JPH11187444A - データ受信装置、及びデータ受信システム - Google Patents

データ受信装置、及びデータ受信システム

Info

Publication number
JPH11187444A
JPH11187444A JP8781198A JP8781198A JPH11187444A JP H11187444 A JPH11187444 A JP H11187444A JP 8781198 A JP8781198 A JP 8781198A JP 8781198 A JP8781198 A JP 8781198A JP H11187444 A JPH11187444 A JP H11187444A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
message
display
received
sender
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8781198A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3968865B2 (ja
Inventor
Shoichi Nagatomo
正一 永友
Yasuhiro Hirata
泰弘 平田
Yasuhiko Shiina
靖彦 椎名
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP8781198A priority Critical patent/JP3968865B2/ja
Publication of JPH11187444A publication Critical patent/JPH11187444A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3968865B2 publication Critical patent/JP3968865B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信者が同ーの指定コードを何回か送るのみ
でメッセージの重要度や送信者の意志等が表示可能な、
メッセージ表示機能を備えたデータ受信装置及びデータ
受信システムを提供することを目的とする。 【解決手段】 定型メッセージROM12の定型(固
定)メッセージメモリSMに定型メッセージコードと定
型メッセージの固定部分とを対応づけて格納し、また、
定型メッセージROM12の変形メッセージメモリVM
に同一の送信者コードによる同一定型メッセージコード
の着信回数と定型メッセージの変形部分とを対応づけて
格納し、定型メッセージコードが着信した際には、着信
した定型メッセージコード及びカウントされた着信回数
に基づいて、定型(固定)メッセージメモリSMから定
型メッセージの固定部分のメッセージ及び変形メッセー
ジメモリVMから定型メッセージの変形部分を夫々検索
し、これら検索した定型メッセージの固定部分及び変形
部分を表示部15に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ受信装置、
及びデータ受信システムに係り、詳細には、ページング
システムに適用されるページング受信機等、受信したデ
ータに基づいてメッセージ等を表示する表示機能に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近時、ページング受信機(以下、ページ
ャーと略称する)は、自動車電話や携帯電話に比べて使
用料金が安いため、企業が営業マンの外出先から電話連
絡用として持たせるだけでなく、個人が外出中の友人と
の手軽なコミュニケーションツールとして利用するケー
スが急増している。
【0003】従来のページャーのアクセス手段として
は、個人の場合には電話があり、企業、個別情報提供者
の場合には、オペレーションサービス会社、パソコン入
力、情報加工会社等がある。
【0004】これらのアクセス手段で作成されたメッセ
ージは、公衆回線網を介してページャーサービス会社に
送信され、ページャーサービス会社から個人所有、若し
くは、企業所有のページャーの発信加入者識別情報(以
下、ページャーIDコードと略称する)別に無線放送信
号として加工されて送信される。
【0005】ページャーには、数字情報の表示が可能な
NP(ニューメック・ページャー)型、文字情報の表示
が可能なIP(インフォーメーション・ページャー)型
等あり、ページャーサービス会社から無線送信されるメ
ッセージデータを受信すると、当該受信メッセージデー
タに基づいて、発呼者の連絡先電話番号や、フリー伝言
メッセージや、定型文メッセージ等を表示部に表示する
ことにより、ページャーの所有者に対して、発呼者から
の簡単なメッセージを伝達することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のページャーのメッセージ表示にあっては、送
信者は一度受信したメッセージデータに対して返答がな
い場合においては、送信すべきメッセージデータを新た
に作成し直して、異なるメッセージデータを作成して送
信する必要があり、送信者の煩に絶えず使い勝手が良く
ないという問題があった。
【0007】そこで、本発明は、上記課題に鑑み、送信
者が同ーの指定コードを何回か送るのみでメッセージの
重要度や送信者の意志等が表示可能な、メッセージ表示
機能を備えたデータ受信装置及びデータ受信システムを
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
データを受信する受信手段と、この受信手段により受信
されたデータを記憶する第1の記憶手段と、前記受信手
段により受信されたデータに基づく内容を表示する表示
手段とを備えたデータ受信装置において、前記受信手段
により受信されたデータと前記第1の記憶手段に記憶さ
れたデータとが一致するか否かを判別する判別手段と、
この判別手段により一致すると判別した場合、この受信
されたデータの受信回数をカウントするカウント手段
と、このカウント手段によるカウント値に応じて、前記
受信されたデータを加工する加工手段と、この加工手段
により加工されたデータに基づく内容を前記表示手段に
表示するように制御する制御手段と、を備えたことを特
徴としている。
【0009】この請求項1記載の発明によれば、受信手
段によってデータを受信し、受信されたデータを第1の
記憶手段に記憶し、表示手段により、受信されたデータ
に基づく内容を表示するデータ受信装置において、受信
手段により受信されたデータと第1の記憶手段に記憶さ
れたデータとが一致するか否かを判別手段によって判別
し、一致すると判別した場合、受信回数をカウント手段
によってカウントし、このカウント手段によるカウント
値に応じて、受信されたデータを加工手段によって加工
し、加工されたデータに基づく内容を表示手段に表示す
るように、制御手段によって制御する。
【0010】請求項6記載の発明は、データを受信する
受信手段と、この受信手段により受信されたデータを記
憶する第1の記憶手段と、前記受信手段により受信され
たデータに基づく内容を表示する表示手段とを備えたデ
ータ受信システムにおいて、前記受信手段により受信さ
れたデータと前記第1の記憶手段に記憶されたデータと
が一致するか否かを判別する判別手段と、この判別手段
により一致すると判別した場合、この受信されたデータ
の受信回数をカウントするカウント手段と、このカウン
ト手段によるカウント値に応じて、前記受信されたデー
タを加工する加工手段と、この加工手段により加工され
たデータに基づく内容を前記表示手段に表示するように
制御する制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0011】この請求項6記載の発明によれば、受信手
段によってデータを受信し、受信されたデータを第1の
記憶手段によって記憶し、表示手段によって受信手段に
より受信されたデータに基づく内容を表示するデータ受
信システムにおいて、判別手段により、受信手段によっ
て受信されたデータと第1の記憶手段に記憶されたデー
タとが一致するか否かを判別し、この判別手段により一
致すると判別した場合、受信されたデータの受信回数を
カウント手段によってカウントし、このカウント手段に
よるカウント値に応じて、受信されたデータを加工手段
によって加工し、この加工されたデータに基づく内容を
表示手段に表示するように制御手段によって制御する。
【0012】従って、送信者が同ーのメッセージデータ
を何回か送るのみで、メッセージの重要度や送信者の意
思等をメッセージとして表示することができ、送信者の
意志や感情を簡便な方法により受信者に伝達することが
可能となって、操作者の使い勝手が良くなる。また、再
三にわたって送信されるような重要な情報を、より際だ
たせて表示し、受信者の注意を喚起する事ができるの
で、大切な情報の見落としを防止することが可能であ
り、より確実に情報を伝達する事ができる。
【0013】また、この場合、請求項2に記載の発明の
ように、請求項1記載のデータ受信装置において、前記
受信回数に対応する表示内容を記憶する第2の記憶手段
を更に備え、前記加工手段は、この受信回数に応じて前
記第2の記憶手段から表示内容を読み出して、前記受信
されたデータに基づく内容に合成するようにしてもよ
い。
【0014】この請求項2記載の発明のデータ受信装置
によれば、第2の記憶手段により、受信回数に対応する
表示内容を記憶し、加工手段は、この受信回数に応じて
第2の記憶手段から表示内容を読み出して、受信された
データに基づく内容に合成する。
【0015】また、請求項3に記載の発明のように、請
求項2記載のデータ受信装置において、前記第1の表示
内容は定型メッセージであり、前記第2の表示内容は受
信回数に応じて変わる変形メッセージであることとして
