JPH11186402A - 半導体装置及び半導体製造方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体製造方法

Info

Publication number
JPH11186402A
JPH11186402A JP9353073A JP35307397A JPH11186402A JP H11186402 A JPH11186402 A JP H11186402A JP 9353073 A JP9353073 A JP 9353073A JP 35307397 A JP35307397 A JP 35307397A JP H11186402 A JPH11186402 A JP H11186402A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
layer
dmosfet
forming
bipolar transistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9353073A
Other languages
English (en)
Inventor
Taizo Fujii
泰三 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp filed Critical Matsushita Electronics Corp
Priority to JP9353073A priority Critical patent/JPH11186402A/ja
Publication of JPH11186402A publication Critical patent/JPH11186402A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 DMOSFETにおいて、半導体装置の製造
に要するコストを増すことなく、ドレインのコンタクト
窓とドレインコンタクト層の互いのマスク合わせずれを
見込んだマージンを考慮する必要をなくし、ドレインコ
ンタクト層を小さくし、素子サイズを縮小した優れた半
導体製造方法を実現する。 【解決手段】 半導体基板200上のDMOSFET形
成領域上にドレイン層201を形成し、次に、ゲート酸
化膜204及び第1の多結晶シリコン膜205を形成
し、第1の開口窓207を開口する。次に、第2の多結
晶シリコン膜209を形成し、ゲート電極211及び、
第1の開口窓207を取り囲むような第1の領域212
を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、 半導体基板上に
DMOSFETを搭載した半導体装置及び製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、様々な機器の駆動用デバイスであ
るDMOSFET(Double DiffusedMOSFET)を搭載し
た半導体装置に関する提案が数多くみられる。
【0003】以下に、従来のDMOSFETの製造方法
について、図面を参照しながら説明する。
【0004】まず、図21に示すように、ドレインとな
るn型の半導体基板300の表面上に例えばシリコン酸
化膜及び多結晶シリコンからなる絶縁ゲート301を形
成する。次に、図22に示すように、絶縁ゲート301
をマスクの一部としてp型のボディ層302を形成す
る。次に、図23に示すように、絶縁ゲート301をマ
スクの一部としてソース層303及びドレインコンタク
ト層304を形成する。このようにして各拡散層の形成
が終了し、この後、図24に示すように絶縁膜305を
形成し、各拡散層の上の絶縁膜の一部を開口し、開口し
たコンタクト窓に金属電極306を形成して素子を完成
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のDMOSFETを搭載した半導体装置及びその製
造方法においては、金属配線のためのコンタクト窓開け
用マスクとドレインコンタクト層形成用マスクのマスク
合わせずれマージンを見込んだパターン設計としなけれ
ばならず、素子サイズが大きくなってしまうという問題
点を有していた。
【0006】すなわち、図25に示すようにドレインコ
ンタクト層304は、本来コンタクト窓の大きさCと同
一の大きさでよいが、コンタクト窓とドレインコンタク
ト層の互いのマスク合わせずれを見込んだマージンAを
持ち、大きさをBとして設計しなければならない。その
ために、素子のサイズが大きくなってしまうという欠点
があった。
【0007】本発明は上記従来のDMOSFETの課題
を考慮し、DMOSFETのドレインコンタクト層とコ
ンタクト窓のマージンをなくし、素子のサイズを小さく
できる優れた半導体装置及び製造方法を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による半導体装置及びその製造方法において
は下記に示す構造及び手段を講じている。
【0009】まず請求項1に記載された半導体装置は、
半導体基板上に少なくとも1つのDMOSFETを搭載
した半導体装置であって、前記DMOSFETは、低濃
度の第1導電型不純物を含むドレイン層と、前記ドレイ
ン層上にゲート絶縁膜を介して形成された絶縁ゲート電
極と、前記絶縁ゲート電極の一方の下部側方の前記ドレ
イン層に取り囲まれるように形成される前記ドレイン層
よりも高濃度の第1導電型不純物を含むドレインコンタ
クト層と、前記ドレインコンタクト層の上部に形成さ
れ、下面がドレインコンタクト層と接し、第1導電型不
純物を含む多結晶半導体膜からなる第1の領域と、前記
絶縁ゲート電極の他方の下部側方に形成され高濃度の第
1導電型不純物を含むソース層と、前記ソース層を取り
囲み、かつ前記半導体基板の表面付近の領域で前記絶縁
ゲート電極の下方領域の一部にまで達するしきい値制御
レベルの第2導電型不純物を含むボディ層とを少なくと
も有し、前記DMOSFETの第1の領域の上面は下面
よりも面積が大きくなっている。
【0010】請求項1の構造により、DMOSFETの
ドレインコンタクト層は上部に実質上同一の導電型不純
物を含む多結晶半導体膜からなる第1の領域を持つ。第
1の領域はドレインコンタクト層と接する下面よりも上
面のほうが面積が大きい。従って、従来必要であったコ
ンタクト窓開け用のマスクとのマスク合わせずれを見込
んだマージンは第1の領域の上面に含めることができる
ため、ドレインコンタクト層を小さくすることができ
る。従って、素子のサイズを小さくすることができる。
【0011】請求項2に記載された半導体装置は、半導
体基板上に少なくとも1つのDMOSFETとバイポー
ラトランジスタを搭載した半導体装置であって、前記D
MOSFETは、低濃度の第1導電型不純物を含むドレ
イン層と、前記ドレイン層上にゲート絶縁膜を介して形
成された絶縁ゲート電極と、前記絶縁ゲート電極の一方
の下部側方の前記ドレイン層に取り囲まれるように形成
される前記ドレイン層よりも高濃度の第1導電型不純物
