JPH11192857A - Hst変速装置を装備した作業車の変速操作装置 - Google Patents

Hst変速装置を装備した作業車の変速操作装置

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JPH11192857A
JPH11192857A JP183298A JP183298A JPH11192857A JP H11192857 A JPH11192857 A JP H11192857A JP 183298 A JP183298 A JP 183298A JP 183298 A JP183298 A JP 183298A JP H11192857 A JPH11192857 A JP H11192857A
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JP
Japan
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gear shift
transmission
arm
damper
lever
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Pending
Application number
JP183298A
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English (en)
Inventor
Shigeo Zanma
茂雄 残間
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 HST変速装置を搭載した作業車において、
走行レバーの急激な回動による急発進を防止して、走行
変速装置に負荷がかからないようにする。 【解決手段】 HST変速装置を搭載して作業車の走行
変速を行い、HST変速装置の変速アーム11にダンパ
ー13を連結して、変速アームの急激な回動を規制する
と共に、変速レバー38と変速アームの間にバネにより
緩衝する緩衝装置を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、HST変速装置を
装備した作業車において、急発進を防止するための変速
操作装置の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、エンジンの動力を油圧式無段
変速装置(以下HST変速装置)に伝えて、該HST変
速装置によって変速された動力を車軸に伝え、作業車を
走行させる構成は知られている。また、走行速度はHS
T変速装置に設けられたトラニオンアームに連結された
走行変速レバーを回動することによって、HST変速装
置内の油圧ポンプの斜板の角度が変更されて、油圧ポン
プからの吐出量が変更され、油圧モータの出力回転が無
段階に変更される。これにより作業車の走行速度が制御
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、作業者によ
り、走行変速レバーが急速に回動操作された場合、変速
装置に急激な負荷が掛かり、ショックも大きく変速装置
の耐久性を低下させる可能性がある。また、急速な変速
レバーの操作により、急発進することとなり、機体後部
に作業機を装着している場合等は機体前部が浮き上が
り、危険を伴うと共に、姿勢が安定せず作業の精度が低
下する可能性がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、次のように構成する。即ち、HST変速装
置を搭載して作業車の走行変速を行い、HST変速装置
の変速アームにダンパーを連結して、変速アームの急激
な回動を規制すると共に、変速レバーと変速アームの間
にバネにより緩衝する緩衝装置を配置したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】次に本発明の変速操作装置を有す
るHST変速装置を装備した作業車として、4輪乗用管
理機に適用した実施の形態を説明する。図1は本発明の
変速操作装置を有する作業車の側面図、図2は同じく作
業車の平面図、図3は本発明の実施例の緩衝装置及びダ
ンパーの構成を示す要部側面図、図4はトラニオンアー
ム及びダンパーの構成を示す平面図一部断面図、図5は
本発明の緩衝装置を示す側面断面図、図6は変速レバー
の中間部を示す後面図である。
【0006】まず、本発明の概略構成を図1、図2より
説明する。乗用管理作業車1の車体フレーム2前部に、
フロントアクスルケースを介して左右一対の前車輪3・
3が取り付けられ、後部にはリアアクスルケースを介し
て左右一対の後車輪5・5が取り付けられている。ま
た、車体フレーム2後端に昇降機構を取り付け、該昇降
機構に耕耘作業機などの各種作業機を装着可能に構成し
ている。
【0007】前記車体フレーム2は、前後方向に伸延す
る左右一対のメインフレーム(下部フレーム)20・2
0と、該メインフレーム20・20の前端部と後端部と
の間に架設した平面視略U字状に形成した機体の外枠を
形成するサブフレーム(上部フレーム)21と、該サブ
