JPH11186219A - ドライエッチング方法 - Google Patents

ドライエッチング方法

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JPH11186219A
JPH11186219A JP9347599A JP34759997A JPH11186219A JP H11186219 A JPH11186219 A JP H11186219A JP 9347599 A JP9347599 A JP 9347599A JP 34759997 A JP34759997 A JP 34759997A JP H11186219 A JPH11186219 A JP H11186219A
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JP
Japan
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dry etching
semiconductor wafer
wafer
present
inverted mesa
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Withdrawn
Application number
JP9347599A
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English (en)
Inventor
Masao Kobayashi
正男 小林
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 逆メサ構造のドライエッチングを容易に行う
ことができるドライエッチング方法を提供する。 【解決手段】 半導体ウエハ10の表面に対してイオン
(ラジカルを含む)17にイオン入射角θを持たせる。
次に、半導体ウエハ10に形成したいキャビティの中心
軸16を中心として、この半導体ウエハ10を公転させ
る。すると、逆メサ型の切れ込みを有するドライエッチ
ング面15を形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドライエッチング
方法に係り、特に、面発光型半導体レーザーの垂直方向
のキャビティの形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のドライエッチング装置と
しては、IEEE PHOTONICS TECHNO
LOGY LETTERS VOL8.NO.9.P1
121〜1123 SEPTEMBER 1996“R
oom Temperature……” K.Stre
ubel etc.に開示されるものがあり、垂直方向
のキャビティを、RIE装置等を用いて、ドライエッチ
ングにより形成するものであった。
【0003】図5はかかる従来の面発光型半導体レーザ
ーのドライエッチング方法の説明図である。この図にお
いて、1は半導体ウエハ、2はその半導体ウエハの活性
層、3はクラッド層、4はコンタクト層、5はエッチン
グマスク、6はドライエッチング面である。
【0004】この図に示すように、従来の面発光型半導
体レーザーのドライエッチング方法では、イオン7が、
半導体ウエハ1に垂直に入射することにより、エッチン
グマスク5と同等の大きさの円柱8を形成することがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のドライエッチング方法では、垂直方向の円柱の
径を大きくすると、レーザー発振ができなくなったり、
発振しても、発振閾値が高くなる等の問題が生じる。ま
た、垂直方向の円柱の径を小さくすると、コンタクト電
極形成の位置合わせが難しくなったり、コンタクト面積
が小さくなり、コンタクト抵抗が高くなるという問題点
があった。
【0006】本発明は、上記問題点を除去し、逆メサ構
造のドライエッチングを容易に行うことができるドライ
エッチング方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 〔1〕ドライエッチング方法において、イオン照射方向
に対して半導体ウエハを傾斜させるとともに公転させ、
エッチングマスクの下部が逆メサ構造になるようにドラ
イエッチング面を形成するようにしたものである。
【0008】〔2〕上記〔1〕記載のドライエッチング
方法において、前記逆メサ構造は面発光型半導体レーザ
ーの垂直方向のキャビティを形成するようにしたもので
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。図1は本発明の実施例を示す面発光
型半導体レーザーの垂直方向のキャビティを形成するた
めのドライエッチング方法の説明図である。この図にお
いて、10は半導体ウエハ、11はその半導体ウエハの
活性層、12はクラッド層、13はコンタクト層、14
