JPH11190570A - 空調装置 - Google Patents

空調装置

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JPH11190570A
JPH11190570A JP35974197A JP35974197A JPH11190570A JP H11190570 A JPH11190570 A JP H11190570A JP 35974197 A JP35974197 A JP 35974197A JP 35974197 A JP35974197 A JP 35974197A JP H11190570 A JPH11190570 A JP H11190570A
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JP
Japan
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heat exchanger
refrigerant
absorber
air
evaporator
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JP35974197A
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Hidetoshi Arima
秀俊 有馬
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸収冷凍機を室外機とした空調装置における
設備費の削減と熱効率の改善を図る。 【解決手段】 三方弁58・59・60・61の切替操
作によって、凝縮器熱交換器3Aと吸収器熱交換器5A
と空気熱交換器53とを連通したときには、蒸発器熱交
換器4Aと利用側熱交換器52とが連通してR−134
aがコンプレッサ54により圧縮循環されて室内機51
による冷房が行え、蒸発器熱交換器4Aと空気熱交換器
53とを連通したときには、凝縮器熱交換器3Aと吸収
器熱交換器5Aと利用側熱交換器52とが連通してR−
134aがコンプレッサ55により圧縮循環されて室内
機51による暖房が行えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空調装置に関するも
のであり、特に詳しくは電力消費量が年間を通じて最大
となる夏期における冷房用の冷却熱源を、ガスや油を燃
焼させることによって運転する吸収冷凍機から得るよう
にした空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】冷媒に水を、吸収液に臭化リチウム(L
iBr)水溶液を使用する、例えば図5に示す二重効用
の吸収冷凍機100(単に冷温水吸収ヒートポンプでも
良い)が、冷暖房運転の熱源を与える室外機として従来
から使用されている。図中1はバーナ1Bを備えた高温
再生器、2は低温再生器、3は凝縮器、4は蒸発器、5
は吸収器、6は低温熱交換器、7は高温熱交換器、8〜
11は吸収液配管、13は吸収液ポンプ、14〜17は
冷媒配管、19は冷媒ポンプ、22は蒸発器4の内部に
配設された蒸発器熱交換器4Aと連通して室内機の利用
側熱交換機に冷水または温水を循環供給するための冷温
水配管、23は吸収器5の内部に配設された吸収器熱交
換器5Aおよび凝縮器3の内部に配設された凝縮器熱交
換器3Aに冷却水を供給するための冷却水配管、24は
バーナ1Bに接続した燃料供給管、25は燃料供給管2
4に設けた流量制御弁、26〜28は開閉弁である。
【0003】上記構成の吸収冷凍機100においては、
開閉弁26・27・28を閉じ、冷却水配管23に冷却
水を通しながら、バーナ1Bに点火して高温再生器1で
溶液を加熱すると、高温再生器1で溶液から蒸発分離し
た冷媒蒸気は冷媒配管14に流れ、低温再生器2で中間
吸収液を加熱濃縮して凝縮器3に入り、冷却水配管23
から供給される冷却水と凝縮器熱交換器3Aの管壁を介
して熱交換して凝縮液化した後、冷媒配管14から供給
される凝縮冷媒と一緒になって冷媒配管15を経由して
蒸発器4へ入る。
【0004】蒸発器4では、冷媒ポンプ19によって蒸
発器熱交換器4Aの上に散布された冷媒液が冷温水配管
