JP2001105191A - 空き容器回収処理機 - Google Patents

空き容器回収処理機

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JP2001105191A
JP2001105191A JP28642099A JP28642099A JP2001105191A JP 2001105191 A JP2001105191 A JP 2001105191A JP 28642099 A JP28642099 A JP 28642099A JP 28642099 A JP28642099 A JP 28642099A JP 2001105191 A JP2001105191 A JP 2001105191A
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container
flapper
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JP28642099A
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English (en)
Inventor
Koji Kawakami
浩二 川上
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F7/00Mechanisms actuated by objects other than coins to free or to actuate vending, hiring, coin or paper currency dispensing or refunding apparatus
    • G07F7/06Mechanisms actuated by objects other than coins to free or to actuate vending, hiring, coin or paper currency dispensing or refunding apparatus by returnable containers, i.e. reverse vending systems in which a user is rewarded for returning a container that serves as a token of value, e.g. bottles
    • G07F7/0609Mechanisms actuated by objects other than coins to free or to actuate vending, hiring, coin or paper currency dispensing or refunding apparatus by returnable containers, i.e. reverse vending systems in which a user is rewarded for returning a container that serves as a token of value, e.g. bottles by fluid containers, e.g. bottles, cups, gas containers

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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品点数が少なく構造が簡素化して、コストが
安く且つ信頼性に優れた空き容器回収処理機を提供す
る。 【解決手段】投入口11a の形状を、空き容器が縦方向に
投入される場合にだけ投入可能な形状とし、その近傍に
バーコードリーダ19を配置し、空き容器を装置内部に取
り込むためのシャッタを閉じた状態でバーコードを読み
出し、回収対象品か否かを判別し、回収非対象品はその
場で返却する。回収対象品はシャッタを開いて取り込
み、材質アルミ検知センサ15A 等で材質と重量とを検知
し、正逆回転可能な振分けモータ22a で駆動されるスト
ッパ兼フラッパで、一時滞留させた後、振分けモータ22
a の回転方向で処理対象品と非対象品とに振り分ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空き缶や空き瓶
等の空き容器を処理・回収する空き容器回収処理機に関
する。
【0002】
【従来の技術】空き容器回収処理機は、飲料等の空き缶
や空き瓶、空きペットボトル等の空き容器を、必要に応
じて圧縮等の減容処理をして回収し、場合によっては換
金したり発券したりする(デポジットする)機能をも備
えた機械である。
【0003】図7は、従来技術による空き容器回収処理
機の一例の構成を示し、図8は、その振分け機構部の構
成と動作を示し、(a)は空き瓶等の回収容器へ空き容
器を回収する前の状態を示し、(b)は減容処理装置と
してのプレス装置へ空き缶を振り分ける場合の状態を示
している。投入された空き容器(図8では容器)6は検
知センサ(以下ではDSnと記す)や検知スイッチ(以下
ではDSwと記す)、バーコードリーダからの情報で判別
され、振分け機構部(図7では振分け装置)2で振り分
けられて、減容処理後回収されたり、そのままで回収さ
れたり、返却されたりする。この例では、金属缶がプレ
スで減容処理されて回収される。
【0004】以下に、空き容器回収処理機の構成と動作
について、更に詳しく説明する。空き容器回収処理機の
正面扉の上部には空き容器の投入口11があり、その投入
口11の近傍には、投入口ロックソレノイド(以下ではソ
レノイドをSlと記す)12と投入口開DSw13o と投入口閉
DSw13c とが配置されている。
