JPH11193103A - 空き容器回収機 - Google Patents

空き容器回収機

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JPH11193103A
JPH11193103A JP51898A JP51898A JPH11193103A JP H11193103 A JPH11193103 A JP H11193103A JP 51898 A JP51898 A JP 51898A JP 51898 A JP51898 A JP 51898A JP H11193103 A JPH11193103 A JP H11193103A
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JP
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empty container
door
container
empty
flapper
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Application number
JP51898A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Kakiuchi
弘行 垣内
Masaki Inoue
正喜 井上
Koji Kawakami
浩二 川上
Keiichi Nakajima
圭一 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 一回の投入時に複数個の空容器の投入を禁止
し、先に空き容器の処理中の場合は、次の投入を禁止す
る機構を備えた空き容器回収機の提供。 【解決手段】 投入された空き容器Qを容器の種別毎に
分別し所定の回収バケツに回収する空き容器回収機にお
いて、容器を投入するための投入扉4は、下部を支点と
して手前に引き倒す機構とし、その投入扉の内側に、一
個の空き容器を乗せるための“く”の字形状に折曲した
フラッパ6を備え、そのフラッパは、折曲部を支点に
し、前記投入扉の内面所定部において回動自在に設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投入された空き缶
や空きビンを分別して回収する空き容器回収機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の一般的な機構を図11に示して
いる。投入口51より投入した空き容器52は、バーコ
ード読み取り装置53において、容器52に印刷もしく
は添付のバーコードが読み取られ、そのバーコード情報
から鉄(スチール)缶容器、アルミ缶容器あるいはその他
の容器(ガラス瓶等)であるかが判定され、缶容器であれ
ば、リフタ54を経てプレス機55に送出され、そこで
圧縮により減容された後は、選別コンベア56により、
鉄缶とアルミ缶とでそれぞれの回収容器57,58に回
収され、一方、ガラス瓶は、バーコード読み取り装置5
3から回収容器59へ回収される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の装置では、バ
ーコード読み取りやプレス工程では空き容器を一つづつ
処理するシステムになっているため、一回の投入時に2
個まとめて投入したり、先に投入した空き容器の処理中
に次の空き容器を投入した場合には、プレス機でロック
等の不都合が生じて装置の機能が停止してしまう。
【0004】従って本発明は、一回の投入時に複数個の
空き容器の投入を禁止でき、かつ、先に投入の空き容器
が処理中にあっては次の投入を禁止できる機構を備えた
空き容器回収機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】一回の投入時に空き容器
を一つだけ投入するための機構としては、投入扉を下部
を支点として上部を手前に引き倒したとき、そこに一つ
の空き容器しか置けないように構成され、その投入扉を
閉めて行ったとき、ある角度まで投入扉が閉められたと
き、空き容器が転がって内部に取り込まれるようにした
機構がある。しかしこの機構では、投入扉が完全に閉ま
らない前に空き容器が内部に取り込まれてしまうため、
その時点では投入扉と本体との間に開口ができ、その開
口に続けて空き容器が詰め込まれる危険性がある。そこ
で本発明では、上記投入扉は、下部を支点として手前に
引き倒す機構とし、一個の空き容器を乗せるための
“く”の字形状に折曲したフラッパを、その折曲部を支
点にし、前記投入扉の内面所定部において回動自在に設
けている。
【0006】
【作用】この構成によると、フラッパに空き容器を置い
た状態で投入扉を閉めて行くと、空き容器を含めたフラ
ッパ自身が重心が移動するため、ある角度まで投入扉を
