JPH11186360A - 基板搬送教示用の治具、基板搬送装置、及び搬送教示システム - Google Patents

基板搬送教示用の治具、基板搬送装置、及び搬送教示システム

Info

Publication number
JPH11186360A
JPH11186360A JP35773197A JP35773197A JPH11186360A JP H11186360 A JPH11186360 A JP H11186360A JP 35773197 A JP35773197 A JP 35773197A JP 35773197 A JP35773197 A JP 35773197A JP H11186360 A JPH11186360 A JP H11186360A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
arm
optical
jig
teaching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP35773197A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3869103B2 (ja
Inventor
Kazuhiro Nishimura
和浩 西村
Yasuo Kawamatsu
康夫 川松
Yasuhiko Hashimoto
康彦 橋本
Masatoshi Sano
正俊 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd, Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP35773197A priority Critical patent/JP3869103B2/ja
Publication of JPH11186360A publication Critical patent/JPH11186360A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3869103B2 publication Critical patent/JP3869103B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オペレータの負担を低減するとともに、正確
かつ短時間で効率的に位置ズレを解消するために自動的
にティーチング処理を行うことを可能とすること。 【解決手段】 治具200の光コネクタ251とアーム
31bの光コネクタ252が互いに接合するように治具
200をアーム31bに載置する。そして、光ファイバ
F2、光コネクタ252,251、光ファイバF1を経
由して光信号が光センサヘッドより出射する。また、光
センサヘッドに入射する光信号は、光ファイバF1、光
コネクタ251,252、光ファイバF2を経由して基
板搬送装置の内部に導かれる。そして、自動的にアーム
31bを3軸方向に移動させることにより、所定の搬送
位置に設けられた被検出部122のエッジ位置を検出し
て位置情報を取得し、教示情報を得る。なお、投光部,
受光部は基板搬送装置の内部に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウエハや
液晶用ガラス基板等の薄板状基板(以下、単に「基板」
という)の搬送を行う際の搬送位置を教示する際に使用
する治具、その搬送装置及び搬送教示システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、基板を処理する基板処理装置
には複数の処理部が設けられており、処理対象の基板に
対して各処理部でそれぞれ異なる処理が施されている。
このような従来の基板処理装置には、基板を処理部間で
搬送するために基板搬送装置が設けられている。
【0003】このような基板搬送装置は、各処理部にお
ける所定の受け渡し部に対して基板を正確な位置に搬送
することが必要とされる。基板を正確な位置に搬送でき
ないと、基板に処理ムラを生じさせたり、受け渡し部か
らの基板の脱落が生じたり、不要なパーティクルが付着
させたりするおそれがあり、好ましくないからである。
【0004】ところが、現実には基板を保持するアーム
を構成する部材の加工誤差、各部材を取り付ける際の取
り付け誤差、及び基板搬送装置を組み立てる際の組立誤
差等の種々の誤差が原因となって、基板搬送装置のアー
ムは、正確な搬送位置にアクセスせず、位置ズレを生じ
ている。
【0005】このような誤差等による位置ズレを解消す
るために、実際に基板を搬送するのに先だってオペレー
タによる基板搬送装置に対するティーチング(搬送教
示)作業が行われている。
【0006】また、基板処理装置を一定期間運転させた
後、オペレータが基板搬送ロボットからアームを取り外
してアームを洗浄する場合があるが、このような場合に
は、アームを洗浄する度に再度アームを取り付けること
が必要となり、その都度取り付け誤差が発生するので位
置ズレが生じることとなる。従って、従来の基板処理装
置においては、アームの洗浄等のメンテナンスの度に、
オペレータによる上記のティーチング作業を行う必要が
生じることとなっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の基
板処理装置におけるアームのティーチング作業は、オペ
レータがアームを少しづつ動かしながら目視にて合わせ
込みを行う必要があるため、非常に面倒で時間のかかる
作業であった。また、ティーチング作業を行うオペレー
タの経験や技術力によって、その精度に大きく差が生じ
ることとなっていた。
【0008】従って、ティーチング作業はオペレータの
負担となるとともに、ティーチング作業に時間がかかる
ことや精度にばらつきが生じることは、基板処理装置を
効率的かつ正確に運転するという観点から考えても好ま
しいものではない。
【0009】そこで、この発明は、上記課題に鑑みてな
されたものであって、オペレータの負担を低減するとと
もに、正確かつ短時間で効率的に位置ズレを解消するた
めに、自動的にティーチング処理を行うことを可能とす
る治具、基板搬送装置、及び搬送教示システムを提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、基板をアームで保持した
状態で搬送を行う基板搬送装置において、基板の搬送位
置を教示する際に使用される基板搬送教示用の治具であ
って、(a) アームで保持可能である本体部と、(b) 本体
部に設けられ、搬送位置に設けられた所定の被検出部を
非接触で検出する光センサヘッドと、(c) 光センサヘッ
ドから伸びた光ファイバを案内するガイド部と、(d) ガ
イド部に設けられ、光ファイバに接続された光コネクタ
とを備えている。
【0011】請求項2に記載の発明は、装置本体部に設
けられたアームで基板を保持し、当該基板を搬送する基