【0005】投入口11を開くことができるのは、空き容
器回収処理機が稼働中で空き容器投入を待機している場
合である。空き容器が投入された場合や、トラブル時、
あるいは非稼働時には、投入口11は投入口ロックSl12で
ロックされて開かなくなる。投入口11の開閉状態は、投
入口開DSw13o 及び投入口閉DSw13c で検知確認され
る。
【0006】投入口11の内部の投入口近傍には、投入口
11から空き容器が投入されたことを検知するための容器
DSn14が配置されており、空き容器が投入されると、そ
の検知信号を発信する。
【0007】投入口11の内部の空き容器の通路の途中に
は、投入口11から投入された空き容器の材質及び重量を
検知するための材質鉄DSn15F 、材質アルミDSn15A 及
び重量DSw16が配置されており、重量DSw16の直後に、
空き容器を一時滞留させるための、シャッタ開閉Sl17で
駆動されるシャッタが配置されている。重量DSw16は、
空き容器の重量を受けて撓む重量検知板の撓みを直接に
検知するために、重量検知板の直下に配置されている。
【0008】空き容器の投入時にはシャッタは閉じられ
ており、投入された空き容器はシャッタの前面で停止滞
留して、材質鉄DSn15F や重量DSw16等によってその材
質及び重量が検知される。材質及び重量の検知が終了し
た時点で、シャッタがシャッタ開閉Sl17によって開か
れ、空き容器は振分け装置2に送り込まれる。この空き
容器回収処理装置の場合には、材質判別される空き容器
は鉄缶、アルミ缶及びそれ以外であり、重量DSw16は、
所定値を越える重量の空き容器を検知して、ある程度の
内容物が残っているものや内部に何かが詰まって一部あ
るいは全体が塊状になっているもの等を選別する。
【0009】投入された空き容器が回収対象品か否かを
決めるのは、空き容器のバーコードの読取り情報であ
る。そのため、振分け装置2には、空き容器を振り分け
る前に空き容器を回転させてそのバーコードを読み取る
ための、空き容器の回転機構と2台のバーコードリーダ
29l 及び29r とが配置されている。回転機構は、容器回
転モータ(以下ではモータをMと記す)21と、これに駆
動される歯車(大)29l及び2つの歯車(小)29s1及び2
9s2と、歯車(小)29s1及び29s2に結合された2つのロ
ーラとで構成されている。
【0010】シャッタを通過してきた空き容器は、容器
回転M21で歯車(大)29l を介して回転される2つの歯
車(小)29s1及び29s2に直結されて通路内に突出してい
るローラーによって保持・回転され、バーコードリーダ
(左)19l 及びバーコードリーダ(右)19r によって、
そのバーコードが読み取られる。図8(a)は、回転機
構が空き容器を保持する場合の状態を示しており、歯車
(小)29s1と歯車(小)29s2とが横並びで接近してい
る。図8(b)は次のパラグラフで説明する空き容器を
落下させる状態を示しており、歯車(小)29s2が右上方
に移動して、歯車(小)29s1と歯車(小)29s2との間隔
が広がっている。なお、この空き容器回収処理装置は空
き容器を横向きに投入する構造に設計されているため、
2つのバーコードリーダ19l 及び19r が配置されること
によって、バーコードの読み取り率が高められている。
なお、バーコードから読み取られる情報は、内容物の種
類、メーカ名、内容物の容量及び販売価格等であり、容
器の材質はバーコードには記録されていない。
【0011】バーコードの読取りが完了した空き容器
は、それまでに得られた諸情報に基づいて、振分け装置
2によって振り分けられる。振分け装置2は、図8に示
すように、前述の空き容器回転機構に加えて、容器落下
カム27を介して容器落下M26で歯車(小)29s2を移動さ
せる空き容器落下機構と、振分けカム24を介して振分け
M22で振分けフラッパ23を駆動するフラッパ駆動機構と
で構成されている。振分けフラッパ23は2枚の平行な板
からなり、それぞれの板は、それぞれの上部を支点と
し、振分け先に合わせて共に同じ方向に向きを変える。
【0012】バーコードが読めなかったり、所定のもの
でなかった空き容器の場合には、その空き容器は返却さ
れる。この場合には、振分けフラッパ23が左側に振ら
れ、振分けフラッパ23が返却側にあることが振分け位置
DSw25r で確認された後、容器落下M26が駆動されて、
図8(b)に示すように、歯車(小)29s2を右上に移動
させる。その結果、空き容器を保持している2つのロー
ラーの間隔が広がり、空き容器が落下する。ローラーの
間隔が広げられたことは容器落下開DSw28o で確認され
る。落下した空き容器はフラッパ23によって返却口54へ
の通路に導かれ、返却口底板52上に保持され、空き容器
の投入者に返却される。その空き容器が返却口54から取
り出されなかった場合には、次の空き容器の投入時まで
の適当なタイミングに、返却口底板開閉M51が駆動され
て返却口底板52を開き、返却口底板52上に残留している
空き容器を瓶等回収容器41f に回収させる。返却口底板
52が開かれたことは、返却口底板開閉DSw53によって確
認される。その後、返却口底板52は再度閉じられ、閉じ
られたことが返却口底板開閉DSw53によって確認され
る。
【0013】バーコードが所定のものであり、金属缶で
あり、且つ重量が所定値以内である場合には、振分けフ
ラッパ23が右側に振られ、振分けフラッパ23がプレス装
置側にあることが振分け位置DSw25p で確認された後、
上記と同様にして、保持されていた空き容器がプレス装
置内に落とされ、プレスM31で駆動されるピストンによ
って圧縮減容される。プレス装置にはピストンが上死点
に到達したことを検知するための上死点DSw32u と下死
