JPH11189002A - 車輪用軸受ユニット - Google Patents
車輪用軸受ユニットInfo
- Publication number
- JPH11189002A JPH11189002A JP36055697A JP36055697A JPH11189002A JP H11189002 A JPH11189002 A JP H11189002A JP 36055697 A JP36055697 A JP 36055697A JP 36055697 A JP36055697 A JP 36055697A JP H11189002 A JPH11189002 A JP H11189002A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- axle hub
- universal joint
- velocity universal
- axle
- outer ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60B—VEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
- B60B27/00—Hubs
- B60B27/0078—Hubs characterised by the fixation of bearings
- B60B27/0084—Hubs characterised by the fixation of bearings caulking to fix inner race
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アクスルハブの構造を改善することによりそ
のアクスルハブが良好な放熱効率を持ち得るようにす
る。 【解決手段】 駆動輪ホイールに連結されるアクスルハ
ブ12と、アクスルハブ12を複列の転動体13,14
を介して回転自在に支持する車軸軸受15と、アクスル
ハブ12と同軸的に連結されてドライブシャフトの動力
をアクスルハブ12に伝達する等速自在継手16とから
なる車輪用軸受ユニット11であって、アクスルハブ1
2の軸部21をその軸方向に開口する筒状中空部22を
形成し、等速自在継手16の外輪26の端部に形成され
た開口孔27にアクスルハブ12の軸部21を圧入し、
アクスルハブ12の軸部21の先端を等速自在継手16
の外輪26の開口孔27の周縁に加締め固定することに
より中空ユニット構造とする。
のアクスルハブが良好な放熱効率を持ち得るようにす
る。 【解決手段】 駆動輪ホイールに連結されるアクスルハ
ブ12と、アクスルハブ12を複列の転動体13,14
を介して回転自在に支持する車軸軸受15と、アクスル
ハブ12と同軸的に連結されてドライブシャフトの動力
をアクスルハブ12に伝達する等速自在継手16とから
なる車輪用軸受ユニット11であって、アクスルハブ1
2の軸部21をその軸方向に開口する筒状中空部22を
形成し、等速自在継手16の外輪26の端部に形成され
た開口孔27にアクスルハブ12の軸部21を圧入し、
アクスルハブ12の軸部21の先端を等速自在継手16
の外輪26の開口孔27の周縁に加締め固定することに
より中空ユニット構造とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車輪用軸受ユニット
に関し、詳しくは、自動車等の駆動輪側に組み込まれる
車輪用軸受ユニットに関する。
に関し、詳しくは、自動車等の駆動輪側に組み込まれる
車輪用軸受ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等のエンジンの動力を車輪に伝達
する動力伝達装置は、エンジンから車輪への動力伝達と
車輪からの径方向及び軸方向変位やモーメント変位に対
応する必要があるため、例えば図8に示すようにエンジ
ン側と駆動輪側との間に介装されるドライブシャフト1
の一端を摺動型等速自在継手2を介してディファレンシ
ャルに連結し、他端を固定型等速自在継手3を含むハブ
4を介して駆動輪ホイール5に連結している。