板搬送装置であって、(a) アームに設けられた光コネク
タと、(b) 装置本体部に設けられ、光コネクタに対して
第1の光信号を送る投光部と、(c) 装置本体部に設けら
れ、光コネクタからの第2の光信号を受光する受光部
と、(d) 光コネクタと投光部及び受光部との間で第1及
び第2の光信号を伝達する光ファイバとを備えている。
【0012】請求項3に記載の発明は、基板をアームで
保持した状態で搬送を行う搬送装置について、基板の搬
送位置を教示する搬送教示システムであって、請求項2
の基板搬送装置のアームに請求項1の治具の本体部を保
持させるとともに治具の光コネクタを基板搬送装置の光
コネクタと接続した状態で、光センサヘッドによって搬
送位置に設けた被検出部を検出すべくアームを移動させ
る移動制御手段と、光センサヘッドによって検出された
被検出部の位置情報から、搬送位置についての教示情報
を得る教示情報取得手段とを備えている。
【0013】
【発明の実施の形態】<1.基板処理装置の概要>ま
ず、本発明に係る基板処理装置の全体構成について説明
する。図1は、この実施の形態における基板処理装置を
示す概略平面図である。
【0014】図1に示すように、この実施の形態におい
ては、基板処理装置は、インデクサIDとユニット配置
部MPとインターフェイスIFとを備えている。
【0015】インデクサIDには基板Wを搬送する基板
搬送装置TR1が設けられており、当該基板搬送装置T
R1が基板Wを収納容器であるキャリアCから取り出し
てユニット配置部MPに搬出したり、所定の処理が終了
した基板Wをユニット配置部MPから受け取ってキャリ
アCに収納する。
【0016】ユニット配置部MPには、その4隅に基板
に処理液による処理を施す液処理ユニットとして、基板
を回転させつつレジスト塗布処理を行う塗布処理ユニッ
トSC1、SC2(スピンコータ)と、露光後の基板の
現像処理を行う現像処理ユニットSD1、SD2(スピ
ンデベロッパ)とが設けられており、塗布処理ユニット
SC1、SC2の間に基板に純水等の洗浄液を供給して
基板を回転洗浄する洗浄処理ユニットSS(スピンスク
ラバ)が配置されている。さらに、これらの液処理ユニ
ットの上側には、図示していないが基板を冷却処理する
クールプレート部や加熱処理するホットプレート部等の
熱処理を行う複数の熱処理ユニットが配置されている。
そして、ユニット配置部MPの中央部には基板搬送装置
TR2が設けられており、当該基板搬送装置TR2が基
板Wを液処理ユニットや熱処理ユニット間で順次に搬送
することによって基板Wに対する所定の処理を施すこと
ができる。なお、液処理ユニット及び熱処理ユニットを
総称して処理ユニットという。
【0017】インターフェイスIFは、ユニット配置部
MPにおいてレジストの塗布が終了した基板を図示しな
い露光装置側に渡したり露光後の基板を露光装置側から
受け取るために設けられているものである。
【0018】なお、この発明を適用するにあたっては基
板搬送装置を限定するものではないが、説明の便宜上以
下においては、基板搬送装置TR2が基板を搬送する位
置について自動教示(自動ティーチング)を行う場合に
ついて説明する。
【0019】<2.自動ティーチングの概念及び実施の
形態における前提>まず、自動ティーチングの概念につ
いて説明する。基板搬送装置TR2のティーチング処理
を自動で行う際には、まず、所定の搬送位置に基準とな
る被検出部を設ける。そして、被検出部を非接触で検出
することができるセンサを備える治具を基板搬送装置T
R2のアームにセットする。そして、基板搬送装置TR
2を駆動してアームにセットした治具が被検出部に対し
て所定の位置関係となるようにする。
【0020】この状態を図2に示す。図2に示すよう
に、アーム31bには治具200がセットされている。
この治具200の中央部に円形の孔が形成されており、
この孔に基準となる被検出部122が遊挿した状態とな
っている。この被検出部122を検出するために、光セ
ンサヘッド231,232,241,242が設けられ
ている。光センサヘッド231,232はX軸方向に被
検出部122を検出するための一組の光センサヘッドで
あり、また光センサヘッド241,242はY軸方向に
被検出部122を検出するための一組の光センサヘッド
である。なお、光センサヘッド231,232の光軸と
光センサヘッド241,242の光軸とは、互いに略直
交するように設けられている。
【0021】この状態で、アーム31bを+X方向及び
−X方向に移動させることによって被検出部122のX
軸についてのエッジ部分を光センサヘッド241,24
2により検出することができる。また、アーム31bを
+Y方向及び−Y方向に移動させることによって被検出
部122のY軸についてのエッジ部分を光センサヘッド
231,232により検出することができる。さらに
は、アーム31bを+Z方向及び−Z方向に移動させる
ことによって被検出部122のZ軸についてのエッジ部
分を光センサヘッド231,232又は光センサヘッド
241,242により検出することができる。
【0022】被検出部122は上述のように所定の搬送
位置の中心位置に設けられ、X軸についての2つのエッ
ジ部分の中心位置を導くことによりX軸についての基準
位置を、Y軸についての2つのエッジ部分の中心を導く
ことによりY軸についての基準位置を、さらには、Z軸
についてのエッジ部分の中心を導くことによりZ軸につ
いての基準位置を、それぞれ求めることができる。
【0023】そして、それぞれの軸方向について得られ
た基準位置に基板搬送装置TR2のアームをアクセスさ
せるべく、正確な搬送位置の教示情報を導くことによ
り、基板搬送装置TR2の位置ズレを解消することが可
能となる。
【0024】なお、図2に示すアーム31aについて正
確な搬送位置の教示を行う場合も同様である。
【0025】ところで、上述のように光センサヘッドが
設けられた治具を使用して自動ティーチングを行う場
合、光信号を発生する投光部と、光信号を受光する受光
部とを設ける必要がある。また、受光部によって得られ
た被検出部122のエッジ情報を電気的に信号処理する
信号処理部も設ける必要がある。このような投光部、受
光部、信号処理部を総称してアンプ部と呼ぶ。
【0026】ティーチング処理を行う際に、上記のよう
なアンプ部AMPが治具200又はアーム31bに設置
されることとなるとアームの重量が増し、図3に示すよ
うに、アーム31bが撓むこととなる。図3のように、
アーム31bが撓んだ状態でティーチング処理を行って
も、アーム31bが基板を保持する状態とは位置関係が
異なり、正確な搬送位置の教示を行うことができないこ
ととなる。
【0027】そこで、この実施の形態では、ティーチン
グ処理を自動的に行う際にもアームを撓ませないよう
に、治具やアームを軽量化することを前提として実現し
ている。
【0028】また、ユニット配置部MPの液処理ユニッ
トの上側に設けられたホットプレート部に対して搬送位
