JPH11188980A - スクラッチカード - Google Patents

スクラッチカード

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JPH11188980A
JPH11188980A JP35985497A JP35985497A JPH11188980A JP H11188980 A JPH11188980 A JP H11188980A JP 35985497 A JP35985497 A JP 35985497A JP 35985497 A JP35985497 A JP 35985497A JP H11188980 A JPH11188980 A JP H11188980A
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JP
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card
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JP35985497A
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Takeshi Kubota
毅 久保田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数枚積み重ねても、崩れたり、カード詰ま
りをおこすことのないスクラッチカードを提供する。 【解決手段】 カード基材11と、カード基材11の上
に形成され、秘密情報12aが印字された秘密情報表示
部12と、少なくとも秘密情報表示部12の上に形成さ
れ、下地の隠蔽性を有するとともにスクラッチ可能な隠
蔽層14とを備え、スタッカに多数枚積み重ねられるス
クラッチカードにおいて、隠蔽層14は、前記スタッカ
の搬送装置で搬送されるときの方向と平行なカード基材
中心線CLを通る形状の隠蔽層であることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、擦ること等により
隠蔽層を除去して秘密情報を目視する、いわゆるスクラ
ッチカードに関するものであり、特に、国際電話用のテ
レフォンカードやパソコン通信用のプリペイドカードの
ように自動販売機での販売等に適したスクラッチカード
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、クジ結果(「当たり」,「は
ずれ」等)の上部に、脆弱に形成された銀色の隠蔽層を
コイン等で擦ることにより削り落とせる、いわゆるスク
ラッチ可能な印刷層を設けたカードが知られている(実
公昭48−28453号公報,特実平2−3897号公
報,特開平1−257100号公報,特開平2−297
482号公報,特開平7−108751号公報等)。
【0003】従来より、この種のスクラッチカードは、
おもに宝クジカードや抽選クジカードとして使用されて
いる。これらのクジカードは、カード使用者がクジ結果
を確認すると、すぐに換金又は景品と交換されるので、
カードの耐久性は必要とされず、また安価に製造する等
の理由から紙製のカードであることが多い。この紙製の
クジカードは、ある程度の剛性を保持するために、厚め
の用紙が使用されている。このため、この紙製のクジカ
ードは、製造元から販売店舗等に持ち運ばれるときなど
でも、あまり多くの枚数のカードが束ねられることはな
く、少数の枚数毎に輪ゴムで束ねられるなどして持ち運
ばれている。また、これらのクジカードは、人手で渡さ
れ、自動販売機で販売されることもなかった。
【0004】一方、近時、国際電話やパソコン通信の普
及に伴って、それらに利用するプリペイドカードが使用
されだしている。従来のテレフォンカード等のプリペイ
ドカードは、カードに設けられた磁気記録層から残高情
報を読み出して、使用した金額を差し引いた新たな残高
情報を磁気記録層に書き込んでいる。この方式では、残
高情報の更新が容易なことから不正改ざん・偽造等が多
発している。
【0005】そのため、国際電話等のプリペイドカード
では、別の方式を採用している。すなわち、カードには
暗証番号のみを表示する。国際電話をかけるときは、そ
の暗証番号を入力してホストコンピュータにつなげる。
残高情報は全てそのホストコンピュータで管理されるた
め、残高情報の不正改ざんが行われる可能性はまずな
い。このようなプリペイドカードは、暗証番号を隠蔽す
るために、秘匿性が高く、かつ、容易に目視可能にする
ことができるスクラッチカードを採用している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、国際電話等に
使用されるスクラッチカードは、使用方法の違いなどか
ら、従来クジに使用されているスクラッチカードをその
