JPH11192032A - 植木鉢等の灌水用具、養土セット及び灌水システム - Google Patents

植木鉢等の灌水用具、養土セット及び灌水システム

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JPH11192032A
JPH11192032A JP9370462A JP37046297A JPH11192032A JP H11192032 A JPH11192032 A JP H11192032A JP 9370462 A JP9370462 A JP 9370462A JP 37046297 A JP37046297 A JP 37046297A JP H11192032 A JPH11192032 A JP H11192032A
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irrigation
water
soil
pot
present
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JP9370462A
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Minoru Shibata
稔 柴田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】植木鉢や、プランターなどの灌水をする時に使
用して、その効果を上げかつ手間を省く為に使用するも
のである。また、植物を植える際に使用して、栽培養土
を準備したり、植木鉢等に土をセットする手間を省くた
めのものである。 【解決手段】灌水用具は、吸水性のあるシート状の布、
不織布などを素材として用いる。灌水具本体1と吸い上
げ部材2よりなっていて、2つは一体化している。養土
セットは、栽培養土を包装部材又は包装部材で包んでい
る。灌水システムは、水タンク32とそれと一体化した
滴下口33とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術的分野】この発明は、植木鉢やプラ
ンターなどの灌水をする時に使用して、その効果を上げ
かつ手間を省く為に使用するものである。また、植物を
植える際に使用して、栽培養土を準備したり、植木鉢等
に土をセットする手間を省くためのものである。
【0002】
【従来の技術】従来、帯状の不織布を植木鉢の内部から
鉢底部の穴を通り外へ出して水を吸い上げさせる方法は
あった。また、植木鉢の底部の接地する部分に穴が空い
ており、そこから底部の水を吸い上げることができるよ
うになっている鉢もあった。植木鉢等に、栽培用土をセ
ットして、植物の種と共に販売するものはあった。ま
た、ピートモス(西洋水苔)を圧縮プレスして乾燥させ
板状にしてあり、水をかけることにより適度な軟らかさ
と水分を回復して苗床となる商品はあった。プラスチッ
ク製ボトル(ペットボトル)などの口の部分を土の中に
差し込んで簡易的に灌水の手間を省く方法は、あった。
また、植木鉢周辺に配管を巡らし、時間になると手動ま
たは、電気などによる自動で灌水を行うシステムはあっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の帯状の不織布
(吸い上げ片)は、植木鉢内部の土への水の伝導性が悪
かった。また、吸水性もあまり良くない物が多かった。
また、専用の鉢が、植物が植えられた状態で販売されて
いるが鉢のみの販売は見かけたことがなく困る。更に、
その鉢も、水の吸い上げが余り良くない。よく見かける
プラスチックの鉢は、鉢底部から(帯状の不織布等を使
わないで)水を吸い上げさせることを意識してか、鉢底
の円周部分の接地する部分に穴が空いているものが多
い。この方法は、鉢底部の土の毛細管現象を利用するの
で必然的に、鉢底部の土が水に接していなければならな
い。よって鉢底を数センチメートル水にドブ漬けする場
合が多かった。よって根腐れを誘発した。また、鉢底の
小さい穴からだけでは、十分に水が浸透していかないこ
とも多かった。ポリポットや植木鉢等に植物を植えてし
まってから、水の吸い上げ片を取りっける方法は、見か
けなかった。よって、苗を大量に育成したり、販売する
ときには灌水の手間に忙しい。植木鉢等に、栽培用土を
セットした物は、価格が高くなってしまった。理由は容
器(植木鉢)の値段と嵩張ることによる、輸送費用のた
めと思われる。また、たいてい植物の種子と共にセット
販売されているので、その影響もあろう。植木鉢や種子
と共に販売するのは、付加価値を追求しているのであろ
うが、同時に問題点も含んでいる。ピートモス(西洋水
苔)を圧縮プレスした商品は、苗床としては、好都合で
ある。しかしピートモスは、その後の植物の成長にそれ
だけでは都合が悪い。そのため、商品としてもそのよう
な説明を加えて販売されている。プラスチック製ボトル
(ペットボトル)などの口の部分を土の中に差し込んで
簡易的に灌水の手間を省く方法は、一つ一つの鉢にボト
ルを差し込まなければいけない事が面倒である。また、
ジュース等の空き容器を使用できる点は良いとしても、
容量は500mlか1l以上が主である。よって、直径
が20cm位迄の鉢には「差し込む場所」が狭く、「差
し込んだ後の安定性」が、悪い。また、倒れる、根を痛
める、土の状態によって水の供給速度が大幅に違う、外
見が悪い、等の問題もある。配管を施した灌水システム
は、全体にコスト高。全体に機構が複雑。大量
(業務用など)に灌水するには合理的だが、家庭向きに
は、経済性、融通性、簡便性に欠ける。(電動だと)
コスト高、安全への配慮が必要。以上の欠点を解決し
て、鉢植え植物の育成の手間を省きつつ、健全な育成を
助けるものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の灌水用具
は、毛細管現象で鉢植えした植物に水を供給できるよう
な素材を用いる。吸水性のあるシート状の布、不織布な
どを用いる。灌水具本体(1)とそれより幅の狭い吸い
上げ部材(2)よりなっていて、2つは一体化してい
る。請求項2記載の灌水用具は、素材については、請求
項1記載のものと同じ。灌水具本体(1)と吸い上げ部
材(2)よりなっていて、2つは一体化している。請求
項3記載の灌水用具は、素材については、請求項1記載
のものと同じ。灌水具本体(1)は鉢内部に2方向以上
にわたって敷かれるように、2又以上に分かれている
か、螺旋になっている。吸い上げ部材(2)は、その灌
水具本体(1)と一体化している。請求項4記載の灌水
用具は、灌水具本体b(19)、吸い上げ部材b(2
0)と挿入具(21)からなっている。灌水具本体b
(19)、吸い上げ部材b(20)の素材は、請求項1
記載のものと同じ物を使う。挿入具(21)は、プラス
チック等を用いる。吸水性のあるシート状の布、不織布
などを帯状に切断したら、片方の端に挿入具(21)を
付ける。挿入具(21)は、植木鉢(9)等の穴の中に
入って行けるような形と大きさと強さを持ったものであ
る。請求項5記載の養土セットは、栽培養土(23)と
包装部材a(24)とからなる。栽培養土(23)は、
植物の育成に好都合なように土や肥料土壌改良剤などを
混ぜてある。包装部材a(24)は耐水性があり土粒は
あまり通さず水を通す効果がある物を使う。それで、栽
培養土(23)を包む。請求項6記載の養土セット(2
3)(25)も、栽培養土(23)と包装部材b(2
5)とからなる。栽培養土(23)は、請求項5記載の
物と同じである。包装部材b(25)は、耐水性があり
適度なたわみ強度と柔軟性により使用時には簡易植木鉢
になる物を使う。請求項7記載の灌水用具は、溝付き受
け皿(29)(30)である。素材は、プラスチック製
でよい。受け皿の、内側に1〜数cmの深さの溝を作
る。植木鉢(9)を安定して置くことができるような形
と強さにする。請求項8記載の灌水システムは、水タン
ク(32)とそれと一体化した滴下口(33)とからな
る。水タンク(32)は通常のポリ製でよい。滴下口
(33)は、ねじ込み式がよい。ねじの調節によって水
の滴下量を加減する。
【0005】
【発明の実施の形態】はじめに、請求項1、2、3記載
の灌水用具の使い方について説明する。まず、本発明と
植木鉢(9)を用意する。本発明の吸い上げ部材(2)
を植木鉢(9)の底の穴の内側から外へ向かって出す。
(図23、図24)。その後灌水具本体(1)を右左に
折り返して畳んで下に敷く。(図25、26)。図27
は上から見た図である。この状態の植木鉢(9)に土
(10)、苗(11)、土(10)の順にセットして、
植木鉢(9)へのセットが完了である(図28)。この
状態の植木鉢(9)を、受け皿(12)の上に置く。受
け皿(12)に溜まった水(15)は、吸い上げ部材
(2)を通して植木鉢(9)の中に吸い上げられて行く
という仕組みである。次に請求項4記載の灌水用具の使
い方について説明する。本発明を図62〜図65のよう
に植木鉢(9)等に取りつける。(実際には既に植物が
植えられている植木鉢(9)等に下から挿入する。)ま
ず、挿入具(21)をつまんで、植木鉢(9)等の底部
の穴からなるべく底部に沿って中に挿入する(図62、
図63)。灌水具本体b(19)がほぼ中に収まった
ら、止め具(22)のあるものは鉢底に止める(図6
4)。これで植木鉢(9)等へのセットは完了である。
この後、受け皿(12)等と共に灌水の便をはかる。
(図68)次に請求項5記載の養土セット(23)(2
4)の使い方について説明する。まず、本発明を好みの
植木鉢(9)などの中に収める(図70)。次に、本発
明の包装部材a(24)の上部を封を剥がすか切って、
口を開ける(図71)。種子を撒くときはほぼそのまま
使える。苗や球根を植える時は、半分位の栽培養土(2
3)を一旦外へ出し、苗や球根を収めた後また戻して整
える(図72、73)。次に請求項6記載の養土セット
(23)(25)の使い方について説明する。まず、本
発明の包装部材b(25)の下部を底の縁に沿って切断
する(図80)。すると、その部分の包装部材b(2
5)が2つに分かれて、内包されていたて底部が見えて
くるので、広げる(図81)。そうすると、立つように
なるので立てる(図82)。種子を撒くときはほぼその
まま使える。苗や球根を植える時は、半分位の栽培養土
(23)を一旦外へ出し、苗や球根を収めた後また戻し
て整える。また、箱型のものは、底部のシール(28)
を剥がし、包装部材b(25)の上部を切断し口を開け
たあと、同様に使用する。次に請求項7記載の溝付き受
け皿(29)の使い方にっいて説明する。これは、普通
の受け皿(12)と同様に植木鉢(9)等の下に置いて
使用する。溝(30)の分だけ水(15)を溜められ
る。次に請求項8記載の滴下口付き水タンク(32)
(33)について説明する。これは、図107のように
受け皿(12)等の端に水タンク(33)に水を満たし
て据えつける。次に滴下口(32)のねじを緩めて水
(15)が滴り落ちるようにする。こうすると、1日当
たり数l〜1lくらい水(15)が出るので、数日間は
無人で灌水が行える。
【0006】
【実施例】まず、請求項1、2、3記載の灌水用具の、
灌水具本体(1)と吸い上げ部材(2)の材質について
説明する。毛細管現象によって、水を吸い上げられる、
繊維質のシート状の物発泡質(気泡質)のシート状
の物が、材質として適している。については、天然ま
たは、化学合成された繊維を(ア)布状に織る(イ)ニ
ット地に編む。(ウ)不織布状にする。(エ)紙状にす
る。{(ウ)とほぼ同義であるが}。(オ)紐又は紐の
ような細い状態にして網状にする。{(イ)のやり方
で、目を荒くしていけばこうなるが。}の方法をとっ
て、利用する。どの材質にしても、吸水性がある程度な
いと、使用に耐えない。目安として、例えば13cm×
2cmの切り片の短辺の一端を水に、3cmほど漬けた
時、5cm位水を吸い上げれば、使用可能であった。大
まかに言えば、繊維は細く、密であり、ある程度の厚み
(0.5mm以上)があったほうが、水の吸い上げがよ
い。発泡質の物については、発泡ポリエステル、発泡ウ
レタンなどでよい。(いわゆるスポンジ)これについて
も、気泡が細かいほど吸水性がよい。近ごろ、従来品よ
り格段に吸水性のよいスポンジが商品化されている。材
質は、PVAとなっていた。これには、「窓ふきや洗車
時に便利」との宣伝があった。たしかに、浴用や台所用
のスポンジでは、吸水性が悪いのであまりよくなかっ
た。なお、これらは、厚さが数mmになる。材質(素
材)については、以下にまとめた。 これらは、必ずしもこの表の素材でなくてはいけないと
言うものではない。現在、通常に生産されていて、使用
しやすい物をあげてみた。素材について、簡単に図示す
ると図3〜図8になる。図3から図7までは、毛細管現
象で水を吸い上げる機能と土粒を流出させない機能を持
ったシート状の素材を表している。図8は、毛細管現象
で水を吸い上げる機能はあるが、土粒を流出させない機
能はない。(網目状になっている。)これは土粒の流出
の心配があまりない場合に使用するとよい。例えば、植
木鉢(8)等の底部が網目状になっていて、土粒の流出
が少ないとか、栽培養土(9)の内容によって土粒の流
出が、少ないなど。(セットの仕方は、図35、36参
照) 次に、形状について説明する。本発明は、灌水具本体
(1)と吸い上げ部材(2)とからなっている。一つの
方法として、図1、図2のように、四角形に切った素材
の約3分の2を灌水具本体(1)とする。そして、残り
の約3分の1を吸い上げ部材(2)とし、図にあるよう
に切れ込みを入れる。図2の様に吸い上げ部材(2)
が、1本の物は植木鉢(9)等の鉢底の穴が1つの物に
使う。図1の様に吸い上げ部材(2)が2本以上の物
は、植木鉢(9)等の鉢底の穴が複数個あるものに使
う。この形でなくとも、図9のように、四角形の縁に沿
って、吸い上げ部材(2)を作ってもよい。図11のよ
うに、左右に作ってもよい。また、図10のように全体
の形が四角形でなくてもよい。また、図12のように吸
い上げ部材(2)が灌水具本体(1)を貫通するように
