JPH11187974A - 電気調理器 - Google Patents

電気調理器

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JPH11187974A
JPH11187974A JP9359738A JP35973897A JPH11187974A JP H11187974 A JPH11187974 A JP H11187974A JP 9359738 A JP9359738 A JP 9359738A JP 35973897 A JP35973897 A JP 35973897A JP H11187974 A JPH11187974 A JP H11187974A
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JP
Japan
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rice
cooking pot
cooking
hopper
frame
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Pending
Application number
JP9359738A
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English (en)
Inventor
Masami Fukumoto
正美 福本
Yoshiko Fukuda
美子 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体を使用頻度の高い炊飯器をベースにして
餅つき等の混練調理を行い、用途の拡大、電気加熱源の
有効利用を図ったものである。 【解決手段】 電気加熱源8、9、9と駆動用モータ1
7を内装したフレーム2と、このフレーム内に挿脱され
る炊飯鍋22及び調理鍋35と、この調理鍋内に収容し
前記駆動用モータによって回転駆動するインペラ50を
有したホッパー41とからなり、ホッパーの収容時に駆
動用モータとインペラを連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1つの調理器で炊
飯と餅つきで代表される混練調理を行う電気調理器に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般家庭の台所で毎日使用される代表的
な調理器としては電気炊飯器がある。また、使用頻度は
年2〜3回程度とそれ程多くはないが餅つき機を所有し
ている家庭も多い。これら2つの調理器の使用頻度は対
象的であり、特に餅つき機の場合は使用頻度が少ないに
も関らず器具の寸法が大きく保管場所や掃除が面倒であ
る。
【0003】この様な餅つき機は、特開平8−2390
4号公報に見られるように、本体内にインペラを有した
ホッパーと、ボイラーと、モータと、モータとインペラ
を連結するベルトやプーリー等の駆動機構を取り付けて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この様な部
品を内装した本体は前述の様に外径寸法が大きくなり保
管場所の確保ができないと共に狭い台所に電気炊飯器と
餅つき機を同時に使用することは電源コンセントの数や
設置場所に問題があった。
【0005】本発明は、使用頻度の高い炊飯器をベース
にして餅つき機で代表される混練調理を行うものであっ
て、目的に応じて炊飯鍋或は混練用の調理鍋を使用し、
用途の拡大は勿論のこと電気加熱源を有効利用するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の1つは、電気加
熱源と駆動体を有する駆動用モータを内装したフレーム
と、このフレーム内に挿脱自在に収納され前記電気加熱
源により加熱される炊飯鍋と、前記フレーム内に挿脱自
在に収納され内底部に貯水部を有する調理鍋と、この調
理鍋内に収容し前記駆動体と連結する従動体を有し上方
にホッパー及びこのホッパー内に穿設し前記従動体と連
設したインペラを有する調理鍋とを備え、炊飯を行う場
合は、水と米と収容した前記炊飯鍋をフレーム内に収納
して前記電気加熱源により加熱し、混練調理を行う場合
は、混練物を収容した前記ホッパーを調理鍋内に入れて
フレーム内に収納し駆動体と従動体を連結すると共に前
記電気加熱源により加熱し混練運転を行うものである。
【0007】本発明の2つは、前記ホッパーは、混練調
理を行う椀状部と、貯水部を区画する仕切壁とを一体成
形し、前記椀状部と仕切部とを連設する中心側に複数個
