JPH11189483A - 上絵付け用のアルコ−ル系水金 - Google Patents

上絵付け用のアルコ−ル系水金

Info

Publication number
JPH11189483A
JPH11189483A JP36107497A JP36107497A JPH11189483A JP H11189483 A JPH11189483 A JP H11189483A JP 36107497 A JP36107497 A JP 36107497A JP 36107497 A JP36107497 A JP 36107497A JP H11189483 A JPH11189483 A JP H11189483A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gold
weight
alcohol
water
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP36107497A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3321063B2 (ja
Inventor
Kazuyoshi Tsukamoto
和義 塚本
Tetsuo Ohashi
哲雄 大橋
Hiroyuki Fukuda
博行 福田
Seiji Ito
清治 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NANIWA KINEKI KK
Original Assignee
NANIWA KINEKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NANIWA KINEKI KK filed Critical NANIWA KINEKI KK
Priority to JP36107497A priority Critical patent/JP3321063B2/ja
Publication of JPH11189483A publication Critical patent/JPH11189483A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3321063B2 publication Critical patent/JP3321063B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B41/00After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
    • C04B41/009After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone characterised by the material treated
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B41/00After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
    • C04B41/45Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
    • C04B41/50Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with inorganic materials
    • C04B41/51Metallising, e.g. infiltration of sintered ceramic preforms with molten metal
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2111/00Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
    • C04B2111/00474Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00
    • C04B2111/00482Coating or impregnation materials
    • C04B2111/00508Cement paints