置の自動ティーチングを行う場合は、アーム31bは治
具200を保持した状態で、数百度といった比較的高温
状態となっている熱処理ユニットに進入するため、高温
対策も必要となる。
【0029】<3.治具>この実施の形態における基板
搬送装置TR2の自動ティーチング用の治具200は、
図4に示すような構成となっている。図4に示すよう
に、治具200は、基板搬送装置TR2のアームで保持
可能な本体部210を有しており、本体部210には、
任意の処理ユニットの搬送位置に設けられた所定の被検
出部122(図2参照)を遊挿させるために孔260が
形成されており、孔260の周囲には、被検出部122
のエッジ部分を検出するための光センサヘッド231,
232,241,242が設けられている。既述したよ
うに、光センサヘッド231,232はX軸方向に被検
出部122を検出するための一組の光センサヘッドであ
り、また光センサヘッド241,242はY軸方向に被
検出部122を検出するための一組の光センサヘッドで
ある。そして、これらの光センサヘッドに光信号を伝達
するために光ファイバF1が接続されている。
【0030】また、本体部210には、光ファイバF1
を基板搬送装置TR2側に案内するためのガイド部22
0が設けられており、ガイド部220の先端部には光コ
ネクタ251が設けられている。そして、各光センサヘ
ッドから伸びる光ファイバF1は、光コネクタ251に
導かれている。
【0031】ティーチング処理の際は、光コネクタ25
1を介して光信号が光ファイバF1に導かれ、光センサ
ヘッド231,241より光信号が出射する。そして、
光センサヘッド231,241より出射する光信号は、
それぞれ光センサヘッド232,242に入射し、光フ
ァイバF1を介して再び光コネクタ251に導かれるよ
うに構成されている。
【0032】このように、ティーチング処理において搬
送位置に設けられた所定の被検出部122を非接触で検
出するために光信号を用いており、その投光部(すなわ
ち、光源)や受光部(すなわち、光信号を電気信号に変
換する部材)等のアンプ部は後述する基板搬送装置TR
2側に設けられる。
【0033】さらに、治具200にはその裏面に、基板
搬送装置TR2の各アーム31a,31bに載せられた
ときに、基板搬送装置TR2のアーム31aの二股に分
かれた各先端部31aa(図2参照)、アーム31bの
二股に分かれた各先端部31bb(図2参照)によって
回転方向の位置が規制されて位置決めされるように、各
先端部31aa間、または各先端部31bb間に入り込
んで各先端部31aaの内側、各先端部31bbの内側
と当接する図示しない突出部が設けられている。
【0034】このように構成することにより、治具20
0の軽量化が実現でき、ティーチング処理の際のアーム
の撓みを低減することができ、正確な搬送位置の教示を
行うことができる。また、光ファイバF1として耐熱性
に優れた材質を使用することにより、ホットプレート部
等の高温状態となっている熱処理ユニットに対しても正
常にティーチング処理を行うことができる。
【0035】さらに、基板処理装置においては、基板を
処理するために種々の薬品が使用されるが、治具200
に伝達される信号が光信号であるため、防爆性にも優れ
た治具200を実現することができる。
【0036】<4.基板搬送装置>次に、基板搬送装置
TR2の構成について説明する。図5は、基板搬送装置
TR2の外観斜視図である。この基板搬送装置TR2
は、円形の基板を保持する一対のアーム31a,31b
とを備え、これらのアームを独立に水平方向に移動させ
る水平移動機構(X軸移動機構)と、伸縮しつつ鉛直方
向に移動させる伸縮昇降機構(Z軸移動機構)と、鉛直
軸周りに回転させる回転駆動機構(θ軸回転機構)とを
備えている。そして、これらの機構によって各アーム3
1a,31bは3次元的に移動することが可能である。
【0037】また、それぞれのアーム31a,31bに
は光コネクタ252が設けられており、光コネクタ25
2から光ファイバF2が基板搬送装置TR2の内部に伸
びている。
【0038】この実施の形態における基板処理装置の基
板搬送装置TR2の伸縮昇降機構は、いわゆるテレスコ
ピック型の伸縮機構であり、カバー41dをカバー41
cに収納可能であり、カバー41cをカバー41bに収
納可能であり、カバー41bをカバー41aに収納可能
である。そして、アーム31a,31bを降下させる際
には、カバーを順次に収納していくことができ、逆に、
アーム31a,31bを上昇させる際には収納した状態
のカバーが順次に引き出されるように実現されている。
なお、伸縮昇降機構によりアーム31a,31bが移動
する鉛直方向をZ軸方向とする。
【0039】また、この基板搬送装置TR2は基台44
上に設置されており、基台44の中心を軸として回転す
ることができるように回転駆動機構が構成されている。
ここで、回転駆動機構により回転する回転中心をθ軸と
する。なお、基台44に固定された状態で、固定カバー
43が取り付けられている。
【0040】図6は、基板搬送装置TR2の動作を説明
するための側面断面図である。なお、図6中の点線Hよ
り下方の部分は基板搬送装置TR2の装置本体部であ
る。図6に示すように、基板搬送装置TR2のアーム3
1a,31bに設けられた光コネクタ252から伸びる
光ファイバF2は、基板搬送装置TR2の内部に導か
れ、基板搬送装置TR2の内部に設けられたアンプ部A
MPに接続されている。なお、アンプ部AMPには、上
述のように投光部、受光部及び信号処理部等が内蔵され
ている。従って、投光部から射出される光信号(第1の
光信号)は光ファイバF2を介して光コネクタ252に
伝達される一方、光コネクタ252より得られる光信号
(第2の光信号)は光ファイバF2を介して受光部に導
かれる。
【0041】このように、この実施の形態においては、
アンプ部AMPはアーム31a,31b上に設けていな
いため、アーム31a,31bを軽量化することができ
る。
【0042】また、図6に示すように、この基板搬送装
置TR2の内部は、いわゆるテレスコピック型の多段入
れ子構造となっている。そして、収縮時において、昇降
部材42aは昇降部材42bに収納され、昇降部材42
bは昇降部材42cに収納され、昇降部材42cは昇降
部材42dに収納され、昇降部材42dは固定部材42
eに収納されるように構成されている。
【0043】そして、昇降部材42b,42c,42d
には、それぞれプーリ47a,47b,47cが取り付
けられている。これらプーリ47a,47b,47cに
は、ベルトL3,L2,L1が掛架されている。そし
て、ベルトL1の一端は固定部材42eの上部に固定さ
れており、他端は昇降部材42cの下部に固定されてい
る。同様に、ベルトL2は昇降部材42dの上部と昇降
部材42bの下部に固定されており、ベルトL3は昇降
部材42cの上部と昇降部材42aの下部に固定されて
いる。
【0044】そして、回転台45上に設置されたモータ