の蒸気孔を穿設したものである。
【0008】本発明の3つは、前記フレームの上部には
フレームカバーを取り付けると共に、前記調理鍋の上部
外周縁を前記フレームカバーに係合したものである。
【0009】本発明の4つは、前記ホッパーは、上部周
縁に内側に廻り込んだカーリング部を設けたものであ
る。
【0010】本発明の5つは、前記ホッパーの仕切部の
外周縁には、前記調理鍋の内壁に弾着するリングパッキ
ングを設けたものである。
【0011】本発明の6つは、前記ホッパーの中央部下
面と前記調理鍋の中央部上面とを係合部によって連結し
たものである。
【0012】本発明の7つは、前記フレーム内には前記
炊飯鍋或は調理鍋を収容する収納ケースを設け、一方前
記収納ケースの下方には駆動用モータ及びこのモータの
軸に連結した前記係合部の一方を構成する駆動体を設
け、この駆動体の上端は前記収納ケースの底壁よりも下
方に位置させたものである。
【0013】本発明の8つは、前記電気加熱源は、耐熱
合成樹脂材よりなる前記収納ケースの下方に設けた底面
コイルと、前記貯水部の側方に位置して前記収納ケース
の外側に設けた側面コイルとから構成したものである。
【0014】本発明の9つは、前記調理鍋を収納ケース
に収納し前記電気加熱源により調理鍋内の水を加熱する
場合において、前記調理鍋の壁面に当接する感熱体を設
け、調理鍋内の湯温が沸騰温度に達したことを前記感熱
体により検出して報知手段により報知するものである。
【0015】本発明の10点目は、電気加熱源と駆動用
モータを内装したフレームと、このフレーム内に挿脱自
在に収納され内底部に貯水部を有する調理鍋と、この調
理鍋内に収容し前記駆動用モータによって回転するイン
ペラを有したホッパーと、前記調理鍋を密閉する圧力機
構を内装した蓋体とを備え、前記圧力機構は少なくとも
湯温が沸騰温度付近を維持する期間は調理鍋内を大気圧
よりも高い所定圧力に保持するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に基づいて
説明する。図1は本発明の電気調理器のブロック図、図
2は同じく炊飯器として使用する場合の側面断面図、図
3は同じく混練器として使用する場合の側面断面図、図
4は同じくモータとインペラとの連結状態を示す拡大
図、図5は同じく調理鍋の下部とホッパーの下部の斜視
図、図6は同じく操作部の正面図、図7は同じく炊飯時
における炊飯鍋内の温度変化図、図8は同じく調理(混
練)時における調理鍋内の温度変化図である。
【0017】(1)は調理器本体、(2)は合成樹脂製
のフレーム、(3)は前記フレームの内側に設けた保護
枠、(4)は前記保護枠と隙間(5)を存して収納固定
し底壁(6)の中央部に貫通孔(7)を設け、底壁周辺
の適所に突出孔(図番なし)を設けた収納ケース、
(8)は前記収納ケースの底壁(6)と保護枠(3)と
の隙間(5)に設けた底面コイル、(9)(9)は前記
隙間(5)の底部周縁に設けた側面コイルで、この取付
位置の最上部は後述する調理鍋の最大水位線(10)と
している。
【0018】前記底面コイル(8)と側面コイル(9)
(9)は電気加熱源を構成する。
【0019】(11)は前記収納ケース(4)の外側壁
に取り付けた側面ヒータ、(12)は前記収納ケース
(4)の上部周縁に固定したフレームカバーで、適所に
引掛孔(13)を設けている。(14)は前記保護枠
(3)の外側に設けた防磁板、(15)は前記フレーム
(2)内の底部空間に配設した底面コイル(8)、側面
コイル(9)(9)、側面ヒータ(11)、蓋ヒータを
制御するインバータ回路を有した制御基板、(16)は
冷却ファンである。
【0020】(17)は前記保護枠(3)の底部中央部
に固定した軸(18)を穿設する駆動用モータで、前記
軸には図4に示す様に上面が鋸歯状となった駆動体(1
9)を固定している。この駆動体(19)の上端は前記
収納ケース(4)の底壁(6)よりも下方に位置する程
度の高さに設定している。(20)は前記保護枠(3)
の底部に取り付けられ常に上方に突出するように附勢さ
れた感熱体、(21)は前記フレーム(2)の前側上部
に設けた操作表示部である。
【0021】(22)は底壁全体が平面であり上部周縁
に複数個の引掛部(23)を形成した磁性体よりなる炊
飯鍋で、前記収納ケース(4)に収納した時に前記引掛
部(23)と引掛孔(13)が掛止して御飯を碗によそ
う場合の鍋の廻り止めを行う。
【0022】(24)は一側を前記フレーム(2)に開
閉自在に枢支し他側をフック釦(25)によって掛止す
る蓋体で、前記炊飯鍋(22)の上部周縁に密着するパ
ッキング(26)と炊飯鍋(22)内を所定圧力(1.
