JP2000013023A - 多層プリント配線板の製造方法 - Google Patents

多層プリント配線板の製造方法

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JP2000013023A
JP2000013023A JP17241598A JP17241598A JP2000013023A JP 2000013023 A JP2000013023 A JP 2000013023A JP 17241598 A JP17241598 A JP 17241598A JP 17241598 A JP17241598 A JP 17241598A JP 2000013023 A JP2000013023 A JP 2000013023A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 層間接続に導電性ペーストを用いる多層プリ
ント配線板において、非貫通層間接続穴と貫通層間接続
穴の位置ズレが極めて少ない製造方法を提供することを
目的とする。 【解決手段】 内層導体回路11,12を持つ4層の銅
張積層板の所望の位置を原点として、層間絶縁用接着シ
ートに導電性ペーストを充填した貫通穴加工時の位置補
正確認用インナーバイアホール20,21の近傍に位置
補正確認用貫通穴24,25の加工を行い、この位置補
正確認用貫通穴24,25と層間絶縁用接着シート16
に導電性ペーストを充填した貫通穴加工時の位置補正確
認用インナーバイアホール20,21の位置関係を、X
線透過型位置確認機や層間絶縁用接着シート16上に張
り付けた銅箔をザグリ加工した後目視確認するなど所望
の方法で確認できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動体通信機器や携
帯情報端末などの電子機器に広く用いられている多層プ
リント配線板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の軽薄短小化、多機能化
やプリント配線板に実装される電子部品の表面実装化に
伴い、多層プリント配線板においても回路構成の高密度
化が要求されている。従来、多層プリント配線板の層間
接続には超硬ドリルを用いたNC制御加工によって貫通
穴を設け、その穴壁面に銅めっきする貫通スルーホール
法により行われていたが、多層プリント配線板の高密度
回路構成が要求されるにつれて、層間接続を必要とされ
る任意の層にのみ層間接続ができるようにインナーバイ
アホールを設け、その穴壁面に銅めっきしたり、インナ
ーバイアホールに導電性ペーストを充填したりするイン
ナーバイアホール法により層間接続を行い、回路構成の
高密度化を実現している。
【0003】以下に従来の層間接続に導電性ペーストを
用いた4層プリント配線板の製造方法について説明す
る。
【0004】図8は層間接続に導電性ペーストを用いた
多層プリント配線板の構造を示す図である。図8におい
て、1は絶縁樹脂層、2は内層導体回路、3は導電性ペ
ーストを充填したインナーバイアホール、4は穴壁面に
銅めっきを施した貫通穴、5は外層導体回路、6は貫通
穴加工用マークである。
【0005】以上のように構成された層間接続に導電性
ペーストを用いた多層プリント配線板について以下その
製造方法について説明する。
【0006】まず、所定のサイズに切断された一般的に
プリプレグと称する層間絶縁用接着シートに超硬ドリ
ル、レーザー光、打ち抜きなど任意の方法によって必要
な位置に穴加工を行い、プリプレグの穴加工部分に、導
電性ペーストを充填したインナーバイアホール3を形成
する。
【0007】次に導電性ペーストを充填したインナーバ
イアホール3を形成したプリプレグの両側に銅箔をセッ
トし熱プレス機(図示せず)によって加圧、加熱し銅箔
とプリプレグを接着し、両面銅張積層板を作製する。
【0008】次に、この両面銅張積層板の表面の銅箔を
所定のエッチングレジストパターンを写真現像法などで
形成し、塩化第2銅などの薬液を用いてエッチングを施
し、内層導体回路2を形成する。
【0009】次に、この内層導体回路2を形成した両面
銅張積層板の両外側に、超硬ドリル、レーザー光、打ち
抜きなど任意の方法によって必要な位置に穴加工を行
い、穴加工部分に導電性ペーストを充填したインナーバ
イアホール3を形成したプリプレグを、層間接続が必要
に両面銅張積層板の内層導体回路2部分とプリプレグの
導電性ペーストを充填したインナーバイアホール3部分
を、一般にアライメント法と呼ばれる基準マークどうし
の中心案分による位置合わせ方法で位置合わせを行って
重ね合わせ、さらにその両外側に導体箔をセットしてカ
シメ、熱圧着など任意の方法で仮圧着を行ったのち熱プ
レス機(図示せず)によって加圧、加熱し銅箔とプリプ
レグと内層導体回路2を形成した両面銅張積層板を接着
し、内層導体回路2を持つ4層の銅張積層板を作製す
る。
【0010】そして内層導体回路2を持つ4層の銅張積
層板の所望の位置に、内層導体回路2で設けた貫通穴加
工用マーク6の中心にX線認識穴加工機を用いて貫通穴
の加工を行い、この片方を原点として超硬ドリル、レー