を含むドレインコンタクト層と、前記ドレインコンタク
ト層の上部に形成され、下面がドレインコンタクト層と
接し、第1導電型不純物を含む多結晶半導体膜からなる
第1の領域と、前記絶縁ゲート電極の他方の下部側方に
形成され高濃度の第1導電型不純物を含むソース層と、
前記ソース層を取り囲み、かつ前記半導体基板の表面付
近の領域で前記絶縁ゲート電極の下方領域の一部にまで
達するしきい値制御レベルの第2導電型不純物を含むボ
ディ層とを少なくとも有し、前記バイポーラトランジス
タは、低濃度の第1導電型不純物を含むコレクタ層と、
前記コレクタ層に取り囲まれる領域に形成される第2導
電型不純物を含むベース層と、前記ベース層に取り囲ま
れる領域に形成される前記コレクタ層よりも高濃度の第
1導電型不純物を含むエミッタ層と、前記エミッタ層の
上部に形成され、下面がエミッタ層と接し、第1導電型
不純物を含む多結晶半導体膜からなる第2の領域とを少
なくとも有し、前記DMOSFETの第1の領域と前記
バイポーラトランジスタの第2の領域は実質上同一の材
料で、実質上同一の濃度と不純物深さをもち、上面は下
面よりも面積が大きく、かつ前記DMOSFETのドレ
インコンタクト層と前記バイポーラトランジスタのエミ
ッタ層の第1導電型不純物は実質上同一の濃度と不純物
深さを持っている。
【0012】請求項2の構造により、DMOSFETの
ドレインコンタクト層は上部に実質上同一の導電型不純
物を含む多結晶半導体膜からなる第1の領域を持つ。第
1の領域はドレインコンタクト層と接する下面よりも上
面のほうが面積が大きい。従って、従来必要であったコ
ンタクト窓開け用のマスクとのマスク合わせずれを見込
んだマージンは第1の領域の上面に含めることができる
ため、ドレインコンタクト層を小さくすることができ
る。従って、素子のサイズを小さくすることができる。
しかも、第1の領域はバイポーラトランジスタのいわゆ
る多結晶エミッタ構造と実質上同一の構造であるため、
同時に形成することができ、半導体装置の製造に要する
コストは上昇することがない。
【0013】請求項3に記載された半導体装置の製造方
法は、半導体基板上に少なくとも1つのDMOSFET
を搭載した半導体装置の製造方法であって、前記半導体
基板上のDMOSFET形成領域に第1導電型不純物を
導入して前記DMOSFETのドレイン層を形成する工
程と、前記半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、前
記DMOSFET形成領域の前記ドレイン層に取り囲ま
れる将来ドレインコンタクト層となるべき領域上の前記
絶縁膜を除去し、開口窓を形成する工程と、前記半導体
基板上に多結晶半導体膜を形成する工程と、前記多結晶
半導体膜をエッチングして前記DMOSFET形成領域
上に絶縁ゲートと、将来ドレインコンタクト層となるべ
き領域の上部であって前記開口窓を取り囲む領域に第1
の領域を同時に形成する工程と、前記DMOSFET形
成領域上の表面部で、前記絶縁ゲート電極の下部側方に
第2導電型不純物をドープして、前記絶縁ゲートの下方
領域の一部にまで達する前記DMOSFETのボディ層
を形成する工程と、前記DMOSFET形成領域の前記
ボディ層に取り囲まれる領域及び前記第1の領域に第1
導電型不純物をドープして前記DMOSFETのソース
層及びドレインコンタクト層を同時に形成する工程とを
少なくとも有している。
【0014】請求項3の方法により、DMOSFETの
ドレインコンタクト層の上部にドレインと実質上同一の
導電型不純物を含む多結晶半導体膜からなる第1の領域
が形成される。第1の領域の下部は開口窓でドレインコ
ンタクト層と接続されており、開口窓を取り囲むように
第1の領域が形成されていることから、第1の領域の上
面は下面よりも面積が大きい。従って、従来必要であっ
たコンタクト窓開け用のマスクとのマスク合わせずれを
見込んだマージンは第1の領域の上面に含めることがで
きるため、ドレインコンタクト層を小さくすることがで
きる。従って、素子のサイズを小さくすることができ
る。
【0015】請求項4に記載された半導体装置の製造方
法は、半導体基板上に少なくとも1つのDMOSFET
を搭載した半導体装置の製造方法であって、前記半導体
基板上のDMOSFET形成領域に第1導電型不純物を
導入して前記DMOSFETのドレイン層を形成する工
程と、前記半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、前
記絶縁膜上に第1の多結晶半導体膜を形成する工程と、
前記DMOSFET形成領域の前記ドレイン層に取り囲
まれる将来ドレインコンタクト層となるべき領域上の前
記絶縁膜及び前記第1の多結晶半導体膜を除去し、開口
窓を形成する工程と、前記半導体基板上に第2の多結晶
半導体膜を形成する工程と、前記第1の多結晶半導体膜
及び前記第2の多結晶半導体膜をエッチングして前記D
MOSFET形成領域上に絶縁ゲートと、将来ドレイン
コンタクト層となるべき領域の上部であって前記開口窓
を取り囲む領域に第1の領域を同時に形成する工程と、
前記DMOSFET形成領域上の表面部で、前記絶縁ゲ
ートの下部側方に第2導電型不純物をドープして、前記
絶縁ゲート電極の下方領域の一部にまで達する前記DM
OSFETのボディ層を形成する工程と、前記DMOS
FET形成領域の前記ボディ層に取り囲まれる領域及び
前記第1の領域に第1導電型不純物をドープして前記D
MOSFETのソース層及びドレインコンタクト層を形
成する工程とを少なくとも有している。
【0016】請求項4の方法により、DMOSFETの
ドレインコンタクト層の上部にドレインと実質上同一の
導電型不純物を含む多結晶半導体膜からなる第1の領域
が形成される。第1の領域の下部は開口窓でドレインコ
ンタクト層と接続されており、開口窓を取り囲むように
第1の領域が形成されていることから、第1の領域の上
面は下面よりも面積が大きい。従って、従来必要であっ
たコンタクト窓開け用のマスクとのマスク合わせずれを
見込んだマージンは第1の領域の上面に含めることがで
きるため、ドレインコンタクト層を小さくすることがで
きる。従って、素子のサイズを小さくすることができ
る。さらにこの製造方法によると、絶縁膜形成後に絶縁
膜上に第1の多結晶半導体膜が形成される。開口窓を形
成する際に開口窓以外の領域の絶縁膜の上には第1の多
結晶半導体膜が存在している。よって、開口窓以外の領
域の絶縁膜は開口窓を形成する際にダメージを受けるこ
とはなく、高品質の絶縁膜を形成することができる。
【0017】請求項5に記載された半導体装置の製造方
法は、半導体基板上に少なくとも1つのDMOSFET
とバイポーラトランジスタを搭載した半導体装置の製造
方法であって、前記半導体基板上のDMOSFET形成
領域及びバイポーラトランジスタ形成領域に第1導電型
不純物を導入して前記DMOSFETのドレイン層及び
前記バイポーラトランジスタのコレクタ層を形成する工
程と、前記バイポーラトランジスタ形成領域の前記コレ