点に到達したことを検知するための下死点DSw32l とが
設置されており、ピストンが正常に移動して正常に圧縮
されたか否かをチェックする。減容された空き容器は、
既述の材質検知結果に基づいて、分別M33によって駆動
される可動シュータに導かれて、アルミ缶回収容器41A
あるいは鉄缶回収容器41F に回収される。シュータがア
ルミ缶回収容器41A 側であるか、鉄缶回収容器41F 側で
あるかは、シュータ位置DSw35A 及び35F によって確認
される。
【0014】バーコードが所定のものであり、且つ金属
缶でない場合、あるいは、バーコードが所定のものであ
り、金属缶であり且つ重量が所定値を越えていた場合に
は、振分けフラッパ23が下向きに向けられ、振分けフラ
ッパ23が下向きであることが振分け位置DSw25f で確認
された後、上記と同様にして、保持されていた空き容器
が落とされ、瓶等回収容器41f に回収される。
【0015】いずれの場合においても、容器落下M26
は、空き容器を落下させた後も回転を続け、ローラーが
次に投入される空き容器を保持して回転させる位置まで
歯車(小)29s2を戻す。この状態に戻ったことが容器落
下閉DSw28c で検知されると、容器落下M26は止められ
る。
【0016】なお、3つの回収容器41A 、41F 及び41f
にはそれぞれに、回収容器が満杯になったことを検知す
るための回収容器満杯DSn42A 、42F 及び42f が設置さ
れている(図7にはアルミ缶回収容器用の回収容器満杯
DSn42A は図示されていない)。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記の説明から明らか
なように、従来技術による空き容器回収処理機には次の
ような問題点がある。
【0018】1) 駆動用としてのモータが多く(図7で
は5台)用いられており、位置検知のための検知スイッ
チも多く(図7では12個)用いられている。そのため、
コストが高くなり信頼性が低下する。
【0019】2) 重量を検知するための重量DSw15は容
器通路の下部に配置されており、容器内の残液が漏れた
場合に動作不良となる可能性がある。
【0020】3) 投入された空き容器は全て一旦内部に
取り込まれるので、回収非対象品を返却するための振分
け機構や返却機構が必要であり、その分だけ装置が複雑
化している。
【0021】この発明の課題は、これらの問題点を解消
して、部品点数が少なく構造が簡素化して、コストが安
く且つ信頼性に優れた空き容器回収処理機を提供するこ
とである。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに、この発明による空き容器回収処理機は、投入され
た飲料等の空き容器のバーコードと材質と重量とを検知
して、その情報に基づいてその空き容器を回収対象品や
処理対象品等に判別し、その空き容器が回収対象品と判
別できなかった場合には、その空き容器を装置内部に取
り込まず、回収対象品と判別された内の処理対象品の場
合には、その空き容器に所定の処理を施した後回収し、
回収対象品と判別された内の処理非対象品の場合には、
その空き容器を未処理のままで回収する空き容器回収処
理機であって、投入口に近接して配置された、投入空き
容器のバーコード読取り部と、バーコード読取り部の読
取り情報に基づいて、その空き容器を装置内部に取り込
むか否かの開閉動作をする、空き容器の通路の途中に設
けられたシャッタ機構と、シャッタ機構から取り込まれ
た空き容器を一時滞留させ、且つ一時滞留時またはそれ
以前に検知した空き容器の材質及び重量の検知情報に基
づいて空き容器を処理の有無の2方向に振り分けるため
の振分け機構とを備えている(請求項1の発明)。
【0023】投入された空き容器を装置内部に取り込む
前に、バーコードの読取りによって回収対象品を判別
し、回収対象品以外のものを装置内部に取り込まない
(その場で返却する)ので、従来技術のような返却品の
振分け機構や返却機構が不要となる。
【0024】請求項1の発明において、前記振分け機構
が、軸支持された下端を中心として回動し、待機位置に
おいては空き容器を保持し、且つ初期回動方向によって
処理の有無の2方向に空き容器を振り分けるストッパ兼
振分けフラッパと、正逆回転可能なモータと、モータの
回転方向でストッパ兼振分けフラッパの回動方向を決
め、且つモータの1回転でストッパ兼振分けフラッパを
1往復させるストッパ兼振分けフラッパの駆動部材とを
備えている(請求項2の発明)。
【0025】この振分け機構は、空き容器を一時滞留さ
せ、モータの回転方向で処理の有無の振分けができるス
トッパ兼振分けフラッパを備えた振分け機構となってい
るので、従来技術では容器落下機構と振分け機構とで実
行していた動作を、ストッパ兼振分けフラッパを備えた
振分け機構のみで実行できるようになり、装置が簡素化
し、部品点数が減少する。
【0026】請求項1または請求項2の発明において、
前記バーコード読取り部が、空き容器を長さ方向に投入
する場合にのみ投入可能な形状に形成された空き容器の
投入口と、投入口に近接して配置されたバーコードリー
ダとを備えている(請求項3の発明)。
【0027】空き容器は縦方向に投入されるので、空き
容器の通過位置が安定しており、且つバーコードリーダ
は投入口に近接して配置されているので、投入時に空き
容器のバーコードを指定した向きにして投入させれば、
空き容器を回転させなくても確実にバーコードを読み取
ることができる。更に、空き容器の通過位置が安定して
いるので、材質及び重量の検知も確実となる。
【0028】なお、ほとんどの空き容器では、バーコー
ドの位置が容器の下側(飲み口と長さ方向の反対側)に
あるため、バーコードを読み取れるように空き容器を投
入すれば、必然的に飲み口が上になり、残液が漏れるこ
