JPH11190880A - 自己チェック可能なカメラ - Google Patents

自己チェック可能なカメラ

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JPH11190880A
JPH11190880A JP10282789A JP28278998A JPH11190880A JP H11190880 A JPH11190880 A JP H11190880A JP 10282789 A JP10282789 A JP 10282789A JP 28278998 A JP28278998 A JP 28278998A JP H11190880 A JPH11190880 A JP H11190880A
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JP
Japan
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abnormality
camera
data
display
abnormal
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Withdrawn
Application number
JP10282789A
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English (en)
Inventor
Yoji Watanabe
洋二 渡辺
Takeshi Musashi
剛 八道
Atsushi Maruyama
淳 丸山
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カメラに異常が発生したとき、その内容、その
推定原因と共に、異常発生部位を示す略図、対処方法等
の情報を使用者に告知するカメラを提供すること。 【解決手段】カメラの動作中に異常が発生したとき、そ
の発生部位を検知する制御回路9と、上記異常発生部位
を示す略図に関する略図データをあらかじめ記憶してい
るデータ記憶回路12と、上記制御回路9によりカメラ
の異常が発見されたとき、上記データ記憶回路12に記
憶されている上記略図データを読み出す画像処理回路8
と、この画像処理回路8により読み出された上記略図デ
ータに基づき、上記略図を表示するモニタ10とを具備
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自己チェック可能
なカメラ、さらに詳しくは、カメラ動作を自己チェック
し、その動作が異常な場合に異常状態を撮影者に知らせ
る機能を有するカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】撮影者が誤ったカメラ操作をした場合
や、カメラに異常が発生した場合、それに気付かずに使
い続けると、大切な写真を撮り損ねたり、その異常が原
因となってカメラが修復不能な破損に至ることがある。
こうした事故を未然に防ぐために、実開平1−1331
39号公報や、特開平1−219727号公報におい
て、異常状態が発生したかどうかを自己チェックし、そ
の結果異常と判断された場合には、その内容をセグメン
ト式の液晶表示装置に表示するカメラが開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示された異常状態の表示装置は、撮影駒数等の情
報を表示するためのセグメント式液晶表示装置を兼用し
ているため、記号化した簡単な表示はできるが、詳細な
異常内容、例えば、異常の発生箇所や、推定原因、回復
方法等の情報を満足に表示することが困難であった。
【0004】本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたも
のであり、カメラに異常が発生したとき、その内容、そ
の推定原因と共に、異常発生部位を示す略図、対処方法
等の情報を使用者に告知するカメラを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る自己チェック可能なカメラ
は、カメラの動作中に異常が発生したとき、その発生部
位を検知する検知手段と、上記異常発生部位を示す略図
に関する略図データをあらかじめ記憶している記憶手段
と、上記検知手段によりカメラの異常が発見されたと
き、上記記憶手段に記憶されている上記略図データを読
み出すデータ読出手段と、このデータ読出手段により読