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Chemically Coating (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 陶磁器に低温の焼成にて上絵付けができ、金
色系あるいは銀色系色調の金合金となし得て、かつアル
コ−ル系溶剤を使用した上絵付け用のアルコ−ル系水金
を提供する。 【解決手段】 陶磁器に上絵付けされ、約500〜70
0℃の低温にて焼成され、焼成後に金色系色調を呈する
液状の水金である。金、ビスマス、クロム、ロジウム、
珪素、モリブデン、ジルコニウム、バナジウムおよび亜
鉛の各有機結合物と、アルコ−ル可溶性樹脂と、アルコ
−ル系溶剤とが調合されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は陶磁器の上絵付け
に使用する水金に関し、詳しくは、アルコ−ルにて希釈
し得る、上絵付け用のアルコ−ル系水金に係わるもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、陶磁器の上絵付け用の水金(通
常、リキッドゴ−ルドあるいは上絵付け用金液ともいわ
れている。)は、硫黄をテレピン油と共に反応させて造
った硫化バルサムと塩化金溶液を反応させた金樹脂硫化
バルサムが一般であり、これをトルエン等の有機溶剤に
溶かして使用している。また、水金用の樹脂はロジンが
主体とされている。上絵付けした金樹脂硫化バルサムは
焼成後に金色の金化合物(以下、金合金ともいう。)と
なり、陶磁器に美しい装飾面を形成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の水金は、臭の強い芳香族系の有機溶剤を使用す
るため作業環境に配慮を要し、また、金樹脂硫化バルサ
ムは製造時の臭気が強く、製造上改善する余地があっ
た。さらに、テレピン油(テレビン油ともいわれる。)
やロジンはマツ科植物より得られるため、品質にばらつ
きがあり、また、森林資源のため、近年は良品質のもの
が入手しにくい傾向にある。
【0004】一方、最近では、陶磁器製品のコスト削減
のため、水金の焼成温度を下げ、焼成時間を短縮するこ
とが望まれている。
【0005】そこで、本発明の課題は上述した従来の各
不都合な問題点及び要望に応えようとしたもので、陶磁
器に低温の焼成にて上絵付けができ、金色系あるいは銀
色系色調の金合金となし得て、かつアルコ−ル可溶性樹
脂及びアルコ−ル系溶剤を使用した上絵付け用のアルコ
−ル系水金(以下、単に水金という。)を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の、請求項1の上絵付け用の水金は、陶磁器に上絵付け
され、約500〜700℃の低温にて焼成され、焼成後
に金色系色調を呈する液状の水金であって、金、ビスマ
ス、クロム、ロジウム、珪素、モリブデン、ジルコニウ
ム、バナジウムおよび亜鉛の各有機結合物と、アルコ−
ル可溶性樹脂と、アルコ−ル系溶剤とが調合されてなる
ことを特徴とする。
【0007】請求項1の発明によれば、陶磁器面に上絵
付けされた水金は焼成により、アルコ−ル分及び有機成
分が焼失し、金化合物の膜体となって陶磁器面に固着す
る。固着した膜体の金化合物は美しい金色を呈する。
金、ビスマス、クロム、ロジウムは固着性の良い金化合
物膜体の形成に役立つ。バナジウム、亜鉛は低温にて金
化合物の形成に役立つ。アルコ−ル可溶性樹脂及びアル
コ−ル系溶剤は水金の低温焼成を可能とする。珪素は金
化合物膜体の耐酸性作用をなし、モリブデン、ジルコニ
ウムは膜体の耐アルカリ性作用に役立つ。
【0008】請求項2の上絵付け用の水金は、請求項1
の発明において、水金中に調合される金の有機結合物が
金樹脂硫化バルサムの形態とされていて、この金樹脂硫
化バルサムが、(イ)塩化金溶液をアルコ−ルに溶かす
工程、(ロ)硫黄華をリモネンと加熱反応させ、かつO
H基を有する香料成分を添加して香料成分を含む硫化バ
ルサムをつくる工程、(ハ)上記硫化バルサムに前記
(イ)の工程より得たアルコ−ルを含む塩化金溶液を加
え、加熱反応させて樹脂酸金とする工程、の各処理工程
を主体として得られていることを特徴とする。
【0009】請求項2の発明に係わる金樹脂硫化バルサ
ムは、従来のテレピン油に代えリモネンを使用し、ま
た、従来のロジンに代えOH基を有する香料成分を使用
したため、不快な臭気が低減でき作業環境を改善するこ
とができる。
【0010】請求項3の上絵付け用の水金は、請求項1
の発明において、調合された水金中の、金、ビスマス、
クロム、ロジウム、珪素、モリブデン、ジルコニウム、
バナジウム、亜鉛の金属成分比率が、 金 5.0 〜11.0重量% ビスマス 0.1 〜 1.5重量% クロム 0.01〜 0.3重量% ロジウム 0.01〜 1.0重量% 珪素 0.1 〜 1.3重量% モリブデン 0.01〜 0.3重量% ジルコニウム 0.1 〜 1.0重量% バナジウム 0.01〜 0.3重量% 亜鉛 0.2 〜 1.5重量% の範囲であることを特徴とする。
【0011】請求項3の発明によれば、美しい金色の金
化合物の膜体を陶磁器面に形成することができる。この
金樹脂硫化バルサムはテレピン油やロジンを使用しない
ので、原産地による天然資源成分に影響されず、品質が
安定している。
【0012】請求項4の上絵付け用の水金は、陶磁器に
上絵付けされ、約500〜700℃の低温にて焼成さ
れ、焼成後に銀色系色調を呈する液状の水金であって、
金、プラチナ、ビスマス、クロム、ロジウム、珪素、モ
リブデン、ジルコニウム、バナジウムおよび亜鉛の各有
機結合物と、アルコ−ル可溶性樹脂と、アルコ−ル系溶
剤とが調合されてなることを特徴とする。
【0013】請求項4の発明によれば、陶磁器面に上絵
付けさけた水金は焼成により、アルコ−ル分及び有機成
分が焼失し、プラチナを含む金化合物の膜体となって陶
磁器面に固着する。固着した膜体は美しい銀色を呈す
る。金、プラチナ、ビスマス、クロム、ロジウムは固着
性の良い金化合物膜体の形成に役立つ。バナジウム、亜
鉛は低温にて金化合物の形成に役立つ。アルコ−ル可溶
性樹脂及びアルコ−ル系溶剤は水金の低温焼成を可能と
する。珪素は金化合物膜体の耐酸性作用をなし、モリブ
デン、ジルコニウムは膜体の耐アルカリ性に役立つ。
【0014】請求項5の上絵付け用の水金は、請求項4
の発明において、水金中に調合されるプラチナの有機結
合物がプラチナ樹脂硫化バルサムの形態とされていて、
このプラチナ樹脂硫化バルサムが、(ホ)塩化プラチナ
溶液をアルコ−ルに溶かす工程、(ヘ)硫黄華をリモネ
ンと加熱反応させ、かつOH基を有する香料成分を添加
して香料成分を含む硫化バルサムをつくる工程、(ト)
上記硫化バルサムに前記(ホ)の工程より得たアルコ−
ルを含む塩化プラチナ溶液を加え、加熱反応させて樹脂
酸プラチナとする工程、の各処理工程を主体として得ら
れていることを特徴とする。
【0015】請求項5の発明に係わるプラチナ樹脂硫化
バルサムは、従来のテレピン油に代えリモネンを使用
し、また、従来のロジンに代えリナロ−ルなどのOH基
を有する香料成分を使用したため、不快な臭気が低減で
き作業環境を改善することができる。このプラチナ樹脂
硫化バルサムはテレピン油やロジンを使用しないので、
原産地による天然資源成分に影響されることなく、品質
が安定している。
【0016】請求項6の上絵付け用の水金は、請求項4
の発明において、調合された水金中の、金、プラチナ、
ビスマス、クロム、ロジウム、珪素、モリブデン、ジル
コニウム、バナジウム、亜鉛の金属成分比率が、 金 1.5 〜 6.0重量% プラチナ 0.5 〜 3.0重量% ビスマス 0.1 〜 1.5重量% クロム 0.01〜 0.3重量% ロジウム 0.01〜 1.0重量% 珪素 0.1 〜 1.3重量% モリブデン 0.01〜 0.3重量% ジルコニウム 0.1 〜 1.0重量% バナジウム 0.01〜 0.3重量% 亜鉛 0.2 〜 1.5重量% の範囲であることを特徴とする。
【0017】請求項6の発明によれば、美しい銀色の金
化合物の膜体を陶磁器面に形成することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】水金は樹脂溶液(樹脂のアルコ−
ル系溶剤溶液)および/またはアルコ−ル系溶剤により
液状の形態とされる。樹脂溶液および/またはアルコ−
ル系溶剤は水金がはけ塗りあるいはスプレ−塗りし得る
ように加えられる。樹脂溶液は金属の有機結合物の分散
性を良化する。樹脂溶液とする樹脂(樹脂成分)は、ア
ルコ−ル可溶性樹脂が用いられる。
【0019】アルコ−ル可溶性樹脂は、シェラック樹脂
またはケトン樹脂などのアルコ−ルに溶ける樹脂を用い
ることができる。アルコ−ル系溶剤は、C2 〜C5 のア
ルコ−ル、あるいはエチレングリコ−ルモノブチルエ−
テルの異性体などが使用される。なお、メチルアルコ−
ルは作業環境上好ましくなく、また、C6 以上のアルコ
−ルは臭気が強いので望ましくない。
【0020】各金属成分は次の形態で調合される。金の
有機結合物が金樹脂硫化バルサムとして、プラチナの有
機結合物がプラチナ樹脂硫化バルサムとして、ビスマス
の有機結合物がビスマス樹脂酸塩として、クロムの有機
結合物がクロム樹脂酸塩として、ロジウム有機結合物が
ロジウム樹脂酸塩として、珪素の有機結合物が珪素樹脂
酸塩として、モリブデンの有機結合物がモリブデン樹脂
酸塩として、ジルコニウムの有機結合物がジルコニウム
樹脂酸塩として、バナジウムの有機結合物がバナジウム
樹脂酸塩として、亜鉛の有機結合物が亜鉛の樹脂酸塩と
して、調合される。
【0021】リモネンは柑橘類から入手できる溶剤であ
り、テレピン油が特異な臭いを有し刺激性があるのに比
べ、ミカン果皮様の香気を有する。なお、リモネンは比
較的安全性の高い溶剤として、近年、食品添加物として
の使用の実例がある。また、リモネンは安価で品質が安
定していることから、これを使用することにより硫化バ
ルサムの臭いの低減と品質の安定性の向上が期待でき
る。なお、微量の天然香料を添加した場合には一層、臭
気の改善を行い得る。
【0022】一方、ロジンはトルエンには可溶であるが
アルコ−ル類には溶解しないため、ロジンを除き、リナ
ロ−ルなどのOH基を有する香料成分を使用することで
アルコ−ル系溶剤に可溶とした。また、アルコ−ル可溶
性樹脂を使用することにより、アルコ−ルでの希釈が可
能な、残留炭素の少ない水金にすることができる。次
に、インジウム、珪素、モリブデン、ジルコニウム、バ
ナジウム、亜鉛などの微量の金属の添加により、焼成温
度の低下と焼成時間の短縮を可能にした。珪素、モリブ
デン、ジルコニウムは金化合物の膜体を耐酸性、耐アル
カリ性となし実用性を高め得る。
【0023】陶磁器面に上絵付けする際の作業環境は、
トルエンを使用しないことにより改善され、上絵付けさ
れた水金の燃焼性が良いことにより、金の発色がよくな
り、窯の焼成時間の短縮と焼成に必要なエネルギ−コス
トの低減に寄与できる。
【0024】OH基を有する香料成分としては、リナロ
−ル(Linalool,C1018O),オイゲノ−ル
(Eugenol,C10122 ),ボルネオ−ル(B
orneol,C1018O),などであり、植物油を精
製して得られるものである。いずれも市販品を用い得
る。これらの香料成分は樹脂硫化バルサムの粘度調整に
役立つ。
【0025】リナロ−ルはスズラン様の臭いの液体であ
る。アルコ−ル可溶。オイルゲノ−ルは丁字的香気を有
する液体である。アルコ−ル可溶。ボルネオ−ルは薫香
の香気を有する液体である。アルコ−ル可溶。
【0026】アルコ−ル可溶性の樹脂であるシェラック
樹脂は、ラックカイガラムシの分泌物を精製漂白したも
ので、ヒドロキシ脂肪酸とセスキテルペン酸のエステル
の形で存在し、300〜3000の種々の分子量で成立
しており、平均分子量は約1000とされている。シェ
ラック樹脂は、たとえば日本シェラック工業(株)製造
の製品名「乾燥透明白ラック」を使用することができ
る。このシェラック樹脂はシェラック樹脂成分94%以
上、構造式C609015、融点70〜100℃、比重約
1.2 ,溶解性、水に不溶、アルコ−ル類に可溶の物性を
有する。
【0027】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。金、プラ
チナの樹脂硫化バルサムは、次の製法により調整され
る。
【0028】(A−1)たとえば、金の樹脂硫化バルサ
ムを得る場合の製造工程は次のようにされる。 (イ)王水に金を溶かしHAuCl4 ・4H2Oの溶液
を造り、この溶液をエチルアルコ−ルに溶かす(Au含
量は、250mg/ml程度)。 (ロ)一方、硫黄華をリモネンと共に煮沸し加熱反応さ
せ、硫化バルサムをつくる(S含量は11%)。反応時