とはない。
【0029】また、請求項1から請求項3のいずれかの
発明において、空き容器の重量を検知する手段が、待機
位置にあるストッパ兼振分けフラッパが空き容器を保持
してその重量を受けるストッパ部に配置され、且つ所定
の重量で動作する重量検知フラッパと、この重量検知フ
ラッパのフラッパ動作を検知し、且つ空き容器の通路外
に配置されているスイッチとで構成されている(請求項
4の発明)。
【0030】重量検知フラッパのフラッパ動作を通路外
に配置されたスイッチで検知するので、この発明の重量
検知手段は、漏れ出した空き容器の残液の影響を受けて
動作不良となることがない。
【0031】更に、請求項1から請求項4のいずれかの
発明において、前記ストッパ兼振分けフラッパの直前の
空き容器通路の底板が開閉可能な構造に作成され、空き
容器がこの通路側に振り分けられる場合に、ストッパ兼
振分けフラッパの振分け動作に連動して通路の底板が開
かれる(請求項5の発明)。
【0032】この発明の空き容器回収処理機では、空き
容器が長さ方向に投入搬送されるので、空き容器が通路
側に振り分けられる場合には、空き容器の落下方向を通
路の方向から大きく曲げるための空間が必要となる。通
路の底板が開かれることによって、この空間が確保され
る。
【0033】更にまた、請求項1から請求項5のいずれ
かの発明において、前記シャッタ機構が、ソレノイド駆
動で中央から左右に開く一対のシャッタ板と、円盤の下
端が切断された形状をもつD形カムであって、2つのシ
ャッタ板のそれぞれの開閉中心軸上に固定され、且つシ
ャッタ板が閉じた状態の時にそれぞれの切断面が同一平
面上にあるように向きを調整されているD形カムと、2
つのD形カムのいずれの回転をも検知できるように配置
されたシーソー型アクチュエータと、シーソー型アクチ
ュエータの動作を検知するマイクロスイッチとで構成さ
れている(請求項6の発明)。
【0034】2つのD形カムとシーソー形アクチュエー
タを使うことによって、一対のシャッタ板のいずれのシ
ャッタ板が開いていて、その開きを1つのマイクロスイ
ッチで検知することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】この発明による空き容器回収処理
機の特徴は、空き容器を装置内に取り込む前に、回収対
象品か回収非対象品かを投入口で判別して、回収対象品
だけを取り込み、回収非対象品は取り込まないでその場
で返却すること、及び回収対象品の材質及び重量を検知
して回収対象品を処理対象品と処理非対象品とに振り分
ける手段として、空き容器を一時滞留させるストッパの
機能と、モータの回転方向で処理の有無の2方向に振り
分けるフラッパの機能とを兼ね備えたストッパ兼振分け
フラッパを備えていることである。
【0036】以下に、この発明による空き容器回収処理
機の実施の形態について実施例を用いて説明する。な
お、従来技術と同じ機能の部分には同じ符号を用いた。
【0037】図1はこの発明による空き容器回収処理機
の実施例の構成を示し、図2は実施例のシャッタ機構の
構成及び動作を説明するための構成図であり、図3から
図5は実施例の振分け機構の構成と動作を示し、図6は
重量検知手段の構成及び動作を説明するための構成図で
ある。
【0038】この空き容器回収処理機の投入口11a は、
空き容器を長さ方向に投入する場合にのみ投入可能な形
状、例えば正方形や円形等、に形成されている。投入口
11aから投入される空き容器は、バーコードを上に向け
て長さ方向に投入され、まず、容器DSn14a によってそ
の投入が検知された後、空き容器を装置内に取り込むか
否かを制御するシャッタ機構のシャッタ72によって保持
され、バーコードリーダ19によってバーコードが読み取
られ、同時に金属容器か否かが金属DSn15M によって検
知される。読み取られたバーコード情報によって、その
空き容器を装置内部へ取り込むかその場で返却するかが
判定され、取り込む場合にはシャッタ72が開かれ、返却
される場合にはシャッタ72は閉じたままで、返却するこ
とが表示等で報知される。この空き容器回収処理機が運
転状態にある時には、シャッタ72は、空き容器を取り込
む時にだけ開かれ、それ以外の時には閉じられている。
シャッタ72に異物が挟まる等の何らかの原因でシャッタ
72が閉まらなくなると、この空き容器回収処理機は停止
状態となり、空き容器の回収をしなくなる。空き容器が
返却されるのは、回収対象品でない場合とバーコードが
読み取れなかった場合とである。なお、バーコードを上
に向けて投入することや返却品を引き取って貰うこと
は、投入口11a の近傍に表示されて、投入者に知らされ
る。
【0039】ここで、この実施例のシャッタ機構につい
て、図2を用いて更に詳しく説明する。
【0040】投入口11a から投入された空き容器が回収
対象品であると判定された場合には、その受入れ信号に
よって、シャッタ開閉Sl(ソレノイド)17がONになり、
連結板71を介して左右それぞれのシャッタ72の公転軸73
を引き上げ、シャッタ72の自転軸74を中心としてシャッ
タ72を回転させて、図2にシャッタ開時として示したよ
うに、シャッタ72を開く。シャッタ開閉Sl17がOFF にな
ると、スプリングによって連結板71が元に戻され、シャ
ッタ72が閉められる。シャッタ72が中央から左右に開く
構造であることは、必要な開口部を確保するために必要
なそれぞれのシャッタの動きが少なくて済むため、1枚
のシャッタを駆動する場合に比べて、シャッタ開閉動作
を速くすることができたり、必要なシャッタ開閉Sl17を
小型化することができるという利点をもっている。
【0041】シャッタ72の開閉は、左右それぞれの自転
軸74の軸端に固定されたD形カム75と、D形カム75の回