み出された上記略図データに基づき、上記略図を表示す
る表示手段とを具備する。
【0006】請求項2に係る自己チェック可能なカメラ
は、請求項1に記載の自己チェック可能なカメラにおい
て、さらに、上記記憶手段は異常発生の告知メッセージ
に関するメッセージデータを記憶しており、上記表示手
段は、上記データ読出手段により読み出された上記メッ
セージデータに基づき、上記異常発生の告知メッセージ
を表示する。
【0007】請求項3に係る自己チェック可能なカメラ
は、請求項1に記載の自己チェック可能なカメラにおい
て、さらに、上記記憶手段は異常発生の際の対処方法に
関する対処方法データを記憶しており、上記表示手段
は、上記データ読出手段により読み出された上記対処方
法データに基づき、上記異常発生の対処方法を表示す
る。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1実施形態の
一眼レフカメラのブロック構成図である。まず、このカ
メラの構成を説明する。複数のレンズ群を有する撮影レ
ンズ1の後方に、ほぼ全面がハーフミラーで形成された
可動のメインミラー2と、同じく可動のサブミラー6と
が配置されている。メインミラー2の上方には撮影レン
ズを通過した被写体像を結像する焦点板3と、この焦点
板3に結像した被写体像をファインダー接眼部5から観
察するためのペンタプリズム4が配置されている。
【0009】メインミラー2、サブミラー6の後方に位
置する銀塩フィルム19の直前にはフォーカルプレーン
シャッタ16が配置されている。メインミラー2の下方
には、メインミラー2を透過し、サブミラー6で反射し
た光線を受ける撮像素子7が配置され、この撮像素子7
は銀塩フィルム19に記録される光学画像と略等価な電
子画像を処理するための画像処理回路8に接続されてい
る。この画像処理回路8には後述する制御回路9と、例
えば、カメラ本体の背面もしくは上面に配置され、上記
撮像素子7の出力を表示するモニタ10と、上記撮像素
子7の出力を記憶する画像メモリ11と、そしてカメラ
の自己チェック機能によりカメラ動作に異常が検出され
た場合に、上記モニタ10に異常状態の詳細、およびそ
の対処方法を表示するための所定のデータを記憶してい
るデータ記憶回路12とが接続されている。
【0010】撮影レンズ1の内部には絞り部材13が配
置され、この絞り部材13は制御回路9の指令に基づき
絞り駆動機構14により駆動され、絞り部材13の作動
状態は絞り検知機構15により検知される。この絞り検
知機構15は、絞り部材13に連結した部材の移動をフ
ォトインタラプタ、フォトリフレクタ、ホール素子等の
非接触型センサで検知している。
【0011】フォーカルプレーンシャッタ16はシャッ
タ駆動機構17によりシャッタチャージ、および開閉動
作が制御され、シャッタ16の作動状態はシャッタ検知
機構18により検知される。なお、このシャッタ検知機
構18も上記絞り検知機構15と同様の構成を有してい
る。フィルム19はフィルム給送機構20により駆動さ
れ、フィルム19の移動状態はフィルム移動量検知機構
21により検知される。このフィルム移動量検知機構2
1は、フィルム19のパーフォレーションをフォトイン
タラプタやフォトリフレクタにより検知している。
【0012】撮影レンズ1の焦点調節系1aはレンズ駆
動機構22により駆動され、焦点調節系1aの移動状態
はレンズ移動量検知機構23により検知される。このレ
ンズ移動量検知機構23は、レンズ駆動機構22の駆動
力伝達系の一部に設けられた櫛歯状回転部材の回転状態
をフォトインタラプタにより検知する。露光動作に先立
って図面上で上方に退避するメインミラー2、および露
光動作に先立って図面上で下方に退避するサブミラー6
はミラー駆動機構24により駆動制御される。
【0013】上述の制御回路9には入力情報としてモー
ド設定回路25と、レリーズ部材の半押しで作動する第
1レリーズスイッチ、レリーズ部材の全押しで作動する
第2レリーズスイッチ、裏ブタが閉じられるとオンする
裏ブタスイッチ等のカメラ操作に関する各種スイッチ
(いずれも不図示)を含む操作スイッチ群26と、被写
体に対する撮影レンズの焦点ずれ量を検出する焦点検出
機構27と、被写体輝度を検出する測光機構28と、銀
塩フィルム19のISO感度を設定するISO情報設定
機構29とがそれぞれ接続され、これら以外に、上述し
た絞り検知機構15、シャッタ検知機構18、フィルム
移動量検知機構21、レンズ移動量検知機構23がそれ
ぞれ接続されている。