等のZ軸駆動部D1を駆動することにより、支持部材4
8が昇降し、この支持部材48に固着された昇降部材4
2dが昇降する。ここで、伸縮昇降機構を伸長すること
によりアーム31a,31bを上昇させる場合について
説明する。まず、Z軸駆動部D1の駆動により、支持部
材48が上昇し、同時に、昇降部材42dが上昇する。
昇降部材42dが上昇するとそれに取り付けられていた
プーリ47cも同時に上昇する。上記のようにベルトL
1の一端が固定部材42eに固定されているとともにベ
ルトL1の長さは一定であるため、プーリ47cが上昇
するとベルトL1に引き上げられるようにして昇降部材
42cが上昇する。昇降部材42cが上昇するとそれに
取り付けられていたプーリ47bが上昇し、ベルトL2
に引き上げられるようにして昇降部材42bが上昇す
る。昇降部材42bが上昇するとそれに取り付けられて
いたプーリ47aが上昇し、ベルトL3に引き上げられ
るようにして昇降部材42aが上昇する。このようにし
て、昇降部材42aの上側に設置されているアーム31
a,31bを上昇させることができる。
【0045】また、伸縮昇降機構によって基板搬送装置
TR2を収縮させることによりアーム31a,31bを
下降させる場合については、上記と逆に、Z軸駆動部D
1の駆動により、支持部材48を下降させるようにすれ
ば、各昇降部材が順次に連動して下降し、昇降部材42
aの上側に設置されているアーム31a,31bを下降
させることができる。
【0046】なお、カバー41a〜41dは、それぞれ
昇降部材42a〜42dに取り付けられており、これら
カバー41a〜41dの昇降動作は、昇降部材42a〜
42dの動作に連動している。
【0047】そして、θ軸回転駆動部D2は、回転台4
5を基台44の軸θを中心に回転させるための駆動手段
であり、モータ等によって構成されている。従って、回
転台45が軸θを中心に回転することによって、アーム
31a,31bが軸θを中心として回転することが可能
となっている。
【0048】アーム31a,アーム31bのそれぞれ
は、図7に示すような構成となっている。図7は、アー
ム31bの駆動構造を示す側方断面図である。なお、ア
ーム31aについても同様の構成であることは言うまで
もない。アーム31bは、基板Wを載置する先端側の第
1アームセグメント34bと、この第1アームセグメン
ト34bを水平面内で回動自在に支持する第2アームセ
グメント33bと、この第2アームセグメント33bを
水平面内で回動自在に支持する第3アームセグメント3
2bと、この第3アームセグメント32bを水平面内で
回動させるX軸駆動部D3と、このX軸駆動部D3によ
って第3アームセグメント32bを回動させたときに第
2アームセグメント33b及び第1アームセグメント3
4bに動力を伝達してこれらの姿勢および移動方向を制
御する屈伸機構である動力伝達手段46とが設けられて
いる。
【0049】第1アームセグメント34bの基端部に
は、第1回動軸51が下方に垂設固定されている。ま
た、第2アームセグメント33bの先端部には、第1回
動軸51を回動自在に軸受けする第1軸受け孔52が穿
設されている。また、第2アームセグメント33bの基
端部には、第2回動軸53が下方に垂設固定されてい
る。第3アームセグメント32bは、第2アームセグメ
ント33bと同じ長さ寸法に設定されており、その先端
部には、第2回動軸53を回動自在に軸受けする第2軸
受け孔54が穿設されている。また、第3アームセグメ
ント32bの基端部には、X軸駆動部D3の回転力が伝
達される第3回動軸55が、下方に向けて垂設固定され
ている。
【0050】動力伝達手段46は、第1回動軸51の下
端に固定された第1プーリ61と、第2軸受け孔54の
上面側において第2回動軸53に固定された第2プーリ
62と、第1プーリ61と第2プーリ62との間に掛架
された第1ベルト63と、第2回転軸53の下端に固定
された第3プーリ64と、第3アームセグメント32b
に固定されて第3回動軸55を遊嵌する第4プーリ65
と、第3プーリ64と第4プーリ65との間に掛架され
た第2ベルト66とを備えている。
【0051】ここで、第1プーリ61の径と第2プーリ
62の径とは2対1に設定され、また、第3プーリ64
の径と第4プーリ65の径とは1対2に設定されてい
る。また、第1回動軸51から第2回動軸53までの距
離と、第2回動軸53から第3回動軸55までの距離
は、同一の長さRに設定されている。
【0052】図8は、アーム31bの動作を概念的に説
明する図である。図7,図8により動作について説明す
ると、X軸駆動部D3が第3回動軸55を介して第3ア
ームセグメント32bを角度αだけ反時計回りに回動さ
せると、第3アームセグメント32bの先端部に軸受さ
れた第2回動軸53は、第2ベルト66及び第3プーリ
64を通じて第3回動軸55の2倍の角度β=2αだけ
時計回りに回動する。これによって、第2アームセグメ
ント33bの先端部に軸受けされた第1回動軸51は、
X軸方向に直進する。この際、第1回動軸51は、第2
プーリ62及び第1ベルト63を通じて回動角を制御さ
れている。ここで、第2アームセグメント33bを基準
とすると、第1回動軸51は、第2回動軸53の1/2
倍の角度γ=αだけ反時計回りに回動することになる
が、第2アームセグメント33b自体が回動しており、
結果的に、第1アームセグメント34bは、X軸駆動部
D3に対する姿勢を維持しながらX軸方向に直進する。
【0053】このように、この基板搬送装置TR2は、
アーム31aとアーム31bとを水平方向であるX軸に
沿って移動させる水平移動機構と、伸縮しつつ鉛直方向
であるZ軸に沿って移動させる伸縮昇降機構と、θ軸周
りに回転させる回転駆動機構とを備えており、これらの
機構によってアーム31a,31bは3次元的に移動す
ることができ、基板Wのエッジ付近を支持した状態で任
意の処理ユニットに搬送することが可能となっている。
【0054】<5.自動ティーチングの制御機構及び動
作>上記のような構成において、基板搬送装置TR2の
自動ティーチングを行う際には、図9に示すように、例
えば基板搬送装置TR2のアーム31bに治具200を
セットする。このセッティングにおいては、前述したよ
うに治具200には、その裏面にアーム31bの各先端
部31bb間に入り込んで各先端部31bbの内側と当
接する突出部が設けられているので、治具200が、ア
ーム31bに載せられたときには、治具200のアーム
31bに対する回転方向の位置が規制されて必然的に回
転方向の位置決めがなされる。このとき、治具200の
光コネクタ251がアーム31bの光コネクタに接合す
るようにセットされる。このときの光コネクタ251,
252の接合について説明する。
【0055】図10に示すように、治具200の光コネ
クタ251に設けられた突出部251aがアーム31b
に設けられた光コネクタ252を挟み込むようにして2
