JPH11193104A - 空き容器回収機 - Google Patents

空き容器回収機

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JPH11193104A
JPH11193104A JP51998A JP51998A JPH11193104A JP H11193104 A JPH11193104 A JP H11193104A JP 51998 A JP51998 A JP 51998A JP 51998 A JP51998 A JP 51998A JP H11193104 A JPH11193104 A JP H11193104A
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JP
Japan
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empty container
container
proximity sensor
iron
aluminum
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Pending
Application number
JP51998A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kakiuchi
弘行 垣内
Masaki Inoue
正喜 井上
Koji Kawakami
浩二 川上
Keiichi Nakajima
圭一 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/10Waste collection, transportation, transfer or storage, e.g. segregated refuse collecting, electric or hybrid propulsion

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 最小限のスペースで空き容器の材質検知を行
える機構を備えた空き容器回収機の提供。 【解決手段】 空き容器の材質を検出する手段として、
平面状の表面にアルミ近接センサ8aと鉄近接センサ8
bが埋め込まれた材質検知機8と、その材質検知機上に
空き容器Q1を一時停止させるための可動ストッパー9
とからなり、空き容器を一旦停止させた状態でその材質
を検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投入された空き缶
や空き瓶を分別して回収する空き容器回収機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の一般的な機構を図11に示して
いる。投入口51より投入した空き容器52は、バーコ
ード読み取り装置53において、容器52に印刷もしく
は添付のバーコードが読み取られ、そのバーコード情報
から鉄(スチール)缶容器、アルミ缶容器あるいはその他
の容器(ガラス瓶等)であるかが判定され、缶容器であれ
ば、リフタ54を経てプレス機55に送出され、そこで
圧縮により減容された後は、選別コンベア56により、
鉄缶とアルミ缶とでそれぞれの回収容器57,58に回
収され、一方、ガラス瓶は、バーコード読み取り装置5
3から回収容器59へ回収される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の開示例(特願平8
-185674号)では、空き容器の材質をバーコードにより認
識する例であったが、このバーコード読み取り以外に
も、容器の材質が鉄であるかアルミであるかを検知する
ための機構を一般に備えている。その機構としては、空
き容器の転動又は滑動中にセンサを用いて行なってお
り、かかる機構では、比較的大きいスペースが必要とな
り、装置の小型化を妨げていた。又、移動中に材質の検
知が行われるため確実な材質検知は不可能であった。
【0004】従って本発明は、最小限のスペースで空き
容器の材質検知を確実に行える機構を備えた空き容器回
収機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、空き容器を一
旦停止させた状態でその材質を検知するようにしてお
り、そのため構成として、平面状の表面にアルミ近接セ
ンサと鉄近接センサが埋め込まれた材質検知機と、材質
検知のためにその材質検知機上の所定位置(材質測定位