まま使用することができないため、以下のような問題点
が生じている。
【0007】すなわち、国際電話用スクラッチカード
は、クジカードとは異なって、長期間携帯される場合が
多いので、携帯性及び耐久性を高めるために、おもに薄
型のプラスチックカードが使用されている。このような
スクラッチカードは薄いので、多くの枚数を束ねること
が可能であって、製造元から販売店舗等に持ち運ばれる
ときなどは、多数枚のカードが重ねられて持ち運ばれ
る。しかし、比較的厚いスクラッチ層が設けられている
と、このような持ち運び時に、束ねられたカードのスク
ラッチ層の厚みによって、カードに傾斜が生じるために
(図7参照)、また、プラスチックカードの表面が滑ら
かで摩擦抵抗が小さいために、束ねられたカードが崩れ
てしまい、運搬性が悪かった。
【0008】また、国際電話等に使用されるスクラッチ
カードは、人手で渡されるクジカードとは異なって、自
動販売機で販売されることが多い。自動販売機内のスタ
ッカには、少なくとも300枚以上のカードが積み重ね
られて保管されるが、この場合も、スクラッチ層の厚み
等により、積み重ねられたカードに傾斜が生じて(図7
参照)バランスが悪くなり、スタッカから搬出する際の
抵抗となって、カード詰まり等の原因となっていた。
【0009】本発明の課題は、多数枚積み重ねても、崩
れたり、カード詰まりをおこすことのないスクラッチカ
ードを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、カード基材(11)と、カード
基材(11)の上に形成され、秘密情報(12a)が印
字された秘密情報表示部(12)と、少なくとも秘密情
報表示部(12)の上に形成され、下地の隠蔽性を有す
るとともにスクラッチ可能な隠蔽層(14)とを備え、
スタッカに多数枚積み重ねられるスクラッチカードにお
いて、隠蔽層(14)は、前記スタッカの搬送装置で搬
送されるときの方向と平行なカード基材中心線(CL)
を通る形状の隠蔽層であることを特徴とするスクラッチ
カードである。
【0011】請求項2の発明は、請求項1に記載のスク
ラッチカードにおいて、隠蔽層(14)は、さらに、カ
ード基材中心線(CL)を中心とした対称形の隠蔽層で
あることを特徴とするスクラッチカードである。
【0012】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載のスクラッチカードにおいて、隠蔽層(14)
は、さらに、カード基材中心線(CL)と平行する方向
の長さが、カード基材中心線(CL)と直交する方向の
長さよりも長い隠蔽層であることを特徴とするスクラッ
チカードである。
【0013】請求項4の発明は、請求項1から請求項3
までのいずれか1項に記載のスクラッチカードにおい
て、隠蔽層(14)は、さらに、カード基材中心線(C
L)と平行する辺と、カード基材中心線(CL)と直交
する辺とを有する長方形の隠蔽層であることを特徴とす
るスクラッチカードである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
の実施の形態について、さらに詳しく説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明によるスクラッチカー
ドの第1実施形態を示す図である。図1中、(A)は斜
視図、(B)はB−B断面図である。スクラッチカード
10は、カード基材11と、秘密情報表示部12と、保
護層13と、隠蔽層14とを有する。
【0015】カード基材11は、このカードの担体とな
る基材である。カード基材11の所定領域には、絵柄等
が印刷されている。カード基材11の材料としては、一
般に用いられているプラスチック材料(例えば、塩化ビ
ニル、PMMA、PET、ABS、ポリオレフィン、P
ET−G、ポリカーボネート、アクリロニトリル−スチ
レン共重合体、セルロースプロピオネート、セルロース
アセテートブチレート等)、アロイ材料、又は紙(例え
ば、アート紙、コート紙、合成紙など)などが好適に用
いられる。
【0016】秘密情報表示部12は、カード基材11の
上に形成される表示部であり、秘密にする秘密情報12
aが表示される。秘密情報表示部12は、スクラッチカ
ード10が搬送装置で搬送されるときの方向と平行なカ
ード基材中心線CLに沿った表示部である。
【0017】秘密情報12aは、例えば、国際電話の利
用の際に入力する暗証番号などのようにカード毎に異な
る可変情報である場合が多いが、固定情報でもよい。可
変情報の場合は、プリンタ等で印字するとよい。また、
可変情報な場合は、通常の印刷等で形成するとよい。具
体的には、可変情報の場合のプリンタとしては、ドット
インパクトプリンタ、サーマルプリンタ、サーマル転写
プリンタ、インクジェットプリンタ、静電トナープリン
タなどである。また、固定情報の場合の印刷としては、