つの光コネクタを接合させる。このような構成とするこ
とにより、光コネクタの接続の際には、ラッチ機構等を
設けることなく、治具200側の光ファイバF1と基板
搬送装置TR2側の光ファイバF2との光軸を合わせる
ことができる。また、このような構造とすることによ
り、オペレータは、ティーチング処理を行う際に治具2
00をアーム31b上に載置するだけで良く、オペレー
タの負担を軽減することができる。
【0056】図11は、光コネクタ251,252が接
合した状態を示す図である。治具200側の光ファイバ
F1と基板搬送装置TR2側の光ファイバF2との光信
号の伝達の効率を高めるために、光コネクタ251,2
52には、所定のレンズ280,281が設けられてい
る。従って、光信号の治具200側と基板搬送装置TR
2側との光信号の伝達はレンズ280,281を介して
行われ、光コネクタ251,252の接合部における光
信号の損失が低減される。
【0057】このようにしてアーム31bに治具200
がセットされると、基板搬送装置TR2の内部に設けら
れたアンプ部AMPの投光部から射出される光信号は、
光ファイバF2により光コネクタ252に伝達され、レ
ンズ281,280を介して光コネクタ251に伝達さ
れる。そして、治具200側に伝達された光信号は、光
ファイバF1を経て光センサヘッド231又は241か
ら出射される。そして、所定の被検出部122に遮光さ
れなかった光信号は、光センサヘッド232又は242
に入射して光ファイバF1に導かれる。そして再び光コ
ネクタ251,252を介して基板搬送装置TR2側に
伝達され、アンプ部AMP内の受光部によって光信号が
電気信号に変換される。
【0058】ここで、自動ティーチングが行われる際の
制御機構について説明する。
【0059】図12は、ティーチング処理を行うための
制御機構を示すブロック図である。なお、図12には、
上述した治具200が、アーム31a又は31bに設置
されている場合のブロック図を示している。
【0060】図12に示すように、制御部100は、ア
ーム31a,31bとに対する駆動命令を出すCPU1
01と、予めプログラムが書き込まれたROM102
と、ユーザプログラムや位置情報等を格納するRAM1
03と、インタフェース104と、サーボ制御部105
とを備えている。そして、ROM102,RAM10
3,インタフェース104及びサーボ制御部105は全
てCPU101に接続されている。
【0061】インタフェース104には、基板搬送装置
TR2内部に設けられたアンプ部AMPが接続されてい
る。電源が投入されることにより投光部301より発生
した光信号は、光コネクタ252,251を介して治具
200側の光センサヘッド231,241に伝達され
る。また、光センサヘッド232,242で得られる光
信号は、光コネクタ251,252を介してアンプ部A
MPの受光部302に伝えられ、ここで電気信号に変換
される。そして、種々の信号処理等の後、インタフェー
ス104を介してCPU101に伝達される。
【0062】サーボ制御部105は、Z軸駆動部D1、
θ軸回転駆動部D2、X軸駆動部D3及びエンコーダE
1,E2,E3に接続されている。ここで、エンコーダ
E1はZ軸駆動部D1の駆動量を、エンコーダE2はθ
軸回転駆動部D2の駆動量を、エンコーダE3はX軸駆
動部D3の駆動量を、それぞれ検出するために設けられ
たものである。従って、各エンコーダE1,E2,E3
の出力をサーボ制御部105を介して得ることにより、
CPU101は、基板搬送装置TR1の動作した変位量
を検知することができ、これによって、CPU101は
各アームの位置情報を得ることができる。また、CPU
101は、サーボ制御部105に対してZ軸,θ軸,X
軸のそれぞれの駆動量を出力して基板搬送装置TR2の
駆動を制御することができる。従って、CPU101
は、光センサヘッドによって搬送位置に設けた被検出部
122を検出すべくアーム31b又は31bを移動させ
る移動制御手段として機能する。
【0063】また、CPU101には、オペレータに対
して情報を表示するための表示部111と、オペレータ
が処理コマンド等を入力するための操作入力部112と
が接続されている。
【0064】オペレータにより自動ティーチング処理の
実行が指定された際には、これらの制御機構が全体とし
て基板搬送装置TR2の搬送教示システムとして動作す
ることとなる。
【0065】そして、上述したように、図9に示すよう
に所定の処理ユニットの搬送位置に設けられた被検出部
122のエッジ位置をX軸,Y軸,Z軸について検出
し、そのエッジ位置に基づいて演算により正確な搬送位
置を求める。なお、基板搬送装置TR2は、Y軸につい
ての駆動手段を備えていないため、θ軸回転駆動部D2
をY軸についての駆動手段として機能させる。例えば、
アーム31bを+Y方向に移動させる場合は、θ軸回転
駆動部D2を+θ方向に移動させることとし、−Y方向
に移動させる場合は、θ軸回転駆動部D2を−θ方向に
移動させることとする。
【0066】図13に示すように、アーム31bに治具
200をセットした状態で+θ方向又は−θ方向に移動
させると、光センサヘッド231,232により被検出
部122の略Y方向についてのエッジ位置P1,P2を
検出することができる。また、+X方向又は−X方向に
移動させると、光センサヘッド241,242により被
検出部122のX方向についてのエッジ位置P1,P2
を検出することができる。さらに、+Z方向又は−Z方
向に移動させると、光センサヘッド231,232又は
241,242により被検出部122の上下方向のエッ
ジ位置P3,P4を検出することができる。これらのエ
ッジ位置についての位置情報から基準位置にアーム31
bをアクセスさせるための教示情報を求め、自動ティー
チングを完了する。
【0067】なお、被検出部122は基板搬送装置TR
2がアクセスする任意の処理ユニットに設けられるとし
て説明したが、搬送位置の中心となる位置に被検出部1
22が設けられるのであれば、どのような形態で設けら
れても良い。一例を挙げると、治具200と異なる基板
と略同形状の治具において、その治具の中心位置に被検
出部122を形成し、その治具を処理ユニットの基板の
チャック部にセットするようにしても良い。
【0068】以上説明したように、この実施の形態の治
具及び基板搬送装置の構成であると、被検出部122の
エッジ位置をX軸,Y軸,Z軸について自動的に検出す
ることが可能となり、得られたエッジ位置についての位
置情報より自動的に正確な搬送位置を設定することがで
きる。従って、オペレータの負担を低減するとともに、
正確かつ短時間で効率的に位置ズレを解消することが可
能となる。
【0069】また、上述のようなティーチング処理を行
う際も、アンプ部AMPは基板搬送装置TR2の内部に
設けられているので、治具200及びアーム31b又は
31aの重量を軽量化することができるため、ティーチ
ング処理時にアーム31b又は31aが撓むことがな
