JPH11188554A - 工作機械のバキュームテーブル装置 - Google Patents

工作機械のバキュームテーブル装置

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Publication number
JPH11188554A
JPH11188554A JP36854297A JP36854297A JPH11188554A JP H11188554 A JPH11188554 A JP H11188554A JP 36854297 A JP36854297 A JP 36854297A JP 36854297 A JP36854297 A JP 36854297A JP H11188554 A JPH11188554 A JP H11188554A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base plate
plate
intake chamber
workpiece
suction
Prior art date
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Pending
Application number
JP36854297A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Tanaka
武 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinx Ltd
Original Assignee
Shinx Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shinx Ltd filed Critical Shinx Ltd
Priority to JP36854297A priority Critical patent/JPH11188554A/ja
Publication of JPH11188554A publication Critical patent/JPH11188554A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成を簡単化することができ、かつ加工材の
吸着固定動作を迅速に行うことができる工作機械のバキ
ュームテーブル装置を提供する。 【構成】 テーブルに吸着固定した加工材と刃物との相
対的な制御移動によって加工材Wの工作加工を行う機械
において、上記のテーブルを、上板1と下板2の張り合
わせによって構成した台板Aと、上記の張り合わせ部に
構成した吸気室4と、通孔8によって吸気室4に連通し
上板1に開口する吸引部7と、台板Aを保持するフレー
ム部材Bによって構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、加工材を吸着固
定する工作機械のバキュームテーブル装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】テーブルに固定した加工材と回転刃物の
三次元的な相対制御運動によって、切り抜き、穴あけな
どの工作加工を行う加工機械が知られており、木材加工
分野などにおいては、NCルータと呼ばれて広く使われ
ている。この産業分野では、板材を加工する割合が高
く、このためバキューム手段を利用した工作物の固定方
法が多く採られている。
【0003】図3は、従来のバキュームテーブル装置の
構成を示したものである。同図において、Tは機械フレ
ーム21にガイドレール22を介して移動自在に設けた
バキュームテーブル このバキュームテーブルTは、鋳
物により一体構成した箱状フレーム23と、この箱状フ
レーム23の上面に張設した台板24によって構成され
ている。
【0004】箱状フレーム23の内部には吸気室25を
形成し、ホース26を介してバキューム手段(図示省
略)を接続する。他方において、この吸気室25は台板
24に穿設した吸引孔27により外気に連通しており、
台板24の吸気溝28に負圧を作用する。Wは上記の負
圧によって台板24面に吸着固定された板状の加工材2
9は吸気の漏れを防止するカバー板である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のバキュームテー
ブルにおいて、箱状フレーム23は台板24の水平面精
度を確保するために周縁の取付座23aと中間リブの取
付座23bを要し、かつ区画された各吸気室25を連通
させるために通気孔23cを設けるなど鋳物構造が極め
て複雑になる。また鋳造する際の反り、歪みを最小にす
るために高さ寸法を大きく取らざるを得なかった。
【0006】この結果、従来のバキュームテーブルは大
型で重量が嵩むことになり、直接のコスト高騰を生じて
いるだけでなく機械フレーム21、ガイドレール22な
どの肥大化の弊害を生じている。また従来のものは、吸
気室25の容積が大きいために、吸着動作が緩慢である
という作業上の問題点もあった。
【0007】本発明は、上記した従来技術の問題点に着
目してなされたものであり、構成を簡単化することがで
き、しかも加工材の吸着固定動作を迅速に行うことがで
きる工作機械のバキュームテーブル装置を提供しようと
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明に係る工作機械のバキュームテーブル装
置は次のように構成したものである。
【0009】すなわち、その要旨とするところは、テー
ブルに吸着固定した加工材と刃物との相対的な制御移動
によって加工材の工作加工を行う機械において、上記の
テーブルを、上板と下板の張り合わせによって構成した
台板と、上記の張り合せ部に構成した吸気室と、吸気室
に連通し、かつ上板に開口する吸引部と、台板を保持す
るフレーム部材によって構成したことにある。
【0010】上板と下板の張り合わせによって台板を構
成したので相当強度が得られ、剛性の高いフレーム部材
を要することなく小形構成で所要精度をもつテーブル面
が得られる。また台板内に吸気室を設けたので、容積を
小さくして吸着動作を迅速に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る工作機械のバキュー
ムテーブル装置を一実施例について具体的に説明する。
図1において、21は機械フレーム、22はガイドレー
ルであり、これらの構成は剛性の点を除いて従来例と同
一である。Aは上板1と下板2から構成したバキューム
テーブルの台板である。
【0012】上記の上板1と下板2は、接着剤(図示省
略)を用いて張り合わせ気密的に構成する。なお図2の
ように、下板2には一連の格子状の溝aを削成してあ
り、台板Aの内部に吸気室4を構成する。さらに下板2
には取付孔5を穿設し、ホース6を介して吸気室4をバ
キューム手段(図示省略)に接続する。
【0013】一方において上板1には、斜め格子状の溝
bを削成してあり、これにより台板Aの表面部に一連の
吸引部7を構成する。この吸引部7と吸気室4とは上板
1に穿設した通孔8によって連通してあり、吸引部7に
負圧を作用して加工材Wを吸着固定する。
【0014】Bは角パイプなどの鋼材9によって方形枠
状に構成したフレーム部材 このフレーム部材Bの上面
には取付ボルト(図示省略)などの固定手段によって台
板Aを固定する。また下面にはガイドレール22に係合
するスライドベアリング10、テーブル移動制御手段に
連係する受動ナット11を配設する。
【0015】本発明に係る工作機械のバキュームテーブ
ル装置の構成は上記の通りであり、図示省略のバキュー
ム手段を動作して吸気室4を吸引すると、通孔8を通し
て吸引部7に負圧が作用する。よって、台板Aの上部に
加工材Wをセットすることにより、この加工材Wを吸着
固定することができる。なお、給気の漏れはカバー板2
9により防止する。
【0016】上記において、台板Aは二枚の板材すなわ
ち上板1と下板2を張り合わせて構成したので構成強度
が高く、簡単なフレーム部材Bを付加するだけで十分な
剛性が得られる。また下板2に削成した格子状の溝aに
よって吸気室4を構成したので、その容量が小さい。こ
のため、バキューム手段の吸引力を素早く発揮して加工
材Wの吸着を行うことができる。
【0017】上板1と下板2は、プラスチック樹脂の
他、アルミニウムなどの軽金属、気密性の高い木質系材
料など軽量材を用いて構成することができる。また台板
Aの接合方式は、接着剤の他、パッキン材を介装した締
付け方式などをとることができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明に係る工作機械のバ
キュームテーブル装置によれば、テーブル構成を簡単、
軽量化することができるという優れた効果を発揮する。
また、加工材の吸着動作を迅速に行うことができる効果
をも併せて発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバキュームテーブル装置の一実施
例を示す断面図である。
【図2】同じく、平面図である。
【図3】従来のバキュームテーブル装置の構成を示す断
面図である。
【符号の説明】
A 台板 1 上板 2 下板 a 格子状の溝 4 吸気室 6 ホース b 斜め格子状の溝 7 吸引部 8 通孔 W 加工材 B フレーム部材 9 鋼材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブルに吸着固定した加工材と刃物と
    の相対的な制御移動によって加工材の工作加工を行う機
    械において、 上記のテーブルを、上板と下板の張り合わせによって構
    成した台板と、上記の張り合せ部に構成した吸気室と、
    吸気室に連通し、かつ上板に開口する吸引部と、台板を
    保持するフレーム部材によって構成したことを特徴とす
    る工作機械のバキュームテーブル装置。
JP36854297A 1997-12-25 1997-12-25 工作機械のバキュームテーブル装置 Pending JPH11188554A (ja)

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JP36854297A JPH11188554A (ja) 1997-12-25 1997-12-25 工作機械のバキュームテーブル装置

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Cited By (6)

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JP2020066151A (ja) * 2018-10-23 2020-04-30 株式会社平安コーポレーション 木材加工機の吸着テーブル

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