JPH11189558A - 光学活性アルコール類の製造方法 - Google Patents
光学活性アルコール類の製造方法Info
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- JPH11189558A JPH11189558A JP9359655A JP35965597A JPH11189558A JP H11189558 A JPH11189558 A JP H11189558A JP 9359655 A JP9359655 A JP 9359655A JP 35965597 A JP35965597 A JP 35965597A JP H11189558 A JPH11189558 A JP H11189558A
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Abstract
造する実用性に優れた方法を提供する。 【解決手段】 一般式(a) 【化1】 (式中、R1 、R2 は、各々、別異なものとして、水素
原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよい炭化水
素基または複素環基、もしくはRO−またはRO−CO
−で、Rは置換基を有していてもよい炭化水素基または
複素環基を示し、また、R1 およびR2 は結合して環を
形成してもよいが、非対称な化合物を構成する環が形成
されている。)で表されるカルボニル化合物を遷移金属
触媒と光学活性含窒素化合物と塩基の存在下に水素と反
応させて不斉水素化し、一般式(b) 【化2】
Description
アルコール類の製造方法に関するものである。さらに詳
しくは、この出願の発明は、医薬品の合成中間体や、液
晶材料などの各種用途において有用な、光学活性アルコ
ール類の実用性に優れた新しい製造法に関するものであ
る。
ル類を不斉合成する方法としては、1)パン酵母などの
酵素を用いる方法や、2)金属錯体触媒を用いてカルボ
ニル化合物を不斉水素化する方法などが知られている。
とくに後者の方法においては、これまでにも多くの不斉
触媒反応の例が報告されている。たとえば、(1)Asym
metric Catalysis In Organic Synthesis, 56-82頁(199
4) Ed,R.Noyoriに詳細に記載されている光学活性ルテニ
ウム触媒による官能基を有するカルボニル化合物の不斉
水素化方法や、(2) Chem.Rev.,Vol.92, 1051-1069頁
(1992)に記載されているルテニウム、ロジウム、イリジ
ウムの不斉錯体触媒による水素移動型還元反応による方
法、(3)油化学822−831頁(1980)および
Advances inCatalysis, Vol.32, 215頁(1983)Ed.Y.Izu
miに記載されている酒石酸を修飾したニッケル触媒を用
いて不斉水素化する方法、(4)Asymmetric Synthesi
s, Vol.5, Chap.4(1985) Ed.J.D.MorrisonおよびJ.Org
anomet Chem. Vol.346, 413-424頁(1988)に記載されて
いる。不斉ヒドロシリル化による方法、(5)J.Chem.S
oc.,PerkinTrans, 1, 2039-2044頁(1985)および J.Am.C
hem.Soc.,Vol.109, 5551-5553頁(1987)に記載される不
斉配位子の存在下にボラン還元する方法、(6) J.Am.
Chem.Soc.,Vol.117, 2675-2676頁(1995)に記載されるホ
スフィンおよびジアミン不斉配位子の存在下に不斉水素
化する方法など知られている。
高い光学純度のアルコール類を得ることができるものの
反応基質の種類に制約があり、しかも得られるアルコー
ル類の絶対配置も特定のものに限られるという欠点があ
る。また、遷移金属の不斉水素化触媒による方法の場合
には、分子内に官能基を含む、たとえばケト酸のような
基質に対しては高い選択性で光学活性アルコール類は製
造できるものの、反応速度の点で難点があった。さら
に、前記(6)文献記載の方法は、選択性および活性の
点で優れているもののホスフィン−ルテニウム錯体を用
いているので、毒性の観点から特に安全とは言えず、か
つ、工業的に回収使用する場合にも難点があった。
類を製造するための一般性の高い、しかも高活性な触媒
を用いての新しい合成方法の実現が望まれていた。
の課題を解決するものとして、一般式(a)
別異なものとして、水素原子、ハロゲン原子、置換基を
有していてもよい炭化水素基または複素環基、もしくは
RO−またはRO−CO−で、Rは(置換基を有してい
てもよい炭化水素基または複素環基を示し、またR1 お
よびR2 は結合して環を形成していてもよいが、非対称
な化合物を構成する環が形成されていることとする。)
で表されるカルボニル化合物を遷移触媒金属と光学活性
含窒素化合物と塩基の存在下に水素と反応させて不斉水
素化し、一般式(b)
す。)で表される光学活性アルコール類を製造すること
を特徴とする光学活性アルコール類の製造方法を提供す
る。そしてまた、この出願の発明は、上記の遷移金属触
媒が、第VIII族の錯体であることや、塩基がアルカリ金
属またはアルカリ土類金属の水酸化物あるいはその塩も
しくは四級アンモニウム塩であること、さらには光学活
性含窒素化合物としての光学活性化合物が光学活性アミ
ン化合物であることを特徴とする光学活性アルコール類
の製造方法をも提供する。
性アルコール類の製造のための遷移金属触媒も提供す
る。
の特徴をもつものであるが、以下に実施の形態について
詳しく説明する。まず、この発明の原料であるカルボニ
ル化合物は、前記の一般式(a)で示されるが、R1 と
R2 は異なっておりR1 とR2 が結合して環を形成して
いる場合にも非対称な化合物を構成する。R1 、R2 に
おいては、前記のとおり、水素原子、ハロゲン原子、置
換基を有していてもよい炭化水素基または複素環基、も
しくはRO−またはRO−CO−で、Rは置換基を有し
ていてもよい炭化水素基または複素環基を示し、R1 と
R2 は環を形成してもよいことを示しているが、ここ
で、ハロゲン原子としてはフッ素原子、塩素原子、臭素
原子、ヨウ素原子などが、炭化水素基としては、鎖状ま
たは環状もしくは両者が結合した、飽和または不飽和の
脂肪族炭化水素、単環または多環の芳香族炭化水素もし
くは芳香脂肪族炭化水素から選ばれるものでよく、アル
キル基、アルケニル基、シクロアルキル基、シクロアル
ケニル基、シクロアルキルアルキル基、アリール基、ア
ラルキル基等がある。複素環基としては、各種のヘテロ
原子を環構成原子としたものがある。アルキル基として
は、たとえばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イ
ソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチ
ル基、n−アミル基、ネオペンチル基、n−ヘキシル
基、シクロヘキシル基、n−オクチル基、n−ノニル
基、メンチル基、2,3,4−トリメチル−3−ペンチ
ル基、2,4−ジメチル−3−ペンチル基などが、アラ
ルキル基としてはベンジル基、2−フェニルエチル基、
2−ナフチルエチル基、ジフェニルメチル基などが、ア
リール基としてはフェニル基、ナフチル基、ビフェニル
基などが、アルケニル基としては2−メチル−1−プロ
ペニル基、2−ブテニル基、トランス−β−スチリル
基、3−フェニル−1−プロペニル基、1−シクロヘキ
セニル基などがあり、複素環基としては、フリル基、ピ
ペリジル基、イミダゾイル基等の各種のものであってよ
い。アルコキシル基としてはメトキシ基、エトキシ基、
n−プロポキシ基,t−ブトキシ基などが、アリールオ
キシ基としてはフェノキシ基などが、アルキルオキシカ
ルボニル基としてはメトキシカルボニル基、エトキシカ
ルボニル基、t−ブチルオキシカルボニル基、ベンジル
オキシカルボニル基、フェニルオキシカルボニル基など
がそれぞれ例示される。これらの基がさらに置換基で置
換されている場合の置換基としては、前記したと同様の
ハロゲン原子、前記したと同様のアルコキシル基、前記
したと同様のアリールオキシ基、メチル基、エチル基、
イソプロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基、n−ア
ミル基、n−ヘキシル基などの低級アルキル基、n−プ
ロピルチオ基、t−ブチルチオ基などの低級アルキルチ
オ基、フェニルチオ基などのアリールチオ基、ニトロ
基、水酸基などが例示される。
ム、パラジウム、白金等の第VIII族遷移金属であり、X
は水素、ハロゲン原子、カルボキシル基、ヒドロキシル
基、アルコキシ基等を、Lは有機配位子等を示す。m、
nは、各々、0〜6の整数を示す。)で表すことがで
き、また塩基は、たとえば、一般式(d)
類金属を示し、Yはヒドロキシ基、アルコキシ基、メル
カプト基、ナフチル基を示す。)で表される金属塩ある
いは4級アンモニウム塩とすることができる。一般式
(c)で示される遷移金属錯体におけるM1 は、たとえ
ば、ルテニウム、ロジウム、イリジウム、パラジウム、
白金などの第VIII族の遷移金属であるが、なかでもルテ
ニウムが特に望ましい。Xは水素、ハロゲン原子、カル
ボキシル基、ヒドロキシル基、アルコキシ基を示し、L
は有機配位子であり、たとえばCO,NO、なども含
め、オレフィン類配位子、アセチレン類配位子、芳香族
化合物配位子、有機含酸素化合物配位子、有機含硫黄化
合物配位子、有機含窒素化合物配位子などとすることが
できる。オレフィン類配位子としては、たとえば、エチ
レン、アリル、ブタジエン、シクロヘキセン、1,3−
シクロヘキサジエン、1,5−シクロオクタジエン、シ
クロオクタトリエン、ノルボナジエン、アクリル酸エス
テル、メタクリル酸エステル、シクロペンタジエニル、
ペンタメチルシクロペンタジエニル、などが例示され
る。配位子となり得るオレフィン系環状化合物には、た
とえば一般式(e)で表すことができるものもある。
置換基からなり、水素原子、ハロゲン原子、置換基を有
していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよい
アラルキル基、置換基を有していてもよいアリール基、
置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有し
ていてもよいアルコキシル基またはアルキルオキシカル
ボニル基を示すことができる。具体的には、ハロゲン原
子としてはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原
子などが、アルキル基としては、たとえばメチル基、エ
チル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル
基、イソブチル基、t−ブチル基、n−アミル基、ネオ
ペンチル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基、n−
オクチル基、n−ノニル基、メンチル基、2,3,4−
トリメチル−3−ペンチル基、2,4−ジメチル−3−
ペンチル基などが、アラルキル基としてはベンジル基、
2−フェニルエチル基、2−ナフチルエチル基、ジフェ
ニルメチル基などが、アリール基としてはフェニル基、
ナフチル基、ビフェニル基、フリル基、チオフェニル
基、などが、アルケニル基としては2−メチル−1−プ
ロペニル基、2−ブテニル基、トランス−β−スチリル
基、3−フェニル−1−プロペニル基、1−シクロヘキ
セニル基などが、アルコキシル基としてはメトキシ基、
エトキシ基、n−プロポキシ基、t−ブトキシ基など
が、アリールオキシ基としてはフェノキシ基などが、ア
ルキルオキシカルボニル基としてはメトキシカルボニル
基、エトキシカルボニル基、t−ブチルオキシカルボニ
ル基、ベンジルオキシカルボニル基、フェニルオキシカ
ルボニル基などがそれぞれ例示される。これらの基がさ
らに置換基で置換されている場合の置換基としては、前
記したと同様のハロゲン原子、前記したと同様のアルコ
キシル基、前記したと同様のアリールオキシ基、メチル
基、エチル基、イソプロピル基、n−ブチル基、t−ブ
チル基、n−アミル基、n−ヘキシル基などの低級アル
キル基、n−プロピルチオ基、t−ブチルチオ基などの
低級アルキルチオ基、フェニルチオ基などのアリールチ
オ基、ニトロ基、水酸基などが例示される。置換基はそ
の数は1〜5の任意の数であり、場所は任意の場所を選
ぶことができる。
ン、1,2−ジメチルアセチレン、1,4−ペンタジイ
ン、1,2−ジフェニルアセチレン、などが例示され
る。芳香族化合物配位子としては、ベンゼン、p−シメ
ン、メジチレン、ナフタレン、アントラセンなどが例示
されるが、さらに配位子となり得る芳香族化合物は、次
の一般式(f)で表すことができる単環もしくは多環の
芳香族化合物である。
からなり、水素、飽和あるいは不飽和炭化水素基、アリ
ル基、異原子を含む官能基を示すことができる。例え
ば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、t−ブチル、
ペンチル、ヘキシル、ヘプチル等のアルキル基、シクロ
プロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキ
シル等のシクロアルキル基、ベンジル、ビニル、アリ
ル、フェニル、ナフチルなどの不飽和炭化水素等の基、
ヒドロキシル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル
基等の異原子を含む官能基を示すことができる。置換基
はその数は1〜6の任意の数であり、場所は任意の場所
を選ぶことができる。
ば、アセテート、ベンゾエート、アセチルアセトナート
などが例示される。有機含硫黄化合物配位子としては、
例えば、ジメチルスルホキシド、ジメチルスルフィド、
チオフェン、二硫化炭素、硫化炭素、チオフェノールな
どが例示される。有機含窒素化合物配位子としては、例
えば、アセトニトリル、ベンゾニトリル、t−ブチルイ
ソシアニド、ピリジン、1,10−フェナントロリン、
2,2′−ビピリジルなどが例示される。金属はルテニ
ウムに何ら限定されるものではない。
明の遷移金属触媒については、各種の原料遷移金属化合
物から合成もしくは調整することができ、たとえば、出
発原料となるルテニウム錯体の例としては、塩化ルテニ
ウム(III) 水和物、臭化ルテニウム(III) 水和物、沃化
ルテニウム(III) 水和物等の無機ルテニウム化合物、
〔2塩化ルテニウム(ノルボルナジエン)〕多核体、
〔2塩化ルテニウム(シクロオクタジエン)〕多核体等
のジエンが配位したルテニウム化合物、〔2塩化ルテニ
ウム(ベンゼン)〕二核体、〔2塩化ルテニウム(p−
シメン)〕ダイマー、〔2塩化ルテニウム(トリメチル
ベンゼン)〕二核体、〔2塩化ルテニウム(ヘキサメチ
ルベンゼン)〕二核体等の芳香族化合物が配位したルテ
ニウム錯体等が用いられる。この他、ジアミン配位子あ
るいはジアミン配位子と置換可能な配位子を有するルテ
ニウム錯体であれば、特に、上記に限定されるものでは
ない。例えば、COMPREHENSIVE ORGANOMETALIC CHEMISTR
Y II7巻 294−296ページに示された、種々のル
テニウム錯体を出発原料として用いることができる。
錯体の使用量は反応容器や反応の型式あるいは経済性に
よっても異なる反応基質であるカルボニル化合物に対し
てモル比で1/100〜1/100,000用いること
ができ、好ましくは1/200〜1/10,000の範
囲とする。また、この発明に用いられる一般式M2 Yで
示される塩基においてM2 はアルカリ金属あるいはアル
カリ土類金属であり、Yはヒドロキシル基あるいはアル
コキシ基、メルカプト基、ナフチル基を示し、具体的に
はKOH、KOCH3 、KOCH(CH3 )2 、KC10
H8 、LiOH、LiOCH3 、LiOCH(CH 3 )
2 、等が例示される。さらに4級アンモニウム塩も利用
できる。
体に対して0.5〜100当量であり好ましくは2〜4
0当量である。そして、この発明では、光学活性アミン
化合物等の含窒素化合物を用いるが、このものはたとえ
ば一般式NR3 R4 R5 で示されるアミン化合物で、置
換基のうち少なくとも一つが光学活性基であり残りが水
素あるいは飽和あるいは不飽和炭化水素基、アリール基
である光学活性モノアミンであるか、あるいは次の一般
式(g)
アルキル基、アリール基等を示し、R 6 、R7 、R12、
R13は水素あるいは飽和あるいは不飽和炭化水素基、ア
リール基、ウレタン基、スルフォニル基等であり、
R8 、R9 、R10、R11はこれら置換基が結合している
炭素が不斉中心となるように同じかもしくは異なる基で
あり、水素あるいはアルキル基、芳香族単環および多環
式基、飽和あるいは不飽和炭化水素基、および環式炭化
水素基等を示す。)で表される光学活性ジアミン化合物
であるとすることができる。たとえば光学活性な1,2
−ジフェニルエチレンジアミン、1,2−シクロヘキサ
ンジアミン、1,2−シクロヘプタンジアミン、2,3
−ジメチルブタンジアミン、1−メチル−2,2−ジフ
ェニルエチレンジアミン、1−イソブチル−2,2−ジ
フェニルエチレンジアミン、1−イソプロピル−2,2
−ジフェニルエチレンジアミン、1−メチル−2,2−
ジ(p−メトキシフェニル)エチレンジアミン、1−イ
ソブチル−2,2−ジ(p−メトキシフェニル)エチレ
ンジアミン、1−イソプロピル−2,2−ジ(p−メト
キシフェニル)エチレンジアミン、1−ベンジル−2,
2−ジ(p−メトキシフェニル)エチレンジアミン、1
−メチル−2,2−ジナフチルエチレンジアミン、1−
イソブチル−2,2−ジナフチルエチレンジアミン、1
−イソプロピル−2,2−ジナフチルエチレンジアミ
ン、などの光学活性ジアミン化合物およびR9ないしR
15の置換基のうち1つないし2つともスルフォニル基あ
るいはウレタン基である光学活性ジアミン化合物を例示
することができる。さらに用いることのできる光学活性
ジアミンは例示した光学活性エチレンジアミン誘導体に
限るものでなく光学活性なプロパンジアミン、ブタンジ
アミン、フェニレンジアミン誘導体を用いることができ
る。これら光学活性アミン化合物の使用量は遷移金属錯
体に対し、モノアミン化合物の場合は1〜20当量の範
囲であり、好ましくは2〜10当量がのぞましく、ジア
ミン化合物の場合は0.5〜10当量で好ましくは1〜
5当量の範囲である。
応原料、触媒系を可溶化するものであれば適宜なものを
用いることができる。例としてトルエン、キシレンなど
の芳香族炭化水素溶媒、ペンタン、ヘキサンなどの脂肪
族炭化水素溶媒、塩化メチレンなどのハロゲン含有炭化
水素溶媒、エーテル、テトラヒドロフランなどのエーテ
ル系溶媒、メタノール、エタノール、2−プロパノー
ル、ブタノール、ベンジルアルコールなどのアルコール
系溶媒、アセトニトリル、DMF、N−メチルピロリド
ン、DMSOなどヘテロ原子を含む有機溶媒を用いるこ
とができる。生成物がアルコールであることからアルコ
ール系溶媒が好適である。反応基質が溶媒に可溶化しに
くい場合は上記溶媒から選択して混合溶媒として用いる
ことができる。
により判断される。2−プロパノールの場合基質濃度
は、基質によっては1%以下の低濃度から無溶媒に近い
状態で反応を行うことができるが、好ましくは20〜5
0重量%で用いることが望ましい。そして、この発明に
おける水素の圧力は、本触媒系が極めて高活性であるこ
とから1気圧で十分であるが、経済性を考慮すると1〜
200気圧の範囲で、好ましくは3〜100気圧の範囲
が望ましいが、プロセス全体の経済性を考慮して50気
圧以下でも高い活性を維持することも可能である。
00℃で行うことが好ましいが25〜40℃の室温付近
で反応を実施することができる。しかしながら本発明に
おいては−30〜0℃の低温でも反応が進行することを
特徴としている。反応時間は反応基質濃度、温度、圧力
等の反応条件によって異なるが数分から10時間で反応
は完結する。実施例で具体的に例示する。
式においても連続式においても実施することができる。
法について説明する。代表例として用いることのできる
ジアミン配位子については次の表1に示した。
ル溶液(120μL)と(S,S)−ジフェニルエチレ
ンジアミン(8.5mg,0.04mmol)と2,
4′−シクロルベンゾフェノン(502mg,2.0m
mol)および15mlの2−プロパノールおよび4m
lのトルエンをアルゴン気流下で仕込み、脱気−アルゴ
ン置換を行った後この溶液にさらに〔RuCl2 (p−
シメン)〕 2 (6.1mg,0.01mmol)加えて
反応溶液を調製する。この溶液を脱気−アルゴン置換を
繰り返し行い、完全に溶解させた後、100mlの金属
製オートクレーブに移し水素を40気圧まで圧入するこ
とにより反応を開始させた。
反応化合物を高速液体クロマトグラフィーと 1H−NM
R分析により生成物の同定と反応収率(95%)を求め
た。さらに得られた(+)−2,4′−ジクロルベンズ
ヒドロールの光学純度は光学活性カラムを用い高速液体
クロマトグラフィーにより決定し、45%eeの結果を
得た。実施例2 シュレンク反応管にKOHの0.5M 2−プロパノー
ル溶液(120μL)と(S,S)ジフェニルエチレン
ジアミン(8.5mg,0.04mmol)と2,4′
−ジクロルベンゾフェノン(502mg,2.0mmo
l)および15mlの2−プロパノールおよび4mlの
トルエンさらに100μlのDMFをアルゴン気流下で
仕込み、脱気−アルゴン置換を行った後この溶液にさら
に〔RuCl2 (cod)〕2 (2.8mg,0.01
mmol)を加えて反応溶液を調製する。この溶液を脱
気−アルゴン置換を繰り返し行い、完全に溶解させた
後、100mlの金属製オートクレーブに移し水素を4
0気圧まで圧入することにより反応を開始させた。
反応化合物を高速液体クロマトグラフィーと 1H−NM
R分析により生成物の同定と反応収率(55%)を求め
た。さらに得られた(+)−2,4′−ジクロルベンズ
ヒドロールの光学純度は光学活性カラムを用い高速液体
クロマトグラフィーにより決定し、55%eeの結果を
得た。実施例3 シュレンク反応管にKOHの0.5M 2−プロパノー
ル溶液(120μL)と(S,S)ジフェニルエチレン
ジアミン(8.5mg,0.04mmol)とアセトフ
ェノン(601mg,5.0mmol)および15ml
の2−プロパノールおよび4mlのトルエンさらに10
0μlのDMFをアルゴン気流下で仕込み、脱気−アル
ゴン置換を行った後この溶液にさらに〔RuCl2 (c
od)〕 2 (2.8mg,0.01mmol)を加えて
反応溶液を調製する。この溶液を脱気−アルゴン置換を
繰り返し行い、完全に溶解させた後、100mlのガラ
ス製オートクレーブに移し水素を40気圧まで圧入する
ことにより反応を開始させた。
反応化合物を高速液体クロマトグラフィーと 1H−NM
R分析により生成物の同定と反応収率(75%)を求め
た。さらに得られた(R)−1−フェニルエタノールの
光学純度は光学活性カラムを用い高速液体クロマトグラ
フィーにより決定し、39%eeの結果を得た。実施例4 シュレンク反応管にKOHの0.5M 2−プロパノー
ル溶液(120μL)と(S,S)ジフェニルエチレン
ジアミン(8.5mg,0.04mmol)とアセトフ
ェノン(601mg,5.0mmol)および15ml
の2−プロパノールおよび4mlのトルエンさらに10
0μlのピリジンをアルゴン気流下で仕込み、脱気−ア
ルゴン置換を行った後この溶液にさらに〔RuCl
2 (p−シメン)〕2 (6.1mg,0.01mmo
l)を加えて反応溶液を調製する。この溶液を脱気−ア
ルゴン置換を繰り返し行い、完全に溶解させた後、10
0mlのガラス製オートクレーブに移し水素を40気圧
まで圧入することにより反応を開始させた。
反応化合物を高速液体クロマトグラフィーと 1H−NM
R分析により生成物の同定と反応収率(30%)を求め
た。さらに得られた(R)−1−フェニルエタノールの
光学純度は光学活性カラムを用い高速液体クロマトグラ
フィーにより決定し、28%eeの結果を得た。実施例5 シュレンク反応管にKOHの0.5M 2−プロパノー
ル溶液(120μL)と(S,S)ジフェニルエチレン
ジアミン(8.5mg,0.04mmol)とアセトフ
ェノン(601mg,5.0mmol)および15ml
の2−プロパノールおよび4mlのトルエンさらに10
0μlのDMFをアルゴン気流下で仕込み、脱気−アル
ゴン置換を行った後この溶液にさらに〔RuCl2 (p
−シメン)〕2 (6.1mg,0.01mmol)を加
えて反応溶液を調製する。この溶液を脱気−アルゴン置
換を繰り返し行い、完全に溶解させた後、100mlの
ガラス製オートクレーブに移し水素を40気圧まで圧入
することにより反応を開始させた。
反応化合物を高速液体クロマトグラフィーと 1H−NM
R分析により生成物の同定と反応収率(100%)を求
めた。さらに得られた(R)−1−フェニルエタノール
の光学純度は光学活性カラムを用い高速液体クロマトグ
ラフィーにより決定し、10%eeの結果を得た。実施例6 シュレンク反応管にKOHの0.5M 2−プロパノー
ル溶液(120μL)と(S,S)ジフェニルエチレン
ジアミン(8.5mg,0.04mmol)とアセトフ
ェノン(601mg,5.0mmol)および15ml
の2−プロパノールおよび4mlのトルエンをアルゴン
気流下で仕込み、脱気−アルゴン置換を行った後この溶
液にさらに〔RuCl2 (p−シメン)〕2 (6.1m
g,0.01mmol)を加えて反応溶液を調製する。
この溶液を脱気−アルゴン置換を繰り返し行い、完全に
溶解させた後、100mlのガラス製オートクレーブに
移し水素を4気圧まで圧入することにより反応を開始さ
せた。
反応化合物を高速液体クロマトグラフィーと 1H−NM
R分析により生成物の同定と反応収率(76%)を求め
た。さらに得られた(S)−1−フェニルエタノールの
光学純度は光学活性カラムを用い高速液体クロマトグラ
フィーにより決定し、20%eeの結果を得た。
り、より高純度で高収率での各種光学活性アルコール類
の取得が可能となる。また、工業的な触媒の回収におい
ても簡便に行うこができる。
Claims (9)
- 【請求項1】 一般式(a) 【化1】 (式中、R1 、R2 は、各々、別異なものとして、水素
原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよい炭化水
素基または複素環基、もしくはRO−またはRO−CO
−で、Rは(置換基を有していてもよい炭化水素基また
は複素環基を示し、またR1 およびR2 は結合して環を
形成していてもよいが、非対称な化合物を構成する環が
形成されていることとする。)で表されるカルボニル化
合物を遷移金属触媒と光学活性含窒素化合物と塩基の存
在下に水素と反応させて不斉水素化し、一般式(b) 【化2】 (R1 およびR2 は上記と同じものを示す。)で表され
る光学活性アルコール類を製造することを特徴とする光
学活性アルコール類の製造方法。 - 【請求項2】 遷移金属触媒が第VIII族金属の錯体であ
る請求項1の方法。 - 【請求項3】 塩基がアルカリ金属またはアルカリ土類
金属の水酸化物あるいはその塩、もしくは四級アンモニ
ウム塩である請求項1または2の方法。 - 【請求項4】 光学活性含窒素化合物が光学活性アミン
化合物である請求項1ないし3のいずれかの方法。 - 【請求項5】 液体反応媒体中において光学活性含窒素
化合物と塩基の共存下に水素の存在下にカルボニル化合
物を対応する光学活性アルコール類に水素化する触媒で
あって、遷移金属触媒であることを特徴とする光学活性
アルコール類製造用触媒。 - 【請求項6】 遷移金属触媒が反応条件下に液体反応媒
体に可溶化される第VIII族金属の遷移金属触媒である請
求項5記載の触媒。 - 【請求項7】 遷移金属触媒が第VIII族金属の錯体であ
る請求項5または6記載6の触媒。 - 【請求項8】 光学活性含窒素化合物が光学活性アミン
化合物である請求項5ないし7のいずれかの触媒。 - 【請求項9】 塩基がアルカリ金属またはアルカリ土類
金属の水酸化物あるいはその塩、もしくは四級アンモニ
ウム塩である請求項5ないし8のいずれかの触媒。
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- 1997-12-26 JP JP35965597A patent/JP4052702B2/ja not_active Expired - Lifetime
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