く、光センサヘッドは正確なエッジ検出を行うことがで
き、アンプ部を治具200又はアーム31b上に設ける
場合に比して、更に正確な搬送位置の教示を行うことが
できるという効果も生じさせる。
【0070】また、この実施の形態で示したように、ア
ンプ部を基板搬送装置TR2内部に設けることによっ
て、ホットプレート部等の高温状態においてティーチン
グ処理を行う場合に、治具200に設けられる光ファイ
バF1を耐熱仕様とすることで対処することができ、ア
ンプ部については高温状態となっているホットプレート
部等の内部に進入することがないので耐熱仕様とする必
要がないという利点もある。
【0071】さらに、基板処理装置においては、基板を
処理するために種々の薬液が使用されるが、たとえその
ような薬液のなかに引火性を示す薬液が使用されていた
としても、この実施の形態においては処理ユニットに進
入するアーム31b又は31aには光信号が伝達される
だけで電気信号は伝達されないため、スパーク放電等に
よって薬液に引火する危険性も皆無であるという効果を
ももたらしている。
【0072】<6.変形例>上記説明においては、基板
搬送装置TR2の自動ティーチングについて説明した
が、インデクサID内に設けられた基板搬送装置TR1
やインターフェイスIFに設けられた基板搬送装置につ
いても適用することができ、アンプ部を基板搬送装置内
部に設けることによって上記と同様の効果を得ることが
できる。
【0073】また上記説明においては、治具200の中
央に孔が形成され、その孔に遊挿される被検出部122
について位置情報を検出したが、このような検出態様に
限定するものではない。光センサヘッドを治具200の
本体部210よりも上方若しくは下方に所定の被検出部
122を検出することができる場合は、治具200の中
に孔を設ける必要はない。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、基板の搬送位置を教示する際に使用され
る治具が、アームで保持可能である本体部と、本体部に
設けられ、搬送位置に設けられた所定の被検出部を非接
触で検出する光センサヘッドと、本体部から延設されて
なり、光センサヘッドから伸びた光ファイバを案内する
ガイド部と、ガイド部に設けられ、光ファイバに接続さ
れた光コネクタとを備えため、オペレータの負担を低減
するとともに、正確かつ短時間で効率的に位置ズレを解
消する自動ティーチングが可能となるとともに、治具自
体の重量を軽量化することができ、より精度の高い自動
ティーチングを行うことができる。
【0075】請求項2に記載の発明によれば、基板搬送
装置が、アームに設けられた光コネクタと、光コネクタ
に対して第1の光信号を送る本体部に設けられた投光部
と、光コネクタからの第2の光信号を受光する本体部に
設けられた受光部と、光コネクタと投光部及び受光部と
の間で第1及び第2の光信号を伝達する光ファイバとを
備えるため、オペレータの負担を低減するとともに、正
確かつ短時間で効率的に位置ズレを解消する自動ティー
チングが可能となるとともに、アームの重量を軽量化す
ることができ、より精度の高い自動ティーチングを行う
ことができる。また、高温下においても自動ティーチン
グを容易に実現することができるとともに、引火性の危
険がないという特別な効果も生じる。
【0076】請求項3に記載の発明によれば、治具の光
コネクタを基板搬送装置の光コネクタと接続した状態
で、光センサヘッドによって搬送位置に設けた被検出部
を検出すべくアームを移動させることにより、光センサ
ヘッドによって検出された被検出部の位置情報から、搬
送位置についての教示情報を得るため、オペレータの負
担を低減するとともに、正確かつ短時間で効率的に位置
ズレを解消する自動ティーチングを可能とするととも
に、精度の高い自動ティーチングを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態における基板処理装置を
示す概略平面図である。
【図2】この発明の実施の形態における自動ティーチン
グの概念を説明する図である。
【図3】この発明の実施の形態における自動ティーチン
グの前提を説明する図である。
【図4】この発明の実施の形態における自動ティーチン
グ用の治具を示す平面図である。
【図5】この発明の実施の形態における基板搬送装置を
示す斜視図である。
【図6】この発明の実施の形態における基板搬送装置を
示す側面断面図である。
【図7】この発明の実施の形態における基板搬送装置の
アームの駆動構造を示す側方断面図である。
【図8】この発明の実施の形態における基板搬送装置の
アームの動作を概念的に説明する図である。
【図9】この発明の実施の形態における治具を基板搬送
装置のアームにセットした状態を示す図である。
【図10】この発明の実施の形態における治具の光コネ
クタとアームの光コネクタとを示す図である。
【図11】この発明の実施の形態における治具の光コネ
クタとアームの光コネクタとの接合状態を示す図であ
る。
【図12】この発明の実施の形態におけるティーチング
処理を行うための制御機構を示すブロック図である。
【図13】この発明の実施の形態における自動ティーチ
ングにおいて検出する位置情報について説明する図であ
る。
【符号の説明】
31a,31b アーム 100 制御部 101 CPU 122 被検出部 200 治具 210 本体部 220 ガイド部 231,232,241,242 光センサヘッド 251,252 光コネクタ 301 投光部 302 受光部 AMP アンプ部 F1,F2 光ファイバ W 基板
フロントページの続き (72)発明者 川松 康夫 京都市伏見区羽束師古川町322番地 大日 本スクリーン製造株式会社洛西事業所内 (72)発明者 橋本 康彦 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 佐野 正俊 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板をアームで保持した状態で搬送を行
    う基板搬送装置において、前記基板の搬送位置を教示す
    る際に使用される治具であって、 (a) 前記アームで保持可能である本体部と、 (b) 前記本体部に設けられ、前記搬送位置に設けられた
    所定の被検出部を非接触で検出する光センサヘッドと、 (c) 前記光センサヘッドから伸びた光ファイバを案内す
    るガイド部と、 (d) 前記ガイド部に設けられ、前記光ファイバに接続さ
    れた光コネクタと、を備えることを特徴とする基板搬送
    教示用の治具。
  2. 【請求項2】 装置本体部に設けられたアームで基板を
    保持し、当該基板を搬送する基板搬送装置であって、 (a) 前記アームに設けられた光コネクタと、 (b) 前記装置本体部に設けられ、前記光コネクタに対し
    て第1の光信号を送る投光部と、 (c) 前記装置本体部に設けられ、前記光コネクタからの