22から供給される水と熱交換して蒸発し、このときの
気化熱によって蒸発器熱交換器4A内を流れる水が冷却
される。そして、蒸発器4で蒸発した冷媒は吸収器5に
入り、上方から散布される吸収液に吸収される。
【0005】冷媒を吸収して濃度の薄くなった吸収器5
の吸収液は、吸収液ポンプ13の運転により低温熱交換
器6・高温熱交換器7を経て高温再生器1へ送られる。
高温再生器1に入った吸収液は、バーナ1Bにより加熱
されて冷媒が蒸発し、中濃度の吸収液となって高温熱交
換器7を介し低温再生器2に入る。そして、ここで吸収
液は高温再生器1から冷媒配管14を流れて来た冷媒蒸
気によって加熱され、さらに冷媒が蒸発分離されて濃度
が高くなる。高濃度になった吸収液は低温熱交換器6を
経て吸収器5へ入り、上方から散布される。
【0006】上記のように吸収冷凍機の運転が行われる
と、蒸発器熱交換器4Aの管壁を介して冷媒の気化熱に
よって冷却された冷水が、冷温水配管22から室内機の
利用側熱交換器に循環供給できるので、冷房運転が行え
る。
【0007】一方、開閉弁26・27・28を開け、冷
却水配管23に冷却水を通さないでバーナ1Bを点火し
て高温再生器1で溶液を加熱すると、高温再生器1で溶
液から蒸発分離された冷媒は冷媒配管14の途中から主
に流路抵抗の小さい冷媒配管17を介して吸収器5・蒸
発器4に入り、蒸発器熱交換器4A内を流れる水と熱交
換して凝縮し、主にこのときの凝縮熱によって蒸発器熱
交換器4A内の水が加熱される。したがって、この蒸発
器熱交換器4A内で加熱された水を室内機の利用側熱交
換器に循環供給することで暖房運転が行なわれる。
【0008】なお、蒸発器4で凝縮した冷媒は開閉弁2
8を通って吸収器5に入り、吸収液配管11から流入す
る吸収液と混合され、吸収液ポンプ13によって低温熱
交換器6・高温熱交換器7を経て高温再生器1へ送られ
る。高温再生器1に入った吸収液は、バーナ1Bにより
加熱されて冷媒が蒸発し、中濃度の吸収液となって吸収
液配管11から吸収器5に戻る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成の吸
収冷凍機を室外機とした空調装置においては、冷房運転
は二重効用の冷房サイクルとなるので熱効率が良いが、
暖房運転は単なるボイラ運転となるため、熱効率が悪い
と云った問題点があった。
【0010】また、室内機に循環供給する流体が、顕熱
変化によって冷暖房を行う水であるので、多量に供給す
る必要があり、循環供給のためのポンプは大型化して価
格が高くなると共に、駆動するための電力も多くなると
云った問題点もあった。
【0011】さらに、コストダウンを目的として吸収冷
凍機を水冷式から空冷式に変える場合には、水冷式の際
に用いている水平管群(管内に冷水が流れる)の吸収器
の構成を、冷却用空気を管内に流すことができないので
管外に供給する構成に変える必要があり、その構造とし
ては水蒸気の供給が吸収液に阻害されないようにするた
めに吸収器の構成を縦型管群にする必要があった。この
場合、水蒸気の供給をスムースに行うために吸収器の大
型化が必要であり、また熱交換を促進するためには送風
量を増加させる必要があるなどの問題点もあり、これら
が解決すべき課題となっていた。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術の
課題を解決するため、吸収冷凍機の蒸発器内部に配設さ
れた蒸発器熱交換器と、空調を行う部屋に設置される利
用側熱交換器との間を相変化可能な流体が循環可能に配
管接続すると共に、吸収冷凍機の吸収器と凝縮器の内部
にそれぞれ配設された吸収器熱交換器・凝縮器熱交換器
と、外部流体との熱交換を行う外部流体熱交換器との間
を相変化可能な流体が循環可能に配管接続し、循環管路
それぞれに流体の圧縮搬送手段を設けるようにした第1
の構成の空調装置と、
【0013】前記第1の構成の空調装置において、蒸発
器熱交換器と外部流体熱交換器とを連通し、吸収器熱交
換器・凝縮器熱交換器と利用側熱交換器とを連通する流
体流路切替手段を、循環管路に設けるようにした第2の
構成の空調装置と、
【0014】前記第1または第2の構成の空調装置にお
いて、吸収冷凍機を何れの利用側熱交換器よりも上方に