加工してもよい。また、図13のように吸水性のよい紐
を吸い上げ部材(2)とし、灌水具本体(1)に止めて
もよい。図14のように灌水具本体(1)の中央部付近
に吸い上げ部材(2)を付けても良い。また、図16、
18、20は、灌水具本体(1)が、吸い上げ部材
(2)が通る穴から見て2方向以上に渡って、植木鉢
(8)等の内部に敷かれるように灌水具本体(1)の形
を工夫したものである。これらは、灌水具本体(1)
が、前述(図1、2、9、10、11等)の物より狭か
ったり切れ目があったりするので、土粒の流土粒の流出
出を防ぐという効果は少なくなる。しかし、従来のただ
の帯状片に比べると鉢内部の部分{灌水具本体(1)}
が広いので、吸い上げ部材(2)からの水の伝わり方が
よい。これは、土粒の流土の心配の少ない植木鉢(8)
等に利用すればよい。なお吸い上げ部材(2)について
は、植木鉢等(9)の底部の穴が小さい物もあるので、
糊状物を付けてプレスすると紙のように腰が出てきて扱
いやすい。またやや因るようにして幅を狭くしてもよい
(図22)。次に設置のしかた及び使用方法について説
明する。まず、本発明と植木鉢(9)を用意する。本発
明の吸い上げ部材(2)を植木鉢(9)の底の穴の内側
から外へ向かって出す。(図23、図24)。その後灌
水具本体(1)を右左に折り返して畳んで下に敷く。
(図25、26)。図27は上から見た図である。この
状態の植木鉢(9)に土(10)、苗(11)、土(1
0)の順にセットして、植木鉢(9)へのセットが完了
である。(図28) なお、図29〜図34は、植木鉢(9)やプランター
(13)など、いろいろな形の容器にセットするやり方
を、表している。プラスチック製の植木鉢(9)は、鉢
底の穴が小さいものが多いので、吸い上げ部材(2)の
先端のとがった部分を鉢底の穴に通すようにする。先に
述べたように、吸い上げ部材吸い上げ部分(2)に糊状
物を付けておくと、固くなり挿入しやすい。なお、図3
5、36は、網目状の素材を使った場合の本発明のセッ
トのし方を示している。さてここで、灌水具本体(1)
を広めにセットする方法について述べる。これは、簡単
に言えば、図37のような灌水具本体(1)が広い物を
用意して、図38のように植木鉢(9)等の側面にも3
分の1かそれ以上に渡って敷き広げるのである。図39
から図42にかけても同じである。このようにすると、
吸い上げ部材(2)からの水が灌水具本体(1)を伝わ
って直接植木鉢(9)等の上のほうまで吸い上げられて
いく。だから、植木鉢(9)の下部に粒の大きい土や軽
石などを敷いた場合(水はけを良くするために敷くこと
が多い)に特に有効である。なぜなら、そのような粒の
大きい土などは毛細管現象で水を吸い上げにくいからで
ある。灌水具本体(1)を植木鉢(9)等の底にだけ敷
いた場合は、それらの土粒や軽石には水が触れるのだが
その上になかなか水が吸い上げられていかないことが多
い。また、深さの深い植木鉢(9)等でもこのやり方が
効果的である。本発明は、吸い上げ部材(2)から植木
鉢(9)等の底部を通して水を吸い上げるので、吸い上
げ部材(2)の所には水が適量存在しなければならな
い。どんな方法で水を供給してもかまわないが、通常は
いわゆる受け皿(12)を植木鉢(9)等の下に敷いて
水を適量溜めると(図43)、吸い上げ部分(2)を通
って灌水具本体(1)へ水が伝わる。更に、灌水具本体
(1)に接する土(10)から上部へと毛細管現象によ
り水が吸い上げられていく(図44、45)。土(1
0)が乾いているときは、水がどんどん吸い込まれてい
く。その後植木鉢(9)の上の方まで水が滲み渡ると、
水を吸い上げる速度は急激に遅くなる。これで、第1回
目の灌水は終了である。こうなった後に植木鉢(9)の
底に接するように受け皿(12)に水(15)を溜める
と、灌水の手間が省ける。このときに、受け皿(12)
にすのこ(14)等を置くほうがより水を多く溜められ
る(図43〜45)。なぜなら通常の植木鉢(9)の底
面はほぼ受け皿(12)に接する位置にあるから、すの
こ(14)の分だけ深さを稼ぐためである。(植木鉢
(9)は、茶碗などの高台に当たる部分があまり高くな
い。特にプラスチック製の植木鉢(9)はそうであ
る。) ここで言う、すのこ(14)等とは、植木鉢(9)と受
け皿(12)の間に敷いてそこに水を溜める用をなすも
のである(図45)。よって形は円形でも、多角形でも
良い。さらに、植木鉢(9)そのものを改良して、底部
の高台を数cmの高さにしてしまえば手間が省けて良
い。(図46)。ところで、プラスチックの植木鉢
(9)のなかには、図29のように底部が上げ底のよう
になっているものがある。(つまり、円周部分は設地面
に接しているが円内部分は、数cm盛り上がってい
る。)これは、おそらく受け皿(12)に溜まった水
を、円周部分の設置面を通して植木鉢(9)の内部に吸
い上げさせると共に、あまり設置面にベタ付けせず適度
な空間を設けることにより、根腐れの防止をねらってい
るものと思われる。これを利用して灌水具本体(1)を
鉢底に敷くと、土が円周部分(つまり上げ底の下の部
分)にあまり入らず空間になりやすく、よって根が入り
込み難く根腐れを防ぐ。土(10)が乾燥すると、毛細
管現象が活発になり、溜めた水(15)がまた吸い上げ
られていくので、貯めた水(15)の分だけ灌水の手間
を省ける。1日分灌水の手間を省きたかったら、その植
木鉢(9)に植えてある植物に1日当たりどの位の水を
与えればいいか調べた後に、適当な受け皿(12)とす
のこ(14)を選択すればよい。なお、仮に植木鉢
(9)の底面を越えて水(15)を溜めて、植木鉢
(9)をドブ漬け状態にすると根腐れを起こしやすくな
るのでやめたほうがよい。ある鉢植えの植物に1日当た
りどの位の水を与えたらよいかは、気温と日照によって
大きく異なる。また、土(10)の量、植物の種類と大
きさによってもかなりちがう。以下に1つの実例をしめ
す。 季節:夏、天気:晴、最高気温33℃、 植木鉢(8)の大きさ:直径15cm×10cm(高
さ) 植物名:マリーゴールド、植物の大きさ:直径約15c
m×約14cm 受け皿の大きさ:直径15cm×3cm(深さ) すのこの厚さ:2cm、 貯めた水の量:約350c
c 上のような条件で、朝8時頃底面から灌水を行った。そ
の後、上の様に約350cc受け皿に水を溜めた。次の
日の同時刻に観察すると受け皿(13)の水はほぼなく
なっていたが、植木鉢(9)の土(10)は、全体に程
よく湿っており、その日の朝の灌水は、不要であった。
なお、比較対象として同様の植物を同様の植木鉢に植え
たものに上部から灌水したものは、その日の夕方には、
土(10)が乾燥して灌水の必要があった。特に、夏期
になり1日1〜2回の灌水が欠かせない時期に有効な方
法であろう灌水の回数を半分にでも減らせれば、忙しい
ときや外出、外泊時に助かる。更にすのこ(14)等を
厚くすれば、多く水を溜められる。3cmくらいにして
も使用が可能であった。なお、受け皿(12)等に水が
ある間は、植木鉢(9)等の土(10)は、常に湿って