する動力伝達装置は、エンジンから車輪への動力伝達と
車輪からの径方向及び軸方向変位やモーメント変位に対
応する必要があるため、例えば図8に示すようにエンジ
ン側と駆動輪側との間に介装されるドライブシャフト1
の一端を摺動型等速自在継手2を介してディファレンシ
ャルに連結し、他端を固定型等速自在継手3を含むハブ
4を介して駆動輪ホイール5に連結している。
【0003】前述のドライブシャフト1の他端と駆動輪
ホイール5とを連結するハブ4は、ブレーキロータと共
に駆動輪ホイール5に連結されるアクスルハブ6、その
アクスルハブ6を回転自在に支持する車軸軸受7、及び
アクスルハブ6と連結されてドライブシャフト1の動力
をアクスルハブ6に伝達する等速自在継手3を主要部と
して構成される。
ホイール5とを連結するハブ4は、ブレーキロータと共
に駆動輪ホイール5に連結されるアクスルハブ6、その
アクスルハブ6を回転自在に支持する車軸軸受7、及び
アクスルハブ6と連結されてドライブシャフト1の動力
をアクスルハブ6に伝達する等速自在継手3を主要部と
して構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のドライブシャフ
ト1の他端と駆動輪ホイール5とを連結するハブ4で
は、その一部を構成するアクスルハブ6が、等速自在継
手3とボルト等により連結され、また車軸軸受7に支持
された構造であるため、等速自在継手8や車軸軸受7か
らの熱的影響を受け易い。このようにアクスルハブ6は
良好な放熱状態が得にくく、その結果、熱的な悪影響で
もってハブ4の寿命が短くなっているという問題があっ
た。
ト1の他端と駆動輪ホイール5とを連結するハブ4で
は、その一部を構成するアクスルハブ6が、等速自在継
手3とボルト等により連結され、また車軸軸受7に支持
された構造であるため、等速自在継手8や車軸軸受7か
らの熱的影響を受け易い。このようにアクスルハブ6は
良好な放熱状態が得にくく、その結果、熱的な悪影響で
もってハブ4の寿命が短くなっているという問題があっ
た。
【0005】そこで、本発明は前述の問題点に鑑みて提
案されたもので、その目的とするところは、アクスルハ
ブの構造を改善することによりそのアクスルハブが良好
な放熱効率を持ち得る車輪用軸受ユニットを提供するこ
とにある。
案されたもので、その目的とするところは、アクスルハ
ブの構造を改善することによりそのアクスルハブが良好
な放熱効率を持ち得る車輪用軸受ユニットを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めの技術的手段として、本発明は、駆動輪ホイールに連
結されるアクスルハブと、アクスルハブを複列の転動体
を介して回転自在に支持する車軸軸受と、アクスルハブ
と同軸的に連結されてドライブシャフトの動力をアクス
ルハブに伝達する等速自在継手とからなる車輪用軸受ユ
ニットであって、アクスルハブの軸部をその軸方向に開
口する筒状中空構造とし、等速自在継手の外輪端部に形
成された開口孔に、アクスルハブの軸部を嵌合すること
により中空ユニット構造としたことを特徴とする。
めの技術的手段として、本発明は、駆動輪ホイールに連
結されるアクスルハブと、アクスルハブを複列の転動体
を介して回転自在に支持する車軸軸受と、アクスルハブ
と同軸的に連結されてドライブシャフトの動力をアクス
ルハブに伝達する等速自在継手とからなる車輪用軸受ユ
ニットであって、アクスルハブの軸部をその軸方向に開
口する筒状中空構造とし、等速自在継手の外輪端部に形
成された開口孔に、アクスルハブの軸部を嵌合すること
により中空ユニット構造としたことを特徴とする。
【0007】尚、アクスルハブの軸部を等速自在継手の
外輪端部の開口孔に嵌合させて加締め又は溶接により結
合固定することが望ましい。また、等速自在継手の外輪
端部の開口孔の内径面をセレーション形状又は多角形状
とし、アクスルハブの軸部を外輪端部の開口孔に圧入し
て両者を塑性結合させることが望ましい。
外輪端部の開口孔に嵌合させて加締め又は溶接により結
合固定することが望ましい。また、等速自在継手の外輪
端部の開口孔の内径面をセレーション形状又は多角形状