もよい。
【0016】さらに、請求項4に記載の発明のように、
請求項2記載のデータ受信装置において、前記表示手段
は、少なくとも2つのパーツパターンからなるイラスト
を表示し、前記第1の表示内容は、前記イラストを構成
する固定パーツパターンであり、前記第2の表示内容
は、前記イラストを構成し、前記受信回数に応じて変形
する変形パーツパターンであることとしてもよい。
【0017】従って、送信者が同ーのメッセージデータ
を何回か送るのみでメッセージの重要度や送信者の意思
等を似顔絵イラストとして表示することができ、送信者
の意志や表情を簡便な方法により受信者に伝達すること
が可能となって、操作者の使い勝手が良くなる。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項1記載のデ
ータ受信装置において、前記判別手段は、前記受信手段
により受信されたデータと前記記憶手段に記憶されたデ
ータとを比較して部分的に一致する箇所を判別し、前記
加工手段は、この部分的に一致する箇所のデータを、前
記カウント手段によるカウント値に応じて加工すること
を特徴としている。
【0019】この請求項5記載の発明によれば、判別手
段は、受信手段により新たに受信されたデータと記憶手
段に記憶されたデータとを比較して部分的に一致する箇
所を判別し、加工手段は、この部分的に一致する箇所の
データを、カウント手段によるカウント値に応じて加工
する。
【0020】そして、請求項7記載の発明は、請求項6
記載のデータ受信システムにおいて、前記判別手段は、
前記受信手段により受信されたデータと前記記憶手段に
記憶されたデータとを比較して部分的に一致する箇所を
判別し、前記加工手段は、この部分的に一致するデータ
を、前記カウント手段によるカウント値に応じて加工す
ることを特徴としている。
【0021】この請求項7記載の発明によれば、判別手
段は、受信手段によって受信されたデータと記憶手段に
記憶されたデータとを比較して部分的に一致する箇所を
判別し、加工手段は、この部分的に一致するデータを、
カウント手段によるカウント値に応じて加工する。
【0022】従って、受信したメッセージデータにおい
て、先に受信したメッセージデータと重複する部分を、
例えば強調文字に変換するなどの加工を行って表示する
ことができ、送信者は、繰り返しメッセージデータを送
信することによってそのメッセージの重要性を伝達する
ことができ、受信者に対しては、より重要な情報につい
ての注意を喚起して、利便性の向上を図ることができ
る。また、毎日定時に送信される定例の報告等、同様の
内容が繰り返されることが多いメッセージにおいて、新
たな内容のみを差別化して表示する事により、注目すべ
き新規の情報を容易に判別することができる。これによ
って、受信者が非常に多くのデータを受信する場合に
も、重要な情報の見落としを防止することができ、利便
性を高めることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図16を参照して本
発明のデータ受信装置に係る実施の形態を説明する。
【0024】(第1の実施の形態)図1〜図10は、本
発明をページャーに適用した場合の第1の実施の形態を
示す図である。先ず、第1の実施の形態に係るページャ
ーの構成を、図1〜図10に基づいて説明する。図1
は、本実施の形態に係るページャー1のブロック構成例
を示す図である。
【0025】図1において、ページャーは、アンテナ
1、受信部2、デコーダ部3、ID−ROM4、着信処
理制御部5、メイン制御部6、キー入力部7、着信回数
メモリ(RAM)8、送信者データメモリ(ROM)
9、ROM10、メッセージメモリ(RAM)11、定
型メッセージROM12、発光部13、報音部14、及
び表示部15等から構成されている。
【0026】アンテナ1は、例えばループアンテナから
なり、図示しないページャーのサービス会社から無線送
信される呼出信号を受信して受信部2に出力する。
【0027】受信部2は、アンテナ1の電圧制御を行う
と共に、デコーダ部3により駆動制御され、アンテナ1
より入力される無線信号を間欠受信し、検波、増幅した
後、ディジタルデータに変換してデコーダ部3に出力す
る。
【0028】デコーダ部3は、着信処理制御部5、メイ
ン制御部6の制御により、受信部2に対し、着信待ち状
態においては間欠受信を指示する制御信号を供給すると
共に、受信部2より入力される無線信号を着信したビッ
トレートに合わせてパラレルデータに並べ換え、このパ
ラレルデータをバスBを介して着信処理制御部5のバッ
ファメモリ51へ出力する。
【0029】ID−ROM4は、自己への着信を特定す
る為のIDコード(自己フレームNo.データ、アドレ
スデータ)を登録するメモリエリアを形成し、また、着
信処理に際して出力されたアドレスデータに対して、自
己への呼出か否かを照合する為に使用される。
【0030】着信処理制御部5は、バッファメモリ5
1、デインターリーブ回路52、BCH訂正回路53、
及び照合回路54からなり、パラレルデータ化された着
信データのインターリーブ回復、誤り訂正処理を行い、
自己への着信か否かをID−ROM4に設定されたアド
レスデータにより照合し、一致した場合は着信したフレ
ームを継続受信するように制御する。
【0031】キー入力部7は、電源スイッチ7a、セッ
トキー7b、セレクトキー7c、及びモードキー7d等
により構成され、各キーの入力操作に応じた指示信号を
制御部6に出力する。
【0032】着信回数メモリ(RAM)8は、図2に示
すように、着信した送信者コードと、定型メッセージコ
ード(指定コード)と、及び同一の送信者コードで同一
の定型メッセージコードを含むメッセージデータの着信
回数を示すカウンタレジスタとを対応づけて記憶するメ
モリエリアを形成する。即ち、タイマー部62で計測さ
れる所定時間内に同一の送信者コードによる同一の定型
メッセージコードが着信される毎にカウントレジスタが
+1カウントアップされる。
【0033】例えば、図2において、第1列目のデータ
である送信者コード「01」、定型メッセージコード
「02」、及びカウントレジスタ「2」は、送信者コー
ド「01」及び定型メッセージコード「02」のメッセ
ージデータを2回着信したことを示している。
【0034】また、第2列目のデータである送信者コー
ド「02」、定型メッセージコード「06」、及びカウ
ントレジスタ「1」は、送信者コード「02」及び定型
メッセージコード「06」のメッセージデータを1回着
信したことを示している。
【0035】送信者データメモリ(ROM)9は、図3
に示すような送信者コードに対応する送信者名及び連絡
先(電話番号)のデータを記憶するメモリエリアを形成
し、メイン制御部6が着信データより送信者コードを検
出した際には、この送信者コードに対応する送信者名の
データが読み出されて、ディスプレイ152の送信者名
表示領域152cに表示される。そして、着信したメッ
セージデータに送信者名指定データ”]]”が存在した
場合、このデータの後に続く、2桁の数値データ(送信
者コード)に対応する送信者名のデータが図3に示す送
信者データメモリ(ROM)9から読み出される。例え
ば、着信したメッセージデータが”]]01”であれ
ば、「A.A」という送信者名が読み出される。
【0036】ROM10は、着信処理制御部5やメイン
制御部6により実行されるページャーの各回路部を制御
するための各種制御プログラムや各種データを格納する
メモリエリアを形成する。
【0037】定型メッセージROM12は、図4に示す
ように、定型(固定)メッセージメモリSM及び変形メ
ッセージメモリVMの各メモリエリアを形成する。
【0038】図4に示す定型(固定)メッセージメモリ
SMは、図5に示すように、定型メッセージコードと、
定型メッセージ(固定部分)と、及び同一の送信者コー
ドによる同一の定型メッセージコードの着信回数(図2
に示す着信回数メモリ8のカウントレジスタ値に対応)
に応じてメッセージの変更表示を行うか否かを指定する
フラグとを対応づけて格納するメモリエリアを形成し、
「01」、「02」・・・等の定型メッセージコードに
「キンキュウ」、「TELセヨ」・・・等の定型(固
定)メッセージが対応している。ここで、フラグ「0」
は、着信回数に応じて変更表示を行わないことを指定
し、「1」は着信回数に応じて変更表示を行うことを指
定している。
【0039】そして、着信したメッセージデータに定型
メッセージ指定データ”[[”が存在した場合、この定
型メッセージ指定データの後に続く、定型メッセージコ
ードに対応する定型メッセージが図5に示す定型(固
定)メッセージメモリSMから読み出される。例えば、
着信したメッセージデータが”[[02”であれば、
「TELセヨ」という定型(固定)メッセージが読み出
される。
【0040】図4に示す変形メッセージメモリVMは、
図6に示すように、同一の送信者コードと同一の着信回
数(図2に示す着信回数メモリ8のカウントレジスタ値
に対応)と、上記着信回数に応じた定型(固定)メッセ
ージの加工内容として、定型(固定)メッセージに対応
する変形メッセージとを対応づけて格納するメモリエリ
アを形成し、着信回数「01」、「02」、・・・に
は、「 」、「ハヤク」、・・・等の変形メッセー
ジが対応している。
【0041】メッセージメモリ(RAM)11は、着信
データを一時的に格納する書き込み及び読み出しが可能
なメモリエリアを形成し、例えば、着信メッセージデー
タを複数格納する。
【0042】報音部14は、メイン制御部6からの制御
に基づいてドライバ141を駆動させ、報音部142か
ら報知音を出力し、使用者に対して着信を報知する。
【0043】発光部13は、メイン制御部6からの制御
に基づいてドライバ131を駆動させ、LED132を
点滅させて、使用者に対して着信を報知する。
【0044】表示部15は、例えば、低反射型の液晶パ
ネルで構成されるディスプレイ152と、バッファを含
むドライバ151からなり、ディスプレイ152は数字
や文字による定型メッセージを表示するメッセージ表示
領域152bと送信者名を表示する送信者名表示領域1
52cと、自己宛のメッセージデータの着信を示すアイ
コンを表示するアイコン表示領域152aにより構成さ
れている。
【0045】メイン制御部6は、主としてCPU(Cent
ral Processing Unit )から構成されており、ROM1
0に格納されている各種制御プログラムに基づいて着信
処理制御部5より出力される着信データをメッセージメ
モリ(RAM)11に格納すると共に、キー入力部7か
ら入力される入力指示信号に応じてページャー内の各部
を制御する。
【0046】また、メイン制御部6は、同一の送信者コ
ードで同一の定型メッセージコードを含むメッセージデ
ータを着信した場合に、その着信回数をカウントするカ
ウンタ部61と、任意の送信者コード及び定型メッセー
ジコードを着信してから、この送信者コード及び定型メ
ッセージコードと同一の送信者コード及び定型メッセー
ジコードを2回目、3回目、・・・・に着信するまでの
時間(ラップ時間)を計測するタイマ部62とを内蔵し
ている。
【0047】更に、メイン制御部6は、後述する着信処
理において、着信したメッセージデータに、定型メッセ
ージの表示を指定する定型メッセージ指定データと定型
メッセージコードとが含まれていることを検出し、ま
た、図5に示す定型メッセージメモリSMにおいて定型
メッセージコードに着信回数に応じて表示内容を変更す
るためのフラグがセットされており、且つ、着信メッセ
ージデータに送信者コードが含まれ、このメイン制御部
6のタイマ部62で計測されるタイマ値が所定値以内で
ある場合は、図2に示す着信回数メモリ8の対応するカ
ウントレジスタの値を+1カウントアップする。
【0048】そして、メイン制御部6は、図3に示す送
信者データメモリ(ROM)12から、着信した送信者
コードに対応する送信者名のデータを読み出し、また、
定型メッセージコードに対応する定型メッセージの固定
部分のデータを、図5に示す定型(固定)メッセージメ
モリSMから検索し、カウントされた着信回数、即ち、
送信者データメモリ(ROM)12のカウンタレジスタ
の値に基づいて、定型メッセージの変形部分のデータを
図6に示す変形メッセージメモリVMから検索し、読み
出した送信者名をディスプレイ152の送信者名表示領
域152cに表示すると共に、検索した定型メッセージ
の固定部分と変形部分とをメッセージ表示領域部152
bに合成表示するように制御する。
【0049】次に、本実施の形態の動作を説明する。以
下、本実施の形態に係るページャーにより実行される着
信処理について図7に示すフローチャートに従って説明
する。
【0050】先ず、ページャー1の電源スイッチがON
されると、着信処理制御部5、及びメイン制御部6の制
御により初期設定を行う。次いで、受信部2は間欠受信
を開始し、いわゆる着信待ち状態となる(ステップS
1)。そして、自己フレームを受信すると、着信処理制
御部5は、ページャーサービス会社から送信される当該
ページャーへの呼出信号の着信検出の有無を判断し、呼
出信号を着信した場合は、その呼出信号のアドレスデー
タがID−ROM4に格納されているアドレスデータと
一致しているか否かを判断し(ステップS2)、一致し
ていない場合は、当該着信処理を終了し、一致している
場合は当該フレームの受信を継続する。次いで、メイン
制御部6は、着信処理制御部5より出力される着信デー
タを取り込んでメッセージメモリ11に格納し(ステッ
プS3)、更に、この取り込まれた着信データにメッセ
ージデータが含まれているか否かを判別する(ステップ
S4)。
【0051】ステップS4において、メイン制御部6
は、着信データにメッセージデータが含まれていないと
判断した場合には、ステップS13に移行して、ディス
プレイ152に着信報知のみであることを表示させる。
一方、着信データにメッセージデータが含まれている場
合は、ステップS5に移行して、更に、メッセージデー
タ中に定型メッセージデータと定型メッセージコードと
が含まれているか否かを判別する(ステップS5)。
【0052】ステップS5で、定型メッセージデータと
定型メッセージコードとが含まれていると判断した場合
はステップS6に移行する。一方、定型メッセージデー
タと定型メッセージコードとが含まれていないと判断し
た場合は、ステップS16に移行して、ディスプレイ1
52で着信を報知すると共に、メッセージ表示領域15
2bにこのメッセージデータに基づいたメッセージ内容
を表示する。
【0053】そして、ステップS6で、図5に示す定型
データROM12の定型メッセージメモリSMにおい
て、着信した定型メッセージコードに、着信回数に応じ
て表示内容の変更を行うか否かを指定するフラグがセッ
トされているか否かを判断し、フラグがセットされてい
る場合(フラグ=「1」)は、ステップS7に移行する
一方、フラグがセットされていない場合(フラグ=
「0」)は、ステップS14に移行する。
【0054】また、ステップS7においては、着信メッ
セージデータ中に送信者名指定データと送信者コードと
が含まれているか否かを判別し、送信者名指定データと
送信者コードとが含まれていると判断した場合は、ステ
ップS8に移行する一方、両者が含まれていないと判断
した場合はステップS14に移行する。
【0055】ステップS8では、メイン制御部6のタイ
マ61部により計測される、今回着信した送信者コード
及び定型メッセージコードと同一の送信者コード及び定
型メッセージコードを、最初に着信してから今回着信す
るまでのタイマ値が所定値(例えば、30分)以内であ
るか否かを判断し、所定値以内である場合はステップS
9に移行する一方、所定値以内でなければステップS1
4に移行する。
【0056】すなわち、タイマ値が所定値以上である場
合は、着信回数に応じて表示内容を変更する処理(後述
するステップS9〜S12)を行わないで、着信回数を
リセットして、再度タイマーをスタートさせ、後述する
如く、定型メッセージコードに応じた定型メッセージが
表示される(ステップS14、S15)。
【0057】尚、今回着信した送信者コードと定型メッ
セージコードとが、新たに着信したものである場合、こ
れらのデータを着信回数メモリ8に記録し、タイマー6
2をスタートさせる。
【0058】ステップS14においては、定型メッセー
ジコードに対応する定型メッセージを図5に示す定型
(固定)メッセージメモリSMから検索し、次いで、デ
ィスプレイ152で着信を報知するととともに、検索し
た定型メッセージをメッセージ表示領域152bに表示
して(ステップS15)、当該着信処理を終了する。
【0059】ステップS9では、着信した送信者コード
及び定型メッセージコードに対応する、図2に示す着信
回数メモリ8のカウントレジスタを「1」カウントアッ
プし、次いで、図3に示す送信者データメモリ(RO
M)9から、着信した送信者コードに対応する送信者名
のデータを読出すと共に、着信した定型メッセージコー
ドに対応する定型メッセージの固定部分のデータを、図
5に示す定型メッセージメモリSMから検索する(ステ
ップS10)。
【0060】引き続いて、カウントされた着信回数(着
信回数メモリ8のカウントレジスタ値)に基づき、定型
メッセージの変形部分を図6に示す変形メッセージメモ
リVMから検索し(ステップS11)、そして、読み出
した送信者名をディスプレイ152の送信者名表示領域
152cに表示すると共に、検索した定型メッセージの
固定部分と変形部分とをメッセージ表示領域152bに
合成表示して(ステップS12)、当該着信処理を終了
する。
【0061】次に、上記着信処理によりディスプレイ1
52に表示される着信メッセージデータに基づくメッセ
ージ内容の表示例を図8〜10に基づいて説明する。
【0062】図8は、着信メッセージデータとして、”
[[09”を着信した場合の表示例である。上記着信メ
ッセージデータにおいて、先頭の”[[”は、定型メッ
セージ指定データであり、この後に続く定型メッセージ
コード”09”に対応する定型メッセージ「FAXセ
ヨ」が図5に示す定型メッセージテーブルから読出され
て、図9に示すように、メッセージ内容がディスプレイ
152のメッセージ表示領域1526に「FAXセヨ」
が表示される。
【0063】図9は、着信メッセージデータとして、所
定時間内において”[[02]]01”を3回目に着信
した場合の表示例である。上記メッセージデータを着信
すると、定型メッセージコード”02”は、図5の定型
(固定)メッセージメモリSMに示される様な、表示内
容の変更を指定するフラグがセットされているので、図
2の着信回数メモリで送信者名指定データ“]]”に続
く送信者コード”01”と定型メッセージコード”0
2”に対応するカウントレジスタの値がカウントをアッ
プして、「3」に設定される。
【0064】次いで、送信者コード”01”に対応する
送信者名「A.A」が図3に示す送信者データメモリ9
から読み出されるとともに、定型メッセージコード”0
2”に対応する定型メッセージの固定部分「TELセ
ヨ」が、図5に示す定型(固定)メッセージメモリSM
から検索される。そして、カウントされた着信回数即ち
図2に示す着信回数メモリのカウントレジスタ値「3」
に対応する変形メッセージ「スグニ」が図6に示す変形
メッセージメモリVMから検索される。
【0065】そして、図9に示すように、ディスプレイ
152の送信者名表示領域152cには送信者名「A.
A」が表示されると共に、メッセージ表示領域152b
には、定型メッセージの固定部分である「スグニ」と定
型メッセージの変形部分である「TELセヨ」とが合成
された「スグニTELセヨ」が表示される。
【0066】図10は、着信メッセージデータとして、
所定時間内において”[[02]]01”を4回目に着
信した場合の表示例である。上記着信メッセージデータ
を着信すると、図2の着信回数メモリ8で送信者コー
ド”01”と定型メッセージコード”02”とに対応す
るカウントレジスタの値がカウントアップされて、
「4」に設定される。
【0067】次いで、送信者コード”01”に対応する
送信者名「A.A」が図3に示す送信者データメモリ9
から読み出されるとともに、定型メッセージコード”0
2”に対応する定型メッセージの固定部分「TELセ
ヨ」が、図5に示す定型メッセージメモリSMから検索
される。そして、カウントされた着信回数、即ち、図2
に示す着信回数メモリ8のカウントレジスタ値「4」に
対応する変形メッセージ「シキュウ」が、図6に示す変
形メッセージメモリVMから検索される。
【0068】そして、図10に示すように、ディスプレ
イ152の送信者名表示領域152cには送信者名
「A.A」が表示されると共に、メッセージ表示領域1
52bには、定型メッセージの固定部分である「シキュ
ウ」と定型メッセージの変形部分である「TELセヨ」
とが合成された「シキュウTELセヨ」が表示される。
【0069】以上説明したように、本実施の形態におい
ては、定型(固定)メッセージメモリSMに指定コード
(定型メッセージコード)と定型メッセージの固定部分
のメッセージとを対応づけて格納し、また、変形メッセ
ージメモリVMに同一の送信者コードで同一指定コード
(定型メッセージコード)の着信回数と定型メッセージ
の変形部分とを対応づけて格納し、定型メッセージコー
ドと送信者コードとを着信した際には、着信したこれら
のコード及びカウントされた着信回数に基づいて、定型
(固定)メッセージメモリSMから定型メッセージの固
定部分のメッセージ内容及び変形メッセージメモリVM
から定型メッセージ内容の変形部分を夫々検索し、これ
ら検索した定型メッセージ内容の固定部分及び変形部分
をディスプレイ152に表示するものである。
【0070】従って、送信者が同ーのメッセージデータ
を何回か送るのみでメッセージ内容の重要度や送信者の
意志等をメッセージ内容として表示することができ、送
信者の意志や感情を簡便な方法により受信者に伝達する
ことが可能となって、操作者の使い勝手が良くなる。
【0071】尚、上記した実施の形態においては、定型
メッセージ(固定部分及び変形部分)を図4に示す定型
メッセージROM12に記憶する構成であるが、定型メ
ッセージをRAM(又はEEPROM)に記憶して、定
型メッセージの変形部分を設定及び編集可能な構成とし
ても良い。
【0072】(第2の実施の形態)図11〜図16は、
本発明を適用したページャーの第2の実施の形態を示す
図である。先ず、第2の実施の形態のページャーの構成
を、図11〜図16に基づいて説明する。図11は、第
2の実施の形態として適用されるページャーのディスプ
レイ152の構成図である。
【0073】図11において、第1の実施の形態のペー
ジャーの外観構成と同等機能を有する部部は同一符号を
付し、かかる部分の説明は省略する。第1の実施の形態
と異なる点は、送信者名表示領域152cの代わりに似
顔絵表示領域152dを備えている点である。この似顔
絵ディスプレイ152dには、後述する図13の送信者
データメモリ9に記憶されている送信者の似顔絵のイラ
ストが表示される。
【0074】また、本実施の形態のページャー1のブロ
ック構成は、図1で示したページャーのブロック構成と
ほぼ同等であり、第1の実施の形態と異なる点は、定型
メッセージROM12に記憶されるデータの内容及び送
信者データメモリ(ROM)9に記憶されるデータの内
容のみである。
【0075】定型メッセージROM12は、第1の実施
の形態と異なり(図4)、図12に示すように、定型
(固定)メッセージ記憶領域のみを有しており、「0
1」、「02」・・・等の定型メッセージコードに「キ
ンキュウ」、「TELセヨ」・・・等の定型メッセージ
が対応づけられて格納されており、第1の実施の形態
(図5)の如きフラグは格納されていない。
【0076】送信者データメモリ9には、図13に示す
ように、第1の実施の形態(図3)で示した送信者コー
ドに対応する送信者名及び連絡先(電話番号)のデータ
に加えて、送信者毎に、送信者の似顔絵イラストの固定
パーツと、各送信者コード毎の同一の定型メッセージコ
ードの着信回数1〜5(図2に示す着信回数メモリ8の
カウントレジスタ値に対応)に対応づけてした変形パー
ツが記憶されている。
【0077】メイン制御部6は、後述する着信処理にお
いて、着信したメッセージデータに、送信者コード及び
定型メッセージコードが含まれていることを検出した場
合には、図2に示す着信回数メモリ8の対応する送信者
の対応する送信者コードのカウントレジスタを「1」カ
ウントアップして着信回数をカウントする。次いで、メ
イン制御部6は図13に示す送信者データメモリ(RO
M)9から、着信した送信者コードに対応する送信者の
似顔絵データの固定パーツを検索し、また、カウントさ
れた着信回数に基づき、似顔絵データの変形パーツを検
索する。そして、ディスプレイ152に着信表示を行う
と共に、似顔絵表示領域152dに、検索した似顔絵デ
ータの固定パーツと変形パーツとを合成して似顔絵のイ
ラストを表示し、更に、着信した定型メッセージコード
に対応する定型メッセージを図12に示される定型メッ
セージROM12から検索してメッセージ表示領域15
2bに表示するように制御する。
【0078】次に、第2の実施の形態の動作を説明す
る。以下、本実施の形態に係るページャー1により実行
される着信処理について図14に示すフローチャートに
従って説明する。
【0079】先ず、ページャーの電源スイッチがONさ
れると、着信処理制御部5、メイン制御部6の制御によ
り初期設定を行う。次いで、受信部2は間欠受信を開始
し、いわゆる着信待ち状態となる(ステップS21)。
そして、自己フレームを受信すると、着信処理制御部5
は、ページャーサービス会社から送信される当該ページ
ャーへの呼出信号の着信検出の有無を判断し、呼出信号
を着信した場合は、その呼出信号のアドレスデータがI
D−ROM4に格納されているアドレスデータと一致し
ているか否かを判断し(ステップS22)、一致してい
ない場合は、当該着信処理を終了し、一致している場合
は当該フレームの受信を継続する。次いで、メイン制御
部6は、着信処理制御部5により出力されるデータを取
り込んでメッセージメモリ11に格納し(ステップS2
3)、更に、この取り込まれた着信データにメッセージ
データが含まれているか否かを判別する(ステップS2
4)。
【0080】ステップS24において、メイン制御部6
は、着信データにメッセージデータが含まれていないと
判断した場合には、ステップS32に移行して、ディス
プレイ152に着信報知のみであることを表示する。一
方、着信データにメッセージデータが含まれている場合
は、ステップS25に移行して、更に、メッセージデー
タ中に送信者名指定データと送信者コードとが含まれて
いるか否かを判別する。
【0081】ステップS25で、送信者名指定データと
送信者コードとが含まれていると判断した場合はステッ
プS26に移行する。一方、これらのデータが含まれて
いないと判断した場合は、ステップS35に移行して、
着信を報知すると共に、着信したメッセージデータに基
づいたメッセージ内容をディスプレイ152に表示す
る。
【0082】次いで、ステップS26では、着信したメ
ッセージデータに定型メッセージ指定データと定型メッ
セージコードとが含まれているか否かを判断し、これら
のデータが含まれていないと判断した場合にはステップ
S33に移行する。一方、含まれていると判断した場合
には、ステップ27に移行して、今回着信した送信者コ
ード及び定型メッセージコードと同一の送信者コード及
び定型メッセージコードを最初に着信してから今回着信
するまでのタイマ値が所定値(例えば、30分)以内で
あるか否かを判断し、所定値以内である場合はステップ
S28に移行する一方、所定値以内でなければステップ
S33に移行する。
【0083】ステップS33では、着信した送信者コー
ドに対応する似顔絵データの固定パーツと着信回数1回
の変形パーツが、図13に示す送信者データメモリ9か
ら読み出される。次いで、ディスプレイ152で、着信
報知すると共に、似顔絵表示領域152dに、読出した
似顔絵固定パーツと変形パーツとを合成して似顔絵イラ
ストを表示し、また、着信したメッセージデータに基づ
くメッセージ内容をメッセージ表示部に表示して(ステ
ップS34)、当該着信処理を終了する。
【0084】ステップS28では、図2に示す着信回数
メモリ8に対応する送信者の対応する送信者コードのカ
ウントレジスタを「1」カウントアップして着信回数を
カウントする。次いで、図13の送信者データメモリ9
から、着信した送信者コードに対応する送信者の似顔絵
データの固定パーツを検索し(ステップS29)、ま
た、カウントされた着信回数に基づき、似顔絵データの
変形パーツを検索する(ステップS30)。そして、デ
ィスプレイ152に着信表示を行うと共に、似顔絵表示
領域152dに、検索した似顔絵固定パーツと変形パー
ツとを合成した似顔絵イラストを表示し、更に、着信し
た定型メッセージコードに対応する定型メッセージを図
12に示す定型メッセージROM12から読み出して、
定型メッセージ表示領域152bに表示し(ステップS
31)て、当該着信処理を終了する。
【0085】次に、上記着信処理によりディスプレイ1
52に表示される着信メッセージデータの基づくメッセ
ージ内容の表示例を図15及び図16に基づいて説明す
る。
【0086】図15は、着信メッセージデータとして、
所定時間内において”[[02]]01”を3回目に着
信した場合の表示例である。上記着信メッセージデータ
を着信すると、図2の着信回数メモリ8で送信者コー
ド”01”で定型メッセージコード”02”に対応する
カウントレジスタの値がカウントアップされてカウンタ
値「3」が設定される。
【0087】次いで、図13に示す送信者データメモリ
9から、送信者コード”01”に対応する送信者の似顔
絵データの固定パーツが検索されるとともに、カウント
された着信回数、即ち図2に示す着信回数メモリ8のカ
ウントレジスタ値「3」に対応する似顔絵データの変形
パーツが検索される。
【0088】そして、図15に示すように、図11に示
すディスプレイ152の似顔絵領域152dに、検索し
た似顔絵固定パーツと変形パーツとが合成された似顔絵
イラストが表示され、更に、定型メッセージコード”0
2”に対応する定型メッセージ「TELセヨ」がメッセ
ージ表示領域152bに表示される。
【0089】図16は、着信メッセージデータとして、
所定時間内において”[[02]]01”を4回目に着
信した場合の表示例である。上記着信メッセージデータ
を着信すると、図2に示す着信回数メモリ8で送信者コ
ード”01”で定型メッセージコード”02”に対応す
るカウントレジスタの値がカウントアップされてカウン
タ値「4」が設定される。
【0090】次いで、図13に示す送信者データメモリ
9から、送信者コード”01”に対応する送信者の似顔
絵データの固定パーツが検索されるとともに、カウント
された着信回数、即ち図2に示す着信回数メモリ8のカ
ウントレジスタ値「4」に対応する似顔絵データの変形
パーツが検索される。
【0091】そして、図16に示すように、図11に示
すディスプレイ152の似顔絵領域152dに、検索し
た似顔絵固定パーツと変形パーツとが合成された似顔絵
イラストが表示され、更に、定型メッセージコード”0
2”に対応する定型メッセージ「TELセヨ」がメッセ
ージ表示領域152bに表示される。
【0092】以上説明したように、本実施の形態におい
ては、図12に示す定型メッセージROM12に定型メ
ッセージコードと定型メッセージの固定部分のメッセー
ジとを対応づけて格納し、また、図13に示す送信者デ
ータメモリ9に同一の送信者コードで同一定型メッセー
ジコードの着信回数と送信者の似顔絵データとを対応づ
けて格納し、送信者コードと定型メッセージコードを着
信した際には、着信したこれらのコード及びカウントさ
れた着信回数に基づいて、図12に示す定型メッセージ
ROM12及び図13に示す送信者データメモリ9から
夫々定型メッセージ及び似顔絵データを夫々検索し、こ
れら検索した定型メッセージ及び似顔絵イラストをディ
スプレイ152に表示するものである。
【0093】従って、送信者が同ーのメッセージデータ
を何回か送るのみでメッセージの重要度や送信者の意思
等を似顔絵イラストとして表示することができ、送信者
の意志や表情を簡便な方法により受信者に伝達すること
が可能となって、操作者の使い勝手が良くなる。
【0094】尚、上記した実施の形態においては、着信
した回数に応じて表示部の似顔絵を変化させる際に、イ
ラストデータを用いたが、本発明はこれに限られるもの
ではなく、例えば、CD−ROMに記憶された画像デー
タを用いて合成して、メッセージ内容とは別に表示させ
ても良い。
【0095】(第3の実施の形態)次に、本発明を適用
したページャーの第3の実施の形態について、図17か
ら図22に基づいて説明する。尚、本第3の実施の形態
に係るページャーにおいて、図17に示す着信回数メモ
リ21を除く各部の構成は、上記第1及び第2の実施の
形態に係るページャーとほぼ同等の構成によってなるの
で、図1に示す各部と同符号を付して説明を省略する。
【0096】図17は、本第3の実施の形態に係るペー
ジャーにおける着信回数メモリ21の構成を示す図であ
る。この図17に示すように、着信回数メモリ21は、
表示制御メモリ211と、回数カウントメモリ212と
によって構成される。この着信回数メモリ21には、同
一の送信者から複数のメッセージデータが送信され、こ
れら複数のメッセージデータに基づくメッセージ内容中
に連続して同じ表示内容(過去に連続して表示した同一
語句)があった場合に、その表示内容に対応するデータ
が格納される。
【0097】表示制御メモリ211は、図18に示すよ
うに、同一の送信者からのメッセージデータ中に、ある
表示内容が連続して含まれた回数を示すカウント値と、
各カウント値に応じてディスプレイ152において実行
される表示制御処理の内容を示す表示制御内容が格納さ
れるメモリエリアを形成する。例えば、送信者名「A.
A」によって示される送信者から送信されたメッセージ
データを2回着信し、それらのメッセージデータ中に
「会議」という表示内容(同一語句)が連続して含まれ
ていた場合には、表示制御内容に従って、ディスプレイ
152においては、表示内容「会議」の語句には下線が
付されて表示が行われる。
【0098】回数カウントメモリ212は、図19に示
すように、同一の送信者から連続してメッセージデータ
を着信した際に、メッセージデータを送信した送信者を
示す送信者コードと、着信した複数のメッセージデータ
に連続して含まれる表示内容と、着信した一連のメッセ
ージデータのうち、直近のメッセージデータを着信して
から経過した時間を示すタイマレジスタとを対応づけて
記憶するためのメモリエリアを形成する。
【0099】図20及び図21は、本実施の形態に係る
ページャーの動作を示すフローチャートである。図22
は、ディスプレイ152において実行される表示の一例
を示す図であり、図23及び図24は、図22に示す表
示が実行される際に、回数カウントメモリ212に各種
データが格納された状態を示す図である。これらの図2
0〜図24に基づいて、本第3の実施の形態の動作を説
明する。
【0100】まず、ページャーの電源スイッチがONさ
れると、着信処理制御部5、メイン制御部6の制御によ
り初期設定を行う。次いで、受信部2は間欠受信を開始
し、いわゆる着信待ち状態となる(ステップS41)。
そして、自己フレームを受信した後、着信処理制御部5
は、アドレスデータ認識処理を行って、自己宛のデータ
であると確認し、メイン制御部6によって受信したデー
タが取り込まれる(ステップS42)。その後、メイン
制御部6は、取り込んだデータにメッセージデータが含
まれているか否かを判別する(ステップS43)。
【0101】ステップS43において、メイン制御部6
が着信データにメッセージデータが含まれていないと判
断した場合には、ステップS56(図21)に移行し
て、ディスプレイ152に着信報知のみであることを表
示するとともに、発光部13及び報知部14によって着
信報知を行う。一方、着信データにメッセージデータが
含まれている場合は、ステップS44に移行して、着信
データをメッセージメモリ11に格納し、更に、ステッ
プS45に移行して、メッセージデータ中に送信者名指
定データ及び送信者コードが含まれているか否かを判別
する。
【0102】ステップS45で、送信者名指定データと
送信者コードとが含まれていると判断した場合はステッ
プS46に移行する。一方、これらのデータが含まれて
いないと判断した場合は、ステップS57(図21)に
移行して、着信を報知すると共に、着信後メッセージメ
モリ11に格納されたメッセージデータに基づいたメッ
セージ内容をディスプレイ152に表示する。
【0103】ステップS45において、着信データに送
信者コードが含まれていた場合には、過去に着信し、着
信回数メモリ21内に既に格納されているデータを参照
して、今回着信したデータに含まれた送信者コードと同
一の送信者コードが記録されているか否かを判別する
(ステップS46)。
【0104】このステップS46において、メッセージ
メモリ11内に、同一の送信者コードが記録されていな
い場合には、ステップS58(図21)に移行して、着
信報知を行うとともに、送信者名と、今回着信したメッ
セージ内容をディスプレイ152上に表示する。また、
メッセージメモリ11内に、今回着信したデータの送信
者と同一の送信者コードが記憶されていた場合には、ス
テップS47に移行して、着信回数メモリ21内に同一
の送信者コードが記憶されているか否かを確認する。
【0105】ステップS47で、着信回数メモリ21内
に同一の送信者コードが記憶されていた場合には、ステ
ップS48に移行して、先に同一の着信者より送信され
たメッセージ内容と、今回着信したメッセージ内容とを
比較し、同一の表示内容を検索する。同一の表示内容が
発見されないと判断した場合には(ステップS49)、
ステップS55に移行して着信回数メモリ21内に記憶
された内容をクリアし、ステップS58に移行して、着
信報知及び送信者名とメッセージ内容の表示を行う。
【0106】ステップS48において、同一の表示内容
が発見された場合には(ステップS49)、ステップS
59(図21)に移行して、発見された表示内容につい
て、回数カウントメモリ212の表示内容に記憶されて
いるカウンタバッファの値を+1カウントアップし、さ
らにステップS60に移行して、回数カウントメモリ2
12内に既に格納され、且つ、今回のメッセージ内容に
含まれていない表示内容を、回数カウントメモリ212
内において消去する。
【0107】そして、ステップS61に移行して、着信
報知とともに、送信者名を表示し、さらに、表示制御メ
モリ211内に記憶された表示制御内容に基づいて差別
化されたメッセージ内容を表示する。
【0108】ステップS47において、着信回数メモリ
21内に、今回着信したメッセージデータの送信者と同
一の送信者コードが記憶されていない場合には、ステッ
プS50に移行して、今回メッセージデータを着信した
着信時刻から、直近にメッセージデータを着信した着信
時刻を減算し、減算値を算出してステップS51に移行
して、所定の値とステップS50で算出した減算値とを
比較する。この比較の結果、減算値が所定値以上であっ