ザー光、打ち抜きなど任意の方法によって再度、貫通穴
4の加工を行い、この穴壁面及び銅箔表面に銅めっきを
施したのち、内層導体回路2を持つ4層の銅張積層板の
表面の銅箔を所定のエッチングレジストパターンを写真
現像法などで形成し、塩化第2銅などの薬液を用いてエ
ッチングを施し、外層導体回路5を形成する。
【0011】そして電子部品の取付け時にはんだ付けが
不要な部分にはんだソルダーレジストを形成後、ルータ
や金型、超硬ドリル、レーザーなど任意の方法によって
必要な外形形状に加工し、層間接続に導電ペーストを用
いた4層の多層プリント配線板を完成する。
【0012】ここでは説明のため、層間接続に導電ペー
ストを用いた多層プリント配線板の構造を4層とした
が、6層以上の場合はプリプレグの接着から内層導体回
路2の形成までを必要回繰り返せばよいことは言うまで
もない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の方法では、貫通穴加工用マーク6を基準にして加工
する貫通穴加工基準穴と、超硬ドリル、レーザー光、打
ち抜きなど任意の方法によって必要な位置に穴加工を行
い、穴加工部分に導電性ペーストを充填したインナーバ
イアホール3を形成したプリプレグの位置原点の基準が
異なるため、貫通穴4を加工する際に貫通穴4と導電性
ペーストを充填したインナーバイアホール3の位置にズ
レが発生し、外層導体回路5と導電性ペーストを充填し
たインナーバイアホール3と貫通穴4の位置が合致しに
くく、相互の位置合わせが困難であるため多層プリント
配線板の製造工程の歩留りや生産性を著しく悪化させる
という問題点を有していた。
【0014】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、導電性ペーストを充填したインナーバイアホールと
貫通穴の加工基準穴の位置原点が同じであり、更に導電
性ペーストを充填した位置補正確認用インナーバイアホ
ールを確認しながら貫通穴の加工の際に位置補正が可能
である多層プリント配線板を実現し、かつ多層プリント
配線板の製造工程の歩留りや生産性を向上させる多層プ
リント配線板の製造方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この問題を解決するため
に本発明の多層プリント配線板の製造方法は、アラミド
不織布に熱硬化性樹脂を含浸、半硬化したものに貫通穴
を設け、この貫通穴に導電性ペーストを充填し層間絶縁
用接着シートを形成する工程と、導電性ペーストを充填
した穴を有する絶縁基板の両面に導電箔を積層し熱圧着
した後その両面の導電箔を回路形成して両面に導体パタ
ーンを設けた内層材を形成する工程と、前記内層材と層
間絶縁用接着シートを交互に複数枚積層し最外層に導電
箔を積層し熱圧着する工程を有する多層プリント配線板
の製造方法において、層間絶縁用接着シートに導電性ペ
ーストを充填した貫通穴の加工時の位置補正確認用イン
ナーバイアホールを数ヵ所形成する方法としたものであ
る。
【0016】この方法によれば内層導体回路と外層導体
回路、導電性ペーストで形成したインナーバイアホー
ル、貫通穴間の位置ズレが極めて少ない多層プリント配
線板が製造できる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載した発明
は、アラミド不織布に熱硬化性樹脂を含浸、半硬化した
ものに貫通穴を設け、この貫通穴に導電性ペーストを充
填し層間絶縁用接着シートを形成する工程と、導電性ペ
ーストを充填した穴を有する絶縁基板の両面に導電箔を
積層し、熱圧着した後その両面の導電箔を回路形成して
両面に導体パターンを設けた内層材を形成する工程と、
前記内層材と層間絶縁用接着シートを交互に複数枚積層
し最外層に導電箔を積層し熱圧着する工程を有する多層
プリント配線板の製造方法において、層間絶縁用接着シ
ートに導電性ペーストを充填した貫通穴の加工時の位置
補正確認用インナーバイアホールを数ヵ所に形成する多
層プリント配線板の製造方法としたものであり、この方
法によって貫通穴の加工時の穴位置補正が可能となり、
層間絶縁用接着シートに形成した導電性ペーストを充填
したインナーバイアホールと貫通穴と外層導体回路の位
置ズレを抑制できるという作用を有する。
【0018】請求項2に記載の発明は、導電性ペースト
を充填した貫通穴の加工時の位置補正確認用インナーバ
イアホールを最外層の層間絶縁用接着シートに形成する
多層プリント配線板の製造方法としたものであり、この
方法によって貫通穴の加工時の穴位置補正が可能とな
り、最外層の層間絶縁用接着シートに形成した導電性ペ
ーストを充填したインナーバイアホールと貫通穴と外層
導体回路の位置ズレを抑制できるという作用を有する。
【0019】請求項3に記載の発明は、少なくとも層間
絶縁用接着シートの3ヵ所に導電性ペーストを充填した
貫通穴の加工時の位置補正確認用インナーバイアホール
を形成する多層プリント配線板の製造方法としたもので
あり、この方法によって、多層プリント配線板製造用パ
ネルのX・Y各々の方向においてそれぞれ貫通穴の加工