オフセット印刷、シルク印刷、活板印刷などである。
【0018】また、秘密情報12aは、文字データ、画
像、コード、マーク等である。さらに、秘密情報12a
は秘匿性が必要なため、表面に凹凸が少ないことが望ま
しい。すなわち、表面に凹凸があると、隠蔽層14で隠
蔽しても、光の反射により、隠蔽層14の上から秘密情
報12aが分かる可能性があるからである。具体的に
は、この凹凸は5μm以内が望ましい。さらにまた、秘
密情報12aは、隠蔽層14と似通った色で印字又は印
刷することが好ましい。背景(カード基材11)と、秘
密情報12aと隠蔽層14の色の組み合わせで、隠蔽層
14が形成された時点で、秘密情報12aがもっとも見
えにくい色を選定すればよい。
【0019】保護層13は、隠蔽層14を削り落とすと
きに、隠蔽層14の剥離適性を持たせ、また、秘密情報
12aが剥離しないように秘密情報表示部12を保護す
る層である。保護層13は、OPインキを印刷加工で形
成することが好ましい。印刷加工方法としては、オフセ
ット印刷、シルクスクリーン印刷、グラビア印刷などが
用いられる。また、OPインキには、UV硬化型樹脂、
EB硬化型樹脂などの放射線硬化型樹脂をバインダーと
して用いることが好ましい。緻密な膜が形成できるた
め、秘密情報表示部12の保護性、隠蔽層14の剥離性
を満足できるからである。なお、保護層13は、塩化ビ
ニル樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネ
ート等の透明シートを貼りあわせて形成することもでき
る。
【0020】保護層13は、秘密情報表示部12がカー
ド基材11に対して十分な密着性を有しており、かつ、
隠蔽層14がカード基材11に対して十分な剥離性を有
するときは、削除してもよい。また、保護層13は、単
層では上記適性が得られない場合は、積層して形成して
もよい。
【0021】隠蔽層14は、秘密情報表示部12の上に
形成され、スクラッチカード10が搬送装置で搬送され
るときの方向と平行なカード基材中心線CLと平行する
長辺14aと、カード基材中心線CLと直交する短辺1
4bとを有する長方形の隠蔽層である。隠蔽層14は、
下地(秘密情報12a)の隠蔽性(不透明性)を有する
とともに、爪やコイン等で擦ることにより削り取られる
(スクラッチ可能な)隠蔽層である。また、セロファン
テープ、メンディングテープなどでも剥離可能である。
隠蔽層14が形成されている状態では、自動車のヘッド
ライトを当てて透かしてみても、秘密情報12aは外部
から目視不能であるが、隠蔽層14がスクラッチされる
と、秘密情報12aは外部から目視可能となる。
【0022】隠蔽層14を形成するインキは、ゴム及び
熱可塑性樹脂(天然ゴム、合成ゴム、塩素化ポリエチレ
ン、塩素化ポリプロピレン、塩化ゴム、エチレン酢酸ビ
ニル共重合樹脂、ABS樹脂等)をビヒクル(顔料を印
刷面に転移,固着させるための成分)としたものであ
る。さらに、下地の隠蔽性を得るために、無機・有機顔
料(酸化鉄、酸化チタン、酸化コバルト、真珠光沢顔
料、フタルシアニンブルー、不溶性アゾ、溶性アゾ、染
料レーキなど)及び/又は金属粉(ブロンズ、アルミニ
ウムなど)を含有し、さらにまた、適当な可塑剤、安定
剤、離型剤及び溶剤とを含有したインキである。
【0023】このようなインキの代表的なものとして
は、例えば、帝国インキ製造(株)製のセリコールRU
Bインキ等が挙げられる。
【0024】隠蔽層14は、シルクスクリーン印刷によ
り印刷され、隠蔽層14の厚さは、5〜30μm程度が
好ましい。厚さが5μm以下では、下地が透けてしまい
隠蔽性が悪いため、また、厚さが30μm以上では、印
刷適性、搬送適性が悪いためである。
【0025】本実施形態によれば、隠蔽層14は、搬送
装置で搬送されるときの方向と平行なカード基材中心線
CLを通るように形成されているので、多数枚積み重ね
てもスクラッチカードが傾いて崩れるということがな
く、多数枚積み重ねることが可能である。
【0026】また、隠蔽層14は、スクラッチカード1
0の中心線CLに沿って形成されているので、搬送がス
ムーズに行える。すなわち、隠蔽層14は摩擦抵抗が大
きいため、もし、カードの端辺付近に設けられている
と、カード搬送時に、その摩擦抵抗により、カードを平
面図で見て回転するような動きが起こる。しかし、本実
施形態では、隠蔽層14が、スクラッチカード10の中
心線CLに沿って形成されているので、そのような回転
運動は発生せず、搬送がスムーズに行える。
【0027】さらに、スクラッチカード10の隠蔽層1
4が形成されている面を下にして、スタッカにセットし
た場合に、カードを搬送しやすい。すなわち、通常、ス
タッカの搬送装置は、中央付近にあるローラでカードを
搬送する構造のものが多いので、そのローラが、摩擦抵
抗の大きい隠蔽層14に接して、カードを搬送できるか