には、リナロ−ルを添加し、先にあげたアルコ−ルへの
溶解性と臭気の改善をなす。 (ハ)硫化バルサムに(イ)のHAuCl4 ・4H2O
の溶液を加え、水浴上に加熱し反応させて樹脂酸金とす
る。 (ニ)この後、中和、脱酸処理をし、金樹脂硫化バルサ
ムを得る。
【0029】(B−1)プラチナの樹脂硫化バルサムを
得る場合の製造工程は次のようである。 (ホ)王水にプラチナを溶かしHPtCl4 ・4H2
の溶液を造り、この溶液をエチルアルコ−ルに溶かす
(Pt1量は、250mg/ml程度)。 (ヘ)一方、硫黄華をリモネンと共に煮沸し加熱反応さ
せ、硫化バルサムをつくる(S含量は11%)。反応時
には、リナロ−ルを添加し、先にあげたアルコ−ルへの
溶解性と臭気の改善の効果を出している。 (ト)硫化バルサムに(ホ)のHPtCl4 ・4H2
の溶液を加え、水浴上に加熱し反応させて樹脂酸プラチ
ナとする。 (チ)この後、中和、脱酸処理をし、プラチナ樹脂硫化
バルサムを得る。
【0030】ロジウムなどの貴金属樹脂酸塩は、上記し
た工程にて同様に調製することができる。ビスマス等の
他の樹脂酸塩は市販品を使用することができる。なお、
(ロ)(ヘ)の工程においてリナロ−ルとともに香料を
加えることが望ましい。香料を加えた場合は金樹脂硫化
バルサム、プラチナ樹脂硫化バルサムの臭気を一層良好
にすることができる。
【0031】調合例I. (A)A−1より得たリモネンおよびリナロ−ルを含む
金樹脂硫化バルサム溶液をイソプロピルアルコ−ルに溶
解し、Au25重量%(以下、単に%と略記する)含有
する金樹脂硫化バルサム溶液(硫化樹脂金溶液)とし
た。 (B)プラチナ樹脂硫化バルサム溶液をイソプロピルア
ルコ−ルに溶解し、Pt9重量%含有するプラチナ樹脂
硫化バルサム溶液(硫化樹脂プラチナ溶液)とした。 (C)ロジウム樹脂酸塩をリモ−ネンに溶解し、Rh5
%含有するロジウム樹脂酸塩溶液とした。 (D)ルテニウム樹脂酸塩をリモ−ネンに溶解し、Ru
5%含有するルテニウム樹脂酸塩溶液とした。 (E)アルコ−ル可溶のケトン樹脂20重量部とシェラ
ック樹脂20重量部とイソプロピルアルコ−ル60重量
部とを混合し溶解し樹脂溶液とした。 (F)溶液はイソプロピルアルコ−ルとした。 (G)その他の樹脂酸塩溶液は、オクチル酸の金属樹脂
塩を調整するか、あるいは、市販の樹脂酸塩溶液を使用
した。 (G)で使用した金属含有量例 ビスマス……12% クロム……10% インジウム……8% ジルコニウム……12% 珪素……14% モリブデン……20% バナジウム……5% 亜鉛……12%
【0032】各調合成分は表1に示す調合比率にて混合
し、上塗り用の水金Iを得た。なお、各調合成分の混合
順序は自在である。
【0033】 (数値単位は重量%である。)
【0034】なお、水金Iの100g中の金属含有量は である。
【0035】調合例II (A)B−1より得たリモネンおよびリナロ−ルを含む
金樹脂硫化バルサム溶液をイソプロピルアルコ−ルに溶
解し、Au25重量%(以下、単に%と略記する)含有
する金樹脂硫化バルサム溶液(硫化樹脂金溶液)とし
た。 (B)プラチナ樹脂硫化バルサム溶液をイソプロピルア
ルコ−ルに溶解し、Pt9重量%含有するプラチナ樹脂
硫化バルサム溶液(硫化樹脂プラチナ溶液)とした。 (C)ロジウム樹脂酸塩をリモ−ネンに溶解し、Rh5
%含有するロジウム樹脂酸塩溶液とした。 (D)ルテニウム樹脂酸塩をリモ−ネンに溶解し、Ru
5%含有するルテニウム樹脂酸塩溶液とした。 (E)アルコ−ル可溶のケトン樹脂20重量部とシェラ
ック樹脂20重量部とイソプロピルアルコ−ル60重量
部とを混合し溶解し樹脂溶液とした。 (F)溶液はイソプロピルアルコ−ルとした。 (G)その他の樹脂酸塩溶液は、オクチル酸の金属樹脂
塩を調整するか、あるいは、市販の樹脂酸塩溶液を使用
した。 (G)で使用した金属含有量例 ビスマス……12% クロム……10% インジウム……8% ジルコニウム……12% 珪素……14% モリブデン……20% バナジウム……5% 亜鉛……12%
【0036】調整された水金Iは黒色系色調の比重の大
きい液体で刷毛塗りあるいはスプレ−塗りにより、陶磁
器面に塗付することができる。
【0037】各調合成分は表2に示す調合比率にて混合