とし、アクスルハブの軸部を外輪端部の開口孔に圧入し
て両者を塑性結合させることが望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係る車輪用軸受ユニット
の実施形態を以下に詳述する。
の実施形態を以下に詳述する。
【0009】本発明の車輪用軸受ユニット11は、図1
に示すようにブレーキロータと共に駆動輪ホイール5
(図8参照)に連結されるアクスルハブ12と、そのア
クスルハブ12を複列の転動体13,14(図ではボー
ルの場合を例示する)を介して回転自在に支持する車軸
軸受15と、アクスルハブ12と連結されてドライブシ
ャフト1の動力をアクスルハブ12に伝達する等速自在
継手16とで構成される。
に示すようにブレーキロータと共に駆動輪ホイール5
(図8参照)に連結されるアクスルハブ12と、そのア
クスルハブ12を複列の転動体13,14(図ではボー
ルの場合を例示する)を介して回転自在に支持する車軸
軸受15と、アクスルハブ12と連結されてドライブシ
ャフト1の動力をアクスルハブ12に伝達する等速自在
継手16とで構成される。
【0010】前述のアクスルハブ12は、ハブボルト1
7を装着するためのフランジ部18を一端に形成し、車
軸軸受15の複列の内側軌道面19,20を他端に位置
する軸部21の外径面に形成する。このアクスルハブ1
2の軸部21をその軸方向に開口する筒状中空構造とし
て筒状中空部22を形成する。このアクスルハブ12
は、ブレーキロータ(図示せず)の内径面に挿通され、
そのフランジ部18に装着されたハブボルト17によっ
て、ブレーキロータと共に駆動輪ホイール5に連結され
る。
7を装着するためのフランジ部18を一端に形成し、車
軸軸受15の複列の内側軌道面19,20を他端に位置
する軸部21の外径面に形成する。このアクスルハブ1
2の軸部21をその軸方向に開口する筒状中空構造とし
て筒状中空部22を形成する。このアクスルハブ12
は、ブレーキロータ(図示せず)の内径面に挿通され、
そのフランジ部18に装着されたハブボルト17によっ
て、ブレーキロータと共に駆動輪ホイール5に連結され
る。
【0011】前述の車軸軸受15は、複列の外側軌道面
23,24を形成し、その外側軌道面23,24とアク
スルハブ12の内側軌道面19,20(車両インナ側軌
道面19及び車両アウタ側軌道面20)との間に複列の
転動体13,14を介在させている。
23,24を形成し、その外側軌道面23,24とアク
スルハブ12の内側軌道面19,20(車両インナ側軌
道面19及び車両アウタ側軌道面20)との間に複列の
転動体13,14を介在させている。
【0012】前述の等速自在継手16は、ドライブシャ
フト1(図8参照)の一端に設けられた内輪、トルク伝
達用ボール、ボールを保持する保持器(ともに図示せ
ず)及び外輪26からなり、その外輪26の一端に軸方
向に沿う開口孔27を形成する。尚、図中の35は、ア
クスルハブ12の軸部21の中空部22と等速自在継手
16の外輪26の内部空間とを仕切るカバーである。
フト1(図8参照)の一端に設けられた内輪、トルク伝
達用ボール、ボールを保持する保持器(ともに図示せ
ず)及び外輪26からなり、その外輪26の一端に軸方
向に沿う開口孔27を形成する。尚、図中の35は、ア
クスルハブ12の軸部21の中空部22と等速自在継手
16の外輪26の内部空間とを仕切るカバーである。
【0013】アクスルハブ12の軸部21を前述の等速
自在継手16の外輪26の開口孔27に圧入し、そのア
クスルハブ12の軸部21の先端を外輪26の開口孔2
7の周縁に加締める(図中A部分)ことにより、アクス
ルハブ12と等速自在継手16の両者を軸方向に結合固
定する。
自在継手16の外輪26の開口孔27に圧入し、そのア
クスルハブ12の軸部21の先端を外輪26の開口孔2
7の周縁に加締める(図中A部分)ことにより、アクス
ルハブ12と等速自在継手16の両者を軸方向に結合固
定する。
【0014】尚、図1に示す実施形態では、アクスルハ
ブ12の軸部21の外径面に形成された複列の内側軌道
面19,20のうち、車両インナ側軌道面19をアクス
ルハブ12と別体の内輪28で構成しているが、本発明