いるので、多くの場合時々受け皿(12)等の水を切ら
して、植木鉢(9)の土(10)を乾かし根に呼吸をさ
せたほうが植物に良い。この必要度合いは、植物によっ
てかなり異なる。必要のない種類もある。受け皿(1
2)等を大きくして多数植木鉢(9)等を置けば本発明
の利点を更に活かせる(図47)。業務用に用いても良
い。また、受け皿(12)等が複数個あるときは、それ
ぞれに配管すれば一度に灌水することができる(図4
8)。また、重力のみの力で水を流すことができるタン
クとの併用でも便利な点があるが、システムとして後で
述べる。なお、本発明の灌水具本体(1)を植木鉢
(9)等の上にまで出すようにセットし、(つまりかな
り大きいものを使う)土(10)の上に被せるとマルチ
になる(図49、50)。(マルチの効果については後
述する。) また、植木鉢の上部にパイプ等を付け灌水する方法があ
る(図51)。この様なときに、本発明の灌水具本体
(1)とパイプを接続するようにすると水の染み込みが
よい。次に請求項4記載の灌水用具について説明する。
これは、灌水具本体b(19)と吸い上げ部材b(2
0)と挿入具(21)と止め具(22)とからなる。灌
水具本体b(19)と吸い上げ部材b(20)の素材
(材料)は、前述の灌水用具と同様である。外観は、図
52〜54のような形が考えられる。挿入具(21)付
きの灌水用具は、その名が示す通り植木鉢(9)やポリ
ポットなどの鉢底の穴に外側から挿入して使用する。
(つまり、すでに植物が植えられてしまった植木鉢
(9)等に後から挿入し灌水に便利なようにするための
ものである。) 灌水具本体b(19)の幅は広いほうが水の伝わり方が
良いが、挿入具(21)と共に該当の鉢底の穴を通って
中まで入っていけるように、穴の直径位までの幅がよ
い。素材に不織布や布等(発泡素材以外の物)を使うと
きは、それらを2重にして(袋状にするなど)灌水具本
体b(19)とするのが、強度と水の吸い上げ効率から
考えて実用的である。(図60、61) 実際には、直径15cm、高さ10cmくらいの植木鉢
(9)で、灌水用具(19)(20)(21)として2
cm×10cm位で、灌水具本体b(19)の長さとし
ては3cmくらいでよい。次に挿入具(21)について
説明する。この材質は、水に濡れても錆びたり強度が落
ちたりしないものでかつある程度の強度が必要である。
ステンレスや防蝕加工した金属でもよいがプラスチック
ならばより使いやすい。加工のコストがかかるが竹など
自然のものをつかうのもよい。形は、だ円や四角形の一
辺に丸みを付けたもの等が考えられる。(図55〜5
7)。丸みを付けるのは挿入しやすくするためで、ある
程度の長さが必要なのは、指でつまんで挿入するからで
ある。挿入具の中の部分は隙間が空いていても、空いて
いなくて板状でもよい。なお、ある程度大きいものは、
素材を硬くして長い辺方向にある程度の(数mm)のた
わみを付けると、鉢の底に挿入しやすくなる。大きさ
は、短い辺は、当然該当の植木鉢(9)等の穴より小さ
くする。(1〜2cmが多くなるだろう)。長い辺は数
cmで良い。厚みは、強度との兼ね合いだが、大まかに
いって金属なら1mm以下、プラスチックなら1mm以
上となるであろう。挿入具(21)に、植木鉢(9)等
の底に付けられるように取りつけ機能を付けたものは便
利である。これは、挿入具(21)の片面に、植木鉢
(9)等の底を挟むようにして止められる止め具(2
2)をつける。例えば図58、図59の様な形でよい。
これは、挿入具付き灌水用具(19)(20)(21)
が、不意にはずれて取れてしまうことを防ぐ。次に、灌
水具本体b(19)と吸い上げ部材b(20)に挿入具
(21)を付ける方法について説明する。取りつける位
置は、基本的に灌水具本体b(19)である。そうする
と指でつまむ長さ分だけ、挿入具(21)が出っ張る形
になり余る(図60)。この部分は、吸い上げ部材b
(20)につけても良いし付けなくてもよい。この図6
0において、漕水具本体b(19)の端の部分が余って
いるが、これは挿入具(21)の上にかぶせるようにし
て袋状にして止めるのである(図52参照)。必ずしも
このように折り返さなくてもよいが、挿入時に、植木鉢
(9)等の中の土との摩擦で、はがれてしまわないよう
にとの工夫である。付ける方法は、接着剤、縫い漬け、
熱による溶解〜圧着などがある。また、灌水具本体b
(19)を袋状(2重)にしてその中に、挿入具(2
1)を入れると良い(図61)。なお接着材は、付けす
ぎによって、灌水具本体b(19)の毛細管現象が弱ま
ってしまわないように気をつける。挿入具(21)を取
りつけたら、製品として完成である。これを図62〜図
65のように植木鉢(9)等に取りつける。(実際には
既に植物が植えられている植木鉢(9)等に下から挿入
する。)まず、挿入具(21)をつまんで、植木鉢
(9)等の底部の穴からなるべく底部に沿って中に挿入
する(図62、図63)。灌水具本体b(19)がほぼ
中に収まったら、止め具(22)のあるものは鉢底に止
める(図64)。これで植木鉢(9)等へのセットは完
了である。この後、受け皿(12)等と共に灌水の便を
はかる。(図68) 次に請求項5、6記載の養土セットについて説明する。
これは、栽培養土(23)、包装部材a(24)また
は、包装部材b(25)からなる。まず栽培養土(2
3)について説明する。本発明に使用する栽培養土(2
3)は、配合に独自のものを使ったわけではないが、水
はけと適度の保水性、あまり重くならないことなどを配
慮して配合した。使用する土や肥料、土壌改良材として
は、赤土、黒土、バーミキュライト、ピートモス、パー
ライト、腐葉土、発酵済の油粕や鶏糞、化学肥料(チッ
ソ、リンサン、カリ)、石灰などがある。1つの例とし
て、体積比:赤土30%、バーミキュライト30%、ピ
ートモス20%、腐葉土10%、パーライト約7%、肥
料(油粕+鶏糞+化学肥料)3%前後の混合比で配合し
た。次に、包装部材a(24)について説明する。請求
項5記載の製品については、前述の灌水具本体(1)と
同じもの素材に充てられる。ただし、土粒の流出が多く
ない素材を選ぶ。形状は、袋状や容器のような形で、栽
培養土(23)を包める形ならよい。栽培養土(23)
を入れた時の形が、四角柱や円柱に近い形で、上部がや
や広がっていればなおよい。このような形は、多くの植
木鉢(9)等に収めやすい形だからである。需要があれ
ば、該当の植木鉢(9)等の形に合う物を作る。なお、
上部は口を閉じるためにやや長めにしておく。また、上
部に開封が便利なように横にミシン目を入れると良い。
大きさは、中に入れる栽培養土(23)の量によって異
なる。市販されている植木鉢(9)等に合わせていくつ
かの大きさにする。包装部材a(24)ができたらその
中に栽培養土(23)をつめる。入れたら袋の上部は、
接着や、縫い漬け、縛りつけなどで口を閉る(図6
9)。他に包装部材a(24)として、天ぷら油漉し用
のフィルターのように目がやや粗く厚いものや、コーヒ
ーフィルターのように密で薄くても(耐水性が必要だ
が)強度が使用に耐えうるならば使える。また、耐水性
