚外用剤。 - 【請求項7】 酵母が、サッカロミセス属(Saccharomyc
es)に属する酵母であることを特徴とする、請求項1〜
請求項6に記載の皮膚外用剤。
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JP36783397A JP3280903B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 皮膚外用剤 |
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JP (1) | JP3280903B2 (ja) |
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