クタ層に取り囲まれる領域に第2導電型不純物をドープ
して前記バイポーラトランジスタのベース層を形成する
工程と、前記半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、
前記絶縁膜をエッチングして、前記DMOSFET形成
領域の前記ドレイン層に取り囲まれる将来ドレインコン
タクト層となるべき領域上に第1の開口窓と、前記バイ
ポーラトランジスタ形成領域の前記ベース層に取り囲ま
れる将来エミッタ層となるべき領域上に第2の開口窓を
同時に形成する工程と、前記半導体基板上に多結晶半導
体膜を形成する工程と、前記多結晶半導体膜をエッチン
グして前記DMOSFET形成領域上に絶縁ゲートと、
将来ドレインコンタクト層となるべき領域の上部であっ
て前記第1の開口窓を取り囲む領域に第1の領域と、前
記バイポーラトランジスタ形成領域上の将来エミッタ層
となるべき領域の上部であって前記第2の開口窓を取り
囲む領域に第2の領域を同時に形成する工程と、前記D
MOSFET形成領域上の表面部で、前記絶縁ゲート電
極の下部側方に第2導電型不純物をドープして、前記絶
縁ゲートの下方領域の一部にまで達する前記DMOSF
ETのボディ層を形成する工程と、前記DMOSFET
形成領域の前記ボディ層に取り囲まれる領域及び前記第
1の領域及び前記バイポーラトランジスタ形成領域の前
記第2の領域に第1導電型不純物をドープして前記DM
OSFETのソース層及びドレインコンタクト層及び前
記バイポーラトランジスタのエミッタ層を形成する工程
とを少なくとも有している。
【0018】請求項5の方法により、DMOSFETの
ドレインコンタクト層の上部にドレインと実質上同一の
導電型不純物を含む多結晶半導体膜からなる第1の領域
が形成される。第1の領域の下部は開口窓でドレインコ
ンタクト層と接続されており、開口窓を取り囲むように
第1の領域が形成されていることから、第1の領域の上
面は下面よりも面積が大きい。従って、従来必要であっ
たコンタクト窓開け用のマスクとのマスク合わせずれを
見込んだマージンは第1の領域の上面に含めることがで
きるため、ドレインコンタクト層を小さくすることがで
きる。従って、素子のサイズを小さくすることができ
る。しかも、第1の領域はバイポーラトランジスタのい
わゆる多結晶エミッタ構造と実質上同一の構造であるた
め、同時に形成することができ、半導体装置の製造に要
するコストは上昇することがない。
【0019】請求項6に記載された半導体装置の製造方
法は、半導体基板上に少なくとも1つのDMOSFET
とバイポーラトランジスタを搭載した半導体装置の製造
方法であって、前記半導体基板上のDMOSFET形成
領域及びバイポーラトランジスタ形成領域に第1導電型
不純物を導入して前記DMOSFETのドレイン層及び
前記バイポーラトランジスタのコレクタ層を形成する工
程と、前記バイポーラトランジスタ形成領域の前記コレ
クタ層に取り囲まれる領域に第2導電型不純物をドープ
して前記バイポーラトランジスタのベース層を形成する
工程と、前記半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、
前記絶縁膜上に第1の多結晶半導体膜を形成する工程
と、前記絶縁膜及び前記第1の多結晶半導体膜をエッチ
ングして、前記DMOSFET形成領域の前記ドレイン
層に取り囲まれる将来ドレインコンタクト層となるべき
領域上に第1の開口窓と、前記バイポーラトランジスタ
形成領域の前記ベース層に取り囲まれる将来エミッタ層
となるべき領域上に第2の開口窓を同時に形成する工程
と、前記半導体基板上に第2の多結晶半導体膜を形成す
る工程と、前記第1の多結晶半導体膜及び前記第2の多
結晶半導体膜をエッチングして前記DMOSFET形成
領域上に絶縁ゲートと、将来ドレインコンタクト層とな
るべき領域の上部であって前記第1の開口窓を取り囲む
領域に第1の領域と、前記バイポーラトランジスタ形成
領域上の将来エミッタ層となるべき領域の上部であって
前記第2の開口窓を取り囲む領域に第2の領域を同時に
形成する工程と、前記DMOSFET形成領域上の表面
部で、前記絶縁ゲートの下部側方に第2導電型不純物を
ドープして、前記絶縁ゲート電極の下方領域の一部にま
で達する前記DMOSFETのボディ層を形成する工程
と、前記DMOSFET形成領域の前記ボディ層に取り
囲まれる領域及び前記第1の領域及び前記バイポーラト
ランジスタ形成領域の前記第2の領域に第1導電型不純
物をドープして前記DMOSFETのソース層及びドレ
インコンタクト層及び前記バイポーラトランジスタのエ
ミッタ層を形成する工程とを少なくとも有している。
【0020】請求項6の方法により、DMOSFETの
ドレインコンタクト層の上部にドレインと実質上同一の
導電型不純物を含む多結晶半導体膜からなる第1の領域
が形成される。第1の領域の下部は開口窓でドレインコ
ンタクト層と接続されており、開口窓を取り囲むように
第1の領域が形成されていることから、第1の領域の上
面は下面よりも面積が大きい。従って、従来必要であっ
たコンタクト窓開け用のマスクとのマスク合わせずれを
見込んだマージンは第1の領域の上面に含めることがで
きるため、ドレインコンタクト層を小さくすることがで
きる。従って、素子のサイズを小さくすることができ
る。さらにこの製造方法によると、絶縁膜形成後に絶縁
膜上に第1の多結晶半導体膜が形成される。開口窓を形
成する際に開口窓以外の領域の絶縁膜の上には第1の多
結晶半導体膜が存在している。よって、開口窓以外の領
域の絶縁膜は開口窓を形成する際にダメージを受けるこ
とはなく、高品質の絶縁膜を形成することができる。し
かも、第1の領域はバイポーラトランジスタのいわゆる
多結晶エミッタ構造と実質上同一の構造であるため、同
時に形成することができ、半導体装置の製造に要するコ
ストは上昇することがない。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。
【0022】(第1の実施形態)まず、第1の実施形態
について説明する。図1〜図9は、第1の実施形態にお
ける半導体装置の製造工程を示す断面図である。
【0023】図1に示すように、比抵抗が例えば10〜
20Ω・cmの(100)面を主面とするシリコン単結
晶からなるP型半導体基板100に例えばレジストマス
ク(図示せず)を形成し、これを用いて、P型半導体基
板100のDMOSFET形成領域及びバイポーラトラ
ンジスタ形成領域に、例えば燐イオンを注入エネルギー
が150keV,ドーズ量が3×1012cm-2程度の条
件で注入し、熱処理を行う。これにより、DMOSFE
TのN- 型ドレイン層101、バイポーラトランジスタ
のコレクタ層102が形成される。
【0024】次に、例えばレジスト膜(図示せず)をマ
スクとして用い、これを用いて、バイポーラトランジス
タ形成領域のコレクタ層に取り囲まれるベース層形成領
域に例えばボロンイオンを注入エネルギーが30ke
V,ドーズ量が1.5×1013cm-2程度の条件で注入