置)に空き容器を一時停止させるための可動ストッパー
とからなる。
【0006】
【作用】空き容器を材質測定位置に一旦停止させた状態
でその材質を検知するため、その材質測定に要するスペ
ースは小さくてよく、又、停止させた空き容器に対して
材質測定を行うため、その測定を確実に行える。
【0007】請求項2に示したように、空き容器の長手
方向に、 (アルミ近接センサ)−(鉄近接センサ)−(アルミ近
接センサ)の順で配列しており、この構成によれば、筒
長の短い空き容器が材質測定位置で一方側に移動してい
るような場合であってもその材質を確実に検出できる。
【0008】請求項3に示したように、空き容器の長手
方向に、 (鉄近接センサ)−(アルミ近接センサ)−(鉄近接セ
ンサ)の順で配列してもよく、回収容器がアルミ缶より
も鉄缶が多い場合はこの配列が適する。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の空き容器回収機
1の1実施形態を示す。正面扉2の上部には、空き容器
投入口3に開閉自在の投入扉4が設けられている。この
箇所の構成を図2を用いて述べる。
【0010】図2の(A)は、投入扉4を閉じた状態を示
し、その上部には取っ手4aが設けられ、図2の(B)に
示すように、上部の取っ手4aを手前(図2中左側)に引
くことにより、投入扉4は、下部を支点Z1として開け
ることができる。この投入扉4自身は“く”の字に折曲
した板材からなる。正面扉2の内壁にはプランジャー5
が設けられ、そのプランジャー5のシリンダ軸5aが突
出して取っ手4aの一部と係合することにより、投入扉
4の開閉動作がロックされる。6は、1枚の平板は金属
板を“く”の字に折曲したフラッパ6であり、このフラ
ッパ6は、その折曲部を支点Z2にして、投入扉4の内
面所定部において回動自在に設けられている。図2の
(B)の状況にあるフラッパ6において、投入扉4に接し
ている部材を6a、他の部材を6bと記す。
【0011】図1に戻り、S1、S2は、投入扉4の開
閉状態を検知する扉開検知スイッチ、扉閉検知スイッチ
である。7は、重量検知板であり、図示されるように、
投入扉4の閉時にはフラッパ6の部材6bの下流側(図
中右側)に位置する。この重量検知板7の上を空き容器
Qが転がるとき、その重量で重量検知板7自身が下方に
橈み、このときの橈みによって重量検知スイッチS3が
オン、オフすることにより、そのときの空き容器Qが規
定値より重いか軽いかが検出される。
【0012】8は、空き容器Qの材質を透磁率に基づ
き、アルミ缶か鉄缶であるかを検出する材質検知機であ
り、前記重量検知板7の下流側に位置し、自然と転がる
ように僅かに傾斜して設けられている。9は、重量検知
板7上を転がってきた空き容器を、Q1で示すように、
この材質検知機8上の材質測定位置に停止させるための
可動のストッパーである。SS1は、材質検知機8上に
空き容器Q1が位置したことを検出する容器検知センサ
である。10は、材質測定位置にある空き容器Q1から
流れ出た残液を受け止める“とゆ”である。10'は、
とゆ10に導かれた残液を更にバケツB3に導くための
別のとゆである。このとゆ10'は、正面扉2に沿うよ
うにして設けられており、正面扉2の隙間から侵入した
雨水などもバケツB3へ導く。以上の各要素3〜10'
は、正面扉2と一体的に設けられる。
【0013】前記可動ストッパー9が下方に移動する
と、空き容器Q1は下流に位置する傾斜板11上を右方
向へ転がる。12は、ストッパー9を作動させるための
ソレノイドである。材質検知機8および可動ストッパー
9部の詳しい機構については図6を用いて後で述べる。
【0014】空き容器Q1は、前記傾斜板11上を転が
った後は、Q2で示すように、水平方向に隔てられた一
対のローラー13の間のバーコード読み取り位置で停止
する。M1は、空き容器Q2を回転させるために、両ロ
ーラー13を一方向に回転させるためのモータである。
14は、バーコードリーダーであり、ローラー13上で
空き容器Q1が回転している間に、その空き容器Q2に
記されたバーコードを読み取る。バーコード情報として
は、飲料の種類、飲料メーカー、中身容量、販売価格等
を持つことができる。本装置では2基のバーコードリー
ダー14を使用することにより、バーコードの読み取り
率を高めている。M2は、バーコードの読み取りの終わ
った空き容器Q2を下方に落下させるために、右側の一
方のローラー13を右方向に退避させるための駆動モー
タである。S4は、ローラー13が空き容器Q2を保持
