JPH11186734A - メタルコア多層シールド板の製造方法 - Google Patents

メタルコア多層シールド板の製造方法

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JPH11186734A
JPH11186734A JP9356994A JP35699497A JPH11186734A JP H11186734 A JPH11186734 A JP H11186734A JP 9356994 A JP9356994 A JP 9356994A JP 35699497 A JP35699497 A JP 35699497A JP H11186734 A JPH11186734 A JP H11186734A
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metal core
shield plate
layer
metal
manufacturing
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JP9356994A
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Mitsutoshi Sano
光俊 佐野
Kaname Iwasaki
要 岩崎
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Mitsubishi Plastics Inc
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Mitsubishi Plastics Inc
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  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Insulated Metal Substrates For Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の2枚のメタルコアを用いたメタルコア
多層シールド板の製造工程は7つの工程からなるが、工
程が複雑過ぎ、また製造工程に時間がかかり過ぎるため
作業効率が悪いという問題点がある。 【解決手段】 製造工程が、1)メタルコア多層シール
ド板1枚当たり2枚のメタルコアを得る、2)位置決め
手段によって、両面銅張積層板に任意に回路加工してな
るN(正の整数)枚の両面回路付き内層板の両最外面を
含めて[N+1]層の絶縁層を前記内層板と交互に重ね
て配したものの両外面に前記メタルコアを1枚づつ配し
て位置決めしてなる第一次仕組み体を準備する、3)第
一次仕組み体の両最外層である2枚のメタルコアのそれ
ぞれの外面に絶縁層を介して銅箔を重ねた第二次仕組み
体を準備する、4)第二次仕組み体を加熱加圧して[4
+(N−1)×2]層のメタルコア多層シールド板を積
層一体化成形する、の4つの製造工程からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パソコン等の電源
部に使用される高密度実装用かつ高放熱性能用途の2枚
のメタルコアを用いた最外面が銅張シールドされたメタ
ルコア多層シールド板の製造方法に関する。本メタルコ
ア多層シールド板はメタルコア多層プリント回路板の原
板である。
【0002】
【従来の技術】図3は2枚のメタルコアを用いた従来の
メタルコア6層シールド板の製造方法を示す工程図であ
る。以下、図3(イ)〜(ト)の工程順に説明する。こ
こで全工程を通じた1サイクルにおいて、50枚程度の
メタルコア6層シールド板が製造されるのが一般的であ
るが、以下理解を容易にするためにメタルコア6層シー
ルド板1枚分のみ、及びこれに対応するメタルコア2枚
のみをを例示して説明する。
【0003】図3(イ):6層シールド板1枚当たり、