はこれに限定されることなく、図2に示す他の実施形態
のように車両インナ側軌道面19だけでなく車両アウタ
側軌道面20もアクスルハブ12と別体の内輪29とす
ることも可能である。
ブ12の軸部21の外径面に形成された複列の内側軌道
面19,20のうち、車両インナ側軌道面19をアクス
ルハブ12と別体の内輪28で構成しているが、本発明
はこれに限定されることなく、図2に示す他の実施形態
のように車両インナ側軌道面19だけでなく車両アウタ
側軌道面20もアクスルハブ12と別体の内輪29とす
ることも可能である。
【0015】また、図1に示す実施形態では、アクスル
ハブ12と等速自在継手16とを加締め結合(図中A部
分)した場合について説明したが、本発明はこれに限定
されることなく、図3に示す実施形態のようにアクスル
ハブ12と等速自在継手16とを溶接結合(図中B部
分)することも可能である。
ハブ12と等速自在継手16とを加締め結合(図中A部
分)した場合について説明したが、本発明はこれに限定
されることなく、図3に示す実施形態のようにアクスル
ハブ12と等速自在継手16とを溶接結合(図中B部
分)することも可能である。
【0016】また、外輪26の開口孔27の内径面をセ
レーション形状(図4(a)参照)又は多角形状(図4
(b)参照)とすれば、外輪26の開口孔27にアクス
ルハブ12の軸部21を圧入する際に両者を塑性結合さ
せることができる。これにより、前述の開口孔27の内
径面形状をアクスルハブ12の軸部21に転写すること
ができて強固な結合が実現できる。この場合、外輪26
の開口孔27は、アクスルハブ12の軸部21の硬度よ
りも高い材質で構成することが望ましい。
レーション形状(図4(a)参照)又は多角形状(図4
(b)参照)とすれば、外輪26の開口孔27にアクス
ルハブ12の軸部21を圧入する際に両者を塑性結合さ
せることができる。これにより、前述の開口孔27の内
径面形状をアクスルハブ12の軸部21に転写すること
ができて強固な結合が実現できる。この場合、外輪26
の開口孔27は、アクスルハブ12の軸部21の硬度よ
りも高い材質で構成することが望ましい。
【0017】ここで、具体的に等速自在継手16の外輪
26とアクスルハブ12との結合は以下の要領でもって
行われる。まず、図5に示すようにアクスルハブ12と
等速自在継手16とを位置決め治具30により同軸上に
位置決め配置する。この位置決め治具30は、大径部3
1とその先端の小径部32からなり、前述の大径部31
のエッジ部分で等速自在継手16の外輪26が係止さ
れ、小径部32がアクスルハブ12の軸部21の中空部
22に挿入されることによりアクスルハブ12と外輪2
6とが同軸上に位置決め保持される。
26とアクスルハブ12との結合は以下の要領でもって
行われる。まず、図5に示すようにアクスルハブ12と
等速自在継手16とを位置決め治具30により同軸上に
位置決め配置する。この位置決め治具30は、大径部3
1とその先端の小径部32からなり、前述の大径部31
のエッジ部分で等速自在継手16の外輪26が係止さ
れ、小径部32がアクスルハブ12の軸部21の中空部
22に挿入されることによりアクスルハブ12と外輪2
6とが同軸上に位置決め保持される。
【0018】この状態から、アクスルハブ12の開放端
部から圧入治具33を挿入し、その圧入治具33の先端
をアクスルハブ12の中空部22の周縁部位に当接させ
て押圧する(図中矢印参照)。この圧入治具33によ
り、アクスルハブ12の軸部21を等速自在継手16の
外輪26の開口孔27に圧入して内嵌させる。この時、
前述したように開口孔27の内径面をセレーション形状
又は多角形状とすれば、両者を塑性結合させることがで
き、開口孔27の内径面形状をアクスルハブ12の軸部
21に転写することができて強固な結合が実現できる。
部から圧入治具33を挿入し、その圧入治具33の先端
をアクスルハブ12の中空部22の周縁部位に当接させ
て押圧する(図中矢印参照)。この圧入治具33によ
り、アクスルハブ12の軸部21を等速自在継手16の
外輪26の開口孔27に圧入して内嵌させる。この時、