はエッチングマスク、15は逆メサ型の切れ込みを有す
るドライエッチング面、16はキャピティの中心軸、1
7はイオンである。
【0010】この図に示すように、半導体ウエハ10の
表面に対してイオン(ラジカルを含む)17は、イオン
入射角θを持たせる。次に、半導体ウエハ10に形成し
たいキャビティの中心軸16を中心として、この半導体
ウエハ10を公転させる。すると、図1に示すように、
逆メサ型の切れ込みを有するドライエッチング面15を
形成することができる。
【0011】この点について、図2を参照しながら説明
する。図2は本発明の実施例を示す半導体ウエハのドラ
イエッチング方法の概略説明図である。 (1)まず、図2(a)に示すように、イオン入射方向
Aに対して、半導体ウエハ10を傾斜させて、イオン1
7を照射する(半導体ウエハに対するイオン入射角θと
する)。
【0012】(2)その状態で、図2(b)に示すよう
に、半導体ウエハ10に形成すべきキャビティの中心軸
16を中心として半導体ウエハ10を回転させる。 (3)すると、図2(c)に示すように、逆メサ型の切
れ込みを有するドライエッチング面15を形成すること
ができる。このように構成したので、イオン入射角θを
任意に変えることにより、ドライエッチング面15の角
度を変えることができる。
【0013】以下、本発明の実施例を示すドライエッチ
ング方法を、より詳細にそのドライエッチング装置とと
もに説明する。図3は本発明の実施例を示すドライエッ
チング装置の構成図である。この図において、21はサ
ンプル(ウエハ)ホルダ、22はサンプルホルダの傾斜
角度調整軸、23はその傾斜角度調整軸の駆動装置、2
4は傾斜角度調整軸22と同軸に配置されるサンプルホ
ルダ21の半導体ウエハの載置部分を公転させるための
公転用回転軸、25はその公転用回転軸の駆動装置、2
6はエッチングチャンバ、27は第1のガス導入口、2
8は第2のガス導入口、29はマイクロ波電源、30は
ECR室(プラズマ室をイオン源にしたもの)、31は
マグネット、32はイオン引出し電極、33は処理され
た半導体ウエハの取り出し装置である。
【0014】そこで、図1、図2、図3に示すように、
活性層を含む半導体層を結晶成長を行った半導体ウエハ
10に、ドライエッチングのマスク14となる、例えば
SiO2 膜を形成した後に、逆メサ型の切り込みを有す
るドライエッチング面15の形成角度に合わせて、サン
プルホルダ21の固定位置を決める。このことにより、
ECR室30から出射したイオン(ラジカルを含む)1
7は、サンプルホルダ21に垂直に入射するが、半導体
ウエハ10の角度が傾いているために、エッチングマス
ク14に逆メサ方向に入射する。
【0015】この時、サンプルホルダ21は、回転して
いるが、反対方向は順メサ方向に入射する〔図2(a)
参照〕が、次には逆メサ方向になるために、最終的に
は、エッチングマスク14に逆メサ構造が形成される。
この時、逆メサ底面の大きさは、エッチングマスク14
の大きさと、クラッド層12の厚み及びエッチング面1
5の角度により、任意に制御することができる。
【0016】ここで、半導体ウエハ10の傾斜角度と公
転を行う機構について、図4を参照しながら説明する。
まず、図4(a)に示すように、サンプルホルダ21に
半導体ウエハ10が載置される。そこで、図4(b)に
示すように、サンプルホルダ21の傾斜角度調整軸22
を回転させて、サンプルホルダ21の傾斜角度を調整す
る。
【0017】次に、図4(c)に示すように、サンプル
ホルダ21の傾斜角度調整軸22によるサンプルホルダ
21の傾斜角度(つまり、イオン入射角θ)の調整が終
了すると、イオン17を入射するとともに、図4(d)
に示すように、公転用回転軸24により、半導体ウエハ
10の載置部分を回転させて、全周にわたって逆メサ型
のドラインエッチング面を形成する。
【0018】このように構成したので、ECR室30で
励起されたイオン17が平行ビームとしてイオン引出し
電極32より出射される。この時、半導体ウエハ10
は、入射してくるイオン17の平行ビームより角度を傾
けて固定されていたるために、エッチングマスク14に
対して逆メサ方向にエッチングされる。このことによ
り、垂直方向のキャビティ実効径(クラッド層12の一
番狭い箇所)を小さくすることができ、かつ、コンタク
ト層13の径を大きくとることができる。よって、その
後のコンタクト電極の形成が容易になる。
【0019】また、光の出射面(クラッド層12の狭い
所の径で、コンタクト層13の面)も十分に大きく作製
することができる。また、キャビティ径を小さくするこ
とができるために、発振閾値電流を小さくすることがで
きるとともに、コンタクト電極面積が大きく取れるため
に、コンタクト抵抗も低減することができる。
【0020】なお、以上説明したように、平行ビームを
出射する装置において、ECR型RIBE装置を用いて