できる位置(図9の(A))にあるかを検知する検知スイッ
チである。S5は、空き容器Q2を下方に落下させるこ
とのできる位置(図9の(B))にあるかを検知する検知ス
イッチである。
【0015】15は、バーコード読み取り位置から落下
してきた空き容器Q2を、直下方向、左側方向、右方向
にシュートするための可動シューターであり、上部を支
点にして左右に向きを変える。M3はそのシュート方向
の変換を行うための駆動モータである。S6、S7、S
8は、可動シューター15がそれぞれのシュート方向に
作動したかを検出する検出スイッチである。
【0016】当該空き容器Qがアルミか鉄の缶容器であ
った場合、可動シューター15は矢印の向きに方向変換
しており、前記落下してきた容器はQ3で示すように、
プレス機16のプレス位置にセットされる。M4は、こ
のプレス機16の駆動モータである。S9、S10は、
プレス機16のピストン16aが下死点位置、上死点位
置に到達したことをそれぞれ検出する検出スイッチであ
る。
【0017】Q4は、プレスされた空き容器を示してお
り、プレスされた空き容器が通る隙間から自重で落下す
る。17は、その落下してきた空き容器Q4を、アルミ
缶か鉄缶かによって、回収バケツB1又はB2へ送り込
むための分別板であり、M5はその分別板17を駆動す
るための駆動モータである。S12、S13は、前記分
別板17が所定の分別位置に作動したかを検出する検出
スイッチである。
【0018】空き容器Q2がガラス瓶であった場合や規
定重量以上ある場合(飲み残し等)、その他の異物の場
合、可動シューター15は直下方向に向き、前記の読み
取り位置から落下した空き容器Q2は、直下方向に向か
う可動シューター15及びこれにつながる固定シュータ
ー18を通じてガラス瓶用の回収バケツB3に導かれ
る。
【0019】一方、空き容器Q2が変形、汚損などによ
り、バーコードが読み取れなかったときは、可動シュー
ター15は左方向に向き、Q5で示すように、可動底板
19が設けられた返却位置に搬出される。この可動底板
19が駆動モータM8の駆動により下方に回動すると、
返却位置にあった空き容器Q5は落下して下方のバケツ
B3に回収される。
【0020】以上で本装置における各構成要素とその簡
単な機能を述べたが、以下、図3、図4のフローチャー
トおよび詳細図を参照して全装置体の動作を詳しく述べ
る。図3のフローチャートにおいて、ステップS1では
空き容器の投入のために投入扉4が開にされたかが判定
される。その投入扉4の開による空き容器の投入動作を
図5を用いて説明する。
【0021】(A)は投入扉4を開けた状態を示す。この
状態では、フラッパ6は、自身の重心のバランスから、
投入扉4側に傾動している。(B)は、そのフラッパ6に
空き容器Qを置いた状態を示し、このときもフラッパ6
は、投入扉4側に傾動したままである。尚、フラッパ6
の箇所に空き容器を2個積んだとき、投入扉4を閉じよ
うとしても上側に積んだ空き容器が正面扉2に引っ掛か
かるため投入扉4は閉まらない。
【0022】(C)は、取っ手4aを持って投入扉4を閉
めかけている時の様子を示しており、図示したような角
度まで投入扉4を閉じると、空き容器Qを含めたフラッ
パ6の重心が、支点Z2を通る法線より右側に移動する
ようになる。
【0023】その結果、(D)に示すように、フラッパ6
は時計回り方向に回動して空き容器Qは部材6b上を右
側に転がり、本装置1内に取り込まれる。このとき、フ
ラッパ6の部材6aが容器投入口3を塞ぐような位置で
係止されるため、続けて空き容器Qが投入されるのを防
止する。
【0024】内部に取り込まれた空き容器Qは、次に重
量検知板7上を転がる間に、ステップS2で重量検知ス
イッチS3のオン、オフ状態から例えば空き容器Qが次
のようにa、bの2種類に分別される。 i(ガラス瓶が鉄缶よりも重い場合) a)ガラス瓶 b)鉄およびアルミ容器 ii(ガラス瓶と鉄缶の重量が似通っている場合) a)ガラス瓶および鉄缶 b)アルミ缶
【0025】このようにして重量検知が行われると、ス
テップS3において可動底板19が開にされ、前回の投
入でこの可動底板19上に取り残されていた空き容器Q
5は下方に落下してバケツB3に回収される(図10の
(C))。この後、空き容器は、Q1で示すように可動ス
トッパー9によって材質測定位置に停止され、このこと
がステップS4にて容器検出センサSS1によって検出
されると、ステップS5においてプランジャー5によ
り、前述の投入扉4がロックされ、これにより、続けて