し、熱処理を行う。これにより、バイポーラトランジス
タのベース層103が形成される。
【0025】次に、図2に示すように、例えば900℃
で熱酸化を行ない、厚みが15nm程度のゲート酸化膜
104を形成した後、例えばレジスト膜105をマスク
として用いて、ゲート酸化膜104の一部を開口し、D
MOSFETの第1の開口窓106及びバイポーラトラ
ンジスタの第2の開口窓107を同時に形成する。
【0026】次に、図3に示すように、例えばCVD法
を用いて、P型半導体基板100上に厚みが400nm
程度の多結晶シリコン108を堆積する。
【0027】次に、図4に示すように、例えばレジスト
膜109をマスクとして用いて、多結晶シリコン108
をエッチングし、DMOSFETのゲート電極110及
び第1の領域111及びバイポーラトランジスタの第2
の領域112を同時に形成する。ここで、第1の領域1
11及び第2の領域112を形成するレジスト膜109
は第1の開口窓106及び第2の開口窓107を取り囲
むように形成する。
【0028】次に、図5に示すように、例えばレジスト
マスク113を形成し、これを用いて、DMOSFET
のボディ層形成領域に、例えばボロンイオンを注入エネ
ルギーが100keV,ドーズ量が6×1013cm-2
度の条件で注入し、熱処理を行う。これにより、DMO
SFETのボディ層114が形成される。
【0029】次に、図6に示すように、例えばレジスト
膜115をマスクとして用いて、例えばひ素イオンを注
入エネルギーが40keV,ドーズ量が1×1016cm
-2程度の条件で注入し、熱処理を行う。これにより、D
MOSFETのソース層116及びドレインコンタクト
層117及びバイポーラトランジスタのエミッタ層11
8及びコレクタコンタクト層119が同時に形成され
る。ここで、第1の領域111及び第2の領域112の
上から注入されたイオンは第1の開口窓106及び第2
の開口窓107を通してP型半導体基板100の中に拡
散する。
【0030】次に、図7に示すように、例えばレジスト
膜120をマスクとして用いて、例えばBF2イオンを
注入エネルギーが40keV、ドーズ量が3×1015
-2程度の条件で注入し、熱処理を行う。これにより、
バイポーラトランジスタのベースコンタクト層121が
形成される。
【0031】次に、図8に示すように、層間絶縁膜とし
て例えばCVD法を用いて酸化シリコン膜122を80
0nm程度形成し、さらに、例えばレジスト膜123を
マスクとして、酸化シリコン膜122をエッチングし、
コンタクト窓124を形成する。
【0032】最後に、図9に示すように、例えば金属配
線として、例えばスパッタリング法によりAl膜を形成
し、その後、例えばレジスト膜125をマスクとしてA
l膜をエッチングして、Al配線126を形成すればこ
の半導体装置が完成する。
【0033】以上のように、本実施形態によれば、多結
晶シリコンからなる第1の領域111は第1の開口窓1
06を取り囲むように形成されるため、下面よりも上面
のほうが面積が大きい。従って、図10に示されるよう
に、コンタクト窓とドレインコンタクト層の互いのマス
ク合わせずれを見込んだマージンAは第1の領域の上面
に置かれる。そのため、ドレインコンタクト層の大きさ
BはマージンAを考慮する必要がなくなるのでドレイン
コンタクト層を小さくすることができ、素子のサイズを
縮小することができる。
【0034】しかも、本実施形態の製造工程では、バイ
ポーラトランジスタを形成する際に必要となる多結晶エ
ミッタ構造の形成と同時に第1の領域を形成するので、
第1の領域を形成するための工程を別途もうける必要は
ない。また、このような構造をとることによってバイポ
ーラトランジスタの特性に影響を与えることはない。
【0035】従って、素子サイズの縮小されたDMOS
FETとバイポーラトランジスタとを搭載した半導体装
置を低コストで得ることができる。
【0036】なお、本実施形態においては、多結晶シリ
コン108を堆積後、例えばヒ素注入またはPOCl3
拡散等の手段で多結晶シリコン108全体をN型として
もよい。この場合、第1の領域111の抵抗が小さくな
るため、DMOSFETのオン抵抗が低減するというさ
らなる効果を有する。
【0037】(第2の実施形態)次に、第2の実施形態
について説明する。図11〜図20は、第2の実施形態
における半導体装置の製造工程を示す断面図である。
【0038】図11に示すように、比抵抗が例えば10
〜20Ω・cmの(100)面を主面とするシリコン単
結晶からなるP型半導体基板200に例えばレジストマ
スク(図示せず)を形成し、これを用いて、P型半導体
基板200のDMOSFET形成領域及びバイポーラト
ランジスタ形成領域に、例えば燐イオンを注入エネルギ
ーが150keV,ドーズ量が3×1012cm-2程度の
条件で注入し、熱処理を行う。これにより、DMOSF
ETのN- 型ドレイン層201、バイポーラトランジス
タのコレクタ層202が形成される。
【0039】次に、例えばレジスト膜(図示せず)をマ
スクとして用い、これを用いて、バイポーラトランジス
タ形成領域のコレクタ層に取り囲まれるベース層形成領
域に例えばボロンイオンを注入エネルギーが30ke
V,ドーズ量が1.5×1013cm-2程度の条件で注入
し、熱処理を行う。これにより、バイポーラトランジス
タのベース層203が形成される。
【0040】次に、図12に示すように、例えば900
℃で熱酸化を行ない、厚みが15nm程度のゲート酸化
膜204を形成した後、例えばCVD法を用いて、P型
半導体基板200上に厚みが200nm程度の第1の多
結晶シリコン膜205を堆積する。
【0041】次に、図13に示すように、例えばレジス
ト膜206をマスクとして用いて、第1の多結晶シリコ
ン膜205及びゲート酸化膜204を例えばドライエッ
チング法でエッチングし、DMOSFETの第1の開口
窓207及びバイポーラトランジスタの第2の開口窓2
08を同時に形成する。
【0042】次に、図14に示すように、例えばCVD
法を用いて、P型半導体基板200上に厚みが200n
m程度の第2の多結晶シリコン膜209を堆積する。
【0043】次に、図15に示すように、例えばレジス
ト膜210をマスクとして用いて、第1の多結晶シリコ
ン膜205及び第2の多結晶シリコン膜209をエッチ
ングし、DMOSFETのゲート電極211及び第1の
領域212及びバイポーラトランジスタの第2の領域2
13を同時に形成する。ここで、第1の領域212及び
第2の領域213を形成するレジスト膜210は第1の
開口窓207及び第2の開口窓208を取り囲むように
形成する。
【0044】次に、図16に示すように、例えばレジス
トマスク214を形成し、これを用いて、DMOSFE
Tのボディ層形成領域に、例えばボロンイオンを注入エ
ネルギーが100keV,ドーズ量が6×1013cm-2
程度の条件で注入し、熱処理を行う。これにより、DM
OSFETのボディ層215が形成される。
【0045】次に、図17に示すように、例えばレジス
