JPH11188164A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH11188164A
JPH11188164A JP36000597A JP36000597A JPH11188164A JP H11188164 A JPH11188164 A JP H11188164A JP 36000597 A JP36000597 A JP 36000597A JP 36000597 A JP36000597 A JP 36000597A JP H11188164 A JPH11188164 A JP H11188164A
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game board
control circuit
game
board
accessory
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Sadao Ioki
定男 井置
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Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 役物制御回路の配置スペースを工夫して枠体
ユニット側の設計変更や交換を行わずに、遊技盤の交換
が可能な遊技機を提供する。 【解決手段】 枠体ユニットの収納部材が小型のセンタ
ー役物を備えた第1の遊技盤および大型のセンター役物
を備えた第2の遊技盤の双方を収納可能なように構成
し、第1の遊技盤を収納する遊技機の場合には、第1の
遊技盤を役物制御回路107と一体でそのまま着脱交換
できるように構成し、第2の遊技盤を収納する遊技機の
場合には、枠体ユニット側の裏機構盤114(詳しくは
基枠体113)から役物制御回路211を着脱交換可能
であり、かつ枠体ユニットの収納部材から第2の遊技盤
201を着脱交換できるように構成する。これにより、
センター役物が大型化しても、役物制御回路211を裏
機構盤114の方に固定し、枠体ユニット側の改造の必
要をなくす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技を行
う遊技機に係わり、特に遊技盤の遊技領域に配置される
センター役物の大きさが異なっても、役物制御回路の配
置スペースを工夫して枠体ユニット側の構造を変えずに
遊技盤の交換が可能な遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からパチンコ遊技機等の弾発遊技機
(以下、遊技機という)では、一般に、遊技領域に電気
式役物(大入賞口等)を有する遊技盤と、遊技盤を着脱
収納する枠体ユニット側の部材(詳しくは、実施の形態
で後述)とを有して構成されている。遊技盤の背面側に
は、賞球排出機構(排出ユニット等)が一体になって形
成された裏機構盤が前面枠(詳しくは金属フレームを介
して)に対して設けられている。遊技盤の遊技領域に設
けられた電気式役物は、役物制御回路によって電気的に
制御されており、この役物制御回路は遊技機の裏面側の
所定部位に設けられている。なお、ここでいう役物制御
回路とは、電子回路のみを意味するのではなく、電気式
役物の作動に必要な制御を行う回路の機能を実現する基
板(この基板上に各種IC、抵抗、コンデンサ、トラン
ジスタ等の電気部品やコネクタが搭載されたり、付属の
リード線が取り付けられたりしている)と、基板を収納
する所定のケース(収納枠体)とを含む概念であり、い
わゆる役物制御回路盤というような意味で使用してい
る。また、必要に応じて役物制御回路のケースというよ
うに、ケースだけを取上げて説明することもある。
【0003】遊技機では、遊技盤が枠体ユニットに対し
て(詳しくは、枠体ユニットの一部である前面枠に金属
フレームが取り付けられ、この金属フレームに形成した
遊技盤収納部に対して)着脱可能になっており、前面枠
を含む枠体ユニットを遊技店に残したまま遊技盤だけを
新しいものに交換できるようになっている。遊技店での
台の入れ替え(これには遊技機全体を入れ替える場合
と、遊技盤のみを入れ替える場合がある)時に、遊技盤
は前面枠を含む枠体ユニットから取り外して新しいもの
に交換可能に構成されており、このとき遊技盤と一緒に
役物制御回路も新しいものに交換する必要がある。この
場合は、遊技盤の背面に役物制御回路を取り付けた構
成、すなわち両者(遊技盤および役物制御回路)を一体
にした構成にすれば、遊技盤の電気式役物と役物制御回
路とをリード線で接続し直す手間が無く便利である。一
方、最近では、遊技盤の中央に特別図柄表示装置として
機能するTV表示器を設けたものが主流になるにつれ
て、TV表示器の後部が入賞球の流下可能な空間を形成
した入賞球集合カバー(後述の実施の形態では入賞球集
合部材)よりも、遊技盤の背後側へ大きく突出するよう
な遊技機が増えている。これは、TV表示器を大型化し
て遊技者に対してより一層遊技の興趣を惹くような演出
を行うためでもある。
【0004】遊技盤の背面側のうち、遊技機の前面から
見て左側は裏機構盤の賞球排出機構が配設されているの
で、TV表示器と賞球排出機構との間に役物制御回路を
配設するにはスペースの余裕がない。したがって、役物
制御回路は遊技盤の背面側のうち遊技機の前面から見て
右側に配設した方がスペース効率がよい。従来、遊技盤
の裏面側に役物制御回路を遊技盤と一体に取り付ける技
術は周知となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
遊技機にあっては、以下のような問題点があった。 (イ)TV表示器が大型化した場合に、遊技盤裏側の右
側のスペースに、収納枠体に制御基板を納めた構成の役
物制御回路を、遊技盤に一体的に取り付けて配設するこ
とが困難になることがあった。この背景を説明すると、
TV表示器には、液晶やCRTなどが使用され、遊技盤
の仕様にあわせて様々なサイズのものが用いられてい
る。また、遊技盤裏側の右側のスペースに役物制御回路
の配設を可能にする比較的小型のTV表示器が、現在の
主流である。ところが、これらのTV表示器は、年を追
う毎に大きくなる傾向にある。
【0006】一方、役物制御回路は、収納枠体(ケー
ス)に入れられた状態で、内部の制御基板を視認できる
ように構成する必要がある。これは、制御基板が正規な
ものかどうかを、第3者機関(例えば、警察などの行政
機関)が定期的に検査する際の便宜性を考慮したもので
ある。最近では、制御基板上のROM等の電子部品を遊