閉じた時にフラッパは装置内側に傾動し、空き容器は装
置内へ放り出されると共に、このとき、フラッパの1壁
面が投入口を塞ぐ位置でフラッパを係止させれば、別の
空き容器の投入は行えなくなる。
【0007】請求項2で開示したように、空き容器投入
のため上記投入扉を閉じたとき、その投入扉の開閉動作
をロックし、所定のタイミングでそのロックを解除する
手段を備えれは、先に投入の空き容器の処理が済むまで
投入が禁止される。
【0008】尚、前述の傾動自在のフラッパを有する投
入扉は、空き容器回収機以外にも他の分別機などにも適
用可能なので請求項3にてその機構を請求している。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の空き容器回収機
1の1実施形態を示す。正面扉2の上部には、空き容器
投入口3に開閉自在の投入扉4が設けられている。この
箇所の構成を図2を用いて述べる。
【0010】図2の(A)は、投入扉4を閉じた状態を示
し、その上部には取っ手4aが設けられ、図2の(B)に
示すように、上部の取っ手4aを手前(図2中左側)に引
くことにより、投入扉4は、下部を支点Z1として開け
ることができる。この投入扉4自身は“く”の字に折曲
した板材からなる。正面扉2の内壁にはプランジャー5
が設けられ、そのプランジャー5のシリンダ軸5aが突
出して取っ手4aの一部と係合することにより、投入扉
4の開閉動作がロックされる。6は、1枚の平板は金属
板を“く”の字に折曲したフラッパ6であり、このフラ
ッパ6は、その折曲部を支点Z2にして、投入扉4の内
面所定部において回動自在に設けられている。図2の
(B)の状況にあるフラッパ6において、投入扉4に接し
ている部材を6a、他の部材を6bと記す。
【0011】図1に戻り、S1、S2は、投入扉4の開
閉状態を検知する扉開検知スイッチ、扉閉検知スイッチ
である。7は、重量検知板であり、図示されるように、
投入扉4の閉時にはフラッパ6の部材6bの下流側(図
中右側)に位置する。この重量検知板7の上を空き容器
Qが転がるとき、その重量で重量検知板7自身が下方に
橈み、このときの橈みによって重量検知スイッチS3が
オン、オフすることにより、そのときの空き容器Qが規
定値より重いか軽いかが検出される。
【0012】8は、空き容器Qの材質を透磁率に基づ
き、アルミ缶か鉄缶であるかを検出する材質検知機であ
り、前記重量検知板7の下流側に位置し、自然と転がる
ように僅かに傾斜して設けられている。9は、重量検知
板7上を転がってきた空き容器を、Q1で示すように、
この材質検知機8上の材質測定位置に停止させるための
可動のストッパーである。SS1は、材質検知機8上に
空き容器Q1が位置したことを検出する容器検知センサ
である。10は、材質測定位置にある空き容器Q1から
流れ出た残液を受け止める“とゆ”である。10'は、
とゆ10に導かれた残液を更にバケツB3に導くための
別のとゆである。このとゆ10'は、正面扉2に沿うよ
うにして設けられており、正面扉2の隙間から侵入した
雨水などもバケツB3へ導く。以上の各要素3〜10'
は、正面扉2と一体的に設けられる。
【0013】前記可動ストッパー9が下方に移動する
と、空き容器Q1は下流に位置する傾斜板11上を右方
向へ転がる。12は、ストッパー9を作動させるための
ソレノイドである。材質検知機8および可動ストッパー
9部の詳しい機構については図6を用いて後で述べる。
【0014】空き容器Q1は、前記傾斜板11上を転が
った後は、Q2で示すように、水平方向に隔てられた一
対のローラー13の間のバーコード読み取り位置で停止
する。M1は、空き容器Q2を回転させるために、両ロ
ーラー13を一方向に回転させるためのモータである。
14は、バーコードリーダーであり、ローラー13上で
空き容器Q1が回転している間に、その空き容器Q2に
記されたバーコードを読み取る。バーコード情報として
は、飲料の種類、飲料メーカー、中身容量、販売価格等
を持つことができる。本装置では2基のバーコードリー
ダー14を使用することにより、バーコードの読み取り
率を高めている。M2は、バーコードの読み取りの終わ
った空き容器Q2を下方に落下させるために、右側の一
方のローラー13を右方向に退避させるための駆動モー
タである。S4は、ローラー13が空き容器Q2を保持
できる位置(図9の(A))にあるかを検知する検知スイッ
チである。S5は、空き容器Q2を下方に落下させるこ
とのできる位置(図9の(B))にあるかを検知する検知ス
イッチである。
【0015】15は、バーコード読み取り位置から落下
してきた空き容器Q2を、直下方向、左側方向、右方向
にシュートするための可動シューターであり、上部を支
点にして左右に向きを変える。M3はそのシュート方向
の変換を行うための駆動モータである。S6、S7、S
