JPH11190510A - 焼却炉内でごみを焼却するための、及びごみ焼却により生じるスラグを処理するための方法 - Google Patents

焼却炉内でごみを焼却するための、及びごみ焼却により生じるスラグを処理するための方法

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JPH11190510A
JPH11190510A JP10289487A JP28948798A JPH11190510A JP H11190510 A JPH11190510 A JP H11190510A JP 10289487 A JP10289487 A JP 10289487A JP 28948798 A JP28948798 A JP 28948798A JP H11190510 A JPH11190510 A JP H11190510A
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drum
furnace
waste
slag
refuse
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JP10289487A
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John Millard
ミラード ジョン
Hans Rueegg
リュエック ハンス
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ABB Asea Brown Boveri Ltd
ABB AB
Original Assignee
ABB Asea Brown Boveri Ltd
Asea Brown Boveri AB
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Publication date
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    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23GCREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
    • F23G5/00Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor
    • F23G5/20Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor having rotating or oscillating drums
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23GCREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
    • F23G5/00Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor
    • F23G5/08Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor having supplementary heating
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    • F23G5/16Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor having supplementary heating including secondary combustion in a separate combustion chamber
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
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    • F23G2202/10Combustion in two or more stages
    • F23G2202/106Combustion in two or more stages with recirculation of unburned solid or gaseous matter into combustion chamber