し、上塗り用の水金IIを得た。なお、各調合成分の混合
順序は自在である。
【0038】 (数値単位は重量%である。)
【0039】なお、水金IIの100g中の金属含有量
である。
【0040】調整された水金は黒色系色調の比重の大き
い液体で刷毛塗りあるいはスプレ−塗りにより、陶磁器
面に装飾用の金合金を固着させることができる。
【0041】調合した水金I,IIは各々陶磁器皿に塗布
し、焼成温度を450、500、550、600、65
0、700、750℃において焼成し、焼成後の発色と
金化合物の固着性を調べた。この結果は表3に示すとお
りであった。なお、各温度における焼成時間は室温より
40分かけて所定の温度に到達させ、10分間保持した
後に自然冷却させた。なお、表3において、金化合物の
発色が良好な場合は○、若干劣る場合は△で示した。ま
た、生地との固着性の良好な場合は○、生地との固着性
が若干劣る場合は△で示した。
【0042】
【0043】なお、従来の金液は本発明者が使用してい
る窯において、750℃で1.5時間の焼成を必要とし
たが、水金I,水金IIはそれより短時間で良好な発色及
び固着性を示した。
【0044】次に、水金Iの昇温に伴う重量変化を測定
した。測定結果は図1に示すグラフIのとおりであっ
た。昇温速度は1分あたり10℃で、空気雰囲気で行っ
た。図1において、たて目盛は重量を示し、よこ目盛は
焼成時間を示している。なお、図1の一点鎖線は発熱曲
線を示している。測定結果より、重量変化が478℃で
ほぼ一定になることから、樹脂塩およびアルコ−ル可溶
性樹脂は約480℃までに全て分解されることが認めら
れた。なお、水金IIの昇温に伴う重量変化も水金Iの場
合とほとんど同じであった(図示せず)。
【0045】水金I,IIはいずれも黒色の比重の大きい
液体であるが、はけ塗りあるいはスプレ−塗りが可能で
ある。水金I,IIは上塗り前の陶磁器皿I,IIの皿面
に、はけ塗り、本例では筆にて模様を描き焼成した。す
なわち、水金Iは、陶磁器皿Iに、水金IIは陶磁器皿II
に筆にて模様を描き、模様を描いた各皿I,IIは500
〜700℃で焼成した。焼成後の陶磁器皿Iの皿面には
美しい金色模様が焼付けされ、焼成後の陶磁器皿IIの皿
面には銀色模様が焼付けされた。
【0046】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、陶磁器に低温
にて上絵付けができ、金色系色調の金合金を陶磁器面に
固着させ得る。アルコ−ル系溶剤及びアルコ−ル可溶性
樹脂を使用しているため、500〜700℃の低温にて
焼付けが可能であり、焼付けの際の熱源が少くて済み経
済的である。
【0047】請求項2の発明によれば、金樹脂硫化バル
サムが従来のテレピン油に代えてリモネンを使用し、従
来のロジンに代えてリナロ−ルなどのOH基を有する香
料成分を使用して調整されることより、従来とは異なり
原料が森林資源によらないため、安定した品質のものが
得られて都合がよい。
【0048】請求項3の発明によれば、美しい金色系の
金化合物の膜体を陶磁器面に形成することがでる。
【0049】請求項4の発明によれば陶磁器に低温にて
上絵付けができ、銀色系色調の金化合金を陶磁器面に固
着させ得る。アルコ−ル系溶剤及びアルコ−ル可溶性樹
脂を使用しているため、500〜700℃の低温にて焼
付けが可能であり、焼付けの際の熱源が少くて済み経済
的である。
【0050】請求項5の発明によれば、金樹脂硫化バル
サムが従来のテレピン油に代えてリモネンを使用し、従
来のロジンに代えてリナロ−ルなどのOH基を有する香
料成分を使用して調整されることより、従来とは異なり
原料が森林資源によらないため、安定した品質のものが
得られて都合がよい。
【0051】請求項6の発明によれば、美しい銀色系の
金化合物の膜体を陶磁器面に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 金液の焼成試験における重量変化を示すグラ
フである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大橋 哲雄 愛知県稲沢市国府宮四丁目10番10号 マル ベリ−国府宮202号 (72)発明者 福田 博行 愛知県名古屋市熱田区六番三丁目4番41号 名古屋市工業研究所内 (72)発明者 伊藤 清治 愛知県名古屋市熱田区六番三丁目4番41号 名古屋市工業研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陶磁器に上絵付けされ、約500〜70