【0014】また、制御回路9には上記画像処理回路8
の他に、絞り駆動機構14、シャッタ駆動機構17、フ
ィルム給送機構20、レンズ駆動機構22、およびミラ
ー駆動機構24が接続され、制御回路9の命令に従っ
て、それぞれ作動する。以上が図1に示すカメラの構造
である。このカメラで発生しうる異常事態は種々考えら
れるが、そうした異常の例を次に示す。 (1)フィルム給送異常 異常判断基準;通常のフィルム給送動作を実行している
にも拘らず、フィルム移動量検知機構21から信号が出
力されない。 推定原因;フィルム装填の失敗、フィルム給送機構20
(モータや伝達系)の異常、もしくはフィルム移動量検
知機構21の異常。 (2)シャッタ動作異常 異常判断基準;露光動作においてシャッタ検知機構18
からシャッタ作動信号が出力されない。 推定原因;シャッタ16、シャッタ駆動機構17(モー
タや伝達系)の異常、もしくはシャッタ検知機構18の
異常。 (3)絞り動作異常 異常判断基準;絞込み動作において絞り検知機構15か
ら絞り込み状態に関する信号が出力されない。 推定原因;絞り部材13、絞り駆動機構14(モータや
伝達系)の異常、もしくは絞り検知機構15の異常。 (4)焦点調節動作異常 異常判断基準;焦点調節系1aの駆動時にレンズ移動検
知機構23からレンズ移動量に関する信号が出力されな
い。 推定原因;レンズ駆動機構22(モータや伝達系)の異
常、もしくはレンズ移動量検知機構23の異常。
【0015】続いて、図2、および図3を参照して、こ
のカメラの動作シーケンスを説明するが、説明を簡略化
するため、あらかじめカメラに撮影フィルムが装填され
ているものとする。図2は、制御回路9のメインフロー
チャートである。カメラの電源がオンして制御回路9の
制御プログラムが起動すると、種々の初期設定動作(不
図示)の後に、ステップS(以下、単にSと表記する)
1で前述の操作スイッチ群26の中の裏ブタスイッチの
状態をチェックする。
【0016】裏ブタスイッチ状態がオフからオンに転じ
た場合、S2で空送りサブルーチンを実行する。この空
送りサブルーチンはカメラに装填されたフィルムを第1
コマめまで自動的に巻き取るためのサブルーチンであ
り、フィルム空送り動作が行われているときに、フィル
ム移動量検知機構21からの信号が入力されない場合に
は、制御回路9は、異常状態であると判断して空送り動
作を中止する。
【0017】空送りサブルーチンが終了すると、S3で
空送りサブルーチンが正常に終了したか否かがチェック
され、正常に終了していない場合には、S4で異常レジ
スタにデータ「1」をセットする。この異常レジスタ
は、カメラにどのような異常が発生したかを表示すると
きに参照されるレジスタであり、セットされるデータに
よってカメラの異常発生部位を示している。S3でセッ
トされるデータ「1」はフィルム給送が異常であること
を示すデータである。続いてS5で図3に示され、後述
する異常表示サブルーチンに分岐する。
【0018】空送りが正常に終了していれば、S6で操
作スイッチ群26の中の第1レリーズスイッチがオンし
ているかチェックする。これがオンしていれば、S7で
焦点調節サブルーチンを実行する。この焦点調節サブル
ーチンは、図1に示す焦点検出機構27により検出され
る被写体に対する撮影レンズ1の焦点ずれ量に基づい
て、レンズ駆動機構22を制御して焦点調節系1aを合
焦位置に駆動するサブルーチンである。この焦点調節サ
ブルーチンにおいて焦点調節系1aは移動範囲の終端位
置に達していないとき、レンズ移動量検知機構23から
レンズ移動に関する信号が所定時間以上に亘って検知さ
れない場合に、異常状態であると判断して焦点調節動作
を中止する。
【0019】焦点調節サブルーチンが終了すると、S8
で焦点調節サブルーチンが正常に終了したか否かがチェ
ックされ、正常に終了していない場合には、S9で上述
した異常レジスタにデータ「2」をセットしてからS1
0で図3に示される異常表示サブルーチンに分岐する。
上記データ「2」は焦点調節動作に異常があったことを
示すデータである。
【0020】焦点調節動作が正常に終了していれば、S
11で操作スイッチ群26の中の第2レリーズスイッチ
がオンしているかチェックする。第2レリーズスイッチ
がオフであれば、S13で第1レリーズスイッチがオン
しているか再度チェックする。このとき、第1レリーズ
スイッチがオフであればS6に戻り、オンしていればS
11に戻る。
【0021】S11で第2レリーズスイッチがオンであ
れば、S12で露光サブルーチンを実行する。この露光