1気圧)に保持する圧力調整弁(27)と安全弁(2
8)と圧力抜き弁(29)とを有する内蓋(30)と、
上板(31)と、下板(32)と、この上板と下板との
間にあって前記内蓋の上部に設けた圧力機構(33)と
を備えている。(34)は蓋ヒータである。
【0023】前記圧力機構(33)は、前記フック釦
(25)の掛止に伴ない下板(32)を介して内蓋(3
0)のパッキング(26)を炊飯鍋(22)に押し付け
て密着する。
【0024】(35)は磁性体により形成され前記収納
ケース(4)内に収納する混練用の調理鍋で、基本形状
は前記炊飯鍋(22)と同じで上部周縁に複数個の引掛
部(36)を形成しており、この引掛部は前記引掛孔
(13)に掛止して調理鍋の廻り止めを行う。また、前
記調理鍋(35)の底壁(36)は、図3及び図4に示
す様に上方に穿設し突起(37)を一体成形した軸ガイ
ド筒(38)を有する膨出部(39)を形成しており、
内底部は蒸し調理を行うのに必要な貯水部(40)を形
成する。
【0025】(41)は前記調理鍋(35)内に挿脱自
在に収容し混練調理と蒸し調理を行う合成樹脂製のホッ
パーで、上部周縁に内側に廻り込んだカーリング部(4
2)を有する椀状部(43)と、前記調理鍋(35)の
貯水部(40)と区画し中心側に複数個の蒸気孔(4
4)(44)…を穿設し下面には前記突起(37)と係
合する切欠部(45)を有する筒状部(46)を一体成
形した仕切部(47)と、前記仕切部の外周縁には前記
調理鍋(35)の内壁に弾着するシリコンゴム製のリン
グパッキング(48)を固着している。前記椀状部(4
3)の周囲と仕切部(47)との間には調理物を保温す
る空気層(49)を形成している。
【0026】(50)は前記ホッパー(41)の内底部
に穿設したインペラで、前記筒状部(46)と軸ガイド
筒(38)を貫通するシャフト(51)を固定し下面を
鋸歯状とした従動体(52)を有している。前記駆動体
(19)と従動体(52)はそれぞれの鋸歯状部が係合
して駆動体(19)の動力を従動体(52)に伝達する
係合部(53)を構成する。
【0027】つづいて、図1に示すブロック図について
説明する。(H)は底面コイル(8)、側面コイル
(9)(9)、側面ヒータ(11)、蓋ヒータ(34)
を総称する加熱手段、(I)は駆動用モータ(17)と
係合部(53)とから構成するインペラ駆動手段、
(D)は前記操作表示部(21)に設けたランプ等の表
示手段で、図6に示す様に炊飯モードの場合には、炊飯
ランプ(54)、むらしランプ(55)、保温ランプ
(56)の順に点灯して炊飯工程を表示し、餅つきの場
合には、加熱ランプ(57)、沸騰ランプ(58)、つ
きあがりランプ(59)の順に点灯する。(P)は前記
操作表示部(21)に設けたアラームブザーよりなる報
知手段である。
【0028】(S)は操作表示部(21)に設けた炊飯
ボタン(60)と餅つきボタン(61)とからなる調理
選択手段、(M)は詳図していないが炊飯ボタン(6
0)により炊飯モードを選択した場合に飯の硬軟や白
米、玄米等の米種を選択する炊飯モード選択手段、
(C)は炊飯モードの実行により予め決められた炊飯プ
ログラムに基づいて炊飯を行う炊飯制御手段、(K)は
前記炊飯プログラムを実行するに際して前記感熱体(2
0)による炊飯鍋(22)の温度情報を取り込む温度検
出手段で、この検出手段による温度情報は後述する餅つ
きの作業を実行する場合にも取り込む。
【0029】(R)は餅つきの動作を予め決められた餅
つきプログラムに基づいて実行する餅つき制御手段、
(L)は前記インペラ(50)が何らかの理由により回
転停止した場合にその異常を検出して駆動用モータ(1
7)の回転を停止するモータロック検出手段、(W)は
インペラ(50)に加わる負荷の大きさを検出し餅のつ
きあがりをみるモータ回転負荷検出手段で、規定量に対
して負荷(餅米量)が多く回転数が低下した場合にはモ
ータロック検出手段(L)に入力して駆動用モータ(1
7)の回転を停止する。
【0030】次に使用順序について述べる。始めに通常
の炊飯を行う場合を説明する。米研ぎを行った米と水
を、予め炊飯鍋(22)内に収容し収納ケース(4)内
に挿入して引掛部(23)を引掛孔(12)に掛止する
と共に内蓋(30)を装着した蓋体(24)を施蓋す
る。この施蓋に伴ってパッキング(26)が炊飯鍋(2
