JPH09191261A - データ受信機 - Google Patents

データ受信機

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Publication number
JPH09191261A
JPH09191261A JP8298928A JP29892896A JPH09191261A JP H09191261 A JPH09191261 A JP H09191261A JP 8298928 A JP8298928 A JP 8298928A JP 29892896 A JP29892896 A JP 29892896A JP H09191261 A JPH09191261 A JP H09191261A
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JP
Japan
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message
data
display
combination
bit patterns
Prior art date
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Abandoned
Application number
JP8298928A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Takahashi
央 高橋
Shinji Hidaka
伸二 日高
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH09191261A publication Critical patent/JPH09191261A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、送信フリーワードデータによるメ
ッセージデータに対し、送信者名の表示やアージェント
コール等を指示する制御情報を同時に受信することによ
り、その制御情報に基づくフリーワードメッセージの表
示形態及び報知形態の制御を可能にするデータ受信機を
提供することである。 【解決手段】 CPU15は、着信したメッセージデー
タの中からダイアルデータ*0、*2、*4、*6、*
8に対応する4ビットのビットパターンによる制御コー
ドを検出する制御コード検出部151と、着信したメッ
セージデータのこの制御コードに続くビットパターンに
対応するダイアルデータを検出する桁数検出部152
と、内部時計機能を有する内部クロック部153と、鳴
音報知の際、出力されるメロディー等の音種情報をデジ
タルデータで記憶する鳴音情報メモリ154と、生成さ
れた報知制御コードに対応して制御内容を格納する表示
制御メモリ155とを内蔵する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ受信機に係
り、詳細には、メッセージ表示機能を備えたメッセージ
受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より電話回線を使用したデータ通信
システムには、選択呼出システムの一種であるページン
グシステムやホームバンキングシステム等がある。これ
らのデータ通信システムは、これらのデータ通信システ
ムによる通信回線の使用効率を高めるために、データ送
信者が一回で発呼先のページャーに送信するデータ量を
制限している。例えば、ページングシステムの場合、ニ
ューメリックページャーへの一回の送信データ量は、1
2桁から20桁に制限されている。
【0003】したがって、データ送信者は、発呼先のペ
ージャーに対し、連絡先の電話番号等しか送信できず、
一回に送信できるデータ量が多くても上述の連絡先の電
話番号の他に時刻情報や日時を指定する情報位しか送信
することができなかった。
【0004】一般に、データ送信者より発呼先のページ
ャーに対して数字によるメッセージを送信する最も適切
なデータ送信装置は、プッシュホンである。すなわち、
データ送信者は、ページングサービス会社からのアナウ
ンスによる操作指示に応じて回線接続された公衆のプッ
シュホンのダイヤルキーを操作してメッセージを入力
し、発呼先のページャーに送信する。
【0005】また、プッシュホンをデータ送信装置とす
るページングシステムでは、図30に示すRCRSTD
−43標準規格に準拠するフリーワード変換マトリック
スに基づいて、発呼先のページャーへ数字以外のカナ文
字や英字を含むメッセージを最大50文字送信すること
が可能である。
【0006】このフリーワードデータを送信する際、デ
ータ送信者は、まずプッシュダイアルを操作して、後続
するデータがフリー伝言データであることを示す2桁の
識別コード*2*2(−−)を入力した後、フリーワー
ドデータを入力する。
【0007】そして、このデータを受信したページャー
では、その識別コードにより受信したデータがフリーワ
ードデータであることを認識し、識別コードの後に続く
データを記憶するフリーワード変換マトリックスを参照
してカナ文字や英字等に変換して表示する。したがっ
て、データ送信者と発呼先ページャー間で、制限桁数が
12桁の場合は5文字、20桁の場合は9文字を送・受
信できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のページングシステムにおいて、フリーワード
データによるメッセージの表示は、フリーワード変換マ
トリックスのフォーマットが10×10の100種類と
規定されていたため、100種類のキャラクター(カタ
カナ、アルファベット、数字、アイコン、記号)でしか
表示できず、又、送信されるデータ量も数字2桁(8ビ
ット)で1文字を表すように定義されているため、定型
伝言よりもメッセージデータの占有率が高い。
【0009】従って、フリーワードによるデータ送信の
場合、データ送信者は、この入力したフリーワードデー
タと、送信者名表示や緊急メッセージ、及び報知音指定
(表示制御とともに報知制御を含む)等の付加データと
を一回で送信することが困難であった。
【0010】本発明の課題は、フリーワードデータによ
るメッセージデータに対し、送信者名表示や緊急メッセ
ージ等、受信メッセージに対し表示制御を指示する表示
制御情報も同時に受信することにより、その制御情報に
基づくフリーワードメッセージの表示形態及び報知形態
の制御を可能にするデータ受信機を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
データ列を受信し、この受信されたデータ列に基づいて
メッセージを表示する表示手段を備えたデータ受信機に
おいて、ビットパターンの所定の組み合わせと対応して
読み出されるキャラクターデータを複数記憶する記憶手
段と、前記受信されたデータ列から順次ビットパターン
の組み合わせを読み出し、このビットパターンの所定の
組み合わせに基づき前記記憶手段より対応するキャラク
ターデータを読み出してメッセージを生成すると共に、
前記データ列より前記所定の組み合わせ以外のビットパ
ターンの組み合わせを検出すると、前記生成されたメッ
セージの前記表示手段への表示を制御する制御手段とを
備えたことを特徴としている。
【0012】この請求項1記載の発明によれば、データ
列を受信し、この受信されたデータ列に基づいてメッセ
ージを表示するデータ受信機において、ビットパターン
の所定の組み合わせと対応して読み出されるキャラクタ
ーデータを複数記憶しており、受信されたデータ列から
順次ビットパターンを組み合わせて対応するキャラクタ
ーデータを読み出しメッセージを生成すると共に、この
データ列より所定の組み合わせ以外のビットパターンの
組み合わせを検出すると、この生成されたメッセージの
表示を制御する。
【0013】したがって、データ受信機において、キャ
ラクターデータを指定する所定のビットパターンの組み
合わせ以外のビットパターンの組み合わせを検出した場
合には、例えば、その着信メッセージ中のキャラクタデ
ータを反転表示させるように制御することができ、デー
タ送信者が重要なメッセージの送信等にこれを利用すれ
ば発呼者に注意を促すことができる。故に容易に受信メ
ッセージの表現形態を多様に変化させることができる。
【0014】また、上記のビットパターンの組み合わせ
により制御内容として、例えば、そのビットパターンに
続いて定型伝言を指定するダイアルデータのビットパタ
ーンを受信することにより、着信したフリーワードメッ
セージ中に定型伝言を表示させることができるので、デ
ータ送信者は、フリーワードメッセージを解除させて、
定型伝言開始記号を入力する手間を省くことができ、送
信データ量を節約することができる。
【0015】また、上記のビットパターンの組み合わせ
により制御内容として、例えは、そのビットパターンの
組み合わせに続く4桁のダイアルデータに対応するビッ
トパターン列で着信メッセージを表示する時刻を指定す
ることにより、その指定時刻に着信メッセージを表示す
