JPH11193163A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11193163A
JPH11193163A JP9369595A JP36959597A JPH11193163A JP H11193163 A JPH11193163 A JP H11193163A JP 9369595 A JP9369595 A JP 9369595A JP 36959597 A JP36959597 A JP 36959597A JP H11193163 A JPH11193163 A JP H11193163A
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JP
Japan
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sheet material
image forming
sheet
forming apparatus
discharge
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Junya Kawase
順也 川瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像形成済みのシート材のカールを防ぎ、シー
ト材積載手段上に順次排出されたシート材を整然と積載
することができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】画像形成済みのシート材を積載する排出ト
レイ6が幅方向に対して中央付近で上側に凸となるよう
に屈曲しており、幅方向両側に排紙トレイ6と所定の間
隔を有する排出ガイド7を排出トレイ6の上側位置にシ
ート材搬送方向に延びる形状で設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ,複写機
等の画像形成装置に関し、特に、画像形成装置本体外に
排出されたシート材を積載するためのシート材積載手段
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリンタ,ファクシミリ,複写機等の画
像形成装置には、一般的に、画像形成手段での画像形成
を終えて画像形成装置本体外へ順次排紙された複数枚の
シート材を積載するシート材積載手段が備えられてい
る。
【0003】図7に同シート材積載手段としての排出ト
レイ6を備えた従来例の画像形成装置(複写機)の全体
構成を示す。
【0004】本画像形成装置においては、用紙積載トレ
イ3に積載されているシート材Sは給送ローラー4によ
り1枚ずつ分離され搬送ローラー対10まで給送され
る。前記搬送ローラー対10によりシート材Sはインク
ジェット方式の記録ヘッド2(画像形成手段)下へ所定
量給送され、前記記録ヘッド2により印字される。
【0005】前記記録ヘッド2により記録されたシート
材Sは順次排出ローラー対5により排出トレイ6に排紙
され、積載される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
の画像形成装置のように記録されてシート材Sは、シー
ト材S上の画像形成剤であるインクが乾燥すると、カー
ルが発生してしまう。
【0007】上記従来例の画像形成装置のように、複数
枚のシート材Sを連続に自動給送するには、画像形成を
終えて排出トレイ6上に排出されたシート材Sは、排出
された順に整然と排出トレイ6に積載されなければなら
ない。
【0008】しかし、上記に示すように記録されたシー
ト材Sにカールが生じてしまうと、シート材Sは排出さ
れた順に整然と排出トレイ6に積載されなくなってしま
う。
【0009】なお、カールの発生量は、シート材Sの材
質,画像濃度,周囲の温度湿度,時間経過等の影響を強
く受けるが、画像形成方式も大きく影響する。特に上記
従来例のようなインクジェット方式では、一般的に画像
形成速度が電子写真方式に比べて低速でシート材Sに直
接インクを吹き付けるため、カールの発生量は大きくな
る傾向にある。
【0010】また、インク乾燥後カールの形状について
も、シート材Sの材質,画像濃度,周囲の温度湿度,時
間経過等の影響を強く受けるが、一般的には記録面側に
カール(以下上カール,図7の(c)に相当)する傾向
にある。
【0011】そこで、本発明は、上記従来技術の課題を
解決するためになされたもので、画像形成済みのシート
材のカールを防ぎ、しかもシート材積載手段上に順次排
出されたシート材を整然と積載することができる画像形
成装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、画像形成手段によって画像を形成され、
画像形成装置本体外へ排出されたシート材を積載するシ
ート材積載手段を備えた画像形成装置において、前記シ
