JP2003303945A - 光電変換装置及びそれを用いた放射線検出システム - Google Patents

光電変換装置及びそれを用いた放射線検出システム

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JP2003303945A
JP2003303945A JP2002106653A JP2002106653A JP2003303945A JP 2003303945 A JP2003303945 A JP 2003303945A JP 2002106653 A JP2002106653 A JP 2002106653A JP 2002106653 A JP2002106653 A JP 2002106653A JP 2003303945 A JP2003303945 A JP 2003303945A
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light
photoelectric conversion
layer
conversion device
shielding layer
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JP2002106653A
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Satoshi Okada
岡田  聡
Kazumi Nagano
和美 長野
Katsuro Takenaka
克郎 竹中
Tomoyuki Tamura
知之 田村
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 遮光層の破れや剥がれを防止する。 【解決手段】 透光性基板1の光入射側に配列された光
電変換素子3で光信号を電気信号に変換する光電変換装
置において、透光性基板の裏面には透光性基板を透過し
た光が各光電変換素子に入射しないようにする遮光層1
1と、遮光層の表面に遮光層の破れを防止するフィルム
層12とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光電変換装置及び
それを用いた放射線検出システムに関し、医療用X線診
断装置、非破壊検査装置などに係わる光電変換装置及び
それを用いた放射線検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、レントゲン撮影のデジタル化が加
速しており、各社からX線エリアセンサーが発表されて
いる。その方式もダイレクト方式(X線を直接電気信号
に変換して読み取るタイプ)とインダイレクト方式(X
線を一旦可視光に変換して可視光を電気信号に変換して
読み取るタイプ)の2つに大別される。
【0003】図10は、従来のインダイレクト方式の代
表的なX線エリアセンサーの断面を示したものである。
図10において、1は厚みが0.5〜0.7mmの透光
性基板、この上部にはアモルファスシリコンを用いた複
数の光電変換部3、TFT部4を形成しており、窒化シ
リコン等よりなる保護層6で光電変換部3及びTFT部
4を保護している。
【0004】また5は電極引き出しパッド部で、ここに
ACF9を介してTAB10を接続、図示しない回路部
に接続されている。また、透光性基板1の裏面には、下
記に説明の光吸収層2を設けている。これら複数の透光
性基板1を基台20に接着層26で貼り合わせ、大画面
化を達成している。
【0005】さらに、7は放射線を可視光に変換するた
めの蛍光体、8は蛍光体7と保護層6とを貼り合わせる
ための透明な接着剤よりなる接着層である。本構成の概
略は、特開平9−298287号公報に記載されている
とおりである。
【0006】図面上部から画像情報をもったX線が入射
すると蛍光体7がその画像に応じた光を発光、その光が
接着層8、保護層6を通過し光電変換部3に入射、そこ
で電気信号に変換しTFT部4でタイミングを計りスイ
ッチングすることによって外部に取り出し、画像情報と
している。これら光電変換部3及びTFT部4は17イ
ンチ角のセンサーで、約720万個設けている。