ることができ、データ送信者が指定時刻に発呼先に要件
を伝える必要が有る場合に、データ送信者のスケジュー
ル上の負担を軽減することができるとともに、メッセー
ジ受信機においても指定時刻表示機能を容易に実現する
ことができる。
【0016】また、上記ビットパターンの組み合わせに
より制御内容として、例えば、そのビットパターンの組
み合わせに続く4桁のダイアルデータに対応するビット
パターン列が着信メッセージ中に表示される時刻指示デ
ータであるとすることにより、その時刻指定データに
“時”と“分”とを付加させて表示することができる。
したがって、送信者は、“時”と“分”とを指定するデ
ータを入力する手間を省き、送信データ量を節約するこ
とができる。
【0017】また、上記のビットパターンの組み合わせ
により制御内容として、例えは、そのビットパターンの
組み合わせに続いて4桁のダイアルデータに対応するビ
ットパターン列を受信することにより、データ受信機に
予め登録されているデータ送信者氏名を表示することが
できる。したがって、データ送信者は自己の氏名を入力
する手間を省略することができるとともに、送信データ
量を削減することができる。
【0018】また、上記のビットパターンの組み合わせ
により制御内容として、例えは、そのビットパターンの
組み合わせに続く2桁のダイアルデータに対応するビッ
トパターン列を受信することにより指定したキャラクタ
ーを小文字で表示させることができ、データ受信機にお
ける着信メッセージの表現形態の多様化を図ることがで
きる。
【0019】さらに、上記のビットパターンの組み合わ
せにより制御内容として、例えは、着信メッセージ内容
を非表示とするシークレット表示を容易に実現すること
ができるとともに、予め登録されたパスワードが入力さ
れることにより、着信メッセージ内容を表示させること
ができる。したがって、データ受信機においてシークレ
ットメッセージ機能を容易に実現することができる。
【0020】さらにまた、上記のビットパターンの組み
合わせにより制御内容として、例えば、着信メッセージ
の表示とともに着信報知の内容を制御することができ、
データ送信者はダイアルデータを入力するだけで、容易
に報知内容を制御することができ、又、データ受信機は
着信メッセージ表示中の報知形態の多様化を容易に実現
することができる。
【0021】さらにまた、上記のビットパターンの組み
合わせにより制御内容として、例えば、そのビットパタ
ーンの組み合わせに続いて4桁のダイアルデータに対応
するビットパターン列を受信することにより指定したイ
ラストを表示させることができ、データ受信機における
着信メッセージの表現形態の多様化を図ることができ
る。
【0022】また請求項10記載の発明は、データ列を
受信し、この受信されたデータ列に基づいてメッセージ
を表示する表示手段を備えたデータ受信機において、報
知手段と、前記受信されたデータ列から所定のビットパ
ターンの組み合わせを検出する検出手段と、この検出手
段により、前記データ列より前記所定のビットパターン
の組み合わせを検出すると前記報知手段を駆動させるよ
う制御する制御手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0023】この請求項10記載の発明によれば、デー
タ列を受信し、検出手段がこの受信されたデータ列から
所定のビットパターンの組み合わせを検出すると、制御
手段が前記報知手段を駆動させるよう制御する。
【0024】したがって、データ受信機において、キャ
ラクターデータを指定する所定のビットパターンの組み
合わせ以外のビットパターンの組み合わせを検出した場
合には、特定の報知形態、例えば、メロディ報知を出力
させるように制御することができ、データ送信者が特別
なメッセージの送信等にこれを利用すれば表現力豊かな
メッセージを発呼者に送信することができる。故に容易
に受信メッセージの表現形態を多様に変化させることが
できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0026】図1〜図24は、本発明のメッセージ受信
機をページングサービスに適用した場合のページングシ
ステムの一実施の形態を示す図である。
【0027】まず、構成を説明する。
【0028】図1は、本第1の実施の形態の前述のNP
ページングサービスに利用される無線ページングシステ
ム全体の概略構成を示す図である。この図1において、
データ送信者6は、図中のページャー1に対して、プッ
シュホン2からページャー1を呼び出し、メッセージの
送信を行うためにプッシュホン2を操作する。すると操
作されたプッシュホン2とページングセンター4とが公
衆回線網3を介して回線接続される。ページングセンタ
ー4は、データ送信者6が次いでプッシュホン2を操作
して入力されたメッセージデータを、図2に示すダイア
ルデータ→ビットパターンデータの変換テーブルに基づ
いて、順次4ビットのビットパターンに変換して送信基
地局5から出力し、ページャー1にデータ送信する構成
となっている。
【0029】ページングセンター4は、ページャー1の
IDコードと呼出番号とを予め対応させて記憶し、プッ
シュホン2で入力された入力されたページャー1の呼出
番号及びメッセージデータを公衆回線網3を介して受信
し、無線送信するため所定のビットパターンに変換して
信号処理を行ったのち送信基地局5に送信する。これに
より、送信基地局5からページャー1を個別に選択呼出
するためのIDコード及びメッセージデータが送信さ
れ、送信されたIDコードと同一のIDコードが割当て
られているページャー1が呼び出され、そして次いで送
信されたメッセージデータを受信する。
【0030】又、ページングセンター4は、プッシュホ
ン2から公衆回線網3を介して入力された1桁のダイア
ルデータ(0〜9,*0,*2,*4,*6,*8)も
図2の変換テーブルに基づき4ビットのビットパターン
データに変換して送信信号を生成して送信基地局5を介
してページャー1に送信する。
【0031】図3は、ページャー1の外観図であり、図
3(a)は正面図、図3(b)は左側面図、図3(c)
は上面図である。
【0032】この図3においてページャー1は、その正
面にはドットマトリックスタイプの液晶表示パネルによ
り構成された表示部27を備え、その左側面には電源O
N/OFFするスライド式のメインスイッチ161、呼
び出しを点滅報知するためのLED21及び鳴音報知す
るためのスピーカー23を備えている。また、ページャ
ー1の上面には、ページャー1の各種設定操作のために
使用されるキャンセルを指示する解除キー162、「モ
ード」の指示、又、メッセージ表示における横方向にカ
ーソルを移動させるためのカーソルキー163、そして
上下方向にカーソルを移動させるメモリキー164を備
えている。又、メインスイッチ161はプッシュボタン
として使用することができ、この場合は、各種設定操作
における「決定」を指示するキーとなる。
【0033】次に、上記図3のページャー1内に設けら
れる回路のブロック構成について図4により説明する。
【0034】図4において、ページャー1は、アンテナ
11、RF受信部12、デコーダ部13、ID−ROM
14、CPU15、キー入力部16、RAM17、RO
M18、フリーワードメモリ19、LEDドライバ2
0、LED21、スピーカードライバ22、スピーカー
23、バイブレータードライバ24、バイブレーター2
5、表示バッファ26及び表示部27により構成されて
いる。
【0035】アンテナ11は、上記図1の送信基地局5
から送信される無線信号を受信してRF受信部12に出
力する。RF受信部12は、デコーダ部13からの制御
信号によりアンテナ11から入力される無線信号を間欠
受信し、復調検波した後、デコーダ部13に出力する。
【0036】デコーダ部13は、RF受信部12で受信
され、復調された無線信号に含まれるIDコードのアド
レスデータとID−ROM14に記憶されているアドレ
スデータとを照合し、一致した場合に、IDコードに続
くメッセージデータをCPU15に出力する。
【0037】ID−ROM14は、ページングセンター
4よりページャー1に割り当てられるフレームデータや
アドレスデータ等のIDコードを記憶し、これらのID
コードはデコーダ部13に出力され、電源が入っている
間はデコーダ部13に記憶される。
【0038】CPU(Central Processing Unit )15
は、ROM18に格納されている各種制御プログラムに
基づいて着信したメッセージデータを解析するととも
に、キー入力部16から入力される制御信号に応じてペ
ージャー1内の各回路部を制御する。
【0039】また、CPU15は、着信したメッセージ
データの中からダイアルデータ*0、*2、*4、*
6、*8に対応する4ビットビットパターンの制御コー
ドを検出する制御コード検出部151と、着信したメッ
セージデータにおいてこの制御コードに続くビットパタ
ーンに対応するダイアルデータの桁数を検出する桁数検
出部152と、内部時計機能を有する内部クロック部1
53と、鳴音報知の際に出力されるメロディー等の音種