    第2の光信号を受光する受光部と、 (d) 前記光コネクタと前記投光部及び前記受光部との間
    で前記第1及び第2の光信号を伝達する光ファイバと、
    を備えることを特徴とする基板搬送装置。
  3. 【請求項3】 基板をアームで保持した状態で搬送を行
    う搬送装置について、前記基板の搬送位置を教示する搬
    送教示システムであって、 請求項2の基板搬送装置のアームに請求項1の治具の本
    体部を保持させるとともに前記治具の光コネクタを前記
    基板搬送装置の光コネクタと接続した状態で、前記光セ
    ンサヘッドによって搬送位置に設けた被検出部を検出す
    べく前記アームを移動させる移動制御手段と、 前記光センサヘッドによって検出された前記被検出部の
    位置情報から、前記搬送位置についての教示情報を得る
    教示情報取得手段と、 を備えることを特徴とする搬送教示システム。
JP35773197A 1997-12-25 1997-12-25 基板搬送教示用の治具、基板搬送装置、及び搬送教示システム Expired - Fee Related JP3869103B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35773197A JP3869103B2 (ja) 1997-12-25 1997-12-25 基板搬送教示用の治具、基板搬送装置、及び搬送教示システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35773197A JP3869103B2 (ja) 1997-12-25 1997-12-25 基板搬送教示用の治具、基板搬送装置、及び搬送教示システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11186360A true JPH11186360A (ja) 1999-07-09
JP3869103B2 JP3869103B2 (ja) 2007-01-17

Family

ID=18455638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35773197A Expired - Fee Related JP3869103B2 (ja) 1997-12-25 1997-12-25 基板搬送教示用の治具、基板搬送装置、及び搬送教示システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3869103B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1103354A1 (en) * 1999-11-29 2001-05-30 Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. Substrate transport apparatus and transport teaching system
JP2001210692A (ja) * 2000-01-26 2001-08-03 Ebara Corp ティーチングの方法
JP2002367888A (ja) * 2001-06-06 2002-12-20 Nikon Corp 露光装置、基板収納装置、デバイス製造システム
JP2005101027A (ja) * 2003-09-22 2005-04-14 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置
JP2006522476A (ja) * 2003-03-11 2006-09-28 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド ウェーハ担持ロボットを較正するためのビジョンシステムおよび方法
JP2006332543A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板搬送教示方法および基板搬送装置
US7246984B2 (en) 2003-03-31 2007-07-24 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho Method and apparatus for transferring an article to be processed and processing apparatus
US7424339B2 (en) 2004-03-15 2008-09-09 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Method and system for acquiring delivery position data of carrying apparatus
JP2009081267A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Tokyo Electron Ltd 基板搬送位置の位置合わせ方法、基板処理システムおよびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
US7547209B2 (en) 2004-03-25 2009-06-16 Tokyo Electron Limited Vertical heat treatment system and automatic teaching method for transfer mechanism
JP2017205822A (ja) * 2016-05-17 2017-11-24 ファナック株式会社 被加工物保持システム
WO2024004334A1 (ja) * 2022-06-30 2024-01-04 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置、搬送教示方法
WO2024089814A1 (ja) * 2022-10-26 2024-05-02 株式会社Fuji ロボットおよびロボットのカバー取付方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5347466B2 (ja) * 2008-12-09 2013-11-20 株式会社安川電機 教示治具によって教示する基板搬送用マニピュレータ

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6438449B2 (en) 1999-11-29 2002-08-20 Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. Substrate transport apparatus and transport teaching system