のある部材(ポリエチレンフィルムなど、牛乳パックの
耐水製の紙など)に直径数mmの穴を適当に空けた物を
使用出来る。細かく述べると包装の仕方には、2つの方
法がある。まず、所定の栽培養土(23)全体を包むや
りかたである。(図69)もう一つは一部を包み残りは
耐水性のある包装部材(水は通さなくても)で包むやり
方である(図75)。栽培養土(23)を包んだら、更
に細かい上粒が回りに出ないように外装の包装をして、
製品となる。次に使い方を説明する。購入者は、外層の
包装部材をはがして、中にある本発明を取り出して、好
みの植木鉢(9)、ポリポット、プランター(13)、
底に穴を空けた空容器等に収める(図70)。上部の封
を剥がすか、はさみで切るなどして、口を開ける(図7
1)。種子を蒔く時は、ほぼそのまま使える。苗や球根
を植える時は、半分位の土を一旦外へ出し、苗や球根を
中に収めた後また戻して整える(図72、73)。なお
この手間を省くため予め半量入りの製品にしてもよい。
(1つ植えるのに2つ購入することになるが) また、本発明をポリポットなどの中に収めてから包装し
ても良い。そうすると消費者は、本発明を購入後、植木
鉢(9)等に本発明を収める手間がなくなるからであ
る。また、植木鉢(9)等に収めた後の上部の余った包
装部材a(24)は、栽培養土(23)の上にかぶせる
ようにするとマルチになる(図74)。また、この養土
セット(23)(24)に吸い上げ部材(2)を付ける
とよい(図77)。こうすると前述の灌水具(1)
(2)のように灌水の手間をはぶける。次に、請求項6
記載の養土セットについて説明する。この、包装部材b
(25)については、次の条件を満たしていなければな
らない。 耐水性が、あること。 屋外にさらされて、日光、風雨、温度の影響を受けて
も半年間位は、植木鉢(9)としての用を成す耐久性が
あること。 栽培養土(23)を収めて、水平面の上に置き、その
大きさに適当と思われる植物を植え、灌水したときに大
きな変形を起こさないようなたわみ強度があること。 上のの条件を満たす為にはある程度の厚みが必要だ
が、それ自体例えば植木鉢(9)のように成型を必要と
するようではいけない。プラスチックならば、日用品や
食品の容器として使用される厚さ1mm〜数mmの厚さ
の成型品より薄く、包装によく使用される薄いフィルム
状の包装部材より厚くなる。(よって、包装部材として
ロール状に長巻にする等して、栽培養土(23)を中に
収める製造工程を連続的に行なえる。) 次に、構造と製造方法について述べる。包装部材b(2
5)が、包装の役目と植木鉢(9)の代わりをするとい
うような構造になっている。よって、次のような特徴が
ある。 使用時に立てて使えて、適当な大きさの植物を植え
て、灌水したのちに安定ししかも大きな変形がなく使用
に耐える物であること。 底部に、水出し用の穴が空いているか使用者が空けて
使えるもの。実際には、図79や図91のような形にな
る。次に、2つのタイプについて図に沿って説明する。
まず図79のような形がある。これは、一見一般のビニ
ールパックされた固形物や液体の商品のようである。し
かし、包装内部の下部に使用時に底になる部分が2重底
のように内包されている。一番底の(ア)の部分は、接
着されているので、その少し上をはさみ(26)等で底
の辺に沿って切断する(図80)。すると、その部分の
包装部材b(25)が、2つに分かれて、内包されてい
た底部が見えてくるので、広げる(図81)そうする
と、立つようになるので立てる(図82)。なお、内包
されている底部には、水出し用の穴(27)が空いてい
る。よって、このような、構造にしないと、土の細粒が
回りに出てしまうのである。なお、底部の穴(27)
に、シール(28)を貼って密閉性を保てば2重底にし
なくてよい。立てたあとは、上部の適当な所を、はさみ
(26)等で上縁に沿って切断する(図83)。そして
口を開くと簡易植木鉢になり、しかも中に栽培養土(2
3)が入っている状態になっている(図84)。あと
は、植木鉢等に植物を植えるのと同じにすればよい。し
かし、苗や球根を植える時には、一度中の栽培養土(2
3)を半分くらい外に出さないといけない(図85〜8
7)。よって、予め半分位しか栽培養土(23)が入っ
ていない本体部分と、上部に残りの半分を入れた袋付き
のものにすると便利である(図88)。これは、使用者
は、図89のように3ヵ所にはさみを入れて、使用する
ことになる。。これによりより簡便に作業ができる。
(図90) 次に包装する方法について述べる。まず、使用する包装
部材b(25)を2枚合わせにして、筒状にする。次に
上部を下にして上の縁を接着する。次に栽培養土(2
3)を詰める。その後、内包する底部を接着する。そし
て、下の縁を二枚合わせて接着して完了である。このよ
うにすると、長巻の包装部材b(25)を使って連続的
に包装することができて、大量生産に向いている。次
に、いわゆる箱型のタイプについて説明する。この外観
は、図91のようである。まず、製造の仕方について説
明する。まず、ホースのような筒状(繋ぎ目はあっても
なくてもよい。)の包装部材b(25)を、図92のよ
うに、折ってから長巻にしておく。次に適当な長さに切
断し底部を接着する。(図93) 底部に当たる所に水だし用の穴(27)を空けてその上
からシール(28)を貼って穴ふさぎをする(図9
3)。このシール(28)は、使用者が剥がすまでは、
不意に取れてしまわないような丈夫な接着にする。(こ
の工程は、コスト減のために無くしてもよい。) 次に中を広げて、箱状にする(図94)。そしてその中
に栽培養土(23)を規定量入れ上部を接着する。次
に、使い方を説明し、他の製造の仕方も付け加えて説明
する。使用者は、まずひっくり返して底部の水の流出す
る穴(27)を塞いでいるシール(28)を剥がして穴
を作る(図95、96)。シール(28)が貼っていな
い物は、錐などで穴を空けるか、はさみ(26)等で中
央の接着部付近や角等に切れ目をいれる(図97)。そ
の後、上部の適当な所を、水平方向に切断すると簡易植
木鉢になる(図98、99)。この場合もまた、苗(1
1)や球根を植える時は、一度栽培養土(23)を半分
位外へ出さなくてはいけないので、次のような包装の仕
方がよい。包装部材b(25)の中に、規定量の栽培養
土(23)を2つの小袋入りにして中に収めるのである
(図100、101)。(この製造方法なら、底部の穴
は、空けたままでシールを貼らなくてよい。) 使用者は、今度は上部を切断し開封したあと、小袋を2
つ取り出して、1つを包装部材b(25)の中(簡易植
木鉢)にあける(図102)。苗(11)等を収めた後
にもう一つの小袋から栽培養土(23)を出して中に入
れ整える(図103)。次に請求項7記載の溝付き受け
皿(29)(30)について説明する。これは、請求項
に記載してあるように受け皿の底に、溝(30)が作っ
てある。例えば、図104、105のような形でよい。
溝(30)の高さ(深さ)は、1cm〜数cm位であ
る。溝(30)の形は、どんなものでも構わない。四角