2枚のアルミニウム板に貫通穴11Aを形成するととも
に外面に配される絶縁材との密着性を高めるためにアル
ミニウム板の表面12Aにブラスト処理及び電解エッチ
ングを行なった後、シランカップリング処理を施して2
枚のアルミコア10Aを得る。
【0004】図3(ロ):前記アルミコア10Aの両面
にエポキシ樹脂をガラス布に含浸させたプリプレグから
なる絶縁層21Aを介して銅箔22Aを重ね、2つの前
段階仕組み体20Aを得る。
【0005】図3(ハ):プレス機(図示せず)を用い
て、前段階仕組み品20Aに1回目の加熱加圧を行な
い、アルミコア10Aの貫通穴11Aにも絶縁層21A
を充填しながら積層一体化成形を行ない、2枚のアルミ
コア両面銅張積層板30Aを得る。
【0006】図3(ニ):前記アルミコア両面銅張積層
板30A(図3(ハ))のアルミコア10Aに予め形成
された位置合わせガイド用穴と同一の位置にガイド穴4
2Aを貫通形成し、次に後工程で外面に配される絶縁材
との密着性を高めるために、アルミコア両面銅張積層板
30Aの銅箔22A(図3(ハ))を塩化第二鉄液によ
りエッチングして除去し2枚のアルミコア絶縁板40A
を形成する。
【0007】図3(ホ):位置決めピン54Aを用い
て、2枚のアルミコア絶縁板40Aが最外層となるよう
に、2枚のアルミコア絶縁板40Aの間に2枚の両面回
路付き内層板3層の絶縁層を交互に重ねた交互仕組み体
552Aを間挿して位置決めした中段階仕組み体50A
を準備する。両面回路付き内層板521A,522Aは
両面銅張積層板(図示せず)に任意の回路531A,5
32Aを加工したものである。
【0008】また図示していないが、上記メタルコア6
層シールド板用の中段階仕組み体50Aではなくて、2
枚のメタルコアを用いたメタルコア4層シールド板用の
中段階仕組み体を準備したい場合は、上記位置決めピン
54Aより若干短めの位置決めピンを用いて、上記図3
(ホ)の交互仕組み体552Aの内から例えば内層板5
21A´とこれ隣接する絶縁層21A´との組み合わせ
体551Aを削除し、両面回路付き内層板522Aを1
枚と絶縁層21A´を2層残したものとすればよい。
【0009】また図示していないが、上記メタルコア6
層シールド板用の中段階仕組み体50Aではなくて、2
枚のメタルコアを用いた8層以上のメタルコア多層シー
ルド板用の中段階仕組み体を準備したい場合は、上記位
置決めピン54Aより長めの位置決めピンを用いて、図
3(ホ)の交互仕組み体552Aに、追加用の別の内層
板とこの一方の面に隣接させた絶縁層との組み合わせ体
を1組または複数組追加して重ねて位置決めした8層以
上用の交互仕組み体をを準備すればよい。前記追加用の
組み合わせ体1組当たり2層づつ増層できる。8層用の
交互仕組み体は内層板が3枚で絶縁層は4層である。。
【0010】図3(ヘ):中段階仕組み体50Aの両外
面に、更に絶縁層21A´を介して銅箔61Aを重ねて
後段階仕組み体60Aを準備する。
【0011】後段階仕組み体60Aの各絶縁層21A´
及び内層板521A´,522Aの絶縁層はいずれもエ
ポキシ樹脂をガラス布に含浸させたプリプレグからな
り、必要に応じてマイカやアルミナなどの無機フィラー
を配合する。
【0012】図3(ト):プレス機(図示せず)を用い
て、後段階の仕組み体60Aに加熱加圧(2回目)して
積層一体化成形を行ない、アルミコア2枚使いのアルミ
コア6層シールド板70Aを得る。
【0013】アルミコア6層シールド板70Aは、2枚
のアルミコア絶縁板40Aの内側に交互仕組み体552
Aの一体化層72Aを挟みこみ、2枚のアルミコア絶縁
板40Aの外側に絶縁層21A´を介して銅箔61Aが
積層一体化されている。
【0014】以上説明した従来のアルミコア6層シール
ド板70Aにおける図3(イ)〜(ト)の1サイクルの
所用時間は全体で約10数時間であり、このうち前記図
3(ロ)〜(ニ)の工程の占める時間は上記全体の所用
時間の約半分である。尚、その他のアルミコア多層シー
ルド板の1サイクルの所用時間および図3(ロ)〜
(ニ)相当の工程の占める時間は前記6層シールド板7
0Aの場合とほぼ同様である。
【0015】図示していないが、2枚のアルミコアを用
いた従来のアルミコア多層シールド板の製造方法とし
て、以上述べたアルミコア絶縁版と内層板と絶縁層とを
組み合わせる方法の他に、2枚で4層分が確保できるア
ルミコア両面印刷回路板と内層板と絶縁層との組み合わ
せによる方法もあるが、実施例との比較を容易にするた
めに後者の詳細説明は省略した。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来のメタルコア多層
シールド板は以上説明した工程に従って製造されている
が、工程の流れを見ると仕組み体を準備する工程が前、
中、後と3回あり、更にプレス機加熱加圧工程が2回あ
るなど工程が複雑過ぎ、また工程の作業時間がかかり過
ぎ、これらの不具合によってメタルコア多層シールド板
の製造所用時間の短縮ができず作業効率が悪いという問
題点と、前記図3(ハ)の工程で積層した銅箔22Aを
前記図3(ニ)の工程で除去するなどの理由で高価とな
るなどの問題点がある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点に鑑
みなされたものであって、請求項1の発明のメタルコア
多層シールド板の製造方法は、2枚のメタルコアを用い
たメタルコア多層シールド板の製造方法であって、
(1)金属板に貫通穴を形成するとともに表面処理を行
なってメタルコアを得る工程と、(2)位置決め手段に
よって、両面銅張積層板に任意に回路加工してなるN
(正の整数)枚の両面回路付き内層板の両最外面を含め
て[N+1]層の絶縁層を前記内層板と交互に重ねて配
したものの両外面に前記メタルコアを1枚づつ配して位
置決めしてなる第一次仕組み体を準備する工程と、
(3)前記第一次仕組み体の2枚のメタルコアのそれぞ
れの最外面に絶縁層を介して銅箔を配した第二次仕組み
体を準備する工程と、(4)前記第二次仕組み体を加熱
加圧して[4+(N−1)×2]層のメタルコア多層シ
ールド板を積層一体化成形する工程と、からなることを
特徴とする。そして本発明の製造方法によれば、従来の
製造方法における工程のかなりの分を省略でき、製造時
間を短縮することができる。
【0018】請求項2の発明は、請求項1の発明の、N
(正の整数)の値が1〜24であること、即ち4層〜5
0層のメタルコア多層シールド板であることを特徴とす
る。
【0019】請求項3の発明は請求項1または2のいず
れかの発明のメタルコアの材質がアルミニウム、アルミ
ニウム合金、銅または銅合金のうちのいずれかであるこ
とを特徴とする。
【0020】請求項4の発明は請求項1〜3のうちのい
ずれかの発明の絶縁層がエポキシ樹脂、ポリイミド樹脂
または変成ポリイミド樹脂のうちのいずれかの樹脂をガ
ラス布に含浸させたプリプレグであるとともに、全ての
絶縁層の樹脂を同一としたことを特徴とする。
【0021】請求項5の発明は請求項1〜4のうちのい
ずれかの発明の絶縁層のうち、メタルコアに隣接する絶
縁層に無機フィラーが配合されていることを特徴とす
る。
【0022】請求項6の発明は請求項1〜4のうちのい
ずれかの発明の全ての絶縁層に無機フィラーが配合され
ていることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】図1と図2を用いて本発明の実施
例を詳細に説明する。図1は本発明の第一の実施例であ
るメタルコア4層シールド板の製造方法を示す工程図で
あり、図2は同じく本発明の第二の実施例であるメタル
コア6層シールド板の製造方法を示す工程図である。
【0024】先ず、本発明の第一の実施例を、図1
(イ)〜(ニ)の工程順に詳細に説明する。ここで全工
程を通じた1サイクルにおいて、50枚程度のメタルコ
ア6層シールド板がまとめて製造されるのが一般的であ