時の位置補正が可能となり、層間絶縁用接着シートに形
成した導電性ペーストを充填したインナーバイアホール
と貫通穴と外層導体回路の位置ズレを抑制できるという
作用を有する。
【0020】請求項4に記載の発明は、3ヵ所の導電性
ペーストを充填した貫通穴の加工時の位置補正確認用イ
ンナーバイアホールの各々に複数個の予備を持たせた多
層プリント配線板の製造方法としたものであり、この方
法によって、複数回貫通穴の加工時の位置補正が可能と
なり、層間絶縁用接着シートに形成した導電性ペースト
を充填したインナーバイアホールと貫通穴と外層導体回
路の位置ズレを更に抑制できるという作用を有する。
【0021】請求項5に記載の発明は、導電性ペースト
を充填した位置補正確認用インナーバイアホールを一定
の円周上に複数個形成する多層プリント配線板の製造方
法としたものであり、この方法によって個々の導電性ペ
ーストを充填した貫通穴の加工時の位置補正確認用イン
ナーバイアホールを確認することにより、多層プリント
配線板の製造用パネルの回転(θ)方向において位置補
正が可能となり層間絶縁用接着シートに形成した導電性
ペーストを充填したインナーバイアホールと貫通穴と外
層導体回路の位置ズレを抑制できるという作用を有す
る。
【0022】請求項6に記載の発明は、貫通穴原点確認
用インナーバイアホールをX線で投影しその位置から所
定の位置に位置補正をした後NC穴加工用スタック穴を
形成する多層プリント配線板の製造方法としたものであ
り、この方法によって、NC穴加工用スタック穴を多層
プリント配線板製造用パネルの寸法収縮による寸法誤差
の影響を受けることなく形成することができ、貫通穴加
工の加工精度の向上が可能となり層間絶縁用接着シート
に形成した導電性ペーストを充填したインナーバイアホ
ールと貫通穴と外層導体回路の位置ズレを抑制できると
いう作用を有する。
【0023】請求項7に記載の発明は、2ヵ所の貫通穴
原点確認用インナーバイアホールを結ぶ線上で中点振り
分けにより位置補正を行い、NC穴加工用スタック穴を
形成する請求項6に記載の多層プリント配線板の製造方
法としたものであり、この方法によって、貫通穴の加工
時に特に導電性ペーストを充填した貫通穴の加工時の位
置補正確認用インナーバイアホール線上方向の加工誤差
を低減することができ、貫通穴加工の加工精度の向上が
可能となり、層間絶縁用接着シートに形成した導電性ペ
ーストを充填したインナーバイアホールと貫通穴と外層
導体回路の位置ズレを抑制できるという作用を有する。
【0024】請求項8に記載の発明は、NC穴加工用ス
タック穴を形成した複数の多層プリント配線板の製造用
パネルをスタックピンで重ね合わせた後、導電性ペース
トを充填した貫通穴の加工時の位置補正確認用インナー
バイアホールの近傍に位置補正確認用の貫通穴を形成す
る多層プリント配線板の製造方法としたものであり、こ
の方法によって、層間絶縁用接着シートに形成した導電
性ペーストを充填したインナーバイアホールと貫通穴の
位置ズレを本加工する前に確認することが可能となり貫
通穴の加工位置不良の低減が図れると共に層間絶縁用接
着シートに形成した導電性ペーストを充填したインナー
バイアホールと貫通穴と外層導体回路の位置ズレを抑制
できるという作用を有する。
【0025】請求項9に記載の発明は、導電性ペースト
を充填した貫通穴の加工時の位置補正確認用インナーバ
イアホールの略中心上に貫通穴の加工をする多層プリン
ト配線板の製造方法としたものであり、この方法によっ
て、層間絶縁用接着シートに形成した導電性ペーストを
充填したインナーバイアホールと貫通穴の位置ズレを本
加工する前に確認することが可能となり貫通穴の加工位
置不良の低減が図れると共に層間絶縁用接着シートに形
成した導電性ペーストを充填したインナーバイアホール
と貫通穴と外層導体回路の位置ズレを抑制できるという
作用を有する。
【0026】請求項10に記載の発明は、少なくとも3
ヵ所の導電性ペーストを充填した貫通穴の加工時の位置
補正確認用インナーバイアホールとその近傍に加工した
貫通穴をX線にて確認し位置補正をした後、本加工を行
う多層プリント配線板の製造方法としたものであり、こ
の方法によって、層間絶縁用接着シートに形成した導電
性ペーストを充填したインナーバイアホールと貫通穴の
位置ズレを本加工する前に確認することが可能となり、
貫通穴の加工位置不良の低減が図れると共に層間絶縁用
接着シートに形成した導電性ペーストを充填したインナ
ーバイアホールと貫通穴と外層導体回路の位置ズレを抑
制できるという作用を有する。
【0027】請求項11に記載の発明は、両最外層に形
成した導電性ペーストを充填した貫通穴の加工時の位置
補正確認用インナーバイアホールをX線で同時に投影し
両最外層に均等に補正を行う多層プリント配線板の製造
方法としたものであり、この方法によって、層間絶縁用
接着シートに形成した導電性ペーストを充填したインナ
ーバイアホールと貫通穴の位置ズレを両最外層同時に確
認の上、加工することが可能となり、貫通穴の加工位置
不良の低減が図れると共に層間絶縁用接着シートに形成
した導電性ペーストを充填したインナーバイアホールと
貫通穴と外層導体回路の位置ズレを抑制できるという作
用を有する。
【0028】以下本発明の実施の形態について図1から
図7を用いて説明する。 (実施の形態1)図1において、図1(a)は内層材の
断面を示し、10は絶縁樹脂層、11,12は内層導体
回路、13は絶縁樹脂層10に形成した導電性ペースト
を充填したインナーバイアホール、14,15は内層導
体回路11,12で形成した位置合わせマークであり、
図1(b)は層間絶縁用接着シートの断面を示し、16
は層間絶縁用接着シート、17は層間絶縁用接着シート
16に形成した導電性ペーストを充填したインナーバイ
アホール、18,19は層間絶縁用接着シート16に導
電性ペーストを充填したインナーバイアホールで形成し
た位置合わせマーク、20,21は層間絶縁用接着シー
ト16に導電性ペーストを充填した貫通穴の加工時の位
置補正確認用インナーバイアホールであり、図1(c)
は絶縁樹脂層10と層間絶縁用接着シート16と導電箔
としての銅箔を重ね合わせた断面を示し、22,23は
銅箔であり、図1(d)は図1(c)に位置補正確認用
貫通穴24,25及び貫通穴26を加工したときの断面
図を示し、図1(e)は図1(d)の外層銅箔をエッチ
ングして外層導体回路27,28を形成したときの断面
図を示す。
【0029】以上のように構成された多層プリント配線
板の製造方法について、以下その動作を説明する。
【0030】まず、アラミド不織布にエポキシ樹脂を含
浸、半硬化して構成された絶縁樹脂層10に超硬ドリ
ル、レーザー光、打ち抜き加工など任意の方法で穴加工
を行い、その穴に導電性ペーストを充填し、導電性ペー
ストを充填したインナーバイアホール13を形成する。
【0031】次に、この絶縁樹脂層10とほぼ同サイズ
の銅箔を絶縁樹脂層10の両外側に重ね合わせカシメ、
熱圧着など任意の方法で仮固定し熱プレス機(図示せ
ず)にて加圧、加熱して絶縁樹脂層10と銅箔を接着
し、内層用両面銅張積層板を形成する。
【0032】次に、この内層用両面銅張積層板の表面の
銅箔を所定のエッチングレジストパターンを写真現像法
などで形成し、塩化第2銅などの薬液を用いてエッチン
グを施し内層導体回路11,12を形成すると同時に、
内層導体回路11,12で形成した位置合わせマーク1
4,15を形成し図1(a)に示す内層材を得る。
【0033】次に、この内層材の両外側に図1(b)で
示す層間絶縁用接着シート16を内層材に設けた位置合
わせマーク14,15と層間絶縁用接着シート16に設
けた位置合わせマーク18,19を位置認識して一般に
アライメント法と呼ばれる方法で内層材と層間絶縁用接
着シート16の位置ズレが最小になるよう中心案分によ
り位置決めし重ね合わせる。
【0034】その後、この絶縁樹脂層10と層間絶縁用
接着シート16とほぼ同サイズの銅箔22,23を積層
したそれらの両外側に図1(c)に示すように重ね合わ
せ、カシメ、熱圧着など任意の方法で仮固定し熱プレス
機(図示せず)にて加圧、加熱して絶縁樹脂層10と銅
箔22,23を接着し、4層の銅張積層板を形成する。
【0035】次に、内層導体回路11,12を持つ4層
の銅張積層板の所定の位置を原点として超硬ドリル、レ
ーザー光、打ち抜きなど任意の方法によって、層間絶縁
用接着シート16に導電性ペーストを充填した貫通穴の
加工時の位置補正確認用インナーバイアホール20,2
1の近傍に位置補正確認用貫通穴24,25の加工を行
い、この位置補正確認用貫通穴24,25と層間絶縁用
接着シート16に導電性ペーストを充填した貫通穴の加
工時の位置補正確認用インナーバイアホール20,21
の位置関係を、X線透過型位置確認機や層間絶縁用接着
シート16上に張り付けた銅箔をザグリ加工した後目視
確認するなど所望の方法で確認し、位置ズレが起こって
いる場合には必要な位置補正を行い、その後図1(d)
に示すように製品内に貫通穴26を加工する。
【0036】その後、この貫通穴26の穴壁面及び銅箔
22,23の表面に銅めっきを施し表裏及び内層との導
通がとれるようにした後、内層導体回路11,12を持
つ4層の銅張積層板の表面の銅箔を所望の電気回路部分
を残して、エッチング法を用いて不要部分の銅箔を溶解
除去し、図1(e)に示す外層導体回路27,28を形
成する。
【0037】そして電子部品の取付時にはんだ付けが不
要な部分にソルダーレジストを形成後、ルータや金型、
超硬ドリル、レーザーなど任意の方法によって必要な外
形形状に加工し、層間接続に導電ペーストを用いた4層
の多層プリント配線板が完成する。
【0038】本実施の形態と従来の層間接続に導電性ペ
ーストを用いる多層プリント配線板の製造方法を比較す
ると層間絶縁用接着シートに導電性ペーストを充填した
インナーバイアホール17と貫通穴の位置ズレは従来の
方法では最大0.20mmであったが本実施の形態では
0.10mm以内とすることができた。
【0039】なお、ここでは説明のため、層間接続に導
電ペーストを用いたプリント配線板の構造を4層とした
が、6層以上の場合は内層導体回路11,12の形成か
ら層間絶縁用接着シート16の接着までを6層の場合2
回、8層の場合3回と必要回繰り返せばよく、また、導