転によって動作するシーソー型アクチュエータ(図2で
は単にアクチュエータ)76と、そのアクチュエータ76の
動作を検知するシャッタ閉DSw18としてのマイクロスイ
ッチとで検知される。D形カム75は円盤の一部が切断さ
れた形状をしている。
【0042】これらの部品の配置と開閉検知動作は以下
の通りである。シャッタ72が閉じた状態の時には、アク
チュエータ76がマイクロスイッチ18をONさせない状態に
あり、2つのD形カム75は整列して配置され共にそれぞ
れの切断面をアクチュエータ76の受力面に向けている。
シャッタ72が開くと、D形カム75も一緒に回転して、D
形カム75の円周面がアクチュエータ76の受力面を押し、
アクチュエータ76を動作させ、マイクロスイッチ18をON
させる。左右のシャッタ72のそれぞれにD形カム75が直
結されており、アクチュエータ76は、いずれのD形カム
75が回転してもそれによって動作するので、どちらのシ
ャッタ72が開いた状態にあっても、1つのマイクロスイ
ッチ18で検知することができる。すなわち、シャッタ72
は2枚構成であるが、開閉検知のためのマイクロスイッ
チ18は1つでよい。
【0043】シャッタ72を通過して取り込まれた空き容
器は、振分け装置2aに送られ、材質アルミDSn15A によ
って金属容器の材質が鉄かアルミかを弁別され、待機位
置にあるストッパ兼フラッパ82によって保持されて一時
停滞し、重量検知手段によって所内の重量を越えている
か否かを検知される。金属DSn15M による金属容器か否
かの情報、材質アルミDSn15A による鉄かアルミかの情
報、及び重量検知手段による所内重量超過か否かの情報
に基づいて、振分け機構が空き容器を減容処理するもの
と減容処理しないものとに振り分ける。減容処理するも
のは金属缶で所定重量以内のものであり、減容処理しな
いものはガラス瓶等の金属缶以外のもの及び所定重量を
越えている金属缶である。
【0044】重量検知手段は、図6に示されるように、
ストッパ兼フラッパ82の上部右側に配置された回転軸91
と、この回転軸91を支点とし回動し、片側で空き容器の
重量を受け、重量の方向と反対の方向にスプリング90で
付勢されている重量検知フラッパ92と、重量検知フラッ
パ92の空き容器接触部とは反対側の先端に取り付けられ
たアクチュエータ89と、重量検知フラッパ92の動作をア
クチュエータ89を介して検知する重量DSw16としてのマ
イクロスイッチとで構成されている。重量検知フラッパ
92上に重い容器6aが送られてくると、重量検知フラッパ
92はスプリング90のばね力に抗しながら回転軸91を支点
として反時計回りに回動し、その結果として、アクチュ
エータ89がマイクロスイッチ16をONさせる。この重量検
知手段は、空き容器の重量を受ける通路下部から重量検
知フラッパ92等を介して、重量の信号を通路の外に導
き、空き容器の残液が零れた場合にも、重量DSw16であ
るマイクロスイッチがその影響で動作不良を生じないよ
うにしている。
【0045】次に、振分け機構の構成と動作について、
図3から図5を用いて説明する。図3は、実施例の振分
け機構の構成を示し、空き容器を振り分ける前の状態、
すなわち待機状態を示している。図4は、プレス装置へ
空き容器(この場合は所内重量以下の金属缶)を振り分
ける場合の状態を示し、図5は、プレス処理しない空き
容器(瓶や所定重量を越えた金属缶等)を振り分ける場
合の状態を示している。
【0046】振分け機構は、前述したストッパ兼フラッ
パ82と、供給側の通路の一部を構成し、下向きに開閉さ
れる底板87と、駆動用の振分けM22a と、振分けM22a
の動きを伝達するリンク83〜86と、緩衝用のスプリング
88と、待機位置DSw25w とで構成されている。振分けM
22a には円板が直結されており、その外周の一部には待
機位置を検知するための切り込みが形成され、外周に近
い位置にリンク83の一端が軸支されている。実施例の場
合には、待機位置DSw25w が振分けM22a の左に配置さ
れ、待機位置検知のための切り込みが振分けM22a の左
側真横に来たときが待機状態となる。ストッパ兼フラッ
パ82の右側下端は軸81に軸支されている。
【0047】リンク83〜86の形状と配置接続状態は次の
通りである。接続状態については、待機状態の場合で説
明する。
【0048】リンク83とリンク84とは真っ直ぐな板状で
あり、リンク86は真っ直ぐな板状であるが、その約半分
には細長い孔が開けられている。リンク85は“く”の字
形である。リンク83、リンク84及びリンク85の両端とリ
ンク86の板状部の端とは、互いに軸支可能に接続できる
ように形成されている。リンク85の中央の湾曲部には軸
支のための孔が開けられている。
【0049】既に説明したように、リンク83の一端は円
板の外周部に軸支され、リンク83の他端及びリンク84の
一端はストッパ兼フラッパ82の中間部に軸支され、リン
ク84はその位置から左上方に向けて配置されている。リ
ンク85は逆くの字形に配置され、湾曲部の孔が回転軸に
軸支され、その下端はリンク84の他端に接続されてい
る。リンク85の上端はリンク86の一端に接続され、リン
ク86はその位置から斜め左下方に向けて配置され、リン
ク86の細長い孔が底板87に接続されている。更に、リン
ク86の上端に近い位置にスプリング88の一端が取り付け
られ、スプリング88の他端は底板87に取り付けられてい
る。
【0050】このように接続されることによって、リン
ク83及びリンク84は、ストッパ兼フラッパ82の位置を制
御すると同時に、リンク85及びリンク86を介して底板87
を開閉させる。待機状態においては、図3に示されるよ
うに、振分けM22a が待機位置で停止しており、ストッ
パ兼フラッパ82は、空き容器の通路を遮って、投入され