2)の開口部周縁に密着して炊飯鍋(22)内を密閉状
態にすると共に感熱体(20)の上面と炊飯鍋(22)
の外底壁が接触する。
【0031】この状態で、炊飯モード選択手段(M)に
より米種を選択し炊飯ボタン(60)を押すと、図7に
示す様に底面コイル(8)と側面コイル(9)(9)に
高周波電流を流すと、炊飯鍋(22)を介してうず電流
が流れ炊飯鍋(22)が発熱する。
【0032】この炊飯鍋の発熱に伴ない米と水の温度が
上昇して図7に示す温度(t1)に達すると、この温度
を検知した感熱体(20)は炊飯制御手段(C)により
しばらくの間両コイルへの通電を停止して米への吸水工
程を行い、所定時間が経過すると再び両コイル(8)、
(9)(9)に通電して炊き上げ工程に移行する。この
間までは、炊飯鍋内の温度が比較的低いために調圧弁
(27)が閉塞しており、該鍋内の圧力が上昇過程にあ
る。
【0033】やがて、炊飯鍋(22)の温度が沸騰温度
(t2)に達すると、鍋内の圧力が1.1気圧以上にな
り調圧弁(27)が作動し内圧が規定値以上に上昇する
のを防止すると共に、両コイル(8)、(9)(9)へ
の通電量を減少させて沸騰状態を維持する。その後は調
圧弁(27)の作動により炊飯鍋内を1.1気圧に維持
する。
【0034】そして、炊飯が完了し鍋の温度がドライア
ップ温度(t3)に達すると、炊飯制御手段(C)によ
り、両コイルへの通電を止めてむらし工程に移行し、む
らし工程中には数秒間両コイルに通電して追い炊きを行
い、その後両コイルへの通電を止め炊飯鍋(22)の温
度が保温温度(t4)まで低下した時にむらし工程を終
了する。この時、報知手段(P)を作動してむらしが終
了したことを報知(アラーム)すると共に、図7には記
載していないが側面ヒータ(11)の発熱と共に保温工
程に移行する。
【0035】勿論、炊飯、むらし、保温の各工程の進行
状況はそれぞれのランプ(54)、(55)、(56)
の点灯によって確認することができる。
【0036】保温工程中であればいつでも飯を食するこ
とができるわけであるが、杓文字により飯をすくって碗
によそう場合には引掛部(23)と掛止孔(12)との
掛止により炊飯鍋(22)の廻り止めがなされてすくい
作業が簡単となる。
【0037】一方、餅つきを行う場合は、予め水を貯水
部(40)内に溜めた調理鍋(35)を収納ケース
(4)内に挿入して前述の炊飯の場合と同様に引掛部
(36)を引掛孔(12)に掛止すると共に、ホッパー
(41)を調理鍋(35)内に収容して筒状部(46)
を軸ガイド筒(38)の外側に嵌め込み突起(37)と
切欠部(45)を係合させる。この時、従動体(52)
の下面の鋸歯状部と駆動体(19)の上面の鋸歯状部が
係合し駆動用モータ(17)の回転をインペラ(50)
に伝達することができる。
【0038】前記ホッパー(41)の収容後にはリング
パッキング(48)の外周が調理鍋(35)の内壁に弾
着して貯水部(40)内の蒸気が空気層(49)内に侵
入するのを防止する。
【0039】そして、蓋体(24)を施蓋して内蓋(3
0)のパッキング(26)を調理鍋(35)の開口部周
縁に密着させて該鍋内を密閉状態とし、餅つきボタン
(61)を押して餅つき工程を実行する。
【0040】この状態を図1、図3、図4、図8により
説明する。餅つきボタン(61)の操作により餅つき制
御手段(R)が実行し底面コイル(8)と側面コイル
(9)(9)に高周波電流を流して調理鍋(35)を発
熱させ貯水部(40)の水を加熱する。
【0041】やがて、感熱体(20)が所定温度(T)
を検出すると温度検出手段(K)の出力を餅つき制御手
段(R)に入力して両コイルへの通電量を減少し所定時
間の間沸騰状態(蒸し)を維持すると共に、所定温度
(T)に達した時点で報知手段(P)を作動させ、蓋体
(24)を開けて予め吸水させた規定量の餅米を椀状部
(43)内に収容する。
【0042】椀状部(43)内に収容した餅米は貯水部
(40)から発生し蒸気孔(44)(44)…から上昇
する高温の蒸気により蒸し工程を実行する。蒸し工程の
実行中は調理鍋(35)内の圧力が高くなっており、蒸
気が餅米内に侵入するのも早くなる。蓋ヒータ(34)
は通電初期から蒸し工程が終わる前まで発熱しており内
蓋(30)の下面に結露するのを防止する。
【0043】そして、所定時間の沸騰維持が終わると報
知手段(P)を比較的少ない回数報知して蒸し上がりで
あることを報知する。この後は、両コイルと蓋ヒータ、
側面ヒータへの通電を停止すると共に駆動用モータ(1
7)を回転させてインペラ(50)に伝達し餅つき工程
を実行するわけであるが、餅つき中は踊りはねる餅がカ
ーリング部(42)によって上方に飛び上がるのを防止
すると共に加熱停止後であっても余熱によって椀状部
(43)の内壁に沿って上昇した蒸気はカーリング部
(42)より結露されて落下し、餅の上面や周縁に付着
して餅つき中における餅の移動、回転を円滑にする。
【0044】餅つき工程中は、前述の様に両コイルへの
通電及び各ヒータの発熱はないが、空気層(49)の熱
により餅の急激な温度低下を防止する。
【0045】所定時間が経過し、粘度が高く負荷が大き
くなるとモータ回転負荷検出手段(N)が駆動用モータ
(17)の回転負荷(インペラの回転負荷)を検出して
駆動用モータ(17)の回転を停止し、報知手段(P)
を比較的長く報知してつきあがりを知らせる。
【0046】つきあがり後は、ホッパー(41)のカー
リング部(42)を内側から持ってホッパー(41)を
調理鍋(35)内から取り出して、つきあがった餅を取
り出す。
【0047】
【発明の効果】以上の様に本発明は、炊飯機能をベース
にして餅つきを行うようにしたものであるから器具本体
の用途の拡大や電気加熱源を有効に利用することができ
る。このことは使用頻度の少ない餅つきの構成部品を少
なくすることができることになり、餅つきの不使用時に
器具本体から取り出した餅つき用の部品の収納、保管場
所が小さくなる。
【0048】また、ホッパーは、椀状部と蒸気孔を有す
る仕切壁を一体成形したため、貯水部内から発生する蒸
気を効率よく蒸気孔を介して椀状部側に導き蒸し動作を
正確に行うことができる。
【0049】さらに、調理鍋の上部外周縁をフレームカ
バーに係合したものであるから、混練調理中に調理鍋が
回転することがなくインペラの回転をロスなく混練物に
伝えて作業時間を早めることができる。
【0050】そして、ホッパーには上部周縁に内側に廻
り込んだカーリング部を設けたため、ホッパーの取り出
しや調理鍋内への収容が簡単になると共にホッパーの上
部周縁の強度を高めると共に混練時において椀状部に付
着した露を混練物に戻して混練物と椀状部とのくっつき
を防止する。
【0051】また、ホッパーの仕切部の外周縁には調理
鍋の内壁に弾着するリングパッキングを設けたため、ホ
ッパーを安定して調理鍋内に設置すると共に餅つき作業
に伴なう振動をリングパッキングによって吸収し騒音を
防止する。
【0052】さらに、ホッパーの中央部下面と調理鍋の
中央部上面とを係合部によって連結したため、この係
合、連結に伴って自動的に調理鍋の廻り止めがホッパー
の廻り止めとなり餅つき作業が簡単となる。
【0053】そして、前記駆動用モータの駆動体の上端
は、収納ケースの底壁よりも下方に位置させたため、炊
飯鍋を収納ケース内に収納した場合に炊飯鍋の鍋底が駆
動体に当たることがない。
【0054】また、電気加熱源として底面コイルと側面
コイルによる誘導加熱式としたため、炊飯工程であって
も餅つき工程であっても加熱の立上りが早く短時間に炊
飯、餅つきを行うことができる。
【0055】さらに、調理鍋の湯温が沸騰温度に達した
ことを感熱体により検知して報知手段により報知するた
め、混練物をホッパー内に投入する時期を報知すること
ができ、延いては出来上りのよい餅を得ることができ
る。
【0056】そして、少なくとも湯温が沸騰温度付近を
維持する期間は調理鍋内を大気圧よりも高い所定圧力に
保持するものであるから、混練物への蒸気の侵入が早く
なり蒸し上りが時間が短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気調理器のブロック図である。
【図2】同じく炊飯器として使用する場合の側面断面図
である。
【図3】同じく混練器として使用する場合の側面断面図
である。
【図4】同じくモータとインペラとの連結状態を示す拡
大図である。
【図5】同じく調理鍋の下部とホッパーの下部の斜視図
である。
【図6】同じく操作部の正面図である。
【図7】同じく炊飯時における炊飯鍋内の温度変化図で
ある。
【図8】同じく調理(混練)時における調理鍋内の温度
変化図である。
【符号の説明】
