JPH11231022A - 半導体装置の検査方法および検査装置 - Google Patents

半導体装置の検査方法および検査装置

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JPH11231022A
JPH11231022A JP10031318A JP3131898A JPH11231022A JP H11231022 A JPH11231022 A JP H11231022A JP 10031318 A JP10031318 A JP 10031318A JP 3131898 A JP3131898 A JP 3131898A JP H11231022 A JPH11231022 A JP H11231022A
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semiconductor device
tester
power supply
semiconductor
inspection
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JP10031318A
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English (en)
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Mei Arita
盟 在田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】テスターのドライバー数を増加することなく、
同時に検査できる半導体デバイス数を増加する半導体装
置の検査方法および検査装置を提供する。 【解決手段】テスター1のドライバー3a、3bの端子
とプローブカード2内の半導体デバイス4a〜4dの信
号端子とを接続して半導体デバイス4a〜4dの検査を
行なう半導体装置の検査方法であって、テスター1の1
つのドライバー3a、3bの端子とプローブカード2内
に設けた分岐点5a、5bとを接続し、この分岐点5
a、5bと複数の半導体デバイス4a〜4dの信号入力
端子とを接続し、1つのドライバー3a、3bで複数の
半導体デバイス4a〜4dを同時に検査する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置の検
査方法および検査装置に関し、特に同時検査個数を増大
した半導体装置の検査方法および検査装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの検査においては、検査
時間を短縮することが重大な課題であり、これを解決す
るために同時検査個数を増加させる方法が採用されてき
た。図8は従来の半導体検査装置の一例で、2つのDU
T(Device Under Test :被測定デバイス)を同時に検
査可能なテスターを用いて、2つのDUTを同時に検査
する例である。
【0003】従来例ではテスター1のドライバー3a、
3b、電源ユニット8a、8b、比較器16a、16b
は各DUT4a、4b毎に独立に割り付けてある。この
場合、同時に検査するDUT4a、4bの個数に対応し
たドライバー3a、3b、電源ユニット8a、8b、比
較器16a、16bの個数が必要である。従来は同時検
査個数が少なく、検査対象DUT4a、4bの総面積が
小さかったため、ウェーハ検査に用いるプローブカード
2と半導体デバイスのパッドとを接続するプローブの長
さが短かった。プローブが短い時は、プローブカード2
内の配線がもつインピーダンスとプローブのもつインピ
ーダンスのミスマッチが小さいため、信号波形の歪みが
問題にならなかった。
【0004】しかし、同時検査個数が増加すると、検査
対象となるDUTの総面積が大きくなり、プローブ長が
大きくなり、インピーダンスのミスマッチによる信号波
形の歪みが問題となる。次にプローバー18とテスター
1間で送受信される情報の通信手法について説明する。
実際に半導体ウェーハを検査する場合、どのDUT4
a、4bが検査対象になっているかの情報をテスター1
に送信する必要がある。そこで、各DUT有無検出回路
10a、10bにより半導体デバイスが検査対象である
か否かを検出し、その情報のDUT有無信号11a、1
1bをテスター1の検査対象DUT管理回路14に送信
する。そして、検査対象DUT管理回路14の検査開始
命令15a、15bによりDUT4a、4bの電源ユニ
ット8a、8b及びドライバー3a、3bを動作させ、
検査対象DUT4a、4bの検査を開始する。
【0005】また、プローバー18において各DUT4
a、4bの良否の結果に応じて、良品または不良品の区
別をすることがあるので、良否検査結果情報をテスター
1からプローバー18に送信する必要がある。そのため
に、各DUT4a、4bに割付られた比較器16a、1
6bの良否結果をもとに、テスター内検査結果管理回路
20が1つのDUT4a、4b毎に良否検査結果情報を
管理し、検査結果17a、17bをプローバー内検査結
果管理回路19に送信する。
【0006】また、従来手法では、テスター1の1つの
DUT当たりの測定系で1つの半導体デバイスを検査し
ており、プローバー18内で認識される検査対象DUT
情報の良否結果の大きさと、テスター1内で認識される
検査対象DUT情報の良否結果情報の大きさとが同じで
あるため、テスター1とプローバー18間での情報の送
受信は問題なく行われていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体検査装置
では、同時検査DUT数を増加するためには、テスター
1のドライバー3a、3bや、電源ユニット8a、8b
を同時検査DUT数に応じた数に増加する必要があっ
た。また、前記したようにプローブ長の増大に伴う、テ
スター1から半導体デバイスへの信号波形の歪みが課題
であった。
【0008】したがって、この発明の目的は、テスター
のドライバーまたは電源ユニットの数を増加することな
く、同時検査DUTを増加でき、プローブ長が大きな場
合でも半導体デバイスへの信号波形の歪みのない半導体
装置の検査方法および検査装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の半導体装
置の検査方法は、テスターのドライバー端子とプローブ
カード内の半導体デバイスの信号端子とを接続して半導
体デバイスの検査を行なう半導体装置の検査方法であっ
て、テスターの1つのドライバー端子とプローブカード
内に設けた分岐点とを接続し、この分岐点と複数の半導
体デバイスの信号入力端子とを接続し、1つのドライバ
で複数の半導体デバイスを同時に検査することを特徴と
するものである。
【0010】請求項1記載の半導体装置の検査方法によ
れば、テスターのドライバーを増加することなく、同時
に検査できる半導体デバイス数を増加することができ
る。そのため、テスターの1つのDUTに属するドライ
バーを用いて、複数の半導体デバイスに同時に信号を印
加するように構成でき、テスターの1つの半導体デバイ
スを検査するための測定系すなわちテスターの1つのD
UTを用いて複数の半導体デバイスを同時に検査するこ
とができる。
【0011】請求項2記載の半導体装置の検査方法は、
請求項1において、ON/OFFを制御できるスイッチ
を、分岐点と複数の半導体デバイスの信号入力端子の間
に設けたものである。請求項2記載の半導体装置の検査
方法によれば、請求項1と同様な効果のほか、スイッチ
により半導体デバイスを独立に制御することができる。
【0012】請求項3記載の半導体装置の検査方法は、
テスターの電源ユニットと半導体デバイスの電源端子と
を接続して半導体デバイスの検査を行なう半導体装置の
検査方法であって、電源ユニットと複数の半導体デバイ
スの電源端子とを並列に接続して検査を行なうことを特
徴とするものである。請求項3記載の半導体装置の検査
方法によれば、テスターの電源ユニットの数を増加する
ことなく、同時に検査できる半導体デバイス数を増加す
ることができる。そのため、テスターの1つのDUTに
属する電源ユニットとドライバーを用いて、複数の半導
体デバイスに同時に電源印加、信号印加をする構成に
し、テスターの1つのDUTを用いて複数の半導体デバ
イスを同時に検査することができる。
【0013】請求項4記載の半導体装置の検査方法は、
複数の半導体デバイスの検査結果が良か不良かを判別す
る良否検査結果情報をテスターからプローバーに送信す
る半導体装置の検査方法であって、テスターの1つのD
UTに属する1組の比較器を分割して複数の半導体デバ
イスの出力端子と接続し、分割した比較器のそれぞれの
良または不良の良否検査結果を、プローバー内に設けた
各DUTの良否検査結果を管理する検査結果管理回路に
送信することを特徴とするものである。
【0014】請求項4記載の半導体装置の検査方法によ
れば、複数の半導体デバイスのそれぞれの検査結果を区
別することができる。請求項5記載の半導体装置の検査
装置は、テスターのドライバー端子とこれに接続される
プローブカード内の半導体デバイスの信号端子とを有し
て半導体デバイスの検査を行なう半導体装置の検査装置
であって、プローブカード内にテスターの1つのドライ
バー端子および複数の半導体デバイスの信号入力端子を
接続する分岐点を設けたものである。
【0015】請求項5記載の半導体装置の検査装置によ
れば、請求項1と同様な効果がある。請求項6記載の半
導体装置の検査装置は、請求項5において、抵抗とコイ
ルを並列に接続したLRモジュールを、分岐点とテスタ
ーのドライバー端子の間に設けたものである。
【0016】請求項6記載の半導体装置の検査装置によ
れば、請求項5と同様な効果のほか、テスターの1つの
ドライバー端子と複数の半導体デバイスの同一信号入力
端子とを接続する構成の場合は波形の歪みが大きいが、
モジュールにより歪みを抑えることができる。請求項7
記載の半導体装置の検査装置は、テスターのドライバー
端子とプローブカード内の半導体デバイスの信号入力端
子とを接続して半導体デバイスの検査を行なう半導体装
置の検査装置であって、抵抗とコイルを並列に接続した
LRモジュールを、ドライバー端子と信号入力端子との
間に設けたものである。
【0017】請求項7記載の半導体装置の検査装置によ
れば、プローブ長が大きな場合でも、歪みのない波形を
テスターのドライバーから半導体デバイスの信号入力端
子に伝送することができる。請求項8記載の半導体装置
の検査装置は、テスターの電源ユニットと半導体デバイ
スの電源端子とを接続して半導体デバイスの検査を行な
う半導体装置の検査装置であって、電源ユニットと複数
の半導体デバイスの電源端子とを並列に接続し、ON/
OFFを制御できるスイッチを、電源ユニットと、複数
の半導体デバイスの電源端子との間に設けたものであ
る。
【0018】請求項8記載の半導体装置の検査装置によ
れば、請求項3と同様な効果のほか、テスターから電源
印加を独立に制御する。請求項9記載の半導体装置の検
査装置は、プローバー内に設けられて複数の半導体デバ
イスが検査対象であるか否かを検出する複数のDUT有
無検出回路と、この複数のDUT有無検出回路の出力を
入力する論理和回路と、テスター内に設けられ論理和回
路の出力を入力して半導体デバイスが検査対象であるか
否かを管理する検査対象DUT管理回路とを備えたもの
である。
【0019】請求項9記載の半導体装置の検査装置によ
れば、複数の半導体デバイスのいずれかが検査対象であ
れば、検査対象DUT管理回路によりテスタはその半導
体デバイスの検査を行なうことができる。すなわち、テ
スタの1つのDUTにて複数の半導体デバイスを測定す
る構成になっており、この複数の半導体デバイスの内少
なくとも1つの半導体デバイスが測定対象であれば、こ
れに対応するテスタのDUTは測定を実施するので論理
和回路を設けている。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の第1の実施の
形態における半導体検査装置を示す。図1は、2つのD
UTを同時に検査できるテスター1を用いて、4つのD
UT4a〜4dを同時に検査する例である。ここで、テ
スター1のDUTの数と検査対象となる半導体デバイス
数が異なるので、両者を区別するために、テスター1の
DUTに対してTDUT、プローバーのDUTに対して
DUTと記述する。すなわちTDUTは従来方式で1つ
の半導体デバイスを測定するためのテスターの測定系1
組を指すもので、TDUT1はドライバ3a、電源ユニ
ット8aおよび比較器16aをまとめて指し、TDUT
2はドライバ3b、電源ユニット8bおよび比較器16
bをまとめて指す。
【0021】テスター1のTDUT1用の1つのドライ
バー3aからの信号線をプローブカード2上のTDUT
1ドライバー配線分岐点5aで分岐させ、DUT1(4
a)及びDUT2(4b)の同一の信号入力端子に接続
してある。テスター1のTDUT2用のドライバー3b
とDUT3(4c)及びDUT4(4d)とを、同様に
TDUT1ドライバー配線分岐点5bを介して接続す
る。
【0022】すなわち半導体装置の検査方法は、テスタ
ー1の1つのドライバー端子とプローブカード2内に設
けた分岐点5a、5bとを接続し、この分岐点5a、5
bと複数の半導体デバイスであるDUT4a〜4dの信
号入力端子とを接続している。これにより、テスター1
の2つのTDUT分のドライバー3a、3bを用いて、
4つのDUT4a〜4dに対して同時に信号印加をする
ことができる。
【0023】なお、その他の構成は後述する図7に示す
構成やあるいは従来のやり方により実現できる。この実
施の形態によれば、テスター1のドライバー3a、3b
を増加することなく、同時に検査できる半導体デバイス
数を増加することができる。そのため、テスター1の1
つのDUTに属するドライバーを用いて、複数の半導体
デバイスに同時に信号を印加するように構成でき、テス
ターの1つの半導体デバイスを検査するための測定系す
なわちテスターの1つのDUTを用いて複数の半導体デ
バイスを同時に検査することができる。
【0024】図2は、この発明の第2の実施の形態にお
ける半導体検査装置を示す。図2も、2つのDUTを同
時に検査できるテスター1を用い、かつ第1の実施の形
態と同様な構成を用いて、4つのDUT4a〜4dを同
時に検査する例である。第1の実施の形態における半導
体検査装置では、1つのドライバーで2つのTDUTに
対して信号印加を行うことになり、1つのDUT毎に信
号印加のON/OFFを制御することができない。
【0025】そこで、第1の実施の形態において、第2
の実施の形態のように分岐点5a、5bと半導体デバイ
スのDUT4a〜4dの信号入力端子間に、独立にON
/OFFを制御できるスイッチとしてリレー6a〜6d
を直列に挿入し、このリレー6a〜6dをDUT用リレ
ー制御信号7a〜7dにより制御することにより、1つ
のDUT毎に信号印加を制御することができる。
【0026】なお、その他の構成は後述する図7に示す
構成やあるいは従来のやり方により実現できる。図3
は、この発明の第3の実施の形態における半導体検査装
置を示す。同時検査個数を増加すると、プローブカード
3を大型化しなければならず、プローブカード3と半導
体デバイスのパッドとを接続するプローブの長さが大き
くなる。プローブが長くなることにより、プローブのも
つインピーダンスが大きくなり、プローブカード3上の
配線がもつインピーダンスとミスマッチが生じる。これ
は、テスターのドライバーからの信号の立ち上がり時に
オーバーシュートを生じ、立ち下がり時にアンダーシュ
ートを生じ、半導体デバイスに信号端子に歪んだ波形が
印加され、正確な検査が出来ないことになる。
【0027】そこで、歪みを抑制する方法として、図3
のようにプローブカード3上に最適なLRモジュールを
直列に挿入することで解決することができる。以下にそ
のメカニズムを説明する。抵抗Rの成分は、テスター1
のドライバー3aの立ち上がり時および立ち下がり時
に、配線には電流が流れるが、抵抗Rを挿入することに
より抵抗Rの両端にて電圧降下が生じ、これにより信号
のオーバーシュートおよびアンダーシュートが抑えられ
る。また、コイルLの成分は、コイルLに電流が流れた
ときに発生する逆起電力により、オーバーシュートおよ
びアンダーシュートを抑制する効果がある。したがっ
て、最適な抵抗RとコイルLを並列に接続したLRモジ
ュール9を信号配線に挿入することにより、オーバーシ
ュートおよびアンダーシュートの抑制において最大の効
果を得られ、プローブの長い場合でも歪みのない信号波
形により検査を実施することができる。
【0028】なお、その他の構成は後述する図7に示す
構成やあるいは従来のやり方により実現できる。図4
は、この発明の第4の実施の形態における半導体検査装
置を示す。図1にようにテスター1のドライバー3aの
ドライバ端子と半導体デバイスの信号入力端子とを接続
する場合に、プローブカード2内において、テスター1
の1つのドライバー3aのドライバ端子に接続された配
線の途中で分岐点5aを設け、テスター1の1つのドラ
イバー3aの端子と複数の半導体デバイスであるDUT
4a、4bの同一の信号入力端子とを接続する構成の場
合は、分岐点5aにおいてインピーダンスのミスマッチ
が大きくなる。
【0029】そこで、第1の実施の形態において、分岐
点5aとテスター1のドライバー3aのドライバ端子と
の間に最適なLRモジュール9を直列に挿入すること
で、第3の実施の形態のようにアンダーシュートおよび
オーバーシュートを抑制することができる。なお、その
他の構成は後述する図7に示す構成やあるいは従来のや
り方により実現できる。また図2に示す第2の実施の形
態にもLRモジュール9を前記のように接続してもよ
い。
【0030】図5は、この発明の第5の実施の形態にお
ける半導体検査装置を示す。テスターのTDUT1用の
電源ユニット8aと複数のDUT、例えばDUT1(4
a)及びDUT2(4b)の電源端子を並列に接続す
る。テスター1のTDUT2用の電源ユニット8bとD
UT3(4c)及びDUT4(4d)とを同様に接続す
ることにより、テスター1の2つのTDUT分の電源ユ
ニット8a、8b用いて、4つのDUT4a〜4dに対
して電源印加をすることができる。
【0031】この実施の形態によれば、テスター1の電
源ユニットの数を増加することなく、同時に検査できる
半導体デバイス数を増加することができる。そのため、
テスターの1つのDUTに属する電源ユニットとドライ
バーを用いて、複数の半導体デバイスに同時に電源印
加、信号印加をする構成にし、テスターの1つのDUT
を用いて複数の半導体デバイスを同時に検査することが
できる。
【0032】なお、その他の構成は後述する図7に示す
構成やあるいは従来のやり方により実現できる。また、
第1の実施の形態から第4の実施の形態までのいずれか
との組合せが可能である。図6は、この発明の第6の実
施の形態における半導体検査装置を示す。第5の実施の
形態における半導体検査装置では、1つのTDUT用の
電源ユニット8a、8bから2つのDUTに対して電源
印加を行うことになり、1つのDUT毎にに電源印加の
ON/OFFを制御することが出来ない。そこで、第5
の実施の形態において電源ユニット8a、8bと各DU
T4a〜4dの電源端子間に、独立にON/OFFを制
御できるスイッチとしてリレー6a〜6dを直列に挿入
し、このリレー6a〜6dをDUT用リレー制御信号7
a〜7dにより制御することにより、1つのDUT毎に
電源印加を制御することができる。
【0033】その他は第5の実施の形態の説明と同様で
ある。なお、その他の構成は後述する図7に示す構成や
あるいは従来のやり方により実現できる。また、第1の
実施の形態から第4の実施の形態までのいずれかとの組
合せが可能である。
【0034】図7は、この発明の第7の実施の形態にお
ける半導体検査装置を示す。図7は2つのTDUTをも
ったテスター1を用いて、4つのDUT4a〜4dを検
査する例である。ここで、DUT1(4a)とDUT2
(4b)をテスター1の1つの被測定デバイスすなわち
TDUT1のためのドライバー3a、電源ユニット8a
および比較器16aを用いて検査し、同様にDUT3
(4c)とDUT4(4d)はテスター1の1つの被測
定デバイスすなわちTDUT2のためのドライバー3
b、電源ユニット8bおよび比較器16bを用いて検査
する。
【0035】まず、検査対象DUTの情報をプローバー
18からテスター1に送信する方法について説明する。
プローバー18内の各DUT有無検出回路10a〜10
dにより各DUT4a〜4dが検査対象か否かを検出す
る。DUT1有無検出回路10aとDUT2有無検出回
路10bの出力をTDUT1有無回路13aのTDUT
1用論理和回路12aに入力し、DUT3有無検出回路
10cとDUT4有無検出回路10dの出力をTDUT
2有無回路13bのTDUT2用論理和回路12bに入
力する。各TDUT用論理和回路12a、12bの出力
を回路10a〜10dに対応してTDUT1有無信号1
1a、TDUT2有無信号11b、TDUT3有無信号
11c、TDUT4有無信号11dとして、テスター1
内の検査対象DUT管理回路14に入力する。そして、
テスター1内の検査対象管理回路14が検査対象TDU
Tに対して検査開始命令15a、15bを出力し、ドラ
イバー3a、3b、電源ユニット8a、8b、比較器1
6a、16bを動作させ検査を実施する。すなわち、D
UT1またはDUT2のいずれか一方でも検査対象であ
れば、テスター1のTDUT1は検査を行なう。DUT
3とDUT4に関しても、同様である。
【0036】次に、各DUT4a〜4dの良否結果をテ
スター1からプローバー18に送信する方法について説
明する。従来方法では、TDUT1の検査結果すなわち
DUT1とDUT2をまとめた検査結果をプローバー内
検査結果管理回路19に送信することになり、DUT1
とDUT2の検査結果を区別することが出来なかった。
【0037】そこで図7のように、TDUT1の比較器
16aを2分割し、DUT1とDUT2の出力に接続
し、分割した比較器16aの結果をDUT1、DUT2
それぞれの検査結果17a、17bとして、プローバー
内検査結果管理回路19に送信する。ここで、比較器1
6aの分割について、比較器16aは1つの半導体デバ
イスを測定するための比較器であるが、実際は複数の比
較器からなっているので、この複数個を2分割してDU
T1、DUT2にそれそれ割り付けることを意味してい
る。したがって、DUT1とDUT2の検査結果17
a、17bを区別してプローバー内検査結果管理回路1
9に送信することができる。TDUT2においても同様
に比較器16bを分割することで、DUT3とDUT4
の検査結果17c、17dを区別してプローバー内検査
結果管理回路19に送信する。比較器16bも比較器1
6aと同様な構成である。
【0038】なお、ドライバー3a、3bとDUT4a
〜4dとの接続に図4と同様な構成を採用しているが、
図1から図3のいずれかと同様な構成を採用してもよ
い。また電源ユニット8a、8bとDUT4a〜4dと
の接続に図5と同様な構成を採用しているが、図6と同
様な構成にしてもよい。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の半導体装置の検査方法に
よれば、テスターのドライバーを増加することなく、同
時に検査できる半導体デバイス数を増加することができ
る。そのため、テスターの1つのDUTに属するドライ
バーを用いて、複数の半導体デバイスに同時に信号を印
加するように構成でき、テスターの1つの半導体デバイ
スを検査するための測定系すなわちテスターの1つのD
UTを用いて複数の半導体デバイスを同時に検査するこ
とができる。
【0040】請求項2記載の半導体装置の検査方法によ
れば、請求項1と同様な効果のほか、スイッチにより半
導体デバイスを独立に制御することができる。請求項3
記載の半導体装置の検査方法によれば、テスターの電源
ユニットの数を増加することなく、同時に検査できる半
導体デバイス数を増加することができる。そのため、テ
スターの1つのDUTに属する電源ユニットとドライバ
ーを用いて、複数の半導体デバイスに同時に電源印加、
信号印加をする構成にし、テスターの1つのDUTを用
いて複数の半導体デバイスを同時に検査することができ
る。
【0041】請求項4記載の半導体装置の検査方法によ
れば、複数の半導体デバイスのそれぞれの検査結果を区
別することができる。請求項5記載の半導体装置の検査
装置によれば、請求項1と同様な効果がある。請求項6
記載の半導体装置の検査装置によれば、請求項5と同様
な効果のほか、テスターの1つのドライバー端子と複数
の半導体デバイスの同一信号入力端子とを接続する構成
の場合は波形の歪みが大きいが、モジュールにより歪み
を抑えることができる。
【0042】請求項7記載の半導体装置の検査装置によ
れば、プローブ長が大きな場合でも、歪みのない波形を
テスターのドライバーから半導体デバイスの信号入力端
子に伝送することができる。請求項8記載の半導体装置
の検査装置によれば、請求項3と同様な効果のほか、テ
スターから電源印加を独立に制御する。
【0043】請求項9記載の半導体装置の検査装置によ
れば、複数の半導体デバイスのいずれかが検査対象であ
れば、検査対象DUT管理回路によりテスタはその半導
体デバイスの検査を行なうことができる。すなわち、テ
スタの1つのDUTにて複数の半導体デバイスを測定す
る構成になっており、この複数の半導体デバイスの内少
なくとも1つの半導体デバイスが測定対象であれば、こ
れに対応するテスタのDUTは測定を実施するので論理
和回路を設けている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態における半導体検
査装置の一部説明図である。
【図2】第2の実施の形態における半導体検査装置の一
部説明図である。
【図3】第3の実施の形態における半導体検査装置の一
部説明図である。
【図4】第4の実施の形態における半導体検査装置の一
部説明図である。
【図5】第5の実施の形態における半導体検査装置の一
部説明図である。
【図6】第6の実施の形態における半導体検査装置の一
部説明図である。
【図7】第7の実施の形態における半導体検査装置の説
明図である。
【図8】従来例における半導体検査装置の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 テスター 2 プローブカード 3a TDUT1用ドライバー 3b TDUT2用ドライバー 4a DUT1 4b DUT2 4c DUT3 4d DUT4 5a TDUT1用ドライバー配線分岐点 5b TDUT2用ドライバー配線分岐点 6a DUT1用リレー 6b DUT2用リレー 6c DUT3用リレー 6d DUT4用リレー 7a DUT1用リレー制御信号 7b DUT2用リレー制御信号 7c DUT3用リレー制御信号 7d DUT4用リレー制御信号 8a TDUT1用電源ユニット 8b TDUT2用電源ユニット 9 LRモジュール 10a DUT1有無検出回路 10b DUT2有無検出回路 10c DUT3有無検出回路 10d DUT4有無検出回路 11a DUT1有無信号 11b DUT2有無信号 11c DUT3有無信号 11d DUT4有無信号 12a TDUT1用論理和回路 12b TDUT2用論理和回路 13a TDUT1有無回路 13b TDUT2有無回路 14 検査対象DUT管理回路、 15a TDUT1検査開始命令 15b TDUT2検査開始命令 16a TDUT1用比較器 16b TDUT2用比較器 17a DUT1検査結果 17b DUT2検査結果 17c DUT3検査結果 17d DUT4検査結果 18 プローバー 19 プローバー内検査結果管理回路 20 テスター内検査結果管理回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テスターのドライバー端子とプローブカ
    ード内の半導体デバイスの信号端子とを接続して前記半
    導体デバイスの検査を行なう半導体装置の検査方法であ
    って、前記テスターの1つのドライバー端子と前記プロ
    ーブカード内に設けた分岐点とを接続し、この分岐点と
    複数の前記半導体デバイスの信号入力端子とを接続し、
    1つのドライバで複数の前記半導体デバイスを同時に検
    査することを特徴とする半導体装置の検査方法。
  2. 【請求項2】 ON/OFFを制御できるスイッチを、
    分岐点と複数の半導体デバイスの信号入力端子の間に設
    けた請求項1記載の半導体装置の検査方法。
  3. 【請求項3】 テスターの電源ユニットと半導体デバイ
    スの電源端子とを接続して前記半導体デバイスの検査を
    行なう半導体装置の検査方法であって、前記電源ユニッ
    トと複数の前記半導体デバイスの前記電源端子とを並列
    に接続して検査を行なうことを特徴とする半導体装置の
    検査方法。
  4. 【請求項4】 複数の半導体デバイスの検査結果が良か
    不良かを判別する良否検査結果情報をテスターからプロ
    ーバーに送信する半導体装置の検査方法であって、前記
    テスターの1つの被測定デバイスのための1組の比較器
    を分割して前記複数の半導体デバイスの出力端子と接続
    し、分割した前記比較器のそれぞれの良または不良の良
    否検査結果を、プローバー内に設けた各DUTの良否検
    査結果を管理する検査結果管理回路に送信することを特
    徴とする半導体装置の検査方法。
  5. 【請求項5】 テスターのドライバー端子とこれに接続
    されるプローブカード内の半導体デバイスの信号端子と
    を有して前記半導体デバイスの検査を行なう半導体装置
    の検査装置であって、前記プローブカード内に前記テス
    ターの1つの前記ドライバー端子および複数の前記半導
    体デバイスの信号入力端子を接続する分岐点を設けた半
    導体装置の検査装置。
  6. 【請求項6】 抵抗とコイルを並列に接続したLRモジ
    ュールを、分岐点とテスターのドライバー端子の間に設
    けた請求項6記載の半導体検査装置。
  7. 【請求項7】 テスターのドライバー端子とプローブカ
    ード内の半導体デバイスの信号入力端子とを接続して前
    記半導体デバイスの検査を行なう半導体装置の検査装置
    であって、抵抗とコイルを並列に接続したLRモジュー
    ルを、前記ドライバー端子と前記信号入力端子との間に
    設けた半導体装置の検査装置。
  8. 【請求項8】 テスターの電源ユニットと半導体デバイ
    スの電源端子とを接続して前記半導体デバイスの検査を
    行なう半導体装置の検査装置であって、前記電源ユニッ
    トと複数の前記半導体デバイスの前記電源端子とを並列
    に接続し、ON/OFFを制御できるスイッチを、前記
    電源ユニットと、前記複数の半導体デバイスの電源端子
    との間に設けた半導体装置の検査装置。
  9. 【請求項9】 プローバー内に設けられて複数の半導体
    デバイスが検査対象であるか否かを検出する複数のDU
    T有無検出回路と、この複数のDUT有無検出回路の出
    力を入力する論理和回路と、テスター内に設けられ前記
    論理和回路の出力を入力して前記半導体デバイスが検査
    対象であるか否かを管理する検査対象DUT管理回路と
    を備えた半導体装置の検査装置。
JP10031318A 1998-02-13 1998-02-13 半導体装置の検査方法および検査装置 Pending JPH11231022A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6788090B2 (en) 2000-04-14 2004-09-07 Nec Corporation Method and apparatus for inspecting semiconductor device
JP2005031080A (ja) * 2003-07-11 2005-02-03 Samsung Electronics Co Ltd 集積回路素子の並列試験装置及び方法
JP2008512682A (ja) * 2004-09-09 2008-04-24 フォームファクター, インコーポレイテッド 遠隔でテストチャンネルをバッファリングする方法および装置
JP2010512512A (ja) * 2006-12-06 2010-04-22 フォームファクター, インコーポレイテッド 半導体デバイス試験システムにおける資源共用

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