ート材積載手段のシート材排出方向に直交する方向の中
央部付近の高さが該方向の両端部の高さよりも高いこと
を特徴とする。
【0013】このようにシート材積載手段のシート材排
出方向に直交する方向の中央部付近の高さを該方向の両
端部の高さよりも高くして、上(シート材積載側)に凸
形状にすれば、シート材積載手段上に順次排出されたシ
ート材が、シート材積載手段の形状に沿ってシート材排
出方向に直交する方向に上に凸となって積載され、イン
ク等の画像形成剤が乾燥した後のシート材のカールを防
止して、シート材積載手段上に整然と積載することがで
きる。
【0014】また、前記シート材積載手段が、シート材
排出方向に直交する方向に、シート材積載側とは反対側
へ屈曲しているようにしてもよい。
【0015】このようにシート材積載手段をシート材排
出方向に直交する方向に、シート材積載側とは反対側へ
屈曲させれば、シート材積載手段上に順次排出されたシ
ート材が、シート材積載手段の形状に沿ってシート材排
出方向に直交する方向にシート材積載側へ凸となって積
載され、インク等の画像形成剤が乾燥した後のシート材
のカールを防止して、シート材積載手段上に整然と積載
することができる。
【0016】また、前記シート材積載手段が、シート材
排出方向に直交する方向に、シート材積載側とは反対側
へ複数箇所で屈曲しているようにしてもよい。
【0017】このようにシート材積載手段をシート材排
出方向に直交する方向に、シート材積載側とは反対側へ
複数箇所で屈曲させれば、シート材積載手段上に順次排
出されたシート材が、シート材積載手段の形状に沿って
シート材排出方向に直交する方向にシート材積載側へ複
数箇所で凸となって積載され、一箇所で凸となる場合に
比べてインク等の画像形成剤が乾燥した後のシート材の
カールをより効果的に防止して、シート材積載手段上に
整然と積載することができる。
【0018】また、前記シート材積載手段が、シート材
排出方向に直交する方向に、シート材積載側とは反対側
へ湾曲しているようにしてもよい。
【0019】このようにシート材積載手段をシート材排
出方向に直交する方向に、シート材積載側とは反対側へ
湾曲させれば、シート材積載手段上に順次排出されたシ
ート材が、シート材積載手段の形状に沿ってシート材排
出方向に直交する方向にシート材積載側へ凸となって積
載され、インク等の画像形成剤が乾燥した後のシート材
のカールを防止して、シート材積載手段上に整然と積載
することができる。
【0020】また、前記シート材積載手段の曲率が、シ
ート材排出方向に直交する方向の中央部付近よりも両端
部付近で大きくなっているようにしてもよい。
【0021】このようにシート材積載手段の曲率をシー
ト材排出方向に直交する方向の中央部付近よりも両端部
付近で大きくすれば、シート材積載手段上に順次排出さ
れたシート材が、シート材積載手段の形状に沿ってシー
ト材排出方向に直交する方向の中央部付近でシート材積
載側へ凸となって積載されるとともに、シート材排出方
向に直交する方向の両端部付近においてもシート材積載
側へさらに凸となるので、インク等の画像形成剤が乾燥
した後のシート材のカールを一層効果的に防止して、シ
ート材積載手段上に整然と積載することができる。
【0022】また、前記シート材積載手段のシート材排
出方向に直交する方向の端部において、積載されたシー
ト材の厚さ方向の高さを規制する高さ規制手段を設けて
もよい。
【0023】このようにシート材積載手段のシート材排
出方向に直交する方向の端部において積載されたシート
材の厚さ方向の高さを規制する高さ規制手段を設けれ
ば、シート材積載手段の形状に沿って積載されたシート
材のシート材排出方向と直交する方向の端部のカールに
よる厚さ方向への浮き上がりを規制することによってカ
ールを補正することができる。
【0024】また、前記シート材積載手段に積載される
シート材を乾燥させる乾燥手段を備えるようにしてもよ
い。
【0025】このようにシート材積載手段に積載される
シート材を乾燥させる乾燥手段を備えれば、インク等の
画像形成剤の乾燥を促進することができるので、シート
材積載手段に排出された画像形成済みのシート材をすば
やく取り出すことができるとともに画像形成済みのシー
ト材の連続排出する際の時間間隔を短くすることがで
き、画像形成動作の迅速化を図ることができる。
【0026】また、前記乾燥手段が、前記シート材に送
風する送風手段であるようにしてもよい。
【0027】シート材に送風することによりシート材上
のインク等の画像形成剤の乾燥を促進することができる
ので、乾燥手段として送風手段を用いることができる。
【0028】また、前記送風手段が、前記画像形成装置
本体外から取り入れた空気を該画像形成装置本体内の発
熱部を経由して前記シート材に送風するようにしてもよ
い。このように送風手段が画像形成装置本体外から取り
入れた空気を該画像形成装置本体内の発熱部を経由して
シート材に送風するようにすれば、画像形成済みのシー
ト材の乾燥促進とともに画像形成装置本体内の発熱部の
冷却も行うことができる。
【0029】また、前記画像形成手段が、信号に応じて
電気熱変換体に通電し、該電気熱変換体による膜沸騰を
超える加熱によって生ずる気泡の成長により、インクを
吐出口から吐出するインクジェット方式により前記シー
ト材に画像を形成するようにしてもよい。
【0030】このようにすれば、電子写真方式に比べて
低速でシート材に直接インクを吹きつける方式の画像形
成装置においても、画像形成済みのシート材のカールを
防止してシート材積載手段に整然と積載することができ
る。
【0031】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
に係る画像形成装置の第1の実施形態について図面を参
照して説明する。
【0032】本実施形態は画像形成装置としてインクジ
ェット記録方式を用いた複写機を用いて説明する。
【0033】図1は本実施形態の排出トレイの構成の概
略を示す図、図7は複写機の全体構成を示す断面図であ
る(第1実施形態で、排出トレイ以外の全体構成断面図
は従来例と同じであることより、図7で説明する)。
【0034】1はインクジェット記録部である。画像読
取部で読み取られた画像信号は、画像処理部から記録信
号としてインクジェット記録部1に送られる。このイン
クジェット記録部1は画像形成手段としての記録ヘッド
2によって一定幅の記録を繰り返すシリアルスキャン方
式を採用している。本装置での記録可能用紙サイズは特
定サイズ、又は幅方向寸法がほぼ同じサイズ(A4タテ
送りとLTRタテ送り,など)である。
【0035】3はカット紙等のシート材Sを積載する用
紙積載トレイであり、用紙積載トレイに積載されている
シート材Sの最上紙より1枚ずつ給送手段4より分離,
給送される。記録部まで給送されたシート材Sは記録ヘ
ッド2により記録ヘッド幅ごと画像形成される。
【0036】6はシート材積載手段としての排出トレイ
で、排出ローラー対5より1枚ずつ排出された順にシー
ト材Sを積載する。排出ローラー対5は、インクジェッ
ト記録部1により記録されたシート材Sを排出トレイ6
まで搬送し、装置外へ排出する。
【0037】また、図1に示すように排出トレイ6とシ
ート材の厚さ方向にある所定量の間隔が設けられるよう
な排出ガイド(高さ規制手段)7を、排出トレイ6の上
側位置、シート材S搬送方向に延びる形状で、排出トレ
イ6の両側に設ける。両側にある排出ガイド7の間隔
(図2参照)は、特定サイズ、または幅方向寸法がほぼ
同じであるサイズが排出トレイ上に積載可能なような間
隔(例:A4幅:210mmとLTR幅:216mmの
タテ送りの場合の排出ガイド7の間隔は220mm)に
する。
【0038】また、排出ガイド7のシート材S搬送方向
の上流側は、シート材Sが排出トレイ6と排出ガイド7
の間に侵入しやすいように、テーパー形状13になって
いる。8は用紙ストッパーで排出トレイ6に積載されて
いるシート材Sがシート材S搬送方向から落下しないよ
うにするものである。
【0039】排出トレイ6の先端中央部は、排出トレイ
6に積載されているシート材Sの取り出しを容易にする
為、切り欠き形状9になっている。
【0040】排出トレイ6の形状は、排出トレイ6の幅
に対して中央付近が上側に凸となるように屈曲している
ような形状をしており、屈曲した中央付近の高さが排出
トレイ6の両側に設けてあるテーパー部の高さよりも高
くならないようにする(図2参照)。また排出ローラー
対5より1枚ずつ排出されたシート材Sの先端が排出ガ
イド7のテーパー部13に当たり、シート材Sが排出ト
レイ6と排出ガイド7の間に沿うように、排出トレイ6
の高さが排出ローラー対5のニップの高さに対して下が
った位置にする(図2参照)。
【0041】また、排出トレイ6の長さ(シート材スト
ッパー8,排出トレイ6の付け根部間長さ)は印字可能
な用紙サイズの長さよりも若干長くする。
【0042】次に、記録ヘッド2によって記録されたシ
ート材Sの排出動作について説明する。
【0043】搬送ローラー対10により、所定量ずつ搬
送され、記録ヘッド2をシリアルスキャンさせながら記
録ヘッド幅ごとライン記録されたシート材Sは、記録さ
れた箇所はインクが付着しているため水分を大量に含ん
でいる。そして記録されたシート材Sは排出ローラー対
5により排出トレイ6へ搬送される。シート材Sの先端
は排出ローラー対5を通過し、搬送されると排出トレイ
6のテーパー部に当接し、テーパー部に沿って排出ガイ
ド7と排出トレイ6の間に侵入し搬送される。
【0044】記録された水分を多く含んだシート材Sは
記録された順(シート材Sの先端より)に徐々に乾燥し
ていく。シート材Sの繊維の延びる方向(以下スキ目方
向という)がシート材S搬送方向の場合(以下タテ目方
向という)。乾燥してきたシート材Sは図8の(c)の
ような上方向のカール形状になりたがるが、排出ガイド