電性ペーストを充填した貫通穴の加工時の位置補正確認
用インナーバイアホール20,21は繰り返し重ね合わ
せる全ての層間絶縁用接着シート16に設けても良い
が、両最外層にのみ設けても良いことはいうまでもな
く、また、両最外層の層間絶縁用接着シート16に設け
た導電性ペーストを充填した貫通穴の加工時の位置補正
確認用インナーバイアホール20,21を同時に位置補
正確認用貫通穴24,25と位置確認、位置補正を行
い、位置ズレが両最外層で最小になるように補正してや
れば、両最外層同時に一歩性ができるので、生産性を損
なうこともなく効率がよい。
【0040】(実施の形態2)図2、図3において、図
2は4層の銅張積層板の投影図、図3は同断面図であ
り、3aは4層の銅張積層板、3b,3c,3dは貫通
穴加工時の位置補正確認用インナーバイアホールであ
り、3e,3f,3gは貫通穴加工時の位置補正確認用
インナーバイアホール3b〜3dの近傍に加工した位置
補正確認用貫通穴である。
【0041】以上のように構成された多層プリント配線
板の製造方法について、以下その動作を図1〜図3を用
いて説明する。
【0042】なお、本実施の形態は実施の形態1におけ
る(d)工程を改良したものであり、その他の工程につ
いては共通であるので説明を省略する。
【0043】図1(c)で得られた4層の銅張積層板は
内層導体回路11,12を持つ4層の銅張積層板の所望
の位置を原点として超硬ドリル、レーザー光、打ち抜き
など任意の方法によって、図2、図3に示す層間絶縁用
接着シート16に導電性ペーストを充填した貫通穴加工
時の位置補正確認用インナーバイアホール3b,3c,
3dの3ヵ所の近傍に位置補正確認用貫通穴3e,3
f,3gの加工を行い、この位置補正確認用貫通穴3
e,3f,3gと層間絶縁用接着シート16に導電性ペ
ーストを充填した貫通穴加工時の位置補正確認用インナ
ーバイアホール3b,3c,3dの位置関係を、X線透
過型位置確認機や層間絶縁用接着シート上に張り付けた
銅箔をザグリ加工した後目視確認するなど所望の方法で
確認する。このときに位置補正確認用インナーバイアホ
ール3b,3cと位置補正確認用貫通穴3e,3fを用
いて4層の銅張積層板のX方向を、位置補正確認用イン
ナーバイアホール3b,3c,3dと位置補正確認用貫
通穴3gを用いて4層の銅張積層板のY方向を確認す
る。位置ズレが起こっている場合には必要な位置補正を
X・Y方向各々に対して行い、その後図1に示す製品内
に貫通穴26を加工する。
【0044】本実施の形態と従来の層間接続に導電性ペ
ーストを用いる多層プリント配線板の製造方法を比較す
ると層間絶縁用接着シートに導電性ペーストを充填した
インナーバイアホールと貫通穴の位置ズレは従来の方法
では最大X方向で0.15mm、Y方向で0.18mmであ
ったが本実施の形態ではX,Y方向どちらも0.10mm
以内とすることができた。
【0045】(実施の形態3)図4は4層の銅張積層板
の投影図であり、4aは4層の銅張積層板、4b〜4j
は貫通穴加工時の位置補正確認用インナーバイアホール
及びその予備であり、4k〜4sは貫通穴加工時の位置
補正確認用インナーバイアホール近傍に加工した位置補
正確認用貫通穴である。
【0046】以上のように構成された多層プリント配線
板の製造方法について、以下その動作を図1及び図4を
用いて説明する。
【0047】なお、本実施の形態は実施の形態1におけ
る(d)工程を改良したものであり、その他の工程につ
いては共通であるので説明を省略する。
【0048】図1(c)で得られた4層の銅張積層板は
内層導体回路11,12を持つ4層の銅張積層板の所望
の位置を原点として超硬ドリル、レーザー光、打ち抜き
など任意の方法によって、図4に示す層間絶縁用接着シ
ートに導電性ペーストを充填した貫通穴加工時の位置補
正確認用インナーバイアホール4b,4e,4hの3ヵ
所の近傍に位置補正確認用貫通穴4k,4n,4qの加
工を行い、この位置補正確認用貫通穴4k,4n,4q
と層間絶縁用接着シートに導電性ペーストを充填した貫
通穴加工時の位置補正確認用インナーバイアホール4
b,4e,4hの位置関係を、X線透過型位置確認機や
層間絶縁用接着シート上に張り付けた銅箔をザグリ加工
した後目視確認するなど所望の方法で確認する。このと
きに位置ズレが起こっている場合には必要な位置補正を
行い、再度貫通穴加工時の位置補正確認用インナーバイ
アホール4c,4f,4iの3ヵ所の近傍に位置補正確
認用貫通穴4l,4o,4rの加工を行い、先に位置補
正した数値が正しいかを確認する。更に補正が必要な場
合は再度、貫通穴加工時の位置補正確認用インナーバイ
アホール4d,4g,4jの3ヵ所の近傍に位置補正確
認用貫通穴4m,4p,4sの加工を行い再度位置補正
した数値が正しいかを確認し、その後図1に示す製品内
に貫通穴26を加工する。
【0049】本実施の形態と従来の層間接続に導電性ペ
ーストを用いる多層プリント配線板の製造方法を比較す
ると層間絶縁用接着シートに導電性ペーストを充填した
インナーバイアホールと貫通穴の位置ズレは従来の方法
では最大で0.20mmであったが本実施の形態では0.
08mm以内とすることができた。
【0050】なお、ここでは説明のため、貫通穴加工時
の位置補正確認用インナーバイアホールの予備を各ヵ所
2つとしたが、この個数は必要に応じて任意に付けても
良いことはいうまでもない。
【0051】(実施の形態4)図5は4層の銅張積層板
の投影図であり、5aは4層の銅張積層板、5b,5
c,5dは貫通穴加工時の位置補正確認用インナーバイ
アホールであり、それぞれ一定の円周上に複数個形成さ
れている。
【0052】以上のように構成された多層プリント配線
板の製造方法について、以下その動作を図1及び図5を
用いて説明する。
【0053】なお、本実施の形態は実施の形態1におけ
る(d)工程を改良したものであり、その他の工程につ
いては共通であるので説明を省略する。
【0054】図1(c)で得られた4層の銅張積層板
は、内層導体回路11,12を持つ4層の銅張積層板の
所望の位置を原点として超硬ドリル、レーザー光、打ち
抜きなど任意の方法によって、図5に示す層間絶縁用接
着シートに導電性ペーストを充填した貫通穴加工時の位
置補正確認用インナーバイアホール5b,5c,5dの
3ヵ所の近傍に位置補正確認用貫通穴の加工を行い、こ
の位置補正確認用貫通穴と層間絶縁用接着シートに導電
性ペーストを充填した貫通穴加工時の位置補正確認用イ
ンナーバイアホール5b,5c,5dの位置関係を複数
個のインナーバイアホールそれぞれと、X線透過型位置
確認機や層間絶縁用接着シート上に張り付けた銅箔をザ
グリ加工した後目視確認するなど所望の方法で確認す
る。このときに位置ズレが起こっている場合には必要な
位置補正を行い、その後図1に示す製品内に貫通穴26
を加工する。またこの時、この位置補正確認用貫通穴を
位置補正確認用インナーバイアホール5b,5c,5d
の略中心上に貫通穴加工に穴加工してやれば位置補正確
認用インナーバイアホール5b,5c,5dの近傍に位
置補正確認用貫通穴を空けるスペースがない場合でも、
同様の効果を得ることができる。
【0055】本実施の形態と従来の層間接続に導電性ペ
ーストを用いる多層プリント配線板の製造方法を比較す
ると層間絶縁用接着シートに導電性ペーストを充填した
インナーバイアホールと貫通穴の位置ズレは従来の方法
では最大で0.20mmであったが本実施の形態では0.
10mm以内とすることができた。
【0056】なお、ここで層間絶縁用接着シートに導電
性ペーストを充填した貫通穴加工時の位置補正確認用イ
ンナーバイアホールそれぞれの個数を5つとしたが、求
める位置精度に応じて2個以上任意の個数を付与してや
れば更に位置補正精度の向上が得られる。
【0057】(実施の形態5)図6は4層の銅張積層板
の投影図であり、6aは4層の銅張積層板、6b,6c
は層間絶縁用接着シートに設けた貫通穴原点確認用イン
ナーバイアホールであり、6d,6eは貫通穴原点確認
用インナーバイアホールをX線で投影しその位置から所
定の位置に位置補正をした後に加工したNC穴加工用ス
タック穴である。
【0058】図7は4層の銅張積層板を複数枚図6の6
d,6eに示すスタック穴にスタックピンを挿入しこれ
を用いて固定した断面図であり、7a,7bはスタック
ピンである。
【0059】以上のように構成された多層プリント配線
板の製造方法について、以下その動作を図1、図6、図
7を用いて説明する。
【0060】なお、本実施の形態は実施の形態1におけ
る(d)工程を改良したものであり、その他の工程につ
いては共通であるので説明を省略する。
【0061】図1(c)で得られた4層の銅張積層板
は、図6に示す内層導体回路を持つ4層の銅張積層板の
層間絶縁用接着シートに設けた貫通穴原点確認用インナ
ーバイアホールをX線透過型位置確認機を用いて位置確
認した後、位置補正を行った上、所定の位置にNC穴加
工用スタック穴6d,6eを形成する。
【0062】なおこの時に、一般にアライメント法と呼
ばれる方法で位置補正量がNC穴加工用スタック穴6
d,6eに対して最小になるよう中心案分により中点振
り分けで位置決めし穴加工してやれば、更に位置精度は
向上する。
【0063】次に、図7に示すようにこの複数枚の4層
の銅張積層板をスタックピン7a,7bを用いて固定
し、図1に示すように、このNC穴加工用スタック穴6
d,6eのうちの片方を原点として超硬ドリル、レーザ
ー光、打ち抜きなど任意の方法によって、層間絶縁用接
着シートに導電性ペーストを充填した貫通穴加工時の位
置補正確認用インナーバイアホール20,21近傍に位
置補正確認用貫通穴24,25の加工を行い、この位置
補正確認用貫通穴24,25と層間絶縁用接着シートに
導電性ペーストを充填した貫通穴加工時の位置補正確認
用インナーバイアホール20,21の位置関係を、X線
透過型位置確認機や層間絶縁用接着シート上に張り付け
た銅箔をザグリ加工した後目視確認するなど所望の方法
で確認し、位置ズレが起こっている場合には必要な位置
補正を行い、その後製品内に貫通穴26を加工する。
【0064】なおこの時に、位置補正確認は通常、単数
枚の銅張積層板で行うが、本実施の形態のように複数枚
同時に位置補正確認を行ってやってもよく、この場合複
数枚の位置ズレが最小となるよう補正してやればよく、
かつ、複数枚同時に貫通穴加工ができるので、生産性を
損なうこともなく効率がよい。
【0065】本実施の形態と従来の層間接続に導電性ペ
ーストを用いる多層プリント配線板の製造方法を比較す
ると従来の方法では銅張積層板に空けたスタック穴のピ
ッチにバラツキがあり0.3%の銅張積層板がスタック
ピンで固定できない又は固定した場合にたわみが発生し
て、穴加工時に不具合が発生したのに対し本実施の形態
では固定できない又は固定した場合にたわみが発生する
不具合が全く発生せず、穴加工時の不具合も全く発生し
なかった。また、層間絶縁用接着シートに導電性ペース
トを充填したインナーバイアホールと貫通穴の位置ズレ
3枚重ねの場合を例に取ると従来の方法では最大0.2
2mmであったが本実施の形態では0.12mm以内とする
ことができた。
【0066】なお、ここで層間絶縁用接着シートに導電
性ペーストを充填した貫通穴原点確認用インナーバイア
ホールそれぞれの個数を5つとしたが、求める位置精度
に応じて2個以上任意の個数を付与しても良いことはい
うまでもない。
【0067】
【発明の効果】以上のように、本発明はアラミド不織布
に熱硬化性樹脂を含浸、半硬化して貫通穴を設け、この
貫通穴に導電性ペーストを充填し層間絶縁用接着シート
を形成する工程と、導電性ペーストを充填した穴を有す
る絶縁基板の両面に導電箔を積層し、熱圧着した後その
両面の導電箔を回路形成して両面に導体パターンを有し
た内層材を形成する工程と、前記内層材と層間絶縁用接
着シートを交互に複数枚積層し最外層に導電箔を積層し
熱圧着する工程を有する多層プリント配線板の製造方法
において、層間絶縁用接着シートに導電性ペーストを充
填した貫通穴加工時の位置補正確認用インナーバイアホ
ールを数ヵ所に複数個形成し、この近傍又は略中心上に
位置補正確認用貫通穴を加工し、それをX線透過型位置
確認機や層間絶縁用接着シート上に張り付けた導電箔を
ザグリ加工した後目視確認するなど所望の方法で確認し
てから製品内に貫通穴を本加工することにより、また、
層間絶縁用接着シートに設けた貫通穴原点確認用インナ
ーバイアホールをX線透過型位置確認機を用いて位置確
認した後、位置補正を行った上、位置補正量がNC穴加
工用スタック穴に対して最小になるよう中心案分により
中点振り分けで位置決め所定の位置にNC穴加工用スタ
ック穴を形成することにより導電性ペーストを充填した
インナーバイアホールと貫通穴の相対位置ズレを極めて
少なくすることができ、かつスタック加工時の不具合に
起因する貫通穴加工時の不具合を低減することができる
優れた多層プリント配線板の製造方法を実現できるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施の形態1における多層プリ
ント配線板の製造方法を示す絶縁樹脂層の断面図 (b)同層間絶縁用接着シートの断面図 (c)同絶縁樹脂層と相関絶縁接着シートと銅箔を重ね
合わせた断面図 (d)同位置補正確認用貫通穴及び貫通穴を加工したと
きの断面図 (e)同外層導体回路を形成したときの断面図
【図2】本発明の実施の形態2における4層の銅張積層
板の投影図
【図3】同断面図
【図4】本発明の実施の形態3における4層の銅張積層
板の投影図
【図5】本発明の実施の形態4における4層の銅張積層
板の投影図
【図6】本発明の実施の形態5における4層の銅張積層
板の投影図
【図7】同4層の銅張積層板の断面図
【図8】従来の層間接続に導電性ペーストを用いたプリ
ント配線板の構造を示す図
【符号の説明】
1 絶縁樹脂層 2 内層導体回路 3 導電性ペーストを充填したインナーバイアホール 3a 4層の銅張積層板 3b〜3d 貫通穴加工時の位置補正確認用インナーバ
イアホール 3e〜3g 位置補正確認用貫通穴 4 穴壁面に銅めっきを施した貫通穴 4a 4層の銅張積層板 4b〜4j 貫通穴加工時の位置補正確認用インナーバ
イアホール及びその予備 4k〜4s 位置補正確認用貫通穴 5 外層導体回路 5a 4層の銅張積層板 5b〜5d 貫通穴加工時の位置補正確認用インナーバ
イアホール 6 貫通穴加工用マーク 6a 4層の銅張積層板 6b,6c 層間絶縁用接着シートに設けた貫通穴原点
確認用インナーバイアホール 6d,6e NC穴加工用スタック穴 7a,7b スタックピン 10 絶縁樹脂層 11,12 内層導体回路 13 絶縁樹脂層に形成した導電性ペーストを充填した
インナーバイアホール 14,15 内層導体回路で形成した位置合わせマーク 16 層間絶縁用接着シート 17 層間絶縁用接着シートに形成した導電性ペースト
を充填したインナーバイアホール 18,19 層間絶縁用接着シートに導電性ペーストを
充填したインナーバイアホールで形成した位置合わせマ
ーク 20,21 層間絶縁用接着シートに導電性ペーストを
充填した貫通穴加工時の位置補正確認用インナーバイア
ホール 22,23 銅箔 24,25 位置補正確認用貫通穴 26 貫通穴 27,28 外層導体回路

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アラミド不織布に熱硬化性樹脂を含浸、
    半硬化したものに貫通穴を設け、この貫通穴に導電性ペ
    ーストを充填し層間絶縁用接着シートを形成する工程
    と、導電性ペーストを充填した穴を有する絶縁基板の両
    面に導電箔を積層し熱圧着した後その両面の導電箔を回
    路形成して両面に導体パターンを設けた内層材を形成す
    る工程と、前記内層材と層間絶縁用接着シートを交互に
    複数枚積層し最外層に導電箔を積層し熱圧着する工程を
    有する多層プリント配線板の製造方法において、層間絶
    縁用接着シートに導電性ペーストを充填した貫通穴の加
    工時の位置補正確認用インナーバイアホールを数ヵ所に
    形成する多層プリント配線板の製造方法。
  2. 【請求項2】 導電性ペーストを充填した貫通穴の加工
    時の位置補正確認用インナーバイアホールを最外層の層
    間絶縁用接着シートに形成する請求項1に記載の多層プ
    リント配線板の製造方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも層間絶縁用接着シートの3ヵ
    所に導電性ペーストを充填した貫通穴の加工時の位置補
    正確認用インナーバイアホールを形成する請求項1に記
    載の多層プリント配線板の製造方法。
  4. 【請求項4】 3ヵ所の導電性ペーストを充填した貫通
    穴の加工時の位置補正確認用インナーバイアホールの各
    々に複数個の予備を持たせた請求項1に記載の多層プリ
    ント配線板の製造方法。
  5. 【請求項5】 導電性ペーストを充填した位置補正確認
    用インナーバイアホールを一定の円周上に複数個形成す
    る請求項1に記載の多層プリント配線板の製造方法。
  6. 【請求項6】 貫通穴原点確認用インナーバイアホール
    をX線で投影しその位置から所定の位置に位置補正をし
    た後NC穴加工用スタック穴を形成する請求項1に記載
    の多層プリント配線板の製造方法。
  7. 【請求項7】 2ヵ所の貫通穴原点確認用インナーバイ
    アホールを結ぶ線上で中点振り分けにより位置補正を行
    い、NC穴加工用スタック穴を形成する請求項6に記載
    の多層プリント配線板の製造方法。
  8. 【請求項8】 NC穴加工用スタック穴を形成した複数
    の多層プリント配線板製造用パネルをスタックピンで重
    ね合わせた後導電性ペーストを充填した貫通穴の加工時
    の位置補正確認用インナーバイアホールの近傍に位置補
    正確認用の貫通穴を形成する請求項1に記載の多層プリ
    ント配線板の製造方法。
  9. 【請求項9】 導電性ペーストを充填した貫通穴の加工
    時の位置補正確認用インナーバイアホールの略中心上に
    貫通穴の加工をする請求項8に記載の多層プリント配線
    板の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項7または8の多層プリント配線
    板の製造方法の後、少なくとも3ヵ所の導電性ペースト
    を充填した貫通穴の加工時の位置補正確認用インナーバ
    イアホールとその近傍に加工した貫通穴をX線にて確認
    し位置補正をした後、本加工を行う請求項1に記載の多
    層プリント配線板の製造方法。
  11. 【請求項11】 両最外層に形成した請求項2に記載の
    導電性ペーストを充填した貫通穴の加工時の位置補正確
    認用インナーバイアホールをX線で同時に投影し両最外
    層に均等に補正を行う請求項1に記載の多層プリント配
    線板の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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