情報をデジタルデータで記憶する鳴音情報メモリ154
と、生成された報知制御コードに対応して、例えば、表
示部27に表示されるメッセージを表示制御する等の制
御内容を図12に示す表示制御テーブルに格納する表示
制御メモリ155とを内蔵し、受信したメッセージデー
タよりメッセージを生成するためのキャラクタージェネ
レーター160を備えている。
【0040】このCPU15は、後述するメッセージデ
ータ着信処理において、デコーダ部13から入力された
メッセージデータにフリーワード開始記号“11001
100”(ダイアルデータで*2*2)があることを検
出し、更にこの制御コード検出部151により、このメ
ッセージデータのフリーワードデータ中に制御コード
(1011,1100,1101,1110,111
1)が含まれていことが検出されると、この制御コード
の直前の4桁のビットパターン(1桁のダイアルデー
タ)とこの制御コードとにより、表示制御コードを生成
し、この表示制御コードに後続するビットパターンに相
当するダイアルデータの桁数が、この表示制御コードに
対応するダイアルデータの桁数に対して適当であること
を判別する。そして、その表示制御コードに対応する制
御内容を表示制御メモリ155から検索し、その検索し
た制御内容に基づいて着信メッセージデータに基づくメ
ッセージを表示部27に表示する処理を実行する。ま
た、このメッセージデータの着信処理において、フリー
ワード中に表示制御コードが含まれていない場合は、そ
のフリーワードをフリーワードメモリ19に格納された
フリーワード変換マトリックス表により対応するキャラ
クターに変換してメッセージを生成し、表示部27に表
示する処理を実行する。
【0041】キー入力部16は、上記図3に示したメイ
ンスイッチ161、解除キー162、カーソルキー16
3、メモリキー164により構成されており、上記各操
作に伴う制御信号をCPU15に出力する。
【0042】RAM(Random Access Memory )17
は、メッセージデータ着信処理に際しCPU15により
処理中のデータを一時的に格納するメモリエリアを形成
するとともに、図5に示すパスワードメモリPW、TE
LバンクメモリTB、アラームメモリAM及びメッセー
ジメモリMMの各メモリエリアを形成する。
【0043】図5のパスワードメモリPWは、図6に示
すように、例えば4桁のパスワード(例として“888
8”)を格納するメモリエリアであり、このパスワード
はページャー1のユーザーによる所定のキー入力操作に
より設定される。また、表示制御コード“100110
11”(ダイアルデータで0*0)により指定される後
述する制御内容「DCC10」に対応する。シークレッ
トが設定されたメッセージをページャー1のユーザーが
解除する際に、このパスワードが入力される。
【0044】図5のTELバンクメモリTBは、図7に
示すように、氏名、電話番号、呼出番号及び着信を報知
する際の鳴音種(メロディー)を対応付けて設定してい
る。図5のアラームメモリAMは、図8に示すように、
受信したメッセージデータを格納するメッセージメモリ
MMの格納されたアドレス番地に対応するアドレス番地
と、受信したメッセージデータの表示制御コード“00
001100”(ダイアルデータで0*2)の後に続く
4桁のダイアルデータを指定時刻として対応付けて記憶
する。
【0045】図5のメッセージメモリMMは、図9に示
すように、アドレス番地、着信メッセージデータ、着信
時刻、表示制御コード“00001100”(ダイアル
データで0*2)が指定され場合に指定時刻になるまで
フラグをセットするアラームフラグAF、シークレット
メッセージを着信した場合、ページャー1のユーザーが
パスワードを入力して、「シークレット」が解除される
までフラグをセットするシークレットフラグSF及びシ
ークレット機能の解除禁止フラグをセットするプロテク
トフラグPFとを対応付けて記憶する。
【0046】ROM(Read Only Memory)18は、CP
U15により実行されるメッセージデータ着信処理プロ
グラムや各種制御プログラムを格納するとともに、図1
0に示す伝言番号と定型メッセージとを対応付ける定型
伝言テーブルを格納する。
【0047】フリーワードメモリ19は、図11に示す
ように、10行×15列構成のフリーワード変換マトリ
ックス表を格納し、又、メッセージデータに含まれるフ
リーワード開始コード“11001100”(ダイアル
データで*2*2)の後に続く4ビットのビットパター
ンの組み合わせにより、フリーワードと称されるキャラ
クターデータが呼び出される。例えば、“000100
11”ならダイアルデータで“13”なので平仮名の
“う”が、又、“10000110”ならダイアルデー
タで“86”なので記号“*”が記憶される。図中の
“A”で示す部分には10種類の表示制御コードを格納
する。これらの表示制御コードが着信メッセージデータ
に含まれていた場合、上記図4の表示制御メモリ155
に格納される図12に示す表示制御テーブルの制御内容
に基づいてCPU15か着信メッセージデータによる表
示制御を行う。
【0048】この図12に示す表示制御テーブルでは、
図11の“10001100〜10001111,10
001011,10011100〜10011111,
10011011”の10種類の表示制御コードに対応
付けて「DCC1」〜「DCC10」のそれぞれの制御
名称、制御内容及び後述するダイアルデータでの制限桁
数が設定されている。
【0049】LEDドライバ20は、CPU15により
着信報知に際して入力される制御信号によりLED21
を駆動制御して、LED21を点滅表示させて呼び出し
を報知する。
【0050】スピーカードライバ22は、CPU15に
より着信報知に際して入力される各種デジタルデータに
よりスピーカー23を駆動制御して、スピーカー23か
ら所定メロディを出力させて着信を報知させる。
【0051】バイブレータードライバ24は、CPU1
5により着信報知に際して入力される制御信号によりバ
イブレーター25を振動させて着信を報知する。
【0052】表示バッファ26は、CPU15により入
力される着信メッセージデータから生成された着信メッ
セージの表示データ、あるいはキー入力内容に基づく指
示内容の表示データを一時的に格納するメモリエリアを
形成し、CPU15の制御により格納した着信メッセー
ジの表示データを表示部27に順次転送する。
【0053】表示部27は、上記図3に示したマトリッ
クスタイプの液晶表示パネルにより構成されており、表
示バッファ26から順次入力される着信メッセージの表
示データに基づくメッセージあるいはキー入力による指
示表示データを表示する。
【0054】次に、本第1の実施の形態の動作を説明す
る。
【0055】まず、上記図4のページャー1のCPU1
5の制御動作により実行されるメッセージデータの着信
処理について図13に示すフローチャートに基づいて説
明する。
【0056】アンテナ11及びRF受信部12を介して
受信・復調された無線信号のIDコードに含まれるアド
レスデータが自己のアドレスデータと一致することがデ
コーダ部13で判別されると、一致検出信号がCPU1
5に入力される。そして、メッセージデータが存在する
ことを検出すると、CPU15は、デコーダ部13及び
RF受信部12に対し、継続して受信するように制御
し、着信処理を開始する。そして、デコーダ部13でデ
コードされるメッセージデータを取込み(ステップS
1)、そのメッセージデータ中にフリーワード開始記号
“11001100”(ダイアルデータで*2*2)が
含まれているか否かを判別する(ステップS2)。
【0057】フリーワード開始記号が含まれている場合
は、CPU15は、そのフリーワード開始記号に続くダ
イアルデータにおける偶数桁目に制御コードを含むか否
かを制御コード検出部151により判別する(ステップ
S3)。制御コードを含んでいる場合は、この制御コー
ドの直前にある4ビットのビットパターンと、この制御
コードより表示制御コードを生成し、この表示制御コー
ドに後続するビットパターンに対応するダイアルデータ
の桁数が適当か否かを判別する(ステップS4)。すな
わち、生成した表示制御コードと対応する制限桁数を表
示制御メモリ155より読み出し生成した表示制御コー
ドに後続するダイアルデータの桁数が制限桁数に対して
適当であるか否かを桁数検出部152により判別し、こ
のダイアルデータの桁数が適当であると判別した場合
は、ステップS3で生成した表示制御コードに対応する
制御内容を表示制御メモリ155内の図12に示す表示
制御テーブルから読み出し、読み出された制御内容に基
づいて取り込んだ着信メッセージを表示バッファ26に
展開する(ステップS5)。
【0058】次いで、表示バッファ26に展開した着信
メッセージの表示内容を、制御内容に従って表示部27
に表示するとともに、報知をLED21、スピーカー2
3あるいはバイブレーター25を駆動させて(ステップ
S6)、本処理を終了する。
【0059】また、ステップS4において、生成した表
示制御コードに後続するダイアルデータの桁数が適当で
ないと判別した場合は、その取り込んだ着信メッセージ
の表示を行わず(ステップS7)、本処理を終了する。
【0060】また、ステップS3において、フリーワー
ド開始記号に続いて、制御コードを含んでいないと判別
した場合は、フリーワード開始記号に続くビットパター
ンデータを上記図11に示したフリーワード変換マトリ
ックス表によりフリーワードに順次変換し、その変換し
たフリーワードを表示バッファ26に展開して表示部2
7に文字列による着信メッセージを表示するとともに、
LED21、スピーカー23あるいはバイブレーター2
5を駆動させて(ステップS8)、本処理を終了する。
【0061】さらに、ステップS2において、取り込ん
だメッセージデータにフリーワード開始記号が含まれて
いなかった場合は、その取り込んだメッセージデータを
図2に示す変換表に従って4ビットのビットパターンデ
ータから直接キャラクタージェネレーターで指定される
ダイアルナンバーを数字メッセージとして表示バッファ
26に展開して、着信メッセージを表示部27に表示す
るとともに、LED21、スピーカー23あるいはバイ
ブレーター25を駆動させて(ステップS9)、本処理
を終了する。
【0062】以上のメッセージデータの着信処理により
制御コードがメッセージデータに含まれている場合に表
示部27に表示される着信メッセージの表示例を、その
着信メッセージのデータ構成とともに以下に説明する。
【0063】まず、図12の表示制御テーブルに示した
表示制御コード“10011100”(ダイアルデータ
で9*2)に対応する制御名称“返答指定”がメッセー
ジデータで指定された場合のメッセージの表示例を図1
4に示す。なお、メッセージデータのデータの形態は、
本来は入力されたダイアルデータに対応する4ビットの
ビットパターンの羅列になるが、以降説明し易くするた
めデータ送信者6が入力したダイアルデータでメッセー
ジデータを表記するものとする。
【0064】この図14は、ページャー1が着信したメ
ッセージデータが“*2*29*2*4*402*2*
2412161328592”である場合の着信メッセ
ージの表示例である。
【0065】CPU15により、このメッセージデータ
中のフリーワード開始記号*2*2が含まれていること
が判別され、続いて4桁目に制御コード*2が存在する
ことを制御コード検出部151に検出され、*2の直前
のダイアルデータ“9”と共に表示制御コード“9*
2”が生成されることにより、図12の表示制御テーブ
ルの制御名称“返答指定”の制御内容に基づいて、指定
されたイラストが図11のフリーワード変換マトリック
ス表から読み出される。そして、表示バッファ26に展
開され、定型メッセージ開始記号*4*4及び後続する
2桁のダイアルデータ“02”の判別により、図10に
示した定型伝言テーブルから対応する伝言番号02の定
型伝言内容“電話せよ”が読み出されて、続いて表示バ
ッファ26に展開される。
【0066】そして、さらに再度フリーワード開始記号
*2*2が判別された後、ダイアルデータ“41216
1328592”が図11のフリーワード変換マトリッ
クス表によりフリーワード変換されて“たかはしより”
が続いて表示バッファ26に展開され、最後に表示制御
内容に基づく“返事をお願いします”が最後に表示バッ
ファ26に展開される。
【0067】以上の着信メッセージへの変換処理の結
果、図14に示す先頭部分Bと末尾部分Bに指定イラス
ト及び定型伝言が展開された“(ポストのイラスト)電
話せよたかはしより返事お願いします”というメッセー
ジが表示部27に表示される。
【0068】そして、この表示バッファ26に展開され
たメッセージが表示部27に表示される際には、その着
信メッセージの表示文字の桁数が表示部27の表示範囲
を越えているため、図14に示す矢印方向にメッセージ
はスクロール表示される。又、キー入力部16の解除キ
ー162が操作されることにより、メッセージスクロー
ル表示は停止し、カーソルキー163が操作されること
によりメッセージのスクロール表示は再開される。
【0069】したがって、ページャー1内のフリーワー
ドメモリ19に格納されるフリーワード変換マトリック
ス表において、イラストコード定義枠と表示制御コード
定義枠Aを拡張設定したことにより、データ送信者は従
来のフリーワード指定と同様に2桁のダイアルデータを
入力するだけで、フリーワードデータ中に簡単なイラス
トを表示するイラストコードとメッセージの表示形態を
指定する表示制御コードを含めてデータ送信することが
でき、入力操作を簡単にすることができる。
【0070】また、ページャー1内のフリーワードメモ
リ19に格納されるフリーワード変換マトリックス表に
おいて、イラストコード定義枠と表示制御コード定義枠
Aを拡張設定したことにより、上記図14に示したよう
に、メッセージデータ中に表示制御コード9*2が含ま
れている場合には、ポストのイラストの表示とともに定
型伝言が表示されるので、その表示制御コードにより、
この定型伝言とフリーワードによるメッセージの連結表
示を容易にすることができる。
【0071】次いで、CPU15により図12の表示制
御テーブルに示した表示制御コード“9*4”に対応す
る制御名称“あいさつ表示”が指定された場合の着信メ
ッセージの表示例を図15に示す。
【0072】この図15は、ページャー1に着信したメ
ッセージデータが“*2*29*41*2127151
5232449367”である場合のメッセージ表示例
である。
【0073】まず、CPU15によりこのメッセージデ
ータ中にフリーワード開始記号*2*2が含まれている
ことが判別され、続いて表示制御コード9*4により、
図12の表示制御テーブルの制御名称“あいさつ表示”
の表示制御内容が読み出される。そして、図15に示す
先頭部分Cに、このメッセージデータを着信した時間
帯、例えば、着信時間帯が“4:00〜10:00”で
ある場合、あいさつ“おはよう”が、まず、表示バッフ
ァ26に展開される。
【0074】続いて、ダイアルデータ“1*21271
515232449367”が図11のフリーワード変
換マトリックス表によりフリーワード変換されて“イラ
スト(1*2)いまなにしてる?”が、続いて表示バッ
ファ26に展開される。
【0075】以上のメッセージデータの展開処理の結
果、図15に示すように“おはよう(イラスト)いまな
にしてる?”という着信メッセージが表示部27にスク
ロール表示される。
【0076】この場合も上記図14と同様に解除キー1
62とカーソルキー163の各操作により着信メッセー
ジのスクロール表示の停止及びスクロール表示の再開を
指定することが可能である。
【0077】したがって、ページャー1内のフリーワー
ドメモリ19に格納されるフリーワード変換マトリック
ス表において、イラストコード定義枠と表示制御コード
定義枠Aを拡張設定したことにより、上記図15に示し
たように、メッセージデータ中、表示制御コードに9*
4が含まれている場合は、着信時間帯に応じてあいさつ
の表示を行うことができ、データ送信側は、あいさつに
対応するメッセーデータを送信するためのデータを入力
する手間と送信データ量を節約することができ、図15
に示すように、イラストデータ等を含ませて表現豊かな
メッセージデータを送信して、発呼先のページャーにメ
ッセージを表示させることができる。
【0078】次いで、図12の表示制御テーブルに示し
た表示制御コード“9*6”に対応する制御名称“反転
表示”が指定された場合の着信メッセージの表示例を図
16に示す。
【0079】この図16は、ページャー1が着信したメ
ッセージデータが“*2*29*6*879*2790
1”である場合の着信メッセージの表示例である。
【0080】まず、CPU15により、このメッセージ
データ中にフリーワード開始記号*2*2が含まれてい
ることが判別され、続いて表示制御コード9*6によ
り、図12の表示制御テーブルの制御名称“反転表示”
であることが判別され、続いてフリーワード終了記号*
8が判別された後、後続のダイアルデータ“79−(*
2)7901”が、表示バッファ26に展開され、制御
内容である反転表示に従って、表示部27において図1
6に下線Dで示すように、着信メッセージ“79−79
01”が反転表示される。
【0081】したがって、ページャー1内のフリーワー
ドメモリ19に格納されるフリーワード変換マトリック
ス表において、イラストコード定義枠と表示制御コード
定義枠Aを拡張設定したことにより、上記図16に示し
たように、メッセージデータ中に表示制御コードとして
9*6を含まれていた場合は、そのメッセージを反転表
示させることができ、データ送信者は重要なメッセージ
のデータ送信に反転表示を利用すれば発呼先ページャー
の使用者に、この着信メッセージの表示によって注意を
促すことができ。又、容易に着信メッセージの表現形態
を変化させることができる。
【0082】次いで、図12の表示制御テーブルに示し
た表示制御コード“9*8”に対応する制御名称“アー
ジェントメッセージ”が指定された場合の着信メッセー
ジの表示例を図17に示す。
【0083】この図17は、ページャー1が着信したメ
ッセージデータが“*2*29*0029*8○○○*
2○○○○”(( )内は任意のダイアルデータ)であ
る場合の着信メッセージ表示例である。
【0084】まず、CPU15により、このメッセージ
データ中にフリーワード開始記号*2*2が含まれてい
ることが判別され、続いて表示制御コード9*0と、ダ
イアルデータ02より制御内容“定型伝言表示”と伝言
番号02とより定型伝言内容“電話せよ”表示バッファ
26に展開される。
【0085】更に、表示制御コード9*8により、図1
2の表示制御テーブルの制御名称“アージェントメッセ
ージ”であることが判別され、続いてフリーワード終了
記号*8が判別された後、後続するダイアルデータ“○
○○−(*2)○○○○”が表示バッファ26に展開さ
れる。
【0086】そして、制御内容であるアージェントメッ
セージ(着信メッセージの表示とともにスピーカー報知
とバイブレーター駆動を交互に行う)に従って、表示部
27において図17に示すように“電話せよ○○○−○
○○○”が表示されるとともに、スピーカー23による
鳴音報知とバイブレーター25による振動報知が交互に
行われる。
【0087】したがって、ページャー1内のフリーワー
ドメモリ19に格納されるフリーワード変換マトリック
ス表において、イラストコード定義枠と表示制御コード
定義枠Aを拡張設定したことにより、上記図17に示し
たように、メッセージ中に表示制御コード9*8が含ま
れている場合には、着信メッセージの表示とともに振動
報知や鳴音報知を制御することができる。データ送信者
では従来のフリーワードデータと同様に2桁のダイアル
データを入力するだけで、容易に報知内容を指定するこ
とができる。
【0088】次いで、図12の表示制御テーブルに示し
た表示制御コード“9*0”の定型伝言表示が指定され
た場合のメッセージ表示例を図18に示す。
【0089】この図18は、ページャー1が着信したメ
ッセージデータが“*2*2412161328592
9*002”である場合の着信メッセージ表示例であ
る。
【0090】まず、CPU15により、このメッセージ
データ中にフリーワード開始記号*2*2が含まれてい
ることが判別され、ダイアルデータ“41216132
8592”が図11のフリーワード変換マトリックス表
によりフリーワード変換されて“たかはしより”が、表
示バッファ26に展開される。続いて制御コード8*0
により、図12の表示制御テーブルの制御名称“定型伝
言表示”であることが判別されると、その表示制御コー
ドに続く2桁のダイアルデータ“02”により、図10
に示した定型伝言テーブルから伝言番号02に対応する
定型伝言“電話せよ”が読み出さて、表示バッファ26
に展開される。
【0091】以上の着信メッセージへの変換処理の結
果、図18に示すように末尾部分Eに定型伝言が展開さ
れた“たかはしより電話せよ”という着信メッセージが
表示部27に表示される。
【0092】したがって、ページャー1内のフリーワー
ドメモリ19に格納されるフリーワード変換マトリック
ス表において、イラストコード定義枠と表示制御コード
定義枠Aを拡張設定したことにより、上記図18に示し
たように、メッセージデータ中に表示制御コード9*0
が含まれている場合、フリーワードに続いて定型伝言を
指定して表示することができ。したがって、データ送信
者はフリーワード終了記号(*8)と定型伝言開始記号
(*4*4)を入力する手間と、送信するダイアルデー
タの桁数を節約することができる。
【0093】次いで、図12の表示制御テーブルに示し
た表示制御コード“0*2”に対応する制御名称“アラ
ームメモ”が指定された場合の着信メッセージの表示例
を図19に示す。
【0094】この図19は、ページャー1が着信したメ
ッセージデータが“*2*25*2113141041
522250*20700”である場合の着信メッセー
ジの表示例である。
【0095】まず、CPU15により、このメッセージ
データ中にフリーワード開始記号*2*2が含まれてい
ることが判別され、続いてダイアルデータ“5*211
3141041522250”が図11のフリーワード
変換マトリックス表により“イラスト(4*2)あさだ
おきろ”にフリーワード変換される。
【0096】そして、後続する表示制御コード0*2に
より、図12の表示制御テーブルの制御名称“アラーム
メモリ”であることが判別されると、その表示制御コー
ドに続く制限桁数4桁のダイアルデータ“0700”で
指定された時刻“7:00”に、着信メッセージ“イラ
スト(4*2)あさだおきろ”が表示バッファ26に展
開され、表示部27に表示されるとともに、予め設定さ
れた鳴音種メロディで鳴音報知する。
【0097】したがって、ページャー1内のフリーワー
ドメモリ19に格納されるフリーワード変換マトリック
ス表において、イラストコード定義枠と表示制御コード
定義枠Aを拡張設定したことにより、上記図19に示し
たように、メッセージデータ中に報知制御コード0*2
が含まれる場合は、データ送信者は4桁のダイアルデー
タにより指定した時刻に着信メッセージをページャー1
に表示させることができ、指定時刻にデータ送信する必
要が有る場合に、データ信側者の操作負担を軽減するこ
とができる。
【0098】次いで、図12の表示制御テーブルに示し
た表示制御コード“0*4”に対応する制御名称“時刻
指定表示”が指定された場合の着信メッセージの表示例
を図20に示す。
【0099】この図20は、ページャー1が着信したメ
ッセージデータが“*2*20*410318*00
2”である場合の着信メッセージの表示例である。
【0100】まず、CPU15により、このメッセージ
データ中のフリーワード開始記号*2*2が含まれてい
ることが判別され、制御コード0*4により、図12の
表示制御テーブルの制御名称“時刻指定表示”であるこ
とが判別され、続いて後続の制限桁数4桁のダイアルデ
ータ“1031”が時刻指定データであると判別され
て、10時31分にという表示データが、表示バッファ
26に展開される。
【0101】続いて、制御コード9*0により、図12
の表示制御テーブルの制御名称“定型伝言表示”である
ことが判別されると、続いて2桁のダイアルデータ“0
2”により、図10に示した定型伝言テーブルから伝言
番号02に対応する定型伝言内容“電話せよ”が読み出
さて、表示バッファ26に展開される。
【0102】以上の着信メッセージへの変換処理の結
果、図20に示すように先頭部分Fに指定時刻が展開さ
れた“10時31分に電話せよ”という着信メッセージ
が表示部27に表示される。
【0103】したがって、ページャー1内のフリーワー
ドメモリ19に格納されるフリーワード変換マトリック
ス表において、イラストコード定義枠と表示制御コード
定義枠Aを拡張設定したことにより、上記図20に示し
たように、メッセージデータ中に表示制御コード0*4
を含んでいる場合は、その表示制御コード0*4に続く
4桁のダイアルデータが時刻指定データであるとして自
動的に時・分の文字が付加されて表示されるため、漢字
表示することができるとともに、データ送信者は、その
時・分を指定するダイアルデータを入力する手間とダイ
アルデータの桁数を節約することができる。
【0104】次いで、図12の表示制御テーブルに示し
た表示制御コード“0*6”に対応する制御名称“送信
者名表示”が指定された場合の着信メッセージの表示例
を図21に示す。
【0105】この図21は、ページャー1が着信したメ
ッセージデータが“*2*24*20*61111”で
ある場合の着信メッセージの表示例である。
【0106】まず、CPU15により、このメッセージ
データ中にフリーワード開始記号*2*2が含まれてい
ることが判別され、続いて2桁のダイアルデータ“4*
2”が、図11に示したフリーワード変換マトリックス
表によりフリーワード変換されて“イラスト(4*
2)”が、まず、表示バッファ26に展開される。
【0107】そして、続いて表示制御コード0*6によ
り、図12の表示制御テーブルの制御名称“送信者名表
示”であることが判別され、後続する4桁のダイアルデ
ータ“1111”と、図7に示したTELバンクメモリ
TBに格納されている電話番号データのエリアの末尾4
桁のダイアルデータとが照合され、一致する末尾4桁の
ダイアルデータに対応する氏名データが読み出され、表
示バッファ26に展開される。
【0108】以上の着信メッセージへの変換処理の結
果、図21に示すように末尾部分Gに読み出された氏名
データ(送信者氏名)が展開された“イラスト(4*
2)○○○○”という着信メッセージが表示部27に表
示され、対応するメロディーで着信報知する。
【0109】したがって、ページャー1内のフリーワー
ドメモリ19に格納されるフリーワード変換マトリック
ス表において、イラストコード定義枠と表示制御コード
定義枠Aを拡張設定したことにより、上記図21に示し
たように、メッセージデータ中に表示制御コード0*6
が含まれている場合は、その表示制御コード0*6に続
く4桁のダイアルデータによりページャー1に予め登録
されている氏名データを送信者氏名として表示すること
ができる。したがって、データ送信者は自己の氏名をダ
イアルデータで入力する手間を省略することができると
ともに、送信データ量を削減することができる。
【0110】また、表示制御コード“0*6”後に続く
4桁のダイアルデータがTELバンクTBに格納される
データの電話番号の下4桁と一致すると、対応する送信
者名の表示と共にメロディー報知するようにしたが、こ
れに限定させる必要はなく、表示制御コード“0*6”
後に続く2桁のダイアルデータと対応づけて直接鳴音情
報メモリ154内のメロディーを指定できるようにして
もよい。
【0111】次いで、図12の表示制御テーブルに示し
た制表示御コード“0*8”に対応する報知制御名称
“小文字表示”が指定された場合の着信メッセージの表
示例を図22に示す。
【0112】この図22は、ページャー1が着信したメ
ッセージデータが“*2*2969869960052
320332040*88323”である場合のメッセ
ージ表示例である。
【0113】まず、CPU15により、このメッセージ
データ中にフリーワード開始記号*2*2が含まれてい
ることが判別され、続いてダイアルデータ“96986
996005232043204”が図11のフリーワ
ード変換マトリックス表によりフリーワード変換されて
“10−13にしんじ”が、まず、表示バッファ26に
展開される。
【0114】そして、後続する表示制御コード0*8に
より、図12の表示制御テーブルの制御名称“小文字表
示”であることが判別されると、その表示制御コードに
続く2桁のダイアルデータ“83”に対応する図11の
フリーワード変換マトリックス表に設定されている
“ゆ”に対応する小文字が、続いて表示バッファ26に
展開される。
【0115】さらに、後続の2桁のダイアルデータ“2
3”が図11のフリーワード変換マトリックス表により
フリーワード変換されて大文字の“く”が、最後に表示
バッファ26に展開される。
【0116】以上の着信メッセージへの変換処理の結
果、図22に示すように下線部分Hに小文字の“ゅ”が
展開された“13−10にしんじゅく”という着信メッ
セージが表示部27に表示される。
【0117】したがって、ページャー1内のフリーワー
ドメモリ19に格納されるフリーワード変換マトリック
ス表において、イラストコード定義枠と表示制御コード
定義枠Aを拡張設定したことにより、上記図22に示し
たように、メッセージ中に表示制御コード0*8が含ま
れている場合は、その表示制御コード0*8に続く2桁
のダイアルデータにより指定されるフリーワードが小文
字表示されるため、ページャー1における着信メッセー
ジの表現形態の多様化を図ることができる。
【0118】なお、ページャー1内のフリーワードメモ
リ19に通常格納されるていない他の表示形態として、
異なるフォントによるキャラクターの表示も可能であ
る。
【0119】次いで、図12の表示制御テーブルに示し
た表示制御コード“0*0”に対応する制御名称“シー
クレットメッセージ”が指定された場合の着信メッセー
ジの表示例を図23及び図24に示す。この図23及び
図24は、ページャー1が着信したメッセージデータが
“*2*20*08*01112411285”である
場合の着信メッセージの表示例である。
【0120】まず、CPU15により、このメッセージ
データ中のフリーワード開始記号*2*2が含まれてい
ることが判別され、続いて表示制御コード“0*0”に
より、図12の表示制御テーブルの制御名称“シークレ
ットメッセージ”であることが判別される。そして、そ
の表示制御コードに続くダイアルデータ“8*0111
2411285”が図11のフリーワード変換マトリッ
クス表によりフリーワード変換されて“イラスト(8*
0)あいたいよ”が、フリーワード変換される。しかし
表示制御コード“0*0”があるので、シークレットメ
ッセージが指定され、図23に下線Iで示すように、着
信メッセージがシークレットメッセージであることを示
す“*************”が表示部27に表示
される。この時、当該メッセージデータは、RAM5内
の上記図9に示したメッセージメモリMM内に格納され
るとともに、プロテクトフラグPFがセットされる。
【0121】そして、ページャー1の使用者によりパス
ワードが入力されると、図6に示したRAM17内のパ
スワードメモリPWに予め登録格納されているバスワー
ドデータと照合され、入力されたパスワードとの一致が
確認されると、上記プロテクトフラグPFが解除され、
そのメッセージメモリMM内のメッセージデータにより
図24に示すように、先に表示バッファ26に展開され
た着信メッセージ“イラスト(8*0)あいたいよ”が
表示部27に表示される。
【0122】したがって、ページャー1内のフリーワー
ドメモリ19に格納されるフリーワード変換マトリック
ス表において、イラストコード定義枠と表示制御コード
定義枠Aを拡張設定したことにより、上記図23に示し
たように、メッセージ中に表示制御コード0*0が含ま
れている場合は、着信メッセージをシークレットメッセ
ージとすることができるとともに、ページャー1の使用
者により予め登録されたパスワードを入力されると、上
記図24に示したようにシークレットを解除して着信メ
ッセージを表示することができる。
【0123】その結果、データ送信者は、フリーワード
開始記号(*2*2)の後に2桁の表示制御コード9*
0を入力するだけでシークレットメッセージを送信する
ことができる。
【0124】(第2の実施の形態)第1の実施の形態で
は、ページャー1の制御コード検出部151は、フリー
ワードデータ(ダイアルデータ)において偶数桁目にビ
ットパターン“1011”(*0)、“1100”(*
2)、“1101”(*4)、“1110”(*6)、
“1111”(*8)を検出し、これにより、これらの
ビットパターンの直前のビットパターンとセットにして
表示制御コードを生成したが、プッシュダイアル“*”
を使用せず、10種類のテンキーで100種類以上のフ
リーワードを指定することも本発明では可能である。
【0125】以下にこの場合の実施の形態を述べる。
【0126】なお、この第2の実施の形態では、第1の
実施の形態と同じ構成部分について説明を省略する。
【0127】図25のページャー1内に設けられる回路
のブロック構成において、CPU15は、着信したメッ
セージデータの中からビットパターンの組み合わせ“1
0000000”(ダイアルデータで“80”)で指定
される制御コードを検出する制御コード検出部156
と、生成された表示制御コードに対応して制御内容を図
26に示す表示制御テーブルに格納する表示制御メモリ
157とを備える。
【0128】また、このCPU15はメッセージデータ
の着信処理において、デコーダ部13から入力されたメ
ッセージデータにフリーワード開始記号“110011
00”(ダイアルデータで“*2+2”)があることを
検出した場合制御コード検出部156によりこのメッセ
ージデータのフリーワードデータ中に制御コードとして
“10000000”が含まれていることを検出する
と、この制御コード“10000000”の直後の2桁
のダイアルデータに対応するビットパターンとこの制御
コード“10000000”より表示制御コードを生成
し、この表示制御コードに後続するビットパターンに対
応するダイアルデータの桁数が、制限桁数に対して適当
であることを判別する。そして、表示制御コードに対応
する制御内容を表示制御メモリ157内の図26に示す
表示制御テーブルより読み出す。
【0129】フリーワードメモリ28は、図27に示す
ようにフリーワード変換マトリックス表を格納するエリ
アと、表示制御コード表(Display Contr
olMatrix Diagram)を格納するメモリ
エリアとで構成される。
【0130】また、フリーワード変換マトリックス表
は、図28に示すように10行×10列で構成され、例
えばビットパターンの組み合わせとして“000100
10”(ダイアルデータで“12”)を検出するとキャ
ラクター「い」が、また、ビットパターンの組み合わせ
として“01000110”(ダイアルデータで“4
6”)を検出すればキャラクター「P」が指定される。
更に、図中のビットパターンの組み合わせ“10000
000”で指定される「DCCM」は、後述する表示制
御コードマトリックスに記憶されるイラスト、コントロ
ールキャラクター、及び制御内容の指定を意味する。
【0131】表示制御コードマトリックス表(DCC
M)は、図29で示されるように6行×10列で構成さ
れ、例えばビットパターンの組み合わせとして“100
0000000100001”(4桁のダイアルデータ
で“8021”)を検出するとイラスト(8021)
が、また、ビットパターンの組み合わせとして“100
0000000010111”(4桁のダイアルデータ
“8017”)を検出すれば「DCC7」、すなわち、
図26の表示制御テーブルの制御名称“時刻指定表示”
が指定される。
【0132】上記のような構成において、例えば、ペー
ジャー1がメッセージデータとしてデータ送信者6が入
力したダイアルデータ“*2*28036801711
11”に対応するビットパターン列を着信した場合、C
PU15により、このメッセージデータ中にフリーワー
ド開始信号“11001100”が含まれていることが
判別され、続いて、“100000000001011
1”(4桁のダイアルデータ“8017”)が表示制御
コードとして生成され、図29に示した表示制御マトリ
ックス表によりフリーワード変換されて“イラスト(8
036)”が表示バッファに展開される。
【0133】そして、続いて、“1000000000
010111”(ダイアルデータ“8017”)が制御
表示コードと判別され、図29に示した表示制御マトリ
ックス表により、制御名称“送信者名表示”と判別さ
れ、後続のビットパターン列より復元された4桁のダイ
アルデータ“1111”と、図7に示したTELバンク
メモリTBに格納されている電話番号データのエリアの
末尾4桁のダイアルデータとが照合され、一致する末尾
4桁のダイアルデータに対応する氏名データ読み出され
て表示バッファ26に展開される。
【0134】すなわち、このメッセージデータによる着
信メッセージの表示例は図21に示すものである。
【0135】なお、上記第2の実施の形態の表示制御テ
ーブルは、一例であり、ページングシステムを利用する
データ送信者及びサービスセンター4間の取り決め次第
で種々に変更可能であることは勿論である。
【0136】また、上記第2の実施の形態にあっては、
ニューメリックページャー(NP)に本発明を適用した
が、キャラクターを表示できる通信端末(例えば、デー
タ受信機能を備えたPDAや、メッセージ表示機能を備
えた携帯電話)でも本発明は適用できる。
【0137】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、データ列
を受信し、この受信されたデータ列に基づいてメッセー
ジを表示するデータ受信機において、ビットパターンの
所定の組み合わせと対応して読み出されるキャラクター
データを複数記憶しており、受信されたデータ列から順
次ビットパターンを組み合わせて対応するキャラクター
データを読み出しメッセージを生成すると共に、このデ
ータ列より所定の組み合わせ以外のビットパターンの組
み合わせを検出すると、この生成されたメッセージの表
示を制御する。
【0138】したがって、データ受信機において、キャ
ラクターデータを指定する所定のビットパターンの組み
合わせ以外のビットパターンの組み合わせを検出した場
合には、例えば、その着信メッセージ中のキャラクタデ
ータを反転表示させるように制御することができ、デー
タ送信者が重要なメッセージの送信等にこれを利用すれ
ば発呼者に注意を促すことができる。故に容易に受信メ
ッセージの表現形態を多様に変化させることができる。
【0139】また、上記のビットパターンの組み合わせ
により制御内容として、例えば、そのビットパターンに
続いて定型伝言を指定するダイアルデータのビットパタ
ーンを受信することにより、着信メッセージ中に定型伝
言を表示することができるので、データ送信者は、定型
伝言開始記号を入力する手間を省くことができ、送信デ
ータ量を節約することができる。
【0140】また、上記のビットパターンの組み合わせ
により制御内容として、例えは、そのビットパターンの
組み合わせに続く4桁のダイアルデータに対応するビッ
トパターン列で着信メッセージを表示する時刻を指定す
ることにより、その指定時刻に着信メッセージを表示す
ることができ、データ送信者が指定時刻に発呼先に要件
を伝える必要が有る場合に、データ送信者のスケジュー
ル上の負担を軽減することができるとともに、メッセー
ジ受信機においても指定時刻表示機能を容易に実現する
ことができる。
【0141】また、上記ビットパターンの組み合わせに
より制御内容として、例えば、そのビットパターンの組
み合わせに続く4桁のダイアルデータに対応するビット
パターン列が着信メッセージ中に表示される時刻指示デ
ータであるとすることにより、その時刻指定データに
“時”と“分”とを付加させて表示することができる。
したがって、送信者は、“時”と“分”とを指定するデ
ータを入力する手間を省き、送信データ量を節約するこ
とができる。
【0142】また、上記のビットパターンの組み合わせ
により制御内容として、例えは、そのビットパターンの
組み合わせに続いて4桁のダイアルデータに対応するビ
ットパターン列を受信することにより、データ受信機に
予め登録されているデータ送信者氏名を表示することが
できる。したがって、データ送信者は自己の氏名を入力
する手間を省略することができるとともに、送信データ
量を削減することができる。
【0143】また、上記のビットパターンの組み合わせ
により制御内容として、例えは、そのビットパターンの
組み合わせに続く2桁のダイアルデータに対応するビッ
トパターン列を受信することにより指定したキャラクタ
ーを小文字で表示させることができ、データ受信機にお
ける着信メッセージの表現形態の多様化を図ることがで
きる。
【0144】さらに、上記のビットパターンの組み合わ
せにより制御内容として、例えは、着信メッセージ内容
を非表示とするシークレット表示を容易に実現すること
ができるとともに、予め登録されたパスワードが入力さ
れることにより、着信メッセージ内容を表示させること
ができる。したがって、データ受信機においてシークレ
ットメッセージ機能を容易に実現することができる。
【0145】さらにまた、上記のビットパターンの組み
合わせにより制御内容として、例えば、着信メッセージ
の表示とともに着信報知の内容を制御することができ、
データ送信者はダイアルデータを入力するだけで、容易
に報知内容を制御することができ、又、データ受信機は
着信メッセージ表示中の報知形態の多様化を容易に実現
することができる。
【0146】さらにまた、上記のビットパターンの組み
合わせにより制御内容として、例えば、そのビットパタ
ーンの組み合わせに続いて4桁のダイアルデータに対応
するビットパターン列を受信することにより指定したイ
ラストを表示させることができ、データ受信機における
着信メッセージの表現形態の多様化を図ることができ
る。
【0147】また、請求項10記載の発明によれば、デ
ータ列を受信し、検出手段がこの受信されたデータ列か
ら所定のビットパターンの組み合わせを検出すると、制
御手段が前記報知手段を駆動させるよう制御する。
【0148】したがって、データ受信機において、キャ
ラクターデータを指定する所定のビットパターンの組み
合わせ以外のビットパターンの組み合わせを検出した場
合には、特定の報知形態、例えば、メロディ報知を出力
させるように制御することができ、データ送信者が特別
なメッセージの送信等にこれを利用すれば表現力豊かな
メッセージを発呼者に送信することができる。故に容易
に受信メッセージの表現形態を多様に変化させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した無線ページングシステムの概
略構成を示す図。
【図2】図1の通信サービスセンター4に格納される変
換テーブルを示す図。
【図3】図1のページャー1の外観を示す図。
【図4】図3のページャー1内に設けられる回路のブロ
ック構成を示す図。
【図5】図4のRAM17内のメモリ構成を示す図。
【図6】図5のRAM17内のパスワードメモリPWの
メモリ構成を示す図。
【図7】図5のRAM17内のTELバンクメモリTB
のメモリ構成を示す図。
【図8】図5のRAM17内のアラームメモリAMのメ
モリ構成を示す図。
【図9】図5のRAM17内のメッセージメモリMMの
メモリ構成を示す図。
【図10】図4のROM18内に格納される定型伝言テ
ーブルの内容を示す図。
【図11】図4のフリーワードメモリ19に格納される
フリーワード変換マトリックス表を示す図。
【図12】図4の表示制御メモリ155に格納される表
示制御テーブルを示す図。
【図13】図4のページャー1により実行されるメッセ
ージ着信処理のフローチャート。
【図14】図12の表示制御コード“1001110
0”(ダイアルデータで“9*2”)の返答指定が指定
された場合の着信メッセージの表示例を示す図。
【図15】図12の表示制御コード“1001110
1”(ダイアルデータで“9*4”)のあいさつ表示が
指定された場合の着信メッセージの表示例を示す図。
【図16】図12の表示制御コード“1001111
0”(ダイアルデータで“9*6”)の反転表示が指定
された場合の着信メッセージの表示例を示す図。
【図17】図12の表示制御コード“1001111
1”(ダイアルデータで“9*8”)のアージェントメ
ッセージが指定された場合の着信メッセージの表示例を
示す図。
【図18】図12の表示制御コード“1001101
1”(ダイアルデータで“9*0”)の定型伝言表示が
指定された場合の着信メッセージの表示例を示す図。
【図19】図12の表示制御コード“0000110
0”(ダイアルデータで“0*2”)のアラームメモが
指定された場合の着信メッセージの表示例を示す図。
【図20】図12の表示制御コード“0000110
1”(ダイアルデータで“0*4”)の時刻指定表示が
指定された場合の着信メッセージの表示例を示す図。
【図21】図12の表示制御コード“0000111
0”(ダイアルデータで“0*6”)の送信者名表示が
指定された場合の着信メッセージの表示例を示す図。
【図22】図12の表示制御コード“0000111
1”(ダイアルデータで“0*8”)の小文字表示が指
定された場合の着信メッセージの表示例を示す図。
【図23】図12の表示制御コード“0000101
1”(ダイアルデータで“0*0”)のシークレットメ
ッセージが指定された場合の着信メッセージの表示例を
示す図。
【図24】図23におけるパスワード入力によりシーク
レットを解除して着信メッセージを表示した状態を示す
図。
【図25】図3のページャー1内に設けられる第2の実
施の形態の回路のブロック構成を示す図。
【図26】図25の表示制御メモリ157に格納される
表示制御テーブルを示す図。
【図27】図25のフリーワードメモリ28に格納され
るフリーワード変換マトリックス表、及び表示制御コー
ドマトリックス表の格納領域を示す図。
【図28】図25のフリーワードメモリ28に格納され
るフリーワード変換マトリックス表を示す図。
【図29】図25のフリーワードメモリ28に格納され
る表示制御コードマトリックス表(DCCM)を示す
図。
【図30】RCR STD−43標準規格のフリーワー
ド変換表を示す図。
【符号の説明】
1 ページャー 2 プッシュホン 3 公衆回線網 4 ページングセンター 5 送信基地局 11 アンテナ 12 RF受信部 13 デコーダ部 14 ID−ROM 15 CPU 151 制御コード検出部 152 桁数検出部 153 内部クロック 154 鳴音情報メモリ 155 表示制御メモリ 16 キー入力部 161 メインスイッチ 162 解除キー 163 カーソルキー 164 メモリキー 17 RAM 18 ROM 19 フリーワードメモリ 20 LEDドライバ 21 LED 22 スピーカードライバ 23 スピーカー 24 バイブレータードライバ 25 バイブレーター 26 表示バッファ 27 表示部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ列を受信し、この受信されたデータ
    列に基づいてメッセージを表示する表示手段を備えたデ
    ータ受信機において、 ビットパターンの所定の組み合わせと対応して読み出さ
    れるキャラクターデータを複数記憶する記憶手段と、 前記受信されたデータ列から順次ビットパターンの組み
    合わせを読み出し、このビットパターンの所定の組み合
    わせに基づき前記記憶手段より対応するキャラクターデ
    ータを読み出してメッセージを生成すると共に、前記デ
    ータ列より前記所定の組み合わせ以外のビットパターン
    の組み合わせを検出すると、前記生成されたメッセージ
    の前記表示手段への表示を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とするデータ受信機。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記生成されたメッセー
    ジを反転表示するよう制御することを特徴とする請求項
    1記載のデータ受信機。
  3. 【請求項3】伝言番号と対応して、定型メッセージを複
    数記憶する定型メッセージ記憶手段を更に備え、 前記制御手段は、前記所定の組み合わせ以外のビットパ
    ターンの組み合わせに続いて前記伝言番号を検出した場
    合は、前記定型メッセージ記憶手段より対応する定型メ
    ッセージを読み出して、前記生成されたメッセージと共
    に前記表示手段に表示するように制御することを特徴と
    する請求項1記載のデータ受信機。
  4. 【請求項4】前記所定の組み合わせ以外のビットパター
    ンの組み合わせと対応して、イラストを複数記憶するイ
    ラスト記憶手段を更に備え、 前記制御手段は、前記所定の組み合わせ以外のビットパ
    ターンの組み合わせを検出した場合は、前記イラスト記
    憶手段より対応するイラストを読み出して、前記生成さ
    れたメッセージと共に前記表示手段に表示するように制
    御することを特徴とする請求項1記載のデータ受信機。
  5. 【請求項5】現在時刻を計時する計時手段と、データ列
    を受信した時刻と対応して時刻メッセージを複数記憶す
    る時刻メッセージ記憶手段とを更に備え、 前記制御手段は、前記所定の組み合わせ以外のビットパ
    ターンの組み合わせを検出した場合は、前記データ列を
    受信した時刻を前記計時手段により計時し、この受信時
    刻に対応する時刻メッセージを前記時刻メッセージ記憶
    手段より読み出して、前記生成されたメッセージと共に
    前記表示手段に表示するように制御することを特徴とす
    る請求項1記載のデータ受信機。
  6. 【請求項6】現在時刻を計時する計時手段を更に備え、 前記制御手段は、前記所定の組み合わせ以外のビットパ
    ターンの組み合わせを検出した場合は、この時刻情報と
    前記計時手段により計時される現在時刻とが一致したと
    きに前記生成されたメッセージを前記表示手段に表示す
    るように制御することを特徴とする請求項1記載のデー
    タ受信機。
  7. 【請求項7】送信者名と、この送信者を識別する識別番
    号とを対応付けて記憶する送信者名記憶手段を更に備
    え、 前記制御手段は、前記所定の組み合わせ以外のビットパ
    ターンの組み合わせに続いて識別番号を検出した場合
    は、この識別番号と対応付けて記憶される送信者名を前
    記送信者名記憶手段より読み出し、前記生成されたメッ
    セージを前記表示手段に表示するように制御することを
    特徴とする請求項1記載のデータ受信機。
  8. 【請求項8】パスワードを記憶する手段と、パスワード
    を入力する手段と、メッセージを記憶するメッセージ記
    憶手段と、を更に備え、 前記制御手段は、前記所定の組み合わせ以外のビットパ
    ターンの組み合わせを検出した場合は、前記生成された
    メッセージを前記メッセージ記憶手段に記憶させると共
    に前記表示手段に定型的な内容を表示させ、前記入力手
    段により入力されたパスワードと、記憶されたパスワー
    ドが一致した場合、前記メッセージ記憶手段に記憶され
    ていたメッセージを前記表示手段に表示するように制御
    することを特徴とする請求項1記載のデータ受信機。
  9. 【請求項9】報知手段を更に備え、前記制御手段は、前
    記所定の組み合わせ以外のビットパターンの組み合わせ
    を検出した場合は、前記生成されたメッセージを前記表
    示手段に表示すると共に、前記報知手段を駆動させるこ
    とを特徴とする請求項1記載のデータ受信機。
  10. 【請求項10】データ列を受信し、この受信されたデー
    タ列に基づいてメッセージを表示する表示手段を備えた
    データ受信機において、報知手段と、 前記受信されたデータ列から所定のビットパターンの組
    み合わせを検出する検出手段と、 この検出手段により、前記データ列より前記所定のビッ
    トパターンの組み合わせを検出すると前記報知手段を駆
    動させるよう制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とするデータ受信機。
JP8298928A 1995-11-10 1996-11-11 データ受信機 Abandoned JPH09191261A (ja)

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JP31745095 1995-11-10
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6445396B1 (en) 1998-02-23 2002-09-03 Nec Corporation Communication apparatus capable of controlling the display format of a fixed sentence

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6445396B1 (en) 1998-02-23 2002-09-03 Nec Corporation Communication apparatus capable of controlling the display format of a fixed sentence

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