エッチング形成したが、ホローカソードタイプのRIB
E装置、IBAE(イオンビーム、アシスト、エッチン
グ)装置等を用いても同様に構成することができる。ま
た、本実施例の説明では、クラッド層の途中まで、エッ
チングをしたが、クラッド層全部または、活性層までエ
ッチングしても同様の効果が得られる。
【0021】さらに、イオン引出し電極を傾斜させる等
して、イオンの入射角度を傾斜させ、サンプルホルダは
公転させるだけの機構とするようにしてもよい。なお、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明
の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これらを本
発明の範囲から排除するものではない。
【0022】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、次のような効果を奏することができる。 (1)請求項1記載の発明によれば、逆メサ構造のドラ
イエッチングを容易に行うことができる。また、その逆
メサ構造の調整を簡便に行うことができる。
【0023】(2)請求項2記載の発明によれば、上記
(1)に加えて、コンタクト電極の形成が容易になると
ともに、光の出射面(クラッド層の狭い所の径で、コン
タクト層の面)も十分に大きく作製することができる。
また、キャビティ径を小さくすることができるために、
発振閾値電流を小さくすることができる。しかも、コン
タクト電極面積を大きく取れるために、コンタクト抵抗
も低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す面発光型半導体レーザー
の垂直方向のキャビティを形成するためのドライエッチ
ング方法の説明図である。
【図2】本発明の実施例を示す半導体ウエハのドライエ
ッチング方法の概略説明図である。
【図3】本発明の実施例を示すドライエッチング装置の
構成図である。
【図4】本発明の実施例を示すドライエッチング装置の
ウエハの傾斜及び公転機構の説明図である。
【図5】従来の面発光型半導体レーザーのドライエッチ
ング方法の説明図である。
【符号の説明】
10 半導体ウエハ 11 活性層 12 クラッド層 13 コンタクト層 14 エッチングマスク 15 逆メサ型の切れ込みを有するドライエッチング
面 16 キャビティの中心軸 17 イオン 21 サンプルホルダ 22 サンプルホルダの傾斜角度調整軸 23 傾斜角度調整軸の駆動装置 24 公転用回転軸 25 公転用回転軸の駆動装置 26 エッチングチャンバ 27 第1のガス導入口 28 第2のガス導入口 29 マイクロ波電源 30 ECR室 31 マグネット 32 イオン引出し電極 33 半導体ウエハの取り出し装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオン照射方向に対して半導体ウエハを
    傾斜させるとともに公転させ、エッチングマスクの下部
    が逆メサ構造になるようにドライエッチング面を形成す
    ることを特徴とするドライエッチング方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のドライエッチング方法に
    おいて、前記逆メサ構造は面発光型半導体レーザーの垂
    直方向のキャビティを形成することを特徴とするドライ
    エッチング方法。
JP9347599A 1997-12-17 1997-12-17 ドライエッチング方法 Withdrawn JPH11186219A (ja)

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JP9347599A JPH11186219A (ja) 1997-12-17 1997-12-17 ドライエッチング方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6705554B1 (ja) * 2018-08-20 2020-06-03 三菱電機株式会社 半導体レーザ装置の製造方法
JP2020107900A (ja) * 2018-08-20 2020-07-09 三菱電機株式会社 半導体レーザ装置の製造方法

Cited By (3)

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US11791610B2 (en) 2018-08-20 2023-10-17 Mitsubishi Electric Corporation Semiconductor laser device manufacturing method and semiconductor laser device

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