【0007】上記公報によれば、光吸収層2は、反射防
止機能と遮光機能とを備えることが記載されている。反
射防止機能は、光電変換部3やTFT部4の隙間に入射
した蛍光体1からの光は、そのまま透光性基板1内に入
射するが、透光性基板1の裏面側にある光吸収層2によ
り吸収されるので、透光性基板1裏面で反射して透光性
基板1表面側にある光電変換部3に反射光が入射しない
ようにし、解像力の低下等を招かないものである。
【0008】また、遮光機能は、基台20の裏面側から
入射した光を光吸収層2を介して透光性基板1表面上の
光電変換部3に到達しないように吸収層2はその入射光
を吸収し、光電変換された際のノイズ成分を発生しない
ものである。
【0009】このような機能を備える材料として、樹
脂、無機材料、金属酸化物、染料又は顔料により着色さ
れた樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂又はシリコーン
樹脂であることが記載されている。
【0010】つぎに、従来の放射線検出装置の製造工程
について説明する。
【0011】まず、透光性基板1の上部に光電変換部
3、TFT部4を形成し、これらを保護層6で覆う。そ
れから、透光性基板1の端部に電極引き出しパッド部5
及びACF9を形成する。それから、蛍光体7と保護層
6とを接着剤8によって接着する。
【0012】また、透光性基板1の裏面には、光吸収層
2を形成する。その後、透光性基板1を図示しない運搬
用ホルダーに載せて搬送して、基台20に接着層26で
貼り合わせる。
【0013】図11は、図10の基台20に接着層26
で貼り合わせる前に運搬用ホルダー30に載せて搬送す
る様子を示す図である。
【0014】一般に使用される透光性基板1は、厚みが
0.5〜0.7mmであるため、透光性基板1のエッジ
部分だけを運搬用ホルダー30に載せようとすると、透
光性基板1に反りが生じて保護層6を破壊したり、透光
性基板1そのものを破壊する危険があるため、図示のと
おり、透光性基板1の端部以外も運搬用ホルダー30に
載るようにしている。
【0015】そして、ACF圧着装置でACF9にTA
B10を接続して、更にTAB10を介して、図示しな
い回路部に接続する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術
は、以下のような問題がある。すなわち、運搬用ホルダ
ー30と光吸収層2とが擦れると、光吸収層2に破れや
剥がれが生じ、その部分に光が入射したときに十分な光
の吸収ができず、画像のアーチファクトが発生し、良品
率を下げることになる。
【0017】また、以下のような問題もある。
【0018】図12は、ACF圧着装置の吸着ステージ
33に透光性基板1を載置してACF圧着ヒーター31
とACF圧着受けステージとによってACF9にTAB
10を接続する様子を示す図である。
【0019】吸着ステージ33には、異物33−aが載
っており、光吸収層2が異物33−aによって破壊され
ている。この場合には上記と同様に画像のアーチファク
トが発生し、良品率を下げることになる。
【0020】そこで、本発明は、光吸収層の破れや剥が
れを防止することを課題とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、透光性基板の光入射側に配列された光電
変換素子で光信号を電気信号に変換する光電変換装置に
おいて、前記透光性基板の裏面には当該透光性基板を透
過した光が前記各光電変換素子に入射しないようにする
遮光層を形成し、前記遮光層に外部からかかる力によっ
ても破れない強度を備える。
【0022】また、本発明は、透光性基板の光入射側に
配列された光電変換素子で光信号を電気信号に変換する
光電変換装置において、前記透光性基板の裏面には当該
透光性基板を透過した光が前記各光電変換素子に入射し
ないようにする遮光層と、前記遮光層の表面に当該遮光
層の破れを防止するフィルム層とを備える。
【0023】こうして、透光性基板の裏面に擦りや異物
の混入があっても、遮光層に破れや破壊が生じにくくし
ている。
【0024】さらに、本発明の放射線検出システムは、
上記何れかの光電変換装置を備える。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を用いて説明する。
【0026】図1は、本発明の実施形態の放射線検出装
置の模式的な断面図である。図1において、1は厚みが
0.5〜0.7mmの透光性基板、この上部にはアモル
ファスシリコンを用いた複数の光電変換部3、TFT部
4を形成しており、窒化シリコン等よりなる保護層6で
光電変換部3及びTFT部4を保護している。
【0027】また5は電極引き出しパッド部で、ここに
ACF9を介してTAB10を接続、図示しない回路部
に接続されている。また、透光性基板1の裏面には、接
着層11を介して光吸収性を備え強度のあるフィルム層
12を設けている。さらに、7は放射線を可視光に変換
するための蛍光体、8は蛍光体7と保護層6とを貼り合
わせるための透明な接着剤よりなる接着層である。
【0028】図2は、図1の光電変換部3及びTFT部
4付近の拡大図である。光電変換部3はアモルファスシ
リコンを用いたMIS型フォトセンサーを備えている。
TFT部4も同材料を用いている。
【0029】図2において、21はクロム等よりなる下
部電極、21−aはセンサー下部電極、21−bはTF
Tゲート電極、22は窒化膜等よりなる絶縁膜、22−
aはMIS型フォトセンサーの絶縁膜、22−bはTF
T用ゲート絶縁膜、23はアモルファスシリコン等より
なる活性層、23−aはセンサー用の活性層、23−b
はTFT用の活性層、24はマイクロクリスタルシリコ
ン等よりなるn型オーミックコンタクト層、24−aは
センサー用上部電極、24−bはオーミックコンタクト
層、25はアルミニウム等よりなる上電極、25−aは
バイアス電極、25−bはドレイン電極、25−cはソ
ース電極(シグナル電極)である。ドレイン電極25−
bとセンサー下電極21−aとはコンタクトしている。
【0030】図3は、図1を含む放射線検出システムの
等価回路図である。図3において、41はセンサー活性
層23−aによって形成されるキャパシター部、42は
センサー絶縁膜22−aによって形成されるキャパシタ
ー部、44はバイアスライン、47はバイアス用の電
源、45はシグナルライン、48はアンプ、46はゲー
トライン、50はシグナル読み出し装置、49はゲート
ドライブ装置である。
【0031】キャパシター部41,42によってMIS
型フォトセンサー部が形成される。43はTFT部4に
対応している。
【0032】なお、図3には、蛍光体は図示していな
い。ここで、簡単に図3の動作について説明する。最
初、バイアス用電源47より一定の電圧を投入し、バイ
アスライン44を通して、41及び42のキャパシター
をリフレッシュしておく。
【0033】その後、同じくバイアス用電源47より違
う電圧に切り替えた状態で、X線を放射し、蛍光体7か
らの可視光を41部に当てると、その光に相当した量の
電子・ホール対(キャリア)が発生する。このキャリアを
キャパシター41,42に蓄積した状態でゲートライン
46より一定電圧を投入すると、TFT部4が導通し、
相当の電荷がシグナルライン45に流れる。
【0034】これをアンプ48によって増幅し、シグナ
ル読み出し装置50で信号処理を行うことによって、信
号出力を取り出すことができる。図面では、便宜上3×
3のピクセルで表現したが、実際は、縦、横方向ともN
×Mピクセルとすることが可能である。
【0035】もしも、透光性基板1の裏面に光吸収層が
なければ、図4に示すように、透光性基板1の裏面から
の反射光102がセンサー活性層やTFT活性層に入射
してしまい。特に入射した部分が黒画像のときにはセン
サー部では暗出力の増加を、TFT部4では、暗電流の
増加を招くことになり、画質を著しく低下させることに
なる。
【0036】なお、PIN型の光電変換部3としてもよ
い。
【0037】図面上部から画像情報をもったX線が入射
すると蛍光体7がその画像に応じた光を発光、その光が
接着層8、保護層6を通過し光電変換部3に入射、そこ
で電気信号に変換しTFT部4でタイミングを計りスイ
ッチングすることによって外部に取り出し、画像情報と
している。これら光電変換部3及びTFT部4は17イ