7によりシート材Sの上方向へのカールを阻止する。し
かし、排出トレイ6の形状が平ら、もしくはそれに近い
形状では、排出ガイド7と排出トレイ6にはある量のす
き間があるために、カールを完全に防止することはでき
ない。よって、排出トレイ6の形状が、中央付近が上側
に凸となるように屈曲しているような形状により、シー
ト材Sを上側に凸の状態で乾燥させることにより、シー
ト材Sのカール発生を抑えることができる。
【0045】シート材Sのすき目方向がシート材Sの横
方向の場合(以下ヨコ目方向という)、記録されたシー
ト材Sは図8の(b)のような上カール形状になろうと
するが、上述したように排出トレイ6形状と排出ガイド
7により記録されたシート材Sを、カール形状とは反対
の形状で付勢させた状態で乾燥させることにより、スキ
目がタテ目の場合と同様にカールの発生を抑えることが
できる。
【0046】次に、1枚目の記録動作が完全に終了し、
シート材Sが排出トレイ6上に積載された状態で、2枚
目以降のシート材Sを記録させるときの排出動作につい
て説明する。
【0047】完全に記録動作が終了した1枚目のシート
材Sの後端位置は、テーパー部13の付け根部よりも上
流側である。積載されたシート材Sは、排出トレイ6形
状と排出ガイド7により、幅方向に上に湾曲させた状態
で積載されている。よって、排出ローラー対10により
2枚目以降のシート材Sが排出されたとき、搬送されて
いるシート材Sの先端部は排出ローラー対10のテーパ
ー部13に当接し、テーパー部13に沿いながら進み、
予め積載されている1枚目のシート材Sと排出ガイド7
の間に侵入することで、予め積載されている1枚目の上
に積載することができる。また、2枚目以降のシート材
Sが排出ガイド7と排出トレイ6の間を搬送していると
き、シート材S間の摩擦力とシート材S自体の剛性によ
り2枚目以降のシート材Sが予め積載されているシート
材Sを押し出そうとするが、シート材ストッパー8によ
りシート材Sの押し出しを防ぐことができ、排出トレイ
6上に整然と積載することができる。
【0048】よって、排出ガイド7を両側にもつ排出ト
レイ6の形状を上側に屈曲させることにより、排出され
たシート材Sのカールを防止させることができ、しか
も、排紙積載手段上に順次排紙されたシート材Sを排紙
された順に整然と積載することができる。
【0049】本実施形態では、画像形成装置として複写
機について説明しているが、本発明はプリンタやファク
シミリ等の他の画像形成装置にも適用できるものであ
る。
【0050】(第2の実施形態)図3に第2の実施形態
に係る排出トレイの簡略図を示す。
【0051】本実施形態では、第1実施形態に係る排出
トレイ6の形状、特に両端部の屈曲の度合を中央部より
も大きくすることを特徴とする。
【0052】シート材Sの記録後カール形状は、図8
(a)〜(h)に示したように色々なカール形状がある
が、その中でも特有なカール形状として図9に示すよう
に、シート材S中央部のカールよりも両端部のカールの
曲率の方が大きい場合、第1実施形態のような場合では
シート材S中央部のカールのみ補正しかできず、両端部
のカールは補正しずらい。そこで、図3に示すようにト
レイに設ける屈曲を排出トレイ6の中央部付近と、トレ
イの両端付近とに設けることで記録後に発生するシート
材Sのカールをより一層補正することができる。
【0053】(第3の実施形態)図4に第3の実施形態
に係る排出トレイ6の概略構成を示す。
【0054】本実施形態では、上記した第1実施形態
で、特に排出トレイ6を上方向に凸形状に湾曲させたこ
とを特徴とする。
【0055】このことにより、記録後に発生するシート
材Sのカールを補正することができる。
【0056】(第4の実施形態)図5に第4の実施形態
に係る排出トレイ6の概略構成を示す。
【0057】本実施形態では上記した第3実施形態で、
上方向に凸形状に湾曲させた排出トレイ6を、特に両端
部の曲率を中央部よりも大きくすることを特徴とする。
【0058】このことにより、記録後に発生するシート
材Sのカールを補正することができる。
【0059】(第5の実施形態)図6に第5の実施形態
に係る排出トレイ6の概略構成を示す。
【0060】本実施形態では上記した第1乃至第4実施
形態で、排出トレイ6上に積載されたシート材Sの記録
面側にエアーが吹き付けられるような位置に送風手段
(乾燥手段)としてのファン11を設けることで、排出
トレイ6上でのシート材Sのインク(画像形成剤)の乾
燥を速めることを可能にする。
【0061】排出トレイ6上に設けたファン11は、エ
アーが装置外に排出するように設置されている。ファン
11が回転すると流入口12より装置外からエラーが流
入し、流入したエアーは発熱部である記録ヘッド2に吹
き付けられる。記録ヘッド2は、記録動作を連続で行う
と記録ヘッド2に内蔵されている電気熱変換体としての