形から六角形が鉢底への対応性が広いようだ。素材は通
常のプラスチック等でよい。使用方法は、通常の受け皿
(12)と同じである。これは、受け皿(12)プラス
簀の子(14)の役割があり、便利である。また、図1
06のように側面部を大きくして、植木鉢(9)のよう
にすれば装飾性が出る。なおこの場合は.、適当な高さ
の所に排水口(31)を空けておく。次に請求項8記載
の滴下口付き水タンク(32)(33)について説明す
る。 (先に使用方法について説明する。)これは、図107
のように受け皿(12)等の端に水タンク(32)に水
を満たした後に、据えつける。次に、滴下口(33)の
ねじを緩めて水が滴り落ちるようにする(図108)。
1秒〜数秒に1滴落ちるようにする。こうすると、1日
当たり数l〜1l位水が出る。例えば容量20lのタン
クなら最長20日位連続して水を供給できる計算にな
る。しかし実際には、あまり少量の滴下だと水が途中で
止まるなどのトラブルが時々起こる。1日に2l以上の
滴下の速さが、現時点では調子がよい。次に製造方法に
ついて説明する。水タンク(32)は、通常のポリタン
ク(水の保管、運搬用の物で10l、20l位の物が多
い)で良い。屋外にさらされるので、耐候性のあるプラ
スチック原料がより良いが、コストを考え、従来のもの
を利用してもよい。滴下口(33)は、ねじ込み式がよ
い。理由は確実に水を止められる。水の滴下量の調
節(特に微妙なところ)が容易。かつ信頼性がある。
加工が簡単というわけではないが一般的。などの理由
による。安定して滴下を続けさせるために、構造上いく
つか留意する点がある。図109の(ア)にあるよう
に滴下口の雄(32−a)の方の先端の縁は平らである
こと。図110の(イ)にあるように滴下口の雌(3
2−b)の方の受ける部分には軟質プラスチックや硬質
ゴムをコーテングしたり貼り付けたりして密閉性を高め
る。滴下口(33)の材質は、プラスチック製でよい。
この部分は信頼製と耐久性が大切なので丈夫な材質と適
度な厚みにする。この製品は特に夏場に便利性が増すの
で、高温(50℃位)や紫外線に弱いプラスチックは避
ける。最後に、請求項1、2記載の本発明のその他の形
について、付け加える。図111、図112のような親
しみやすい形もよい。販売上の宣伝効果などが期待でき
る。
【0007】
【効果】まず、いわゆる底面灌水は、上からの灌水に比
べて、土に十分水がしみ込む。つまり土粒の細かい所
まで、水が行き渡る。(上からの漕水ならばある程度ゆ
っくり撒くか2度撒きしないとしみ込みが悪い。)土
の流出や種子の流出がほとんどない。無駄な水をまき
散らすことがほとんどない。灌水量を把握しやすい。
(水の供給システムについて)工夫と簡単なつけ足し
で、水やりの回数(手間)を省くことができる。等のメ
リットがある。従来品にしろ、本発明を使うにしろ、鉢
底を水にドブずけしない灌水方法は、ドブずけ状態で鉢
底が常に水に浸かっている底面灌水の方法に比べてはる
かに根腐れが少ない。従来の帯状の布片等を使用した時
に比べて、植木鉢内の土への水の伝導性がよい。よっ
て、灌水時間の短縮化と確実性が向上した。ところで、
鉢内の植物の成長と共に、鉢内の底から側面にかけて根
が一面に張ることも多い。このような時にはそれ以前よ
り底面からの水の吸い上げが悪くなるのがよく見られる
現象である。びっしりと張った根が鉢底の穴を塞ぐよう
な働きをしてしまう。この様な時も、本発明の灌水具
(1)(2)が、それらびっしりと張った根への水の供
給パイプの役割を果たして、底面からの漕水を可能にで
きた。根と灌水具本体(1)は、絡み合って一体となる
が、水は毛細管現象で供給される。また、鉢内の土(1
0)を、底部から流れ出すことを止める機能がある。
(かなり目の荒い灌水具本体を使用した場合は、効果が
ないが・・。)また、鉢内部に敷かれた灌水具本体
(1)が大きいので鉢底に出ている吸い上げ部材(2)
を不意に引っ張っても抜けてしまうことがすくない。ま
た、時々鉢内に敷かれた灌水具本体(1)を乾燥させる
ことにより(つまり鉢内全体を乾燥させると)、空気層
が(土だけの時より容易に)形成され、根の呼吸を促
し、根腐れを防ぐ。また、専用の鉢を使用しなくても、
ほとんどの鉢(9)に使用可能である。釣り型の植木鉢
(9)に使用すると特に便利である。釣り型の植木鉢
(9)は、その性質上いろいろな高さや場所に吊り下げ
られる。分散していることとある高さにあることが灌水
の負担になる。その手間を減らせる。また、ある高さか
ら、灌水時に余った水がボタボタ落ちる回数を減らせ
る。また、灌水具(1)(2)の素材を天然素材(綿、
麻、など)にすると、一般に化繊に比べて吸水性が良く
なる。また、腐食して土に帰るので、植え替え時に処分
の手間が省ける。また、灌水具本体(1)を図49、5
0のように植木鉢(9)等の上部に出してマルチにした
ものは良い効果がある。土(10)の流出を防ぎ、土
(10)の乾燥を遅らせ、雑草の繁茂を防ぐ。なお、図
111、図112のような親しみやすい形にすると、販
売上の効果が期待できる。つまり、親しみやすく、人目
に付きやすい。また、消費者に愛着を持って楽しく使っ
てもらえる。請求項4記載の挿入具付きの灌水具(1
9)(20)(21)(22)の効果について説明す
る。これは、既に植物が植えられている植木鉢(9)等
にあとから取りつけられる点が便利である。特に、ポリ
ポットで大量に植物を育成している場合灌水の手間が減
って楽である。また、挿入具(21)又は止め具(2
2)付きの挿入具(22)によって挿入後も不意の脱落
を少なくすることができる。次に、請求項5、6記載の
養土セット(23)(24)(25)の効果について説
明する。 (ア)好みの植木鉢等の中に収めるだけで、すぐに植物
の種や苗を植えることができる。(請求項5記載の養土
セット) (イ)封を切ってすぐに植物の種や苗を植えることがで
きる。(請求項6記載の養土セット)つまり、袋入り
の土を購入するか、庭の土に肥料土壌改良剤などを加え
て土を用意する。移植ゴテを用意して植木鉢に土をつ
める。片付ける。以上の3つの作業をしなくてすむ。
特にマンションなど積層住宅に住んでいる人々や2階し
か園芸の場所がない家庭では更に、重くて大きい袋入
りの土をベランダまで運ぶ。ビニールシートなどを敷
く。残った土を保管する。という更に3つの作業から
解放される。実際これらの園芸の作業が面倒な所に住む
人々は、余計に緑を欲しがるものであり市場性は高い。
一方販売網の拡大という面で有利な面がある。 (ウ)小さなスペースで販売できる。(製品が今までよ
り小さいので)よってコンビニエンスストア、日用品小
売店など小規模の店で、(今まで売っていなかった店で
も)販売できる。一般大衆のよく行く店の一角にさり気
なく置くことができるので宣伝効果が高い。最後に請求
項5記載の養土セットの効果について補足する。 (エ)土粒はあまり通さない包装部材なので、外への土
の流出が少ない。 (オ)上部の余った包装部材を上部の土に被せることに
よってマルチになる(土の流出を防ぎ、乾燥を和らげ