るが、以下理解を容易にするために、メタルコア4層シ
ールド板1枚分のみ、及びこれに対応するメタルコア2
枚のみを例示して説明する。
【0025】図1(イ):厚さ0.5mmのアルミニウ
ム板に−0.03%補正を掛けて貫通穴11を形成し、
外面に配される絶縁材との密着性を高めるためにアルミ
ニウム板の表面12にブラスト処理及び電解エッチング
を行なった後、シランカップリング処理を施してメタル
コア4層シールド板1枚当たり2枚のアルミコア10を
得た。コアの材質としては本実施例のアルミニウム以外
に、アルミニウム合金、銅または銅合金のうちのいずれ
かを使用でき、またコアの厚さは後述するプレス工程時
に、絶縁材の貫通穴11への充填の容易さを考慮して
0.2〜1.2mmの範囲で適当に選択できる。
【0026】図1(ロ):位置決めピン54を用いて、
2枚のメタルコア10の間に、両面銅張積層板に任意に
回路加工してなる1枚の両面回路付き内層板52と前記
内層板52の両外面に設けた2層の絶縁層21とからな
る交互仕組み体55を配して位置決めしたメタルコア4
層シールド板用の第一次仕組み体50を準備する。
【0027】アルミコア10に隣接した絶縁層21はエ
ポキシ樹脂にマイカやアルミナなどの無機フィラーを配
合したものをガラス布に含浸させたプリプレグである。
無機フィラーを配合する理由はアルミコアの近傍の絶縁
層における後工程のドリル加工性、即ちスルーホール安
定性を高めるためである。
【0028】本実施例における絶縁層21にはあるもア
ルミコア10の直近の厚さ0.06mmのものとこれに
重ねて厚さ0.1mmとものとの2枚を使用している
が、これは後述するプレス工程時に主に直近の厚さ0.
06mmのものをアルミコア10の貫通穴11に流入し
易くするためである。また絶縁層21は本実施例に限定
されるものではなく、厚さ0.06mm,0.1mmま
たは0.15mm等のものを単体で用いるか、異種厚さ
のもの2〜3枚で一組のものを複数組組み合わせて用い
るかまたは同一厚さのもの2〜3枚組み合わせたものの
内、いずれかを使用できる。
【0029】絶縁層21は樹脂量が55〜75重量%の
ものであり、好ましくは60重量%近傍のものである。
【0030】両面回路付き内層板は、厚さ0.1mm、
銅箔厚さ0.035mmのガラスエポキシ樹脂両面銅張
板(図示せず)の前記アルミコア10の位置合わせ用ガ
イド穴に対応する同一箇所に位置合わせ用ガイド穴を貫
通形成した後、+0.06%補正を掛けて両面の銅箔に
任意に配線回路53の加工を行ない、かつその表面を絶
縁材との密着性を高めるために黒色酸化処理して作製さ
れる。両面銅張積層板は本実施例の厚さに限られるもの
ではなく厚さ0.1〜0.5mm、銅箔厚さ0.018
〜0.105mmの範囲のものを使用できる。またガラ
スエポキシ樹脂両面銅張板の絶縁層に無機フィラーを含
ないものを使用したが、これに限らず無機フィラーを含
むものであってもよい。
【0031】以上述べた絶縁層21及び両面回路付き内
層板52の樹脂の種類は本実施例のエポキシ樹脂に限ら
ず、耐熱性の向上が必要な場合などにポリイミド樹脂ま
たは変成ポリイミド樹脂のうちのいずれかを使用できる
が、成形性や耐熱効果面からみて絶縁層21と両面回路
付き内層板52の絶縁材の樹脂の種類を同一としてい
る。
【0032】図1(ハ):第一次仕組み体50の両最外
層を為す2枚のアルミコア10の外面に、更に絶縁層2
1を介して厚さ0.035mmの銅箔62を重ねた4層
シールド板用の第二次仕組み体60を準備する。ここで
絶縁層21については図1(ロ)の交互仕組み体55の
内の絶縁層21と同一のものであり詳細説明は省略す
る。
【0033】図1(ニ):真空プレス方式のプレス機
(図示せず)を用いて、第二次仕組み体60に加熱加圧
による積層一体化成形を行ない、アルミコア4層シール
ド板70を得る。ここで、プレス加熱加圧条件は、[炉
内真空度=10torr]×[温度=200℃]×[圧
力=50kg/cm2 ]×[加熱加圧時間=80分]で
あった。プレス加熱加圧条件は本実施例に限定されるも
のではなく、炉内真空度は100torr以下の範囲、
温度は160〜250℃の範囲、圧力は10〜100k
g/cm2 の範囲および加熱加圧時間は30〜180分
の範囲の中から好ましい条件を選択することができる。
この工程で得られるアルミコア4層シールド板70は厚
さ1.0〜6.0mm範囲にあり、銅箔の厚さは0.0
18〜0.105mmの範囲である。
【0034】次に本発明の第二の実施例を、図2(イ)
〜(ニ)の工程順に詳細に説明する。本説明では主に、
前記した本発明の第一の実施例である図1(イ)〜
(ニ)の内容と異なる点を説明する。ここで全工程を通
じた1サイクルにおいて50枚程度のメタルコア6層シ
ールド板が製造されるのが一般的であるが、以下理解を
容易にするためにメタルコア6層シールド板1枚分の
み、及びこれに対応するメタルコア2枚のみを例示して
説明する。
【0035】図2(イ):メタルコア6層シールド板1
枚当たり2枚のアルミコア10を得る。この詳細は前述
した図1(イ)の工程と全く同じである。
【0036】図2(ロ):6層シールド板用の第一次仕
組み体50´を準備する。第一次仕組み体50´は前述
した図1(ロ)の第一次仕組み体50とほぼ同じである
が、図1(ロ)と比較して異なる点は、第一次仕組み体
50に2層を増層する必要があるから、第1に位置決め
ピン54´は図1(ロ)の位置決めピン54よりも若干
長めとし、第2に図1(ロ)の交互仕組み体55に、図
2(ロ)のように例えば1枚の両面回路付き内層板52
´とこの片側の絶縁層21´とを組み合わせた組み合わ
せ体55´を追加挿入し、更に第3に絶縁層21´はメ
タルコアに隣接していないので、無機フィラーを含ない
厚さ0.1mmのエポキシ樹脂をガラス布に含浸させた
プリプレグを使用した点である。しかし、これに限らず
絶縁層21´は絶縁層21´は無機フィラー含むもので
あってもよい。
【0037】アルミコアに隣接していない上記絶縁層2
1´は樹脂量が40〜60重量%のものであり、好まし
くは50重量%近傍のものである。
【0038】図2(ハ):前記6層シールド板用の第一
次仕組み体50´の外面に絶縁層21を介して銅箔61
配した6層シールド板用の第二次仕組み体60´を準備
する。図2(ハ)が図1(ハ)に比べて異なる点は、前
記図2(ロ)で説明した差異点と同じである。更に絶縁
層21は図2(ロ)で説明したメタルコアに隣接した絶
縁層21と同じである。
【0039】図2(ニ):6層シールド板用の第二次仕
組み体60´に加熱加圧による積層一体化成形を行ない
アルミコア6層シールド板70を得る。図2(ニ)が図
1(ニ)に比べて異なる点は、前述の図2(ロ)で説明
した差異点がのまま反映されている。また、プレス加熱
加圧条件は図1(ニ)で説明した条件範囲の中から好ま
しい条件を選択した。
【0040】以上をまとめると、位置決め手段によっ
て、両面銅張積層板に任意に回路加工してなるN(正の
整数)枚の両面回路付き内層板の両最外面を含めて[N
+1]層の絶縁層を前記内層板と交互に重ねて配したも
のの両外面に前記メタルコアを2枚配して位置決めして
なる第一次仕組み体の2枚のメタルコアのそれぞれの外
面に絶縁層を介して銅箔を重ねた第二次仕組み体をを加
熱加圧して[4+(N−1)×2]層のメタルコア多層
シールド板を積層成形できる。図1に示した第一の実施
例は両面回路付き内層板の枚数N=1であり上記計算式
より得られる製品はメタルコア4層シールド板である。
また図2に示した第二の実施例は両面回路付き内層板の
枚数N=2であり得られる製品はメタルコア6層シール
ド板である。以上のように、両面回路付き内層板の枚数
Nを増加していけば、増加1枚当たり2層づつ増層でき
る。
【0041】そして本発明のアルミコア多層シールド板
の製造方法によれば、図3に示した従来の製造工程か
ら、図3(ロ)の前段階仕組み品20Aを得る工程と、
図3(ハ)のアルミコア両面銅張積層板30Aを得る工
程と、図3(ニ)のアルミコア絶縁板40Aを形成する
工程と、の3工程を省略できる。従来例の製造工程の説
明で述べたように本発明で省略できる上記図3(ロ)〜
(ニ)の工程は従来の全体の工程所用時間の約半分であ
ったから、本発明により従来に比べて約50%の工程所
用時間の短縮が計れるようになる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のメタルコ
ア多層シールド板の製造方法では、従来の製造方法の工
程を3工程程度省略できるので、工程が簡素化され、ま
た工程の作業時間が約50%程度短縮されるので、作業
効率が良くなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第一の実施例であるメタルコア
4層シールド板の製造方法を示す工程図である。
【図2】図2は同じく第二の実施例であるメタルコア6
層シールド板の製造方法を示す工程図である。
【図3】図3は従来のメタルコア6層シールド板の製造
方法を示す工程図である。
【符号の説明】
10 アルミコア、 11 貫通穴 21,21´ 絶縁層、 50,50´ 第一次仕組み体、 52,52´ 両面回路付き内層板、 53,53a 回路 54,54´ 位置決めピン、 55,55´ 組み合わせ体 60,60´ 第二次仕組み体、 61 銅箔, 70 アルミコア4層シールド板, 70´ アルミコア6層シールド板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2枚のメタルコアを用いたメタルコア多層
    シールド板の製造方法であって、(1)金属板に貫通穴
    を形成するとともに表面処理を行なってメタルコアを得
    る工程と、(2)位置決め手段によって、両面銅張積層
    板に任意に回路加工してなるN(正の整数)枚の両面回
    路付き内層板の両最外面を含めて[N+1]層の絶縁層
    を前記内層板と交互に重ねて配したものの両外面に前記
    メタルコアを1枚づつ配して位置決めしてなる第一次仕
    組み体を準備する工程と、(3)前記第一次仕組み体の
    2枚のメタルコアのそれぞれの最外面に絶縁層を介して
    銅箔を配した第二次仕組み体を準備する工程と、(4)
    前記第二次仕組み体を加熱加圧して[4+(N−1)×
    2]層のメタルコア多層シールド板を積層一体化成形す
    る工程と、からなることを特徴とするメタルコア多層シ
    ールド板の製造方法。
  2. 【請求項2】N(正の整数)の値が1〜24であること
    を特徴とする前記請求項1記載のメタルコア多層シール
    ド板の製造方法。
  3. 【請求項3】メタルコアの材質がアルミニウム、アルミ
    ニウム合金、銅または銅合金のうちのいずれかであるこ
    とを特徴とする前記請求項1または2のいずれかに記載
    のメタルコア多層シールド板の製造方法。
  4. 【請求項4】絶縁層がエポキシ樹脂、ポリイミド樹脂ま
    たは変成ポリイミド樹脂のうちのいずれかの樹脂をガラ
    ス布に含浸させたプリプレグであるとともに、全ての絶
    縁層の樹脂を同一としたことを特徴とする前記請求項1
    〜3のいずれかに記載のメタルコア多層シールド板の製
    造方法。
  5. 【請求項5】絶縁層のうち、メタルコアに隣接する絶縁
    層に無機フィラーが配合されていることを特徴とする前
    記請求項1〜4のいずれかに記載のメタルコア多層シー
    ルド板の製造方法。
  6. 【請求項6】全ての絶縁層に無機フィラーが配合されて
    いることを特徴とする前記請求項1〜4のいずれかに記
    載のメタルコア多層シールド板の製造方法。
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