サブルーチンは、図1の測光機構28による被写体輝度
情報、およびISO設定機構29によるフィルムISO
感度情報に基づいて銀塩フィルム19への露光条件を決
定するステップと、メインミラー2およびサブミラー6
を退避駆動するステップと、決定された露光条件に応じ
て絞り部材13およびシャッタ16を制御して銀塩フィ
ルム19を露光するステップと、ミラー2およびサブミ
ラー6を復帰駆動するステップから成るが、フィルム露
光動作の詳細は本発明の趣旨から外れるため、その詳細
説明を省略する。
【0022】この露光サブルーチンにおいて、絞込み動
作およびシャッタ開閉動作を実行したにも拘らず、所定
時間以上に亘って絞り検知機構15から絞り込み信号が
出力されないとき、またはシャッタ検知機構18からシ
ャッタ開閉に関する信号が出力されないときに異常状態
と判断して、露光動作が中止される。露光サブルーチン
が終了すると、S13で露光サブルーチンが正常に終了
したか否かがチェックされ、正常に終了していない場合
にはS14で異常レジスタにデータ「3」をセットした
後、S15で図3に示される異常表示サブルーチンに分
岐する。異常レジスタにセットされるデータ「3」は、
露光動作が正常に終了していないことを示すデータであ
る。
【0023】露光動作が正常に終了していれば、S14
で制御回路9は図1の画像処理回路8に画像表示させる
ための画像表示信号を与える。この画像表示信号に応答
して画像処理回路8は、まず撮像素子7から画像信号を
読み出し、それをデジタル信号に変換して、モニタ10
に表示する。これにより銀塩フィルムに露光された被写
体像とほぼ同一の被写体像がその場でモニタ10に表示
される。
【0024】さらに、モニタ10への画像表示と共に、
デジタル画像信号は画像メモリ11に記憶される。この
画像メモリ11に蓄積された画像信号はユーザーにより
適宜な時点でその画像を再表示することが可能である
が、その機構の詳細は本発明の趣旨から外れるため、詳
細説明を省略する。画像処理回路8が上記画像表示を行
っているとき、S15で一駒巻上げサブルーチンを実行
する。この一駒巻上げサブルーチンは、銀塩フィルム1
9を一駒分巻上げるものであり、その一駒巻上げ動作が
行われているときに、フィルム移動量検知機構21から
の信号が入力されないときは、異常状態と判断して一駒
巻上げ動作を中止する。
【0025】一駒巻上げサブルーチンを終了すると、S
16で一駒巻上げサブルーチンが正常に終了したか否か
をチェックする。一駒巻上げサブルーチンが正常に終了
した場合は、再びS6に戻るが、正常でない場合にはS
17で巻戻しサブルーチンを実行する。その理由は、一
駒巻上げに失敗したのはフィルム終端に達した場合が含
まれるためである。
【0026】そこで、巻戻しサブルーチンが正常に機能
すれば、特段の問題とはならないが、仮に、巻戻し中に
もフィルム移動検知機構から信号が出力されない場合
は、フィルム給送に関する機構に異常があると判断し
て、巻戻し動作を中止する。そしてS18で巻戻しが正
常に終了したか否かをチェックし、正常に終了していな
い場合にはS19で異常レジスタにデータ「4」をセッ
トした後、S20で図3に示される異常表示サブルーチ
ンに分岐する。異常レジスタにセットされるデータ
「4」はフィルムの一駒巻上げ、もしくは巻戻しが正常
に行われなかったことを示している。
【0027】このカメラは、上述した種々の異常が検知
された場合にはモニタ10にその異常の内容、もしくは
対処方法等が表示されるようになっているが、こうした
異常検出時の動作について説明する。異常状態の表示形
態は、通常表示モードと、詳細表示モードとの2通りが
用意され、これらの表示モードはカメラ本体表面に設け
られたモード設定スイッチ(不図示)および上述のモー
ド設定回路25によって設定され、この表示モードはカ
メラの電源投入時には通常表示モードに初期化される。
【0028】通常表示モードであるとき、異常が発見さ
れると、図4aに示すようにユーザーに対して異常発生
を告知するメッセージ、異常発生部位を示す略図、およ
び対処方法等がモニタ10に表示される。一方、詳細表
示モードに設定されているとき、異常が発見されると、
図4bに示すように異常の内容、異常原因を発見するた
めの手順、修理方法等の修理者向けの異常に関する詳細
情報が表示される。
【0029】これらの表示情報は、あらかじめデータ記
憶回路12に記憶されていて、画像処理回路8が制御回
路9からの指示に応じて適切なものを選択的に読み出