ンチ角のセンサーで、約720万個設けている。
【0038】具体的には、センサー上部電極24−aに
光が入射し、センサー活性層23−aで吸収され、ここ
でフォトン数に相当するキャリアを発生する。このキャ
リアを蓄積することによるセンサー下部電極21−aの
電位変化を、TFT部4でスイッチングすることによっ
てソース電極(シグナル電極)につないだアンプによっ
て読み取り、光信号とする。
【0039】TFT部4のスイッチングはゲート電極2
1−bのバイアスを変化させることによって行ってい
る。通常、この構造にした場合のTFT部4のVthは
1.0〜2.0V程度なので、オフにする場合は、ゲー
ト電極22−bには0Vを、オンにする場合には10V
程度をバイアスする。
【0040】このような光電変換部3とTFT部4を2
次元に並べることによってアナログ情報をデジタル画像
に変換するものである。
【0041】ここで、フィルム層12の厚みは、図示し
ない運搬用ホルダーに透光性基板1を載置したときや、
ACF圧着装置の吸着ステージに載置したときに、これ
らの上にゴミなどの異物があっても、フィルム層12を
破損等しないようにしている。
【0042】フィルム層12は、やわらかいと異物や突
起によって破壊される可能性が高くなるため、ロックウ
ェル硬さでR30以上としている。
【0043】接着層11の硬さは、やわらかすぎると、
外部からの衝撃で破壊される可能性が高くなる。逆に硬
すぎると、耐衝撃性が低下するため、JISゴム硬度で
10〜100としている。つまり、接着層11は、フィ
ルム層12が異物によって押されても、完全に破れない
程度に変形するようにしている。
【0044】フィルム層12の母材としては、ポリプロ
ピレンなどのオレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリ
エチレンテレフタレート(PET)などのポリエステル
樹脂、ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂などのプラスチッ
ク材料、更にはゴム系材料、アルミニウム、銅、銀、
金、白金、マグネシウム合金などの金属及び合金材料、
それらの金属箔、金属箔ラミネートフィルムなどが望ま
しい。
【0045】ちなみに、これらの材料は全てロックウェ
ル硬度でR30を超える材料である。
【0046】ただし、光を吸収する機能をもたない母材
を用いる場合は、顔料を含有して光を吸収するようにし
て使用するか、顔料を含有した接着層とセットにする必
要がある。金属、合金材料、金属箔ラミネートフィルム
は光を反射し遮光する機能を有するが吸収はしないの
で、必ず顔料を含有した接着層11とセットにする必要
がある。
【0047】接着層11の母材としては、フィルム層1
2からの衝撃を緩和し、フィルム層12と透光性基板1
との間の接着性を備える材料である必要があり、好適に
は、アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂、更にはそれら
の粘着剤がよい。
【0048】ちなみに、接着層11とフィルム層12と
少なくとも一方に光吸収機能と遮光機能とを備えればよ
い。
【0049】ただし、接着層11側に光吸収機能をもた
せる場合には、フィルム層12の制約は小さく、接着層
11が透明な場合には、接着層11と透光性基板1との
間のインデックス差をできるだけ小さく、好ましくは±
5%とし、界面での反射を抑え、フィルム層12に光吸
収機能を持たせる必要がある。
【0050】ちなみに、接着層11が透光性基板1に対
して±5%の屈折率のとき、接着層11と透光性基板1
との界面での反射は、0.066%であるので、この成
分がセンサー特性に与える影響は少ない。
【0051】ここで、透明な接着層11とは、蛍光体7
が発光する光の波長に対して透過性が50%以上であ
り、外部から入射する光の波長に対して透過性が50%
以上であるということである。
【0052】接着層11に、光吸収性、遮光性を備える
には、それら樹脂の中に有機顔料や無機の顔料を含有さ
せるとよい。有機顔料としては、ニトロ系色素、アゾ顔
料、インダンスレン、チオインジゴペリノン、ペリレ
ン、ジオキサジン、キナクリドン、フタロシアニン、イ
ソインドリノン、キノフタロン系がある。
【0053】無機顔料としては、カーボンブラック、黄
鉛、カドミ黄、クローバーミリオン(オレンジ)ベンガ
ラ、シュ、鉛丹、カドミ赤、ミネラルバイオレット(紫
色)、コバルトブルー、コバルトグリーン、酸化クロ
ム、酸化インジウム、酸化スズ、ビリジアン(緑)など
がある。
【0054】フィルム層12に光吸収性を備える場合に
も、上記に示した顔料を含有させるとよい。更にフィル
ム層12の接着層11側に黒印刷したものでもよい。た
だし、接着層11に光吸収機能を備える場合はフィルム
層12に光吸収機能を持たせる必要はない。
【0055】図4は、図1の接着層11に光吸収機能を
備えたときの放射線検出装置の動作の説明図である。図
示しない蛍光体から発生し光電変換部3、TFT部4の
間の隙間を通過してきた光100は透光性基板1内に入
射する。
【0056】透光性基板1の裏面に達した光100のほ
とんどは、黒い顔料含有した接着層11に侵入し、その
まま吸収されるので、光電変換部3やTFT部4にノイ
ズ成分として到達することはない。
【0057】このとき、透光性基板1の裏面に光吸収層
がなく空気が接していれば、その屈折率差が大きいた
め、反射光102の増加を招き、それが光電変換部3や
TFT部4に達し、ノイズ成分となる。
【0058】外部から入射した光103もフィルム層1
2が透明であれば同様に、接着層11に侵入したまま吸
収される。
【0059】フィルム層12に光吸収機能を備えれば、
外光103はフィルム層12で吸収される。この構成だ
と、接着層11に光吸収機能を備えているため、フィル
ム層12の選択の巾を広げることが可能である。
【0060】たとえば、フィルム層12としてタングス
テン樹脂シート(日本タングステン株式会社製)を用い
ると、フィルム自身が黒色であり、光吸収特性を備える
と同時に、高いX線遮蔽能力を備えることも可能であ
る。
【0061】このシートは、鉛に変わる新しい放射線遮
蔽物質として開発されたものである。ちなみにこのシー
トは1.2mm厚で1.3mmの鉛当量の遮蔽能力を備
えている。更には、金属箔シートを貼り合せれば、外光
103は金属箔シートの表面で反射されることになるの
で、遮光機能を備えることになる。
【0062】また、接着層11を透明にして透光性基板
1との間のインデックスマッチングを図ると、光100
は透光性基板1の裏面での反射が最小に抑えられ、ほと
んどがフィルム層12に突入し、吸収される。
【0063】この際には、フィルム層12を光吸収層に
する必要がある。前述のタングステン樹脂シートをこの
構成でも使用することは可能である。ちなみに、透光性
基板1として日本電気ガラス製OA−10(n=1.5
2)を用い、接着層11として協立化学のアクリル系接
着剤(n=1.52)を用いると、これらの界面での反
射率はゼロとなる。間に、空気(n=1.00)があれ
ば、反射率は4.3%である。
【0064】つぎに、図1の放射線検出装置の製造工程
について説明する。
【0065】まず、透光性基板1の上部に光電変換部
3、TFT部4を形成し、これらを保護層6で覆う。そ
れから、透光性基板1の端部に電極引き出しパッド部5
及びACF9を形成する。また、透光性基板1の裏面に
は、フィルム層12を接着層11を介して貼り合わせす
る。
【0066】図5は、図1の接着層11としてシート状
の接着剤を用いたときの透光性基板1とフィルム層12
との貼り合わせ工程を示す図である。図5に示すように
本実施形態では、透光性基板1に光電変換部3及びTF
T部4及び保護層を形成した後、蛍光体7と保護層6と
を接着剤8によって接着する。それから、蛍光体7側を
貼り合わせ装置の固定ステージ34に載せ、移動しない
ように真空吸着を行う。
【0067】フィルム層12側をあらかじめ装置のスラ
イドステージ36に吸着した状態で、図示しない保護シ
ートを剥離し、粘着剤である接着層11をむき出しにす
る。
【0068】この後、スライドステージ36側をブロア
により吸引した状態でローラー37をスライドステージ
36から突き出させローラー35で図のようにしごき出
すように貼り合せていく。