らである。
【0028】さらにまた、隠蔽層14は、カード基材中
心線CLと平行する長辺14aと、カード基材中心線C
Lと直交する短辺14bとを有する長方形に形成されて
いるので、スクラッチカード10の搬送時に隠蔽層14
が、上又は下に積層されているスクラッチカード10−
2のカード基材11−2に対して略全域に渡って接して
いるため、スクラッチカード10を略一定の力で搬送で
きる。すなわち、隠蔽層14は、摩擦抵抗がカード基材
11の表面の摩擦抵抗に比べて大きいため、もし、隠蔽
層14とカード基材11が、交互にカード基材11−2
に接するようであれば、その変化毎に摩擦抵抗が変化し
て、カード搬送時にビビリ等が発生し、滑らかに搬送さ
れない可能性がある。しかし、本実施形態のスクラッチ
カード10は、隠蔽層14が、カード基材11−2に対
して略全域に渡って接しているため、そのようなビビリ
等が発生はほとんどなく、滑らかに搬送される。
【0029】(第2実施形態)図2は、本発明によるス
クラッチカードの第2実施形態を示す斜視図である。な
お、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分に
は、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略す
る。隠蔽層14は、カード基材11の中心線CLに沿っ
て、端部から端部にわたって形成されている。
【0030】本実施形態によれば、隠蔽層14は、上又
は下に積層されているスクラッチカード10−2のカー
ド基材11−2に対して全域に渡って接しているため、
スクラッチカード10搬送時に心配されるビビリは発生
せず、スクラッチカード10は滑らかに搬送される。
【0031】(変形形態)以上説明した実施形態に限定
されることなく、種々の変形や変更が可能であって、そ
れらも本発明の均等の範囲内である。例えば、図3のよ
うに、保護層は、カード基材11の全面を上下から挟み
込む保護層13a、13bのように形成してもよい。こ
のようにすれば、カード基材11に印刷されている絵柄
等も保護でき、絵柄等が剥げ落ちることなく、表面の美
しさを維持できる。
【0032】以下、実施例により本発明を詳細に説明す
る。図4は、本発明によるスクラッチカードの実施例を
示す平面図であり、図5は、そのカードの使用状態を示
す図である。
【0033】
【実施例】(実施例) (1)カード基材11として、L×W×t=54.0m
m×85.4mm×125μmのPET製基材を用意
し、所定領域に絵柄を印刷する。 (2)(1)で絵柄の印刷されたカード基材11上に、
中心線CLに沿った秘密情報表示部12に、秘密情報1
2aをインクジェットプリンタで印字する。 (3)(2)で印字されたカード基材11の秘密情報表
示部12の上に、保護層13をUVオフセット印刷で形
成する。 (4)(3)で保護層13が印刷されたカード基材11
の上に、隠蔽層14をスクラッチインキで形成する。 (5)以上で、スクラッチカード10が完成する。 ここで、隠蔽層14の大きさは、L1×W1=10mm
×70mmであり、隠蔽層14の位置は、カードの長手
方向を横にしたときに、天からの距離W2=22mmの
位置に隠蔽層14の天がくる位置である(図4)。
【0034】上記のように作製したスクラッチカード1
0を500枚重ねたが、凸部がカード中央部にあるた
め、全体として、中央部が盛り上がり(図5)、多数枚
積み重ねても崩れることがない。また、自動販売機にお
いても、スクラッチカード10が、詰まることなく搬送
した。
【0035】図6は、本発明によるスクラッチカードと
の比較例を示す平面図であり、図7は、そのカードの使
用状態を示す図である。 (比較例) (1)カード基材11として、L×W×t=54.0m
m×85.4mm×125μmのPET製基材を用意
し、所定領域に絵柄を印刷する。 (2)(1)で絵柄の印刷されたカード基材11上に、
中心線CLに沿った秘密情報表示部12に、秘密情報1
2aをインクジェットプリンタで印字する。 (3)(2)で印字されたカード基材11の秘密情報表
示部12の上に、保護層13をUVオフセット印刷で形
成する。 (4)(3)で保護層13が印刷されたカード基材11
の上に、隠蔽層14をスクラッチインキで形成する。 (5)以上で、スクラッチカード10−1が完成する。 ここで、隠蔽層14の大きさは、L1×W1=10mm
×70mmの大きさであり、隠蔽層14の位置は、カー
ドの長手方向を横にしたときに、天からの距離W2=3
mmの位置に隠蔽層14の天がくる位置である(図
6)。
【0036】上記のように作製したスクラッチカード1
0−1を500枚重ねたが、凸部がカード端部にあるた
め、全体として、天辺近傍部が盛り上がり(図7)、多
数枚積み重ねると崩れる。また、自動販売機において、
搬送不良が生じた。具体的には、100枚に対し、20
枚が搬送不良となり、スクラッチカード10−1のジャ
ムが生じた。
【0037】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1の
発明によれば、隠蔽層が、搬送装置で搬送されるときの
方向と平行なカード基材中心線を通るように形成されて
いるので、スクラッチカードを多数枚積み重ねることが
可能である。また、スクラッチカードの隠蔽層が形成さ
れている面を下にして、スタッカにセットすれば、スタ
ッカの搬送装置のローラが、摩擦抵抗の大きい隠蔽層に
接するので、カードを搬送しやすい。
【0038】請求項2の発明によれば、隠蔽層が、カー
ド基材中心線を中心とした対称形に形成されているの
で、スクラッチカードをさらに多数枚積み重ねることが
可能である。また、摩擦抵抗の大きい隠蔽層が、カード
基材の中心線に沿って形成されているため、カード搬送
時にカードが左右にずれることなく滑らかに搬送でき
る。
【0039】請求項3の発明によれば、隠蔽層が、カー
ド基材中心線と平行する方向の長さが、カード基材中心
線と直交する方向の長さよりも長い隠蔽層であるので、
カード搬送時にカードがスムーズに搬送できる。
【0040】請求項4の発明によれば、隠蔽層が、カー
ド基材中心線と平行する辺と、カード基材中心線と直交
する辺とを有する長方形に形成されているので、カード
搬送時にさらに安定してカード搬送できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスクラッチカードの第1実施形態
を示す図である。
【図2】本発明によるスクラッチカードの第2実施形態
を示す斜視図である。
【図3】本発明によるスクラッチカードのその他の実施
形態を示す図である。
【図4】本発明によるスクラッチカードの実施例を示す
平面図である。
【図5】本発明の実施例に示すスクラッチカードの使用
状態を示す図である。
【図6】本発明によるスクラッチカードとの比較例を示
す平面図である。
【図7】本発明の比較例に示すスクラッチカードの使用
状態を示す図である。
【符号の説明】
10 スクラッチカード 11 カード基材 12 秘密情報表示部 12a 秘密情報 13、13a、13b 保護層 14 隠蔽層 CL 中心線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード基材と、 前記カード基材の上に形成され、秘密情報が印字された
    秘密情報表示部と、 少なくとも前記秘密情報表示部の上に形成され、下地の
    隠蔽性を有するとともにスクラッチ可能な隠蔽層とを備
    え、スタッカに多数枚積み重ねられるスクラッチカード
    において、 前記隠蔽層は、前記スタッカの搬送装置で搬送されると
    きの方向と平行なカード基材中心線を通る形状の隠蔽層
    であることを特徴とするスクラッチカード。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスクラッチカードにお
    いて、 前記隠蔽層は、さらに、前記カード基材中心線を中心と
    した対称形の隠蔽層であることを特徴とするスクラッチ
    カード。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のスクラッ
    チカードにおいて、 前記隠蔽層は、さらに、前記カード基材中心線と平行す
    る方向の長さが、前記カード基材中心線と直交する方向
    の長さよりも長い隠蔽層であることを特徴とするスクラ
    ッチカード。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれか1
    項に記載のスクラッチカードにおいて、 前記隠蔽層は、さらに、前記カード基材中心線と平行す
    る辺と、前記カード基材中心線と直交する辺とを有する
    長方形の隠蔽層であることを特徴とするスクラッチカー
    ド。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002103866A (ja) * 2000-10-02 2002-04-09 Dainippon Printing Co Ltd スクラッチ隠蔽層付き印刷物
JPWO2006051832A1 (ja) * 2004-11-11 2008-05-29 共同印刷株式会社 スクラッチ式印刷物

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JP2002103866A (ja) * 2000-10-02 2002-04-09 Dainippon Printing Co Ltd スクラッチ隠蔽層付き印刷物
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