前述したように開口孔27の内径面をセレーション形状
又は多角形状とすれば、両者を塑性結合させることがで
き、開口孔27の内径面形状をアクスルハブ12の軸部
21に転写することができて強固な結合が実現できる。
【0019】次に、前述した位置決め治具30を抜脱し
た上で、図6に示すようにその位置決め治具30の代わ
りに加締め治具34を挿入し、その加締め治具34の先
端を外輪26の開口孔27から露呈するアクスルハブ1
2の軸部21の先端面に当接させる。この状態で加締め
治具34によりアクスルハブ12の軸部21の先端面を
加圧して加締める(図中矢印参照)。この加締めにより
アクスルハブ12と等速自在継手16の外輪26とを結
合一体化する。
た上で、図6に示すようにその位置決め治具30の代わ
りに加締め治具34を挿入し、その加締め治具34の先
端を外輪26の開口孔27から露呈するアクスルハブ1
2の軸部21の先端面に当接させる。この状態で加締め
治具34によりアクスルハブ12の軸部21の先端面を
加圧して加締める(図中矢印参照)。この加締めにより
アクスルハブ12と等速自在継手16の外輪26とを結
合一体化する。
【0020】尚、前述したようにアクスルハブ12の軸
部21を筒状中空構造としたことにより、良好な放熱状
態が得られ、図7(a)(b)に示すように等速自在継
手16の外輪26での温度上昇に関して、アクスルハブ
の軸部が中実構造の従来品a(図中実線黒丸)と、中空
構造の本発明品b(図中破線白丸)とを比較した場合、
同図から明らかなように本発明品の方が温度上昇が少な
くて放熱効率がよい。
部21を筒状中空構造としたことにより、良好な放熱状
態が得られ、図7(a)(b)に示すように等速自在継
手16の外輪26での温度上昇に関して、アクスルハブ
の軸部が中実構造の従来品a(図中実線黒丸)と、中空
構造の本発明品b(図中破線白丸)とを比較した場合、
同図から明らかなように本発明品の方が温度上昇が少な
くて放熱効率がよい。
【0021】
【発明の効果】本発明では、アクスルハブの軸部をその
軸方向に開口する筒状中空構造とし、等速自在継手の外
輪端部に形成された開口孔にアクスルハブの軸部を嵌合
させることにより中空ユニット構造とした。このような
中空ユニット構造としたことにより、アクスルハブが良
好な放熱効率を発揮し、その結果、熱的な悪影響による
アクスルハブの短寿命化を抑制することができ、また、
車輪用軸受ユニットの軽量化、コンパクト化、部品点数
の低減及び低コスト化を実現できる。
軸方向に開口する筒状中空構造とし、等速自在継手の外
輪端部に形成された開口孔にアクスルハブの軸部を嵌合
させることにより中空ユニット構造とした。このような
中空ユニット構造としたことにより、アクスルハブが良
好な放熱効率を発揮し、その結果、熱的な悪影響による
アクスルハブの短寿命化を抑制することができ、また、
車輪用軸受ユニットの軽量化、コンパクト化、部品点数
の低減及び低コスト化を実現できる。
【0022】尚、アクスルハブの軸部を等速自在継手の
開口孔に嵌合させて加締め又は溶接により結合固定すれ
ば、アクスルハブの軸部が中空構造であっても両者を簡
単な手段により一体化することができる。
開口孔に嵌合させて加締め又は溶接により結合固定すれ
ば、アクスルハブの軸部が中空構造であっても両者を簡
単な手段により一体化することができる。
【0023】また、等速自在継手の外輪端部の開口孔の
内径面をセレーション形状又は多角形状とし、アクスル
ハブの軸部を外輪端部の開口孔に圧入して両者を塑性結
合させれば、両者をより一層強固に連結固定することが
可能となる。
内径面をセレーション形状又は多角形状とし、アクスル
ハブの軸部を外輪端部の開口孔に圧入して両者を塑性結
合させれば、両者をより一層強固に連結固定することが
可能となる。
【図1】本発明に係る車輪用軸受ユニットにおいて、ア
クスルハブと等速自在継手とを加締めにより結合した実
施形態を示す断面図
クスルハブと等速自在継手とを加締めにより結合した実
施形態を示す断面図
【図2】本発明に係る車輪用軸受ユニットにおいて、ア
クスルハブと等速自在継手とを加締めにより結合した他
の実施形態を示す断面図