た空き容器をストッパ部821 で保持する位置にある。こ
の時、円板に軸支されているリンク83の一端は、振分け
M22a の回転軸の左上方に位置している。
【0051】このような構成において、振分けM22a が
1回転すると、ストッパ兼フラッパ82が、空き容器の通
路を遮る状態から開放する状態を経て再度遮る状態へと
1往復し、振分けM22a が反時計方向に回転する場合
(図4の場合)には、保持した空き容器6を右側のプレ
ス装置側へ振り分け、時計方向に回転する場合(図5の
場合)には、保持した空き容器6を左側の未処理回収側
へ振り分ける。
【0052】振り分け動作について、図4及び図5を用
いて更に詳しく説明する。まず、図4を用いてプレス装
置側へ振り分ける場合を説明する。振分けM22a が待機
位置から反時計方向に回転すると、リンク83は左側へ送
られ、それにつれて、リンク84は、その上端を支点とし
て下端を左に移動させる。その結果、ストッパ兼フラッ
パ82は、軸81を回転軸として反時計回りに回動し、その
ストッパ部821 を空き容器の通路より下へ下げ、保持し
ていた空き容器6を減容処理装置であるプレス装置内へ
落下させる。この場合には、リンク85とリンク86は空き
容器の振り分けには関係しない。
【0053】プレス装置側へ振り分けられた空き容器
(この実施例では金属缶)は、プレスM31で駆動される
プレス装置のピストンによって圧縮減容される。プレス
装置にはピストンが上死点に到達したことを検知するた
めの上死点DSw32u と下死点に到達したことを検知する
ための下死点DSw32l とが設置されており、正常に圧縮
されたか否かをチェックする。減容された空き容器は、
可動シュータに導かれて、アルミ缶回収容器41A あるい
は鉄缶回収容器41F に回収される。可動シュータは、材
質アルミDSn15A の検知情報によって制御される分別M
33によって位置制御され、シュータがアルミ缶回収容器
41A 側であるか、鉄缶回収容器41F 側であるかは、シュ
ータ位置DSw35A 及び35F によって確認される。
【0054】次に、図5を用いて未処理回収側へ振り分
ける場合を説明する。振分けM22a が待機位置から時計
方向に回転すると、リンク83は右側へ引っ張られて、ス
トッパ兼フラッパ82を右側へ回転させ、保持していた空
き容器6を瓶等回収容器41f 側へ未処理のままで落下さ
せる。落下された空き容器6は瓶等回収容器41f に回収
される。このリンク83の動きにつれて、リンク84も右側
へ引っ張られ、リンク85が中央の回転軸を中心にして反
時計方向に回動し、リンク86を底板87の方向へ押し、底
板87が左上端を中心として下方へ回動する。このよう
に、未処理回収側へ振り分ける場合には、空き容器の保
持状態を外すストッパ兼フラッパ82の右側への回動と底
板87の開放とが連動しており、空き容器を落下させるた
めに広い空間を確保している。この理由は、通路側へ空
き容器を振り分ける場合には、空き容器の落下通路が大
きく曲がることになるので、空き容器が途中で詰まるこ
となく確実に落下するためには、広い落下空間を必要と
するためである。なお、底板87はリンク86に取り付けら
れたスプリング88によって細長い溝の上端部に保持され
ているが、底板87が開いた状態から元の位置に戻る際
に、空き容器等が間に挟まって元の位置まで戻れなくな
った場合には、スプリング88が延びることによって、リ
ンク86が元の位置まで戻ることを可能とし、上述の振分
け機構がロック状態になることを防止する。
【0055】なお、上記の3つの回収容器41A 、41F 及
び41f にはそれぞれに、回収容器が満杯になったことを
検知するための回収容器満杯DSn42A 、42F 及び42f が
設置されている(図1にはアルミ缶回収容器用の回収容
器満杯DSn42A は図示されていない)。
【0056】以上の説明から明らかなように、この実施
例によれば、回収非対象品やバーコードが読み取れない
ものは、空き容器回収処理機内へ取り込むことなく返却
するので、返却のための通路や振分け機構が不要とな
り、更に、空き容器はバーコードを上にして縦方向に投
入させるので、バーコードを読み取るための空き容器の
回転機構も不要となり、残液の漏れ出しも少なくて済
む。したがって、モータの数も位置検知Swの数も大幅に
少なくなり、コスト面で有利になるとともに信頼性が大
幅に向上した。
【0057】なお、空き容器投入時に容器の底側から投
入させれば、空き容器の通路内での残液の漏れ出しをな
くすることができる。実際には、ほとんどの空き容器で
は、バーコードの位置が容器の下側(飲み口と長さ方向
の反対側)にあるため、バーコードを読み取れるように
空き容器を投入すれば、必然的に飲み口が上になり、残
液が漏れることはない。
【0058】上記の実施例においては、金属缶をプレス
装置によって減容処理する場合を説明したが、ペットポ
トルを減容処理する場合にも置き換えることができる
し、処理の有無による振分けを左右逆にすることもでき
る。
【0059】また、リンク83の一端の接続位置を円板の
左下方にして、振分けM22a の回転方向を逆にしても、
振分けM22a の位置を上下に調整するだけで、同様の振
分け動作をさせることができる。
【0060】
【発明の効果】この発明による空き容器回収処理機は、
投入された飲料等の空き容器のバーコードと材質と重量
とを検知して、その情報に基づいてその空き容器を回収
対象品や処理対象品等に判別し、その空き容器が回収対
象品と判別できなかった場合には、その空き容器を装置
内部に取り込まず、回収対象品と判別された内の処理対
象品の場合には、その空き容器に所定の処理を施した後
回収し、回収対象品と判別された内の処理非対象品の場
合には、その空き容器を未処理のままで回収する空き容