し、それがモニタ10に表示される。続いて、図3に示
す異常表示サブルーチンの説明を行う。まずS31で詳
細表示モードであるか否かをチェックして、通常表示モ
ードであれば、S32で異常表示レジスタのデータが
「1」かをチェックする。異常レジスタのデータが
「1」のときは、空送り動作が異常であることを意味し
ているため、S33でデータ記憶回路12の空送り動作
異常に関する通常表示データを記憶しているアドレス
(第1のデータアドレス)を設定してからS47に進
む。
【0030】S32で異常レジスタのデータが「1」以
外であれば、S34に進んで異常レジスタのデータが
「2」であるかをチェックする。異常レジスタのデータ
が「2」のときは、焦点調節動作に異常があることを意
味しているため、S35でデータ記憶回路12の焦点調
節異常に関する通常表示データを記憶しているアドレス
(第2のデータアドレス)を設定してS47に進む。S
34で異常レジスタのデータが「2」以外であれば、S
36に進んで異常レジスタのデータが「3」であるかを
チェックする。
【0031】異常レジスタのデータが「3」のときは、
露光動作に異常があることを意味しているため、S37
でデータ37でデータ記憶回路12の露光異常に関する
通常表示データを記憶しているアドレス(第3のデータ
アドレス)を設定してS47に進む。S36で異常レジ
スタのデータが「3」以外のときは、異常レジスタのデ
ータは「4」に特定できるため、S38でデータ記憶回
路12の巻戻し異常に関する通常表示データを記憶して
いるアドレス(第4のデータアドレス)を設定してS4
7に進む。
【0032】一方、S31で詳細表示モードであると判
断したら、S40で異常レジスタのデータが「1」かを
チェックする。異常レジスタのデータが「1」のとき
は、S41でデータ記憶回路12の空送り異常に関する
詳細表示データを記憶しているアドレス(第5のデータ
アドレス)を設定してS47に進む。S40で異常レジ
スタのデータが「1」以外のときは、S42に進み、異
常レジスタのデータが「2」かをチェックする。異常レ
ジスタのデータが「2」のときは、S43でデータ記憶
回路12の焦点調節異常に関する詳細表示データを記憶
しているアドレス(第6のデータアドレス)を設定して
S47に進む。
【0033】S42で異常レジスタのデータが「2」以
外であれば、S44に進み、異常レジスタのデータが
「3」かをチェックする。異常レジスタのデータが
「3」であれば、S45でデータ記憶回路12の露光異
常に関する詳細表示データを記憶しているアドレス(第
7のデータアドレス)を設定してS47に進む。S44
で異常レジスタのデータが「3」以外のときは、データ
が「4」に特定できるから、S46でデータ記憶回路1
2の巻戻し異常に関する詳細表示データを記憶している
アドレス(第8のデータアドレス)を設定してS47に
進む。
【0034】制御回路9は、 S47で設定されたデー
タアドレス値を画像処理回路8に転送し、続いてS4
8、S49で表示データ読み出し信号と、表示信号とを
出力する。画像処理回路8は、転送されたデータアドレ
スに基づいてデータ記憶回路12の記憶アドレスをアク
セスして、それぞれのアドレスに対応した表示データを
読み出し、読み出された表示信号の内容をモニタ10に
表示する。
【0035】次に、S50で表示処理後に所定時間が経
過したかをチェックして、所定時間が経過していなけれ
ば、S51で操作スイッチ群26の中の裏ブタスイッチ
状態に基づき、裏ブタの開閉状態をチェックして、裏ブ
タが閉じたままであると判断したときは、再びS50に
戻る。S51で裏ブタスイッチをチェックする理由は、
次の通りである。即ち、このカメラでは空送り異常、焦
点調節異常、露光異常、巻上げ・巻戻し異常の4つの異
常状態を想定しているが、このうち、空送り異常は残り
3つの異常とは多少趣を異にするものであり、空送り中
に異常となるのは、カメラの駆動機構や検知機構の異常
よりも、むしろ撮影者によるフィルム装填ミスによるも
のがほとんどである。この場合、単にフィルム装填をや
り直すのみで容易に回復できる異常であり、それにも拘
らず、異常表示モードから復帰できないままであると、
使いずらいため、このカメラでは、空送り異常のときだ
けは異常表示動作中であっても裏ブタスイッチの状態を
監視することにより、裏ブタ操作がなされたら、図2の
に戻り、空送り動作を再度実行できるようになってい
る。
【0036】ところで、異常状態の表示を行うモニタ装