    0℃の低温にて焼成され、焼成後に金色系色調を呈する
    液状の水金であって、金、ビスマス、クロム、ロジウ
    ム、珪素、モリブデン、ジルコニウム、バナジウムおよ
    び亜鉛の各有機結合物と、アルコ−ル可溶性樹脂と、ア
    ルコ−ル系溶剤とが調合されてなることを特徴とした上
    絵付け用のアルコ−ル系水金。
  2. 【請求項2】 水金中に調合される金の有機結合物が金
    樹脂硫化バルサムの形態とされていて、この金樹脂硫化
    バルサムが、(イ)塩化金溶液をアルコ−ルに溶かす工
    程、(ロ)硫黄華をリモネンと加熱反応させ、かつOH
    基を有する香料成分を添加して香料成分を含む硫化バル
    サムをつくる工程、(ハ)上記硫化バルサムに前記
    (イ)の工程より得たアルコ−ルを含む塩化金溶液を加
    え、加熱反応させて樹脂酸金とする工程、 の各処理工程を主体として得られていることを特徴とし
    た請求項1に記載の上絵付け用のアルコ−ル系水金。
  3. 【請求項3】 調合された水金中の、金、ビスマス、ク
    ロム、ロジウム、珪素、モリブデン、ジルコニウム、バ
    ナジウム、亜鉛の金属成分比率が、 金 5.0 〜11.0重量% ビスマス 0.1 〜 1.5重量% クロム 0.01〜 0.3重量% ロジウム 0.01〜 1.0重量% 珪素 0.1 〜 1.3重量% モリブデン 0.01〜 0.3重量% ジルコニウム 0.1 〜 1.0重量% バナジウム 0.01〜 0.3重量% 亜鉛 0.2 〜 1.5重量% の範囲であることを特徴とした請求項1または請求項2
    に記載の上絵付け用のアルコ−ル系水金。
  4. 【請求項4】 陶磁器に上絵付けされ、約500〜70
    0℃の低温にて焼成され、焼成後に銀色系色調を呈する
    液状の水金であって、金、プラチナ、ビスマス、クロ
    ム、ロジウム、珪素、モリブデン、ジルコニウム、バナ
    ジウムおよび亜鉛の各有機結合物と、アルコ−ル可溶性
    樹脂と、アルコ−ル系溶剤とが調合されてなることを特
    徴とした上絵付け用のアルコ−ル系水金。
  5. 【請求項5】 水金中に調合されるプラチナの有機結合
    物がプラチナ樹脂硫化バルサムの形態とされていて、こ
    のプラチナ樹脂硫化バルサムが、(ホ)塩化プラチナ溶
    液をアルコ−ルに溶かす工程、(ヘ)硫黄華をリモネン
    と加熱反応させ、かつOH基を有する香料成分を添加し
    て香料成分を含む硫化バルサムをつくる工程、(ト)上
    記硫化バルサムに前記(ホ)の工程より得たアルコ−ル
    を含む塩化プラチナ溶液を加え、加熱反応させて樹脂酸
    プラチナとする工程、 の各処理工程を主体として得られていることを特徴とし
    た請求項4に記載の上絵付け用のアルコ−ル系水金。
  6. 【請求項6】 調合された水金中の、金、プラチナ、ビ
    スマス、クロム、ロジウム、珪素、モリブデン、ジルコ
    ニウム、バナジウム、亜鉛の金属成分比率が、 金 1.5 〜 6.0重量% プラチナ 0.5 〜 3.0重量% ビスマス 0.1 〜 1.5重量% クロム 0.01〜 0.3重量% ロジウム 0.01〜 1.0重量% 珪素 0.1 〜 1.3重量% モリブデン 0.01〜 0.3重量% ジルコニウム 0.1 〜 1.0重量% バナジウム 0.01〜 0.3重量% 亜鉛 0.2 〜 1.5重量% の範囲であることを特徴とした請求項4または請求項5
    に記載の上絵付け用のアルコ−ル系水金。
JP36107497A 1997-12-26 1997-12-26 上絵付け用のアルコ−ル系水金 Expired - Fee Related JP3321063B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36107497A JP3321063B2 (ja) 1997-12-26 1997-12-26 上絵付け用のアルコ−ル系水金

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36107497A JP3321063B2 (ja) 1997-12-26 1997-12-26 上絵付け用のアルコ−ル系水金

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11189483A true JPH11189483A (ja) 1999-07-13
JP3321063B2 JP3321063B2 (ja) 2002-09-03

Family

ID=18472093

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36107497A Expired - Fee Related JP3321063B2 (ja) 1997-12-26 1997-12-26 上絵付け用のアルコ−ル系水金

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3321063B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105237042A (zh) * 2015-11-09 2016-01-13 醴陵陶润实业发展有限公司 具有金属光泽的黄金釉及其制作方法
CN105271755A (zh) * 2015-11-09 2016-01-27 醴陵陶润实业发展有限公司 金属光泽丝网装饰釉及其制作方法
JP2016124736A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 大東亜窯業株式会社 絵付け用材料、釉薬、焼成物製造方法
WO2020153014A1 (ja) * 2019-01-25 2020-07-30 株式会社ノリタケカンパニーリミテド インクジェット用水金液
JP2023048577A (ja) * 2021-09-28 2023-04-07 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 装飾用組成物

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016124736A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 大東亜窯業株式会社 絵付け用材料、釉薬、焼成物製造方法
CN105237042A (zh) * 2015-11-09 2016-01-13 醴陵陶润实业发展有限公司 具有金属光泽的黄金釉及其制作方法
CN105271755A (zh) * 2015-11-09 2016-01-27 醴陵陶润实业发展有限公司 金属光泽丝网装饰釉及其制作方法
WO2020153014A1 (ja) * 2019-01-25 2020-07-30 株式会社ノリタケカンパニーリミテド インクジェット用水金液
JP2020117639A (ja) * 2019-01-25 2020-08-06 株式会社ノリタケカンパニーリミテド インクジェット用水金液
CN113329879A (zh) * 2019-01-25 2021-08-31 株式会社则武 喷墨用金水
US11898045B2 (en) 2019-01-25 2024-02-13 Noritake Co., Limited Gold resinate solution for inkjet use
JP2023048577A (ja) * 2021-09-28 2023-04-07 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 装飾用組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP3321063B2 (ja) 2002-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101273077B (zh) 交联方法
JPH04275290A (ja) 金(i)メルカプトカルボン酸エステルおよびその製造方法ならびに該エステルからなる金メッキ用製剤
JPS58135156A (ja) ガラスおよび陶器基質用の非光沢性貴金属組成物
JPH11189483A (ja) 上絵付け用のアルコ−ル系水金
CN106109263A (zh) 一种长效留香东方花香型香水及其制备方法
CN111499550A (zh) 一种含氟表面活性剂及其制备方法和应用
CN105907171B (zh) 一种耐紫外线耐热助剂及包含其的用于pvc层的凹版油墨组合物
CN104769089A (zh) 有机化合物中或与之相关的改进
CN105038387B (zh) 一种水性油墨用生梨香精及其制备方法
KR100346319B1 (ko) 유기황금화합물,이의제조방법및이를함유하는금배합물
DE2729121B2 (de) Verwendung von Cyclopentanderivaten als Riechstoffe und neue Cyclopentanderivaten
JPS5862110A (ja) 香料基剤としてスピローウンデカノン及び―ウンデセノンを含有する香料組成物
JP2651129B2 (ja) 抗菌性を有するラスター
JPS63203609A (ja) 香料組成物
RU2148602C1 (ru) Водорастворимая краска для живописи
US2797236A (en) Lower alkanoate esters of 3-methyl-6-cyclohexylidene-1-hexen-3-ol and the corresponding 1-hexyn analog
DE60017910T2 (de) Ester und diester des 3-cyclohexyl-2-methyl-1-propanols, diese enthaltende parfümierte artikel und methode zum hinzufügen einer duftkomponente
JPH01128992A (ja) メチル−4,6−0−〔3−(1−メチルシクロヘキセン−4−イル)ブチリデン〕−d−グリコシド
JP2000128675A (ja) 耐久性及び耐薬品性に優れたセラミック上絵付用水金
US1999812A (en) Coating composition
EP0181475B1 (fr) Cétone aliphatique non saturée et son utilisation à titre d'ingrédient parfumant
JPH05117591A (ja) コーテイング組成物
JPS5622722A (en) Perfumery composition
CN101643396B (zh) 香味化合物、其制备方法、用途及其组合物
GB2035083A (en) Perfumes containing substituted delta-lactones

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080621

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090621

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090621

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100621

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110621

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees