JPH11188442A - ハニカム筒体の製造方法 - Google Patents

ハニカム筒体の製造方法

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JPH11188442A
JPH11188442A JP9361026A JP36102697A JPH11188442A JP H11188442 A JPH11188442 A JP H11188442A JP 9361026 A JP9361026 A JP 9361026A JP 36102697 A JP36102697 A JP 36102697A JP H11188442 A JPH11188442 A JP H11188442A
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plate
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flat plate
wound
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敏明 岡田
Mitsunori Takegawa
光典 竹川
Yukisato Kaneda
幸悟 金田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属平板及び金属波板を重ね合わせて回転す
る巻き取り軸により巻き取ってハニカム筒体を成形する
ハニカム筒体の製造方法においては、巻き取り軸の小径
化を可能にして、大なる触媒担持面積が得られるように
する。 【解決手段】 巻き取り軸30の軸方向のスリット30
aに金属平板2の始端のみを挿入し、巻き取り軸30を
所定角度回転して金属平板2を巻き取り、その金属平板
2の巻き取られた部分と、これから巻き取られる部分と
の間に金属波板3の始端を挟み込み、引き続く巻き取り
軸30の回転により両板2,3を重ね合わせて巻き取
る。巻き取り軸のスリット30aは幅狭のもので足りる
から巻き取り軸の強度を確保しつゝその小径化が可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてエンジン
の排気浄化装置用金属製触媒担体に用いるハニカム筒体
の製造方法に関し、特に、金属平板及び金属波板を重ね
合わせて回転する巻き取り軸により螺旋状に巻き取っ
て、ハニカム筒体を成形する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かゝるハニカム筒体の製造方法に
おいては、例えば特開平9−150217号公報に開示
されているように、巻き取り軸により金属平板及び金属
波板を巻き取るに先立ち、先ず、巻き取り軸に設けられ
た軸方向のスリットに、金属平板及び金属波板の始端を
重ねて挿入、係止することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来方法を採用
するには、巻き取り軸のスリットを、金属平板及び金属
波板の両方の始端を挿入し得るように比較的幅広に形成
しなけれならないが、そのようにすると、巻き取り軸の
強度が低下することから、それを補うべく該軸の大径化
を余儀なくされる。しかしながら、巻き取り軸を大径に
すると、ハニカム筒体の成形後、巻き取り軸を抜き取っ
た跡に残る円筒状の中空部が比較的大径のものとなり、
ハニカム筒体の触媒担持面積の増加を困難にする。
【0004】本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたも
ので、巻き取り軸の小径化を可能にして、大なる触媒担
持面積が得られるようにした、前記ハニカム筒体の製造
方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、金属平板及び金属波板を重ね合わせて回
転する巻き取り軸により螺旋状に巻き取って、ハニカム
筒体を成形するに当たり、巻き取り軸に設けられた軸方
向のスリットに金属平板の始端のみを挿入し、巻き取り
軸を所定角度回転して金属平板を巻き取り、次いで金属
平板の巻き取られた部分と、これから巻き取られる部分
との間に金属波板の始端を挟み込み、引き続く巻き取り
軸の回転により、これら金属平板及び金属波板を重ね合
わせて巻き取ることを第1の特徴とする。
【0006】この第1の特徴によれば、巻き取り軸のス
リットは、金属平板の始端部のみを受け入れるだけの極
めて幅狭のもので足りるから、巻き取り軸の強度を確保
しゝ、その細径化が可能となり、その結果、巻き取り軸
を抜き取った跡のハニカム筒体中心部の空間を狭小にし
て、ハニカム筒体の触媒担持面積の増大を図ることがで
きる。
【0007】また本発明は、第1の特徴に加えて、金属
平板の始端を巻き取り軸のスリットに挿入したとき、そ
の始端を該スリット外へ所定長さ突出させ、その突出部
分を、金属平板の他の部分と共に巻き取り軸により巻き
取ることを第2の特徴とする。
【0008】この第2の特徴によれば、金属平板の、巻
き取り軸のスリットに係合した直線部分は、巻き取り軸
に巻き取られた円筒部分の内周面に両端支持されること
になり、その直線部分の支持剛性が高く、高速の排気流
に接するも、その直線部分の振動を防ぐことができる。
【0009】さらに本発明は、第1又は第2の特徴に加
えて、金属平板の、巻き取り軸に巻き取られた部分と、
これから巻き取られる部分との間への金属波板の始端の
挟み込み前に、巻き取り軸に巻き取られた金属平板の外
周面に金属波板の始端を溶接することを第3の特徴とす
る。
【0010】この第3の特徴によれば、金属平板の、巻
き取り軸に巻き取られた部分と、これから巻き取られる
部分との間への金属波板の始端の挟み込みを、ずれなく
確実に行うことができる。
【0011】さらにまた本発明は、第1又は第2の特徴
に加えて、金属平板の、巻き取り軸に巻き取られた部分
と、これから巻き取られる部分との間に、金属波板の始
端側に形成した平板部を差し込んだ後、この平板部に、
その外側の金属平板を溶接することを第4の特徴とす
る。
【0012】この第4の特徴によれば、金属波板の平板
部と金属平板との溶接許容範囲を広く設定できて両者の
結合が容易となり、これにより金属平板の、巻き取り軸
に巻き取られた部分と、これから巻き取られる部分との
間への金属波板の始端の挟み込みを、ずれなく確実に行
うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に示す本発明の実施例に基づいて以下に説明する。
【0014】図1ないし図12は本発明の第1実施例を
示すもので、図1は金属製触媒担体の正面図、図2は図
1の2−2線断面図、図3は巻き取り前の金属平板及び
金属波板の側面図、図4はハニカム体の製造装置の平面
図、図5は図4の要部の平面図、図6は図4の6−6線
断面図、図7は図6に対応した作用説明図、図8は図6
の8−8線拡大断面図、図9は図4の9−9線断面図、
図10は図9の要部拡大図、図11は図10の11矢視
図、図12は金属平板及び金属波板の巻き取り作用説明
図である。
【0015】先ず図1及び図2において、金属製触媒担
体1は、金属平板2及び金属波板3を重ね合わせて螺旋
状に密に巻くと共に、両板2,3の接触部を溶接してな
るハニカム筒体4と、このハニカム筒体4を収容、保持
すべく、その外周面に嵌合して溶接される円筒状のハウ
ジング5とから構成される。
【0016】上記ハニカム筒体4を製造するに当たって
は、図3に示すように、ハニカム筒体4の一個分に対応
する所定長さの金属平板2及び金属波板3が用意され
る。これらの素材は、例えばステンレス鋼板である。金
属平板2の長さは、金属波板3のそれより長く設定され
る。金属波板3の、巻き取り方向に沿う始端は、谷部か
ら始まっており、また終端側では波の振幅hが漸減する
ように形成される。さらに金属波板3の山の頂部a及び
谷の底部bは、平坦に形成される。
【0017】さて、ハニカム筒体4の製造装置について
図4ないし図11を参照しながら説明する。
【0018】図4ないし図8において、複数本の支柱
7,7…により水平に支えられる長方形 の機台8上に
は、その長辺方向に延びる一対のレール9,9が敷設さ
れ、またこのレール9,9と直交するようにして、相対
向する左右一対の支持壁101,102 が立設される。
また機台8の下面にも、上記支持壁101 ,102 と対
応する左右一対の小支持壁111 ,112 が固着され
る。
【0019】レール9,9には移動台12が、右方の支
持壁に設けられた切欠き状の出入口13を貫通して摺動
自在に載せられる。この移動台12に、機台8の下面に
取付けられた移動用エアシリンダ14のピストンロッド
14aが、機台8中心部の長孔状開口部15を貫通する
アーム部材16を介して連結される。而して、エアシリ
ンダ14の収縮と伸長により移動台12を、左方の支持
壁101 に近接する巻き取り位置Aと、同支持壁101
から離隔する払出し位置Bとへ移動させることができ
る。この移動台12は、機台8の開口部8aの直上に位
置する開口部12aを有する。
【0020】機台8上に固定される第1軸受台171
左方の支持壁101 外側面に隣接して配設され、これに
レール9,9と平行な第1スピンドル181 が支承され
る。この第1スピンドル181 は、左方の支持壁101
を貫通した端部にチャック19を備えており、これによ
り細径の巻き取り軸30の左端部が固持される。この巻
き取り軸30は、前記金属平板2及び金属波板3を巻き
取ってハニカム筒体4を成形するもので、その左端部近
傍から始まって右端面に開口するスリット30aを有
し、これに前記金属平板2の巻き取り始端が挟入される
ようになっている。
【0021】一方、移動台12には、右方の支持壁10
2 の外側に位置する第1軸受台17 2 が固着され、これ
に第1スピンドル181 と同軸に並ぶ第2スピンドル1
2が支承される。この第2スピンドル182 は、その
一端部が移動台12の巻き取り位置Aで右方の支持壁1
2 の出入口13に臨むようになっており、その端部に
は、移動台12の巻き取り位置Aで巻き取り軸30の右
端を解放可能に保持し得るコレットチャック20が設け
られる。
【0022】図8に示すように、コレットチャック20
の外筒21は、複数のガイド軸22を介して第2スピン
ドル182 の端面に軸方向摺動可能に取付けられ、その
間に、外筒21を第1スピンドル181 側へ一定の荷重
をもって付勢するばね23が挿入される。外筒21内の
コレット爪24には、第2スピンドル182 の中心部を
摺動自在に貫通する作動軸25が連結され、これが第2
スピンドル182 に取付けられた牽引用エアシリンダ2
6のピストン27に連結される。而して、コレット爪2
4は、ピストン27の左動により巻き取り軸30を解放
する開き状態となり、右動により巻き取り軸30を保持
する閉じ状態となる。さらにピストン27を右動する
と、ばね23を圧縮しながら緊締状態のコレットチャッ
ク20を右動して巻き取り軸30に張力を付与し得るよ
うになっている。
【0023】コレットチャック20の外筒21の先端に
は、巻き取り軸30のコレット爪24へ進入を誘導する
テーパ孔28を持つガイド筒29が固着される。
【0024】図5に示すように、機台8及び移動台12
には、第1及び第2スピンドル18 1 ,182 を駆動す
る巻き取り軸駆動手段31が設けられる。この巻き取り
軸駆動手段31は、機台8上に設置される電動モータ3
2と、この電動モータ32の出力軸32aに連結され、
左右の支持壁101 ,102 を貫通して第1及び第2ス
ピンドル181 ,182 と平行に延びる駆動軸33と、
左方の支持壁101 の外側で駆動軸33及び第1スピン
ドル181 間を連結する第1巻掛伝動装置34 1 と、右
方の支持壁102 の外側で駆動軸33及び第2スピンド
ル182 間を連結する第2巻掛伝動装置342 から構成
される。第1巻掛伝動装置341 は、駆動軸33に固着
した歯付き駆動プーリ351 と、第1スピンドル181
に固着した歯付き被動プーリ361 と、これらプーリ3
1 ,361 に巻掛けたコグベルト371 とからなる。
また第2巻掛伝動装置342 は、駆動軸33に摺動自在
にキー結合する歯付き駆動プーリ352 と、第2スピン
ドル182 に固着した歯付き被動プーリ362 と、これ
らプーリ352 ,362 に巻掛けたコグベルト37 2
からなっており、駆動プーリ351 と被動プーリ3
1 、駆動プーリ352と被動プーリ362 の各ギヤ比
は同一に設定されている。したがって、電動モータ32
により駆動軸33を回転すれば、第1及び第2巻掛伝動
装置341 ,34 2 を介して第1及び第2スピンドル1
1 ,182 を同期して駆動することができる。
【0025】駆動軸33の一端部は、機台8に固着され
た軸受台501 に支承され、その他端部は、移動台12
に固着された軸受台502 に第2巻掛伝動装置342
駆動プーリ352 のボス352 aを介して支承される。
【0026】移動台12には、巻き取り軸30の軸線に
沿って相対向する左右一対のワーク押さえ部材38,3
8が開口部12aを跨ぐようにして固着される。これら
ワーク押さえ部材38,38の間隔は、これらが巻き取
り軸30により巻き取られる金属平板2及び金属波板3
の両側端を押さえ得るように設定される。両ワーク押さ
え部材38,38は、移動台12が払出し位置Bまで移
動したとき、成形されたハニカム筒体4を巻き取り軸3
0から払出すようになっており(図7参照)、その際、
巻き取り軸30上を摺動してその右端部を支承する軸受
部材39が移動台12に固着される。
【0027】機台8の下部には、移動台12がワーク押
さえ部材38,38と共に払出し位置Bに移動したと
き、巻き取り軸30から払出されて機台8の開口部15
及び移動台12の開口部12aを落下してくるハニカム
筒体4を収容する容器40が設置される。
【0028】図6及び図9に示すように、巻き取り軸3
0の上方には、該軸30に金属平板2を供給する金属平
板供給装置42が配設され、それは左右の支持壁1
1 ,102 により支持される。この金属平板供給装置
42は、電動モータ43により駆動される駆動ローラ4
4と、それと協働して金属平板2を挟む従動ローラ45
とを備え、電動モータ43を作動することにより、金属
平板2を巻き取り軸30へ供給することができる。
【0029】また巻き取り軸30の下方には、該軸30
に金属波板3を機台8の開口部15を通して供給する金
属波板送り装置46が配設され、それは左右の前記小支
持壁111 ,112 により支持される。この金属波板送
り装置46も、電動モータ48により駆動される駆動ロ
ーラ49と、それと協働して金属平板2を挟む従動ロー
ラ49とを備え、電動モータ47を作動することによ
り、金属波板3を巻き取り軸30へ供給することができ
る。
【0030】図9及び図10に示すように、巻き取り軸
30の軸線を含む鉛直面を境として、巻き取り軸30の
両側に第1及び第2支持板511 ,512 が逆ハ字状を
なして配設される。これら支持板511 ,512 は、何
れも左右の支持壁101 ,102 間に横架された二本の
取付け軸52,52に固着される。第1及び第2支持板
511 ,512 上には、第1及び第2移動板531 ,5
2 がそれぞれ巻き取り軸30に対する進退方向に摺動
自在に搭載される。
【0031】その第1移動板531 には、巻き取り軸3
0に巻き取られる金属波板3外周面の幅方向中央部を押
圧し得る幅狭の第1押圧ローラ541 と、金属波板3外
周面を全幅にわたり押圧し得る第1補助押圧ローラ55
1 と、金属波板3の谷部と金属平板2との接触部を溶接
する第1レーザ溶接手段561 とが設けられ、そして第
1移動板531 を進退作動させる第1付勢用エアシリン
ダ571 が第1支持板511 に取付けられる。
【0032】図10及び図11に示すように、第1押圧
ローラ541 は、巻き取り軸30に巻き取られる金属波
板3の谷部及び山部に噛合する歯形を外周に有してい
て、第1移動板531 から起立するブラケット591
軸支される。第1補助押圧ローラ551 も、そのブラケ
ット591 に軸支されるが、第1押圧ローラ541 の金
属波板3巻き取り方向直前で、その金属波板3の外周面
を押圧するように配置される。
【0033】第1レーザ溶接手段561 は、第1移動板
531 の固設されたホルダ601 に保持される複数本の
溶接トーチ611 ,611 …(図示例では4本)を備え
ていて、これら溶接トーチ611 ,611 …の照射レー
ザが第1押圧ローラ541 両側の所定の複数箇所(図示
例では4箇所)で金属波板3の谷部と金属平板2との接
触部に焦点を結び、スポット溶接するようになってい
る。これら溶接トーチ611 ,611 …は、そのレーザ
照射方向線L1 が巻き取り軸30及び第1押圧ローラ5
1 の両軸線を含む平面上を通るように配置される。
【0034】また、第2移動板532 には、巻き取り軸
30に巻き取られる金属平板2外周面の幅方向中央部を
押圧し得る幅狭の第2押圧ローラ542 と、金属平板2
外周面を全幅にわたり押圧し得る第2補助押圧ローラ5
2 と、金属波板3の山部と金属平板2との接触部を溶
接する第2レーザ溶接手段562 とが設けられ、そして
第2移動板532 を進退作動させる第2付勢用エアシリ
ンダ572 が第2支持板512 に取付けられる。
【0035】第2押圧ローラ542 は、第2移動板53
2 から起立するブラケット592 に軸支される。第2補
助押圧ローラ552 も、そのブラケット592 に軸支さ
れるが、第2押圧ローラ542 の金属平板2巻き取り方
向直前で、その金属平板2の外周面を押圧するように配
置される。
【0036】第2レーザ溶接手段562 は、第2移動板
532 の固設されたホルダ602 に保持される複数本の
溶接トーチ602 ,602 …(図示例では4本)を備え
ていて、これら溶接トーチ602 ,602 …の照射レー
ザが第2押圧ローラ542 の両側の所定箇所で金属波板
3の山部と金属平板2との接触部に焦点を結び、スポッ
ト溶接するようになっている。これら溶接トーチ6
2 ,602 …は、そのレーザ照射方向線L2 が巻き取
り軸30及び第2押圧ローラ542 の両軸線を含む平面
上を通るように配置される。
【0037】而して、第1レーザ溶接手段561 及び第
2レーザ溶接手段562 は、それぞれの上記レーザ照射
方向線L1 ,L2 が巻き取り軸30を中心にして上方へ
向かって相互に開くV字状をなすように配置される。上
記レーザ照射方向線L1 ,L 2 の夾角αは、図示例の場
合、略120°に設定される。
【0038】図10において、第1移動板531 には、
歯車型第1押圧ローラ541 の山部及び谷部を検知する
位置センサ63が付設される。このセンサ63は、第1
押圧ローラ541 の山部が巻き取り軸30に巻き取られ
た金属波板3の谷部に係合したとき、第1押圧ローラ5
1 の他の谷部又は山部を検知して溶接制御ユニット6
4に溶接信号を出力する。溶接制御ユニット64は、位
置センサ63からの溶接信号を受けと即座に第1レーザ
溶接手段561 を作動し、またその溶接信号を受けた時
から巻き取り軸30が下記所定角度βだけ回転したとき
第2レーザ溶接手段562 を作動するようになってい
る。
【0039】β=α+θ ・・・(1) α:レーザ照射方向線L1 ,L2 の夾角 θ:位置センサ63が出力する相隣る2つの信号間隔に
対応する巻き取り軸30の回転角の2分の1の角度 尚、巻き取り軸30の回転角は、前記第1軸受台171
に設けられるエンコーダ65により検知される。
【0040】次に、この実施例に作用について説明す
る。
【0041】先ず、移動用エアシリンダ14の作動によ
り移動台12を巻き取り位置Aに保持する。このとき、
巻き取り軸30の右端部はコレット爪24内に進入する
ので、牽引用エアシリンダ26のピストン27を右動す
れば、作動杆25を牽引してコレット爪24を閉じ状態
にし、巻き取り軸30の右端部を保持する。さらにピス
トン27を右動すると、コレットチャック20がばね2
3を圧縮しながら右方へ牽引され、巻き取り軸30に一
定の張力を付与する。その結果、細い巻き取り軸30で
も、回転中は大なる撓み剛性を有することになるから、
側方からの荷重に対して大なる抗力を発揮して芯振れを
生じ難くなり、後述の金属平板2及び金属波板3の巻き
取りを的確に行い得るようになる。
【0042】こうしてから、最初に金属平板供給装置4
2により金属平板2を巻き取り軸30へ送って、図12
(1)に示すように、該軸30のスリット30aに挿入
する。その際、金属平板2の始端をスリット30a外に
所定長さ、例えば巻き取り軸30の略半周に相当する長
さ突出させる。次いで、巻き取り軸駆動手段31の電動
モータ32を作動して、第1及び第2スピンドル1
1 ,182 を同期回転させて巻き取り軸30全体を略
1.5回転ないし数回転させ、前記スリット30a外へ
の突出部分2aと共に金属平板2を巻き取る(図12
(3)参照)。
【0043】次いで、図10に示すように、第1及び第
2付勢用エアシリンダ571 ,57 2 を所定の空気圧を
もって伸長作動して第1及び第2移動板531 ,532
を前進させ、第1及び第2押圧ローラ541 ,542
金属平板2の外周面にそれぞれ圧接させ、先ず第2レー
ザ溶接手段562 を手動操作して、溶接トーチ612
612 …の照射レーザにより、金属平板2相互の接触部
を適当間隔置きにスポット溶接していく。その溶接点を
符号p1 で示す。
【0044】巻き取り軸30の略1.5回転ないし数回
転の後は、今度は金属波板供給装置46により金属波板
3を巻き取り軸30へ送って、その始端を、金属平板2
の巻き取り軸30に巻きつけられた部分の外周面にスポ
ット溶接する(図12(4)の溶接点p2 参照)。この
溶接は、第1レーザ溶接手段561 の手動操作による溶
接トーチ611 ,611 …の照射レーザにより行う。こ
うすると、これからの巻き取り軸30の回転の進行に伴
い、金属波板3の始端を、金属平板2の、巻き取り軸3
0に巻き取られた部分と、これから巻き取られる部分と
の間に、ずれなく確実に挟み込ませることができる。
【0045】巻き取り軸30の回転に伴い、金属波板2
の最初の谷部に第1押圧ローラ54 1 の山部が係合した
段階から第1及び第2レーザ溶接手段561 ,562
自動制御すべく、溶接制御ユニット64を作動状態にす
る。
【0046】而して、位置センサ63は、金属波板3の
谷部が金属平板2に接触する度に、その状態を第1押圧
ローラ541 を介して検知し、溶接信号を溶接制御ユニ
ット64に出力するので、該ユニット64は、第1レー
ザ溶接手段561 を作動して、溶接トーチ611 ,61
1 …の照射レーザにより金属波板3の谷部と金属平板2
との接触部をp2 で示すようにスポット溶接する。
【0047】また、位置センサ63が溶接信号を出力し
た点から巻き取り軸30が前記角度β回転すると、前記
(1) 式により、金属波板3の山部が金属平板2との接触
点に到達することになる。このとき、溶接制御ユニット
64は、これをエンコーダ65からの信号から演算して
第2レーザ溶接手段562 を作動し、その溶接トーチ6
2 ,612 …の照射レーザにより、金属波板3の山部
と金属平板2との接触部を図12(6)にp3 で示すよ
うにスポット溶接する。
【0048】しかも、この場合、前述のように、金属波
板3の山に頂部a及び谷の底部bは平坦に形成されてい
るから、その頂部a及び底部bは金属平板2と比較的広
い面積で接触することになり、各溶接トーチ611 ,6
1 …;612 ,612 …からのレーザ照射点に多少の
ずれがあっても、その頂部a及び底部bと金属平板2と
の溶接を確実に行うことができる。
【0049】こうして、金属波板3の谷部が金属平板2
に接触することを検知する一個の位置センサ63と、巻
き取り軸30の回転角を検知する一個もエンコーダ65
とにより、第1及び第2レーザ溶接手段561 ,562
の作動を制御して、金属波板3の谷部と金属平板2との
接触部、並びに金属波板3の山部と金属平板2との接触
部を簡単、的確に溶接することができる。
【0050】しかも、第1及び第2移動板531 ,53
2 に設けられた第1及び第2補助押圧ローラ541 ,5
2 は、第1及び第2押圧ローラ541 ,542 の、巻
き取り軸30の回転方向R直前、即ち溶接点の直前で金
属波板3及び金属平板2の各外周面を、その全幅にわた
り押圧しているから、各溶接点では、金属波板3及び金
属平板の良好な密着状態を確保して、それらのレーザ溶
接を確実なものとすることができる。
【0051】また、移動台12上の左右一対のワーク押
さえ部材38,38は、巻き取り軸30に巻き取られた
金属波板3及び金属平板2の両側端を常に押さえるの
で、それらの側端を面一状に奇麗に揃えることができ、
成形後の仕上げ加工を省くことができる。と共に、巻き
取り軸30の回転を継続すれば、金属平板2及び金属波
板3を重ね合わせて螺旋状に密に巻き取っていくことが
できる。
【0052】巻き取り軸30による金属波板3及び金属
平板2の巻き取りが進行するに伴い、それぞれの直径が
増大していくが、第1及び第2押圧ローラ541 ,54
2 は、金属波板3及び金属平板2の外周面に一定の圧力
をもって圧接した状態を保ちながら、第1及び第2移動
板531 ,532 と共に後退し、第1及び第2付勢用エ
アシリンダ571 ,572 を収縮させていく。上記第1
及び第2移動板531,532 には第1及び第2レーザ
溶接手段561 ,562 が設けられているから、金属平
板2の直径の増大によるも、第1レーザ溶接手段561
の溶接トーチ611 ,611 …からの照射レーザの焦点
を金属波板3の谷部と金属平板2との規定の接触部に、
また第2レーザ溶接手段562 の溶接トーチ612 ,6
2 …からの照射レーザの焦点を金属波板3の山部と金
属平板2との規定の接触部にそれぞれ保持し続けること
ができ、したがって、それら接触部の溶接を的確に行う
ことができる。
【0053】尚、金属平板2及び金属波板3の巻き取り
中は、金属平板供給装置42及び金属波板供給装置46
の各電動モータ43,47の作動を停止して、それらを
自由にすることにより、金属平板及び金属波板供給装置
42,47が巻き取り軸30の巻き取り作業の妨げにな
らないようにする。
【0054】また、移動台12上の左右一対のワーク押
さえ部材38,38は、巻き取り軸30に巻き取られた
金属波板3及び金属平板2の両側端を常に押さえるの
で、それらの側端を面一状に奇麗に揃えることができ、
成形後の仕上げ加工を省くことができる。
【0055】金属平板2は金属波板3よりも長くなって
おり、したがって、巻き終わり時、その終端は金属平板
2自身の外周面に密着して溶接される。また金属波板3
は、前述のように、終端に近づくと波の振幅が漸減する
ので、金属波板3の終端による、金属平板2の最外周部
の局部的な膨らみを極力抑えることができる。
【0056】こうして巻き取り軸30上で円筒に近似し
たハニカム筒体4が成形される。その後は、第1及び第
2付勢用エアシリンダ571 ,572 を収縮作動して、
第1及び第2押圧ローラ541 ,542 をハニカム筒体
4から退去させ、また牽引用エアシリンダ26のピスト
ン27を左動してコレットチャック20を開き状態に
し、巻き取り軸30の右端部を自由にする。それから移
動用エアシリンダ14の作動により、図7に示すように
移動台12を払出し位置Bまで移動すれば、この移動台
12に設けられた左方のワーク押さえ部材38がハニカ
ム筒体4を巻き取り軸30に沿って右方へ滑らせ、その
右端部から払出す。巻き取り軸30から払出されたハニ
カム筒体4は、自重により一対のワーク押さえ部材3
8,38間から落下して、容器40に収容される。この
ように、成形後のハニカム筒体4は、巻き取り位置Aか
ら離隔して特別に設けた払出し位置Bで巻き取り軸30
から払出されるので、巻き取り位置Aの周囲に配設され
る、金属波板供給装置46、金属平板供給装置42、第
1、第2レーザ溶接手段561 ,562 等の各種機器に
干渉されることなく、ハニカム筒体4の払出しが可能と
なる。
【0057】ところで、巻き取り軸30のスリット30
aは、金属平板2の始端部のみを受け入れるだけの極め
て幅狭のもので足りるから、巻き取り軸30の強度を確
保しゝ、その細径化が可能となり、その結果、巻き取り
軸30を抜き取った跡のハニカム筒体4中心部の空間を
狭小にして、ハニカム筒体4の触媒担持面積の増大を図
ることができる。
【0058】また金属平板2の始端を巻き取り軸30の
スリット30aに挿入したとき、その始端を該スリット
30a外へ所定長さ突出させ、この突出部分2aを、金
属平板2の他の部分と共に巻き取り軸30により巻き取
るようにしたので、金属平板2の、巻き取り軸30のス
リット30aに係合した直線部分2b(図1参照)は、
巻き取り軸30に巻き取られた円筒部分2cに両端支持
されることになり、その直線部分2bの支持剛性が高
く、高速の排気流に曝させるも、その直線部分の振動を
防ぐことができる。
【0059】第1及び第2レーザ溶接手段561 ,56
2 は、各溶接トーチ611 ,611…;612 ,612
…のレーザ照射方向線L1 ,L2 が上方に向って相互に
V字状に開くように配設されるので、各溶接トーチ61
1 ,611 …;612 ,61 2 …のレーザは、常に作業
者の眼下に照射されることになり、作業者の眼を照射レ
ーザから保護することができる。また、巻き取り軸30
に被溶接物が存在しない場合、誤って一方又は両方の溶
接トーチ611 ,611 …;612 ,612 …からレー
ザが照射されても、各レーザが相手の溶接トーチに照射
されることはなく、それらの損傷を回避することができ
る。
【0060】次に、図13及び図14により本発明の第
2実施例について説明する。
【0061】図13は巻き取り前の金属平板及び金属波
板の側面図、図14は金属平板及び金属波板の巻き取り
作用説明図である。図13に示すように、ハニカム筒体
4の製造に際し、用意するハニカム筒体4一個分の金属
平板2及び金属波板3において、金属波板3には、その
巻き取り方向に沿う始端側に一定長さの平板部3aを形
成する。その他の形状は、図3に示した前記実施例と同
様である。
【0062】ハニカム筒体4の製造には、前記製造装置
が使用される。その巻き取り軸30による巻き取りに当
たっては、先ず前記実施例の場合と同様に、図14
(1)に示すように、金属平板2の始端を巻き取り軸3
0のスリット30aに挿入して、それをスリット30a
外に所定長さ突出させる。次いで、巻き取り軸30を略
1.5回転ないし数回転させ、前記スリット30a外へ
の突出部分2aと共に金属平板2を巻き取る。
【0063】次いで、図10に示すように、第1及び第
2付勢用エアシリンダ571 ,57 2 を所定の空気圧を
もって伸長作動して第1及び第2移動板531 ,532
を前進させ、第1及び第2押圧ローラ541 ,542
金属平板2の外周面にそれぞれ圧接させ、先ず第2レー
ザ溶接手段562 を手動操作して、溶接トーチ612
612 …の照射レーザにより、金属平板2相互の接触部
を適当間隔置きにスポット溶接していく。その溶接点を
図14(2)に符号p1 で示す。
【0064】巻き取り軸30の略1.5回転ないし数回
転の後、今度は金属波板3を巻き取り軸30へ送って、
その始端側の平板部3aを図14(3)に示すように、
金属平板2の巻き取り軸30に巻きつけられた部分と、
これから巻き取られる部分との間に差し込む。
【0065】そして、巻き取り軸30の引き続く回転に
より、平板部3aを金属平板2の巻き取り軸30に巻き
つけられた部分と、これから巻き取られる部分との間に
充分に挟み込ませてから、図14(4)にp2 で示すよ
うに、第2レーザ溶接手段562 の手動操作による溶接
トーチ612 ,612 …の照射レーザにより、平板部3
aとその外側の金属平板2との接触部をスポット溶接す
る。この場合、金属波板3の平板部3aと金属平板2と
の溶接許容範囲は、これを充分に広く設定し得るから、
その溶接を容易にに行うことができる。
【0066】次いで、巻き取り軸30の回転に伴い、金
属波板2の最初の谷部に第1押圧ローラ541 の山部が
係合した段階から第1及び第2レーザ溶接手段561
56 2 を自動制御すべく、溶接制御ユニット64を作動
状態にする。したがって、金属波板3の各谷部は金属平
板3の外周に接触したとき、p3 で示すように、第1レ
ーザ溶接手段561 の自動操作による溶接トーチ6
2 ,612 …の照射レーザによりスポット溶接され、
また金属波板3の各山部は金属平板3の内周面外周に接
触したとき、p4 で示すように、第2レーザ溶接手段5
2 の自動操作による溶接トーチ612 ,612 …の照
射レーザによりスポット溶接される。
【0067】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が
可能である。例えば、第1及び第2レーザ溶接手段56
1 ,562 を全工程において自動化し得ることは言うま
でもない。
【0068】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば、金属平板及び金属波板を重ね合わせて回転する巻き
取り軸により螺旋状に巻き取って、ハニカム筒体を成形
するに当たり、巻き取り軸に設けられた軸方向のスリッ
トに金属平板の始端のみを挿入し、巻き取り軸を所定角
度回転して金属平板を巻き取り、次いで金属平板の巻き
取られた部分と、これから巻き取られる部分との間に金
属波板の始端を挟み込み、引き続く巻き取り軸の回転に
より、これら金属平板及び金属波板を重ね合わせて巻き
取るようにしたので、巻き取り軸のスリットは、金属平
板の始端部のみを受け入れるだけの極めて幅狭のもので
足り、したがって巻き取り軸の強度を確保しゝ、その細
径化が可能となり、巻き取り軸を抜き取った跡のハニカ
ム筒体中心部の空間を狭小にして、ハニカム筒体の触媒
担持面積の増大を図ることができる。
【0069】また本発明の第2の特徴によれば、金属平
板の始端を巻き取り軸のスリットに挿入したとき、その
始端を該スリット外へ所定長さ突出させ、その突出部分
を、金属平板の他の部分と共に巻き取り軸により巻き取
るようにしたので、金属平板の、巻き取り軸のスリット
に係合した直線部分は、巻き取り軸に巻き取られた円筒
部分の内周面に両端支持されることになり、その直線部
分の支持剛性が高く、高速の排気流に接するも、その直
線部分の振動を防ぐことができる。
【0070】さらに本発明の第3の特徴によれば、金属
平板の、巻き取り軸に巻き取られた部分と、これから巻
き取られる部分との間への金属波板の始端の挟み込み前
に、巻き取り軸に巻き取られた金属平板の外周面に金属
波板の始端を溶接するようにしたので、金属平板の、巻
き取り軸に巻き取られた部分と、これから巻き取られる
部分との間への金属波板の始端の挟み込みを確実に行う
ことができる。
【0071】さらにまた本発明の第4の特徴によれば、
金属平板の、巻き取り軸に巻き取られた部分と、これか
ら巻き取られる部分との間に、金属波板の始端側に形成
した平板部を差し込んだ後、この平板部に、その外側の
金属平板を溶接するようにしたので、金属波板の平板部
と金属平板との溶接許容範囲を広く設定できて両者の結
合が容易となり、これにより金属平板の、巻き取り軸に
巻き取られた部分と、これから巻き取られる部分との間
への金属波板の始端の挟み込みを、ずれなく確実に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】金属製触媒担体の正面図。
【図2】図1の2−2線断面図。
【図3】巻き取り前の金属平板及び金属波板の側面図。
【図4】ハニカム体の製造装置の平面図。
【図5】図4の要部の平面図。
【図6】図4の6−6線断面図。
【図7】図6に対応した作用説明図。
【図8】図6の8−8線拡大断面図。
【図9】図4の9−9線断面図。
【図10】図9の要部拡大図。
【図11】図10の11矢視図。
【図12】金属平板及び金属波板の巻き取り作用説明
図。
【図13】本発明の別の実施例に係る巻き取り前の金属
平板及び金属波板の側面図。
【図14】図13の金属平板及び金属波板の巻き取り作
用説明図。
【符号の説明】
2・・・・・金属平板 2a・・・・突出部 2b・・・・直線部 2c・・・・円筒部 3・・・・・金属波板 4・・・・・ハニカム筒体 30・・・・巻き取り軸 30a・・・スリット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属平板(2)及び金属波板(3)を重
    ね合わせて回転する巻き取り軸(30)により螺旋状に
    巻き取って、ハニカム筒体(4)を成形するに当たり、 巻き取り軸(30)に設けられた軸方向のスリット(3
    0a)に金属平板(2)の始端のみを挿入し、巻き取り
    軸(30)を所定角度回転して金属平板(2)を巻き取
    り、次いで金属平板(2)の巻き取られた部分と、これ
    から巻き取られる部分との間に金属波板(3)の始端を
    挟み込み、引き続く巻き取り軸(30)の回転により、
    これら金属平板(2)及び金属波板(3)を重ね合わせ
    て巻き取ることを特徴とする、ハニカム筒体の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、 金属平板(2)の始端を巻き取り軸(30)のスリット
    (30a)に挿入したとき、その始端を該スリット(3
    0a)外へ所定長さ突出させ、その突出部分(2a)
    を、金属平板(2)の他の部分と共に巻き取り軸(3
    0)により巻き取ることを特徴とする、ハニカム筒体製
    造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のものにおいて、 金属平板(2)の、巻き取り軸(30)に巻き取られた
    部分と、これから巻き取られる部分との間への金属波板
    (3)の始端の挟み込み前に、巻き取り軸(30)に巻
    き取られた金属平板(2)の外周面に金属波板(3)の
    始端を溶接することを特徴とする、ハニカム筒体製造方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載のものにおいて、 金属平板(2)の、巻き取り軸(30)に巻き取られた
    部分と、これから巻き取られる部分との間に、金属波板
    (3)の始端側に形成した平板部(3a)を差し込んだ
    後に、この平板部(3a)に、その外側の金属平板
    (2)を溶接することを特徴とする、ハニカム筒体製造
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109094139A (zh) * 2018-08-08 2018-12-28 西北工业大学 一种新构型蜂窝夹层板

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