JPH11190767A - 基準電位検出装置 - Google Patents
基準電位検出装置Info
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- JPH11190767A JPH11190767A JP9361544A JP36154497A JPH11190767A JP H11190767 A JPH11190767 A JP H11190767A JP 9361544 A JP9361544 A JP 9361544A JP 36154497 A JP36154497 A JP 36154497A JP H11190767 A JPH11190767 A JP H11190767A
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Abstract
圧降下による基準電位の誤差を排除できる基準電位検出
装置を提供すること。 【解決手段】 被試験IC12−1〜12−Nが装着さ
れる複数並列に設けられたソケットボード14−1〜1
4−Nと、ソケットボード14−1〜14−N各々に設
けられ、ソケットボード14−1〜14−Nを接地する
GND線20−1〜20−Nと、ソケットボード14−
1〜14−N各々に接続され、ソケットボード14−1
〜14−NのGND電位を検出する電位検出線52−1
〜52−Nと、ソケットボード14−1〜14−Nに対
応して設けられ、一端に前記電位検出線52−1〜52
−Nが接続された接点54−1〜54−Nと、接点54
−1〜54−Nの他端各々を短絡した短絡線が接続さ
れ、当該短絡線の電位に基づいて前記ソケットボードの
GND電位を検出する検出手段(32,34)とを備え
る。
Description
に係り、特にICテスタに用いられ被試験ICのGND
電位を検出する基準電位検出装置に関する。
る。図2は、従来のICテスタにおける基準電位検出装
置の電気的な接続図である。尚、図2においては、電
源、電源供給線、及び信号線は図示を省略し、GND線
に関する部分のみを描いている。図2において、10は
ICテスタの測定部であり、30はICテスタの試験装
置である。
4−1〜14−Nと、ベースボード16とからなる。ソ
ケットボード14−1〜14−Nは、試験時に被試験I
C12−1〜12−Nを装着するものである。尚、上記
Nは自然数である。これらのソケットボード14−1〜
14−Nは、それぞれGND線18−1〜18−Nによ
ってベースボード16と接続される。
ている。この短絡回路は上記GND線18−1〜18−
N各々を接続するとともに、これら接続されたGND線
18−1〜18−NとGND線20−1〜20−N各々
とを接続する。GND線20−1〜20−Nは試験装置
30に接続され接地される。また、上記短絡回路には、
電位検出線22が接続されている。この電位検出線22
はベースボード10内部の短絡回路の電位を検出するた
めのプローブの役割を果たすものであり、試験装置30
に接続されている。尚、以下の説明においては、短絡回
路の電位を、基準電位と称し、Vstdと表す。
の入力端には電位検出線30が接続され、インピーダン
ス変換等を行うものである。バッファ回路32の出力端
は試験回路34に接続される。試験回路34は、バッフ
ァ回路32の出力端から出力される信号の電位を基準と
して論理判断を行う閾値を決定するとともに、決定した
閾値に基づいてソケットボード14−1〜14−Nに接
続された信号線(図示省略)から出力される信号の論理
判断を行う。また、試験回路34は、ベースボード7内
の短絡回路の電位を基準電位Vstdとして被試験IC1
2−1〜12−Nに対して供給する電源電位及び試験信
号の波高値の電位を決定し、電源及び試験信号を供給す
る。
について説明する。まず、電源が投入されると、試験装
置30から測定部10へ電源が図示しない電源線を介し
て供給される。試験が行われていない場合には、所定の
値の電源が供給される。試験が開始されると試験装置か
ら試験信号が図示しない信号線を介して測定部10へ供
給され、供給された試験信号はソケットボード14−1
〜14−Nに装着された被試験IC12−1〜12−N
に印加される。
のGND電位は、GND電位V1〜VNとしてソケットボ
ード14−1〜14−Nに現れる。ソケットボード14
−1〜14−NはGND線18−1〜18−Nを介して
ベースボード16の短絡回路に接続されているため、短
絡回路がソケットボード14−1〜14−Nの共通GN
Dとなる。
るため、短絡回路の共通GND電位が基準電位Vstdと
して検出され、バッファ回路32を介して試験回路34
に与えられる。試験回路34では、この検出された基準
電位Vstdを基準にして、被試験IC12−1〜12−
Nに対して電源電位及び試験信号の波高値の電位を決定
し、電源及び試験信号を印加する。また、被試験IC1
2−1〜12−Nから出力される出力信号に対しては、
基準電位Vstdを基準にした論理電位を決定し、論理判
定を行う。
来の基準電位検出装置は、ベースボード16の短絡回路
の共通GND電位を試験回路34の基準電位Vstdとし
ているため、GND線18−1〜18−Nの抵抗によっ
て生じる電圧降下分の電位差が試験回路34で発生する
電位の誤差となり、被試験IC12−1〜12−Nを正
しく試験できない。つまり、基準電位Vstdとしては、
接地電位が検出されることとなるが、GND線18−1
〜18−Nの内部抵抗により、電圧降下が生じているた
め、ソケットボード14−1〜14−Nの実際の電位と
は、異なっているという問題があった。
C12−1〜12−Nの個数はソケットボード14−1
〜14−Nの個数と常時同一とならず不足する場合があ
り、つまり空のソケットボードが生じる場合がある。基
準電位Vstdは、ソケットボード14−1〜14−Nの
GND電位V1〜VNの平均値となるため、被試験IC1
2−1〜12−Nの個数がソケットボード14−1〜1
4−Nに対して不足となる場合には、被試験ICの個数
によって共通GND電位が変化し、その結果基準電位V
stdも変化してしまうという問題があった。
に示された基準電位検出装置の電気的な等価回路であ
る。図3においては、GND線18−1〜18−Nの電
圧降下による基準電位Vstdの変動を説明するためにG
ND線18−1〜18−N各々の抵抗成分をr1〜rNと
して図示してある。また、共通する部分には同一の符号
が付してある。また、抵抗成分r1〜rNを流れる電流を
各々i1〜iNとし、ソケットボード14−1〜14−N
に現れる電位をV1〜VNとする。
〜rN各々によって電圧降下が生じ、短絡回路の共通G
ND電位、つまり基準電位Vstdは下式(1)で示され
る値となり、ik・rkで示される電圧降下の平均値の誤
差が生じる。尚、(1)式中の符号nはソケットボード
14−1〜14−Nの個数を示す。
数mがソケットボード14−1〜14−Nの個数nに対
して不足の場合は、基準電位Vstdは下式(2)で表さ
れる値となる。
る。つまり、被試験IC12−1〜12−Nの個数によ
って基準電位Vstdが変化することを示す。
あり、GND線が有する抵抗成分によって生じる電圧降
下による基準電位の誤差を排除できる基準電位検出装置
を提供することを第1の目的とする。また、本発明は、
被試験ICの個数がソケットボードの個数より不足し、
空のソケットボードが生じる場合であっても、GND電
位の影響を排除できる基準電位検出装置を提供すること
を目的とする。
に、本発明は、被試験ICが装着される複数並列に設け
られたソケットボードと、前記ソケットボード各々に設
けられ、前記ソケットボードを接地するGND線と、前
記ソケットボード各々に接続され、前記ソケットボード
のGND電位を検出する電位検出線と、前記ソケットボ
ードに対応して設けられ、一端に前記電位検出線が接続
された接点と、前記接点の他端各々を短絡した短絡線が
接続され、当該短絡線の電位に基づいて前記ソケットボ
ードのGND電位を検出する検出手段とを具備すること
を特徴とする。また、本発明は、前記ソケットボードに
前記被試験ICが装着されているか否かを検出する検出
部と、前記検出部により前記被試験ICが装着されてい
ないと検出された場合には、被試験ICが装着されてい
ないソケットボードに対応する前記接点を開状態に制御
する制御手段を具備することを特徴とする。また、本発
明は、前記接点が、リレー又はアナログスイッチである
ことを特徴とする。また、本発明は、前記検出手段が、
前記短絡線が接続されたバッファ回路と、前記バッファ
に接続され、検出した短絡線の電位に基づいて前記被試
験ICの出力の論理判定を行う試験回路とからなること
を特徴とする。また、本発明は、前記試験回路が、検出
した前記短絡線の電位に基づいて、前記被試験ICに対
し、電源電位及び試験信号の波高値を決定して供給する
ことを特徴とする。
実施形態による基準電位検出装置について詳細に説明す
る。図1は、本発明の一実施形態による基準電位検出装
置の構成を示すブロック線図である。図1において、図
2に示された従来のICテスタにおける基準電位検出装