8は、可動シューター15がそれぞれのシュート方向に
作動したかを検出する検出スイッチである。
【0016】当該空き容器Qがアルミか鉄の缶容器であ
った場合、可動シューター15は矢印の向きに方向変換
しており、前記落下してきた容器はQ3で示すように、
プレス機16のプレス位置にセットされる。M4は、こ
のプレス機16の駆動モータである。S9、S10は、
プレス機16のピストン16aが下死点位置、上死点位
置に到達したことをそれぞれ検出する検出スイッチであ
る。
【0017】Q4は、プレスされた空き容器を示してお
り、プレスされた空き容器が通る隙間から自重で落下す
る。17は、その落下してきた空き容器Q4を、アルミ
缶か鉄缶かによって、回収バケツB1又はB2へ送り込
むための分別板であり、M5はその分別板17を駆動す
るための駆動モータである。S12、S13は、前記分
別板17が所定の分別位置に作動したかを検出する検出
スイッチである。
【0018】空き容器Q2がガラス瓶であった場合や規
定重量以上ある場合(飲み残し等)、その他の異物の場
合、可動シューター15は直下方向に向き、前記の読み
取り位置から落下した空き容器Q2は、直下方向に向か
う可動シューター15及びこれにつながる固定シュータ
ー18を通じてガラス瓶用の回収バケツB3に導かれ
る。
【0019】一方、空き容器Q2が変形、汚損などによ
り、バーコードが読み取れなかったときは、可動シュー
ター15は左方向に向き、Q5で示すように、可動底板
19が設けられた返却位置に搬出される。この可動底板
19が駆動モータM8の駆動により下方に回動すると、
返却位置にあった空き容器Q5は落下して下方のバケツ
B3に回収される。
【0020】以上で本装置における各構成要素とその簡
単な機能を述べたが、以下、図3、図4のフローチャー
トおよび詳細図を参照して全装置体の動作を詳しく述べ
る。図3のフローチャートにおいて、ステップS1では
空き容器の投入のために投入扉4が開にされたかが判定
される。その投入扉4の開による空き容器の投入動作を
図5を用いて説明する。
【0021】(A)は投入扉4を開けた状態を示す。この
状態では、フラッパ6は、自身の重心のバランスから、
投入扉4側に傾動している。(B)は、そのフラッパ6に
空き容器Qを置いた状態を示し、このときもフラッパ6
は、投入扉4側に傾動したままである。尚、フラッパ6
の箇所に空き容器を2個積んだとき、投入扉4を閉じよ
うとしても上側に積んだ空き容器が正面扉2に引っ掛か
かるため投入扉4は閉まらない。
【0022】(C)は、取っ手4aを持って投入扉4を閉
めかけている時の様子を示しており、図示したような角
度まで投入扉4を閉じると、空き容器Qを含めたフラッ
パ6の重心が、支点Z2を通る法線より右側に移動する
ようになる。
【0023】その結果、(D)に示すように、フラッパ6
は時計回り方向に回動して空き容器Qは部材6b上を右
側に転がり、本装置1内に取り込まれる。このとき、フ
ラッパ6の部材6aが容器投入口3を塞ぐような位置で
係止されるため、続けて空き容器Qが投入されるのを防
止する。
【0024】内部に取り込まれた空き容器Qは、次に重
量検知板7上を転がる間に、ステップS2で重量検知ス
イッチS3のオン、オフ状態から例えば空き容器Qが次
のようにa、bの2種類に分別される。 i(ガラス瓶が鉄缶よりも重い場合) a)ガラス瓶 b)鉄およびアルミ容器 ii(ガラス瓶と鉄缶の重量が似通っている場合) a)ガラス瓶および鉄缶 b)アルミ缶
【0025】このようにして重量検知が行われると、ス
テップS3において可動底板19が開にされ、前回の投
入でこの可動底板19上に取り残されていた空き容器Q
5は下方に落下してバケツB3に回収される(図10の
(C))。この後、空き容器は、Q1で示すように可動ス
トッパー9によって材質測定位置に停止され、このこと
がステップS4にて容器検出センサSS1によって検出
されると、ステップS5においてプランジャー5によ
り、前述の投入扉4がロックされ、これにより、続けて
の投入が禁止される。尚、投入扉4が開かれただけで容
器が投入されなかった場合等、センサSS1で検知され
なければロックは行われない。
【0026】図6の(A)は、材質測定時の状況を示して
いる。材質検知機8の表面には、アルミ近接センサ8a
と鉄近接センサ8bが備えられ、ステップS6では、こ
こに位置する空き容器Q1の透磁率を測定することによ
り、その空き容器Q1の材質がアルミか、鉄か、あるい
はそのいずれでもない(つまりガラス)かを検出してい
る。
【0027】それらのセンサの配置状態を図7に示して
おり、空き容器の長手方向に、 (鉄近接センサ)−(アルミ近接センサ)−(鉄近接セ
ンサ)の順に配列されている。本装置で回収できる空き
容器の最大長を、缶容器で500mlとしており、缶長