フレーム21の後部に起倒自在に立設されて正面視門型
に形成した安全フレーム22などから構成されている。
【0008】前記車体フレーム2前部には、平面状に前
端から後下方へ向けて下方へ傾斜したステップ25が設
けられ、足を載せた安全で楽な姿勢にてハンドル操作が
行えるように構成するとともに、下り傾斜路面を走行す
る際には、作業者はステップ25上で足を踏ん張ること
ができるようにしている。
【0009】また、メインフレーム20・20の前端部
にハンドルコラム31を、サブフレーム21のステップ
25と略直交する方向に立設し、該ハンドルコラム31
の上端にハンドル32を配設し、該ハンドル32の後方
に座席36を配設している。そして、該座席36の後方
位置における前記サブフレーム21の後方伸延部には、
正面視門型に形成された前記安全フレーム22がブラケ
ット27を介して立設され、該安全フレーム22はブラ
ケット27を中心として後方へ回動可能に構成して、格
納時等では折り畳めるようにしている。
【0010】前記座席36の後方のメインフレーム20
・20後部上には、エンジン9を設置している。前記エ
ンジン9の後方には、前記サブフレーム21の後端部を
連結する、中空パイプで形成された連結フレーム66を
左右方向に横架している。
【0011】前記車体フレーム2の各構成部材であるメ
インフレーム20・20、サブフレーム21、安全フレ
ーム22、及び連結フレーム66は、それぞれ中空の丸
または角型のパイプを用いて、軽量かつ高剛性に構成し
ている。
【0012】エンジン9より側方に出力軸を突出し、該
出力軸上にプーリーを固設し、ベルトを介してエンジン
9前方に配置したミッションケース16に動力を伝達し
ている。ミッションケース16には、図3に示すように
HST変速装置10が付設されており、前記エンジン9
からの動力がHST変速装置10に伝達され、図示しな
い油圧ポンプを駆動し、図示しない斜板に連結した変速
アーム、本実施例ではトラニオンアーム11の回動によ
り傾倒して、油圧ポンプからのオイルの吐出量を変更し
て油圧モータの回転数を変更して変速が行われる。変速
された駆動力は、前輪3・3及び後輪5・5に伝達さ
れ、乗用管理作業車1を駆動する。
【0013】HST変速装置10の出力調整は、トラニ
オンアーム11の回動によって行われる。図4に示すよ
うに、トラニオンアーム11はトラニオン軸12に相対
回動不能に固設されており、該トラニオン軸12と共に
水平に回動可能に構成されている。該トラニオンアーム
11には、ダンパー13のロッド14の一端が回動自在
に枢支されている。ロッド14の中央部にはピストン4
6が固設されており、ダンパー13のシリンダー15に
挿嵌され、シリンダー15内を摺動可能に構成してい
る。該シリンダー15の内部にはオイルが満たされてお
り、前記ピストン46にはオリフィスが形成されて、ピ
ストン46両側のシリンダー室内のオイルがオリフィス
を介して流通できるようにしている。よって、ロッド1
4が摺動する際にシリンダー内部のオイルがオリフィス
を通過するためにロッド14の摺動に対して抵抗力が生
じる。このため、該ロッド14に接続されたトラニオン
アーム11の急速な回動が規制される。即ち、変速レバ
ー38の急激な回動は、後述する緩衝装置27に吸収さ
れ、ダンパー13によって徐々にトラニオンアーム11
が回動されることになる。
【0014】また、ダンパー13のシリンダー15は機
体内側部に固設されたステー18に回動自在に枢支され
ている。このため、トラニオンアーム11が回動した場
合にもその回動に応じてダンパー13が回動し、ロッド
14の摺動がスムーズに行えるようにしている。本発明
の実施例においては、ダンパー13にオイルとオリフィ
スを用いたが、トラニオンアーム11への急激な回動を
規制して緩衝するものであれば、空気やスプリング等を
用いることも可能である。
【0015】また、前記トラニオンアーム11の端部に
はロッド19の一端が回動自在に連結されて、緩衝装置
27を介して変速レバー38と連結されている。この変
速レバーとトラニオンアームを緩衝装置を介してロッド
により接続し、トラニオンアームにダンパーを接続する
ことにより、機体の基本構成を変更することなく容易に
急発進を防止できる構成として、コスト低減化も図って
いる。
【0016】即ち、図5において、前記ロッド19の他
端部にはプレート45の一端が溶接固定され、該プレー
ト45の中央部上にはステー26が溶接固定されて立設
され、緩衝装置27内に挿嵌されている。該緩衝装置2
7はケース28の内部に圧縮バネ33・33及びスライ
ド部材34a・34b、及び、前記プレート45が挿嵌
されて、蓋体28aにより閉じられている。前記スライ
ド部材34a・34bと圧縮バネ33・33はケース2
8の内壁に垂設されたストッパ35の両側に配置され、
HST変速装置が中立位置の時にはこのストッパ35下
方に前記ステー26を位置させている。
【0017】こうしてケース28が前または後に急速に
移動させた場合、一方のバネ33がケース28内面とス
ライド部材34a(または34b)を介してストッパ3
5の間で圧縮され、その後、バネ33の復元力により元
の位置まで戻される。