器回収処理機であって、投入口に近接して配置された、
投入空き容器のバーコード読取り部と、バーコード読取
り部の読取り情報に基づいて、その空き容器を装置内部
に取り込むか否かの開閉動作をする、空き容器の通路の
途中に設けられたシャッタ機構と、シャッタ機構から取
り込まれた空き容器を一時滞留させ、且つ一時滞留時ま
たはそれ以前に検知した空き容器の材質及び重量の検知
情報に基づいて空き容器を処理の有無の2方向に振り分
けるための振分け機構とを備えている。
【0061】投入された空き容器を装置内部に取り込む
前に、バーコードの読取りによって回収対象品を判別
し、回収対象品以外のものを装置内部に取り込まない
(その場で返却する)ので、従来技術のような返却品の
振分け機構や返却機構が不要となる。したがって、この
発明によれば、部品点数が少なく構造が簡素化して、コ
ストが安く且つ信頼性に優れた空き容器回収処理機を提
供することができる(請求項1の発明)。
【0062】請求項1の発明において、前記振分け機構
が、軸支持された下端を中心として回動し、待機位置に
おいては空き容器を保持し、且つ初期回動方向によって
処理の有無の2方向に空き容器を振り分けるストッパ兼
振分けフラッパと、正逆回転可能なモータと、モータの
回転方向でストッパ兼振分けフラッパの回動方向を決
め、且つモータの1回転でストッパ兼振分けフラッパを
1往復させるストッパ兼振分けフラッパの駆動部材とを
備えている。
【0063】この振分け機構は、空き容器を一時滞留さ
せ、モータの回転方向で処理の有無の振分けができるス
トッパ兼振分けフラッパを備えた振分け機構となってい
るので、従来技術では容器落下機構と振分け機構とで実
行していた動作を、ストッパ兼振分けフラッパを備えた
振分け機構のみで実行できるようになり、装置が簡素化
し、部品点数が減少する。したがって、この発明によれ
ば、部品点数がより少なくなり構造がより簡素化して、
コストがより安くなる(請求項2の発明)。
【0064】請求項1または請求項2の発明において、
前記バーコード読取り部が、空き容器を長さ方向に投入
する場合にのみ投入可能な形状に形成された空き容器の
投入口と、投入口に近接して配置されたバーコードリー
ダとを備えている。
【0065】空き容器は縦方向に投入されるので、空き
容器の通過位置が安定しており、且つバーコードリーダ
は投入口に近接して配置されているので、投入時に空き
容器のバーコードを指定した向きにして投入させれば、
空き容器を回転させなくても確実にバーコードを読み取
ることができる。更に、空き容器の通過位置が安定して
いるので、材質及び重量の検知も確実となる。したがっ
て、この発明によれば、構造の簡単なバーコード読取り
部が得られ、材質及び重量の検知もより確実となる(請
求項3の発明)。
【0066】請求項1から請求項3のいずれかの発明に
おいて、空き容器の重量を検知する手段が、待機位置に
あるストッパ兼振分けフラッパが空き容器を保持してそ
の重量を受けるストッパ部に配置され、且つ所定の重量
で動作する重量検知フラッパと、この重量検知フラッパ
のフラッパ動作を検知し、且つ空き容器の通路外に配置
されているスイッチとで構成されているので、この発明
の重量検知手段は、漏れ出した空き容器の残液の影響を
受けて動作不良となることがない。したがって、より信
頼性を高くすることができる(請求項4の発明)。
【0067】請求項1から請求項4のいずれかの発明に
おいて、前記ストッパ兼振分けフラッパの直前の空き容
器通路の底板が開閉可能な構造に作成され、空き容器が
この通路側に振り分けられる場合に、ストッパ兼振分け
フラッパの振分け動作に連動して通路の底板が開かれ
る。この発明の空き容器回収処理機では、空き容器が長
さ方向に投入搬送されるので、空き容器が通路側に振り
分けられる場合には、空き容器の落下方向を通路の方向
から大きく曲げるための空間が必要となる。通路の底板
が開かれることによって、この空間が確保される。した
がって、空き容器が確実に向きを変えられるように空き
容器の通路を広げる必要がなくなる(請求項5の発
明)。
【0068】請求項1から請求項5のいずれかの発明に
おいて、前記シャッタ機構が、ソレノイド駆動で中央か
ら左右に開く一対のシャッタ板と、円盤の下端が切断さ
れた形状をもつD形カムであって、2つのシャッタ板の
それぞれの開閉中心軸上に固定され、且つシャッタ板が
閉じた状態の時にそれぞれの切断面が同一平面上にある
ように向きを調整されているD形カムと、2つのD形カ
ムのいずれの回転をも検知できるように配置されたシー
ソー型アクチュエータと、シーソー型アクチュエータの
動作を検知するマイクロスイッチとで構成されているの
で、一対のシャッタ板のいずれのシャッタ板が開いてい
ても、その開きを1つのマイクロスイッチで検知するこ
とができる。したがって、1対のシャッタ板を有するシ
ャッタ機構であっても、その開閉を1つの検知スイッチ
で検知することができ、検知スイッチの数を2つにする
必要はない(請求項6の発明)。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による空き容器回収処理機の実施例の
構成を示す構成図
【図2】実施例のシャッタ機構を説明するための構成図
【図3】実施例の振分け機構の構成を示し、空き容器を
振り分ける前の状態を示す構成図
【図4】図3の状態からプレスへ空き容器を振り分ける
状態を示す構成図
【図5】図3の状態から瓶等回収容器へ空き容器を振り
分ける状態を示す構成図
【図6】重量検知手段の構成及び動作を説明するための
構成図
【図7】従来技術による空き容器回収処理機の一例の構
成を示す構成図
【図8】従来例の振分け機構部の構成と動作を示し、
(a)は空き瓶等の回収容器へ空き容器を回収する前の