1 調理器本体 4 収納ケース 6 底壁 8 底面コイル(電気加熱源) 9 側面コイル(電気加熱源) 12 フレームカバー 13 引掛孔 17 駆動用モータ 19 駆動体 20 感熱体 22 炊飯鍋 23 引掛部 24 蓋体 27 調圧弁 33 圧力機構 34 蓋ヒータ 35 調理鍋 36 引掛部 37 突起 38 軸ガイド筒 40 貯水部 41 ホッパー 42 カーリング部 43 椀状部 44 蒸気孔 45 切欠部 47 仕切部 48 リングパッキング 50 インペラ 52 従動体 D 表示手段 P 報知手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気加熱源と駆動体を有する駆動用モー
    タを内装したフレームと、このフレーム内に挿脱自在に
    収納され前記電気加熱源により加熱される炊飯鍋と、前
    記フレーム内に挿脱自在に収納され内底部に貯水部を有
    する調理鍋と、この調理鍋内に収容し前記駆動体と連結
    する従動体を有し上方にホッパー及びこのホッパー内に
    穿設し前記従動体と連設したインペラを有する調理鍋と
    を備え、炊飯を行う場合は、水と米と収容した前記炊飯
    鍋をフレーム内に収納して前記電気加熱源により加熱
    し、混練調理を行う場合は、混練物を収容した前記ホッ
    パーを調理鍋内に入れてフレーム内に収納し駆動体と従
    動体を連結すると共に前記電気加熱源により加熱し混練
    運転を行うことを特徴とする電気調理器。
  2. 【請求項2】 前記ホッパーは、混練調理を行う椀状部
    と、貯水部を区画する仕切壁とを一体成形し、前記椀状
    部と仕切部とを連設する中心側に複数個の蒸気孔を穿設
    したことを特徴とする請求項1に記載の電気調理器。
  3. 【請求項3】 前記フレームの上部にはフレームカバー
    を取り付けると共に、前記調理鍋の上部外周縁を前記フ
    レームカバーに係合したことを特徴とする請求項1に記
    載の電気調理器。
  4. 【請求項4】 前記ホッパーは、上部周縁に内側に廻り
    込んだカーリング部を設けたことを特徴とする請求項1
    に記載の電気調理器。
  5. 【請求項5】 前記ホッパーの仕切部の外周縁には、前
    記調理鍋の内壁に弾着するリングパッキングを設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電気調理器。
  6. 【請求項6】 前記ホッパーの中央部下面と前記調理鍋
    の中央部上面とを係合部によって連結したことを特徴と
    する請求項1、3に記載の電気調理器。
  7. 【請求項7】 前記フレーム内には前記炊飯鍋或は調理
    鍋を収容する収納ケースを設け、一方前記収納ケースの
    下方には駆動用モータ及びこのモータの軸に連結した前
    記係合部の一方を構成する駆動体を設け、この駆動体の
    上端は前記収納ケースの底壁よりも下方に位置させたこ
    とを特徴とする請求項1、6に記載の電気調理器。
  8. 【請求項8】 前記電気加熱源は、耐熱合成樹脂材より
    なる前記収納ケースの下方に設けた底面コイルと、前記
    貯水部の側方に位置して前記収納ケースの外側に設けた
    側面コイルとから構成したことを特徴とする請求項1、
    2に記載の電気調理器。
  9. 【請求項9】 前記調理鍋を収納ケースに収納し前記電
    気加熱源により調理鍋内の水を加熱する場合において、
    前記調理鍋の壁面に当接する感熱体を設け、調理鍋内の
    湯温が沸騰温度に達したことを前記感熱体により検出し
    て報知手段により報知することを特徴とする請求項1、
    7に記載の電気調理器。
  10. 【請求項10】 電気加熱源と駆動用モータを内装した
    フレームと、このフレーム内に挿脱自在に収納され内底
    部に貯水部を有する調理鍋と、この調理鍋内に収容し前
    記駆動用モータによって回転するインペラを有したホッ
    パーと、前記調理鍋を密閉する圧力機構を内装した蓋体
    とを備え、前記圧力機構は少なくとも湯温が沸騰温度付
    近を維持する期間は調理鍋内を大気圧よりも高い所定圧
    力に保持することを特徴とする電気調理器。
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