る、雑草の繁茂を防ぐ)。 (カ)請求項1、2記載の灌水具と併用することにより
灌水の手間を省ける。次に、簀の子(14)及び請求項
8記載の溝付き受け皿(29)の効果について述べる。 灌水具をセットした植木鉢(9)は、受け皿(12)へ
乗せて使用する。このとき簀の子(14)があるとその
厚みの分だけ受け皿(12)に水(15)を溜めておく
ことが可能になる。(簀の子がないと溜められる水の深
さは、鉢底の厚さ(容器の厚さ)位までである。それ以
上の深さまで水を溜めると、ドブ浸け状態になり、根腐
されを起こしやすい。)請求項7記載の溝付き受け皿
(29)なら、そのまま使って同様の効果が得られる。
請求項8記載の滴下口付水タンク(32)(33)を利
用した灌水システムの効果について述べる。 (ア)灌水の手間を大幅に減らせる。20lのタンクを
使用すれば、5号の鉢を4つ並べた受け皿に連結させ
て、夏場でも5日位は灌水の必要がない。 (イ)少しずつ水が供給されるのでドブ浸けになること
がない。 (ウ)特別な材料や加工が必要ない。(低コスト) (エ)構造が簡単。(低コスト、故障が少ない、修理が
簡単) (オ)配管、配線の必要がない。(低コスト、故障が少
ない、修理が簡単) (カ)持ち運び、移動が簡単。 (キ)風の影響による設置のズレがほとんどない。 (ク)電気を使わない。(環境への負荷が少ない、安
全、低コスト、故障が少ない、修理が簡単) (ケ)本発明の請求項1、2、3、4、7記載の灌水用
具と併用すると灌水の手間を省く相乗効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1、2記載の本発明の上面図
【図2】請求項1、2記載の本発明の上面図
【図3】請求項1、2、3記載の本発明の素材の図
【図4】請求項1、2、3記載の本発明の素材の図
【図5】請求項1、2、3記載の本発明の素材の図
【図6】請求項1、2、3記載の本発明の素材の図
【図7】請求項1、2、3記載の本発明の素材の図
【図8】請求項1、2、3記載の本発明の素材の図
【図9】請求項1、2記載の本発明のその他の形の上面
【図10】請求項1、2記載の本発明のその他の形の上
面図
【図11】請求項1、2記載の本発明のその他の形の上
面図
【図12】請求項1、2記載の本発明のその他の形の斜
視図
【図13】請求項1、2記載の本発明のその他の形の上
面図
【図14】請求項1、2記載の本発明のその他の形の斜
視図
【図15】請求項1、2記載の本発明のその他の形の斜
視図
【図16】請求項3記載の本発明の上面図
【図17】図16の形の本発明の設置状態を示す斜視図
【図18】請求項3記載の本発明のその他の形の上面図
【図19】図18の形の本発明の設置状態を示す斜視図
【図20】請求項3記載の本発明のその他の形の上面図
【図21】図20の形の本発明の設置状態を示す斜視図
【図22】請求項1、2、3記載の本発明の挿入のため
の工夫の形の上面図
【図23】請求項1、2記載の本発明の設置の仕方を示
す順序図(斜視図)
【図24】請求項1、2記載の本発明の設置の仕方を示
す順序図(斜視図)
【図25】請求項1、2記載の本発明の設置の仕方を示
す順序図(斜視図)
【図26】請求項1、2記載の本発明の設置の仕方を示
す順序図(斜視図)
【図27】請求項1、2記載の本発明の設置の仕方を示
す順序図(斜視図)
【図28】請求項1、2記載の本発明の使用状態を示す
斜視図
【図29】請求項1、2記載の本発明のその他の物への
設置の仕方を示す斜視図
【図30】請求項1、2記載の本発明のその他の物への
設置の仕方を示す斜視図
【図31】請求項1、2記載の本発明のその他の物への
設置の仕方を示す斜視図
【図32】請求項1、2記載の本発明のその他の物への
設置の仕方を示す斜視図
【図33】請求項1、2記載の本発明のその他の物への
設置の仕方を示す斜視図
【図34】請求項1、2記載の本発明のその他の物への
設置の仕方を示す斜視図
【図35】請求項1記載の本発明の設置の仕方を示す斜
視図
【図36】請求項1記載の本発明の設置の仕方を示す斜
視図
【図37】請求項1、2記載の本発明のその他の形の上
面図
【図38】図37の形の本発明のその他の設置の仕方を
示す斜視図
【図39】請求項1、2記載の本発明のその他の形の上
面図
【図40】図39の形の本発明の設置の仕方を示す斜視
【図41】請求項1、2記載の本発明のその他の形の上
面図
【図42】図41の形の本発明の設置の仕方を示す斜視
【図43】請求項1、2、3記載の本発明の使用状態を
示す斜視図
【図44】請求項1、2、3記載の本発明の使用状態を
示す斜視図
【図45】請求項1、2、3記載の本発明の使用状態を
示す側面図
【図46】本発明に関連して使用する可能性のある植木
鉢の斜視図
【図47】請求項1、2、3記載の本発明の使用状態を
示す斜視図
【図48】請求項1、2、3記載の本発明の使用状態を
示す斜視図
【図49】請求項1、2、3記載の本発明のその他の設
置の仕方を示す斜視図
【図50】請求項1、2、3記載の本発明のその他の使
用状態を示す斜視図
【図51】請求項1、2、3記載の本発明のその他の使
用効果を示す斜視図
【図52】請求項4記載の本発明の斜視図
【図53】請求項4記載の本発明のその他の形の上面図
【図54】請求項4記載の本発明のその他の形の斜視図
【図55】請求項4記載の本発明の挿入具の上面図
【図56】請求項4記載の本発明の挿入具の上面図
【図57】請求項4記載の本発明の挿入具の上面図
【図58】請求項4記載の本発明の挿入具、止め具の上
面図
【図59】請求項4記載の本発明の挿入具、止め具の上
面図
【図60】請求項4記載の本発明の作り方を示す斜視図
【図61】請求項4記載の本発明の作り方を示す斜視図
【図62】請求項4記載の本発明の設置の仕方を示す順
序図(斜視図)
【図63】請求項4記載の本発明の設置の仕方を示す順
序図(斜視図)
【図64】請求項4記載の本発明の設置の仕方を示す順
序図(斜視図)
【図65】請求項4記載の本発明の設置の仕方を示す斜
視図
【図66】請求項4記載の本発明のその他の形の作り方
を示す上面図
【図67】請求項4記載の本発明のその他の形の作り方
を示す上面図
【図68】請求項4記載の本発明の使用状態を示す斜視
【図69】請求項5記載の本発明の斜視図
【図70】請求項5記載の本発明の使用方法を示す順序
図(斜視図)
【図71】請求項5記載の本発明の使用方法を示す順序
図(斜視図)
【図72】請求項5記載の本発明の使用方法を示す順序
図(斜視図)
【図73】請求項5記載の本発明の使用方法を示す順序
図(斜視図)
【図74】請求項5記載の本発明の使用上の効果を示す
斜視図
【図75】請求項6記載の本発明の斜視図
【図76】請求項5記載の本発明の使用状態を示す斜視
【図77】請求項5記載の本発明のその他の形を示す斜
視図
【図78】請求項5記載の本発明のその他の形の使用状
態を示す斜視図
【図79】請求項6記載の本発明の斜視図
【図80】請求項6記載の本発明の使用方法を示す順序
図(斜視図)
【図81】請求項6記載の本発明の使用方法を示ず順序
図(下から見た図)