状態を示す構成図、(b)はプレス装置へ空き缶を振り
分ける場合の状態を示す構成図
【符号の説明】
11, 11a 投入口 12 投入口ロックSl 13c 投入口閉DSw 13o 投入口開DSw 14, 14a, 14b, 14c 容器DSn 15A 材質アルミDSn 15F 材質鉄DSn 15M 金属DSn 16 重量DSw 17 シャッタ開閉Sl 18 シャッタ閉DSw 19l バーコードリーダ(左) 19r バーコードリーダ(右) 19 バーコードリーダ 2, 2a 振分け装置 21 容器回転M 22, 22a 振分けM 23 振分けフラッパ 24 振分けカム 25f, 25p, 25r 振分け位置DSw 25w 待機位置DSw 26 容器落下M 27 容器落下カム 28c 容器落下閉DSw 28o 容器落下開DSw 29s1p, 29s2 歯車(小) 29l 歯車(大) 31 プレスM 32l 下死点DSw 32u 上死点DSw 33 分別M 34 シュータ 35A, 35F シュータ位置DSw 41A アルミ缶回収容器 41F 鉄缶回収容器 41f 瓶等回収容器 42F, 42f 回収容器満杯DSn 51 返却口底板開閉M 52 返却口底板 53 返却口底板開閉DSw 54 返却口 6 容器 6a 重い容器 71 連枝板 72 シャッタ 73 公転軸 74 自転軸 75 カム 76 アクチュエータ 81 軸 82 ストッパ兼フラッパ 821 ストッパ部 83, 84, 85, 86 リンク 87 底板 88 スプリング 89 アクチュエータ 90 スプリング 91 回転軸 92 重量検知フラッパ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】投入された飲料等の空き容器のバーコード
    と材質と重量とを検知して、その情報に基づいてその空
    き容器を回収対象品や処理対象品等に判別し、その空き
    容器が回収対象品と判別できなかった場合には、その空
    き容器を装置内部に取り込まず、回収対象品と判別され
    た内の処理対象品の場合には、その空き容器に所定の処
    理を施した後回収し、回収対象品と判別された内の処理
    非対象品の場合には、その空き容器を未処理のままで回
    収する空き容器回収処理機であって、 投入口に近接して配置された、投入空き容器のバーコー
    ド読取り部と、 バーコード読取り部の読取り情報に基づいて、その空き
    容器を装置内部に取り込むか否かの開閉動作をする、空
    き容器の通路の途中に設けられたシャッタ機構と、 シャッタ機構から取り込まれた空き容器を一時滞留さ
    せ、且つ一時滞留時またはそれ以前に検知した空き容器
    の材質及び重量の検知情報に基づいて空き容器を処理の
    有無の2方向に振り分けるための振分け機構とを備えて
    いることを特徴とする空き容器回収処理機。
  2. 【請求項2】前記振分け機構が、 軸支持された下端を中心として回動し、待機位置におい
    ては空き容器を保持し、且つ初期回動方向によって処理
    の有無の2方向に空き容器を振り分けるストッパ兼振分
    けフラッパと、 正逆回転可能なモータと、 モータの回転方向でストッパ兼振分けフラッパの回動方
    向を決め、且つモータの1回転でストッパ兼振分けフラ
    ッパを1往復させるストッパ兼振分けフラッパの駆動部
    材とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の空
    き容器回収処理機。
  3. 【請求項3】前記バーコード読取り部が、 空き容器を長さ方向に投入する場合にのみ投入可能な形
    状に形成された空き容器の投入口と、 投入口に近接して配置されたバーコードリーダとを備え
    ていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の空き容器回収処理機。
  4. 【請求項4】空き容器の重量を検知する手段が、 待機位置にあるストッパ兼振分けフラッパが空き容器を
    保持してその重量を受けるストッパ部に配置され、且つ
    所定の重量で動作する重量検知フラッパと、 この重量検知フラッパのフラッパ動作を検知し、且つ空
    き容器の通路外に配置されているスイッチとで構成され
    ていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれ
    かに記載の空き容器回収処理機。
  5. 【請求項5】前記ストッパ兼振分けフラッパの直前の空
    き容器通路の底板が開閉可能な構造に作成され、空き容
    器がこの通路側に振り分けられる場合に、ストッパ兼振
    分けフラッパの振分け動作に連動して通路の底板が開か
    れることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか
    に記載の空き容器回収処理機。
  6. 【請求項6】前記シャッタ機構が、 ソレノイド駆動で中央から左右に開く一対のシャッタ板
    と、 円盤の下端が切断された形状をもつD形カムであって、
    2つのシャッタ板のそれぞれの開閉中心軸上に固定さ
    れ、且つシャッタ板が閉じた状態の時にそれぞれの切断
    面が同一平面上にあるように向きを調整されているD形
    カムと、 2つのD形カムのいずれの回転をも検知できるように配
    置されたシーソー型アクチュエータと、 シーソー型アクチュエータの動作を検知するマイクロス
    イッチとで構成されていることを特徴とする請求項1か
    ら請求項5のいずれかに記載の空き容器回収処理機。
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