の投入が禁止される。尚、投入扉4が開かれただけで容
器が投入されなかった場合等、センサSS1で検知され
なければロックは行われない。
【0026】図6の(A)は、材質測定時の状況を示して
いる。材質検知機8の表面には、アルミ近接センサ8a
と鉄近接センサ8bが備えられ、ステップS6では、こ
こに位置する空き容器Q1の透磁率を測定することによ
り、その空き容器Q1の材質がアルミか、鉄か、あるい
はそのいずれでもない(つまりガラス)かを検出してい
る。
【0027】それらのセンサの配置状態を図7に示して
おり、空き容器の長手方向に、 (鉄近接センサ)−(アルミ近接センサ)−(鉄近接セ
ンサ)の順に配列されている。本装置で回収できる空き
容器の最大長を、缶容器で500mlとしており、缶長
の短い350ml缶は、材質測定位置で一方側にずれる
と、鉄近接センサ8bとアルミ近接センサ8aを一つづ
つしか持たない従来機では材質を検出できない場合があ
っが、本装置では両側に同種の近接センサを配置したた
め、材質を確実に検出できる。尚、センサの配置順は、 (アルミ近接センサ)−(鉄近接センサ)−(アルミ近
接センサ)であっても同じ効果が得られる。
【0028】先の重量検出では、(i)の場合は鉄とアル
ミが未識別で、(ii)の場合はガラスと鉄が未識別であっ
たが、ここでの材質検出結果と照らし合わせることによ
り、当該空き容器Q1が、アルミ缶、鉄缶あるいはガラ
ス瓶であるのかが確定する。
【0029】又、空き容器内にジュース類が残っていた
場合、この材質測定時などにおいて、容器から残液がこ
ぼれて機器類を汚れたりして不具合を招く。そこで図6
に示すように、可動ストッパー9の下方にとゆ10を設
けており、かつ、可動ストッパー9に流れ出た残液を前
記とゆ10に導くための溝9aを可動ストッパー9の下
部に形成している。
【0030】図8は、可動ストッパー9を前方から見た
図であり、溝9aは“V”字状に角度をなし、その最下
部に形成した開口9bから残液が下方のとゆ10に導か
れ、そのとゆ10からは更に別のとゆ10'に導かれる
ことにより、最終的にバケツB3に導かれる。
【0031】材質の検出が終わると、ステップS7にお
いて、容器の材質が鉄かアルミかによってバケツB1か
B2に回収されるよう、分別板17が所定の向きに移動
する。ステップS8では図6の(B)に示すように、可動
ストッパー9が下方に移動し、その結果、空き容器Q1
は、傾斜板11上を更に右方向に転がり、図1のQ2で
示したように、一対のローラ13上のバーコード読み取
り位置に停止するようになる。可動ストッパー9が下方
に移動して一定時間経過後に、ステップS9において、
そのバーコード読取位置に空き容器Q2に到達したかが
判定される。尚、このステップS9では、その読み取り
位置に空き容器が位置しているかを検知するスイッチを
設け、このスイッチの出力に基づいて次のステップに進
むようにしてもよい。
【0032】この可動ストッパー9は、更に図6の(C)
で示すように、上端部を図6中右方向(正面扉2を開け
た状態では手前方向)に引くと、その方向に傾くように
設けられており、その状態で材質検知機8のメンテナン
スや可動ストッパー9自身の清掃を容易に行えるように
なる。
【0033】次のステップS10にて、両ローラー13
が図9の(A)に示すように同一方向に回転し、これに伴
い空き容器Q2も回転する。この状態でステップS11
にて、バーコードリーダー14によって、空き容器Q2
に記載のバーコードが読み取られる。読み取られたバー
コード情報は、POSデータの集計等に活用される。
【0034】ステップS12ではバーコード読み取りの
認識が行われたかが判定され、読み取り認識が行われた
場合は、ステップS13において、当該空き容器Q2の
材質判定結果に基づき、可動シューター15のシュート
方向が図中、右方向(プレス機16)か、直下方向(バケ
ツB3)へ向きが変更される。
【0035】ステップS14では、図9の(B)のごと
く、一方のローラー19が回転したまま外側に退避する
ので、バーコード読み取り位置にあった空き容器Q2は
落下するが、このとき回転しているので落下時の姿勢が
保たれる。前記バーコード読み取り位置の下方に、容器
の材質に応じて空き容器を分別するための手段として、
従来機のようにベルトコンベアが使用されていると、そ
のベルトコンベアに投下されたときに空き容器の姿勢が
定まらないが、本装置では分別に可動シューター15を
採用しているため、空き容器Q2は姿勢を保ったまま次
工程に搬送されるようになり、好都合である。
【0036】当該空き容器Q2が鉄缶またはアルミ缶の
場合、前記可動シューター15によって、Q3で示され
るように、プレス機16のプレス位置に搬出される。そ
の際、空き容器の姿勢が保たれていたので、このプレス
位置での空き容器の向きも保たれており、例えば空き容
器の向きがプレス方向と一致することはない(プレス時
に過大なプレス圧が必要になる)。この後のステップS
15で投入扉4のロックが解除されるので、この時点で
二つ目の空き容器の投入が可能になる。ステップS16
においてこのプレス位置に空き容器Q3がセットされた
かが判定され、セットされている場合は、ステップS1
4にてプレス機16がオンにされ、空き容器Q3はQ4
に示すようにプレスされ、この後は自然落下する。
【0037】このプレス機16の動作を図4のサブルー
チンに詳しく示している。前記プレス位置に空き容器Q
3がセットされたことが確認されると、ステップS21
にてプレス機16のモータが正転してピストン16aが
前進(図中左方向)する。ステップS22では、モータの
正転開始時から所定の時間をタイムアップしたかが判定
される。ピストン16aの移動に問題がなければ、前記
の所定時間をタイムアップする前に上死点位置にピスト
ン16aが到達する。この上死点位置は、缶容器を減容
するに十分となるピストンの最前進位置である。この上
死点位置に到達したことが検出されると、ステップS2
3からステップS24に進み、モータが逆転され、これ
により、ピストン16aは後退し、元の待機時の下死点
位置に戻ったことが検出されれば、ステップS25から
ステップS26に進みモータは停止される。
【0038】一方、なんらかの原因で、前記所定時間が
過ぎてもピストン16aが上死点位置に到達しないとき
は、ステップS22からステップS24にスキップし
て、ピストン16aは直ちに後退する。このように本制
御ではロックがかかったと判定されたときに自動的にピ
ストンを後退させ、次回のプレスに備えて待機状態に移
行する。そのため、完全にプレスされなかった空き缶も
下方に落下するようにしておけば、次回のプレス処理に
なんら不都合は生じない。
【0039】上述したように、プレスされた容器Q4の
材質がアルミか鉄かによって分別板17が既に移動して
いるので、これにより、プレスされた空き容器Q4は、
材質が鉄かアルミかによってバケツB1かバケツB2に
回収される。
【0040】さて、空き容器Q2がガラス瓶であったと
きは、ステップS13において可動シューター15のシ
ュート方向がバケツB3の方に向いているので、ステッ
プS14にてローラー13が退避することにより、その
ガラス瓶はバケツB3に搬送される。
【0041】又、空き容器Q2のバーコードが認識され
なかったときは、ステップS13において可動シュータ
ー15のシュート方向が左側に変更され、そしてステッ
プS14にてローラー13が退避されると、図10の
(A)に示されるように、その空き容器Q2は返却位置へ
搬送される。
【0042】ここに示した可動底板19は、図中、右端
19aを支点にして俯仰動作可能に設けられており、そ
の可動底板19の側壁には遊びスペース19bが形成さ
れている。その遊びスペース19bにアーム19cの一
端が遊動自在に係合し、そのアーム19cの他端は、前
述した駆動モータM6によって可逆回転する回転板19
dの所定部と係合し、カム機構が構成されている。又、
アーム19cの前記一端側と支点19aとの間にスプリ
ング19eが張架されている。
【0043】返却位置に搬出された空き容器Q5は、透
明プラスチック製の返却扉20を通じて確認できるの
で、その場合はこの返却扉20を開けてこの回収不能で
あった空き容器Q5を取り出し、別のゴミ箱に捨てる
か、あるいは汚損によりバーコードが読めなかった場合
は再度、投入扉4から投入すればよい。このとき、図1
0の(B)に示すように、返却扉20から指し込んだ手で
可動底板19を押し込んだような場合、スプリング19
eの付勢力に抗してアーム19cの一端が遊びスペース
19b内で図中左方向に移動し、可動底板19が下方に
逃げるにように回動するため、手が挟まれて怪我をする
ことはない。
【0044】返却位置に戻された空き容器Q5がそのま
ま放置された場合は、図10の(C)に示すように、次回
の処理時に(上述したステップS3にて)、回転板19d
が時計方向回りに回転してカム機構が働くことにより、
可動底板19が下方に傾き、その空き容器Q5は落下し
てバケツB3に回収される。この可動底板19の動作タ