EP1103354A1 (en) * 1999-11-29 2001-05-30 Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. Substrate transport apparatus and transport teaching system
JP2001210692A (ja) * 2000-01-26 2001-08-03 Ebara Corp ティーチングの方法
JP2002367888A (ja) * 2001-06-06 2002-12-20 Nikon Corp 露光装置、基板収納装置、デバイス製造システム
JP4724954B2 (ja) * 2001-06-06 2011-07-13 株式会社ニコン 露光装置、デバイス製造システム
JP2006522476A (ja) * 2003-03-11 2006-09-28 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド ウェーハ担持ロボットを較正するためのビジョンシステムおよび方法
US7246984B2 (en) 2003-03-31 2007-07-24 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho Method and apparatus for transferring an article to be processed and processing apparatus
JP2005101027A (ja) * 2003-09-22 2005-04-14 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置
US7424339B2 (en) 2004-03-15 2008-09-09 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Method and system for acquiring delivery position data of carrying apparatus
US7547209B2 (en) 2004-03-25 2009-06-16 Tokyo Electron Limited Vertical heat treatment system and automatic teaching method for transfer mechanism
JP4652129B2 (ja) * 2005-05-30 2011-03-16 大日本スクリーン製造株式会社 基板搬送教示方法および基板搬送装置
JP2006332543A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板搬送教示方法および基板搬送装置
JP2009081267A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Tokyo Electron Ltd 基板搬送位置の位置合わせ方法、基板処理システムおよびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2017205822A (ja) * 2016-05-17 2017-11-24 ファナック株式会社 被加工物保持システム
WO2024004334A1 (ja) * 2022-06-30 2024-01-04 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置、搬送教示方法
WO2024089814A1 (ja) * 2022-10-26 2024-05-02 株式会社Fuji ロボットおよびロボットのカバー取付方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3869103B2 (ja) 2007-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3306398B2 (ja) 基板搬送装置および搬送教示システム
JPH11186360A (ja) 基板搬送教示用の治具、基板搬送装置、及び搬送教示システム
CN107530877B (zh) 机器人的示教方法及机器人
KR100592064B1 (ko) 다관절 로봇
JP6722677B2 (ja) 基板移載装置
JP7045484B2 (ja) 基板搬送ロボット及び自動教示方法
KR20180127388A (ko) 기판 반송 장치 및 기판 반송 로봇의 교시 방법
JP2018161729A (ja) 産業用ロボット
KR20130093021A (ko) 반송 장치
JP5347466B2 (ja) 教示治具によって教示する基板搬送用マニピュレータ
JP3905659B2 (ja) 動作検査システム
JP4649704B2 (ja) 形状測定機
JP3869098B2 (ja) 搬送装置、基板搬入搬出装置及び基板処理装置
KR20010107738A (ko) 캐리어 형상 측정기
KR20220137071A (ko) 기판 반송 장치 및 기판 위치 어긋남 측정 방법
TWI744956B (zh) 基板搬運裝置以及基板搬運裝置的手部的位置修正方法
WO2017221576A1 (ja) 搬送装置および搬送方法、ならびに検査システム
JP4279101B2 (ja) 搬送装置、基板処理装置、ジグ、及びティーチング方法
KR100269151B1 (ko) 피씨비 검사장치
JP3869097B2 (ja) アーム位置偏差測定装置、搬送装置及び基板処理装置
KR20190136927A (ko) 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
JPH10123193A (ja) 表示パネル基板の検査装置および検査方法
JP4098598B2 (ja) ウェハ搬送装置の教示用装置
JP6675580B2 (ja) 露光装置、フラットパネルディスプレイの製造方法、及びデバイス製造方法
KR20190110429A (ko) 패턴 묘화 장치 및 패턴 묘화 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060707

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060718

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20060915

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061010

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20061012

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees