JPH11186532A - 光センサー - Google Patents

光センサー

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JPH11186532A
JPH11186532A JP9353487A JP35348797A JPH11186532A JP H11186532 A JPH11186532 A JP H11186532A JP 9353487 A JP9353487 A JP 9353487A JP 35348797 A JP35348797 A JP 35348797A JP H11186532 A JPH11186532 A JP H11186532A
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substrate
spacer
sensor
sensor element
optical sensor
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JP9353487A
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Kenji Kajiwara
賢治 梶原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板間の接着層中の気泡による悪影響を無く
し、解像度の低下を招かない等倍読み取りを行うことの
可能な1次元もしくは2次元の光センサーを提供する。 【解決手段】 センサー素子基板103上に、保護基板
105を有する光センサーにおいて、上記センサー素子
基板103と上記保護基板105の間に、分散して配置
されたスペーサー202を有し、該スペーサーにより支
持された空気層を介して、両方の上記基板の外周部を接
着して構成したことを特徴とする光センサー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ、デ
ジタル複写機、あるいはX線撮像装置等の、1次元もし
くは2次元の光センサーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ・デジタル複写機あ
るいはX線撮像装置等の読み取り系は縮小光学系とCC
D型センサーを組み合わせたシステムであった。しかし
ながら、近年になり水素化アモルファスシリコン(以下
a−Siと記す)に代表される光電変換半導体材料の開
発により、光電変換素子及び信号処理部を大面積の基板
に形成し、情報源と等倍の光学系で読み取る密着型セン
サーが実用化されつつある。特にa−Siは光電変換材
料としてだけでなく、薄膜電界効果型トランジスタ(以
下TFTと記す)の半導体材料としても用いることがで
きるので光電変換半導体層とTFTの半導体層とを同時
に形成することができ都合がよい。
【0003】そして、この光センサーをファクシミリ・
デジタル複写機あるいはX線撮像装置等に使用する場
合、図7に示すように、センサー表面に接着剤を介して
有機物、無機物からなる基板105を貼り付ける。図7
(a)は、光センサーの平面図、(b)はA−A’断面
図である。図7において、101は回路基板、102は
フレキシブル回路基板、103はセンサー素子が形成さ
れたセンサーパネル、104はセンサー素子、1306
はセンサーパネルと基板105を貼り合わせるための接
着剤を表す。
【0004】ファクシミリ・デジタル複写機では基板1
05は透明ガラス基板に該当する。これはセンサー表面
の機械的衝撃あるいは水分や不純物の混入を防ぐため用
いる。
【0005】またX線撮像装置では、蛍光板を用いX線
を可視光に変換しセンサーで読みとる。図8にX線撮像
装置の概略を記す。図8において、1401はX線源、
1402は被写体、1403はカセット、1404・1
405はX線である。X線源から照射されたX線140
4は被写体を透過し、X線センサーが設けられているカ
セットへ入射する。この入射したX線1405は被写体
の情報が含まれている。
【0006】図9は、カセット1403内の概略断面図
である。図9において、1502は蓋、1513はX線
センサー部である。1511から1514と101から
103はX線センサー部の構造を示している。1511
はセンサーパネルを固定するための基台、1512はセ
ンサーパネルと基台を貼り合わせるための接着剤、10
3は上面にセンサー素子が形成されているセンサーパネ
ル、1513はセンサーパネルと蛍光板を貼り合わせる
ための接着剤、1514はX線を可視光に変換する蛍光
板、102はフレキシブル回路基板、101は回路基板
である。X線源から被写体を透過してカセット内に入射
してきたX線は、蛍光板内を透過する。その際、X線は
可視光へと変換される。変換された可視光は、直下の接
着剤を透過しセンサーパネル上に形成されたセンサー素
子に入射される。これを光電変換し2次元画像へと出力
する。
【0007】図10は、図9中のX線センサーを作製す
るためのプロセスを示したものである。以下に、図10
(a)〜(d)の各工程を説明する。 (a)薄膜半導体プロセスによって作製されたセンサー
パネル407を要求されるサイズに回転式のダイヤモン
ドブレード408を用いてスライスする。 (b)規定サイズとなったパネル103の引き出し電極
部にTABなどを用い電気実装部101・102を取り
付ける。 (c)次にパネル表面に接着剤を塗布する。 (d)さらに、その上に蛍光板を全面に貼り合わせる。
その際、蛍光板上部をローラー1606で一定圧力下で
押しながら貼り合わせる。 (e)最後に基台に接着剤を塗布し、(d)までに作製
されたものを基台に貼り合わせる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例ではセンサーと蛍光体を貼り合わせる際(図10
(d))に、蛍光体とセンサー間の接着層に直径数ミリ
以下の気泡(空気)が入り込む。
【0009】図11は、接着層に気泡が混入したX線セ
ンサーの様子を示す概略図であり、図11(a)は平面
図、(b)はA−A’断面図、(c)は部分拡大図であ
る。図11に示すように、従来、基板間を接着剤で接着
する場合、この接着層1513に気泡1701が生じる
場合が多くあった。
【0010】X線センサーに入射してきたX線は、蛍光
板内を透過し、可視光へと変換される。変換された可視
光は、直下の接着剤を透過し、センサーパネル上に形成
されたセンサー素子に入射される。しかし、気泡周辺で
は空気と接着剤との屈折率が異なるため、これらの境界
で可視光が反射され、気泡周辺のセンサー素子に入射す
る。さらに両者の透過率も異なるので気泡直下のセンサ
ー素子と接着剤直下のセンサー素子が受ける光量も異な
る。以上のことからセンサーの解像度低下を引き起こし
ていた。
【0011】ファクシミリ・デジタル複写機においても
透明ガラス基板貼り合わせ時に接着層中に気泡が混入す
る。これも気泡による反射光の影響から解像度の低下を
招くという問題があった。
【0012】[発明の目的]本発明の目的は、基板間の
接着層に生じる気泡による悪影響を無くし、解像度の低
下を招かない等倍読み取りを行うことの可能な1次元も
しくは2次元の光センサーを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、上
述した課題を解決するための手段として、センサー素子
基板上に、保護基板を有する光センサーにおいて、上記
センサー素子基板と上記保護基板の間に、分散して配置
されたスペーサーを有し、該スペーサーにより支持され
た空気層を介して、両方の上記基板の外周部を接着して
構成したことを特徴とする光センサーを提供するもので
ある。
【0014】また、上記保護基板は、該保護基板に入射
する放射線を、上記センサーの検出可能な光に変換して
出射する機能を有することを特徴とし、また、上記接着
を行なうための接着剤に、上記スペーサーが含まれてい
ることを特徴とし、また、上記スペーサーが透明で、粒
状あるいは柱状のガラス材又はプラスチック材であるこ
とを特徴とし、また、上記接着剤が、エポキシ系樹脂、
又はシリコン系樹脂からなる材料を用いることを特徴と
し、また、上記放射線を、上記センサー素子が光電変換
可能な光に変換する基板が、X線を可視光に変換する蛍
光体であることを特徴とし、また、上記保護基板は、透
明ガラス基板であることを特徴とする光センサーでもあ
る。
【0015】[作用]すなわち、本発明によれば、セン
サー素子が設けられた基板上にセンサー素子の機械的衝
撃、あるいは水分や不純物の混入等を防ぐための保護基
板、あるいはセンサー素子が光電変換不能な波長を変換
可能なある特定波長域に置き換える特性をもった基板を
設けた構造において、上下基板の密着をセンサー素子外
周の接着性をもった有機物を介して行い、センサー素子
上には基板間隔を保つためスペーサーを分散させ、基本
的にはセンサー素子部の上下基板間を空気層にしたこと
により、均一な透過率および屈折率をもったエリアを提
供し、センサー素子に与える反射光の影響や受光量のム
ラを解消できる。これにより、解像度の低下をはかるこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】[実施例1]図1(a)は、本発
明の特徴を表す光センサーの平面図である。図1(b)
はセンサーのA−A’断面図を示し、図1(c)はシー
ル部の拡大図である。
【0017】図1において、101は回路基板、102
はフレキシブル回路基板、103はセンサー素子が形成
されたセンサーパネル、104はセンサー素子、105
は有機物あるいは無機物からなる基板を指す。105の
基板はファクシミリ・デジタル複写機の場合は透明ガラ
ス基板であり、X線撮像装置では蛍光体に該当する。
【0018】201はエポキシ系樹脂またはシリコン系
樹脂の接着性を持ったシール材である。シール部はセン
サー素子部にかからぬよう外周を覆う。202はスペー
サーである。
【0019】スペーサーには、透明で粒状あるいは柱状
のガラス材やプラスチック材を用いる。スペーサーは基
板105とセンサー素子間に配置する。基板105とセ
ンサー素子部の間隔αがファクシミリ・デジタル複写機
用センサーの場合は100ミクロン以下、X線撮像装置
では30ミクロン以下となるよう、スペーサーの大きさ
も同等のものを使用する。またセンサー素子部のスペー
サー分布に関しては、光センサーの解像度にもよるが、
画素欠陥にならない程度で選択する。例えば160ミク
ロンの画素サイズを持つX線撮像装置の場合は1画素あ
たり1個以下が望ましい。
【0020】図2は、図1の光センサーを作製するため
のプロセスを示したものである。以下、図2(a)〜
(f)の各工程に沿って説明する。 (a)薄膜半導体プロセスによって作製されたセンサー
パネル407を要求されるサイズに回転式のダイヤモン
ドブレード408を用いてスライスする。 (b)規定サイズとなったパネル103の引き出し電極
部にTABなどを用い電気実装部101・102を取り
付ける。 (c)次にエーテル・フロン等の低融点有機溶剤にセン
サー素子上に載せる所望の大きさをもったスペーサー2
02を加え、超音波を利用し十分にスペーサーを液中に
分散させる。この懸濁液をセンサー素子部にスプレー4
09を用い散布する。その際センサー外周にスペーサー
が混入しないようマスクをかけて散布することが好まし
い。 (d)その後は乾燥させ有機溶剤を完全に飛散させる。 (e)次にセンサー素子部の外周にシール材をディスペ
ンサー410で塗布する。 (f)さらに、その上に蛍光板を全面に貼り合わせ、一
定圧力下でプレスする。
【0021】以上、基板105とセンサー素子間をスペ
ーサーで介して空気層にすることより、均一な透過率お
よび屈折率をもったエリアを提供し、センサー素子に与
える反射光の影響や受光量のムラを解消することができ
る。これにより、従来のものに比べ解像度の低下を数パ
ーセント以下に抑えられた。
【0022】[実施例2]図3(a)は、本発明の特徴
を表す光センサーの平面図である。図3(b)はセンサ
ーのA−A’断面図を示し、図3(c)はシール部の拡
大図である。
【0023】図3において、101は回路基板、102
はフレキシブル回路基板、103はセンサー素子が形成
されたセンサーパネル、104はセンサー素子、105
は有機物あるいは無機物からなる基板を指す。105の
基板はファクシミリ・デジタル複写機の場合は透明ガラ
ス基板であり、X線撮像装置では蛍光体に該当する。
【0024】201はエポキシ系樹脂またはシリコン系
樹脂の接着性を持ったシール材である。シール部はセン
サー素子部にかからぬよう外周を覆う。
【0025】202、701はスペーサーである。スペ
ーサーには透明で粒状あるいは柱状のガラス材やプラス
チック材を用いる。スペーサーはシール材中及び基板1
05とセンサー素子間に配置する。基板105とセンサ
ー素子部の間隔αがファクシミリ・デジタル複写機用セ
ンサーの場合は100ミクロン以下、X線撮像装置では
30ミクロン以下となるよう、スペーサーの大きさも同
等のものを使用する。
【0026】厳密に言うと、基板105とセンサー素子
部の間隔αと基板105とセンサーパネル基板の間隔β
はセンサー素子部の有無で異なる。その関係はセンサー
素子の厚みをγとした場合、β=α+γとなる。基板1
05から入射した光がセンサー素子に均一な条件で受光
されるように、基板105とセンサー素子部の間隔αを
一定にする必要がある。従って、基板105とセンサー
素子間には大きさαのスペーサー202を使用し、かつ
基板105とセンサーパネル基板間は大きさβのスペー
サー701を選択する。またセンサー素子部のスペーサ
ー分布に関しては、光センサーの解像度にもよるが、画
素欠陥にならない程度で選択する。例えば160ミクロ
ンの画素サイズを持つX線撮像装置の場合は1画素あた
り1個以下が望ましい。
【0027】図4は、図3の光センサーを作製するため
のプロセスを示したものである。以下、図4(a)〜
(f)の各工程に沿って説明する。 (a)薄膜半導体プロセスによって作製されたセンサー
パネル407を要求されるサイズに回転式のダイヤモン
ドブレード408を用いてスライスする。 (b)規定サイズとなったパネル103の引き出し電極
部にTABなどを用い電気実装部101・102を取り
付ける。 (c)次に、エーテル・フロン等の低融点有機溶剤にセ
ンサー素子上に載せる所望の大きさをもったスペーサー
202を加え、超音波を利用し十分にスペーサーを液中
に分散させる。この懸濁液をセンサー素子部にスプレー
を用い散布する。その際センサー外周にセンサー素子用
のスペーサーが混入しないようマスクをかけて散布する
ことが好ましい。 (d)その後は乾燥させ有機溶剤を完全に飛散させる。 (e)次に、センサー素子部の外周に、これに適した大
きさをもつスペーサー701をシール材に混入し、ディ
スペンサー410で塗布する。 (f)さらに、その上に蛍光板を全面に貼り合わせ、一
定圧力下でプレスする。
【0028】以上、接着性を持ったシール材中にスペー
サーを設けて、基板105とセンサー素子部の間隔、特
に、センサー素子エリアの外枠周辺のギャップ精度を向
上することにより、センサー素子に与える受光量のムラ
を、更に解消することができる。
【0029】[実施例3]図5(a)は、本発明の特徴
を表す光センサーの平面図である。図5(b)はセンサ
ーのA−A’断面図を示し、図5(c)はシール部の拡
大図である。
【0030】図5において、101は回路基板、102
はフレキシブル回路基板、103はセンサー素子が形成
されたセンサーパネル、104はセンサー素子、105
は有機物あるいは無機物からなる基板を指す。105の
基板はファクシミリ・デジタル複写機の場合は透明ガラ
ス基板であり、X線撮像装置では蛍光体に該当する。1
001はポリイミドであり、センサー素子の機械的衝撃
あるいは水分や不純物の混入を防ぐための保護層として
の役割を持つ。
【0031】201は、エポキシ系樹脂またはシリコン
系樹脂の接着性を持ったシール材である。シール部はセ
ンサー素子部にかからぬよう外周を覆う。1002、1
101はスペーサーである。
【0032】スペーサーには、透明で粒状あるいは柱状
のガラス材を用いる。スペーサー1002はシール材中
と基板105とセンサー素子間にあり、センサー素子部
のスペーサー1002は一部ポリイミド層に取り込まれ
ている。基板105とセンサー素子部の間隔αがファク
シミリ・デジタル複写機用センサーの場合は100ミク
ロン以下、X線撮像装置では30ミクロン以下となるよ
う、スペーサーの大きさも同等のものを使用する。
【0033】厳密に言うと、基板105とセンサー素子
部の間隔αと基板105とセンサーパネル基板の間隔β
はセンサー素子部の有無で異なる。その関係はセンサー
素子の厚みをγとした場合、β=α+γとなる。基板1
05から入射した光がセンサー素子に均一な条件で受光
されるように、基板105とセンサー素子部の間隔αを
一定にする必要がある。従って、基板105とセンサー
素子間には大きさαのスペーサー1002を使用し、か
つ基板105とセンサーパネル基板間は大きさβのスペ
ーサー1101を選択する。またセンサー素子部のスペ
ーサー分布に関しては、光センサーの解像度にもよる
が、画素欠陥にならない程度で選択する。例えば、16
0ミクロンの画素サイズを持つX線撮像装置の場合は1
画素あたり1個以下が望ましい。
【0034】図6は、図5の光センサーを作製するため
のプロセスを示したものである。以下、図6(a)〜
(e)の各工程に沿って説明する。 (a)まず、ポリイミド液1001にセンサー素子上に
載せる所望の大きさのスペーサー1002を混入する。
これを薄膜半導体プロセスによって作製されたセンサー
パネル上にスピンナー1206によって所望の膜厚で塗
布し、150〜250℃でキュアし硬化させる。さらに
電極引き出し部をエッチングにて除去する。 (b)次に、要求されるサイズに回転式のダイヤモンド
ブレード408を用いてスライスする。 (c)規定サイズとなったパネル103の引き出し電極
部にTABなどを用い電気実装部101・102を取り
付ける。 (d)次に、センサー素子部の外周にこれに適した大き
さをもつスペーサー1101をシール材に混入し、ディ
スペンサー410で塗布する。 (e)さらに、その上に蛍光板を全面に貼り合わせ、一
定圧力下でプレスする。
【0035】以上、保護層の役割を果たすポリイミド層
にスペーサーの一部を取り込み、スペーサーを固着させ
ることにより、環境試験等の信頼性の観点から基板10
5とセンサー素子間隔の安定性をはかることができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
センサー素子の機械的衝撃あるいは水分や不純物の混入
等を防ぐための保護基板あるいはセンサー素子が光電変
換不能な波長を変換可能なある特定波長域に置き換える
特性をもった基板とセンサー素子間を、スペーサーで介
して空気層にすることより、均一な透過率および屈折率
をもったエリアを提供し、センサー素子に与える反射光
の影響や受光量のムラを解消できる。これにより、解像
度の低下をはかることができる。
【0037】また、接着性を持ったシール材中にスペー
サーを設けて、基板とセンサー素子部の間隔、特に、セ
ンサー素子エリアの外枠周辺のギャップ精度を向上する
ことにより、センサー素子に与える受光量のムラを、更
に解消することができる。
【0038】また、保護層の役割を果たすポリイミド層
にスペーサーの一部を取り込み、スペーサーを固着させ
ることにより、環境試験等の信頼性の観点から基板とセ
ンサー素子間隔の安定性をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わる光センサーの平
面図(a)、A−A’断面図(b)、シール部の拡大図
(c)である。
【図2】本発明の第1の実施例に係わる光センサーの作
製プロセス図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係わる光センサーの平
面図(a)、A−A’断面図(b)、シール部の拡大図
(c)である。
【図4】本発明の第2の実施例に係わる光センサーの作
製プロセス図である。
【図5】本発明の第3の実施例に係わる光センサーの平
面図(a)、A−A’断面図(b)、シール部の拡大図
(c)である。
【図6】本発明の第3の実施例に係わる光センサーの作
製プロセス図である。
【図7】従来の2次元光センサーの平面図及びA−A’
断面図である。
【図8】従来のX線撮像装置のシステム図である。
【図9】図8中のカセット内の概略断面図である。
【図10】図9中のX線センサーの作製プロセス図であ
る。
【図11】接着層に気泡が混入したX線センサーの平面
概略図(a)、A−A’断面図(b)、拡大図(c)で
ある。
【符号の説明】
101 回路基板 102 フレキシブル回路基板 103 センサー素子が形成されたセンサーパネル 104 センサー素子 105 有機物あるいは無機物からなる基板(保護基
板) 201 接着性をもつシール材 202 基板105とセンサー素子間のスペーサー 407 スライス前のセンサーパネル 408 ダイヤモンドブレード 409 スプレー 410 ディスペンサー 411 プレス板 701 基板105とセンサーパネル基板間のスペー
サー 1001 ポリイミド 1002 基板105とセンサー素子間のスペーサー 1101 基板105とセンサーパネル基板間のスペ
ーサー 1206 スピンナー 1306 センサーパネルと基板105間の接着剤 1401 X線源 1402 被写体 1403 カセット 1404 X線源から照射されたX線 1405 被写体を透過したX線 1502 蓋 1503 X線センサー部 1511 センサーパネルを固定する基台 1512 センサーパネルと基台を貼る接着剤 1513 センサーパネルと蛍光板を貼る接着剤 1514 蛍光板 1606 ローラー 1701 気泡 1702 気泡を通過する可視光 1703 気泡境界で反射する可視光 1704 接着層を通過する可視光 1207 ポリイミド供給ノズル

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサー素子基板上に、保護基板を有す
    る光センサーにおいて、 上記センサー素子基板と上記保護基板の間に、分散して
    配置されたスペーサーを有し、該スペーサーにより支持
    された空気層を介して、両方の上記基板の外周部を接着
    して構成したことを特徴とする光センサー。
  2. 【請求項2】 上記保護基板は、該保護基板に入射する
    放射線を、上記センサーの検出可能な光に変換して出射
    する機能を有することを特徴とする請求項1記載の光セ
    ンサー。
  3. 【請求項3】 上記接着を行なうための接着剤に、上記
    スペーサーが含まれていることを特徴とする請求項1記
    載の光センサー。
  4. 【請求項4】 上記スペーサーが透明で、粒状あるいは
    柱状のガラス材又はプラスチック材であることを特徴と
    する請求項1記載の光センサー。
  5. 【請求項5】 上記接着剤が、エポキシ系樹脂、又はシ
    リコン系樹脂からなる材料を用いることを特徴とする請
    求項1記載の光センサー。
  6. 【請求項6】 上記放射線を、上記センサー素子が光電
    変換可能な光に変換する基板が、X線を可視光に変換す
    る蛍光体であることを特徴とする請求項2記載の光セン
    サー。
  7. 【請求項7】 上記保護基板は、透明ガラス基板である
    ことを特徴とする請求項1記載の光センサー。
  8. 【請求項8】 上記外周部を接着するシール材に、上記
    スペーサーが含まれていることを特徴とする請求項1記
    載の光センサー。
  9. 【請求項9】 上記スペーサーを固定する層を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の光センサー。
JP9353487A 1997-12-22 1997-12-22 光センサー Pending JPH11186532A (ja)

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