【0018】前記緩衝装置27の前部には、ロッド37
が固設され、該ロッド37の他端は変速レバー38の下
部に連結されている。該変速レバー38は中間部におい
て図6に示すように、支持軸39に回動自在に枢支さ
れ、該支持軸39上には、摩擦板40・40、バネ41
およびワッシャ42が挿嵌され、ナット43・43によ
り、固定されている。つまり、前記摩擦板40・40の
間に変速レバー38を配置して、バネ41の付勢力で摩
擦板40・40を変速レバー38に押しつけて、その摩
擦力により変速レバー38を任意の回動位置で保持でき
るようにしている。このため、変速レバー38の上部を
持って操縦者が回動して、その任意の位置において保持
ができる。該変速レバー38の上部は運転席36の側方
に突出しており、操縦者により前後に回動して、HST
変速装置10を変速操作可能にしている。
【0019】上記の構成により、操縦者が変速レバー3
8を急速に回動した場合、緩衝装置27のケース28は
バネ33を圧縮しながら移動し、ダンパー13は内部の
抵抗により徐々にロッド14を摺動させて、トラニオン
アーム11をゆっくり回動する。このとき、変速レバー
38の回動は急速であるために、ダンパー13での摺動
はその回動に追随できず、バネ33の圧縮は急速に行わ
れる。従って、変速レバー38を所望の変速位置まで回
動しても、トラニオンアーム11はまだその変速位置ま
で達していない。
【0020】そして、この位置において、変速レバー3
8は摩擦板40・40の抵抗により、回動操作されたそ
の位置に保持されるので、バネ33の復元力によって、
スライド部材34a(または34b)とプレート45が
ストッパ35方向に摺動して、該プレート45に連結さ
れたロッド19が移動されて、トラニオンアーム11が
変速レバー38が回動されている変速位置まで回動され
るのである。
【0021】このように、操縦者が変速レバー38を急
速に回動してもトラニオンアーム11はその回動に比例
して回動されず、遅れてその変速レバー38の回動位置
まで回動し、急激に変速されて、急発進することはない
のである。また、操縦者が変速レバー38をゆっくり回
動した場合には、バネ33力により常にスライド部材3
4a・34bがストッパ35に当接し、変速レバー38
の回動に比例してトラニオンアーム11も回動されるの
である。なお、本発明の意図するものは上記実施例の限
りではなく、本発明の真に意図する物全般に及ぶもので
ある。
【0022】
【発明の効果】上記のようにHST変速装置を搭載して
作業車の走行変速を行い、HST変速装置の変速アーム
にダンパーを連結して、変速アームの急激な回動を規制
すると共に、変速レバーと変速アームの間にバネにより
緩衝する緩衝装置を配置したので、変速レバーを急速に
操作してもHSTの変速アームはゆるやかに回動しなが
ら変速レバーの設定した位置に対応した回動位置まで確
実に回動する。このため、変速レバーの操作による急発
進、急停止が防止され、機体の前または後に作業機を装
着しても、変速レバーの操作により機体が後または前が
上がるようなことがなくなり、走行安定性を向上でき
る。
【0023】また、これにより作業車の動力伝動系に急
激に大きな負荷が掛からなくなり、動力伝達系に大きな
負荷が掛かる事を想定した余裕をもった設計をする必要
がないため、必要強度に応じた部材を使用し、動力伝達
系装置の軽量化及びコスト低減化が可能である。
【0024】また、変速レバーの急激な動きが緩衝装置
によって吸収されるため、操縦者が、変速レバーを急激
に回動させても変速レバーは操縦者の意思に則して回動
され、変速レバーの回動は規制されず、円滑なレバー操
作を実現可能であり、そして、操縦者に不快感を与える
こともない。また、簡単な構成により実現可能であるた
め、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の変速操作装置を有する作業車の側面図
である。
【図2】同じく作業車の平面図である。
【図3】本発明の緩衝装置及びダンパーの構成を示す要
部側面図である。
【図4】トラニオンアーム及びダンパーの構成を示す平
面一部断面図である。
【図5】本発明の緩衝装置を示す側面断面図である。
【図6】変速レバーの中間部を示す後面図である。
【符号の説明】
11 変速アーム 13 ダンパー 27 緩衝装置 33 バネ 38 変速レバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 HST変速装置を搭載して作業車の走行
    変速を行い、HST変速装置の変速アームにダンパーを
    連結して、変速アームの急激な回動を規制すると共に、
    変速レバーと変速アームの間にバネにより緩衝する緩衝
    装置を配置したことを特徴とするHST変速装置を装備
    した作業車の変速操作装置。
JP183298A 1998-01-07 1998-01-07 Hst変速装置を装備した作業車の変速操作装置 Pending JPH11192857A (ja)

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