置と共通する部分には同一の符号を付し、その説明を省
略する。図1に示された本発明の一実施形態による基準
電位検出装置が図2に示された従来のICテスタにおけ
る基準電位検出装置と異なる点は、測定部10′におい
て、図2中のベースボード16内の短絡回路が省略され
たベースボード50が設けれた点と、試験装置30′に
おいて、ソケットボード14−1〜14−N各々に対応
して接点54−1〜54−Nが設けられ、これらの接点
54−1〜54−Nを制御する制御回路56が設けられ
た点である。
る。図1に示されるように、接地線20−1〜20−N
は、ソケットボード14−1〜14−N各々に直接接続
され、図2に示したように、短絡回路によって接続され
てはいない。また、ソケットボード14−1〜14−N
には電位検出線52−1〜52−Nの一端がそれぞれ直
接接続される。従って、ベースボード50は、接地線2
0−1〜20−N各々を短絡しないとともに接地線20
−1〜20−Nと電位検出線52−1〜52−Nとの接
続をも行わない。
点54−1〜54−Nの一端に各々に接続される。ま
た、接点54−1〜54−Nの他端は各々接続されてお
り、バッファ回路32の入力端に接続される。バッファ
回路32の出力端は図2に示された従来のICテスタに
おける基準電位検出装置のように試験回路34に接続さ
れている。尚、接点54−1〜54−Nは、リレーやア
ナログスイッチなどで実現できる。
14−Nに被試験IC12−1〜12−Nが存在するか
否かに応じて接点54−1〜54−Nの開閉を制御す
る。例えば、ソケットボード14−2に被試験IC12
−2が存在する場合には接点54−2が閉状態となるよ
う制御する。また、ソケットボードに被試験ICが存在
しない場合にはそのソケットボードに対応する接点が開
状態となるよう制御する。
ード14−1〜14−Nに被試験IC12−1〜12−
Nが存在するか否かを判断し、この判断に応じて指示さ
れた内容に応じて接点54−1〜54−Nの開閉を制御
する構成がある。また、ソケットボード14−1〜14
−Nに被試験IC12−1〜12−Nの存在を検出する
検出部を設け、この検出部の検出結果に基づいて接点5
4−1〜54−Nの開閉を制御する構成であってもよ
い。
について説明する。まず、電源が投入されると、試験装
置30′から測定部10′へ電源が供給される。試験が
行われていない場合には、所定の値の電源が供給され
る。試験が開始されると試験装置から試験信号が図示し
ない信号線を介して測定部10′へ供給され、供給され
た試験信号はソケットボード14−1〜14−Nに装着
された被試験IC12−1〜12−Nに印加される。
のGND電位は、GND電位V1〜VNとしてソケットボ
ード14−1〜14−Nに現れる。ソケットボード14
−1〜14−NのGND電位を各々V1〜VNとすると、
これらのGND電位V1〜VN各々は、電位検出線52−
1〜52−Nによって個々に検出され、接点54−1〜
54−Nを介してバッファ回路32の入力点で短絡され
る。尚、このとき接点54−1〜54−Nは全て閉状態
である。
電位を基準電位Vstdとすると、基準電位Vstdは、下式
(3)で示されるように、V1〜VNの平均値となり、G
ND線20−1〜20−Nが有する抵抗r1〜rNで生ず
る電圧降下による誤差を排除できる。従って、被試験I
Cを正しく試験できる。
数mがソケットボード14−1〜14−Nの個数nに対
して不足する場合には、制御回路56は被試験ICが存
在しないソケットボードに対応する接点が開状態となる
よう制御し、被試験ICが存在するソケットボードに対
応する接点のみが閉状態となるよう制御する。従って、
被試験ICが存在しないソケットボードのGND電位
は、GND電位の平均値化に寄与しない。よって、基準
電位Vstdは(4)式で表される。
えれば(3)式と同一となる。つまり、基準電位Vstd
は、常時、存在する被試験ICのみのGND電位の平均
値となり、空のソケットボードのGND電位の影響を排
除できる。従って、試験時において被試験ICの個数に
関わらず正常に試験を行える。
検出装置によれば、被試験ICが装着される複数並列に
設けられたソケットボードと、前記ソケットボード各々
に設けられ、前記ソケットボードを接地するGND線
と、前記ソケットボード各々に接続され、前記ソケット
ボードのGND電位を検出する電位検出線と、前記ソケ
ットボードに対応して設けられ、一端に前記電位検出線
が接続された接点と、前記接点の他端各々を短絡した短
絡線が接続され、当該短絡線の電位に基づいて前記ソケ
ットボードのGND電位を検出する検出手段とを備えた
ので、GND線の抵抗によって生じる電圧降下による基
準電位の誤差を排除でき、従って被試験ICを正しく試
験できるという効果がある。また、被試験ICの個数が
ソケットボードの個数より不足し、空のソケットボード
が生じる場合でも、基準電位は、存在する被試験ICの
みの平均値となり、空のソケットボードのGND電位の
影響を排除できる。従って、被試験ICを正しく試験で
きるという効果がある。
の構成を示すブロック線図である。
の電気的な接続図である。
等価回路である。
Claims (5)
- 【請求項1】 被試験ICが装着される複数並列に設け
られたソケットボードと、 前記ソケットボード各々に設けられ、前記ソケットボー
ドを接地するGND線と、 前記ソケットボード各々に接続され、前記ソケットボー
ドのGND電位を検出する電位検出線と、 前記ソケットボードに対応して設けられ、一端に前記電
位検出線が接続された接点と、 前記接点の他端各々を短絡した短絡線が接続され、当該
短絡線の電位に基づいて前記ソケットボードのGND電
位を検出する検出手段とを具備することを特徴とする基
準電位検出装置。 - 【請求項2】 前記ソケットボードに前記被試験ICが
装着されているか否かを検出する検出部と、 前記検出部により前記被試験ICが装着されていないと
検出された場合には、被試験ICが装着されていないソ
ケットボードに対応する前記接点を開状態に制御する制
御手段を具備することを特徴とする請求項1記載の基準
電位検出装置。 - 【請求項3】 前記接点は、リレー又はアナログスイッ
チであることを特徴とする請求項1記載の基準電位検出
装置。 - 【請求項4】 前記検出手段は、 前記短絡線が接続されたバッファ回路と、 前記バッファに接続され、検出した短絡線の電位に基づ
いて前記被試験ICの出力の論理判定を行う試験回路と
からなることを特徴とする請求項1記載の基準電位検出
装置。 - 【請求項5】 前記試験回路は、 検出した前記短絡線の電位に基づいて、前記被試験IC
に対し、電源電位及び試験信号の波高値を決定して供給
することを特徴とする請求項4記載の基準電位検出装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9361544A JPH11190767A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 基準電位検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9361544A JPH11190767A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 基準電位検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11190767A true JPH11190767A (ja) | 1999-07-13 |
Family
ID=18474011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9361544A Withdrawn JPH11190767A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 基準電位検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11190767A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008539429A (ja) * | 2005-04-29 | 2008-11-13 | テラダイン・インコーポレーテッド | サイトアウェアオブジェクト |
-
1997
- 1997-12-26 JP JP9361544A patent/JPH11190767A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008539429A (ja) * | 2005-04-29 | 2008-11-13 | テラダイン・インコーポレーテッド | サイトアウェアオブジェクト |
JP4933533B2 (ja) * | 2005-04-29 | 2012-05-16 | テラダイン・インコーポレーテッド | サイトアウェアオブジェクト |
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