発熱板自体が発熱し徐々に温度が上昇し、記録動作自体
に悪影響を及ぼす。よって、流入口12とファン11に
より発生したエアーが記録ヘッド2に吹き付けられるこ
とにより、記録ヘッド2自体の発熱による温度上昇を防
止することができる。記録ヘッド2に吹き付けられたエ
アーはファン11を通って装置外へ排出され、排出トレ
イ6上に積載されているシート材Sに吹き付けられるよ
うな位置構成になっている。
【0062】記録ヘッド2により記録され、排出ローラ
ー対5により排出トレイ6上まで排出されたシート材S
は、第1乃至第4実施形態の排出トレイ6の構成によ
り、所定時間シート材Sの両端部と中央部を排出ガイド
7と排出トレイ6で所定時間付勢し続けることによりカ
ールの発生を防止する。
【0063】上記ファン11によるエアーが排出トレイ
6上に積載されたシート材Sに吹き付けられることによ
り、排出トレイ6上での記録されたシート材Sの乾燥を
速めることができ、記録動作が完全に終了したシート材
Sを待たずに取り出せることがたできる。
【0064】また、上記ファン11を取り付けシート材
Sの乾燥を速めることで、記録したシート材Sの連続排
出(連続コピー)にも効果的であり、記録動作のスピー
ドアップもはかることが可能である。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シート材積載手段のシート材排出方向に直交する方向の
中央部付近の高さを該方向の両端部の高さよりも高くし
て、上(シート材積載側)に凸形状にしたので、シート
材積載手段上に順次排出されたシート材が、シート材積
載手段の形状に沿ってシート材排出方向に直交する方向
に上に凸となって積載され、インク等の画像形成剤が乾
燥した後のシート材のカールを防止して、シート材積載
手段上に整然と積載することができる。
【0066】また、シート材積載手段をシート材排出方
向に直交する方向に、シート材積載側とは反対側へ屈曲
させたので、シート材積載手段上に順次排出されたシー
ト材が、シート材積載手段の形状に沿ってシート材排出
方向に直交する方向にシート材積載側へ凸となって積載
され、インク等の画像形成剤が乾燥した後のシート材の
カールを防止して、シート材積載手段上に整然と積載す
ることができる。
【0067】また、シート材積載手段をシート材排出方
向に直交する方向に、シート材積載側とは反対側へ複数
箇所で屈曲させたので、シート材積載手段上に順次排出
されたシート材が、シート材積載手段の形状に沿ってシ
ート材排出方向に直交する方向にシート材積載側へ複数
箇所で凸となって積載され、一箇所で凸となる場合に比
べてインク等の画像形成剤が乾燥した後のシート材のカ
ールをより効果的に防止して、シート材積載手段上に整
然と積載することができる。
【0068】また、シート材積載手段をシート材排出方
向に直交する方向に、シート材積載側とは反対側へ湾曲
させたので、シート材積載手段上に順次排出されたシー
ト材が、シート材積載手段の形状に沿ってシート材排出
方向に直交する方向にシート材積載側へ凸となって積載
され、インク等の画像形成剤が乾燥した後のシート材の
カールを防止して、シート材積載手段上に整然と積載す
ることができる。
【0069】また、シート材積載手段の曲率をシート材
排出方向に直交する方向の中央部付近よりも両端部付近
で大きくしたので、シート材積載手段上に順次排出され
たシート材が、シート材積載手段の形状に沿ってシート
材排出方向に直交する方向の中央部付近でシート材積載
側へ凸となって積載されるとともに、シート材排出方向
に直交する方向の両端部付近においてもシート材積載側
へさらに凸となり、インク等の画像形成剤が乾燥した後
のシート材のカールを一層効果的に防止して、シート材
積載手段上に整然と積載することができる。
【0070】また、シート材積載手段のシート材排出方
向に直交する方向の端部において積載されたシート材の
厚さ方向の高さを規制する高さ規制手段を設けたので、
シート材積載手段の形状に沿って積載されたシート材の
シート材排出方向と直交する方向の端部のカールによる
厚さ方向への浮き上がりを規制することによってカール
を補正することができる。
【0071】また、シート材積載手段に積載されるシー
ト材を乾燥させる乾燥手段を備えたので、インク等の画
像形成剤の乾燥を促進することにより、シート材積載手
段に排出された画像形成済みのシート材をすばやく取り
出すことができるとともに画像形成済みのシート材の連
続排出する際の時間間隔を短くすることができ、画像形
成動作の迅速化を図ることができる。
【0072】また、シート材に送風することによりシー
ト材上のインク等の画像形成剤の乾燥を促進することが
できるので、乾燥手段として送風手段を用いることがで
きる。
【0073】また、送風手段が画像形成装置本体外から
取り入れた空気を該画像形成装置本体内の発熱部を経由
してシート材に送風するようにしたので、画像形成済み
のシート材の乾燥促進とともに画像形成装置本体内の発
熱部の冷却も行うことができる。
【0074】また、画像形成手段が、信号に応じて電気
熱変換体に通電し、該電気熱変換体による膜沸騰を超え
る加熱によって生ずる気泡の成長により、インクを吐出
口から吐出するインクジェット方式によりシート材に画
像を形成するようにしたので、電子写真方式に比べて低
速でシート材に直接インクを吹きつける方式の画像形成
装置においても、画像形成済みのシート材のカールを防
止してシート材積載手段に整然と積載することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施形態に係る排出トレ
イの構成図である。
【図2】図2は本発明の第1の実施形態に係る排出トレ
イの断面図である。
【図3】図3は本発明の第2の実施形態に係る排出トレ
イの構成図である。
【図4】図4は本発明の第3の実施形態に係る排出トレ
イの構成図である。
【図5】図5は本発明の第4の実施形態に係る排出トレ
イの構成図である。
【図6】図6は本発明の第5の実施形態に係る排出トレ
イの構成図である。
【図7】図7は複写機の全体構成図である。
【図8】図8はシート材Sの記録後に発生するカール形
状を説明する図である。
【図9】図9はシート材Sの記録後に発生するカール形
状を説明する図である。
【符号の説明】
1 インクジェット記録部 2 記録ヘッド 3 用紙積載トレイ 4 給紙手段 5 排出ローラー対 6 排出トレイ 7 排出ガイド 8 シート材ストッパー 9 切り欠き部 10 搬送ローラー対 11 ファン 12 エアー流入口 S シート材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成手段によって画像を形成され、
    画像形成装置本体外へ排出されたシート材を積載するシ
    ート材積載手段を備えた画像形成装置において、 前記シート材積載手段の、シート材排出方向に直交する
    方向の中央部付近の高さが該方向の両端部の高さよりも
    高いことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記シート材積載手段は、シート材排出
    方向に直交する方向に、シート材積載側とは反対側へ屈
    曲していることを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記シート材積載手段は、シート材排出
    方向に直交する方向に、シート材積載側とは反対側へ複
    数箇所で屈曲していることを特徴とする請求項2記載の
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記シート材積載手段は、シート材排出
    方向に直交する方向に、シート材積載側とは反対側へ湾
    曲していることを特徴とする請求項3記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記シート材積載手段の曲率が、シート
    材排出方向に直交する方向の中央部付近よりも両端部付
    近で大きくなっていることを特徴とする請求項4記載の
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記シート材積載手段のシート材排出方
    向に直交する方向の端部において、積載されたシート材
    の厚さ方向の高さを規制する高さ規制手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1乃至5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記シート材積載手段に積載されるシー
    ト材を乾燥させる乾燥手段を備えたことを特徴とする請
    求項1乃至6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記乾燥手段は、前記シート材に送風す
    る送風手段であることを特徴とする請求項7記載の画像
    形成装置。
  9. 【請求項9】 前記送風手段は、前記画像形成装置本体
    外から取り入れた空気を該画像形成装置本体内の発熱部
    を経由して前記シート材に送風することを特徴とする請
    求項8記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記画像形成手段は、信号に応じて電
    気熱変換体に通電し、該電気熱変換体による膜沸騰を超
    える加熱によって生ずる気泡の成長により、インクを吐
    出口から吐出するインクジェット方式により前記シート
    材に画像を形成することを特徴とする請求項1乃至9記
    載の画像形成装置。
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