イミングは、返却位置に空き容器Q5が戻されてから所
定の時間が経過した時であってもよい。
【0045】図1でわかるように、鉄缶用のバケツB2
に比べアルミ缶用のバケツB1は大きくしてあるが、ア
ルミ缶より鉄缶の方が多く回収されるのであれば、バケ
ツをB1とB2とで位置を交換すればよく、あるいは、
鉄缶とアルミ缶とで分別板17の傾動角を反転すればよ
い。又、このような二つのバケツB1,B2の替わり
に、一つのバケツを用い、そのバケツ内部を仕切板で二
つに分割してもよく、その仕切り板を位置を変更できる
ようにすれば、アルミ缶と鉄缶との回収差に容易に対応
できる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、空き容器を所定の
位置(材質測定位置)に一旦停止させた状態でその材質を
検知するため、その材質測定に要するスペースは小さく
てよく、又、停止させた空き容器に対して材質測定を行
うため、その測定を確実に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施形態を示した全体構成図
【図2】 図1のおける投入扉部の詳細図
【図3】 図1の装置における処理動作の流れを示した
フローチャート
【図4】 図3のステップS15の詳細を示したサブル
ーチン
【図5】 投入扉に設けたフラッパの動作の流れを示し
た図
【図6】 材質検知機及び可動ストッパーの詳細図
【図7】 材質検知機におけるセンサの配置状況を示し
た図
【図8】 可動ストッパーの正面図
【図9】 バーコード読み取り位置におけるローラーの
動作図
【図10】 可動底板の動作を示した図
【図11】 従来の容器回収機の概略図
【符号の説明】
1 空き容器回収機 2 正面扉 3 容器投入口 4 投入扉 5 プランジャー 6 フラッパ 7 重量検知板 8 材質検知機 8a アルミ近接センサ 8b 鉄近接センサ 9 可動ストッパー 9a 溝 10 とゆ 11 傾斜板 13 ローラー 14 バーコードリーダー 15 可動シューター 16 プレス機 17 分別板 18 固定シューター 19 可動底板 20 返却扉 Q 空き容器 B バケツ M モータ S1,S2 扉スイッチ S3 重量検知スイッチ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65F 1/00 B65F 1/00 E 1/04 1/04 (72)発明者 中島 圭一 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入された空き容器を容器の種別毎に分
    別し所定のバケツに回収する空き容器回収機において、 空き容器投入口に設けられた開閉自在の投入扉と、 投入された空き容器の種別を知るために、容器の重量を
    検出する手段および容器の材質を検出する手段を具備す
    る種別検出手段と、 種別検出により得られた鉄およびアルミの缶容器に対し
    てプレスするプレス機と、 プレスされた容器を鉄およびアルミの材質別に所定のバ
    ケツに分別する分別手段とを備え、 上記材質を検出する手段は、平面状の表面にアルミ近接
    センサと鉄近接センサが埋め込まれた材質検知機と、そ
    の材質検知機上に空き容器を一時停止させるための可動
    ストッパーとからなることを特徴とする空き容器回収
    機。
  2. 【請求項2】 上記材質検知機は、空き容器の長手方向
    に、 アルミ近接センサ、鉄近接センサ、アルミ近接センサの
    順で配列した請求項1記載の空き容器回収機。
  3. 【請求項3】 上記材質検知機は、空き容器の長手方向
    に、 鉄近接センサ、アルミ近接センサ、鉄近接センサの順で
    配列した請求項1記載の空き容器回収機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013161313A (ja) * 2012-02-07 2013-08-19 Nec Computertechno Ltd セキュリティ解除装置

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JP2013161313A (ja) * 2012-02-07 2013-08-19 Nec Computertechno Ltd セキュリティ解除装置

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