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23GCREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
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    • F23G2900/50209Compacting waste before burning

Abstract

(57)【要約】 【課題】 焼却炉内でごみ1を焼却するための、及びご
み焼却により生じるスラグを処理するための方法で、効
果的かつコスト的に有利な方法を提供すると共に、この
方法を、少ない発熱量を有するごみのためにも使用でき
るようにし、かつ少ないNOx放出しか生じない堅実か
つ簡単な技術によって実現することにある。その上、残
留物が更なるプロセスで利用されることのできるように
処理されるべき、有害成分の少ないスラグを生ぜしめる
ようにする。 【解決手段】 ごみ1をドラム形回転炉2内で焼却し、
スラグ処理による0〜2mmの微小成分14の少なくと
も一部を空気入口側でドラム形回転炉2に戻し案内し、
上記微小成分14がドラム形回転炉2内で焼却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は廃棄物の熱処理の分
野において、焼却炉内でごみを焼却するための、及びご
み焼却により生じるスラグを処理するための方法であっ
て、スラグを乾燥状態で焼却炉から搬出し、直に少なく
とも2つの成分に分離し、その際、ほぼ32mmまでの
粒度を有する第1の成分を第1のふるい段内で分別し、
かつそのふるいアンダフロー(screen underflow;ふるい
下品、つまりふるいにかけて下方に落下したもの)を0
〜2mmの微小成分に分別するために第2のふるい段に
供給し、その微小成分を特別処理装置に供給する方法に
の方法に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭ごみの焼却のために今日においては
一般に火格子焼却法が採用されている。その場合、ごみ
は機械的に水平又は傾斜した平面上を運動し、かつ同時
に下方から火格子を通してごみ床内へ流入する燃焼空気
により貫流される。廃棄物の不燃成分は火格子アッシュ
もしくはスラグとして焼却施設から排出される。他面に
おいて、この火格子焼却法は6500kJ/kgを越え
る発熱量を有するごみのためには極めて有効に使用され
るが、比較的低い発熱量を有するごみを焼却するのには
不適当である。その理由は、この場合にはごみを乾燥さ
せるために著しい燃焼空気予熱が必要であり、これによ
り火格子ライニングの強度と腐食の問題が生じるからで
ある。
【0003】ヨーロッパ特許第0372039号明細書
からは廃棄物焼却施設によりスラグを処理するための方
法が公知であり、この方法によれば、スラグが乾燥状態
で焼却炉から排出され、粗クリーニング(不燃粗大物と
磁気的部分の排除)され、次いでこの粗クリーニングさ
れたスラグが少なくとも2つの成分に分割され、一方の
成分に2mmより小さなすべての粒子が割り当てられ
る。この方法の根拠は、この微小成分が、もともとスラ
グ内に含まれる有害物質の大部分を含んでいるという認
識に立脚している。この微小成分は特別処理施設に供給
され、他面において粗大成分は例えば建材として適して
いる。
【0004】この方法の改良がヨーロッパ特許公開第0
722777号明細書に開示されている。その明細書に
は、ごみ焼却施設に由来するスラグの処理のための方法
が開示されており、これによれば、生スラグが火格子を
通り過ぎた後に直に、かつ水浴内での予備的な焼き入れ
を行うことなしに少なくとも2つの成分に分離され、こ
れら両方の成分が別個に引き続き処理され、その際、粗
大成分が湿式スラグ除去装置に供給される。この方法
は、80mm有利には32mmより小さな粒度の第1の
成分が第1のふるい段内で分離され、ふるいオーバフロ
ー(screen overflow;ふるい上品、つまりふるいにかけ
て上に残ったもの)が湿式スラグ除去装置に供給され、
ふるいアンダフローと、場合により火格子の格子アンダ
フローとが0〜2mm(つまり<2mm)の微小成分の分
別の目的で第2のふるい段に供給され、この第2段のふ
るいオーバフローが場合により金属物質と不活性物質の
分別の後に機械的に粉砕され、第2段のふるいアンダフ
ローが特別処理施設、例えば溶解炉に供給されることを
特徴としている。例えばアーク炉内で実施される溶解プ
ロセスでは、埋め立てに適したガラス状の生成物と金属
濃縮物とが形成される(F.−G.Simon und
K.−H.Andersson著:InRec−Ve
rfahren−Verwertung von Re
ststoffen aus der thermis
chen Abfallbehandlung(InR
ec法−熱的廃棄物処理に由来するの残留物の利用,A
BB Technik 9/1995,第15〜20ペ
ージ参照)。この処理法は実地において従来火格子焼却
炉に由来するスラグのために使用され成果を挙げてい
る。しかしアーク炉の使用によりコストが高いことが欠
点である。
【0005】ごみのための火格子焼却法の他にも、ごみ
(主として特別ごみ)をドラム形回転炉内で焼却するこ
とも公知である。このドラム形回転炉は主として搬送方
向で傾斜していて内部を耐火性材料により被覆された、
又は冷却式中空ジャケットを有するシリンダから成る。
その場合、種々の硬さと性質を有しているごみは並流法
で燃焼空気と一緒に回転ドラム端部のところで回転ドラ
ムに供給され、次いでこの回転ドラム内で焼却される。
この方法の欠点は、燃焼空気がごみ床を貫流せず、従っ
てスラグの焼却が悪いことにある。この欠点はごみの滞
留時間の延長により、又は回転ドラム内の温度を上昇さ
せることにより回避することができるが、しかし、これ
らの2つの手段は再び以下に挙げる欠点を招く。すなわ
ち、第1の手段は大きな回転ドラムを必要とするか又は
処理量をわずかにする必要があり、かつ、第2の手段は
ライニング材料の大きな摩耗を伴うスラグの溶解ひいて
は高い処理コストを招く。この理由で実地では多くの場
合、硬さが種々異なるために火格子炉内では処理できな
い特別なごみしかドラム形回転炉内で焼却することがで
きない。
【0006】水分含有量の特に多い、発熱量の少ない廃
棄物のためにはドラム形回転炉内で向流原理が採用され
ると有利であり、要するに廃棄物・スラグの搬送通路が
燃焼空気・煙道ガス通路に対して逆向きである。その場
合、乾燥区域の排出蒸気はドラム形回転炉のその他の火
炎室を負荷することなく直に燃焼室内に導入される。こ
のことにより、廃棄物のスルーアウトイグニション(D
urchzuenden)が早期に行われ、従って完全
焼却のために比較的短いドラムを使用するだけで十分で
ある(K.J.Thome′−Kozmiensky
著、Thermische Abfallbehand
lung(熱的な廃棄物処理).EF−Verlag
fuer Energie−und Unweltte
chnikGmbH(エネルギと環境技術有限会社のた
めのEF出版,第2版,1994年,第240ペー
ジ)。
【0007】ごみ焼却のためにドラム形回転炉を使用す
ることの別の欠点は、スラグと空気との混合が悪いこと
にある。ドラム形回転炉は2.0から3.0までの高い
空気過剰率で運転され(K.J. Thome′−Ko
zmiensky著:Thermische Abfa
llbehandlung(熱的廃棄物処理),EF−
Verlag fuer Energie−und U
nwelttechnik GmbH(エネルギと環境
技術有限会社のためのEF出版,第2版,1994年,
第239ページ)、このことが高いNOx値を生ぜしめ
るが、しかし、この値は環境保護の観点から可能な限り
低くなければならない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記欠点を回避すべく
本発明の課題とするところは、焼却炉内でごみを焼却す
るための、かつごみ焼却に由来するスラグを処理するた
めの効果的かつコスト的に有利な方法を提供すると共
に、この方法を、少ない発熱量を有するごみのためにも
使用できるようにし、かつ少ないNOx放出しか生じな
い堅実かつ簡単な技術によって実現することにある。そ
の上、残留物が更なるプロセスで利用されることのでき
るように処理されるべき、有害成分の少ないスラグを生
ぜしめることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によれ
ば、請求項1に記載したように、焼却炉内でごみを焼却
するための、かつごみ焼却に由来するスラグを処理する
ための方法であって、スラグを乾燥状態で焼却炉から搬
出し、かつ直に少なくとも2つの成分に分離し、その
際、ほぼ32mmまでの粒度を有する第1の成分を第1
のふるい段内で分別し、かつそのふるいアンダフローを
0〜2mmの微小成分の分別の目的で第2のふるい段に
供給し、その微小成分を特別処理装置に供給する形式の
ものにおいて、ごみをドラム形回転炉内で焼却し、スラ
グ処理に由来する0〜2mmの微小成分の少なくとも一
部分を空気入口側でドラム形回転炉内へ戻し案内し、か
つ上記微小成分をドラム形回転炉内で焼却することによ
って解決される。その場合、微小成分は有利にはバーナ