置は一般に消費電力が比較的大きいため、電池駆動され
るカメラにおいて長時間に亘ってモニタ表示を行うこと
は好ましくない。そこで、本実施形態のカメラでは表示
処理開始後に所定時間が経過した場合、カメラ内の電力
消費を最小化する省エネルギーモード(以下省エネモー
ドと略記する)に移行するようになっている。これがS
50で所定時間の経過をチェックしている理由である。
【0037】S50で表示処理後所定時間が経過したと
判断したとき、S52で省エネモードに移行するための
準備として、具体的にはモニタ10、画像処理回路8、
および他の撮影動作用制御回路への電源供給を遮断した
り、制御回路9の動作周波数を低下させることを実行
し、その後、S53で省エネモードに移行する。この省
エネモードでは、少なくとも操作スイッチ群26の状態
を検知する回路だけは動作しており、撮影者が何らかの
スイッチ操作を行えば、S54の復帰処理によりカメラ
内の各部回路は活性状態に再設定され、異常表示動作が
再開できるようになっている。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば自
己チェック機能によって、カメラ動作に異常が検出され
た場合、画像表示用のモニタ装置に異常が検出されたこ
とが表示されるため、撮影者がカメラに異常が発生した
ことを確実に認識できると共に、それによって大切な写
真を撮り損なったり、カメラの破損に至る事故の発生を
未然に防ぐことができ、さらに、異常発生部位を示す略
図や、検知された異常に対する対処方法、異常の詳細情
報等が表示されるため、異常発生部位の特定が容易とな
る効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施形態のカメラのブロック
構成図である。
【図2】図2は、図1に示すカメラの制御回路9のメイ
ンルーチンを示すフローチャートである。
【図3】図3は、図1に示すカメラの制御回路9の異常
表示サブルーチンを示すフローチャートである。
【図4】図4は、図1に示すカメラのモニタ10に表示
される異常表示の例を示し、それぞれ、図4aは簡易表
示であり、図4bは詳細表示である。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 2 メインミラー 3 焦点板 4 ペンタプリズム 5 ファインダー接眼部 6 サブミラー 7 撮像素子 8 画像処理回路 9 制御回路 10 モニタ 11 画像メモリ 12 データ記憶回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラの動作中に異常が発生したとき、そ
    の発生部位を検知する検知手段と、 上記異常発生部位を示す略図に関する略図データをあら
    かじめ記憶している記憶手段と、 上記検知手段によりカメラの異常が発見されたとき、上
    記記憶手段に記憶されている上記略図データを読み出す
    データ読出手段と、 このデータ読出手段により読み出された上記略図データ
    に基づき、上記略図を表示する表示手段と、を具備する
    ことを特徴とする自己チェック可能なカメラ。
  2. 【請求項2】さらに、上記記憶手段は異常発生の告知メ
    ッセージに関するメッセージデータを記憶しており、上
    記表示手段は、上記データ読出手段により読み出された
    上記メッセージデータに基づき、上記異常発生の告知メ
    ッセージを表示することを特徴とする請求項1記載の自
    己チェック可能なカメラ。
  3. 【請求項3】さらに、上記記憶手段は異常発生の際の対
    処方法に関する対処方法データを記憶しており、上記表
    示手段は、上記データ読出手段により読み出された上記
    対処方法データに基づき、上記異常発生の対処方法を表
    示することを特徴とする請求項1記載の自己チェック可
    能なカメラ。
JP10282789A 1996-09-02 1998-10-05 自己チェック可能なカメラ Withdrawn JPH11190880A (ja)

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KR100573596B1 (ko) * 1999-09-08 2006-04-24 삼성테크윈 주식회사 자기 진단 기능을 갖는 자동 카메라 및 이를 이용한 자기 진단방법

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