ト膜216をマスクとして用いて、例えばひ素イオンを
注入エネルギーが40keV,ドーズ量が1×1016
-2程度の条件で注入し、熱処理を行う。これにより、
DMOSFETのソース層217及びドレインコンタク
ト層218及びバイポーラトランジスタのエミッタ層2
19及びコレクタコンタクト層220が同時に形成され
る。ここで、第1の領域212及び第2の領域213の
上から注入されたイオンは第1の開口窓207及び第2
の開口窓208を通してP型半導体基板200の中に拡
散する。
【0046】次に、図18に示すように、例えばレジス
ト膜221をマスクとして用いて、例えばBF2イオン
を注入エネルギーが40keV、ドーズ量が3×1015
cm- 2程度の条件で注入し、熱処理を行う。これによ
り、バイポーラトランジスタのベースコンタクト層22
2が形成される。
【0047】次に、図19に示すように、層間絶縁膜と
して例えばCVD法を用いて酸化シリコン膜223を8
00nm程度形成し、さらに、例えばレジスト膜224
をマスクとして、酸化シリコン膜223をエッチング
し、コンタクト窓225を形成する。最後に、図20に
示すように、例えば金属配線として、例えばスパッタリ
ング法によりAl膜を形成し、その後、例えばレジスト
膜226をマスクとしてAl膜をエッチングして、Al
配線227を形成すればこの半導体装置が完成する。
【0048】以上のように、本実施形態によれば、多結
晶シリコンからなる第1の領域212は第1の開口窓2
07を取り囲むように形成されるため、下面よりも上面
のほうが面積が大きい。従って、上記第1の実施形態と
同様に、コンタクト窓とドレインコンタクト層の互いの
マスク合わせずれを見込んだマージンを考慮する必要が
なくなるのでドレインコンタクト層を小さくすることが
でき、素子のサイズを縮小することができる。
【0049】しかも、本実施形態の製造工程では、バイ
ポーラトランジスタを形成する際に必要となる多結晶エ
ミッタ構造の形成と同時に第1の領域を形成するので、
第1の領域を形成するための工程を別途もうける必要は
ない。また、このような構造をとることによってバイポ
ーラトランジスタの特性に影響を与えることはない。従
って、素子サイズの縮小されたDMOSFETとバイポ
ーラトランジスタとを搭載した半導体装置を低コストで
得ることができる。
【0050】加えて本実施形態では、ゲート酸化膜20
4の形成後、第1の多結晶シリコン膜205を形成して
いる。従って、第1の開口窓207及び第2の開口窓2
08を開口する際に開口部以外のゲート酸化膜204は
第1の多結晶シリコン膜205で保護されるため、ゲー
ト酸化膜204にエッチングによるダメージが入りにく
い。従って、高品質で安定した特性のDMOSFETを
形成することができる。
【0051】なお、本実施形態においては、第1の多結
晶シリコン膜205を堆積後、例えばヒ素注入またはP
OCl3拡散等を行い、第1の多結晶シリコン膜205
全体をN型としてもよい。この場合、第1の領域212
の抵抗が小さくなるため、DMOSFETのオン抵抗が
低減するというさらなる効果を有する。
【0052】なお、本実施形態においては、第2の多結
晶シリコン膜209を堆積後、例えばヒ素注入またはP
OCl3拡散等を行い、第2の多結晶シリコン膜209
全体をN型としてもよい。この場合、第1の領域212
の抵抗が小さくなるため、DMOSFETのオン抵抗が
低減するというさらなる効果を有する。
【0053】上記第1及び第2の実施形態においては、
DMOSFETのうち、特にNチャネルDMOSFET
を例にとり、また、バイポーラトランジスタのうち、特
にNPNバイポーラトランジスタを例にとって説明した
が、DMOSFETにおいてはチャネルの極性はPチャ
ネルでもよく、バイポーラトランジスタについてはPN
Pバイポーラトランジスタであっても同様に適用するこ
とができる。
【0054】なお、上記第1及び第2の実施形態におい
ては、DMOSFETのドレイン層及びバイポーラトラ
ンジスタのコレクタ層はN-型エピタキシャル層で形成
してもよい。さらに、エピタキシャル層形成前にDMO
SFETのドレイン層及びバイポーラトランジスタのコ
レクタ層形成領域に濃いN+層を形成してもよい。この
場合、DMOSFETについてはオン抵抗が低減され、
バイポーラトランジスタについてはコレクタ抵抗が低減
するというさらなる効果を有する。
【0055】なお、上記第1及び第2の実施形態におい
ては、DMOSFETのボディ層からAl配線をとって
いないが、バイポーラトランジスタのベースコンタクト
層の形成と同時にボディコンタクト層を形成し、Al配
線をとってもよい。
【0056】また、上記第2の実施形態において、第1
の多結晶シリコン膜205及びゲート酸化膜204を開
口して、第1の開口窓207及び第2の開口窓208を
同時に形成する際に、ドライエッチング法を用いたが、
これは第1の多結晶シリコン膜205のみをドライエッ
チング法でエッチングし、ゲート酸化膜204はウエッ
トエッチングでエッチングしても良い。この場合、ウェ
ットエッチはP型半導体基板200に影響を与えないた
め、安定した特性のDMOSFET及びバイポーラトラ
ンジスタを得ることができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
DMOSFETのドレインのコンタクト窓とドレインコ
ンタクト層の互いのマスク合わせずれを見込んだマージ
ンを考慮する必要がなくなるので、ドレインコンタクト
層を小さくすることができる。従って、DMOSFET
の素子サイズを縮小することができる。しかも、半導体
装置の製造に要するコストを増すことはなく、バイポー
ラトランジスタの特性に影響を与えることはないという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における半導体装置の
製造工程断面図
【図2】本発明の第1の実施形態における半導体装置の
製造工程断面図
【図3】本発明の第1の実施形態における半導体装置の
製造工程断面図
【図4】本発明の第1の実施形態における半導体装置の
製造工程断面図
【図5】本発明の第1の実施形態における半導体装置の
製造工程断面図
【図6】本発明の第1の実施形態における半導体装置の
製造工程断面図
【図7】本発明の第1の実施形態における半導体装置の
製造工程断面図
【図8】本発明の第1の実施形態における半導体装置の
製造工程断面図
【図9】本発明の第1の実施形態における半導体装置の
製造工程断面図
【図10】本発明の第1の実施形態における半導体装置
のドレインコンタクト部の断面図
【図11】本発明の第2の実施形態における半導体装置
の製造工程断面図
【図12】本発明の第2の実施形態における半導体装置
の製造工程断面図
【図13】本発明の第2の実施形態における半導体装置
の製造工程断面図
【図14】本発明の第2の実施形態における半導体装置
の製造工程断面図
【図15】本発明の第2の実施形態における半導体装置
の製造工程断面図