によって、さらにまた流動床法によっても焼却するるこ
とができる。
【0010】
【発明の効果】本発明の利点は、ドラム形回転炉内での
焼却では典型的に低かった灰の完全焼却(ash burn-of
f)が向上し、かつスラグが有害物質の少ない状態で生
成されることにある。ごみ焼却のために使用されるドラ
ム形回転炉の機械的な複雑性は従来有利に使用された燃
焼火格子に比して低い。本技術は簡単であるため、本発
明方法は発展途上国及び経済離陸国でも問題なく使用さ
れる。
【0011】ドラム形回転炉が1より小さな空気過剰率
で、要するに化学量論的にアンダーに運転されると特別
有利である。このことの有する利点は、焼却時に酸化窒
素がわずかしか発生しないことにある。それと同時に、
ドラム形回転炉内の煙道ガス速度が低く、このことによ
り、ダスト及び不燃の軽量小片がガス量により連行され
ることが阻止される。このことによりさらに、ボイラ端
部での煙道ガス量が低く保たれ、ひいては小さな煙道ガ
ス洗浄装置を必要とするのみとなる。
【0012】さらに、第1のふるい段のふるいアンダフ
ローがウインドシフターに供給され、このウインドシフ
タで炭素に富んだ軽い成分(微小成分)と不活性の重い
成分とに分離されると有利である。その場合、炭素に富
んだ軽い成分はすべて<2mmの粒子だけから成る。こ
の軽い成分はドラム形回転炉内へ戻し案内されてバーナ
内で焼却され、このことが、ドラム形回転炉の冷たい空
気入口端部の温度を上昇せしめる。
【0013】さらに、<7MJ/kgの発熱量を有する
ごみの焼却時には向流原理でドラム形回転炉が運転され
ると有利である。ごみ投与のための反対側の端部で燃焼
空気がドラム形回転炉内へ導入されると、対流と放射と
により極めて効率よく回転ドラムライニングとごみとに
熱を引き渡す熱い煙道ガスは湿ったごみの乾燥のために
極めて良好に使用されることができ、これにより良好な
焼却が可能である。
【0014】本発明にもとづく方法は(7MJ/kgよ
り多い)高い発熱量を有するごみの焼却のために特に適
している。この場合は、ドラム形回転炉は並流原理で運
転される。
【0015】最後に、低い発熱量を有するごみの焼却時
にはドラム形回転炉の空気側の端部に付加的な燃料が噴
入されると有利であり、その結果、燃焼条件がさらに改
善される。同じことは、燃焼空気が予熱された状態でド
ラム形回転炉内へ供給される場合にも生じる。その場
合、有利には空気の予熱が例えば放射冷却装置内で冷却
される熱い煙道ガスにより行われるか、又は燃焼空気が
回転ドラムジャケットの冷却のための冷却空気として予
め使用される。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、図面につき本発明の実施例
を説明する。
【0017】図面には本発明の理解にとって重要なエレ
メントだけが示されている。媒体の流れ方向は矢印で示
されている。
【0018】以下に、図1から図3までと実施例とにも
とづき本発明を詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の1実施例にもとづく方法の
原理図を示す。比較的低い発熱量(4.5MJ/kg)
を有するごみ1が焼却される。ごみ1はこの実施例では
28.5%の可燃物と46.9%の水と24.6%のア
ッシュとから成る。この種のごみ組成は例えばアジア諸
国及び発展途上国では典型的なものである。
【0020】ごみ1は図示されていない供給装置を介し
てドラム形回転炉2に供給される。選択的に、ごみ1は
ドラム形回転炉2内への入口の手前のプレス3内で機械
的に予め圧縮されることができ、その場合、プレス3は
有利に供給装置内に組み込まれることができる。
【0021】ドラム形回転炉2はこの第1実施例では2
5mの長さ及び5mの直径を有している。このドラム形
回転炉2は向流原理で運転され、要するに、ごみ1の搬
送方向で傾斜した回転ドラムの上端のところでごみが投
与され、回転ドラムの下端のところで燃焼空気(一次空
気)が送風機5を介して供給される。それゆえ、廃棄物
・スラグ通路は燃焼空気・煙道ガスの流れ方向に対して
逆方向に延びている。ドラム形回転炉2の上端は後燃焼
器6に続いている。この後燃焼器6内には送風機7を介
して二次空気が供給される。ドラム形回転炉2内の最大
温度が1000℃であれば、後燃焼器6の端部の温度は
ほぼ850℃である。ドラム形回転炉2は化学量論的に
アンダーに、要するに<1の空気過剰率で運転される。
供給される一次空気4の量は390003 /hであり、
回転ドラムの上端の煙道ガス量は63400Nm3 /h
であり、後燃焼器6の出口の煙道ガス量は98000N