クスルハブと等速自在継手とを加締めにより結合した他
の実施形態を示す断面図
【図3】本発明に係る車輪用軸受ユニットにおいて、ア
クスルハブと等速自在継手とを溶接により結合した実施
形態を示す断面図
クスルハブと等速自在継手とを溶接により結合した実施
形態を示す断面図
【図4】(a)は開口孔をセレーション形状とした等速
自在継手の外輪を示す側面図 (b)は開口孔を多角形状とした等速自在継手の外輪を
示す側面図
自在継手の外輪を示す側面図 (b)は開口孔を多角形状とした等速自在継手の外輪を
示す側面図
【図5】アクスルハブの圧入要領を説明するための断面
図
図
【図6】アクスルハブの加締め要領を説明するための断
面図
面図
【図7】(a)(b)は従来品と本発明品とを比較した
温度上昇量の二例を示す特性図
温度上昇量の二例を示す特性図
【図8】ハブを組み込んだ動力伝達装置の一例を示す断
面図
面図
11 車輪用軸受ユニット 12 アクスルハブ 13,14 転動体(ボール) 15 車軸軸受 16 等速自在継手 21 軸部 22 筒状中空部 26 外輪 27 開口孔
Claims (3)
- 【請求項1】 駆動輪ホイールに連結されるアクスルハ
ブと、前記アクスルハブを複列の転動体を介して回転自
在に支持する車軸軸受と、前記アクスルハブと同軸的に
連結されてドライブシャフトの動力をアクスルハブに伝
達する等速自在継手とからなる車輪用軸受ユニットであ
って、前記アクスルハブの軸部をその軸方向に開口する
筒状中空構造とし、前記等速自在継手の外輪端部に形成
された開口孔に、前記アクスルハブの軸部を嵌合するこ
とにより中空ユニット構造としたことを特徴とする車輪
用軸受ユニット。 - 【請求項2】 前記アクスルハブの軸部を等速自在継手
の外輪端部の開口孔に嵌合させて加締め又は溶接により
結合固定したことを特徴とする請求項1記載の車輪用軸
受ユニット。 - 【請求項3】 前記等速自在継手の外輪端部の開口孔の
内径面をセレーション形状又は多角形状とし、前記アク
スルハブの軸部を前記外輪端部の開口孔に圧入して両者
を塑性結合させたことを特徴とする請求項1又は2記載
の車輪用軸受ユニット。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36055697A JPH11189002A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 車輪用軸受ユニット |
US09/220,458 US6146022A (en) | 1997-12-25 | 1998-12-24 | Hub unit bearing for wheel |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36055697A JPH11189002A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 車輪用軸受ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11189002A true JPH11189002A (ja) | 1999-07-13 |
Family
ID=18469916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36055697A Withdrawn JPH11189002A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-26 | 車輪用軸受ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11189002A (ja) |
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-
1997
- 1997-12-26 JP JP36055697A patent/JPH11189002A/ja not_active Withdrawn
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