【図16】本発明の第2の実施形態における半導体装置
の製造工程断面図
【図17】本発明の第2の実施形態における半導体装置
の製造工程断面図
【図18】本発明の第2の実施形態における半導体装置
の製造工程断面図
【図19】本発明の第2の実施形態における半導体装置
の製造工程断面図
【図20】本発明の第2の実施形態における半導体装置
の製造工程断面図
【図21】従来の半導体装置の製造工程断面図
【図22】従来の半導体装置の製造工程断面図
【図23】従来の半導体装置の製造工程断面図
【図24】従来の半導体装置の製造工程断面図
【図25】従来の半導体装置のドレインコンタクト部の
断面図
【符号の説明】
100 P型半導体基板 101 DMOSFETのドレイン層 102 バイポーラトランジスタのコレクタ層 103 バイポーラトランジスタのベース層 104 ゲート酸化膜 105 レジストマスク 106 第1の開口窓 107 第2の開口窓 108 多結晶シリコン 109 レジストマスク 110 ゲート電極 111 DMOSFETの第1の領域 112 バイポーラトランジスタの第2の領域 113 レジストマスク 114 DMOSFETのボディ層 115 レジストマスク 116 DMOSFETのソース層 117 DMOSFETのドレインコンタクト層 118 バイポーラトランジスタのエミッタ層 119 バイポーラトランジスタのコレクタコンタクト
層 120 レジストマスク 121 バイポーラトランジスタのベースコンタクト層 122 酸化シリコン膜 123 レジストマスク 124 コンタクト窓 125 レジストマスク 126 Al配線 200 P型半導体基板 201 DMOSFETのドレイン層 202 バイポーラトランジスタのコレクタ層 203 バイポーラトランジスタのベース層 204 ゲート酸化膜 205 第1の多結晶シリコン膜 206 レジストマスク 207 第1の開口窓 208 第2の開口窓 209 第2の多結晶シリコン膜 210 レジストマスク 211 ゲート電極 212 DMOSFETの第1の領域 213 バイポーラトランジスタの第2の領域 214 レジストマスク 215 DMOSFETのボディ層 216 レジストマスク 217 DMOSFETのソース層 218 DMOSFETのドレインコンタクト層 219 バイポーラトランジスタのエミッタ層 220 バイポーラトランジスタのコレクタコンタクト
層 221 レジストマスク 222 バイポーラトランジスタのベースコンタクト層 223 酸化シリコン膜 224 レジストマスク 225 コンタクト窓 226 レジストマスク 227 Al配線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に少なくとも1つのDMO
    SFETを搭載した半導体装置において、前記DMOS
    FETは、 低濃度の第1導電型不純物を含むドレイン層と、前記ド
    レイン層上にゲート絶縁膜を介して形成された絶縁ゲー
    ト電極と、前記絶縁ゲート電極の一方の下部側方の前記
    ドレイン層に取り囲まれるように形成される前記ドレイ
    ン層よりも高濃度の第1導電型不純物を含むドレインコ
    ンタクト層と、前記ドレインコンタクト層の上部に形成
    され、下面がドレインコンタクト層と接し、第1導電型
    不純物を含む多結晶半導体膜からなる第1の領域と、前
    記絶縁ゲート電極の他方の下部側方に形成され高濃度の
    第1導電型不純物を含むソース層と、前記ソース層を取
    り囲み、かつ前記半導体基板の表面付近の領域で前記絶
    縁ゲート電極の下方領域の一部にまで達するしきい値制
    御レベルの第2導電型不純物を含むボディ層とを少なく
    とも有し、 前記DMOSFETの第1の領域の上面は下面よりも面
    積が大きいことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に少なくとも1つのDMO
    SFETとバイポーラトランジスタを搭載した半導体装
    置において、前記DMOSFETは、 低濃度の第1導電型不純物を含むドレイン層と、前記ド
    レイン層上にゲート絶縁膜を介して形成された絶縁ゲー
    ト電極と、前記絶縁ゲート電極の一方の下部側方の前記
    ドレイン層に取り囲まれるように形成される前記ドレイ
    ン層よりも高濃度の第1導電型不純物を含むドレインコ
    ンタクト層と、前記ドレインコンタクト層の上部に形成
    され、下面がドレインコンタクト層と接し、第1導電型
    不純物を含む多結晶半導体膜からなる第1の領域と、前
    記絶縁ゲート電極の他方の下部側方に形成され高濃度の
    第1導電型不純物を含むソース層と、前記ソース層を取
    り囲み、かつ前記半導体基板の表面付近の領域で前記絶
    縁ゲート電極の下方領域の一部にまで達するしきい値制
    御レベルの第2導電型不純物を含むボディ層とを少なく
    とも有し、 前記バイポーラトランジスタは、 低濃度の第1導電型不純物を含むコレクタ層と、前記コ
    レクタ層に取り囲まれる領域に形成される第2導電型不
    純物を含むベース層と、前記ベース層に取り囲まれる領
    域に形成される前記コレクタ層よりも高濃度の第1導電
    型不純物を含むエミッタ層と、前記エミッタ層の上部に
    形成され、下面がエミッタ層と接し、第1導電型不純物
    を含む多結晶半導体膜からなる第2の領域とを少なくと
    も有し、 前記DMOSFETの第1の領域と前記バイポーラトラ
    ンジスタの第2の領域は実質上同一の材料で、実質上同
    一の濃度と不純物深さをもち、上面は下面よりも面積が
    大きく、かつ前記DMOSFETのドレインコンタクト
    層と前記バイポーラトランジスタのエミッタ層の第1導
    電型不純物は実質上同一の濃度と不純物深さを持つこと
    を特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 半導体基板上に少なくとも1つのDMO
    SFETを搭載した半導体装置の製造方法において、 前記半導体基板上のDMOSFET形成領域に第1導電
    型不純物を導入して前記DMOSFETのドレイン層を
    形成する工程と、 前記半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、 前記DMOSFET形成領域の前記ドレイン層に取り囲
    まれる、ドレインコンタクト層となるべき領域上の前記
    絶縁膜を除去し、開口窓を形成する工程と、 前記半導体基板上に多結晶半導体膜を形成する工程と、 前記多結晶半導体膜をエッチングして前記DMOSFE
    T形成領域上に絶縁ゲートと、ドレインコンタクト層と
    なるべき領域の上部であって前記開口窓を取り囲む領域
    に第1の領域を同時に形成する工程と、 前記DMOSFET形成領域上の表面部で、前記絶縁ゲ