m3 /hである。
【0022】ごみ1は連続的にドラム形回転炉2内に供
給され、ドラム形回転炉2を通して搬送される。その場
合、ごみは>500℃の温度まで加熱され、可燃成分が
焼却される。ドラム形回転炉2の下端ではスラグ(アッ
シュ)9が乾燥され、要するに水浴内で消火されること
なく搬出されて、例えばヨーロッパ特許公開第0722
777号明細書、ヨーロッパ特許公開第0691160
号明細書又はヨーロッパ特許第0372039号明細書
に記載されているように乾式又は半乾式の分離及び分級
プロセスをほどこされる。ごみ焼却スラグに由来する材
料の回収法はこれらの明細書に開示されているため、こ
こでは詳細に記載しない。符号10により、一般的に種
々の分離装置、分級装置及び粉砕装置が示されており、
これらの装置によって、一面では経済的にさらに利用す
ることのできるスクラップ鉄11、非鉄金属(特に銅,
アルミニウム)12及び不活性のスラグ13が得られ、
他面において0... 2mmの微小成分(炭素に富む軽い
成分)14が得られ、この微小成分は空気入口側でドラ
ム形回転炉2へ戻し案内される。炭素に富む軽い成分1
4は直に回転ドラム端部のところでバーナを介して焼却
されるか、又は選択的に、ドラム形回転炉2内への戻し
案内に先立って別の中間段階で炭素15により富化され
ることができる。さらに、燃焼を改善するために、直に
ドラム形回転炉の下端で付加的な燃料16を供給するこ
とが可能である。予熱された燃焼空気が使用されると一
層の改善が得られ、その場合、燃焼空気の予熱は例えば
放射冷却装置内で熱い煙道ガスにより行われるか、又は
空気が始めに回転ドラムジャケットの冷却のために使用
され、しかる後にこの空気が燃焼空気として使用され
る。
【0023】図2は再度第1実施例によるスラグ処理を
詳細に示す。ドラム形回転炉2から出たスラグ9は第1
のふるい段17内でローラ格子上でふるい分けられ、そ
の際、<32mmのふるいアンダーフローは第2の分級
段18、この場合にはジグザグ・ウインドシフタに供給
される。ジグザグ・ウインドシフタ内では第1のふるい
段17のふるいアンダーフローが炭素に富んだ軽い成分
(微小成分14)と不活性の重い成分19とに分離され
る。軽い成分14は次いで付加的に炭素15により富化
され、又は直にドラム形回転炉2へ戻し案内される。当
然ながらそのつどの要求に応じて、軽い成分14の一部
分たけがドラム形回転炉2に戻し案内されることもでき
る。>32mmのふるいオーバフローはジグザグウイン
ドシフタに由来する不活性の重い成分19と一緒にまと
めて案内され、鉄もしくは非鉄・金属分離装置20によ
って金属成分から分別される。>32mmのふるいオー
バフローはスクラップの排除と粉砕との後にドラム形回
転炉2へ戻し案内される。問題は例えば書籍及びメロン
のような不燃の粗大部分である。これらの物は手により
取り出されて戻し案内されるか、又は粗大成分全体が粉
砕の後にドラム形回転炉2に戻し案内される。
【0024】本発明にもとづきドラム形回転炉2内での
ごみ焼却と、スラグ9の微小成分14の少なくとも一部
分をドラム形回転炉内へ戻し案して焼却することとが組
み合わされたことによって、ドラム形回転炉2の重大な
欠点(低い灰燼焼却)が排除される。その上、低温での
後燃焼に関連したドラム形回転炉2内での化学量論的に
アンダーな燃焼により、NOx放出が火格子燃焼に比し
て軽減される。さらに、本発明にもとづく方法を発展途
上国及び経済離陸国で使用すれば、ドラム形回転炉2の
堅実かつ簡単な技術が大きな利点をもたらす。
【0025】図3は本発明にもとづく第2実施例の原理
図を示す。この場合、例えばヨーロッパ諸国で発生する
高い発熱量(>7MJ/kg)を有するごみ1が焼却さ
れる。図3にもとづく方法が図1に示す実施例と異なる
点は、ドラム形回転炉2が並流原理で運転されることだ
けであり、要するに、ごみ1の搬送方向で傾斜したドラ
ム形回転炉2の上端で、ごみ1と、予め圧縮機5内で圧
縮された燃焼空気(一次空気4)とが供給される。それ
ゆえ、廃棄物・スラグ通路は燃焼空気・煙道ガスの流れ
方向に対して同じ方向に延びている。本発明によればこ
の場合、予め乾燥状態でドラム形回転炉2から搬出され
て乾式で分離/分級処理されたスラグの一部分又はすべ
ての微小成分がドラム形回転炉2の上端内へ戻し案内さ
れる。この場合も上述した利点が得られる。
【0026】例えば燃焼空気が予熱されると、本発明に
もとづく方法の効果に関するさらなる改善が可能であ
る。その場合、例えば放射冷却装置内で熱い煙道ガスに
よって予熱が行われるか、又は燃焼空気が燃焼過程に先
立ってまず始めに回転ドラムジャケットの冷却のために
使用されてその際に予熱される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にもとづく方法の第1実施例の原理図で
ある。
【図2】第1実施例の詳細説明図である。
【図3】本発明にもとづく方法の第2実施例の原理図で
ある。
【符号の説明】
1 ごみ、 2 ドラム形回転炉、 3 プレス、 4
燃焼空気(一次空気)、 5 一次空気のための送風
機、 6 後燃焼器、 7 二次空気のための送風機、
8 燃焼空気(二次空気)、 9 スラグ、 10
分離・分級・粉砕装置、 11 スクラップ鉄、 12
非鉄金属、 13 不活性材料、 14 微小成分
(炭素に富む軽い成分)、 15 炭素、 16 付加
的な燃料、17 第1のふるい段、 18 第2の分級
段、 19 第2の分級段からの不活性の重い成分、
20 金属分離装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハンス リュエック スイス国 ヴォーレン ブレムガルターシ ュトラーセ 55アー

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼却炉内でごみ(1)を焼却するため
    の、及びごみ焼却により生じるスラグを処理するための
    方法であって、スラグ(9)を乾燥状態で焼却炉から搬
    出し、直に少なくとも2つの成分に分離し、その際、ほ
    ぼ32mmまでの粒度を有する第1の成分を第1のふる
    い段(17)内で分別し、かつそのふるいアンダフロー
    を0〜2mmの微小成分(14)に分別するために第2
    のふるい段(19)に供給し、その微小成分(14)を
    特別処理装置に供給する方法において、 a) ごみ(1)をドラム形回転炉(2)内で焼却し、 b) スラグ処理により生じる0〜2mmの微小成分
    (14)の少なくとも一部を空気入口側でドラム形回転
    炉(2)内へ戻し案内し、 c) 上記微小成分(14)をドラム形回転炉(2)内
    で焼却することを特徴とする、焼却炉内でごみを焼却す
    るための、及びごみ焼却により生じるスラグを処理する
    ための方法。
  2. 【請求項2】 ドラム形回転炉(2)を1より小さい空
    気過剰率で運転する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 第1のふるい段(17)のふるいアンダ
    フローを、ウインドシフタに供給し、このウインドシフ
    タで、ドラム形回転炉(2)内へ戻し案内されて焼却さ
    れる、炭素に富む軽い成分(微小成分14)と不活性の
    重い成分(19)とに分離し、その際、軽い成分(1
    4)をドラム形回転炉(2)内への戻し案内に先立って
    別の方法プロセス内で炭素(15)により富化する請求
    項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 <7MJ/kgの発熱量を有するごみ
    (1)の焼却時にドラム形回転炉(2)を向流原理で運
    転する請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 >7MJ/kgの発熱量を有するごみ
    (1)の焼却時にドラム形回転炉(2)を並流原理で運
    転する請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 空気側の回転ドラム端部で燃料(16)
    を噴入する請求項4記載の方法。
  7. 【請求項7】 燃焼空気(4,8)を予熱する請求項1
    から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 燃焼空気(4,8)を回転ドラムジャケ
    ットの冷却のために使用してその際に予熱する請求項7
    記載の方法。
  9. 【請求項9】 燃焼空気(4,8)を放射冷却装置内で
    熱い煙道ガスにより予熱する請求項7記載の方法。
  10. 【請求項10】 ごみ(1)をドラム形回転炉(2)内
    への入口の手前で機械的なプレスによって予め圧縮する
    請求項1記載の方法。
JP10289487A 1997-10-13 1998-10-12 焼却炉内でごみを焼却するための、及びごみ焼却により生じるスラグを処理するための方法 Pending JPH11190510A (ja)

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