配置するようにした第3の構成の空調装置と、
【0015】前記第1〜第3の構成の空調装置におい
て、外部流体を室外空気とした第4の構成の空調装置
と、 を提供するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
〜図4に基づいて説明する。なお、理解を容易にするた
め、これらの図においても前記図5において説明した部
分と同様の機能を有する部分には、同一の符号を付し
た。
【0017】図1と図2に示すように、吸収冷凍機10
0(但し、図5に示した凝縮器熱交換器3Aと吸収器熱
交換器5Aを直列に連通する冷却水配管23はない)の
凝縮器熱交換器3A・蒸発器熱交換器4A・吸収器熱交
換器5Aと、複数の室内機51それぞれに設けられた利
用側熱交換器52と、内部を通過する流体が外気と熱交
換を行う外部流体熱交換器としての空気熱交換器53と
が、コンプレッサ54・55と、減圧器56・57と、
三方弁58・59・60・61が介在する冷媒配管62
を介して連通し、管路内に封入した相変化が可能な冷
媒、例えば低温度でも圧力が低下すると容易に蒸発し得
る、冷媒のR−134aが各熱交換器の間で循環可能と
なっている。
【0018】そして、三方弁58・59・60・61の
切替操作によって、図1のように凝縮器熱交換器3Aと
吸収器熱交換器5Aと空気熱交換器53とを連通したと
きには、蒸発器熱交換器4Aと利用側熱交換器52とが
連通して室内機51による冷房が行われ、図2のように
蒸発器熱交換器4Aと空気熱交換器53とを連通したと
きには、凝縮器熱交換器3Aと吸収器熱交換器5Aと利
用側熱交換器52とが連通して室内機51による暖房が
行われるものである。
【0019】なお、63は室内機51に設置されて利用
側熱交換器52に室内空気を吹き付け、冷媒配管62を
介して吸収冷凍機100から利用側熱交換器52に循環
供給されるR−134aと室内空気との熱交換を促進す
る送風機、64は空気熱交換器53に外気を吹き付け、
冷媒配管62を介して吸収冷凍機100から空気熱交換
器53に循環供給されるR−134aと外気との熱交換
を促進する送風機である。
【0020】したがって、図1のように三方弁58・5
9・60・61を切り替えると共に、高温再生器1で加
熱生成した吸収冷凍機100の冷媒蒸気が凝縮器3で凝
縮して蒸発器4に入り、蒸発器4で蒸発した冷媒蒸気が
吸収器に入って低温再生器から流入する高濃度の吸収液
に吸収されて高温再生器1に戻るように吸収冷凍機10
0の開閉弁を操作して二重効用運転したときには、蒸発
器熱交換器4Aと室内機51の利用側熱交換器52との
間をコンプレッサ54の圧送力によって循環するR−1
34aは、蒸発器4で蒸発する吸収冷凍機100の冷媒
に蒸発器熱交換器4Aの管壁を介して気化熱を奪われて
温度が下がり凝縮する。
【0021】そして、蒸発器熱交換器4Aで放熱して凝
縮した液体のR−134aが室内機51の利用側熱交換
器52に循環供給され、送風機63によって吹き付けら
れる室内空気から気化熱を奪って蒸発することで冷房が
行われる。
【0022】一方、コンプレッサ55によって凝縮器熱
交換器3A・吸収器熱交換器5A・空気熱交換器53の
間で循環するR−134aは、凝縮器熱交換器3Aにお
いては吸収冷凍機100の冷媒蒸気を凝縮させる際に加
熱されて蒸発し、吸収器熱交換器5Aにおいては吸収冷
凍機100の冷媒蒸気を吸収液が吸収するときの反応熱
で加熱された吸収液を冷却させる際に加熱されて蒸発
し、この蒸発したR−134aが空気熱交換器53に送
られ、ここで送風機64よって吹き付けられる外気に放
熱して凝縮する。
【0023】この冷房運転時における冷媒の圧力−エン
タルピ線図は図3のように現され、コンプレッサ54・
55による圧縮作用があるため、吸収冷凍機自体に求め
られる仕事量が減少すると云った利点がある。
【0024】また、吸収冷凍機100を前記図1の冷房
運転時と同様に運転しながら、三方弁58・59・60
・61を図2のように切り替えると、凝縮器熱交換器3
Aと吸収器熱交換器5Aと利用側熱交換器52との間を
コンプレッサ55の圧送力によって循環するR−134
aは、凝縮器熱交換器3Aと吸収器熱交換器5Aとで前
記図1で説明したように加熱されて蒸発し、この蒸発し
た気体のR−134aが室内機51の利用側熱交換器5
2に循環供給され、送風機63によって吹き付けられる
室内空気に放熱して暖房作用を行い、凝縮液化したR−
134aは凝縮器熱交換器3Aと吸収器熱交換器5Aに
戻される。
【0025】一方、コンプレッサ54によって蒸発器熱
交換器4Aと空気熱交換器53との間で循環するR−1
34aは、蒸発器熱交換器4Aにおいては前記図1で説
明したように吸収冷凍機100の冷媒が蒸発するときの
気化熱によって冷却されて凝縮液化し、この凝縮した液
体のR−134aが空気熱交換器53に送られ、ここで
送風機64よって吹き付けられる外気から熱を奪って蒸
発し、蒸発器熱交換器4Aに戻される。
【0026】この暖房運転において、バーナ1Bでガス
や油を燃やして発生する熱は、吸収器5から高温再生器
1に供給された吸収液の温度を上昇させるためと、吸収
冷凍機100の冷媒を吸収液から蒸発分離することに費
やされる。
【0027】そして、バーナ1Bにより加熱されて冷媒
を蒸発分離した吸収液が保有する熱は、吸収器熱交換器
5Aの管壁を介してR−134aの相変化、すなわち液
相から気相への相変化を起こすことでR−134aに移
され、冷媒蒸気が保有する熱も凝縮器熱交換器3Aの管
壁を介して同様にR−134aに移される。
【0028】また、吸収器熱交換器5Aの管壁を介して
は、R−134aが外気から空気熱交換器53の管壁を
介して気化熱として奪った熱も、コンプレッサ54がR
−134aを断熱圧縮するときに発生する熱も、吸収器
4で吸収液が吸収冷凍機100の冷媒を吸収する際に発
生する反応熱も、全て管内を通るR−134aを蒸発さ
せてR−134aに移るので、室内機51に供給するR
−134aに吸収冷凍機100で移される熱量はバーナ
1Bが発生する熱量より多くなる。
【0029】R−134aは、さらにコンプレッサ55
による断熱圧縮により加熱されて、送風機63が室内空
気を吹き付ける室内機51の利用側熱交換器52に供さ
れるので、吸収冷凍機100を単にボイラ運転していた
従来の暖房運転に比較して熱効率が約35%も改善され
る。
【0030】すなわち、この暖房運転時における冷媒の
圧力−エンタルピ線図も図4のように現されてコンプレ
ッサ54・55による圧縮作用が期待できるため、吸収
冷凍機自体に求められる仕事量が減少すると云った利点
がある。
【0031】また、室内機51の利用側熱交換器52に
は潜熱の出し入れによって相変化するR−134aを循
環供給して冷暖房を行うので、循環中に相変化しない水
などを用いて冷暖房を行う場合より供給量は少なくて済
むことから、冷媒配管62を細くしたり、搬送手段のコ
ンプレッサ54・55の小型化が図れるので、設備費と
ランニングコストの両方が削減できる。
【0032】また、吸収冷凍機100をビルの最上階な
どに設置し、全ての室内機51をそれより下方に設置す
るときには、コンプレッサ54を一層小型化することが
できる。すなわち、冷房運転のときにはコンプレッサ5
4を運転しなくても、上方の蒸発器熱交換器4Aで凝縮
液化した液体のR−134aは、下方の室内機51の利
用側熱交換器52にはその自重で流入し、利用側熱交換
器52で蒸発した気体のR−134aはR−134aが
凝縮して低圧となっている蒸発器熱交換器4Aに圧力差
によって戻されるので、補助動力としての能力さえあれ
ば良い。一方、暖房運転のときには蒸発器熱交換器4A
の側方に設置する空気熱交換器53との間でR−134
aを循環させる能力は要求されるが、それでも最上階な
どに設置した吸収冷凍機100まで低層階から液体のR
−134aを押し上げる能力に比較すると遥かに小さい
ので、コンプレッサ54の一層の小型化が可能となる。
【0033】したがって、コンプレッサ54は暖房運転
時にR−134aを蒸発器熱交換器4Aと空気熱交換器
53との間で循環させるための能力を考慮して小型のも
のを使用すれば良いので、R−134aを搬送するため
の動力が削減でき、電力消費量が最大となる夏期の電力
消費を抑えることができる。
【0034】また、吸収冷凍機100の凝縮器熱交換器
3A・吸収器熱交換器5Aまたは蒸発器熱交換器4Aと
連通する熱交換器が外気と熱交換するものであるため、
水配管などが不要であり、ビルの屋上などにも簡単に設
置することができる。
【0035】なお、凝縮器熱交換器3Aと吸収器熱交換
器5Aとは冷媒配管62に直列に接続し、コンプレッサ
55によって搬送されるR−134aが凝縮器熱交換器
3Aと吸収器熱交換器5Aとに順次流れるように配管接
続しても良い。
【0036】また、吸収冷凍機100に二重効用サイク
ルのヒートポンプを用いたが、単に冷温水吸収ヒートポ
ンプを用いて暖房運転を行うようにしても良いし、吸収
冷凍機100と利用側熱交換器52、吸収冷凍機100
と空気熱交換器53との間で循環させる流体としては、
R−134aの他にも、温度と圧力の制御によって容易
に相変化するR−407c、R−404A、R−410
cなどであっても良い。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の空調装置
では相変化が可能な流体の潜熱を利用した熱搬送を行う
ので、循環中に相変化しない水などを用いて冷暖房を行
う装置より供給量が少なくて済むことから、室外機と室
内機との間の配管を細くしたり、圧縮搬送手段の小型化
ができるので、設備費とランニングコストの両方が削減
できる。また、冷房運転時においても圧縮搬送手段によ
る断熱圧縮作用があるため、吸収冷凍機自体に求められ
る仕事量が減少し、熱効率が改善されると云った利点も
ある。
【0038】また、請求項2の空調装置によれば、外気
から奪った熱を暖房に使用することができるので、暖房
運転における熱効率が顕著に改善される。
【0039】また、請求項3の空調装置によれば、冷房
運転時に室内機に冷房用流体を圧縮搬送する手段の一層
の小型化と省エネが図れる。
【0040】また、請求項4の空調装置によれば、外部
流体熱交換器に熱交換のために供給する外部流体の配管
が不要になるので、ビルの屋上などにも吸収冷凍機や外
部流体熱交換器を簡単に設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態(冷房運転)を示す説明図
である。
【図2】本発明の一実施形態(暖房運転)を示す説明図
である。
【図3】冷房運転時における冷媒の圧力−エンタルピ線
図である。
【図4】暖房運転時における冷媒の圧力−エンタルピ線
図である。
【図5】吸収冷凍機の説明図である。
【符号の説明】
1 高温再生器 1B バーナ 2 低温再生器 3 凝縮器 3A 凝縮器熱交換器 4 蒸発器 4A 蒸発器熱交換器 5 吸収器 5A 吸収器熱交換器 6 低温熱交換器 7 高温熱交換器 8〜11 吸収液配管 13 吸収液ポンプ 14〜17 冷媒配管 19 冷媒ポンプ 22 冷温水配管 23 冷却水配管 24 燃料供給管 25 流量調整弁 26〜28 開閉弁 51 室内機 52 利用側熱交換器 53 空気熱交換器 54・55 コンプレッサ 56・57 減圧器 58〜61 三方弁 62 冷媒配管 63・64 送風機 100 吸収冷凍機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸収冷凍機の蒸発器内部に配設された蒸
    発器熱交換器と、空調を行う部屋に設置される利用側熱
    交換器との間を相変化可能な流体が循環可能に配管接続
    すると共に、吸収冷凍機の吸収器と凝縮器の内部にそれ
    ぞれ配設された吸収器熱交換器・凝縮器熱交換器と、外
    部流体との熱交換を行う外部流体熱交換器との間を相変
    化可能な流体が循環可能に配管接続し、循環管路それぞ
    れに流体の圧縮搬送手段を設けたことを特徴とする空調
    装置。
  2. 【請求項2】 蒸発器熱交換器と外部流体熱交換器とを
    連通し、吸収器熱交換器・凝縮器熱交換器と利用側熱交
    換器とを連通する流体流路切替手段が、循環管路に設け
    られたことを特徴とする請求項1記載の空調装置。
  3. 【請求項3】 吸収冷凍機が何れの利用側熱交換器より
    も上方に配置されることを特徴とする請求項1または2
    に記載の空調装置。
  4. 【請求項4】 外部流体が室外空気であることを特徴と
    する請求項1〜3何れかに記載の空調装置。
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