【図82】請求項6記載の本発明の使用方法を示す順序
図(斜視図)
【図83】請求項6記載の本発明の使用方法を示す順序
図(斜視図)
【図84】請求項6記載の本発明の使用方法を示す順序
図(斜視図)
【図85】請求項6記載の本発明の使用方法を示す順序
図(斜視図)
【図86】請求項6記載の本発明の使用方法を示す順序
図(斜視図)
【図87】請求項6記載の本発明の使用方法を示す順序
図(斜視図)
【図88】請求項6記載の本発明のその他の形を示す斜
視図
【図89】請求項6記載の本発明のその他の形の使用方
法を示す順序図(斜視図)
【図90】請求項6記載の本発明のその他の形の使用方
法を示す順序図(斜視図)
【図91】請求項6記載の本発明のその他の形を示す斜
視図
【図92】請求項6記載の本発明の作り方を示す斜視図
【図93】請求項6記載の本発明の作り方を示す斜視図
【図94】請求項6記載の本発明の作り方を示す斜視図
【図95】請求項6記載の本発明の使用方法を示す順序
図(斜視図)
【図96】請求項6記載の本発明の使用方法を示す順序
図(斜視図)
【図97】請求項6記載の本発明の使用方法を示す順序
図(斜視図)
【図98】請求項6記載の本発明の使用方法を示す順序
図(斜視図)
【図99】請求項6記載の本発明の使用方法を示す順序
図(斜視図)
【図100】請求項6記載の本発明のその他のタイプの
作り方を示す斜視図
【図101】請求項6記載の本発明のその他のタイプの
斜視図
【図102】請求項6記載の本発明のその他のタイプの
使用方法を示す順序図(斜視図)
【図103】請求項6記載の本発明のその他のタイプの
使用方法を示す順序図(斜視図)
【図104】請求項7記載の本発明を示す斜視図
【図105】請求項7記載の本発明を示す斜視図
【図106】請求項7記載の本発明のその他の形を示す
斜視図
【図107】請求項8記載の本発明の使用状態を示す斜
視図
【図108】請求項8記載の本発明を示す斜視図
【図109】請求項8記載の本発明の滴下口を示す斜視
【図110】請求項8記載の本発明の滴下口を示す斜視
【図111】請求項1、2記載の本発明のその他の形を
示す平面図
【図112】請求項1、2記載の本発明のその他の形を
示す平面図
【符号の説明】
1、灌水具本体 2、吸い上げ部材 3、不織布の素材 4、不織布や紙の素材 5、織物(布)の素材 6、発泡素材 7、ニット材質 8、網状素材 9、植木鉢 10、土 11、苗 12、受け皿 13、プランター 14、簀の子 15、水 16、高い高台付き植木鉢 17、ホース又は配管 18、上部からの灌水システム 19、灌水具本体b 20、吸い上げ部材b 21、挿入具 22、止め具 23、栽培養土 24、包装部材a 25、包装部材b 26、はさみ 27、穴 28、シール 29、溝付き受け皿 30、溝 31、排水口 32、水タンク 33、滴下口 (33−a、滴下口雄 (33−b、滴下口雌

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】植木鉢等において、毛細管現象で鉢植えし
    た植物に水を供給できるようにした灌水具本体と、鉢底
    部の穴を通って外に出すようにして灌水具本体に水が伝
    わるようにそれと一体化した、灌水具本体より狭い幅の
    吸い上げ部材よりなる植木鉢等の灌水用具、養土セット
    及び灌水システム。
  2. 【請求項2】植木鉢等において、毛細管現象で鉢植えし
    た植物に水を供給できるようにし、かつ土粒の流出を防
    ぐように作られた灌水具本体と、鉢底部の穴を通って外
    に出すようにして灌水具本体に水が伝わるようにそれと
    一体化した吸い上げ部材よりなる植木鉢等の灌水用具、
    養土セット及び灌水システム。
  3. 【請求項3】植木鉢等において、毛細管現象で鉢植えし
    た植物に水を供給できるように、鉢底部の穴を通って外
    に出すようにした吸い上げ部材と、吸い上げ部材から見
    て2方向以上に渡って鉢内部に敷かれるような、吸い上
    げ部材と一体化した、毛細管現象で鉢植えした植物に水
    を供給できるようした灌水具本体とからなる植木鉢等の
    灌水用具、養土セット及び灌水システム。
  4. 【請求項4】植木鉢等において、毛細管現象で鉢植えし
    た植物に水を供給できるようにした灌水具本体と、そこ
    に水が伝わるようにそれと一体化した吸い上げ部材と、
    植木鉢等に植物が植えられた後でも、底部の外側から内
    部に灌水具本体を挿入できるようにしたそれらと一体化
    した挿入具よりなる植木鉢等の灌水用具、養土セット及
    び灌水システム。
  5. 【請求項5】栽培養土と、耐水性があり土粒はあまり通
    さず水を通す効果がある包装部材を少なくとも一部に使
    って、栽培養土を包装し、封を切り植木鉢等に収めると
    すぐに植物を植えられるようにしたことを特徴とする植
    木鉢等の灌水用具、養土セット及び灌水システム。
  6. 【請求項6】栽培養土と、栽培養土を包装する、耐水性
    があり適度なたわみ強度と柔軟性により使用時には簡易
    植木鉢になる包装部材によって、栽培養土を包装し、封
    を切りすぐに植物を植えられ育てられるようにしたこと
    を特徴とする植木鉢等の灌水用具、養土セット及び漕水
    システム。
  7. 【請求項7】植木鉢等を置く受け皿において、底部とそ
    こから立ち上げ水を溜められるようにするための側面部
    と、鉢底を受け皿の底部から浮かせてそこに水を溜めら
    れるようにしたある程度の深さのある溝とからなる植木
    鉢等の灌水用具、養土セット及び灌水システム。
  8. 【請求項8】水を溜めるタンク部とそれと一体化した重
    力の力のみで水を小量ずつ滴下させることができる滴下
    口とからなり、植木鉢等の側に置くことにより2日以上
    にわたって水を滴下し続け、灌水の手間を省くことがで
    きる植木鉢等の灌水用具、養土セット及び灌水システ
    ム。
JP9370462A 1997-12-26 1997-12-26 植木鉢等の灌水用具、養土セット及び灌水システム Pending JPH11192032A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002305969A (ja) * 2001-04-17 2002-10-22 Ohbayashi Corp 屋上またはベランダを湿潤するシステム
CN109588344A (zh) * 2019-02-23 2019-04-09 韩思齐 一种阳台生态养鸡装置

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JP2002305969A (ja) * 2001-04-17 2002-10-22 Ohbayashi Corp 屋上またはベランダを湿潤するシステム
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