    ート電極の下部側方に第2導電型不純物をドープして、
    前記絶縁ゲートの下方領域の一部にまで達する前記DM
    OSFETのボディ層を形成する工程と、 前記DMOSFET形成領域の前記ボディ層に取り囲ま
    れる領域及び前記第1の領域に第1導電型不純物をドー
    プして前記DMOSFETのソース層及びドレインコン
    タクト層を同時に形成する工程とを、 少なくとも有することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 半導体基板上に少なくとも1つのDMO
    SFETを搭載した半導体装置の製造方法において、 前記半導体基板上のDMOSFET形成領域に第1導電
    型不純物を導入して前記DMOSFETのドレイン層を
    形成する工程と、 前記半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁
    膜上に第1の多結晶半導体膜を形成する工程と、 前記DMOSFET形成領域の前記ドレイン層に取り囲
    まれる将来ドレインコンタクト層となるべき領域上の前
    記絶縁膜及び前記第1の多結晶半導体膜を除去し、開口
    窓を形成する工程と、 前記半導体基板上に第2の多結晶半導体膜を形成する工
    程と、 前記第1の多結晶半導体膜及び前記第2の多結晶半導体
    膜をエッチングして前記DMOSFET形成領域上に絶
    縁ゲートと、将来ドレインコンタクト層となるべき領域
    の上部であって前記開口窓を取り囲む領域に第1の領域
    を同時に形成する工程と、 前記DMOSFET形成領域上の表面部で、前記絶縁ゲ
    ートの下部側方に第2導電型不純物をドープして、前記
    絶縁ゲート電極の下方領域の一部にまで達する前記DM
    OSFETのボディ層を形成する工程と、前記DMOS
    FET形成領域の前記ボディ層に取り囲まれる領域及び
    前記第1の領域に第1導電型不純物をドープして前記D
    MOSFETのソース層及びドレインコンタクト層を形
    成する工程とを、 少なくとも有することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 半導体基板上に少なくとも1つのDMO
    SFETとバイポーラトランジスタを搭載した半導体装
    置の製造方法において、 前記半導体基板上のDMOSFET形成領域及びバイポ
    ーラトランジスタ形成領域に第1導電型不純物を導入し
    て前記DMOSFETのドレイン層及び前記バイポーラ
    トランジスタのコレクタ層を形成する工程と、 前記バイポーラトランジスタ形成領域の前記コレクタ層
    に取り囲まれる領域に第2導電型不純物をドープして前
    記バイポーラトランジスタのベース層を形成する工程
    と、 前記半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、 前記絶縁膜をエッチングして、前記DMOSFET形成
    領域の前記ドレイン層に取り囲まれる将来ドレインコン
    タクト層となるべき領域上に第1の開口窓と、前記バイ
    ポーラトランジスタ形成領域の前記ベース層に取り囲ま
    れる将来エミッタ層となるべき領域上に第2の開口窓を
    同時に形成する工程と、 前記半導体基板上に多結晶半導体膜を形成する工程と、 前記多結晶半導体膜をエッチングして前記DMOSFE
    T形成領域上に絶縁ゲートと、将来ドレインコンタクト
    層となるべき領域の上部であって前記第1の開口窓を取
    り囲む領域に第1の領域と、前記バイポーラトランジス
    タ形成領域上の将来エミッタ層となるべき領域の上部で
    あって前記第2の開口窓を取り囲む領域に第2の領域を
    同時に形成する工程と、 前記DMOSFET形成領域上の表面部で、前記絶縁ゲ
    ート電極の下部側方に第2導電型不純物をドープして、
    前記絶縁ゲートの下方領域の一部にまで達する前記DM
    OSFETのボディ層を形成する工程と、 前記DMOSFET形成領域の前記ボディ層に取り囲ま
    れる領域及び前記第1の領域及び前記バイポーラトラン
    ジスタ形成領域の前記第2の領域に第1導電型不純物を
    ドープして前記DMOSFETのソース層及びドレイン
    コンタクト層及び前記バイポーラトランジスタのエミッ
    タ層を形成する工程とを、 少なくとも有することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 半導体基板上に少なくとも1つのDMO
    SFETとバイポーラトランジスタを搭載した半導体装
    置の製造方法において、 前記半導体基板上のDMOSFET形成領域及びバイポ
    ーラトランジスタ形成領域に第1導電型不純物を導入し
    て前記DMOSFETのドレイン層及び前記バイポーラ
    トランジスタのコレクタ層を形成する工程と、 前記バイポーラトランジスタ形成領域の前記コレクタ層
    に取り囲まれる領域に第2導電型不純物をドープして前
    記バイポーラトランジスタのベース層を形成する工程
    と、 前記半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、 前記絶縁膜上に第1の多結晶半導体膜を形成する工程
    と、 前記絶縁膜及び前記第1の多結晶半導体膜をエッチング
    して、前記DMOSFET形成領域の前記ドレイン層に
    取り囲まれる将来ドレインコンタクト層となるべき領域
    上に第1の開口窓と、前記バイポーラトランジスタ形成
    領域の前記ベース層に取り囲まれる将来エミッタ層とな
    るべき領域上に第2の開口窓を同時に形成する工程と、 前記半導体基板上に第2の多結晶半導体膜を形成する工
    程と、 前記第1の多結晶半導体膜及び前記第2の多結晶半導体
    膜をエッチングして前記DMOSFET形成領域上に絶
    縁ゲートと、将来ドレインコンタクト層となるべき領域
    の上部であって前記第1の開口窓を取り囲む領域に第1
    の領域と、前記バイポーラトランジスタ形成領域上の将
    来エミッタ層となるべき領域の上部であって前記第2の
    開口窓を取り囲む領域に第2の領域を同時に形成する工
    程と、 前記DMOSFET形成領域上の表面部で、前記絶縁ゲ
    ートの下部側方に第2導電型不純物をドープして、前記
    絶縁ゲート電極の下方領域の一部にまで達する前記DM
    OSFETのボディ層を形成する工程と、 前記DMOSFET形成領域の前記ボディ層に取り囲ま
    れる領域及び前記第1の領域及び前記バイポーラトラン
    ジスタ形成領域の前記第2の領域に第1導電型不純物を
    ドープして前記DMOSFETのソース層及びドレイン
    コンタクト層及び前記バイポーラトランジスタのエミッ
    タ層を形成する工程とを、 少なくとも有することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
JP9353073A 1997-12-22 1997-12-22 半導体装置及び半導体製造方法 Pending JPH11186402A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9353073A JPH11186402A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 半導体装置及び半導体製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9353073A JPH11186402A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 半導体装置及び半導体製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11186402A true JPH11186402A (ja) 1999-07-09

Family

ID=18428382

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9353073A Pending JPH11186402A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 半導体装置及び半導体製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11186402A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6603723B2 (en) 2000-07-28 2003-08-05 Teac Corporation Recording medium loading device
JP2007134588A (ja) * 2005-11-11 2007-05-31 Sanken Electric Co Ltd 半導体装置
JP2008244008A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Fujitsu Microelectronics Ltd 高耐圧mosトランジスタの製造方法、及び高耐圧mosトランジスタ
JP2008277719A (ja) * 2006-06-15 2008-11-13 Ricoh Co Ltd 昇圧型dc−dcコンバータ用の半導体装置及び昇圧型dc−dcコンバータ
US8124984B2 (en) 2008-05-13 2012-02-28 Panasonic Corporation Semiconductor multilayer structure on an off-cut semiconductor substrate

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6603723B2 (en) 2000-07-28 2003-08-05 Teac Corporation Recording medium loading device
JP2007134588A (ja) * 2005-11-11 2007-05-31 Sanken Electric Co Ltd 半導体装置
JP2008277719A (ja) * 2006-06-15 2008-11-13 Ricoh Co Ltd 昇圧型dc−dcコンバータ用の半導体装置及び昇圧型dc−dcコンバータ
JP2008244008A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Fujitsu Microelectronics Ltd 高耐圧mosトランジスタの製造方法、及び高耐圧mosトランジスタ
US8124984B2 (en) 2008-05-13 2012-02-28 Panasonic Corporation Semiconductor multilayer structure on an off-cut semiconductor substrate

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100270796B1 (ko) 자기정렬셀을 가진 mos게이트소자의 제조방법
JPH10270709A (ja) Ldmosトランジスタ素子及びその製造方法
JP3915180B2 (ja) トレンチ型mos半導体装置およびその製造方法
KR101332590B1 (ko) 개선된 성능을 갖는 파워 반도체 장치 및 방법
JP2000188391A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JP3307112B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2000196090A (ja) ダブルゲ―ト構造を持つsoi素子及びその製造方法
US4994881A (en) Bipolar transistor
JP2007088334A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP3831615B2 (ja) 半導体装置とその製造方法
JP2000277734A (ja) 絶縁ゲート型半導体装置及びその製造方法
JP2941823B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH0237777A (ja) 縦型電界効果トランジスタ
JPH09129868A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2004022769A (ja) 横型高耐圧半導体装置
JPH11186402A (ja) 半導体装置及び半導体製造方法
JPH09260659A (ja) 半導体素子およびその製造方法
JP3904725B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH0613606A (ja) 半導体装置
JP2006332232A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP3300238B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2832543B2 (ja) 半導体装置とその製造方法
JP2004022555A (ja) 絶縁ゲート型電界効果トランジスタおよびその製造方法
US20030027383A1 (en) Method for manufacturing a bipolar transistor in a CMOS integrated circuit
JPS6225456A (ja) 縦形半導体装置及びその製造方法