の短い350ml缶は、材質測定位置で一方側にずれる
と、鉄近接センサ8bとアルミ近接センサ8aを一つづ
つしか持たない従来機では材質を検出できない場合があ
っが、本装置では両側に同種の近接センサを配置したた
め、材質を確実に検出できる。尚、センサの配置順は、 (アルミ近接センサ)−(鉄近接センサ)−(アルミ近
接センサ)であっても同じ効果が得られる。
【0028】先の重量検出では、(i)の場合は鉄とアル
ミが未識別で、(ii)の場合はガラスと鉄が未識別であっ
たが、ここでの材質検出結果と照らし合わせることによ
り、当該空き容器Q1が、アルミ缶、鉄缶あるいはガラ
ス瓶であるのかが確定する。
【0029】又、空き容器内にジュース類が残っていた
場合、この材質測定時などにおいて、容器から残液がこ
ぼれて機器類を汚れたりして不具合を招く。そこで図6
に示すように、可動ストッパー9の下方にとゆ10を設
けており、かつ、可動ストッパー9に流れ出た残液を前
記とゆ10に導くための溝9aを可動ストッパー9の下
部に形成している。
【0030】図8は、可動ストッパー9を前方から見た
図であり、溝9aは“V”字状に角度をなし、その最下
部に形成した開口9bから残液が下方のとゆ10に導か
れ、そのとゆ10からは更に別のとゆ10'に導かれる
ことにより、最終的にバケツB3に導かれる。
【0031】材質の検出が終わると、ステップS7にお
いて、容器の材質が鉄かアルミかによってバケツB1か
B2に回収されるよう、分別板17が所定の向きに移動
する。ステップS8では図6の(B)に示すように、可動
ストッパー9が下方に移動し、その結果、空き容器Q1
は、傾斜板11上を更に右方向に転がり、図1のQ2で
示したように、一対のローラ13上のバーコード読み取
り位置に停止するようになる。可動ストッパー9が下方
に移動して一定時間経過後に、ステップS9において、
そのバーコード読取位置に空き容器Q2に到達したかが
判定される。尚、このステップS9では、その読み取り
位置に空き容器が位置しているかを検知するスイッチを
設け、このスイッチの出力に基づいて次のステップに進
むようにしてもよい。
【0032】この可動ストッパー9は、更に図6の(C)
で示すように、上端部を図6中右方向(正面扉2を開け
た状態では手前方向)に引くと、その方向に傾くように
設けられており、その状態で材質検知機8のメンテナン
スや可動ストッパー9自身の清掃を容易に行えるように
なる。
【0033】次のステップS10にて、両ローラー13
が図9の(A)に示すように同一方向に回転し、これに伴
い空き容器Q2も回転する。この状態でステップS11
にて、バーコードリーダー14によって、空き容器Q2
に記載のバーコードが読み取られる。読み取られたバー
コード情報は、POSデータの集計等に活用される。
【0034】ステップS12ではバーコード読み取りの
認識が行われたかが判定され、読み取り認識が行われた
場合は、ステップS13において、当該空き容器Q2の
材質判定結果に基づき、可動シューター15のシュート
方向が図中、右方向(プレス機16)か、直下方向(バケ
ツB3)へ向きが変更される。
【0035】ステップS14では、図9の(B)のごと
く、一方のローラー19が回転したまま外側に退避する
ので、バーコード読み取り位置にあった空き容器Q2は
落下するが、このとき回転しているので落下時の姿勢が
保たれる。前記バーコード読み取り位置の下方に、容器
の材質に応じて空き容器を分別するための手段として、
従来機のようにベルトコンベアが使用されていると、そ
のベルトコンベアに投下されたときに空き容器の姿勢が
定まらないが、本装置では分別に可動シューター15を
採用しているため、空き容器Q2は姿勢を保ったまま次
工程に搬送されるようになり、好都合である。
【0036】当該空き容器Q2が鉄缶またはアルミ缶の
場合、前記可動シューター15によって、Q3で示され
るように、プレス機16のプレス位置に搬出される。そ
の際、空き容器の姿勢が保たれていたので、このプレス
位置での空き容器の向きも保たれており、例えば空き容
器の向きがプレス方向と一致することはない(プレス時
に過大なプレス圧が必要になる)。この後のステップS
15で投入扉4のロックが解除されるので、この時点で
二つ目の空き容器の投入が可能になる。ステップS16
においてこのプレス位置に空き容器Q3がセットされた
かが判定され、セットされている場合は、ステップS1
4にてプレス機16がオンにされ、空き容器Q3はQ4
に示すようにプレスされ、この後は自然落下する。
【0037】このプレス機16の動作を図4のサブルー
チンに詳しく示している。前記プレス位置に空き容器Q
3がセットされたことが確認されると、ステップS21
にてプレス機16のモータが正転してピストン16aが
前進(図中左方向)する。ステップS22では、モータの
正転開始時から所定の時間をタイムアップしたかが判定
される。ピストン16aの移動に問題がなければ、前記
の所定時間をタイムアップする前に上死点位置にピスト
ン16aが到達する。この上死点位置は、缶容器を減容
するに十分となるピストンの最前進位置である。この上
死点位置に到達したことが検出されると、ステップS2
3からステップS24に進み、モータが逆転され、これ
により、ピストン16aは後退し、元の待機時の下死点
位置に戻ったことが検出されれば、ステップS25から
ステップS26に進みモータは停止される。
【0038】一方、なんらかの原因で、前記所定時間が
過ぎてもピストン16aが上死点位置に到達しないとき
は、ステップS22からステップS24にスキップし
て、ピストン16aは直ちに後退する。このように本制
御ではロックがかかったと判定されたときに自動的にピ
ストンを後退させ、次回のプレスに備えて待機状態に移
行する。そのため、完全にプレスされなかった空き缶も
下方に落下するようにしておけば、次回のプレス処理に
なんら不都合は生じない。
【0039】上述したように、プレスされた容器Q4の
材質がアルミか鉄かによって分別板17が既に移動して
いるので、これにより、プレスされた空き容器Q4は、
材質が鉄かアルミかによってバケツB1かバケツB2に
回収される。
【0040】さて、空き容器Q2がガラス瓶であったと
きは、ステップS13において可動シューター15のシ
ュート方向がバケツB3の方に向いているので、ステッ
プS14にてローラー13が退避することにより、その
ガラス瓶はバケツB3に搬送される。
【0041】又、空き容器Q2のバーコードが認識され
なかったときは、ステップS13において可動シュータ
ー15のシュート方向が左側に変更され、そしてステッ
プS14にてローラー13が退避されると、図10の
(A)に示されるように、その空き容器Q2は返却位置へ
搬送される。
【0042】ここに示した可動底板19は、図中、右端
19aを支点にして俯仰動作可能に設けられており、そ
の可動底板19の側壁には遊びスペース19bが形成さ
れている。その遊びスペース19bにアーム19cの一
端が遊動自在に係合し、そのアーム19cの他端は、前
述した駆動モータM6によって可逆回転する回転板19
dの所定部と係合し、カム機構が構成されている。又、
アーム19cの前記一端側と支点19aとの間にスプリ
ング19eが張架されている。
【0043】返却位置に搬出された空き容器Q5は、透
明プラスチック製の返却扉20を通じて確認できるの
で、その場合はこの返却扉20を開けてこの回収不能で
あった空き容器Q5を取り出し、別のゴミ箱に捨てる
か、あるいは汚損によりバーコードが読めなかった場合
は再度、投入扉4から投入すればよい。このとき、図1
0の(B)に示すように、返却扉20から指し込んだ手で
可動底板19を押し込んだような場合、スプリング19
eの付勢力に抗してアーム19cの一端が遊びスペース
19b内で図中左方向に移動し、可動底板19が下方に
逃げるにように回動するため、手が挟まれて怪我をする
ことはない。
【0044】返却位置に戻された空き容器Q5がそのま
ま放置された場合は、図10の(C)に示すように、次回
の処理時に(上述したステップS3にて)、回転板19d
が時計方向回りに回転してカム機構が働くことにより、
可動底板19が下方に傾き、その空き容器Q5は落下し
てバケツB3に回収される。この可動底板19の動作タ
イミングは、返却位置に空き容器Q5が戻されてから所
定の時間が経過した時であってもよい。
【0045】図1でわかるように、鉄缶用のバケツB2
に比べアルミ缶用のバケツB1は大きくしてあるが、ア
ルミ缶より鉄缶の方が多く回収されるのであれば、バケ
ツをB1とB2とで位置を交換すればよく、あるいは、
鉄缶とアルミ缶とで分別板17の傾動角を反転すればよ
い。又、このような二つのバケツB1,B2の替わり
に、一つのバケツを用い、そのバケツ内部を仕切板で二
つに分割してもよく、その仕切り板を位置を変更できる
ようにすれば、アルミ缶と鉄缶との回収差に容易に対応
できる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、投入扉
を下部を支点として手前に引き倒す機構とし、その投入
扉の内側に一個の空き容器を乗せるための“く”の字形
状に折曲したフラッパを備え、かつ、そのフラッパの折
曲部を支点にし、前記投入扉の内面所定部において回動
自在に設けたので、そのフラッパに空き容器を置いて投
入扉を閉めると、投入扉をある角度まで閉じた時点で、
フラッパ自身が装置内へ傾動する結果、空き容器が内部
に投入されると同時に、フラッパの1壁面が投入口を塞
ぐ位置で係止され、その結果、別の空き容器は投入でき
なくなる。この機構は極めてシンプルな構造故に、安
価、軽量、かつ、故障の恐れも全くない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施形態を示した全体構成図
【図2】 図1のおける投入扉部の詳細図
【図3】 図1の装置における処理動作の流れを示した
フローチャート
【図4】 図3のステップS15の詳細を示したサブル
ーチン
【図5】 投入扉に設けたフラッパの動作の流れを示し
た図
【図6】 材質検知機及び可動ストッパーの詳細図
【図7】 材質検知機におけるセンサの配置状況を示し
た図
【図8】 可動ストッパーの正面図
【図9】 バーコード読み取り位置におけるローラーの
動作図
【図10】 可動底板の動作を示した図
【図11】 従来の容器回収機の概略図
【符号の説明】
1 空き容器回収機 2 正面扉 3 容器投入口 4 投入扉 5 プランジャー 6 フラッパ 7 重量検知板 8 材質検知機 8a アルミ近接センサ 8b 鉄近接センサ 9 可動ストッパー 9a 溝 10 とゆ 11 傾斜板 13 ローラー 14 バーコードリーダー 15 可動シューター 16 プレス機 17 分別板 18 固定シューター 19 可動底板 20 返却扉 Q 空き容器 B バケツ M モータ S1,S2 扉スイッチ S3 重量検知スイッチ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65F 1/04 B65F 1/04 (72)発明者 中島 圭一 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入された空き容器を容器の種別毎に分
    別し所定のバケツに回収する空き容器回収機において、 空き容器投入口に設けられた開閉自在の投入扉と、 投入された空き容器の種別を知るために、容器の重量を
    検出する手段、容器の材質を検出する手段、容器に記さ
    れたバーコードを読み取るバーコード読み取り手段、の
    少なくともいずれか一つを具備する種別検出手段と、 種別検出により得られた鉄およびアルミの缶容器に対し
    てプレスするプレス機と、 プレスされた容器を鉄およびアルミの材質別に所定のバ
    ケツに分別する分別手段とを備え、 上記投入扉は、下部を支点として手前に引き倒す機構と
    し、その投入扉の内側に、一個の空き容器を乗せるため
    の“く”の字形状に折曲したフラッパを備え、そのフラ
    ッパは、折曲部を支点にし、前記投入扉の内面所定部に
    おいて回動自在に設けたことを特徴とする空き容器回収
    機。
  2. 【請求項2】 空き容器投入のため上記投入扉を閉じた
    とき、その投入扉の開閉動作をロックし、所定のタイミ
    ングでそのロックを解除する手段を備えた請求項1記載
    の空き容器回収機。
  3. 【請求項3】 容器や商品を一つづつ投入するための投
    入扉であって、前記投入扉は、下部を支点として手前に
    引き倒す機構とし、その投入扉の内側に、一個の空き容
    器を乗せるための“く”の字形状に折曲したフラッパを
    備え、そのフラッパは、折曲部を支点にし、前記投入扉
    の内面所定部において回動自在に設けたことを特徴とす
    る投入扉。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10249932A1 (de) * 2002-10-22 2004-05-13 Technische Fachhochschule Wildau Verfahren und Vorrichtung zur selektiven Sammlung von Objekten aus Glas und zu deren zeitweisen Aufbewahrung
KR100789949B1 (ko) * 2007-01-04 2008-01-02 김재곤 투입이 용이한 쓰레기 투입설비
KR101048102B1 (ko) 2008-12-31 2011-07-08 인제대학교 산학협력단 음식물 쓰레기 수거함

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DE10249932A1 (de) * 2002-10-22 2004-05-13 Technische Fachhochschule Wildau Verfahren und Vorrichtung zur selektiven Sammlung von Objekten aus Glas und zu deren zeitweisen Aufbewahrung
KR100789949B1 (ko) * 2007-01-04 2008-01-02 김재곤 투입이 용이한 쓰레기 투입설비
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