技店外部から侵入者が不正に交換するといった事件もあ
るので、遊技店の従業員が制御基板を点検することもあ
り、この点を考慮する必要がある。そのため、収納枠体
自体を透明な部材にて構成するのは当然であった。さら
には、収納枠体の中に入る制御基板も1枚だけを実装す
る必要があった。なぜならば、基板を2枚以上を重ねて
配置したりすると、重合部分が収納枠体の外部からは視
認しにくくなってしまうからである。最近ではTV表示
器が大きくなりつつあり、そのため、従来は余裕のあっ
た遊技盤裏側の右側のスペースに、収納枠体に1枚の制
御基板を納めた役物制御回路を遊技盤に一体的に取り付
けて配設することが困難になっていた。
【0007】(ロ)上記(イ)の問題を解決するための
従来知られている技術は、TV表示器が大きくなって遊
技盤裏側の右側のスペースに役物制御回路が配設できな
い場合に、役物制御回路の配置スペースを新たに考慮し
て、新しい枠体ユニットを設計し直すものである。これ
は、役物制御回路を遊技盤に一体的に取り付けて配設す
る場合に、役物制御回路が遊技盤裏側の右側のスペース
にある他の部材と接触したり、あるいは他の部材の専有
空間を押退ける等の不具合がないように、役物制御回路
の占有空間を考えて新しい枠体ユニットに設計変更する
という技術である。したがって、この場合にはTV表示
器が大型化したときあるいはTV表示器の種類が異なっ
たときに、以前の枠体ユニットが使用できなければ、そ
の都度、枠体ユニットの設計変更が必要であり、面倒で
あるとともに、設計変更のコストもかかっていた。ま
た、枠体ユニットの設計変更では特に前面枠裏側の各部
材のレイアウトに制約があるという問題もあった。すな
わち、前面枠裏側の各部材のレイアウトがしずらくなっ
ていた。
【0008】(ハ)遊技店でもTV表示器の大きさが従
来よりも大きい遊技盤に交換する際には、遊技店で以前
使用していた枠体ユニットも新しいものに交換しなくて
はならないという不具合が生じる場合があり、遊技店か
ら苦情が出るおそれもあった。
【0009】そこで本発明は、役物制御回路の配置スペ
ースを工夫して枠体ユニット側の設計変更や交換を行わ
ずに、遊技盤の交換が可能な遊技機を提供することを目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による遊技機は、入賞球が流下可能な
空間を形成した入賞球集合部材を裏面に配置するととも
に電気式役物を遊技領域に配置した遊技盤と、遊技盤の
電気式役物を電気的に制御する役物制御回路と、遊技盤
を着脱収納する枠体ユニットとを備え、該枠体ユニット
には、遊技盤を着脱収納可能に取り付ける収納部材と、
遊技盤の裏面側に位置して入賞球集合部材の背面が臨む
開口窓部を形成した裏機構盤と、を含んだ遊技機におい
て、前記役物制御回路は、所要の電子部品を配設した平
板状の制御基板を、収納枠体に一枚宛収納して構成し、
前記遊技盤は、第1の遊技盤若しくは第2の遊技盤の何
れかにより構成し、前記第1の遊技盤は、遊技領域の略
中央に比較的小型に形成された第1のセンター役物が配
置されるとともに、該第1のセンター役物の後方を入賞
球集合部材の裏面よりも突出させて形成し、入賞球集合
部材の背面側であって、当該遊技機前面から見て前記第
1のセンター役物の右側の位置に、前記役物制御回路を
第1の係止手段により固定した遊技盤により構成され、
前記第2の遊技盤は、前記第1の遊技盤と同一規格であ
って、遊技領域の略中央に前記第1のセンター役物より
も大型の第2のセンター役物が配置されるとともに、該
第2のセンター役物の後方を入賞球集合部材の裏面より
も突出させて形成し、遊技盤とは異なる前記裏機構盤の
所定部位に、前記役物制御回路を、第2の係止手段によ
り固定するようにした遊技盤により構成し、前記枠体ユ
ニット側の収納部材は、前記第1の遊技盤および前記第
2の遊技盤の双方を収納可能に構成するとともに、第1
の遊技盤が収納された遊技機の場合には、該第1の遊技
盤を役物制御回路と一体でそのまま着脱交換できるよう
に構成し、第2の遊技盤が収納された遊技機の場合に
は、前記裏機構盤から役物制御回路を着脱交換可能であ
り、かつ枠体ユニット側の収納部材から該第2の遊技盤
を着脱交換できるように構成したことを特徴とする。
【0011】また、好ましい態様として、例えば請求項
1に従属する請求項2記載のように、前記第1の遊技盤
で使用される役物制御回路を構成する収納枠体および前
記第2の遊技盤で使用される役物制御回路を構成する収
納枠体は、各々略同一形状に形成され、さらに各役物制
御回路を前記第1の係止手段および第2の係止手段の何
れにも固定可能に構成してもよい。
【0012】例えば請求項1又は2に従属する請求項3
記載のように、前記役物制御回路を構成する収納枠体
は、遊技機前面から見て前記各センター役物の右側の位
置に配置するように構成してもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 A.遊技機の正面構成 図1は遊技機の正面図である。図1において、1は遊技
機であり、遊技機1には遊技媒体貸出装置としてのカー
ド式玉貸機(以下、単に玉貸機という)2が併設されて
いる。遊技機1にカード式玉貸機2を併設したパチンコ
装置は、いわゆるCR機(カードリーディング機)と称
される。玉貸機2にはカードリーダーが内蔵され、玉貸
機2の前面パネル3にはプリペイドカードが挿入される
カード挿入口4が形成されているとともに、前面パネル
3(開閉可能な構造)を施錠する鍵装置5が設けられて
いる。
【0014】遊技機1は額縁状前面枠11(以下、適
宜、単に前面枠という)と、ガラスを支持する樹脂製の
ガラス枠12と、前面枠11に対して(詳しくは、前面
枠11に金属フレーム113(図2参照)が取り付けら
れ、この金属フレーム113に形成した遊技盤収納部1
15に対して)着脱自在に取り付けられ遊技領域の形成
された遊技盤13(比較的小型に形成された第1のセン
ター役物を備えた第1の遊技盤に相当:詳細は後述)
と、前面表示パネル14と、前面表示パネル14の下方
の前面操作パネル15とを有している。額縁状前面枠1
1はパチンコ機1を設置している木製の機枠16(図2
参照)に対して上部蝶番17および下部蝶番18によっ
て開閉可能に支持され、ガラス枠12は額縁状前面枠1
1に開閉可能に支持されている。なお、ガラス枠12は
鍵装置19によって開閉可能に施錠されている。
【0015】前面表示パネル14は一端側が額縁状前面
枠11に開閉可能に支持され、賞球を受ける上皿21が
形成されるとともに、玉を購入するときに操作する玉貸
釦22、プリペイドカードの残高を表示するカード度数
表示器(カード残高表示器)23、プリペイドカードを
排出するときに操作するカード排出釦(返却釦)24、
および上皿21の球を後述の下皿32に移すために両者
を接続する通路を開閉するための開閉レバー25が設け
られている。前面操作パネル15には、灰皿31および
下皿32が形成されるとともに、下皿32に貯留された
球を外部下方に抜くための球抜きレバー33が設けられ
ている。また、前面操作パネル15の右端部側には発射
装置の発射操作ノブ34が設けられている。発射操作ノ
ブ34は1列に整列している遊技球のうち、発射位置に
あるものを1個ずつ遊技盤前面の遊技領域内に弾発させ
る発射装置の操作を行うものである。
【0016】ここで、上皿21は上面が開放して遊技球
を貯留可能な球貯留部が形成されるとともに、前面表示
パネル14の前面側から前方に突出し、かつ上皿21の
下側部分が前面表示パネル14の下端近傍まで延在する
膨出形状に形成されている。また、下皿32は上面が開
放して遊技球を貯留可能な球貯留部が形成されるととも
に、上皿21と比較的接近した位置において遊技機1の
前面側から前方に突出した膨出形状に形成されるととも
に、下皿32の両側に側壁部材35a、35bが配置さ
れている。そして、膨出形状に形成した上皿21の下側
部分において前面表示パネル14の当接する当該上皿2
1の当接箇所の近傍から上皿21の前端部にかけて上皿
21の中央底部を左右対象に削り取るように斜昇する斜
昇壁面36が形成され、この斜昇壁面を形成することに
より、下皿32の上方空間を大きく確保して、遊技者が
遊技盤13に目を向けたままで下皿32の遊技球を掻き
出すことが容易で、かつ遊技機1後部の見学者に対して
下皿32に貯留された出玉をアピールすることが可能に
なっている。
【0017】次に、遊技盤13は発射された遊技球を上
方から落下させつつアウトあるいはセーフの判定を行う
領域であり、入賞口に球が入って有効にセーフとなる場
合は所定数の賞品球が球排出装置から排出されて、これ
が上皿21に供給される。また、発射操作ノブ34を操
作して球が発射されても、ファールになったときには、
パチンコ球が発射位置に戻るか、あるいは下皿32に排
出される。遊技盤13における遊技領域はパチンコ球を
用いて遊技を行うものであれば、例えばいわゆる「第1
種」に属するものあるいは図柄表示装置を備えた「第3
種」に属するもの、あるいは他の機種等であっても、任
意の構成をとり得るが、一例として本実施の形態では
「第1種」に属するタイプのものを用いている。
【0018】遊技盤13の遊技領域の周囲には弾発され
た球を遊技領域の上方部まで案内したり、下方のアウト
口41まで案内するなどの機能を有するガイドレール4
2が配置されている。また、遊技領域のほぼ中央部には
TV表示器を有する特別図柄表示装置43が配置されて
いる。特別図柄表示装置43の下方には、始動入賞口4
4が配置されるとともに、特別図柄表示装置43の作動
結果によって遊技球を受け入れない第1の状態から受け
入れ易い第2の状態に変動する大入賞口としての変動入
賞装置45が配置されている。
【0019】特別図柄表示装置43は始動入賞口44に
球が入賞したとき、特別図柄(以下、適宜特図という)
の内容を変化させ、その図柄が特定の利益状態(例え
ば、大当りのゾロ目状態:「777」など)になると、
変動入賞装置45が開放し、いわゆるV入賞を条件に最
大限所定のサイクルだけ変動入賞装置45の開放が継続
するような大当りゲームが行われるようになっている。
始動入賞口44および変動入賞装置45(大入賞口)に
は入賞した球を検出可能な球検出センサ(図示略)が設
けられているとともに、球検出センサを有しない一般入
賞装置が複数設けられている。一般入賞装置としては、
特別図柄表示装置43の上部にある天入賞口46、特別
図柄表示装置43とほぼ同じ高さの左右側方に配置され
た一般入賞口47、48、特別図柄表示装置43よりも
下方の左右側方に配置された一般入賞口49、50があ
る。
【0020】また、遊技領域内の適宜位置には風車と呼
ばれる打球方向変換部材が回転自在に複数設置されてお
り、それらは点灯(あるいは点滅)可能な打球方向変換
部材と、点灯(あるいは点滅)しない打球方向変換部材
とがある。さらに、遊技領域内には障害釘(図示略)が
多数植設されているとともに、遊技盤13内にはサイド
ランプ51、52が設けられている。サイドランプ5
1、52はゲーム内容に応じて適当に点灯あるいは点滅
して遊技の臨場感を高めるものである。一方、遊技機1
の額縁状前面枠11の上部には大当り時に点灯(点滅状
態も含む)する大当り表示器53が設けられているとと
もに、大当り表示器53の側方には島設備から球を補給
したときに点灯するとともにエラー発生の場合に点滅す
る補給ランプ54および賞球排出時および球貸し時に点
灯する賞球ランプ55が設けられている。上記特別図柄
表示装置43、変動入賞装置45等の遊技領域に設けら
れている各種役物は、電気式役物を構成する。
【0021】B.遊技機の裏機構 次に、図2は遊技機1の裏機構を示す図であり、特に遊
技盤13を装着していない状態を示している。図2にお
いて、遊技機1における裏機構の主要なものとして、貯
留タンク(上タンク)101、誘導路102、ターミナ
ル基盤(外部端子基盤)103、半端センサユニット1
04、排出ユニット105、排出発射制御回路106、
発射ユニット109、カードユニット接続基板110、
セーフユニット111および裏機構盤の基枠体112が
ある。なお、後述の役物制御回路107および役物中継
基盤108は遊技盤13の裏側に取り付けられるので、
図2では図示していない。
【0022】基枠体112は合成樹脂製の一体成型品か
ら形成され、遊技機1の前面枠11の裏側に固定された
金属フレーム113に取り付けられている。そして、こ
の基枠体112の上に各種のユニット部品、例えば貯留
タンク101、誘導路102、ターミナル基盤103、
半端センサユニット104、排出ユニット105、排出
発射制御回路106、カードユニット接続基板110、
セーフユニット111などが取り付けられており(例え
ば、ワンタッチの保持部材によって固定される)、これ
らの各種ユニット部品と基枠体112とを総称する概念
として裏機構盤114と称している。また、金属フレー
ム113の下部には遊技盤13を載置可能なフレームボ
ード(図示略)が設けられており、遊技盤13の交換の
際には、フレームボードに遊技盤13の下部を載置して
支えながら、交換作業がスムーズにいくような構成にな
っている。
【0023】ここで、額縁状前面枠11、ガラス枠1
2、前面表示パネル14、前面操作パネル15、スピー
カー60、各種ユニット部品(例えば、貯留タンク10
1、誘導路102、ターミナル基盤103、半端センサ
ユニット104、排出ユニット105、排出発射制御回
路106、カードユニット接続基板110、セーフユニ
ット111等)と基枠体112等とを含む裏機構盤11
4、金属フレーム113およびフレームボードは、全体
として枠体ユニットを構成している。したがって、遊技
機1は遊技盤13(その裏側に配置される後述の役物制
御回路107、役物中継基盤108等を含む)、枠体ユ
ニットおよび機枠16の3つに区分されることになる。
そして、機枠16に対して枠体ユニットが開閉可能に支
持され、枠体ユニットに遊技盤13が着脱可能に固定さ
れる構成となる。
【0024】図2では遊技盤13が枠体ユニットに装着
されておらず、遊技盤13の取り付け前の状態である。
金属フレーム113は矩形状をなし、遊技盤13を着脱
可能に収納固定する遊技盤収納部115が形成されてい
る。遊技盤収納部115には図示略している複数の遊技
盤固定器具が配置され、それらの複数の遊技盤固定器具
によって遊技盤13を固定するようになっている。金属
フレーム113の遊技盤収納部115および複数の遊技
盤固定器具は、遊技盤13を着脱収納可能に装着する枠
体ユニットの収納部材を構成する。金属フレーム113
に取り付けられる裏機構盤114には、遊技盤13の裏
面側に突出している部材(例えば、センター役物として
のTV表示器を有する特別図柄表示装置43等)の後方
空間を確保するための開口窓部116が形成されてい
る。
【0025】また、裏機構盤114の基枠体112には
切り欠き部117が形成されており、切り欠き部117
は開口窓部116の一部を凹部状に切り取るような形状
になっている。切り欠き部117は遊技盤13を遊技盤
収納部115に取り付けた状態で、後述の役物制御回路
107を遊技盤13の裏側に保持している保持部材17
1(図3参照)を操作(詳しくは押し込むと、先端が広
がって固定され、引っ張ると先端がつぼまって抜けるよ
うに働く部材の操作)するための操作空間を確保するた
めのもので、例えば店員が保持部材151を押し込んだ
り、あるいは引っ張たりすることにより、役物制御回路
107を遊技盤13の裏側に取り付けたり、取り外した
りする作業ができるようになっている。また、切り欠き
部117を形成することにより、役物制御回路107を
遊技盤13の裏側に取り付けたままの状態で、遊技盤1
3を遊技盤収納部115に収納固定しても、保持部材1
71が切り欠き部117の操作空間に入り基枠体112
に接しないようになっている。
【0026】さらに、切り欠き部117の側方には遊技
盤13とは別の大型のセンター役物を備えた第2の遊技
盤201(後述の図6参照)を遊技盤収納部115に収
納固定した場合に、その第2の遊技盤201の役物制御
を行う役物制御回路211を該第2の遊技盤201の裏
側ではなく、基枠体112の方に固定するための保持部
材(後述の図6参照)の受部(以下、保持部材受部)1
18が形成されている。保持部材受部118は、第1の
遊技盤(遊技盤13)に対応する役物制御回路107の
ケース161を固定する保持部材171が押し込まれる
役物回路スタンド164の保持受部材165と同一の形
状に形成されている。また、基枠体112の開口窓部1
16の側方で排出発射制御回路106の上方には、第2
突片受部材119が設けられており、第2突片受部材1
19は棒状に形成され、後述の図6に示す第2の遊技盤
の役物制御回路の下部にある第2突片を係止するための
ものである。基枠体112の開口窓部116であって、
役物制御回路107が臨む空間の下方側(図2でAの部
分)はやや大きめの空間に加工されており、少なくとも
役物制御回路107が基枠体112に接触しないように
なっている。
【0027】貯留タンク101は排出される前の球を予
め貯留しておくもので、この貯留タンク101の球数の
不足は補給センサ(図示略)によって検出され、不足の
ときは島設備から球が補給される。貯留タンク101内
の球は誘導路102により誘導され、排出ユニット10
5によって排出される。誘導路102に賞球排出あるい
は球貸し排出のための球が有るかどうかは半端センサユ
ニット104によって検出される。ターミナル基盤10
3はAC電源の入力や遊技店のホールコンピュータ(管
理装置:図示略)との間における信号の授受などについ
ての中継を行うもので、リレー部およびコネクタ部(ホ
ールコンピュータとの接続を行う)に区分されており、
両者はケーブルにて接続されている。
【0028】排出発射制御回路106は遊技機1の枠体
ユニット側(ここでは基枠体112)に配置され、球の
排出や発射等に必要な各種制御を行うもので、所定のケ
ースに排出発射制御回路106の機能を実現する基板が
収納されている。排出発射制御回路106のケースの上
端側は保持部材121によって着脱可能に基枠体112
に固定される。この場合、枠体ユニットの一部である前
面枠11は機枠16の一側に対して開閉可能に取り付け
られており、機枠16の一側は前面枠11を開閉可能に
支持する支点に相当する。そして、前面枠11の他側は
支点を回動中心として開閉する自由端側に相当し、この
自由端側に排出発射制御回路106が配置されている。
発射ユニット109は球を発射するための機構である。
カードユニット接続基板110はカード式玉貸機2から
延出するケーブル122を遊技機1に接続するためのも
ので、ケーブル121の端部にあるコネクタ122を受
ける装着部材(例えば、メス型のコネクタ)を備えてい
る。
【0029】遊技盤13の裏面側には、後述の図3に示
すように、入賞球が流下可能な空間が形成されて入賞球
を集合させる入賞球集合部材131が設けられており、
入賞球集合部材131は、例えば透明の樹脂製(ABS
樹脂等)で、遊技盤13の各入賞口に入ったセーフ球
(入賞球)を導く機能を有している。そして、入賞球集
合部材131によって導かれたセーフ球は下方の入賞球
集合棚132によって集められ、次いで、入賞球流下樋
133を通ってセーフユニット111に導かれるように
なっている。入賞球集合棚132は基枠体112に形成
され、合成樹脂部材により成形されている。また、入賞
球集合棚132により集めた入賞球を流下させる入賞球
集合樋133も同様に基枠体112に形成され、合成樹
脂部材により成形されている。
【0030】入賞球集合樋133の流下端部にはセーフ
ユニット111が設けられており、セーフユニット11
1はセーフ球を1個宛て検出するセーフセンサ111a
を備え、入賞球集合樋133を流下してくるセーフ球を
セーフセンサ111aにより1個宛て検出し、セーフ球
に対応した賞球排出が行われる毎に、検出したセーフ球
を1個ずつ排出する。また、遊技盤13の裏面側にはア
ウト球流下樋134が設けられており、アウト球流下樋
134はフレームボードの裏面側に位置し、アウト口4
1に流入した球(アウト球)を流下させて、球排出口1
35から遊技機10の外部に排出する(すなわち、アウ
ト球を遊技機1の裏面側へ流下案内する)ようになって
いる。なお、球排出口135は、セーフユニット111
から排出された球も同様に外部に排出するようになって
いる。
【0031】次に、図3は遊技盤13を枠体ユニットに
装着した状態、すなわち遊技盤13の取り付け後の状態
であり、この場合、遊技盤13が金属フレーム113の
遊技盤収納部115に収納固定されている。図3におい
て、遊技盤13の裏側には役物制御回路107が配置さ
れるとともに、センター役物としてのTV表示器を有す
る特別図柄表示装置43の後部側が臨み、特別図柄表示
装置43の後部側に役物中継基盤108が搭載されてい
る。役物制御回路107は遊技盤13に配置されている
電気式役物を電気的に制御するもので、所定のケース
(収納枠体)161に役物制御回路107の機能を実現
する基板162(図4参照)が収納されている。役物制
御回路107は排出発射制御回路106等とケーブルで
接続されている他、役物中継基盤108とフラットケー
ブルを介して接続されている。
【0032】役物中継基盤108は遊技盤13に配置さ
れている役物、サイドランプ51、52、変動入賞装置
45等と役物制御回路107との間におけるケーブルの
接続中継を行うもので、リレー基板108a、遊技盤用
外部情報端子基板(コネクタ基板)108bおよび中継
基板108cに区分されており、これらの間はケーブル
にて接続されている。
【0033】C.役物制御回路の取り付け構造 図4は遊技盤13の裏側に役物制御回路107を取り付
ける構造を説明する図である。図4に示す遊技盤13
は、比較的小型に形成された第1のセンター役物(特別
図柄表示装置43のこと、以下同様)が遊技領域の略中
央に配置される構成の第1の遊技盤に相当する。図4に
おいて、遊技盤13は木製のベニア部材163を備え、
ベニア部材163に各種の入賞具、第1のセンター役物
等を搭載した構成になっている。遊技盤13には、裏面
側に前述したように入賞球を集合させる入賞球集合部材
131が設けられており、第1のセンター役物の後方は
入賞球集合部材131の裏面よりも突出させて形成され
ている。また、入賞球集合部材131の背面側であっ
て、遊技機1の前面から見て第1のセンター役物の右側
の位置に、役物制御回路107が配置される構成になっ
ている。特別図柄表示装置43の後部側に搭載される役
物中継基盤108は中継基板ボックス108dを備えて
おり、この中継基板ボックス108dの内部に前述した
リレー基板108a、遊技盤用外部情報端子基板108
bおよび中継基板108cが設けられている。
【0034】ベニア部材163には役物制御回路107
を取り付けるための役物回路スタンド164がビス等の
固定手段により固定されるようになっており、役物回路
スタンド164は略矩形状の樹脂製である。役物回路ス
タンド164には役物制御回路107の上部側の保持部
材171が押し込まれる保持受部材165、および役物
制御回路107の下部側の第1突片172(図5参照)
を係止するための第1突片受部材166が形成されてい
る。
【0035】役物制御回路107は、図5に示すように
所要の電子部品を配設した平板状の制御基板162を略
矩形状のケース161(収納枠体)に一枚宛収納した構
成になっており、ケース161は透明樹脂製の蓋部材1
61aおよび同じく透明樹脂製の底部材161bを含ん
で構成される。ケース161が透明樹脂製で形成される
ことより、制御基板162を外部から視認できるように
なっている。例えば、透明樹脂製の底部材161bを通
して(図5の紙面手前側から)、制御基板162の底面
を視認でき、蓋部材161aを通して制御基板162の
上面(上面に搭載の電子部品)を視認できる。これによ
り、第3者機関や遊技店の従業員が役物制御回路107
を定期的に点検する際に、検査をしやすくすることがで
きる。
【0036】ケース161の上部には保持部材171が
設けられ、下部には第1突片172および第2突片17
3が設けられている。第2突片173は前述した図3に
示す基枠体112の開口窓部116の側方に形成されて
いる第2突片受部材119に係止可能なものである。ま
た、ケース161の上部および下部には、複数(ここで
は4個)のかしめ部材174、175がそれぞれ設けら
れており、これらのかしめ部材174、175はケース
161の蓋部材161aおよび底部材161bを固定し
て、ケース161を開くことができないようにするため
のものである。例えば、無理にケース161を開く場合
(例えば、内部の制御基板162に対して不正改造をす
るような場合)には、かしめ部材174、175を切断
工具で切断しなければならず、これにより、ケース16
1を開いたかどうかが分かるようになっている。
【0037】図4に戻り、役物制御回路107を役物回
路スタンド164に取り付けるは、まずケース161の
底部材161b側をベニア部材163に予め固定されて
いる役物回路スタンド164に向けた状態で、ケース1
61の下部にある第1突片172を役物回路スタンド1
64の第1突片受部材166に係止させる。次いで、ケ
ース161の上部にある保持部材171を役物回路スタ
ンド164の保持受部材165に押し込む。これによ
り、保持部材171の先端が広がって保持受部材165
に保持されることとなり、ケース161が役物回路スタ
ンド164に固定されて役物制御回路107が役物回路
スタンド164に取り付けられる。すなわち、役物制御
回路107が遊技盤13の裏側に取り付けられる。取り
外すには、上記と逆の手順による。このとき、保持部材
171を保持受部材165から引っ張ることにより、保
持部材171の先端がつぼまって保持受部材165から
抜けてケース161を役物回路スタンド164から取り
外すことが可能になる。ここで、上記保持部材171、
保持受部材165、第1突片172および第1突片受部
材166は、役物制御回路107を第1の遊技盤に固定
する第1の係止手段を構成する。
【0038】D.第1の遊技盤の取り付け/取り外し手
順 次に、第1の遊技盤(遊技盤13のこと。以下同様)を
枠体ユニットに取り付けたり、あるいは取り外したりす
る手順について説明する。遊技盤13を金属フレーム1
13の遊技盤収納部115に収納して固定する際には、
予め遊技盤13の裏側に役物制御回路107を取り付け
る。取り付け手順は上記で説明した通りであり、ベニア
部材163に予め固定されている役物回路スタンド16
4に対して役物制御回路107のケース161を固定す
ることで、役物制御回路107が遊技盤13に取り付け
られる。この状態は、図2に示すように遊技盤13が遊
技盤収納部115に収納される前の状態に相当する。
【0039】次いで、遊技盤13における一側を金属フ
レーム113側に固定された遊技盤固定器具(図示略)
に係合させ、遊技盤13の下端部をフレームボードに載
置させて支えながら、一側の係合箇所を支点として遊技
盤13の他側を回動させて遊技盤13を遊技盤収納部1
15に収納し、遊技盤固定器具により遊技盤13を遊技
盤収納部141に固定する。次いで、遊技盤13と枠体
ユニット側との間で、必要な配線の接続を行う。この状
態は、図3に示すように遊技盤13が遊技盤収納部11
5に収納された状態に相当する。
【0040】このとき、役物制御回路107に着目する
と、役物制御回路107の保持部材171は基枠体11
2に切り欠き部117が形成されているため、基枠体1
12に接触せず、保持部材171を操作するための操作
空間が確保される。また、基枠体112の開口窓部11
6であって、役物制御回路107が臨む空間の下方側
(図2でAの部分)はやや大きめの空間に加工されてい
るため、役物制御回路107を固定したままの状態で遊
技盤13を遊技盤収納部141に固定しても、役物制御
回路107が基枠体112に接触することはない(図2
および図3参照)。
【0041】次に、役物制御回路107の点検(例え
ば、第3者機関による制御基板162の点検等)で、役
物制御回路107を役物回路スタンド164から取り外
す場合には、まず役物制御回路107に接続される配線
を外す。次いで、ケース161の上部にある保持部材1
71を引っ張ることにより、役物回路スタンド164の
保持受部材165に保持部材171が保持されている状
態を解除して取り外し可能にする必要がある。このと
き、基枠体112に切り欠き部117が形成されている
ため、保持部材171の操作空間が確保され、基枠体1
12に接触せずに保持部材171を引っ張ることができ
る。保持部材171を引っ張ることにより先端をつぼめ
て取り外し可能にしたら、次いで、ケース161の下部
にある第1突片172を役物回路スタンド164の第1
突片受部材166から外して係止状態を解除する。これ
により、遊技盤13を固定したままの状態で、役物制御
回路107を役物回路スタンド164から取り外すこと
ができ、点検が可能になる。点検後、役物制御回路10
7を役物回路スタンド164に取り付けるには、上記と
逆の手順による。また、遊技盤13を枠体ユニットから
取り外すには、上記と逆の手順による。
【0042】E.第2の遊技盤の構造 次に、本実施の形態の遊技機1は、第1のセンター役物
よりも大型の第2のセンター役物が配置される第2の遊
技盤も取り付け可能な構成になっている。図6を参照し
て第2の遊技盤の構造について説明する。図6におい
て、第2の遊技盤201は第1の遊技盤(遊技盤13)
と同一規格(センター役物を使用した遊技内容は異なる
が、遊技盤自体の大きさ、取り付け構造等が同じ規格で
あること)であって、遊技領域の略中央に第1の遊技盤
(遊技盤13)に配置される第1のセンター役物よりも
大型の特別図柄表示装置202(第2のセンター役物)
を備えており、特別図柄表示装置202の裏側には役物
中継基盤108が搭載されている。第2の遊技盤201
の裏面側には入賞球を集合させる入賞球集合部材203
が設けられており、第2のセンター役物の後方は入賞球
集合部材203の裏面よりも突出させて形成されてい
る。
【0043】また、第2の遊技盤201とは異なる裏機
構盤114の所定部位に、第2のセンター役物の制御を
行う役物制御回路211を配置する構成になっている。
裏機構盤114の所定部位とは、基枠体112の方に固
定するというもので、遊技機前面から見て第2のセンタ
ー役物の右側の位置に配置するものである。なお、第2
のセンター役物の制御を行う役物制御回路211は、第
1のセンター役物の制御を行う役物制御回路107に対
して制御基板が別のものであるが、ケース(収納枠体)
や裏機構盤114に取り付けるための構造は、役物制御
回路107の構造と同一のものを利用しているので、説
明の都合上、ケースおよび第1突片、第2突片は同じ符
号を使用している。したがって、役物制御回路107の
ケース161(収納枠体)および第2の遊技盤201で
使用する役物制御回路211のケース(収納枠体)は、
各々同一形状に形成され、さらに各役物制御回路10
7、211を第1の係止手段および第2の係止手段(各
係止手段を構成するための部材は後述)の何れにも固定
することが可能なように構成されている。
【0044】すなわち、基枠体113に設けられた第2
突片受部材119に対して役物制御回路211の下部に
ある第2突片173を係止させ、役物制御回路211の
上部にある保持部材171を基枠体113に設けられて
いる保持部材受部118に押し込む。これにより、役物
制御回路211が第2の遊技盤201ではなく、基枠体
113(遊技盤とは異なる裏機構盤114の所定部位に
相当)に固定される。役物制御回路211を取り外すに
は、上記と逆の手順による。
【0045】ここで、上記保持部材171、保持受部材
118、第2突片173および第2突片受部材119
は、役物制御回路211を裏機構盤114の所定部位に
固定する第2の係止手段を構成する。本実施の形態で
は、金属フレーム113の遊技盤収納部115および複
数の遊技盤固定器具は、遊技盤13を着脱収納可能に装
着する枠体ユニットの収納部材を構成しているが、この
収納部材は第1の遊技盤(遊技盤13)および第2の遊
技盤201の双方を収納可能な構成であるとともに、第
1の遊技盤が収納された遊技機の場合には、該第1の遊
技盤を役物制御回路107と一体でそのまま着脱交換で
きるように構成し、第2の遊技盤201が収納された遊
技機の場合には、裏機構盤114から役物制御回路21
1を着脱交換可能であり、かつ枠体ユニットの収納部材
から該第2の遊技盤201を着脱交換できるように構成
されている。
【0046】以上のことから、本実施の形態では以下の
効果を得ることができる。 センター役物が大型化しても、枠体ユニットの改造
(例えば、設計変更や交換)なしに遊技盤の交換を行う
ことが可能で、かつ役物制御回路107を遊技機1に取
り付けることができる。すなわち、本実施の形態では枠
体ユニットの収納部材(遊技盤収納部115および複数
の遊技盤固定器具)が第1の遊技盤(遊技盤13)およ
び第2の遊技盤201の双方を収納可能な構成であると
ともに、第1の遊技盤が収納される遊技機1の場合に
は、この第1の遊技盤を役物制御回路107と一体でそ
のまま着脱交換できる構成であり、第2の遊技盤201
が収納される遊技機1の場合には、裏機構盤114(詳
しくは基枠体112)から役物制御回路107を着脱交
換可能であり、かつ枠体ユニットの収納部材から第2の
遊技盤201を着脱交換できる構成である。このことか
ら、センター役物が大型化しても、役物制御回路107
を基枠体112の方に固定するので、枠体ユニット側の
改造は必要がない。したがって、役物制御回路107の
配置スペースを新たに考慮して、新しい枠体ユニット側
の部材を設計し直す必要がなく、面倒でなくなるととも
に、かつ設計変更のためにコスト高となることもない。
【0047】例えば、遊技店にて遊技盤の入れ替えを何
度も繰り返し、その結果、遊技盤のTV表示器(すなわ
ち、センター役物)が大きくなって役物制御回路107
が遊技盤13の裏面に取り付け不能になっても、枠体ユ
ニット側(例えば、基枠体113)に役物制御回路10
7を取り付けられるように構成されているので、枠体ユ
ニット側の部材(例えば、前面枠11)あるいは遊技機
1本体(例えば、枠体ユニットそのもの)を新たに購入
する必要が無くなり、遊技店にとってコストダウンにな
る。
【0048】遊技盤の交換にかかわらず、枠体ユニッ
ト側の設計変更が必要でなく、かつ枠体ユニット裏側の
各部材のレイアウトの制約もなくすことができる。すな
わち、比較的小さいTV表示器を有する第1の遊技盤
(遊技盤13)と、比較的大きいTV表示器を有する第
2の遊技盤201の双方を前面枠11に対して収納で
き、なおかつ役物制御回路107が占有する空間を、双
方の遊技盤で共通にできるので、枠体ユニット裏側の各
部材のレイアウトがしやすくなる。
【0049】遊技店で、TV表示器(センター役物)
の大きさが従来よりも大きい遊技盤に交換する際であっ
ても、遊技店で以前使用していた枠体ユニット(例え
ば、枠体ユニット側の部材の交換も含む)を新しいもの
に交換するという不具合が生じることがなくなり、遊技
店から苦情が出るおそれをなくすことができる。 第1の遊技盤(遊技盤13)で使用する役物制御回路
107のケース161(収納枠体)および第2の遊技盤
201で使用する役物制御回路211のケース(収納枠
体)は、各々同一形状に形成され、さらに各役物制御回
路107、211を第1の係止手段および第2の係止手
段の何れにも固定可能に構成しているので、第1の遊技
盤で使用される役物制御回路107のケース161(収
納枠体)と、第2の遊技盤201で使用される役物制御
回路211のケース(収納枠体)とを、同一の枠体で構
成できる。したがって、2種類のケース(収納枠体)を
設計開発する必要が無くなり、開発のコストを軽減する
ことができる。
【0050】役物制御回路107、211のケース1
61(収納枠体)は、遊技機1の前面から見て各センタ
ー役物の右側の位置に配置するように構成したので、第
1のセンター役物あるいは第2のセンター役物を備えた
何れの遊技盤13、201の場合であっても、役物制御
回路107、211と遊技盤13、201の電子部品と
の間の配線の引き回し、コネクタによる配線接続、コネ
クタの配置等のと配線処理をほぼ共通な仕様で行うこと
ができ、開発コスト、レイアウト等の点で有利である。
例えば、大型の第2のセンター役物に対応する役物制御
回路211のケース(収納枠体)を遊技盤下方の枠体ユ
ニット側のスペースに配置することも考えられるが、遊
技盤下方の枠体ユニット側に配置するとなると、他の部
材の設計も変更しなおす等の余計な手間がかかり、開発
コストが上昇したり、レイアウトの制約を受けたりする
が、本実施の形態では、そのような不都合がない。
【0051】本発明の実施の形態は、上記のような実施
の形態に限らず、以下に述べるような各種の変形実施が
可能である。上記実施例は、遊技球を使用した第1種の
弾球遊技機に本発明を使用した例であり、本発明はパチ
ンコ球を用いて遊技を行う弾球遊技機であって遊技盤が
交換可能なものであれば、どのような種類の遊技機にも
適用することができる。また、役物制御回路の形状は本
発明の目的の範囲内であれば、上記実施の形態と同一の
形状に限定されるものではない。
【0052】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、センター
役物が大型化しても、枠体ユニット側の改造(例えば、
設計変更や交換)なしに遊技盤の交換を行うことが可能
で、かつ役物制御回路を遊技機に取り付けることができ
る。すなわち、本発明では枠体ユニットの収納部材が第
1の遊技盤および第2の遊技盤の双方を収納可能な構成
であるとともに、第1の遊技盤が収納される遊技機の場
合には、この第1の遊技盤を役物制御回路と一体でその
まま着脱交換できる構成であり、第2の遊技盤が収納さ
れる遊技機の場合には、裏機構盤から役物制御回路を着
脱交換可能であり、かつ枠体ユニットの収納部材から第
2の遊技盤を着脱交換できる構成である。したがって、
センター役物が大型化しても、役物制御回路を裏機構盤
(例えば、基枠体)の方に固定するので、枠体ユニット
側の改造は必要がない。その結果、役物制御回路の配置
スペースを新たに考慮して、新しい枠体ユニット側の部
材を設計し直す必要がなく、面倒でなくなるとともに、
かつ設計変更のためにコスト高となることもない。
【0053】例えば、遊技店にて遊技盤の入れ替えを何
度も繰り返し、その結果、遊技盤のTV表示器(すなわ
ち、センター役物)が大きくなって役物制御回路が遊技
盤の裏面に取り付け不能になっても、枠体ユニット側
(例えば、基枠体113)に役物制御回路を取り付けら
れるように構成されているので、枠体ユニット側の部材
(例えば、前面枠11)あるいは遊技機本体(例えば、
枠体ユニットそのもの)を新たに購入する必要が無くな
り、遊技店にとってコストダウンになる。
【0054】また、遊技盤の交換にかかわらず、枠体ユ
ニット側の設計変更が必要でなく、かつ枠体ユニット裏
側の各部材のレイアウトの制約もなくすことができる。
すなわち、比較的小さいTV表示器を有する第1の遊技
盤と、比較的大きいTV表示器を有する第2の遊技盤の
双方を枠体ユニットに対して収納でき、なおかつ役物制
御回路が占有する空間を、双方の遊技盤で共通にできる
ので、枠体ユニット裏側の各部材のレイアウトがしやす
くなる。さらに、遊技店で、TV表示器(センター役
物)の大きさが従来よりも大きい遊技盤に交換する際で
あっても、遊技店で以前使用していた枠体ユニット側の
部材(例えば、前面枠11)あるいは遊技機本体(例え
ば、枠体ユニットそのもの)を新しいものに交換すると
いう不具合が生じることがなくなり、遊技店から苦情が
出るおそれをなくすことができる。
【0055】請求項2記載の発明によれば、第1の遊技
盤で使用する役物制御回路の収納枠体および第2の遊技
盤で使用する役物制御回路の収納枠体は、各々略同一形
状に形成され、さらに各役物制御回路を第1の係止手段
および第2の係止手段の何れにも固定可能に構成してい
るので、第1の遊技盤で使用される役物制御回路の収納
枠体と、第2の遊技盤で使用される役物制御回路の収納
枠体とを、同一の枠体で構成することができる。したが
って、2種類の収納枠体を設計開発する必要が無くな
り、開発のコストを軽減することができる。
【0056】請求項3記載の発明によれば、役物制御回
路の収納枠体は、遊技機の前面から見て各センター役物
の右側の位置に配置するように構成したので、第1のセ
ンター役物あるいは第2のセンター役物を備えた何れの
遊技盤の場合であっても、役物制御回路と各遊技盤の電
子部品との間の配線の引き回し、コネクタによる配線接
続、コネクタの配置等のと配線処理をほぼ共通な仕様で
行うことができ、開発コスト、レイアウト等の点で有利
である。例えば、大型の第2のセンター役物に対応する
役物制御回路の収納枠体を遊技盤下方の枠体ユニット側
のスペースに配置することも考えられるが、遊技盤下方
の枠体ユニット側に配置するとなると、他の部材の設計
も変更しなおす等の余計な手間がかかり、開発コストが
上昇したり、レイアウトの制約を受けたりするが、請求
項3記載の発明では、そのような不都合がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の遊技機の正面図である。
【図2】第1の遊技盤を取り付ける前の遊技機の裏機構
を示す図である。
【図3】第1の遊技盤を取り付けた後の遊技機の裏機構
を示す図である。
【図4】役物制御回路の取り付け手順を説明する図であ
る。
【図5】役物制御回路を示す図である。
【図6】第2の遊技盤を取り付けた遊技機の裏機構を示
す図である。
【符号の説明】
1 遊技機 11 額縁状前面枠(前面枠) 13 遊技盤(第1の遊技盤) 43 特別図柄表示装置(第1のセンター役物:電気式
役物) 45 変動入賞装置(電気式役物) 107、211 役物制御回路 112 基枠体 113 金属フレーム 114 裏機構盤 115 遊技盤収納部 131、203 入賞球集合部材 161 ケース(収納枠体) 162 制御基板 201 第2の遊技盤 202 特別図柄表示装置(第2のセンター役物:電気
式役物)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入賞球が流下可能な空間を形成した入賞
    球集合部材を裏面に配置するとともに電気式役物を遊技
    領域に配置した遊技盤と、遊技盤の電気式役物を電気的
    に制御する役物制御回路と、遊技盤を着脱収納する枠体
    ユニットとを備え、該枠体ユニットには、遊技盤を着脱
    収納可能に取り付ける収納部材と、遊技盤の裏面側に位
    置して入賞球集合部材の背面が臨む開口窓部を形成した
    裏機構盤と、を含んだ遊技機において、 前記役物制御回路は、所要の電子部品を配設した平板状
    の制御基板を、収納枠体に一枚宛収納して構成し、 前記遊技盤は、第1の遊技盤若しくは第2の遊技盤の何
    れかにより構成し、 前記第1の遊技盤は、 遊技領域の略中央に比較的小型に形成された第1のセン
    ター役物が配置されるとともに、該第1のセンター役物
    の後方を入賞球集合部材の裏面よりも突出させて形成
    し、入賞球集合部材の背面側であって、当該遊技機前面
    から見て前記第1のセンター役物の右側の位置に、前記
    役物制御回路を第1の係止手段により固定した遊技盤に
    より構成され、 前記第2の遊技盤は、 前記第1の遊技盤と同一規格であって、遊技領域の略中
    央に前記第1のセンター役物よりも大型の第2のセンタ
    ー役物が配置されるとともに、該第2のセンター役物の
    後方を入賞球集合部材の裏面よりも突出させて形成し、
    遊技盤とは異なる前記裏機構盤の所定部位に、前記役物
    制御回路を、第2の係止手段により固定するようにした
    遊技盤により構成し、 前記枠体ユニット側の収納部材は、前記第1の遊技盤お
    よび前記第2の遊技盤の双方を収納可能に構成するとと
    もに、第1の遊技盤が収納された遊技機の場合には、該
    第1の遊技盤を役物制御回路と一体でそのまま着脱交換
    できるように構成し、第2の遊技盤が収納された遊技機
    の場合には、前記裏機構盤から役物制御回路を着脱交換
    可能であり、かつ枠体ユニット側の収納部材から該第2
    の遊技盤を着脱交換できるように構成したことを特徴と
    する遊技機。
  2. 【請求項2】 前記第1の遊技盤で使用される役物制御
    回路を構成する収納枠体および前記第2の遊技盤で使用
    される役物制御回路を構成する収納枠体は、 各々略同一形状に形成され、さらに各役物制御回路を前
    記第1の係止手段および第2の係止手段の何れにも固定
    可能に構成したことを特徴とする請求項1記載の遊技
    機。
  3. 【請求項3】 前記役物制御回路を構成する収納枠体
    は、 遊技機前面から見て前記各センター役物の右側の位置に
    配置するように構成したことを特徴とする請求項1又は
    2記載の遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010172780A (ja) * 2010-05-21 2010-08-12 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

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JP2010172780A (ja) * 2010-05-21 2010-08-12 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

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