【0069】このとき、接着層11に気泡が混入すると
前述のように画像のアーチファクトが発生するので、ロ
ール35の加熱や、接着層の貼り合せ直前の加熱などの
方法で、貼り合せ時の流動性を良好にし、気泡の混入を
抑えることも可能である。また、接着層(粘着剤)11
を厚くするのも有効な方法である。
【0070】なお、以下のようにして透光性基板1とフ
ィルム層12との貼り合わせを行ってもよい。
【0071】図6は、図1の接着層11となるゲル状の
接着剤を用いたときの透光性基板1とフィルム層12と
の貼り合わせ工程を示す図である。接着層11を、透光
性基板1上にディスペンサー、カーテンスプレイなどの
方法によって塗布しておく。
【0072】ローラー35では、接着剤をしごいて流し
ながら貼り合せていく。接着層11は、厚いほうが、フ
ィルム層12から受ける衝撃を吸収する能力が高い。
【0073】図7は、運搬用ホルダー30に載せて搬送
する様子を示す図である。図示のとおり、透光性基板1
の端部以外も運搬用ホルダー30に載るようにしてい
る。このときフィルム層12が運搬用ホルダー30と擦
れても、フィルム層12が破損することはない。
【0074】そして、ACF圧着装置でACF9にTA
B10を接続して、さらにTAB10を介して、図示し
ない回路部に接続する。
【0075】図8は、ACF圧着装置の吸着ステージ3
3に透光性基板1を載置してACF圧着ヒーター31と
ACF圧着受けステージとによってACF9にTAB1
0を接続する様子を示す図である。
【0076】吸着ステージ33には、異物33−aが載
っているが、この場合でもフィルム層12の下面側にキ
ズが入るだけで、フィルム層12が破損することがな
く、従って画像のアーチファクトが発生することによっ
て良品率を下げるという事態がなくなる。
【0077】(実施形態1)本発明の実施形態1では、
接着層11として日東電工製の両面テープNo.500
0N(C)Bに用いている黒粘着剤を、フィルム層12
としてPETを用いた。
【0078】PETが透光性基板1の裏面を保護してお
り、黒粘着剤が弾性を有するので、外部からの機械衝撃
に対する耐性が強く、ホルダーとの擦れや吸着した際の
異物の混入によっても光吸収層が破壊しないようにして
いる。
【0079】PETは、耐溶剤性も高く、表面をIPA
やアセトンでふき取ることも可能であるため、工程に流
す際の簡便なふき取り洗浄を行うことも可能となる。光
吸収体としては、接着層11の黒粘着剤がその表裏から
入射する光を吸収するので、光吸収・遮光特性を発揮で
きる。
【0080】吸収・遮光すべき光量が大きい場合は、P
ETの代わりに黒PETを用いれば特性は更に向上す
る。
【0081】接着層11として粘着剤を用いているの
で、貼り合せの工数が少なくコストダウンも可能であ
る。なお、接着層11として、シリコーン系のものに顔
料を混ぜ合わせた粘着剤を用いてもよい。
【0082】(実施形態2)本発明の実施形態2では、
接着層11としてアクリル系の透明な接着剤を、フィル
ム層12として黒PETを用いた。
【0083】黒PETが裏面の保護をしており、接着剤
が弾性を有するので、外部からの機械衝撃に対する耐性
が強く、ホルダーとの擦れや吸着した際の異物の混入に
よる光吸収層の破壊を防止できる。
【0084】光吸収体としては、フィルム層12の黒P
ETがその表裏から入射してくる光を吸収するので、光
吸収・遮光特性を発揮できる。
【0085】本実施形態によると、接着層11に透明接
着剤を用いているので、黒粘着剤や黒接着剤を用いた場
合の接着力の低下を防止する効果がある。なお、接着層
11としては、シリコーン系の接着剤を用いてもかまわ
ない。
【0086】(実施形態3)本発明の実施形態3では、
接着層11としてアクリル系の透明な粘着剤を、フィル
ム層12としてタングステン樹脂シート(日本タングス
テン株式会社製)を用いた。
【0087】タングステン樹脂シートが裏面の保護をし
ており、粘着剤が弾性を有するので、外部からの機械衝
撃に対する耐性がつよく、ホルダーとの擦れや吸着した
際の異物の混入による光吸収層の破壊を防止できる。
【0088】光吸収体としては、フィルム層12のタン
グステン樹脂シートがその表裏から入射してくる光を吸
収するので、光吸収・遮光特性を発揮できる。本実施形
態によると、放射線の吸収を画素エリア全面に渡り均一
に行うことが可能となり、その下部に設置する回路基板
等への放射線の遮蔽板として機能すると同時に、放射線
の蛍光体7への反射ムラによる画質の低下を防ぐことも
可能である。
【0089】なお、接着層11に透明なアクリル系粘着
剤を用いたが、シリコーン系の粘着剤を用いてもかまわ
ないし、それらに顔料を入れて光吸収機能を備えるよう
にしてもよい。
【0090】(実施形態4)本発明の実施形態4では、
接着層11として顔料入りのアクリル系黒粘着剤を、フ
ィルム層12として銅板を用いた。
【0091】銅板が裏面の保護をしており、黒粘着剤が
弾性を有するので、外部からの機械衝撃に対する耐性が
つよく、ホルダーとの擦れや吸着した際の異物の混入に
よる光吸収層の破壊を防止できる。
【0092】光吸収体としては、接着層11の黒粘着剤
が基板表から入射してくる光を吸収し、フィルム層12
の銅板が裏から入射する光を遮蔽するので、光吸収・遮
光特性を発揮できる。
【0093】本実施形態によると、フィルム層12に銅
板を用いているため、生産時の静電気防止作用として機
能し、銅板を定電位に固定すれば電磁シールド層として
も機能する。更には、銅箔やアルミニウム箔などをPE
T等でラミネートしたものをフィルム層12として用い
てもよい。
【0094】(実施形態5)本発明の実施形態5の放射
線検出システムは、複数の透光性基板1−1〜1−4を
一枚の光吸収層上にタイリングした。
【0095】図9(b)は、本発明の実施形態5の放射
線検出装置の平面図である。なお、説明の都合上、蛍光
体は図示していない。図9(a)は図9(b)のA−A
断面図である。
【0096】接着層11には顔料入りのアクリル系黒粘
着剤を、フィルム層12にPETを用いた。PETが裏
面の保護をしており、黒粘着剤が弾性を有するので、外
部からの機械衝撃に対する耐性がつよく、運搬用ホルダ
ー30との擦れや吸着した際の異物の混入による光吸収
層の破壊を防止できる。
【0097】光吸収体としては、黒粘着剤がその表裏か
ら入射してくる光を吸収し、光吸収・遮光特性を発揮で
きる。
【0098】本実施形態の放射線検出装置の製法は、ま
ずスライスされた4枚の透光性基板1−1〜1−4を反
転した状態で、アライメントを行って一枚の固定ステー
ジに吸着しておく。その際、吸着ステージと光電変換部
3とが接触するので、この場合は、表面の保護層とし
て、SiN膜6−aの上部にPI6−bなどの樹脂の保
護層をコートしておくとよい。
【0099】その後、上部つまり、透光性基板1の裏面
に、光吸収層をラミネートすればよい。蛍光体7を貼り
合せる場合は、それを再び反転し、上部から蛍光体7を
ラミネートすればよい。
【0100】本実施形態では、光吸収層をいわば基台と
して利用しているので、センサーのタイリングによる大
画面化が可能となる。
【0101】
【発明の効果】本発明によれば、センサー基板の裏面に
形成する光吸収・遮光層の製造工程での剥がれを防止
し、歩留まりの向上を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の放射線検出装置の模式的な
断面図である。
【図2】図1の光電変換部3及びTFT部4付近の拡大
図である。
【図3】図1を含む放射線検出システムの等価回路図で
ある。
【図4】図1の接着層11に光吸収機能を備えたときの
放射線検出装置の動作の説明図である。
【図5】図1の接着層11としてシート状の接着剤を用
いたときの透光性基板1とフィルム層12との貼り合わ
せ工程を示す図である。
【図6】図1の接着層11となるゲル状の接着剤を用い
たときの透光性基板1とフィルム層12との貼り合わせ
工程を示す図である。
【図7】運搬用ホルダー30に載せて搬送する様子を示
す図である。
【図8】ACF圧着装置の吸着ステージ33に透光性基
板1を載置してACF圧着ヒーター31とACF圧着受
けステージとによってACF9にTAB10を接続する
様子を示す図である。
【図9】本発明の実施形態5の放射線検出装置の平面図
及び断面図である。
【図10】従来のインダイレクト方式の代表的なX線エ
リアセンサーの断面を示したものである。
【図11】図10の基台20に接着層26で貼り合わせ
る前に運搬用ホルダー30に載せて搬送する様子を示す
図である。
【図12】ACF圧着装置の吸着ステージ33に透光性
基板1を載置してACF圧着ヒーター31とACF圧着
受けステージとによってACF9にTAB10を接続す
る様子を示す図である。
【符号の説明】
1 透光性基板 3 光電変換部 4 TFT部 5 電極引き出しパッド部 6 保護層 7 蛍光体 8 接着層 9 ACF 10 TAB 11 接着層 12 フィルム層 21−a センサー下部電極 21−b ゲート電極 22−a センサー絶縁膜 22−b ゲート絶縁膜 23−a センサー活性層 24−a センサー上部電極 41,42 キャパシター部 44 バイアスライン 45 シグナルライン 46 ゲートライン 47 バイアス用の電源 48 アンプ 49 ゲートドライブ装置 50 シグナル読み出し装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹中 克郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 田村 知之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2G088 EE01 EE29 FF02 GG13 GG16 GG19 JJ05 JJ09 JJ37 4M118 AA10 AB01 BA05 CA05 CA07 CA11 CB11 FB09 FB13 FB16 GA10 HA26 HA30 5F088 BA16 BB03 BB07 EA04 EA08 GA02 HA10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性基板の光入射側に配列された光電
    変換素子で光信号を電気信号に変換する光電変換装置に
    おいて、 前記透光性基板の裏面には当該透光性基板を透過した光
    が前記各光電変換素子に入射しないようにする遮光層を
    形成し、前記遮光層に外部からかかる力によっても破れ
    ない強度を備えることを特徴とする光電変換装置。
  2. 【請求項2】 透光性基板の光入射側に配列された光電
    変換素子で光信号を電気信号に変換する光電変換装置に
    おいて、 前記透光性基板の裏面には当該透光性基板を透過した光
    が前記各光電変換素子に入射しないようにする遮光層
    と、前記遮光層の表面に当該遮光層の破れを防止するフ
    ィルム層とを備えることを特徴とする光電変換装置。
  3. 【請求項3】 前記遮光層は、粘着性を備えていること
    を特徴とする請求項1又は2記載の光電変換装置。
  4. 【請求項4】 前記遮光層は、接着層によって前記透光
    性基板に接着されていることを特徴とする請求項1又は
    2記載の光電変換装置。
  5. 【請求項5】 接着層はゴム硬度計硬さがJISゴム硬
    度10以上100以下であることを特徴とする請求項4
    記載の光電変換装置。
  6. 【請求項6】 前記遮光層は、ロックウェル硬さがR6
    0以上であることを特徴とする請求項1記載の光電変換
    装置。
  7. 【請求項7】 前記フィルム層は、1層以上であること
    を特徴とする請求項2記載の光電変換装置。
  8. 【請求項8】 前記遮光層は黒色、又は前記光電変換素
    子の入射光に対して補色関係にある色であることを特徴
    とする請求項1又は2記載の光電変換装置。
  9. 【請求項9】 前記接着層は透明であり、前記透光性基
    板の屈折率に対して±5%以内の屈折率であることを特
    徴とする請求項4記載の光電変換装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から9の何れか1項記載の光
    電変換装置を備えることを特徴する放射線検出システ
    ム。
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