た場合には、ステップS58に移行して着信報知及び送
信者名とメッセージ内容の表示を行い、減算値が所定値
よりも小さい場合には、ステップS52に移行して、所
定値から減算値を減算した結果をタイマレジスタに記録
し、ステップS53に移行する。
【0109】その後、ステップS53で、直近に着信し
たメッセージデータと、今回着信したメッセージデータ
とを比較し、同一の表示内容の有無を判断する(ステッ
プS54)。ステップS54において、同一表示内容が
無いと判断した場合には、ステップS55に移行して着
信回数メモリ21内に記憶された内容をクリアして、ス
テップS58に移行して着信報知及び送信者名とメッセ
ージ内容の表示を行う。そして、ステップS54で同一
の表示内容があると判断された場合には、ステップS5
9に移行して、同一表示内容に対応するカウンタバッフ
ァを更新し、ステップS60において、今回のメッセー
ジ内容に含まれていない表示内容を消去して、ステップ
S61に移行する。ステップS61では、着信報知を行
うとともに、送信者名と、表示制御メモリ211内に格
納された表示制御内容に従って差別化を行ったメッセー
ジ内容を表示する。
【0110】そして、ステップS56、ステップS5
7、ステップS58及びステップS61の各処理が終了
した後、再び着信待ち状態にリターンする。
【0111】尚、上記一連の動作において、メッセージ
データを着信した後、次のメッセージデータの着信が無
い状態が所定の時間以上継続した場合には、自動的に着
信回数メモリ21内に記憶された内容はクリアされる。
【0112】続いて、上記動作の一例として、図22
(a)〜(c)に示す、午後2時30分に、「先日の件
で、業務報告し忘れた人は、オフィスにデータを送って
下さい。」とのメッセージデータが送信者「A.A」よ
り送信され、さらにその10分後の午後2時40分に、
「午後3時より、オフィスで打ち合わせを行う予定で
す。先日の業務報告をしていない人は、データを送って
おいて下さい。」とのメッセージデータが同じく送信者
「A.A」より送信され、午後2時50分には「午後3
時です、至急、業務報告を送って下さい。」とのメッセ
ージデータが送信された場合を挙げて説明する。尚、図
20のステップS51及びステップS52に示す所定値
は、ここでは30分と設定されているものとし、また、
これら一連のメッセージデータを着信する以前には、何
のメッセージデータも着信しない状態が30分以上継続
したと仮定する。
【0113】上記のメッセージデータを着信した際に実
行される表示状態を図22に示し、回数カウントメモリ
212内に格納される各種データの内容を図23及び図
24に示す。
【0114】まず、午後2時30分にメッセージデータ
を着信すると、直近のメッセージデータは30分以上前
に着信したメッセージデータであるので、図20のステ
ップS50、ステップS51、ステップS58に示す処
理を行って、図22(a)に示す表示が行われる。即
ち、着信したメッセージデータと、送信者名「A.A」
とがディスプレイ152上に表示される。
【0115】その後、午後2時40分にメッセージデー
タを着信し、送信者が前回のメッセージデータと同じ
「A.A」であることを確認すると(ステップS4
7)、同一表示内容を検索し(ステップS48)、その
結果、「オフィス」、「先日」、「業務報告」、「人
は」、「データを送って」の内容が同一であることが判
明する。そこで、図23に示すように、回数カウントメ
モリ212において、送信者コードと、上記の同一表示
内容が記憶され、各同一内容が連続してメッセージデー
タに含まれた回数、即ち「2」がカウンタバッファ値と
して記憶される(ステップS59)。そして、直近にメ
ッセージデータを着信した時刻(午後2時30分)から
の経過時間「10分」が記憶される。尚、図3に示すよ
うに、送信者「A.A」に対応するコードは“01”で
あるので、図23には「01」と記載されている。ま
た、事前に回数カウントメモリ212内に他の表示内容
が記憶されていた場合には、今回着信したメッセージデ
ータ中に記載されていない内容については消去処理が行
われる(ステップS60)。
【0116】そして、表示制御メモリ211(図18)
内に格納された表示制御内容を参照すると、カウント値
「2回目」に対しては下線表示を行う旨が指示されてい
るので、ディスプレイ152においては、図22(b)
に示すように、「オフィス」、「先日」、「業務報
告」、「人は」、「データを送って」の各内容に下線が
付されて表示が行われる(ステップS61)。
【0117】午後2時50分に、再度送信者「A.A」
から送信されたメッセージデータを着信すると、回数カ
ウントメモリ212内に同一の送信者コードが記憶され
ていることを確認した後(ステップS47)、メッセー
ジデータ中において表示されるメッセージ内容中の同一
表示内容を検索する(ステップS48)。すると、同一
の表示内容として「午後3時」及び「業務報告」が発見
され、カウンタバッファ値が更新される(ステップS5
9)。図24に示すように、「午後3時」は2回連続し
てメッセージ内容に含まれ、「業務報告」は3回連続し
てメッセージ内容中に含まれているので、回数カウント
メモリ212において、それぞれ「2」及び「3」が記
載されている。また、前回メッセージデータを着信した
時刻(午後2時40分)から経過した時間「10分」が
記憶される。
【0118】さらに、図23に示す状態で回数カウント
メモリ212に記憶されていた「オフィス」、「先
日」、「人は」、「データを送って」の各内容は、今回
着信したメッセージデータには含まれていないため、回
数カウントメモリ212から消去されている(ステップ
S60)。
【0119】表示制御メモリ211内に格納された表示
制御内容によれば、カウント値3回目は強調表示、2回
目は下線表示と指定されているので、図22(c)にお
いては、「午後3時」の内容には下線が付され、「業務
報告」の内容は強調表示が行われている(ステップS6
1)。
【0120】以上説明したように、本第3の実施の形態
においては、同一の送信者より着信したメッセージデー
タ中において連続して含まれる表示内容を、図23及び
図24に示す回数カウントメモリ212内に記憶し、図
18に示す表示制御メモリ211内に格納された表示制
御内容に従ってディスプレイ152に差別化した表示を
行うものである。また、送信者が異なる場合において
も、短い時間内に着信したメッセージデータを比較し、
同一の表示内容が発見された場合には、これらの表示内
容を回数カウントメモリ212内に記憶し、差別化した
表示を行う。
【0121】従って、重要な用件に関するメッセージデ
ータが連続して送信された場合に、そのメッセージデー
タのキーワードとなる用件部分を差別化して表示するの
で、受信者の注意を喚起して重要な用件である旨を知ら
せることができる。そして、送信者が繰り返しメッセー
ジデータを送信することにより、そのメッセージデータ
の重要性をも受信者に伝達することができるので、利便
性の向上を図ることができる。
【0122】ここで、上記第3の実施の形態において
は、連続してメッセージデータに含まれる表示内容では
なく、同一の送信者或いは他の送信者より直近に着信し
たメッセージデータに含まれていない表示内容、即ち、
新しい表示内容を差別化して表示する構成とすることも
可能である。
【0123】具体的な動作を図25のフローチャートに
示す。この図25において、ステップS62〜ステップ
S67に示す処理は、図20のステップS41〜ステッ
プS46に示す動作と同様である。
【0124】ステップS67において、メッセージメモ
リ11内に、同一の送信者コードが記憶されていた場合
には、今回着信したメッセージデータの内容において、
新たな表示内容があるか否かを検索し、新たな表示内容
が発見されないと判断した場合には(ステップS6
8)、ステップS70に移行して着信回数メモリ21内
に記憶された各種データをクリアしてステップS58
(図21)の処理を実行する。また、ステップS69に
おいて、新たな表示内容があると判断された場合には、
この新たな表示内容に対応するカウンタバッファを更新
する(ステップS71)。そして、今回のメッセージデ
ータにおいて表示された内容は、新たな表示内容とは言
えないので、回数カウントメモリ212から消去し(ス
テップS72)、その後、表示制御メモリ211(図1
8)に格納された表示制御内容に従って、新たな表示内
容を差別化して表示を行い、併せて着信報知と送信者名
の表示を行う(ステップS73)。
【0125】上記の動作によれば、毎日定時に送信され
る定例の報告等、同様の内容が繰り返されることが多い
メッセージデータにおいて、新たな内容のみを差別化し
て表示する事により、注目すべき新規の情報を容易に判
別することができる。これによって、非常に多くのデー
タを着信する場合にも、重要な情報の見落としを防止す
ることができ、利便性を高めることができる。
【0126】また、上記第3の実施の形態においては、
表示制御メモリ211を着信回数メモリ21(RAM)
内に設ける構成としたが、ROM10内に設ける構成と
しても良い。この場合、受信者が表示制御メモリ211
の内容を設定しなくても、予めROM10内に表示制御
内容が格納されているので、差別化表示を行うことがで
きる。また、送信者が予め表示制御内容を知っておけ
ば、ディスプレイ152において実行される差別化表示
の内容をより効果的に利用して、送信されたデータの重
要性等をより確実に伝達することができる。
【0127】尚、本発明は公衆回線を利用したページャ
ーに限らず無線通信機能を有する各種タイプのデータ受
信装置に適用される。つまり、公衆回線を利用しない構
内ページャーや、赤外線等で通信する通信機能付の玩
具、又通信機能を有するパーソナルコンピューター、電
子手帳、FM文字多重放送受信機、その他の電子計算処
理装置にも本発明は適用できるし、電子メールシステム
等のメッセージ通信システムにも適用できる。
【0128】更に、上記した実施の形態等では、ディス
プレイ152は、低反射液晶パネルで構成したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、例えば、ディスプ
レイ152を有機EL(Electronic Luminescence )で
構成しても良い。
【0129】
【発明の効果】請求項1および6記載の発明によれば、
送信者が同ーのメッセージデータを何回か送るのみで、
メッセージの重要度や送信者の意思等をメッセージとし
て表示することができ、送信者の意志や感情を簡便な方
法により受信者に伝達することが可能となって、操作者
の使い勝手が良くなる。また、再三にわたって送信され
るような重要な情報を、より際だたせて表示し、受信者
の注意を喚起する事ができるので、大切な情報の見落と
しを防止することが可能であり、より確実に情報を伝達
する事ができる。
【0130】請求項2〜請求項4記載の発明によれば、
送信者が同ーのメッセージデータを何回か送るのみでメ
ッセージの重要度や送信者の意思等を似顔絵イラストと
して表示することができ、送信者の意志や表情を簡便な
方法により受信者に伝達することが可能となって、操作
者の使い勝手が良くなる。
【0131】請求項5および7記載の発明によれば、受
信したメッセージデータにおいて、先に受信したメッセ
ージデータと重複する部分を、例えば強調文字に変換す
るなどの加工を行って表示することができ、送信者は、
繰り返しメッセージデータを送信することによってその
メッセージの重要性を伝達することができ、受信者に対
しては、より重要な情報についての注意を喚起して、利
便性の向上を図ることができる。また、毎日定時に送信
される定例の報告等、同様の内容が繰り返されることが
多いメッセージにおいて、新たな内容のみを差別化して
表示する事により、注目すべき新規の情報を容易に判別
することができる。これによって、受信者が非常に多く
のデータを受信する場合にも、重要な情報の見落としを
防止することができ、利便性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したページャーの内部のブロック
構成を示す図。
【図2】図1の着信回数メモリに格納されるデータの構
成例を示す図。
【図3】図1の送信者データメモリ(ROM)に格納さ
れる送信者データテーブルの構成を示す図。
【図4】図1の定型メッセージROM内のメモリ構成を
示す図。
【図5】図4の定型メッセージROM内の定型(固定部
分)メッセージメモリSMのメモリ構成を示す図。
【図6】図4の定型メッセージROM内の変形メッセー
ジメモリVMのメモリ構成を示す図。
【図7】図1のページャーにより実行される第1の実施
の形態に係る着信処理のフローチャート。
【図8】第1の実施の形態に係る着信処理においてディ
スプレイに表示される表示内容の第1の態様を示す図。
【図9】第1の実施の形態に係る着信処理においてディ
スプレイに表示される表示内容の第2の態様を示す図。
【図10】第1の実施の形態に係る着信処理においてデ
ィスプレイに表示される表示内容の第3の態様を示す
図。
【図11】第2の実施の形態に係るページャーの正面外
観図。
【図12】図4の定型メッセージROM内の定型(固定
部分)メッセージメモリSMのメモリ構成を示す図。
【図13】図1の送信者データメモリ(ROM)に格納
される送信者データテーブルの構成を示す図。
【図14】図11のページャーにより実行される第2の
実施の形態に係る着信処理のフローチャート
【図15】第2の実施の形態に係る着信処理においてデ
ィスプレイに表示される表示内容の第1の態様を示す
図。
【図16】第2の実施の形態に係る着信処理においてデ
ィスプレイに表示される表示内容の第2の態様を示す
図。
【図17】第3の実施の形態に係るページャーにおける
着信回数メモリの構成を模式的に示す図。
【図18】図17の表示制御メモリ内のメモリ構成を示
す図。
【図19】図17の回数カウントメモリ内のメモリ構成
を示す図。
【図20】第3の実施の形態に係るページャーにより実
行される着信処理のフローチャート。
【図21】第3の実施の形態に係るページャーにより実
行される着信処理のフローチャート。
【図22】第3の実施の形態に係る着信処理においてデ
ィスプレイに表示される表示内容の一例を示す図。
【図23】第3の実施の形態に係る着信処理において、
図17の回数カウントメモリ内に格納されるデータの一
例を示す図。
【図24】第3の実施の形態に係る着信処理において、
図17の回数カウントメモリ内に格納されるデータの一
例を示す図。
【図25】第3の実施の形態の変形例としての着信処理
を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 受信部 3 デコーダ部 4 ID−ROM 5 着信処理制御部 6 メイン制御部 7 キー入力部 8,21 着信回数メモリ(RAM) 9 送信者データメモリ(ROM) 10 ROM 11 メッセージメモリ(RAM) 12 定型メッセージROM 13 発光部 14 報音部 15 表示部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データを受信する受信手段と、 この受信手段により受信されたデータを記憶する第1の
    記憶手段と、 前記受信手段により受信されたデータに基づく内容を表
    示する表示手段とを備えたデータ受信装置において、 前記受信手段により受信されたデータと前記第1の記憶
    手段に記憶されたデータとが一致するか否かを判別する
    判別手段と、 この判別手段により一致すると判別した場合、この受信
    されたデータの受信回数をカウントするカウント手段
    と、 このカウント手段によるカウント値に応じて、前記受信
    されたデータを加工する加工手段と、 この加工手段により加工されたデータに基づく内容を前
    記表示手段に表示するように制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とするデータ受信装置。
  2. 【請求項2】前記受信回数に対応する表示内容を記憶す
    る第2の記憶手段を更に備え、 前記加工手段は、この受信回数に応じて前記第2の記憶
    手段から表示内容を読み出して、前記受信されたデータ
    に基づく内容に合成することを特徴とする請求項1記載
    のデータ受信装置。
  3. 【請求項3】前記第1の表示内容は定形メッセージであ
    り、前記第2の表示内容は受信回数に応じて変わる変形
    メッセージであることを特徴とする請求項2記載のデー
    タ受信装置。
  4. 【請求項4】前記表示手段は、少なくとも2つのパーツ
    パターンからなるイラストを表示し、 前記第1の表示内容は、前記イラストを構成する固定パ
    ーツパターンであり、前記第2の表示内容は、前記イラ
    ストを構成し、前記受信回数に応じて変形する変形パー
    ツパターンであることを特徴とする請求項2記載のデー
    タ受信装置。
  5. 【請求項5】前記判別手段は、前記受信手段により受信
    されたデータと前記記憶手段に記憶されたデータとを比
    較して部分的に一致する箇所を判別し、 前記加工手段は、この部分的に一致する箇所のデータ
    を、前記カウント手段によるカウント値に応じて加工す
    ることを特徴とする請求項1記載のデータ受信装置。
  6. 【請求項6】データを受信する受信手段と、 この受信手段により受信されたデータを記憶する第1の
    記憶手段と、 前記受信手段により受信されたデータに基づく内容を表
    示する表示手段とを備えたデータ受信システムにおい
    て、 前記受信手段により受信されたデータと前記第1の記憶
    手段に記憶されたデータとが一致するか否かを判別する
    判別手段と、 この判別手段により一致すると判別した場合、この受信
    されたデータの受信回数をカウントするカウント手段
    と、 このカウント手段によるカウント値に応じて、前記受信
    されたデータを加工する加工手段と、 この加工手段により加工されたデータに基づく内容を前
    記表示手段に表示するように制御する制御手段とを備え
    たことを特徴とするデータ受信システム。
  7. 【請求項7】前記判別手段は、前記受信手段により受信
    されたデータと前記記憶手段に記憶されたデータとを比
    較して部分的に一致する箇所を判別し、 前記加工手段は、この部分的に一致するデータを、前記
    カウント手段によるカウント値に応じて加工することを
    特徴とする請求項6記載のデータ受信システム。
JP8781198A 1997-10-17 1998-03-31 データ受信装置 Expired - Fee Related JP3968865B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8781198A JP3968865B2 (ja) 1997-10-17 1998-03-31 データ受信装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-285764 1997-10-17
JP28576497 1997-10-17
JP8781198A JP3968865B2 (ja) 1997-10-17 1998-03-31 データ受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11187444A true JPH11187444A (ja) 1999-07-09
JP3968865B2 JP3968865B2 (ja) 2007-08-29

Family

ID=26429059

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8781198A Expired - Fee Related JP3968865B2 (ja) 1997-10-17 1998-03-31 データ受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3968865B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3968865B2 (ja) 2007-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5049874A (en) Paging receiver with external memory means
KR0151248B1 (ko) 메시지데이터의 분할송신방법, 수신방법 및 메시지데이터 송신장치, 수신장치
WO1997017681A1 (en) Data receiver apparatus
JPH11187444A (ja) データ受信装置、及びデータ受信システム
JP2000295648A (ja) 無線選択呼出受信装置及びその表示方法
EP0869461B1 (en) Data receiving apparatus and received data processing method for use therein
JP3064558B2 (ja) データ受信装置
JP3937552B2 (ja) データ受信装置
JPH08294152A (ja) 受信装置
JP3424278B2 (ja) 無線受信機および送信装置
JP4127423B2 (ja) 無線呼出受信機
JPH0965397A (ja) メッセージ送信機能付無線選択呼出受信機
JP3496272B2 (ja) 無線通信装置
JP2705575B2 (ja) メッセージ情報送受信装置
JP3812040B2 (ja) 情報管理装置
JP3070233B2 (ja) データ受信装置
JP3131847B2 (ja) データ受信装置
JPH08186855A (ja) 送信装置
AU709180C (en) Data receiver apparatus
JPH09191261A (ja) データ受信機
JPH08186854A (ja) 受信装置
JPH10257541A (ja) 選択呼出受信機
JPH0819019A (ja) 受信装置
JPH11331900A (ja) メッセージ格納表示機能付移動体端末機
JPH0591026A (ja) メツセージ受信機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040817

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061114

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070515

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070528

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110615

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110615

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120615

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120615

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130615

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees